JPS61168584A - 不燃化粧板用基材,その製造方法及び装置 - Google Patents
不燃化粧板用基材,その製造方法及び装置Info
- Publication number
- JPS61168584A JPS61168584A JP699385A JP699385A JPS61168584A JP S61168584 A JPS61168584 A JP S61168584A JP 699385 A JP699385 A JP 699385A JP 699385 A JP699385 A JP 699385A JP S61168584 A JPS61168584 A JP S61168584A
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- Japan
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- base material
- treatment layer
- polishing
- resin
- decorative board
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の技術分野)
本発明は不燃化粧板用基材,その製造方法及び装置に関
する。
する。
(従来の技術とその問題点)
従来不燃化粧板の中の一種の硅酸カルシウム板を特に化
粧板の基材として用いるには、まず40〜180番のサ
ンドペーパーを基材面に当てて、注水しながら研摩加工
を施した後、1液性湿気硬化型ウレタン系シーラーを塗
布し含浸させ、その上部に直接高粘度の体質顔料が多く
含まれる紫外線硬化型目止め塗料を塗布して後研摩して
下地処理がなされており、この処理方法にて一応の成果
を収めてきたが、実際は注水研摩した場合、表面に樹脂
層の物理的な投錨効果が得にくいこと、又シーラー処理
後の表面に存在する微細な空隙は紫外線硬化型塗料の粘
度が高いために埋めにくいこと,シーラーの含浸度合に
より高粘度の紫外線硬化型塗料の密着性において、化学
的結合が一様に完着できないために、シーラ一層と紫外
線硬化型塗料(目止め層)の間で、界面剥離を起こすこ
とが多々.あり、このため施行時に養生テープ等による
剥離の問題が発生して大きなクレームの原因となる欠点
があった。
粧板の基材として用いるには、まず40〜180番のサ
ンドペーパーを基材面に当てて、注水しながら研摩加工
を施した後、1液性湿気硬化型ウレタン系シーラーを塗
布し含浸させ、その上部に直接高粘度の体質顔料が多く
含まれる紫外線硬化型目止め塗料を塗布して後研摩して
下地処理がなされており、この処理方法にて一応の成果
を収めてきたが、実際は注水研摩した場合、表面に樹脂
層の物理的な投錨効果が得にくいこと、又シーラー処理
後の表面に存在する微細な空隙は紫外線硬化型塗料の粘
度が高いために埋めにくいこと,シーラーの含浸度合に
より高粘度の紫外線硬化型塗料の密着性において、化学
的結合が一様に完着できないために、シーラ一層と紫外
線硬化型塗料(目止め層)の間で、界面剥離を起こすこ
とが多々.あり、このため施行時に養生テープ等による
剥離の問題が発生して大きなクレームの原因となる欠点
があった。
(発明の解決課題)
本発明は上記従来の欠点を解決した不燃化粧板用基材,
その下地処理方法及び装置を提供することを目的とする
。
その下地処理方法及び装置を提供することを目的とする
。
(問題を解決するための手段)
本発明は、硅酸カルシウム板等の不燃化粧板用基材の少
なくとも一面に、研磨後1液性湿気硬化型ウレタン樹脂
の含浸によりなる第1処理層と、該第1処理層上に設け
た有機溶剤を含有しない低粘度の紫外線硬化型樹脂塗料
の塗布による第2処理層と、該第2処理層上に設けた高
粘度の体質顔料を含み有機溶剤を含有しない紫外線硬化
型目止め塗料を塗布゛後研摩してなる第3処理層を設け
て複層化したもの、又その製造方法においては、先ず第
1処理層を形成するに当たり,基材の少なくとも一面を
,40〜180番のサンドペーパーにて均一な圧力によ
り接触加圧させながら研摩し、研摩により生じた均一で
比較的粗い加工面に、1液性湿気硬化型ウレタン樹脂の
溶液を含浸により充填してなり,次に第2処理層を形成
するに当たり,第1処理層に低粘度の紫外線硬化型樹脂
塗料を塗布後紫外線を照射して硬化させてなり、更に第
3処理層を形成するに当たり、第2処理層に高粘度の体
質顔料を含み有機溶剤を含有しない紫外線硬化型目止め
塗料を塗布後、紫外線を照射して硬化させ、表面を18
0〜500番のサンドペーパーにより研摩してなる一連
の基材の製造方法、及び基材を製造するに当たり使用す
る装置として、基材の少なくとも一面に、40〜180
番のサンドペーパーに空気圧あるいはゴム質の弾性材に
よる圧力により基板を圧着せしめて研削面を形成する研
削装置と、ウレタン樹脂等の樹脂材の含浸。
なくとも一面に、研磨後1液性湿気硬化型ウレタン樹脂
の含浸によりなる第1処理層と、該第1処理層上に設け
た有機溶剤を含有しない低粘度の紫外線硬化型樹脂塗料
の塗布による第2処理層と、該第2処理層上に設けた高
粘度の体質顔料を含み有機溶剤を含有しない紫外線硬化
型目止め塗料を塗布゛後研摩してなる第3処理層を設け
て複層化したもの、又その製造方法においては、先ず第
1処理層を形成するに当たり,基材の少なくとも一面を
,40〜180番のサンドペーパーにて均一な圧力によ
り接触加圧させながら研摩し、研摩により生じた均一で
比較的粗い加工面に、1液性湿気硬化型ウレタン樹脂の
溶液を含浸により充填してなり,次に第2処理層を形成
するに当たり,第1処理層に低粘度の紫外線硬化型樹脂
塗料を塗布後紫外線を照射して硬化させてなり、更に第
3処理層を形成するに当たり、第2処理層に高粘度の体
質顔料を含み有機溶剤を含有しない紫外線硬化型目止め
塗料を塗布後、紫外線を照射して硬化させ、表面を18
0〜500番のサンドペーパーにより研摩してなる一連
の基材の製造方法、及び基材を製造するに当たり使用す
る装置として、基材の少なくとも一面に、40〜180
番のサンドペーパーに空気圧あるいはゴム質の弾性材に
よる圧力により基板を圧着せしめて研削面を形成する研
削装置と、ウレタン樹脂等の樹脂材の含浸。
塗布装置と、樹脂材を硬化する紫外線照射装置及び研摩
の際生じる微粉末を処理する処理装置とにより構成する
ようにしたものである。
の際生じる微粉末を処理する処理装置とにより構成する
ようにしたものである。
(実施例)
第1図は、本発明の不燃化粧板用基材の一実施例を示す
基材の断面図であり、(1)は硅酸カルシウムからなる
基板であり、(2)は基板(1)の一方面に、研摩後1
液性湿気硬化型ウレタン樹脂のシーラーを30〜200
gr/rrr程度塗布して含浸させ、溶剤を飛散させて
固着してなる第1処理層であり、この層面ば粗い加工面
が顕われでいる.(3)は第1処理層(2)の微細な凹
凸面に溶剤を含まない低粘度の紫外線硬化型樹脂塗料を
塗布して凹みを埋めてなる第2処理層であり、(4)は
第2処理層に更に平滑性を得るための研摩効果を上げる
ために設けた第3処理層であり、体質顔料を含む高粘度
の紫外線硬化型目止め塗料を塗布後研摩してなるもので
、この研摩は40〜180番のサンドペーパーにより行
なうものである。なお近年、バイオテクノロジー、LS
I製造工程において、クリーンルームが必須要件であり
、これの内装用基材としても常電性防止のものが要求さ
れているが、第1処理層あるいは第2処理層として構成
される紫外線硬化型樹脂塗料中の体質顔料として、銀粉
、ニッケル粉、銅粉、銅銀複合粉、カーボンブラック等
の導電性素材を混入することによって、少なくとも1x
io−’〜9X10−’Ω・Gの体積固有抵抗値を有す
る処理層として、帯電防止あるいは電磁波シールドの目
的として有効となり、又、体質顔料には導電性を有する
金属粉。
基材の断面図であり、(1)は硅酸カルシウムからなる
基板であり、(2)は基板(1)の一方面に、研摩後1
液性湿気硬化型ウレタン樹脂のシーラーを30〜200
gr/rrr程度塗布して含浸させ、溶剤を飛散させて
固着してなる第1処理層であり、この層面ば粗い加工面
が顕われでいる.(3)は第1処理層(2)の微細な凹
凸面に溶剤を含まない低粘度の紫外線硬化型樹脂塗料を
塗布して凹みを埋めてなる第2処理層であり、(4)は
第2処理層に更に平滑性を得るための研摩効果を上げる
ために設けた第3処理層であり、体質顔料を含む高粘度
の紫外線硬化型目止め塗料を塗布後研摩してなるもので
、この研摩は40〜180番のサンドペーパーにより行
なうものである。なお近年、バイオテクノロジー、LS
I製造工程において、クリーンルームが必須要件であり
、これの内装用基材としても常電性防止のものが要求さ
れているが、第1処理層あるいは第2処理層として構成
される紫外線硬化型樹脂塗料中の体質顔料として、銀粉
、ニッケル粉、銅粉、銅銀複合粉、カーボンブラック等
の導電性素材を混入することによって、少なくとも1x
io−’〜9X10−’Ω・Gの体積固有抵抗値を有す
る処理層として、帯電防止あるいは電磁波シールドの目
的として有効となり、又、体質顔料には導電性を有する
金属粉。
カーボン粉等を顔料の一部として混入させることは容易
であり、紫外線を短時間照射するだけできわめて硬い膜
を形成できるもので、この導電性素材を含む体質顔料を
混入してなる紫外線硬化型樹脂塗料層と単独に積層する
ことも可能である。
であり、紫外線を短時間照射するだけできわめて硬い膜
を形成できるもので、この導電性素材を含む体質顔料を
混入してなる紫外線硬化型樹脂塗料層と単独に積層する
ことも可能である。
以上が不燃化粧板用基材の実施例であるが1次にその製
造方法及び装置について説明すると、まず基板(1)に
第1処理層(2)を形成する際に。
造方法及び装置について説明すると、まず基板(1)に
第1処理層(2)を形成する際に。
第2図に示すようなローラー(6)、(7)、(8)に
より支承され無端に設けてなるサンドペーパーベルト(
9)と、サンドペーパーベルト(9)の一部に内設して
、固定部(10)に取り付けた弾性材(11)及びサン
ドペーパーベルト(9)に近接して設けてなる摺動台(
12)からなる研削装置(5)を用いてなる6まず基板
(1)を摺動台(12)上に載せ、矢印A方向へ移動さ
せるが、このとき、サンドペーパーベルト(9)の一部
は弾性材(11)により押されて基板(1)に圧着し研
削する。このサンドペーパーベルト(9)は40〜18
0番のものとする。なおサンドペーパーベルト(9)の
圧着一本例の弾性材によるものに限らず空気圧、油圧等
の手段の他、同様の作用をするものであれば機械的電気
的に限定されない。
より支承され無端に設けてなるサンドペーパーベルト(
9)と、サンドペーパーベルト(9)の一部に内設して
、固定部(10)に取り付けた弾性材(11)及びサン
ドペーパーベルト(9)に近接して設けてなる摺動台(
12)からなる研削装置(5)を用いてなる6まず基板
(1)を摺動台(12)上に載せ、矢印A方向へ移動さ
せるが、このとき、サンドペーパーベルト(9)の一部
は弾性材(11)により押されて基板(1)に圧着し研
削する。このサンドペーパーベルト(9)は40〜18
0番のものとする。なおサンドペーパーベルト(9)の
圧着一本例の弾性材によるものに限らず空気圧、油圧等
の手段の他、同様の作用をするものであれば機械的電気
的に限定されない。
以上の研摩により微細な空隙あるいは凹部が生じるが、
このようにして得られた基板(1)の研削面を固化する
ために、1液性湿気硬化型ウレタンシ一ラー80gr/
n(相当量を周知の塗布装置であるロールコータ−(図
示せず)により塗布し、シーラーを含浸して第1処理層
を形成した後、第1処理層の粗い表面を平滑にすると共
に表面の微細な空隙にしみ込ませて基材に投錨効果を得
る目的で、溶剤を含まない低粘度の紫外線硬化型樹脂塗
料であるポリエステルアクリレート樹脂を塗布装置であ
る周知のリバースコーター(図示せず)により1−当た
り110grすり込みながら塗布し、紫外線照射装置で
ある801/>以上の高出力紫外線ランプを10〜15
秒間照射させ、空隙に含浸した樹脂を硬化させ強固な基
材への付着性をもって第2処理層を得る。次に第2処理
層面の平滑性を得るために、体質顔料を多く含有する紫
外線硬化型ポリエステル系樹脂(目止め剤)をリバース
コーターにて80gr/rrr相当塗布し301/am
の出力をもつ紫外線ランプで約30秒間照射する。その
後320番のサンドペーパーで研摩して不燃化粧板用基
材が得られるが、この研摩により発生する微粉末は、多
少の静電気の発生のための基材に付着するが、この微粉
末を除去するために、第3図に示す処理装置を用いる。
このようにして得られた基板(1)の研削面を固化する
ために、1液性湿気硬化型ウレタンシ一ラー80gr/
n(相当量を周知の塗布装置であるロールコータ−(図
示せず)により塗布し、シーラーを含浸して第1処理層
を形成した後、第1処理層の粗い表面を平滑にすると共
に表面の微細な空隙にしみ込ませて基材に投錨効果を得
る目的で、溶剤を含まない低粘度の紫外線硬化型樹脂塗
料であるポリエステルアクリレート樹脂を塗布装置であ
る周知のリバースコーター(図示せず)により1−当た
り110grすり込みながら塗布し、紫外線照射装置で
ある801/>以上の高出力紫外線ランプを10〜15
秒間照射させ、空隙に含浸した樹脂を硬化させ強固な基
材への付着性をもって第2処理層を得る。次に第2処理
層面の平滑性を得るために、体質顔料を多く含有する紫
外線硬化型ポリエステル系樹脂(目止め剤)をリバース
コーターにて80gr/rrr相当塗布し301/am
の出力をもつ紫外線ランプで約30秒間照射する。その
後320番のサンドペーパーで研摩して不燃化粧板用基
材が得られるが、この研摩により発生する微粉末は、多
少の静電気の発生のための基材に付着するが、この微粉
末を除去するために、第3図に示す処理装置を用いる。
(13)は処理装置であり、(14)はイオン発生器で
あって、高圧を発生する電極(15)、(15)’と1
発生したイオンを圧送するためのファン(16)及び基
材(17)にイオンを衝撃的に吹き付けるための回転ダ
ンパー(18)よりなるイオン吹き付け手段と、排風ダ
クト(19)と、排風促進のための排風ファン(20)
からなる排風手段とからなり、又(21)は摺動台であ
り基材(17)を摺動して移動させる。処理装置は以上
のように構成されるが、次にその作用について説明する
と、吸気穴(23)より吸気した大気に電極(15)、
(15) ’間で100OV以上の高電圧をかけてイオ
ン(22)を発生させると、イオン(22)は空気中に
浮遊しファン(16)の回転により回転ダンパー(18
)の方へ圧送され、回転ダンパー(18)により圧送さ
れたイオン(22)を衝撃的に基材(17)上に吹き付
ける。基材(17)上には、帯電した微粉末(24)が
付着しているが、この微粉末はイオン(22)によって
電荷が中和され、かつ衝撃的な風圧により基材(17)
上より飛散し、排風ファン(20)により屋外へ排出さ
れ、基材(17)の表面は極めて滑らかな表面として構
成できるものである。
あって、高圧を発生する電極(15)、(15)’と1
発生したイオンを圧送するためのファン(16)及び基
材(17)にイオンを衝撃的に吹き付けるための回転ダ
ンパー(18)よりなるイオン吹き付け手段と、排風ダ
クト(19)と、排風促進のための排風ファン(20)
からなる排風手段とからなり、又(21)は摺動台であ
り基材(17)を摺動して移動させる。処理装置は以上
のように構成されるが、次にその作用について説明する
と、吸気穴(23)より吸気した大気に電極(15)、
(15) ’間で100OV以上の高電圧をかけてイオ
ン(22)を発生させると、イオン(22)は空気中に
浮遊しファン(16)の回転により回転ダンパー(18
)の方へ圧送され、回転ダンパー(18)により圧送さ
れたイオン(22)を衝撃的に基材(17)上に吹き付
ける。基材(17)上には、帯電した微粉末(24)が
付着しているが、この微粉末はイオン(22)によって
電荷が中和され、かつ衝撃的な風圧により基材(17)
上より飛散し、排風ファン(20)により屋外へ排出さ
れ、基材(17)の表面は極めて滑らかな表面として構
成できるものである。
(発明の効果)
本発明の不燃化粧板用基材は上記のように研摩後1液性
湿気硬化型ウレタン樹脂の含浸によりなる第1処理層と
、有機溶剤を含有しない紫外線硬化型樹脂塗料の塗布に
よる第2処理層と、高粘度の体質顔料を含み有機溶剤を
含有しない紫外線硬化型目止め塗料を塗布後研摩してな
る第3処理層の3層構造の下地処理を不燃化粧板用基板
に施した構成としたため、研摩による微細な空隙を充填
し得て滑らかな研摩面が得られ、又低粘度の紫外線硬化
型塗料層とできるので、層間の密着性が高まり、施行時
の養生テープ使用等による層面の剥離を防止できる。又
その製造方法においては、第1処理層の形成において4
0〜180番のサンドペーパーにて、研摩ののち得られ
た比較的粗い加工面に、1液性湿気硬化型ウレタン樹脂
を含浸して形成した第1処理層に、低粘度の紫外線硬化
型樹脂塗料を塗布後、紫外線の照射により硬化させて第
2処理層とし、更に高粘度の紫外線硬化型目止め塗料を
塗布後、紫外線を照射して硬化させ、更に表面を180
〜500番のサンドペーパーにて研摩してなる3つの工
程による製造方法であるので、シーラー含浸後に低粘度
の樹脂の処理層の形成を図れることとなり、この結果樹
脂層の基板への物理的投錨効果が得られるので、いわゆ
るシーラ一層と目止め層間の界面剥離を防げるとともに
、その製造装置において、第3処理層形成時に基材の表
面に付着する樹脂の微粉末を効果的に除去し得るので、
平滑な表面をもつ不燃化粧板用基材の製造を能率的に★
施できるものである。
湿気硬化型ウレタン樹脂の含浸によりなる第1処理層と
、有機溶剤を含有しない紫外線硬化型樹脂塗料の塗布に
よる第2処理層と、高粘度の体質顔料を含み有機溶剤を
含有しない紫外線硬化型目止め塗料を塗布後研摩してな
る第3処理層の3層構造の下地処理を不燃化粧板用基板
に施した構成としたため、研摩による微細な空隙を充填
し得て滑らかな研摩面が得られ、又低粘度の紫外線硬化
型塗料層とできるので、層間の密着性が高まり、施行時
の養生テープ使用等による層面の剥離を防止できる。又
その製造方法においては、第1処理層の形成において4
0〜180番のサンドペーパーにて、研摩ののち得られ
た比較的粗い加工面に、1液性湿気硬化型ウレタン樹脂
を含浸して形成した第1処理層に、低粘度の紫外線硬化
型樹脂塗料を塗布後、紫外線の照射により硬化させて第
2処理層とし、更に高粘度の紫外線硬化型目止め塗料を
塗布後、紫外線を照射して硬化させ、更に表面を180
〜500番のサンドペーパーにて研摩してなる3つの工
程による製造方法であるので、シーラー含浸後に低粘度
の樹脂の処理層の形成を図れることとなり、この結果樹
脂層の基板への物理的投錨効果が得られるので、いわゆ
るシーラ一層と目止め層間の界面剥離を防げるとともに
、その製造装置において、第3処理層形成時に基材の表
面に付着する樹脂の微粉末を効果的に除去し得るので、
平滑な表面をもつ不燃化粧板用基材の製造を能率的に★
施できるものである。
第1図は、本発明の不燃化粧板用基材の一実施例を示す
基材の断面図であり、 第2図は、本発明の製造装置における研削装置の一実施
態様を示す概略縦断面図であ 第3図は、本発明の製造装置における処理装置の一実施
態様を示す概略縦断面図であ る。 (1)・・・基板 (2)・・・第1処理層(3)・・
・第2処理層 (4)・・・第3処理層(5)・・・研
削装置 (13)・・・処理装置(14)・・・イオン
発生器 (17)・・・基材(18)・・・回転ダンパ
ー (19)・・・排風ダクト(20)・・・排風ファ
ン (22)・・・イオン特 許 出 願 人
基材の断面図であり、 第2図は、本発明の製造装置における研削装置の一実施
態様を示す概略縦断面図であ 第3図は、本発明の製造装置における処理装置の一実施
態様を示す概略縦断面図であ る。 (1)・・・基板 (2)・・・第1処理層(3)・・
・第2処理層 (4)・・・第3処理層(5)・・・研
削装置 (13)・・・処理装置(14)・・・イオン
発生器 (17)・・・基材(18)・・・回転ダンパ
ー (19)・・・排風ダクト(20)・・・排風ファ
ン (22)・・・イオン特 許 出 願 人
Claims (5)
- (1)、硅酸カルシウム板等の不燃化粧板用基材の少な
くとも一面に、研摩後1液性湿気硬化型ウレタン樹脂の
含浸によりなる第1処理層と、該第1処理層上に設けた
有機溶剤を含有しない低粘度の紫外線硬化型樹脂塗料の
塗布による第2処理層と、該第2処理層上に設けた高粘
度の体質顔料を含み有機溶剤を含有しない紫外線硬化型
目止め塗料を塗布後研摩してなる第3処理層によりなる
下地処理層が形成されていることを特徴とする不燃化粧
板用基材。 - (2)、紫外線硬化型樹脂塗料には、体質顔料として、
銀粉、ニッケル粉、銅粉、銅銀複合粉、カーボンブラッ
ク等の導電性素材が混入されていることを特徴とする上
記特許請求の範囲第(1)項記載の不燃化粧板用基材。 - (3)、硅酸カルシウム板等の不燃化粧板用基材の少な
くとも一面を、40〜180番のサンドペーパーにて、
均一な圧力により接触加圧させながら研摩し、研摩によ
り生じた均一で比較的粗い加工面に、1液性湿気硬化型
ウレタン樹脂の溶液の含浸により充填して第1処理層を
形成する工程と、第1処理層に低粘度の紫外線硬化型樹
脂塗料を塗布後紫外線を照射して硬化させ第2処理層を
形成する工程と、第2処理層に高粘度の体質顔料を含み
有機溶剤を含有しない紫外線硬化型目止め塗料を塗布後
紫外線を照射して硬化させ、更に表面を180〜500
番のサンドペーパーにより研摩して第3処理層を形成す
る工程の3つの工程によって基材の製造を行なうことを
特徴とする不燃化粧板用基材の製造方法。 - (4)、硅酸カルシウム板等の不燃化粧板用基材の少な
くとも一面に、40〜180番のサンドペーパーに空気
圧あるいはゴム質の弾性材等による圧力により素材を圧
着せしめて研削面を成形する研削装置と、ウレタン樹脂
等の樹脂材の含浸、塗布装置と、樹脂材を硬化する紫外
線照射装置及び研摩の際生じる微粉末を処理する処理装
置より構成してなる不燃化粧板用基材の製造装置。 - (5)、処理装置が、基材にイオン発生器により発生さ
せたイオンを衝撃的に吹き付けるイオン吹き付け手段と
、吹き付けにより中和されたイオンを含む空気流を排出
する排出手段より構成されていることを特徴とする上記
特許請求の範囲第(4)項記載の不燃化粧板用基材の製
造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP699385A JPS61168584A (ja) | 1985-01-17 | 1985-01-17 | 不燃化粧板用基材,その製造方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP699385A JPS61168584A (ja) | 1985-01-17 | 1985-01-17 | 不燃化粧板用基材,その製造方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61168584A true JPS61168584A (ja) | 1986-07-30 |
Family
ID=11653654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP699385A Pending JPS61168584A (ja) | 1985-01-17 | 1985-01-17 | 不燃化粧板用基材,その製造方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61168584A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000354823A (ja) * | 1999-06-18 | 2000-12-26 | Sanyu Paint Kk | 合成樹脂塗料の塗装方法 |
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