JPS61167758A - 車輌用自動変速機の変速制御方法 - Google Patents

車輌用自動変速機の変速制御方法

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JPS61167758A
JPS61167758A JP60007066A JP706685A JPS61167758A JP S61167758 A JPS61167758 A JP S61167758A JP 60007066 A JP60007066 A JP 60007066A JP 706685 A JP706685 A JP 706685A JP S61167758 A JPS61167758 A JP S61167758A
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JP
Japan
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gear
pattern
transmission
range
shift
Prior art date
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Pending
Application number
JP60007066A
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English (en)
Inventor
Yukio Hamano
浜野 行男
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車等の車輌に用いられる自動変速機の変速
制御方法に係る。
従来の技術 自動車等の車輌に用いられる自動変速機は、一般に、流
体式トルクコンバータと複数個の変速段の間に切換ねる
歯車式の変速装置とを有し、機関出力と車速とに応じて
予め定められた変速制御特性、即ち変速パターンに従っ
て前記変速装置の変速段を自動的に切換制御するように
なっている。
自動変速機の変速点は動力性能と燃料経済性とを考慮し
て決定されているが、変速点が一義的に定められて一つ
の変速パターンにのみ従って変速段の切換えが行われる
と、時としてより高い動力性能が求められる場合には不
満が感じられ、またこれとは反対により一層燃料経済性
を重視して変速パターンが設定されたとしても実用上の
動力性能に何ら実質的な支障を来たすことがない運転状
態もしばしば生じる。
上述の如き問題に鑑みて互いに異なった複数個の変速パ
ターンを有し、変速パターンが複数個の変速パターンよ
り運転者の意志に応じて選択設定されることを特徴とす
る変速制御装置或いは方法が特公昭47−36284号
、特開昭57−184755号の公報に示されている。
発明が解決しようとする問題点 特公昭47−36284号公報或いは特開昭57−18
4755号公報に示されている如き変速制御装置或いは
方法は選択された変速パターンに応じて変速点を変更す
るだけであり、これは一応所期の目的を達成するが、充
分なものではない。
新しい車輌用自動変速機として、機関出力と車速とに応
じて予め定められた変速制御特性に従って変速装置の少
くとも三つの全ての変速段の間で変速制御を行う第一の
変速パターンと機関出力と車速とに応じて予め定められ
た変速制御特性に従って前記変速装置の少くとも三つの
変速段のうちの少くとも一つの中間変速段を含まない変
速段の闇で変速制御を行う第二の変速パターンとを有し
、この二つの変速パターンより選択されたいずれか一方
の変速パターンに従って変速制御を行う車輌用自動変速
機が特願昭59−176299号に於て示されている。
特願昭59−176299号に示されている車輌用自動
変速機は、変速段数が切換ねる型式の車輌用自動変速機
であり、本発明はこの型式の車輌用自動変速機を用いて
動力性能と燃料経済性との観点から適切な変速制御を行
う変速制御方法を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 本発明による車輌用自動変速機の変速制御方法は、燃料
経済性を重視して11関出力と車速とに応じて予め定め
られた変速制御特性に従って変速装置の少くとも三つの
全ての変速段の間で変速制御を行う第一の変速パターン
と、動力性能を重視して機関出力と車速とに応じて予め
定められた変速制御特性に従って前記変速装置の少くと
も三つの変速段のうちの少くとも一つの中間変速段を含
まない変速段の間で変速制御を行う第二の変速パターン
とを有し、出力走行パターンと経済走行パターンとのい
ずれか一方に変速パターンを選択設定され、出力走行パ
ターンが設定されている時には前記第二の変速パターン
に従って変速制御を行い、経済走行パターンが設定され
ている時には前記第一の変速パターンに従って変速制御
を行うことを特徴としている。
本発明の車輌用自動変速機の変速制御方法の実施に用い
られる変速装置は、二つの変速段の間に切換ねる第一の
変速装置と、少くとも二つの変速段の闇に切換わる第二
の変速装置との直列組合せ装置により構成され、変速パ
ターンが前記第一の変速パターンである時には前記第二
の変速装置の少くとも二つのN個の変速段に於て各々前
記第一の変速装置を二つの変速段の間に切換えて少くと
も四つの変速段の間に変速制御を行い、変速パターンが
前記第二の変速パターンである時には前記第二の変速装
置の(N−1)個の変速段に於て前記第一の変速装置を
二つの変速段の間に切換えて前記少くとも四つの変速段
のうちの少くとも一つの中間変速段を含まない少くとも
三つの変速段の間に変速制御を行うようになっている。
発明の作用及び効果 本発明による変速制御方法によれば、出力走行パターン
が選ばれている時には、経済走行バターンが選ばれてい
る時に比して動力性能を重視した変速制御が行われ、こ
れに対し経済走行パターンが選ばれている時には、出力
走行パターンが選ばれている時に比して燃料経済性を重
視した変速制御が行われる。
実施例 以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳細
に説明する。
第1図は本発明による制御方法を適用される車輌用自動
変速機の構成を解図的に示している。自動変速Illは
、ポンプ羽根車3とタービン羽根車4とステータ羽根車
5と直結クラッチ6とを有する三要素一段二相型の一般
的な直結クラッチ付流体式トルクコンバータ2と、補助
変速装置としての歯車変速装置7とを有し、流体式トル
クコンバータ2の入力部材であるポンプ羽根車3は内燃
機tmiooの出力軸101に駆動連結され、流体式ト
ルクコンバータ2の出力部材であるタービン羽根車4は
歯車変速装置7の入力軸9に駆動連結され、歯車変速装
置7の出力軸8は車輌の図示されていない駆動車輪に差
動歯車装置を経て駆動連結されている。
歯車変速装置7は副歯車変速装置10と主歯車変速装置
f11とを互いに直列に有している。
副歯車変速装置10は、従来の第4速型自動変速機に於
けるオーバドライブ用歯車変速装置であり、サンギア1
2と、サンギア12と同芯に設けられたリングギア13
と、サンギア12とリングギア13との間にあって該両
者に噛合したプラネタリビニオン14と、プラネタリピ
ニオン14を回転可能に支持したキャリア15と、サン
ギア12に対するキャリア15の左回転を阻止するワン
ウェイクラッチ(Fo)16と、サンギア12とキャリ
ア15とを選択的に連結する。Dクラッチ(Go ) 
17と、サンギア12をトランスミッションケースに対
し選択的に固定するODブレーキ(Bo)18とを含ん
でおり、キャリア15を入力軸9に駆動連結され、OD
クラッチ17とOD     。
ブレーキ18との選択的な係合によって二つの変速段の
間に切換えられるようになっている。
主歯車変速装置11は、中間軸19によって互いに連結
されたフロントサンギア20及びリアサンギア21と、
フロントサンギア20と同心に設けられたフロントリン
グギア22と、リアサンギア21と同心に設けられたリ
アリングギア23と、フロントサンギア20とフロント
リングギア22との間にあって該両者に噛合したフロン
トプラネタリピニオン24と、リアサンギア21とリア
リングギア23との間にあって該両者に噛合したリアプ
ラネタリビニオン25と、フロントプラネタリピニオン
24を回転可能に支持したフロントキャリア26と、リ
アプラネタリビニオン25を回転可能に支持したリアキ
ャリア27と、主歯車変速@置11の前進走行用入力部
材であるフロントリングギア22を副歯車変速装置10
の出力部材であるリングギア13に選択的にトルク伝達
関係に接続するフォワードクラッチ(C+)28と、中
間軸19とリングギア13とを選択的にトルク伝達関係
に接続するダイレクトクラッチ(C2)29と、中間軸
19をトランスミッションケースに対し選択的に固定す
るシフト用ブレーキ(B+ )30と、リアキャリア2
7をトランスミッションケースに対し選択的に固定する
もう一つのシフト用ブレーキ(Bp)31と、リアキャ
リア27の左回転をロックするワンウェイクラッチ(F
+ >32とを有しており、フロントキャリア26及び
リアリングギア23を出力軸8に駆動連結され、前記複
数個のクラッチと前記複数個のブレーキとが所定の組合
せにて保合及び解放されることにより前進三段と後進一
段の複数個の変速段の間に切換えられるようになってい
る。
歯車変速装置7は副歯車変速装W110と主歯車変速装
置11の複数個のクラッチと複数個のブレーキとが次に
示された表に従って係合及び解放されることにより副歯
車変速装置10と主歯車変速装置11との共働作用によ
ってオーバドライブ段を含む前進三段と侵進一段の複数
個の変速段を選択的−に達成する。
第−速     □x□x X XΔΔD 第二速  
   □xxxx□Δ×し 第三速     0×0O
xX×Δン 第四速     000xXXXΔシ五速
%IJ     QQxxxQxx第−速     o
xoxxxΔΔ S 第二速     0xxxOOΔx鴨、   三’
      0XOOXXXΔL 第−速     □
x□x□xΔΔ%、  第二速OX X X OOΔ×
この表に於て、0印は当該クラッチ或いはブレーキが係
合されていることを示し、X印は当該クラッチまたはブ
レーキが解放されていることを示し、Δ印は当該ワンウ
ェイクラッチが内燃機関側より駆動車輪を駆動するエン
ジンドライブ時には係合(ロック)され、駆動車輪側よ
り内燃機関が駆動されるエンジンブレーキ時には解放(
フリー)されることを示している。
尚、Lレンジに於ては、第二速段へのアップシフトは行
われず、第二速段より第一速段へのダウンシフトのみが
行われる。
副歯車変速装@10は、ODブレーキ18が解放されて
00クラツチ17が係合してサンギア12とキャリア1
5とが接続されている時には直結段を達成し、これに対
しODクラッチ17が解放されてODブレーキ18が係
合してサンギア12がトランスミッションケースに対し
固定されている時には増速段を達成する。副歯車変速装
置10は上述の表からも明らかな如く、フォワードクラ
ッチ28とダイレクトクラッチ29とが共に係合して主
歯車変速装置11の変速段が最高速変速段(直結段)で
ある時とフォワードクラッチ28が係合して主歯車変速
装置11の変速段が最低速変速段(第一速段)である時
に直結段との増速段との間に切換えられ、主歯車変速装
置11の変速段が第二速段及び第三速段である時には前
記直結段に固定され、これにより第五速段であるオーバ
ドライブ段に加えて主歯車変速装置11の最低速変速段
とそれよりもう一つ高速側の変速段(従来の第二速段)
との間にもう一つの変速段が成立し、これによって全体
として前進五段が成立するようになる。
主6Il串変速装置11の最低速変速段の変速比を2.
826、中間変速段の変速比を1.532)最高速変速
段の変速比を1.000とし、副歯車変速装置10の増
速段の変速比を0.705とした場合、前記第二速段の
変速比は1.992となる。
流体式トルクコンバータ2に組込まれた直結クラッチ6
と副歯車変速装W110と主歯車変速装置1のクラッチ
17.28.29と、ブレーキ18.30.31は各々
油圧サーボ装置により駆動されて選択的に係合作動する
油圧作動式のものであり、前記油圧サーボ装置に対する
油圧の給排を制御する油圧制御装置と該油圧制御装置の
油路の切換を指示するマイクロコンピュータを含んだ電
子制御装置による制御によって各マニュアルシフトレン
ジ毎に車速とスロットル開度とに応じて予め定められた
変速パターンに従って前記クラッチと前記ブレーキの係
合と解放が上述の如き組合せにて行われることにより歯
車変速装置7の変速段が切換設定され、また直結クラッ
チ6の係合と解放が行われる。
第2図は本発明による制御方法の実施に使用される車輌
用自動変速機の制御装置の一つの実施例を示している。
第2図に於て、40は油圧制御装置を、60は電子制御
装置を各々示している。
油圧制御@w40は、流体式トルクコンバータ2のポン
プ羽根車3に駆動連結された内燃機関100により駆動
されるオイルポンプ41と、オイルポンプ41より油圧
を供給され、デユーティ比制御によって内燃機関100
の出力状態に応じて定められたライン油圧を発生するラ
イン油圧用ソレノイド弁42と、マニュアルシフトレバ
−43によって手動操作されマニュアルシフトレンジを
設定するマニュアルシフト弁44と、直結クラッチ6の
保合と解放を行う直結クラッチ制御弁45及び直結クラ
ッチ制御弁45の切換を制御する直結クラッチ用ソレノ
イド弁46と、副歯車変速装置10のODクラッチ17
とODブレーキ18の何れか一方に選択的に油圧を供給
して副歯車変速@1110の変速段を切換える副変速機
用変速弁47及び副変速機用変速弁47の切換制御を行
う副変速機用ソレノイド弁48と、主歯車変速装置11
のファーストクラッチ28とダイレクトクラッチ29と
シフト用ブレーキ30及び31に対する油圧の給排を制
御する第一変速弁49及び第二変速弁50と、第一変速
弁49及び第二変速弁60の切換制御を行う主変速装置
用ソレノイド弁51とを含んでいる。
副変速機用変速弁47は、スプール弁により構成され、
その制御ボートに所定の制御油圧を供給されているか否
かにより切換わるようになっており、その制御ボートに
対する前記制御油圧の供給が副変速装置用ソレノイド弁
48によりオン−オフ式に行われるようになっている。
例えばソレノイド弁48に通電が行われている時には副
変速機用変速弁47の前記tIIJ御ボートに前記制御
油圧が供給されて該変速弁が増速段達成位置に切換ねり
、これにより副歯車変速装置10の変速段が増速段にな
り、これに対しソレノイド弁48に通電が行われていな
い時には副変速機用制御弁47の前記制御ボートの前記
制御油圧が排出され該変速弁が直結段達成位胃に切換わ
り、この時には副歯車変速装置110が直結段を達成す
るようになっている。
第一変速弁49と第二変速弁50は各々制御ボートに供
給される制御油圧の高さに応じて各々個別に切換わるよ
う構成されており、例えば第一の変速弁49はその制御
ボートに第一の所定値P1の制御油圧を供給されている
か否かによって切換わり、第二変速弁50はその制御ボ
ートに前記第一の所定値P+より高い第二の所定値P2
の制till     +油圧が供給されてるか否かに
よって切換わるようになフている。主変速装置用ソレノ
イド弁51はデユーティ比制御によって第一変速弁49
及び第二変速弁50の制御ボートに供給する制御油圧を
発生するものであり、該ソレノイド弁は、第一の値R1
によるデユーティ比のパルス信号によって駆動されてい
る時には第一の所定値P+の油圧を発生し、第二の値R
2のデユーティ比のパルス信号によって駆動される時に
は前記第二の所定値P2の油圧を発生するようになって
いる。
尚、上述の如き変速弁及びその制御装置は実願昭55−
26596号(実公昭58−38186号)及び特願昭
55−107260号(特開昭56−24246号)に
於て既に提案されており、このことについてより詳細な
説明が必要であるならば、これら出願の公報を参照され
たい。
電子制御装置60は、直結クラッチ用ソレノイド弁46
と副変速機用ソレノイド弁48にオン−オフ信号を出力
し、ライン油圧用ソレノイド弁42と主変速機用ソレノ
イド弁51とに所定のデユーティ比のパルス信号を出力
するようになっており、それらの制御は、スロットル開
度センサ61より与えられる内燃111Q1100のス
ロットル開度に関する情報と、車速センサ62より与え
られる車速に関する情報と、パターンセレクトスイッチ
63より与えられる選択パターンに関する情報と、シフ
トポジションセンサ64より与えられるマニュアルシフ
トレンジに関する情報と、高度センサ65より与えられ
る走行高度に関する情報と、ブレーキスイッチ66より
与えられる車輌走行制動用ブレーキの作動状態に関する
情報と、水濡センサ67より内燃機関100の冷却水温
度に関する情報と、充放電収支検出手段68よりバッテ
リの充放電収支に関する情報と、図には示されていない
内燃機関運転制御用の制御装置より与えられる部分気筒
運転判別信号とに応じて第3図に示されている如きフロ
ーチャートに従って行われるようになっている。
尚、スロットルIP111はlll比出力代表する情報
として用いられ、これはアクセルペダルの踏込量、l1
11I出力軸のトルクであっても良い。また冷却水温度
は機関のI!1機状態を示す情報として用いられ、これ
は機関潤滑油温、トランスミッションlli!Im油瀉
であっても良い。
次に第3図に示されたフローチャート及び第4図乃至第
8図に示された変速パターンのグラフを参照して本発明
による車輌用自動変速機の制御方法の実施要領の一例に
ついて説明する。尚、第4図乃至第8図に示された変速
パターンに於て、実線は各変速段に於けるアップシフト
ラインを、破線は各変速段に於けるダウンシフトライン
を、一点鎖線は各変速段に於て直結クラッチが係合され
る係合ラインを、二点鎖線は各変速段に於て直結クラッ
チが解放される解放ラインを各々示している。
第3図に示されたフローチャートのルーチンは所定時間
毎或いは所定クランク角毎に繰返し実行されるものであ
り、最初のステップ1に於ては、各種センサ及びスイッ
チより制御情報を入力することが行われる。ステップ1
の次のステップ2へ進む。
ステップ2に於ては、マニュアルシフトレンジが[レン
ジであるか否かの判別が行われる。しレンジである時に
はステップ3へ進み、これに対ししレンジでない時にス
テップ4へ進む。
ステップ、3に於ては、第4図に示されている如きLレ
ンジパターンが選択される。尚、しレンジに於ては、直
結クラッチ6が係合せず、直結クラッチ6は解放状態を
保たれる。ステップ3の次はステップ20へ進む。
ステップ4に於ては、マニュアルシフトレンジがSレン
ジであるか否かの判別が行われる。Sレンジである時に
ステップ5へ進み、これに対しSレンジでない時にはス
テップ8へ進む。
ステップ5に於ては、パターンセレクトスイッチ63に
より設定された変速パターンが出力走行パターンである
か否かの判別が行われる。出力走行パターンである時に
はステップ6へ進み、これに対し出力走行パターンでな
い時、即ち経済走行パターンである時にはステップ7へ
進む。
ステップ6に於ては、第5図に示されている如きSレン
ジPパターン(出力走行パターン)の選択が行われる。
SレンジPパターンは動力性能を重視した変速パターン
であり、この変速パターンに於ては、第二速段は達成さ
れず第一速段と第三速段との二つの変速段の間で変速段
の切換が行われ、また第三速段に於てのみ直結クラッチ
6の係合が行われる。このパターンに於ける直結クラッ
チ6の係合車速は流体式トルクコンバータ2のトルク増
幅域を殆んど含まないよう比較的高い車速に設定され、
このことによってもSレンジPパターンに於ては、高い
動力性能が得られる。
ステップ7に於ては、第6図に示されている如きSレン
ジEパターン(経済走行パターン)が選択される。この
SレンジEパターンは燃料経済性を重視した変速パター
ンであり、この変速パターンに於ては、第一速段と第二
速段と第三速段との間で変速段の切換が行われ、また第
三速段に於てのみ直結クラッチ6の係合が行われる。S
レンジEパターンに於ける1→2シフトアツプ線はSレ
ンジPパターンに於ける1→3シフトアツプ線より低車
速側にあり、SレンジEパターンに於ては、SレンジP
パターンに於ける第一速段領域の高速側部分が第二速段
となっている。これによりSレンジEパターンに於ては
、SレンジPパターンに比して燃料経済性が向上する。
このSレンジEパターンに於ける直結クラッチ6の係合
車速はSレンジPパターン時に比して流体式トルクコン
バータ2のトルク増幅域を多く含むべく比較的低い車速
に設定されている。これ(よりSレンジEパターンに於
ては、SレンジPパターンに比して早目に直結クラッチ
6が係合し、このことによっても燃料経済性が向上する
ステップ8に於ては、マニュアルシフトレンジがDレン
ジであるか否かの判別が行われる。Dレンジである場合
にはステップ9へ進み、これに対しDレンジでない時に
はステップ17へ進む。
ステップ9に於ては、パターンセレクトスイッチ63に
より選択された変速パターンが出力走行パターンである
か否かの判別が行われる。出力走行パターンである場合
にはステップ10へ進み、これに対し出力走行パターン
でない時、即ち綬済走行パターンである時にはステップ
11へ進む。
ステップ10に於ては、第7図に示されている如きDレ
ンジPパターン(出力走行パターン)が選択される。D
レンジPパターンは動力性能を重視した変速パターンで
あり、この変速パターンに於ては、第二速段は達成され
ず、第一速段と第三速段と第四速段と第五速段との四つ
の変速段の間に変速段の切換が行われ、前進四段による
変速が行われる。またDレンジPパターンに於ては、第
三速段と第四速段と第五速段の各々に於て直結クラッチ
6の係合が行われる。このパターンに於ける直結クラッ
チ6の各変速段に於ける係合車速は流体式トルクコンバ
ータ2のトルク増幅域を殆んど含まないよう比較的高い
車速に設定され、このことによってもDレンジPパター
ンに於ては、SレンジPパターンと同様に高い動力性能
が得られる。
ステップ11に於ては、機関出力を代表するスロットル
開度の時間変化率Δθ/Δtが所定値Aより大きいか否
かの判別が行われる。Δθ/Δt≧Aである時、即ち急
加速時にはステップ1oへ進み、これに対しΔθ/Δt
≧八でない時にはステップ12へ進む。即ち、経済走行
パターンが選択されていてもスロットル開度の時間変化
率が所定値以上である急加速時には優れた動力性能が得
られるようにDレンジPパターンが選択される。
ステップ12に於ては、走行^aHが所定値Hsetよ
り^いか否かの判別が行われる。H≧Hsetである時
、即ち高地走行時にはステップ1oへ進み、これに対し
H2S setでない時にはステップ13へ進む。即ち
、高地走行時には空気の希薄化に伴って機関出力が低下
するので、この場合には経済走行パターンが選択されて
いても機関出力の低下を補償すべくDレンジに於ける出
力走行パターンであるDレンジPパターンが選択される
ステップ13に於ては、内燃機関が部分気筒運転されて
いるか否かの判別が行われる。内燃機関が部分気筒運転
されている時にはステップ1oヘ     5進み、こ
れに対し内燃機関が部分気筒運転されていない時、即ち
全気筒運転されている時にはステップ14へ進む。即ち
、経済走行パターンが選択されていても全気筒運転時に
してlllll11出力が低下する部分気筒運転時には
その機関出力の低下を補償すべくDレンジに於ける出力
走行パターンであるDレンジPパターンが選択される。
ステップ14に於ては、冷却水湯度Tが所定値Tset
より小さいか否かの判別が行われる。T≦TSetであ
る時、即ち機関冷間時にはステップ10へ進み、これに
対しT≦TSetでない時、即ち#機完了後に於てはス
テップ15へ進む。即ち、機関冷間時には経済走行パタ
ーンが選択されていても機関の暖機促進のためにDレン
ジPパターンが選択される。
ステップ15に於ては、バッテリの充放電収支Wが所定
値Wsetより小さいか否かの判別が行われる。W≦W
Setである時、即ちバッテリの充放電収支が悪化して
いる時にはステップ1oへ進み、W≦W setでない
時にはステップ16へ進む。即ち、バッテリの充放電収
支が悪化している時には経済走行パターンが選択されて
いても内燃機関100により駆動される発電機の発電量
を増大すべくDレンジPパターンが選択される。
ステップ16に於ては、Dレンジに於ける経済走行パタ
ーンである第8図に示されている如きDレンジEパター
ンが選択される。このDレンジEパターンに於ては、第
一速段と第二速段と第三速段と第四速段と第五速段の全
ての変速段の間で変速段の切換が行われ、前進石段によ
る変速制御が行われる。またDレンジEパターンに於て
は、第三速段と第四速段と第五速段の各々に於て直結ク
ラッチ6の係合が行われる。DレンジEパターンは燃料
経済性を重視した変速パターンであり、この変速パター
ンに於ける1→2シフトアツプ線はDレンジPパターン
に於ける1→3シフトアツプ線より低車速側にあり、D
レンジEパターンに於ては、DレンジPパターンに於け
る第一速段領域の高速側部分が第二速段となっている。
またDレンジEパターンに於ける3→4シフトアツプ線
と4→5シフトアツプ線°はDレンジPパターンに於け
る3→4シフトアツプ線と4→5シフトアップ線の各々
より低車速側にあり、DレンジEパターンに於ては、D
レンジPパターンに比して低車速にてアップシフトが行
われ、これらのことによって燃料経済性が良くなる。こ
のDレンジEパターンに於ける直結クラッチ6の各変速
段に於ける係合重速はDレンジ−パターン時に比して流
体式トルクコンバータ2のトルク増幅域を多く含むべく
比較的低い車速に設定されている。これによりDレンジ
Eパターンに於ては、DレンジPパターンに比して早目
に直結クラッチが係合し、SレンジEパターンと同様に
このことによっても燃料経済性が向上する。
ステップ17に於ては、Rレンジであるか否かの判別が
行われる。Rレンジである時にはステップ18へ進み、
これに対しRレンジでない時、即ちNレンジか或いはP
レンジである時にはステップ19へ進む。
ステップ18に於ては、直結クラッチの解放と後進段へ
の切換が行われる。
ステップ19に於ては、直結クラッチの解放と中立段へ
の切換が行われる。
ステップ3、ステップ6、ステップ7、ステップ10及
びステップ16の次はそれぞれステップ20へ進み、こ
のステップ20に於ては、現在の車速■が現在のスロッ
トル開度に対する現在の変速段より低速の変速段へのシ
フトダウン車速VdOwnより小さいか否かの判別が行
われる。■≦■dOwnである時はシフトダウンを行う
必要がある時であり、この時にはステップ21へ進み、
これに対し■≦y downでない時にはステップ24
へ進む。
ステップ21に於ては、直結クラッチ16の解放が行わ
れ、次にステップ22へ進む。
ステップ22に於ては、直結クラッチ19の解放が開始
されてから所定時間が経過したか否かの判別が行われる
。直結クラッチの解放が開始されてから所定時間が経過
していない時にはステップ28へ進み、これに対し直結
クラッチの解放が開始されてから所定時間が経過すると
ステップ23へ進む。
ステップ23に於ては、変速段を所定の変速段へ切換え
るダウンシフトが実行される。
ステップ24に於ては、現在の車速■が現在のスロット
ル開度に対する現在の変速段より高速の変速段へのアッ
プシフト車速■upより大きいか否かの判別が行われる
。V≧Vupである場合はアップシフトを行う必要があ
る時であり、この時にはステップ25へ進み、これに対
し■≧vupである時はダウンシフトでもアップシフト
も行う必要がない時であってステップ28へ進む。
ステップ25に於ては、直結クラッチ6を解放すること
が行われる。ステップ25の次はステップ26へ進む。
ステップ26に於ては、直結クラッチ6の解放が開始さ
れてから所定時間が経過したか否かの判別が行われる。
直結クラッチ6の解放が開始されてから所定時間経過し
ていない時にはステップ28へ進み、これに対し直結ク
ラッチ6の解放が開始されてから所定時間が経過した後
にはステップ27へ進む。
ステップ27に於ては、変速段を所定の高速変速段へ切
換えるアップシフトが行われる。
尚、ダウンシフトもアップシフトも直結クラッチの解放
が開始されてから所定時間経過後に実行されるのは、直
結クラッチの解放にはある程度の時間を必要とし、直結
り2ツチの解放が完了していない時にシフトダウン或い
はシフトアップが行われると、大きい変速ショックが生
じる虞れがあるからである。
ステップ28に於ては、車輌の制動が行われているか否
かの判別が行われる。車輌制動中は内燃amがストール
することを回避すべく直結クラッチの解放が行われるよ
うステップ29へ進み、これに対し車輌制動中でない時
にはステップ30へ進む。
ステップ29に於ては、直結クラッチ6の解放が行われ
る。
ステップ30に於ては、スロットル弁が全開、即ちアイ
ドル開度位置にある時か否かの判別が行われる。スロッ
トル弁が全開である時にはアイドル振動及び車輌発進時
のショックを低減するために直結クラッチ6を解放すべ
くステップ29へ進む。スロットル弁が全開でない時に
はステップ31へ進む。
ステップ31に於ては、現在の車速が現在の変速段に於
ける直結クラッチ解放車速y rorrより小さいか否
かの判別が行われる。V≦V roffである時にはス
テップ29へ進み、これに対しV≦■「O「fでない時
にはステップ32へ進む。
ステップ32に於ては、現在の車速が現在の変速段に於
ける直結クラッチ係合車速vronより大きいか否かの
判別が行われるav≧vronである時にはステップ3
3へ進み、これに対しV≧ronでない時にはリセット
される。
ステップ33に於ては、シフト後に所定時間が経過した
かの判別が行われる。シフト後に所定時間が経過してい
ない時にはリセットされ、これに対しシフト後に所定時
間が経過した時にはステップ34へ進む。
ステップ34に於ては、直結クラッチ6の保合が行われ
る。
以上に於ては、本発明を特定の実施例について詳細に説
明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、
本発明の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当
業者にと9て明らかであるう。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による制御方法の実施に使用される車輌
用自動変速機の一つの実施例を示す概略構成図、第2図
は本発明による制御方法の実施に使用される油圧制御装
置及び電子制間装ばの一つの実施例を示す概略構成図、
第3図は本発明による車輌用自動変速機の制御方法の実
施要領の一例を示すフローチャート、第4図はLレンジ
パターンの一例を示す変速線図、第5図はSレンジPパ
ターンの一例を示す変速線図、第6図はSレンジEパタ
ーンの一例を示す変速線図、第7図はDレンジPパター
ンの一例を示す変速線図、第8図はDレンジEパターン
の一例を示す変速線図である。    11・・・車輌
用自動変速機、2・・・流体式トルクコンバータ、3・
・・ポンプ羽根車、4・・・タービン羽根車。 5・・・ステータ羽根車、6・・・直結クラッチ、7・
・・歯車変速@置、8・・・出力軸、9・・・入力軸、
10・・・副歯車変速装置911・・・主歯車変速装置
、12−・・サンギア、13・・・リングギア、14・
・・プラネタリビニオン、15・・・キャリア、16・
・・ワンウェイクラッチ、17・・・ODクラッチ、1
B・・・ODブレーキ。 19・・・中間軸、20・・・フロントサンギア、21
・・・リアサンギア、22・・・フロントリングギア、
23・・・リアリングギア、24・・・フロントプラネ
タリビニオン、25・・・リアプラネタリビニオン%2
6・・・フロントキャリア、27・・・リアキャリア、
28・・・フォワードクラッチ、29・・・ダイレクト
クラッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 燃料経済性を重視して機関出力と車速とに応じ
    て予め定められた変速制御特性に従って変速装置の少く
    とも三つの全ての変速段の間で変速制御を行う第一の変
    速パターンと、動力性能を重視して機関出力と車速とに
    応じて予め定められた変速制御特性に従つて前記変速装
    置の少くとも三つの変速段のうちの少くとも一つの中間
    変速段を含まない変速段の間で変速制御を行う第二の変
    速パターンとを有し、出力走行パターンと経済走行パタ
    ーンとのいずれか一方に変速パターンを選択設定され、
    出力走行パターンが設定されている時には前記第二の変
    速パターンに従って変速制御を行い、経済走行パターン
    が設定されている時には前記第一の変速パターンに従つ
    て変速制御を行うことを特徴とする変速制御方法。
  2. (2) 特許請求の範囲第1項の車輌用自動変速機の変
    速制御方法に於て、前記変速装置は二つの変速段の間に
    切換わる第一の変速装置と少くとも二つの変速段の間に
    切換わる第二の変速装置との直列組合せ装置により構成
    され、変速パターンが前記第一の変速パターンである時
    には前記第二の変速装置の少くとも二つのN個の変速段
    に於て各々前記第一の変速装置を二つの変速段の間に切
    換えて少くとも四つの変速段の間に変速制御を行い、変
    速パターンが前記第二の変速パターンである時には前記
    第二の変速装置の(N−1)個の変速段に於て前記第一
    の変速装置を二つの変速段の間に切換えて前記少くとも
    四つの変速段のうちの少くとも一つの中間変速段を含ま
    ない少くとも三つの変速段の間に変速制御を行うことを
    特徴とする変速制御方法。
JP60007066A 1985-01-18 1985-01-18 車輌用自動変速機の変速制御方法 Pending JPS61167758A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4777848A (en) * 1985-10-01 1988-10-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method and device for controlling automatic transmission between two speed change patterns

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4777848A (en) * 1985-10-01 1988-10-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method and device for controlling automatic transmission between two speed change patterns

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