JPS61166817A - 導電性ウレタンフオ−ムの製造方法 - Google Patents

導電性ウレタンフオ−ムの製造方法

Info

Publication number
JPS61166817A
JPS61166817A JP60006990A JP699085A JPS61166817A JP S61166817 A JPS61166817 A JP S61166817A JP 60006990 A JP60006990 A JP 60006990A JP 699085 A JP699085 A JP 699085A JP S61166817 A JPS61166817 A JP S61166817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foam
sulfur
solution containing
aqueous solution
urethane foam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60006990A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0516460B2 (ja
Inventor
Masami Aoki
青木 正巳
Takashi Ohashi
隆 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP60006990A priority Critical patent/JPS61166817A/ja
Priority to DE8585302262T priority patent/DE3573188D1/de
Priority to EP19850302262 priority patent/EP0160406B1/en
Publication of JPS61166817A publication Critical patent/JPS61166817A/ja
Publication of JPH0516460B2 publication Critical patent/JPH0516460B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は導電性ウレタンフオームの製造方法に係り、詳
しくはポリ塩化ビニル、を含有するウレタンフオームに
硫化銅を付着させてなる、難燃性を有する導電性ウレタ
ンフオームの製造方法に関するものである。
[発明の背景] 従来より、導電性ウレタンフオームを製造する方法とし
ては、フオームの表面にメッキを施す方法、金属粉ある
いは金属短繊維、カーボンブラックを、フオーム中に分
散させるかフオームの微細なセル表面に沈着させる方法
等が知られている。
しかしながら、これらの方法はいずれも種々の欠点を有
している0例えば、フオームの表面に金属メッキを施す
方法においては、メッキの密着性を良くするために、予
め高分子物質をアルカリや酸で表面粗化する工程、セン
シタイジング工程、アクチベーション工程、メッキ工程
等の多くの工程と高度の技術を必要とし、しかも、得ら
れる導電性高分子物質は1元の高分子物質とは風合いが
著しく異なり、また繰り返し圧縮等の負荷によりメッキ
層は剥離することがあるため、導電性能の劣化がみられ
る等の欠点を有している。また、金属粉、短繊維あるい
はカーボンブラック粒子等をフオーム中に分散させるに
は、これらをフオーム発泡時に原料中に混合分散して発
泡するが、これらを混合することにより原料ポリオール
の粘度が上昇し、タンクから攪拌吐出部へ導く際に目詰
りを起こしたり、タンク中で沈降分離したりするため、
所望早を均一に分散させることが極めて難しく (ラブ
ルが発生し易い、しかも、分散体の含有量は少量に市め
なければフオームの機械的特性を損なうため、分散体の
含有量に限界があり、このため得られるフオームの導電
性が十分でないという欠くがある。更に、金属粉、短m
維、カーボンブラック等をフオームの繊細なセル表面に
沈着させる方法では、セルのサイズがある程度大きく1
1つ特にフオーム形状をフィ2ト性良く調製しておく必
要があり、バインダー材料等の調整、含浸油り処理等、
煩雑な操作を必要とし、工業的に右利ではない。
そこで、木発明者らは、先にポリウレタンフォームを製
造する際に、原料中に、ニトリル基を導入することによ
って得られたニトリル基含有ポリウレタンフォームを、
二価の銅と、還元剤並びにFEN及び破竹イオンの両方
もしくはいずれか一方を放出し得る化合物を含有する処
理浴中で処理することにより、導電性ウレタンフオーム
を製造する方法を開発し、本出願人より提出した(特願
昭58−224432号、以下「先願工」という。)。
この方法により得られる導電性ウレタンフオームは、他
の公知の導電性ウレタンフオーム、例えば、カーボンブ
ラック含浸フオーム等に比べて、硫化銅がフオーム表面
全体に均一に分散しているため導電性に優れており、し
かもフオームの風合いを保持しているため、クッシゴン
性を必要とする用途等にも非常に有用なものであるが、
ニトリル基を含むという、特殊なフオームを必要とする
ため、工程面及びコスト面で問題があった。
先願■の方法は染色化学における銅染色法として知られ
ているニトリル基への一価の銅イオノの配位結合を利用
したものである。この場合、導電層である硫化第一銅(
Cu2S)は、実際には化  ”常置論的にわずかにず
れた組成CuxS(1,75≦xく2)であり、P型半
導体的挙動を示すことが報告されている。
一方、本来、硫化第二銅(CuS)は硫化第一銅に比べ
lオーダー以上の高い導電性を示すことが知られている
。しかしながら、二価の銅イオンは一価の銅イオンに比
べ、官能基への配位能力が劣るため、硫化第二銅を導電
層とする複合導電体の製造は困難であった。そこで、従
来より、硫化第二銅の優れた導電性を利用した導電性高
分子材料を容易に製造できる方法の出現が望まれていた
本発明者らは、L記先願■に基き、硫化第二銅の導電性
を利用した導電材料を得るべく検討した結果、従来の硫
化第一銅を導電層とするニトリル基を含有する複合導゛
尾体に、硫黄又は含硫黄化合物を反応させることにより
、導電層の表層部からの部分を硫化第一銅から硫化第二
銅へと変化させ、ニトリル基を含む高分子物質への付着
性能をそこなうことなしに高い導電性を付与することを
見い出し、本出願人より出願した(特願昭59−674
63号、以下「先Iff II Jという、)、更に、
木発明者らは、ニトリル基を含有しない高分子物質にも
、硫化第二銅を付着させ、これを導電化できることを見
い出し1本出願人より出願した(特願昭59−2363
79号、以下「先願mJという、)。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記光1111、■の方法は、極めて導
電性の高い複合導電体を容易に製造することができるも
のの、高分子物質に予め硫化第一銅を配位させる工程と
、更に硫機又は硫黄化合物で処理してこれを硫化第二銅
にする工程とを含み、処理工程数が多く、処理浴の廃液
も多量なものとなる問題点を有する。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは上記の問題点を解消し、硫化第二銅を導電
層とする導電性ウレタンフオームをより工業的に有利に
製造する方法を提供するべく鋭意研究を重ねた結果、極
めて汎用性の高い軟質フオームであるポリ塩化ビニルを
含有するポリウレタンフォームは、ニトリル基含有フオ
ーム以上に導電化が容易であることを見い出し1本発明
に到達した。
即ち、本発明は、 ポリ塩化ビニルを含有するポリウレタンフォームを、二
価の銅化合物と還元剤とを含む水溶液又は一価の銅化合
物の水溶液に浸漬し1次いであるいは同時に硫黄原子又
は硫黄イオンの両方もしくはいずれか一方を放出し得る
物質を含む溶液中で処理すること−を特徴とする導電性
ウレタンフオームの製造方法、 を要旨とするものである。
以下に本発明について詳細に説明する。
本発明において、母体として用いられるポリ塩化ビニル
を含むポリウレタンフォームは、一般に難燃性を有する
グレードとして公知のものであり、容易に製造あるいは
入手できるものである。
例えば、米国特許第3.574,149号で紹介されて
いる、ポリ塩化ビニルと酸化亜鉛及び三酸化アンチモン
を含有する軟質ポリウレタンフォームが挙げられ、一般
にポリオール100重量部に対し、2〜100重量部、
好ましくは5〜40重量部の微粉砕されたポリ塩化ビニ
ルを含むものかMMである。ポリ塩化ビニルがポリオー
ル100重量部に対し5重量部より少ないと硫化銅の付
着性が不十分となり、実用的な導電性を得ることが難し
く、また40重量部よりも多いと、導電性向上効果は飽
和している反面、ポリオールを主とする混合液体の粘度
が増大して良好が発泡が難しくなるばかりでなく、得ら
れるフオームの特性が低下する傾向がある。
本発明に係るポリウレタンフォームは、ポリ塩化ビニル
を分散したポリオールを用い、ポリイソシアネート、発
泡剤、触媒、整泡剤及びその他の添加剤等を配合して発
泡させることにより容易に製造し得る。
本発明においては、このようなポリウレタンフォームを
母体(以下、単に「母材」ということがある、)として
、この母材を、二価の銅化合物及び還元剤を含む水溶液
又は一価の銅化合物を含む水溶液中に浸漬し1次いであ
るいは同時に硫黄又は硫黄イオンの両方もしくはいずれ
か一方を放出し得る化合物を含む溶液で処理する。
使用される銅化合物としては、硫酸第二銅、塩化第二銅
、硝酸第二銅、酢酸第二銅、シュウ酸鋼等の二価の銅塩
、塩化第一銅、ヨウ化第−銅、シアン化第−銅、チオシ
アン酸銅等の一価の銅塩が挙げられる。二価の銅塩を用
いる場合の還元剤としては、金属銅、硫酸第一鉄1次亜
リン酸ナトリウム、ヒドロキシルアミン及びその塩、バ
チジン酸アンモン、フルフラール、グルコース等が挙ケ
られる。また、一価の銅化合物を用いる場合には、必要
に応じて、塩酸、塩化アンモニウム等の溶解助剤を用い
ても良い。
゛ 本発明において、前述のように銅化合物含有水溶液
に浸漬した母材を、硫黄原子あるいは硫黄イオンの両方
もしくはいずれか一方を放出し得る物質の溶液(以下、
「硫黄放出溶液」ということがある、)に浸漬すると、
母材表面で銅化合物の硫化反応が進行し、硫化第二銅等
の硫化鋼の付着が起こる。用いられる物質としては、硫
黄の単体のほか、チオ硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム
、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸、二亜硫酸ナトリウム
、亜ニチオン酸ナトリウム、亜二千オン酸、ロンガリッ
ト等の含硫黄化合物が挙げられる。
硫黄の単体の溶液としては、例えば硫黄のベンゼン、ト
ルエン、キシレン、エーテル、アルコール溶液等が挙げ
られる。この際、硫眞溶液に遊離硫黄を発生させるアミ
ン類、例えばn−ブチルアミン、エタノールアミン、モ
ルホリン、エチレンジアミン、ピペリジン等を添加する
ことにより、硫化反応を促進することができる。この場
合、硫黄溶液中の硫黄の濃度は0.5〜3重量%の範囲
が好ましく、またアミン類を添加する場合、その濃度は
0.1〜3重量%の範囲が好ましい。
硫化反応はまた、これら硫黄溶液に紫外線や電子線、γ
線等を照射することによっても遊敲硫端を発生させるこ
とができることから促進され、短時間で硫化第二銅を生
成することができる。
また、硫黄放出溶液としては、これらの硫黄溶液の他に
含硫黄化合物の溶液として、硫化アンモニウム、硫化ナ
トリウム、硫化カリウム、及びこれらの多硫化物、即ち
ポリ硫化アンモニウム、ポリ硫化ナトリウム、ポリ硫化
カリウム等の水溶液を用いることもできる。この場合、
溶液中の含硫黄化合物の一度は2〜20重量%の範囲が
好ましI/)。
その他、水もしくは水溶液に二酸化硫黄、硫化水素等の
含硫黄ガスを吹き込んだ又は吹き込みつつある溶液も硫
黄放出溶液として使用できる。
本発明において、硫黄放出溶液での処理温度は常温でも
良いが50−120℃の温度で行うのが好ましく、また
、処理時間は60℃の処理温度で90分程度が適当であ
る6反応塩度は高温になる程処理時間が短縮されるもの
の、120℃よりも高温であると得られる導電性ウレタ
ンフオームの強度が低下し、また50℃より低温では処
理時間に長時間を要し、経済性等の点で不利である。同
し温度、同じ処理時間で処理しても、本発明の如くポリ
塩化ビニルを含有するフオームを用いた場合には、一般
的なエーテル系、エステル系フオームやニトリル基含有
フオームに比べて硫化銅の付着率がより高く、導電性も
大幅に向上される。
本発明の方法において、ウレタンフオームに導電性を付
与する際、該フオーム表面に吸着させる硫化銅の量は少
ない場合には導電性が発揮されず、多過ぎる場合には導
電性は良いもののフオームの強度、柔軟性、その他の諸
物性の低下を招くため、硫化銅の含有率がフオームの重
量に対して1〜30重量%の範囲が適当である。
なお、本発明においては、得られる導電性フオームの導
電性を高め、かつこれを効率よく製造するために、母材
となるウレタンフオームを、予め、アルカリ水溶液で処
理して、あるいは爆発法によりフオームに残存するセル
膜を除去した後アルカリ水溶液で処理して、表面を粗化
しておくこともできる。
本発明の方法により得られる導電性ウレタンフオームは
、金属等をフオーム表面に集中的に付  。
着させた従来の金属メッキ法によって得られるものと比
較すると、硫化銅がフオーム表面全体に均一に分散して
吸着されているため、極めて導電性に優れており、かつ
フオームの風合いを良好に保持しているという特徴を有
している。その上、難燃性のフオームを母材にしている
ため、その燃焼速度は、従来のものに比べて著しく遅く
、自動車内装材等の用途にも好適である。その他の用途
としては1例えば電波吸収材料として電波暗室用吸収壁
材、天井材、床材など、電磁波シールド材料として各種
事務機器、OA機器等のガスケット材料等、電波反射材
料として不飽和ポリエステル樹脂との積層体としてパラ
ボラアンテナ等の成形材料1発熱体用抵抗体として面状
発熱体抵抗素子、テープ状発熱体抵抗素子等、静電気関
係材料として静電気障害防止用フオーム、電子材料関係
の静電気遮蔽材料、集塵機用導電マット材、低周波治療
用材料やイオン静電気治療用材料として電床用マット、
敷布団、マツトレス、小型温湿春用プツト等、広い分野
の材料として使用される。
[作用] ポリ塩化ビニルを含有するポリウレタンフォームを母材
とすることにより、硫化第二銅等の硫化銅を容易に付着
させることができる。従って、少ない工程で、難燃性を
有し、かつ導電性に優れた導電フオームを製造すること
ができる。
[実施例] 以下に実施例、比較例及び試験例を挙げて1本発明を更
に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限
り以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1 ポリ塩化ビニルをポリオール100重量部に対して15
重量部添加し、常法により発泡して得られた。密度0.
028g/crn’の軟質ウレタン7f−ムを、10c
mX10cmX1cm(F)大きさに裁断した。このウ
レタンフオームを、硫酸鋼25gを1500gの水に溶
解し、60℃に保った浴中に60分間浸漬した6次いで
、チオ硫酸ナトリウム223gを500gの水に溶解し
60℃に加熱した溶液を該浴中に添加して混合した後、
更に90分間浸漬した。その後、フオームを浴から取り
出し、水洗後、乾燥したところ、フォームは濃い黒縁色
を呈し、その重量増は11.2%で、また1体積固有抵
抗値は1.19Ω・Cmと非常に低いものであった。な
お、この導電性フオームのX線回折の結果、2θ=29
.2°。
31.7°、47.8°にCuSに相当する回折ピーク
が認められた。(使用X線CuKα)実施例2、比較例
1 ポリ塩化ビニルをポリオール100重量部に対して15
重量部添加し、常法により発泡して得られた、密度0.
0200g/am″の軟質ウレタンフオーム(以下、「
フオームA」という、)とポリ塩化ビニルを全く含まな
い、同じく密度0.0200g/ctyfのz−チル系
軟質ウレタンフオームC以下、rフオームB」という。
)とを試料として用い、25gの硫酸銅と199gのチ
オ硫酸ナトリウムとを2000gの水に溶解した浴中に
浸漬し、常温から60℃まで、150分間浸漬処理した
。処理後、フオームA及びBを取り出し水洗、乾燥した
。得られたフオームはA、 B共に濃黒縁色を示し、A
では6.74%、Bでは6.5%の重量増が見られた。
また、これらの体積固有抵抗値(Ω・、cm)は第1表
に示す如くであった。また、これらをX線回折したとこ
ろ、そのピークはCuSに相当するものであった。
実施例3.比較例2,3 実施例2で用いたポリ塩化ビニルを含有するフオームA
、ニトリル基を含有するフオームC(ポリアクリロニト
リルを20%含有するポリマーポリオール100重量部
に対して水を4.4重量部、TDI−80を48.5重
量部、その他整泡剤及び触媒を添加して得られる密度0
.0250g / c rn’のフオーム)、及び、一
般的なエステル系のフオームDを用い、各々、125 
gの酸1!i!銅を500gの水に溶解した浴中に、6
0℃で60分間浸漬した。次いで、チオ硫酸ナトリウム
112gを500gの水に溶解し、60℃に加熱した溶
液をこの浴中に添加し、更に90分間浸漬処理し、水洗
、乾燥した。得られたフオームの外観、付着率(重量増
)1体積固有抵抗値を第1表に示す、また各々のフオー
ムのX線回折の結果から。
それら全てにCuSに相当するピークが認められた。
第  1  表 実施例4 塩化第一銅79.2gと塩酸32gとを水2000g中
に混合した浴中に、実施例2で用いた7オームA(大き
さ:lOcmX10cmX1cm)を浸漬し、60℃で
120分間処理した後取り出し、軽く水洗、脱水した6
次いで、このフオームをポリ硫化アンモニウムの5重量
%水溶液中に60°Cで30分間浸漬した後取り出し、
再び水洗、乾燥し、黒縁色のフオームを得た。得られた
フオームの付着:JA(体積増)は10.1%で、体積
固有抵抗は、7.3X103Ω*cmであり、X線回折
からは、CuSに相当するピークが認められた。
試験例1 実施例2及び比較例1で導電化処理して得られたフオー
ムを、各々、MVSSNo、302の燃焼試験方法に従
って試験し、難燃性を調べた。結果を第2表に示す。
第  2  表 上記実施例及び比較例より、本発明の方法によれば、硫
化第二銅を導電層とする高性能の導電性フオームが得ら
れることが明らかである。また、試験例より、得られる
フオームが極めて難燃性に優れることが明らかである。
[効果] 以上詳述した通り1本発明の導電性フオームの製造方法
は、ポリ鳴止ビニルを含有するポリウレタンフォームを
二価の銅化合物と還元剤とを含む水溶液又は一価の銅化
合物の水溶液に浸漬し、次いであるいは同時に硫傭原子
又は硫黄イオンの両方もしくはいずれか一方を放出し得
る物質を含む溶液中で処理するものであり、高い付着性
で効率良く、導電性に優れた硫化第二銅の導電層をフオ
ームに形成することができる。しかも本発明の方法はそ
の処理工程数を従来に比し大幅に減少させることができ
、処理浴の廃液も極めて少ないものとすることが可俺で
あり、工業的に極めて有利である。
また得られた導電性フオームは高性能で、しかも優れた
難燃性を有し、その利用価値は極めて高い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリ塩化ビニルを含有するポリウレタンフォーム
    を、二価の銅化合物と還元剤とを含む水溶液又は一価の
    銅化合物の水溶液に浸漬し、次いであるいは同時に硫黄
    原子又は硫黄イオンの両方もしくはいずれか一方を放出
    し得る物質を含む溶液中で処理することを特徴とする導
    電性ウレタンフォームの製造方法。
JP60006990A 1984-04-06 1985-01-18 導電性ウレタンフオ−ムの製造方法 Granted JPS61166817A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60006990A JPS61166817A (ja) 1985-01-18 1985-01-18 導電性ウレタンフオ−ムの製造方法
DE8585302262T DE3573188D1 (en) 1984-04-06 1985-04-01 Electroconductive articles and a method of producing the same
EP19850302262 EP0160406B1 (en) 1984-04-06 1985-04-01 Electroconductive articles and a method of producing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60006990A JPS61166817A (ja) 1985-01-18 1985-01-18 導電性ウレタンフオ−ムの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61166817A true JPS61166817A (ja) 1986-07-28
JPH0516460B2 JPH0516460B2 (ja) 1993-03-04

Family

ID=11653578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60006990A Granted JPS61166817A (ja) 1984-04-06 1985-01-18 導電性ウレタンフオ−ムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61166817A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730738U (ja) * 1993-11-19 1995-06-13 日本卓球株式会社 ショルダーバッグ
US5656344A (en) * 1992-03-09 1997-08-12 Bridgestone Corporation Electroconductive polyurethane foam
JP2003041044A (ja) * 2001-07-25 2003-02-13 Japan U-Pica Co Ltd 導電性を有する熱硬化性樹脂硬化物およびその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5656344A (en) * 1992-03-09 1997-08-12 Bridgestone Corporation Electroconductive polyurethane foam
JPH0730738U (ja) * 1993-11-19 1995-06-13 日本卓球株式会社 ショルダーバッグ
JP2003041044A (ja) * 2001-07-25 2003-02-13 Japan U-Pica Co Ltd 導電性を有する熱硬化性樹脂硬化物およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0516460B2 (ja) 1993-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4670189A (en) Electrically conducting material and process of preparing same
US4781971A (en) Electrically conductive thermally stabilized acrylic fibrous material and process for preparing same
Mao et al. Electroless silver plated flexible graphite felt prepared by dopamine functionalization and applied for electromagnetic interference shielding
US4755394A (en) Electroconductive articles and a method of producing the same
US4746541A (en) Electrically conductive thermally stabilized acrylic fibrous material and process for preparing same
US3058845A (en) Process for metallizing polyacrylonitrile shaped article by treating with a water soluble metal salt and reducing the salt to the free metal
JPS61166817A (ja) 導電性ウレタンフオ−ムの製造方法
EP0217987A1 (en) Electrically conducting material and method of preparing same
RU2242487C1 (ru) Композицонный материал для поглощения электромагнитного излучения и способ его получения
EP0160406B1 (en) Electroconductive articles and a method of producing the same
EP0093279B1 (de) Metallisierte Polymergranulate, ihre Herstellung und Verwendung
JPH0211618B2 (ja)
JPS61116713A (ja) 複合導電体の製造方法
JPS629253B2 (ja)
JP2006080498A (ja) 電波吸収体およびその製造方法
JPS61116712A (ja) 導電体の製造方法
JPS60211704A (ja) 導電体およびその製造方法
JPS61116707A (ja) 導電フオ−ム又は導電フイルム並びにそれらの製造方法
CN111906872B (zh) 一种具有电热功能的导电木材及其制备方法和应用
JP2002275306A (ja) 導電性多孔質体及びその製造方法
CN112143213A (zh) 一种阻燃聚氨酯发泡材料催化剂及其制备方法
CN110634589A (zh) 一种聚多巴胺涂覆氧化石墨烯基三元人造珍珠层材料及其制备方法
EP4376024A1 (en) Metal nanowire having core-shell structure
JPH0762276A (ja) 導電性高分子複合材料及びその製造方法
KR930002981B1 (ko) 전기전도성 물질과 그의 제조방법