JPS61168126A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS61168126A
JPS61168126A JP796285A JP796285A JPS61168126A JP S61168126 A JPS61168126 A JP S61168126A JP 796285 A JP796285 A JP 796285A JP 796285 A JP796285 A JP 796285A JP S61168126 A JPS61168126 A JP S61168126A
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JP
Japan
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magnetic
coercive force
output
upper layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP796285A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Fukiage
吹上 悟
Takanobu Masuyama
増山 隆信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この発明は磁気テープ、磁気ディスク、磁気カードなど
の磁気記録媒体に関する。
〔従来の技術] 近年、磁気テープなどの磁気記録媒体の品質向上に伴い
、高周波領域および低周波領域の出力をともに増大させ
るために、上層部を高保磁力として下層部を低保磁力と
した二層あるいは多層構造の磁性層を備えたものが出現
している(文献不詳)。
すなわちこの種磁気記録媒体は、高保磁力である磁性層
上層部によって高周波領域の出力を高め、低保磁力であ
る同下層部によって低周波領域の出力を高めようとした
ものである。
〔発明が解決しようとする問題点] ところが、上記従来の二層および多層構造の磁性層を備
えた磁気記録媒体は、低入力レベルにおいては全周波数
領域にわたって高出力が得られる反面、高入力レベルに
おいては前記上層に相当する保磁力を有する単一磁性層
を備えたものよりも高周波領域での出力が低くなるとい
う欠点があった。
したがって、この発明は、上記欠点を解消すること、つ
まり全周波数領域にわたって高出力が得られ、かつ高入
力レベルにおいても出力の歪みが少ない磁気記録媒体を
提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段] この発明者らは、上記目的において鋭意検討を重ねた結
果、磁性層を三層構造とし、その保磁力が中間層〉上層
〉下層でかつ特定範囲となるように設定することにより
、全周波数領域にわたり高出力が得られ、かつ高入力レ
ベルにおいても高周波領域での出力低下が抑制されるこ
とを見い出しこの発明をなすに至った。
すなわちこの発明は、ベース上に三層構造の磁性層が形
成され、この磁性層の上層の保磁力が560〜760エ
ルステッドの範囲であり、中間層の保磁力が上層の保磁
力の11〜20倍で、かつ上層の保磁力が下層の保磁力
の11〜1.6倍である磁気記録媒体に係る。
〔発明の構成・作用〕
この発明の磁気記録媒体において、三層構造である磁性
層の上層を560〜760エルステッド(Oe)の保磁
力とし、これを基準に中間層および下層の保磁力範囲を
定めているのは、一般に磁気記録用として使用されるレ
コーダのバイポジションに対応させるためである。すな
わち上層の保磁力を上記範囲外として中間層および下層
の保磁力を前記規定範囲内とした場合は上記ポジション
に適合せず、とくに保磁力が大き過ぎると聴感における
高波長域の出力が高くなり過ぎて好ましくない0 この発明において三層構造である磁性層の中間層は、そ
の保磁力が上層の1.1〜2.0倍、とくに好適には1
.3〜18倍とすることが必要である。
すなわち、このような三層構造において中間層の保磁力
を上層の保磁力より大きくすることにより高周波領域に
おける出力が向上することが認められている。しかしな
がら上記保磁力比が1.1倍より小さくなると、磁性層
が実質的に上下二層構造に近くなって既述の如く高入力
レベルでの高周波領域における出力低下を招く。また逆
に上記保磁力比が2.0倍より大きくなると、中および
低周波領域の出力が悪くなるため好ましくない。
さらにこの発明では磁性層の上層の保磁力を下層の保磁
力の11〜1.6倍、とくに好適には1.15〜15倍
とすることが必要である。すなわち、このような三層構
造において上層の保磁力を下層の保磁力よりも大きくす
ることにより、低周波領域における出力が向上すること
が認められている。
ただし上記保磁力比が11倍より小さくなると上記効果
が不充分となり、また逆に1.6倍より太き(なると中
だるみ現象つまり中周波領域での出力低下を招くので好
ましくない。
このように磁性層の各層の保磁力を前記範囲に設定する
には、各層に磁気記録素子として含有させる磁性粉とし
て保磁力の異なるものを用いたり、磁性粉密度を変化さ
せることなどにより、容易に行える。ただし、保磁力の
高い中間層もしくはこれと上層には場合により磁性金属
薄膜を用いても差し支えない。
上記各層に使用する磁性粉としては、Fe3O4、T−
p e 203 、これらの中間的酸化物、CrO2、
Co含有Fe50イCo含有T−Fe203などの酸化
物磁性粉、Fe1Co1Niおよびこれらの合金などの
金属磁性粉があり、これらの中から単独使用もしくは併
用により前記各層に規定される範囲の保磁力を与えるも
のを選択すればよい。また磁性金属薄膜としては、Fe
、Co1Ni、これらの合金あるいはこれらと他の金属
との合金のほか、Fe、 Co、 Niの窒化物、酸化
物、ホウ化物などがある。
この発明において三層構造の磁性層を形成する手段とし
ては、磁性粉および結合剤を含む各農用の磁性塗料を調
製し、これらをポリエステルフィルムなどのベース上1
9順次塗布、乾燥すればよい。
また中間層もしくはこれと上層を金属磁性薄膜にて形成
する場合は、上記の如(して先に形成した下位層上に常
法に準じて蒸着すればよい。
なお、上記結合剤としては、塩化ビニル−酢酸ビニル系
共重合体、繊維素系樹脂、ポリビニルブチラール、ポリ
ウレタン、ポリイソシアネート化合物など、従来より磁
性層の結合剤として知られるものを種々使用できる。ま
た上記磁性塗料中には、分散剤、潤滑剤、研磨剤、充填
剤、帯電防止剤などの種々の添加剤を必要に応じて適宜
配合することができる。
一方、磁性層の各層の厚みは、磁性粉を使用する場合に
おいて、上層および中間層ではそれぞれ1.0〜2.5
p程度、下層では1.0〜3.5p程度で、各層の合計
厚みが3.5〜6μとなるようにすればよい。また、中
間層もしくはこれと上層を磁性金属薄膜で形成する場合
は、各層の合計厚みが3〜6声となるように中間層およ
び上層の厚みを適宜設定すればよい。
[発明の効果] この発明に係る磁気記録媒体は、各層の保磁力比が特定
範囲である三層構造の磁性層を備えるものであるから、
高中低域の全周波数領域において高出力となる優れた周
波数特性を示すとともに、高入力レベルにおける高周波
領域での出力低下が抑制されて良好な入出力特性を発揮
するものである。
〔実施例〕
次に、この発明を実施例および比較例に基づいて具体的
に説明する。なお、以下において部とあるのは重量部を
意味する。
実施例1 〈下層用磁性塗料〉 Co含有T−Fe203磁性粉     83部(保磁
力5670e、飽和磁化77 emu/y)し  シ 
 チ   ン                  1
部メチルイソブチルケトン       50部ト  
 ル   エ   ン               
    50部〈中間層用磁性塗料〉 ポリウレタン(下層用と同じ)     7部ポリイソ
シアネート化合物(下層用と同じ)   3部し  シ
  チ   ン                  
1部メチルイソブチルケトン       50部ト 
  ル   エ   ン              
    50部〈上層用磁性塗料〉 Co含有T−Fe、、03磁性粉      80部(
保磁力6800e、飽和磁化77emu/y)塩化ビニ
ル−酢酸ビニル−ビニルアルコール   10部共重合
体(下層用と同じ) ポリウレタン(下層用と同じ)      7部ポリイ
ソシアネート化合物(下層用と同じ)   3部し  
 シ  チ   ン                
   1部メチルイソブチルケトン      50部
ト   ル   エ   ン            
       50部上記各組成からなる下層用、中間
層用、上層用の磁性塗料をそれぞれボールミル中での混
合分散により調製した。次に厚さ12/”のポリエステ
ルフィルムからなるベース上に下層用塗料を乾燥後の厚
さが2.5μとなるように塗布、乾燥したのち、この表
面に中間層用塗料を乾燥後゛の厚さが1.5pnとなる
ように塗布、乾燥し、さらにこの表面に上層用塗料を乾
燥後の厚さが1.5pとなるように塗布、乾燥し、三層
構造の磁性層を形成した。そののち常法にしたがって鏡
面仕上げし、所定幅に裁断して磁気テープを作製した。
実施例2 下層用磁性粉として保磁力4860e1飽和磁化77e
mu/j;!のCo含有T−Fe203磁性粉83部を
用い、かつ中間層用磁性粉として保磁力9520e 1
飽和磁化77emu/7のCo含有T−Fe、’Q3磁
性粉83部を用いた以外は、実施例1と同様にして磁気
テープを作製した。
比較例1 下層用磁性粉として保磁力4000e、飽和磁化77 
emu/9のCO含有T−Fe203磁性粉83部を用
い、かつ中間層用磁性粉として保磁カフ 480e。
飽和磁化77 emu/7のCo含有T−Fe203磁
性粉83部を用いた以外は、実施例1と同様にして磁気
テープを作製した。
比較例2 下層用磁性粉として保磁力6800e、飽和磁化77 
emu/9のCo含有T−Fe203磁性粉83部を用
い、かつ中間層用磁性粉として保磁力1,4960e、
飽和磁化77 emu/7のCo含含有−F e 20
3磁性粉83部を用いた以外は、実施例1と同様にして
磁気テープを作製した。
比較例3 下層用磁性粉として保磁力4860e、飽和磁化77 
emu/fのCo含有T−Fe203磁性粉83部を用
い、かつ中間層用磁性粉として保磁力6800e。
飽和磁化77 emu/7のCo含有T−Fe、03磁
性粉83部を用いた以外は、実施例1と同様にして磁気
テープを作製した。
比較例4 下層用磁性粉として保磁力4000e1飽和磁化77 
emu/filのCo含有T−Fe2o、磁性粉83部
を用い、かつ中間層用磁性粉として保磁力5440e1
飽和磁化77 emu/yのCo含有T−Fe20.、
磁性粉83部を用いた以外は、実施例1と同様にして磁
気テープを作製した。
以上の実施例および比較例にて得られた磁気テープにつ
いて、周波数特性を測定した結果を第1図に、高周波領
域(10KHz)における入出力特性を第2図に、それ
ぞれ示す。なお、両図中の各曲線は下表のとおり実施例
および比較例の磁気テープに対応している。
一方、上記各磁気テープにおける磁性層各層の保磁力に
ついて、別途に各層に対応した単独層からなる磁性層を
設けた磁気テープを作製し、その保磁力を測定すること
により求めた。この結果に基づく上層の保磁力、中間層
/上層の保磁力比、上層/下層の保磁力比を下表に示す
第1図および第2図の結果から、各磁気テープについて
次の点が明らかである。すなわち、この発明に係る実施
例1および2の磁気テープ(曲線aI r Q2 )は
、全周波数領域にわたって安定した高出力を示し、かつ
高周波領域における高入力レベルでの出力も高く、周波
数特性および入出力特性がともに優れることが判る。
これに対し、比較例1の磁気テープ(曲線b)は、磁性
層の上層/下層の保磁力比が大き過ぎるため、周波数特
性において高低画周波領域の出力は高いが中間の周波数
領域での出力が低下するいわゆる中だるみ現象を生じて
おり、かつ高周波領域における高入力レベルでの出力低
下も大きい。
また比較例2の磁気テープ(曲線C)は、中間層/上層
の保磁力比が大き過ぎるとともに上層/下層の保磁力比
が小さ過ぎ、前者に起因する中低周波領域での感度低下
と後者に起因する低周波領域での感度低下が相加的に作
用し、周波数が低くなるほど大きな出力低下をきたす傾
向が認められる。
さらに比較例3の磁気テープ(曲線d)は、周波数特性
については良好であるが、中間層と上層の保磁力が等し
いことから実質的に二層構造の磁性層となり、既述した
従来のものと同様に高周波領域における高入力レベルで
の出力低下が非常に大きい。一方、比較例4の磁気テー
プ(曲線e)は、中間層/上層の保磁力比が逆転して小
さく、また上層/下層の保磁力比が大き過ぎ、磁性層全
体として上層部はど高保磁力となっているものであり、
上層/下層の保磁力比が大き過ぎることによる中だるみ
現象が中間層の存在により緩和されているが、高周波領
域の高入力レベルでの出力低下が大きすぎる欠点がある
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例および比較例で得られた磁気
テープの周波数特性図、第2図は上記各磁気テープの高
周波領域(10KHz)における入出力特性図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ベース上に三層構造の磁性層が形成され、この磁
    性層の上層の保磁力が560〜760エルステッドの範
    囲であり、中間層の保磁力が上層の保磁力の1.1〜2
    .0倍で、かつ上層の保磁力が下層の保磁力の1.1〜
    1.6倍である磁気記録媒体。
JP796285A 1985-01-18 1985-01-18 磁気記録媒体 Pending JPS61168126A (ja)

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JP796285A JPS61168126A (ja) 1985-01-18 1985-01-18 磁気記録媒体

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JPS61168126A true JPS61168126A (ja) 1986-07-29

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