JPS61169191A - 製缶溶接電極線用銅線 - Google Patents
製缶溶接電極線用銅線Info
- Publication number
- JPS61169191A JPS61169191A JP974185A JP974185A JPS61169191A JP S61169191 A JPS61169191 A JP S61169191A JP 974185 A JP974185 A JP 974185A JP 974185 A JP974185 A JP 974185A JP S61169191 A JPS61169191 A JP S61169191A
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- JP
- Japan
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- wire
- copper
- welding electrode
- electrode wire
- ppm
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、食缶、飲料缶、油缶等の缶の製造時、製缶溶
接電極線として使用される銅線の材質に関するものであ
る。
接電極線として使用される銅線の材質に関するものであ
る。
(背景技術)
スリーピース缶(蓋、胴、底)の胴部を製作する方法と
して、第1図に示すような溶接による製缶法が用いられ
ている。第1図において(イ)図は側面図、(9図は溶
接部の横断面図である。図において、5は例えば錫引鋼
板等を缶形状にフォーミングした被溶接缶で、その接合
部6が溶接される。
して、第1図に示すような溶接による製缶法が用いられ
ている。第1図において(イ)図は側面図、(9図は溶
接部の横断面図である。図において、5は例えば錫引鋼
板等を缶形状にフォーミングした被溶接缶で、その接合
部6が溶接される。
■は電極線で、成形ロール2,2′により断面方形に成
形された後、」1下の電極輪3,3′およびガイドロー
ラ4に図のように掛は回され、電極輪3,3′から給電
すると、」1下の電極線1間で接合部6が抵抗溶接され
る。溶接を終った電極線1は左方に引き出され、チップ
状に切断されて回収される。
形された後、」1下の電極輪3,3′およびガイドロー
ラ4に図のように掛は回され、電極輪3,3′から給電
すると、」1下の電極線1間で接合部6が抵抗溶接され
る。溶接を終った電極線1は左方に引き出され、チップ
状に切断されて回収される。
上述の成形ロール2,2′による成形は、電極線1に適
度な強さと接触面積、バックテンションを得るために施
されるものである。
度な強さと接触面積、バックテンションを得るために施
されるものである。
しかしこの場合、良好な溶接を得るためには、電極輪3
,3′での電極線1の温度が瞬間的に約700℃まで」
1昇するため、軟化されて線が引き伸び、その伸びた分
はループを形成し、ガイドローラ4から外れて断線した
り、又は電極輪3′」二でスリップし、溶接不良となる
。又軟化が著しいと、バックテンションにより引張り切
れを起こす。又軟化のむらがあると、引伸量が変化し、
缶と次の缶の距離が大きくなったり、なくなったりし、
不良缶が発生する。
,3′での電極線1の温度が瞬間的に約700℃まで」
1昇するため、軟化されて線が引き伸び、その伸びた分
はループを形成し、ガイドローラ4から外れて断線した
り、又は電極輪3′」二でスリップし、溶接不良となる
。又軟化が著しいと、バックテンションにより引張り切
れを起こす。又軟化のむらがあると、引伸量が変化し、
缶と次の缶の距離が大きくなったり、なくなったりし、
不良缶が発生する。
電極線として従来軟銅線(例、1.6〜1.Ommφ)
が使用されていたが、」二連の引き伸びが大きく(例、
2〜4%)、不十分であり、特に高速用溶接機ではさら
に引き伸び、変形の小さい線が切望されていた。
が使用されていたが、」二連の引き伸びが大きく(例、
2〜4%)、不十分であり、特に高速用溶接機ではさら
に引き伸び、変形の小さい線が切望されていた。
(発明の開示)
本発明は上述の事情に鑑み成されたもので、耐軟化性と
電気、熱の伝導特性のバランスが良く、通電軟化等の調
質により容易に引き伸び、変形、接触面積の変動の少な
い製缶溶接電極線用銅線を提供せんとするものである。
電気、熱の伝導特性のバランスが良く、通電軟化等の調
質により容易に引き伸び、変形、接触面積の変動の少な
い製缶溶接電極線用銅線を提供せんとするものである。
本発明は、Sn 1O−150ppII1. Pb
3−20ppm。
3−20ppm。
Ag 5− GOppmおよびFe 3〜40ppmか
らなるグループより選ばれた1種以上の元素を合計で5
0〜350ppm含有し、残部本質的に銅から成ること
を特徴とする製缶溶接電極線用銅線である。
らなるグループより選ばれた1種以上の元素を合計で5
0〜350ppm含有し、残部本質的に銅から成ること
を特徴とする製缶溶接電極線用銅線である。
本発明電極線を使用する製缶機は第1図に示す構造に限
定されるものではない。
定されるものではない。
本発明において、Snは−に述の引き伸び、変形、接触
面積の変動の防止効果があり、SnfLlOppm未満
ではその効果少なく 、150ppmを越えると導電率
が低下する恐れがある。
面積の変動の防止効果があり、SnfLlOppm未満
ではその効果少なく 、150ppmを越えると導電率
が低下する恐れがある。
又pbも一]二連と同し効果があり、Pl)■3 pp
m未ンgではその効果少なく 、20ppmを越えると
熱間加工性を害する恐れがある。
m未ンgではその効果少なく 、20ppmを越えると
熱間加工性を害する恐れがある。
又AgはSn+ PI)、 Feの存在と相まって1−
述の効果を安定なものとする効果かあり、Agf+15
ppm未満ではその効果少なく 、[ioppmを越え
るとその効果は向−にするが、熱間加工性を害したり、
高価格となる恐れがある。
述の効果を安定なものとする効果かあり、Agf+15
ppm未満ではその効果少なく 、[ioppmを越え
るとその効果は向−にするが、熱間加工性を害したり、
高価格となる恐れがある。
又Feは耐軟化性の効果があり、3ppm未満ではその
効果少なく 、40ppmを越えると熱間加工性や導電
率を害する恐れがある。
効果少なく 、40ppmを越えると熱間加工性や導電
率を害する恐れがある。
本発明において、銅は無酸素銅、脱酸銅又はタフピッチ
銅のいずれでも良い。タフピッチ銅では酸素含有量20
0〜450ppmが好ましく 、200Pl)m未満で
は熱間加工性や導電率を害する恐れがあり、450pp
mを越えると表面平滑性を損なったり、表面欠陥を発生
する恐れがある。
銅のいずれでも良い。タフピッチ銅では酸素含有量20
0〜450ppmが好ましく 、200Pl)m未満で
は熱間加工性や導電率を害する恐れがあり、450pp
mを越えると表面平滑性を損なったり、表面欠陥を発生
する恐れがある。
又本発明において、前述のSn、 Pb+ Agおよび
Feからなるグループより選ばれた1種以上の元素の合
計量を50〜350ppmと規定したのは50ppm未
満では安定して引き伸び、変形、接触面積の変動の防止
効果を得N < 、350ppmを越えると熱間加工性
や導電率を阻害する恐れがある。
Feからなるグループより選ばれた1種以上の元素の合
計量を50〜350ppmと規定したのは50ppm未
満では安定して引き伸び、変形、接触面積の変動の防止
効果を得N < 、350ppmを越えると熱間加工性
や導電率を阻害する恐れがある。
なお、本発明において、通常銅中に含有される不可避的
な不純物、例えばS+ Nt、 As、 Sb+ Go
+AQ等を含何することは何ら差支えない。
な不純物、例えばS+ Nt、 As、 Sb+ Go
+AQ等を含何することは何ら差支えない。
(実施例)
表1に示す組成の銅合金より通常の製線法により1.3
8mmφの硬引線を作成した。
8mmφの硬引線を作成した。
本発明によるNa 1および従来のタフピッチ銅Nα5
の硬引線について、種々の温度に10分間加熱後冷却し
た線の引張強さおよび伸びを測定し、軟化曲線を画いた
結果は第2図に示す通りである。
の硬引線について、種々の温度に10分間加熱後冷却し
た線の引張強さおよび伸びを測定し、軟化曲線を画いた
結果は第2図に示す通りである。
第2図より、本発明によるNα1は、軟化温度がNα5
に比べ約30℃向」ニすることが分る。
に比べ約30℃向」ニすることが分る。
表1に示す組成の!、38mmφの硬引線を軟化して軟
銅線を作成した。
銅線を作成した。
これらの軟銅線について、製缶溶接電極線としての耐熱
性、表面品質、および第1図に示すよう耐熱性は加熱後
の引張試験により求めた。
性、表面品質、および第1図に示すよう耐熱性は加熱後
の引張試験により求めた。
溶接品質は■溶接部をひきはがす時の力、■エツチング
によるもれ検査、■溶接ナゲツトの状態(目視)、■ス
パッタの状態(目視)について調査した。
によるもれ検査、■溶接ナゲツトの状態(目視)、■ス
パッタの状態(目視)について調査した。
表 1
表1より、本発明による+4α1〜Nα4は、比較例、
従来例に比へ、いずれも耐熱性、表面品質が優れ、製缶
溶接電極線として使用した場合溶接性に優れていること
が分る。
従来例に比へ、いずれも耐熱性、表面品質が優れ、製缶
溶接電極線として使用した場合溶接性に優れていること
が分る。
従来例は耐熱性劣り、製缶溶接時ワイヤー伸ひ大きく、
断線が多い。
断線が多い。
断線回数は、従来例の1回/itに対し、本発明による
Nα1は1回150tてあった。
Nα1は1回150tてあった。
又溶接後のワイヤー伸びは、従来例の2〜4%に対し本
発明によるNu 1は1〜2%であった。
発明によるNu 1は1〜2%であった。
(発明の効果)
I−述のように構成された本発明の製缶溶接電極線用銅
線は次のような効果がある。
線は次のような効果がある。
(イ)銅中にSn 10−150ppm、 PI) 3
3−20pp、 Ag5−[ioppmおよびF e
3−40ppmからなるグループより選ばれた1種以1
ユの元素を合計で50〜3501111]m含有するか
ら、耐熱性が向」ニし、それにより製缶溶接特電極線が
軟化されず、引張強さが低下しないため、断線が減少す
るので、製缶の能率が向上する。
3−20pp、 Ag5−[ioppmおよびF e
3−40ppmからなるグループより選ばれた1種以1
ユの元素を合計で50〜3501111]m含有するか
ら、耐熱性が向」ニし、それにより製缶溶接特電極線が
軟化されず、引張強さが低下しないため、断線が減少す
るので、製缶の能率が向上する。
(ロ)耐熱姿が高いため、製缶溶接時、電極線が引き伸
び、変形を生ぜす、接合部の接触面積が変動しないので
、溶接不良が減少し、それによりコス]・が低減される
。
び、変形を生ぜす、接合部の接触面積が変動しないので
、溶接不良が減少し、それによりコス]・が低減される
。
(ハ)線か高導電性を有するため、製缶溶接時の電力消
費少なく、省電力が計れる。
費少なく、省電力が計れる。
である。
第2図は従来例および本発明の実施例の軟化曲線図であ
る。 ■・・・電極線、2,2′・・・成形ロール、3.3’
・・・電極輪、4・・・ガイドローラ、5・・・被溶接
缶、6・・・接合’(N 1体 (ぺ)
る。 ■・・・電極線、2,2′・・・成形ロール、3.3’
・・・電極輪、4・・・ガイドローラ、5・・・被溶接
缶、6・・・接合’(N 1体 (ぺ)
Claims (2)
- (1)Sn10〜150ppm、Pb3〜20ppm、
Ag5〜6ppmおよびFe3〜40ppmからなるグ
ループより選ばれた1種以上の元素を合計で50〜35
0ppm含有し、残部本質的に銅から成ることを特徴と
する製缶溶接電極線用銅線。 - (2)銅中に酸素200〜450ppm含有する特許請
求の範囲第1項記載の製缶溶接電極線用銅線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP974185A JPS61169191A (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | 製缶溶接電極線用銅線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP974185A JPS61169191A (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | 製缶溶接電極線用銅線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61169191A true JPS61169191A (ja) | 1986-07-30 |
Family
ID=11728733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP974185A Pending JPS61169191A (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | 製缶溶接電極線用銅線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61169191A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0866883A4 (en) * | 1996-02-09 | 1998-12-23 | Brush Wellman | C11004 ALLOY |
-
1985
- 1985-01-21 JP JP974185A patent/JPS61169191A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0866883A4 (en) * | 1996-02-09 | 1998-12-23 | Brush Wellman | C11004 ALLOY |
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