JPS61166802A - 希釈剤の回収方法 - Google Patents

希釈剤の回収方法

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JPS61166802A
JPS61166802A JP592085A JP592085A JPS61166802A JP S61166802 A JPS61166802 A JP S61166802A JP 592085 A JP592085 A JP 592085A JP 592085 A JP592085 A JP 592085A JP S61166802 A JPS61166802 A JP S61166802A
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diluent
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inert hydrocarbon
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Tadashi Asanuma
正 浅沼
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はチーグラー・ナツタ触媒を用いてプロピレンを
重合する際に使用する希釈剤の回収再利用方法に関する
従来の技術 近年の触媒性能の改良により優れた触媒が得られるよう
になり、一方重合法の進歩により重合媒体として不活性
炭化水素化合物を用いない方法、例えば塊状重合法或は
気相重合法で重合することにより不活性炭化水素化合物
をほとんど使用しないプロセスができつつある。
発明が解決すべき問題点 しかしながら得られるポリプロピレンに比較して使用す
る不活性炭化水素化合物の使用竜は極めて少ないとは言
え、触媒は重合槽に装入するに際し不活性炭化水素化合
物に希釈して行うのが一般的であり、さらにパルプなど
の特定の部位には閉塞防止のため不活性炭化水素化合物
が装入されるため、かなりの量の不活性炭化水素化合物
が開用されることになるため省資源のためにも簡便な方
法で回収再利用することが望まれる。
問題点を解決するための手段 即ち本発明は、ハロゲン化チタンを含有する固体遷移金
属触媒と有機アルミニウム化合物及び常圧で測定した沸
点が150℃以上のエステル、エーテル、オルソエステ
ル、アルコキシケイ素及びグリコールエーテル類から選
ばれた少くとも1種の化合物からなる触媒系を用いてプ
ロピレン自身を媒体とする重合法で少(とも触媒希釈剤
として常圧で測定した沸点が60〜140℃の不活性炭
化水素化合物を回収再使用する方法において、実質的に
未反応のプロピレンが除去された、主として不活性炭化
水素化合物からなる回収留分を蒸留塔側部に導入し、該
側部より上方より有機アルミニウム化合物を導入し、塔
頂部より精製回収不活性炭化水素留分を得ることを特徴
とする希釈剤の回収方法である。
本発明において、ハロゲン化チタンを含有する固体遷移
金属触媒としては、ハロゲン化チタンを活性遷移金属成
分として含有するものであり、他にハロゲン化アルミニ
ウムを含有するもの、或はハロゲン化マグネシウム、シ
リカ、アルミナなどの担体にハロゲン化チタンを担持し
たいわゆる担体型触媒、さらに常圧で測定した沸点が1
50℃以上のエステル、エーテル、オルソエステルアミ
ン、アミドなどの化合物を存在させたものであっても良
い。
本発明において触媒として使用する、あるいは蒸留塔に
導入される有機アルミニウム化合物については格別限定
はないが、好ましくはトリエチルアルミニウム、トリプ
ロピルアルミニウム、トリイノブチルアルミニウムなど
のトリアルキルアルミニウム、ジエチルアルミニウムク
ロライド、ジプロピルアルミニウムクロライドなどのジ
アルキルアルミニウムモノハライド、エチルアルミニウ
ムセスキクロライドなどのアルキルアルミニウムセスキ
ハライド、エチルアルミニウムジクロライドなどのアル
キルアルミニウムシバライド或はアルキルアルミニウム
スルフェートなどが使用できる。
本発明においては、重合の際に常圧で測定した゛沸点が
150℃以上のエーテル、オルソエステル、アルコキン
ケイ素あるいはグリコールエーテルが立体規則性向上剤
或は触媒活性向上剤として使用される。常圧で測定した
沸点が150℃より低いと不活性炭化水素化合物との分
離が容易でなく好ましくない。
具体的な化合物としては、芳香族カルボン酸のモノアル
キールエステル、ジアルキルエステル、芳香族エーテル
或はジまたはトリエチレングリコール、プロピレングリ
コールのジエーテル又はモノアルキルエーテル、芳香族
オルソエステル、ジー、トリー、テトラ−アルコキンケ
イ素が挙げられる。
より具体的には安息香酸、トルイル酸、アニス酸、ナフ
チル酸のメチル、エチル、プロピル、ブチルナトノエス
テル、ジフェニルエーテル、ジベンジルエーテル、アミ
ルエーテルナトのエーテル、オルソ安息香酸エチル、オ
ルソ安息香酸エチル、オルソトルイル酸メチル、オルソ
トルイル酸エチル、オルソアニス酸メチル、オルソアニ
ス酸エチルなどのオルソエステル、ジエチレングリ°コ
ール、ジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジエ
チルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールジプロピルエーテル、ジク
ロピレングリコールジメチルエーテル、シグロピレング
リコールジエチルエーテル、ジプロピレンクリコールシ
フロピルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロ
ビルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエー
テル、トリエチレングリコールモノプロビルエーテル、
テトラエトキシシラン、トリエトキシメチルシラン、フ
ェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラ
ン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジェトキ
シシランなどが挙げられる。
本発明において不活性炭化水素化合物の常圧における沸
点は60〜140℃であることが必要であり、60℃よ
り低いとプロピレンとの分離が容易でなく、又140℃
より高いと上述のエステル、エーテル、オルソエステル
、グリコールエーテル又はアルコキシケイ素との分離が
容易でない。
不活性炭化水素化合物の具体例としてはへキサン、ヘプ
タン、オクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチ
ルベンゼン及びそれらの混合物が挙げられる。
本発明における回収される不活性炭化水素化合物は、重
合反応域に固体遷移金属をスラリー状で装入するために
希釈剤として用いられたもの、或は有機アルミニウム化
合物の取り扱いの安全のために希釈剤として有機アルミ
ニウム化合物とともに装入されたもの、或はパルプ等が
ポリマーにより閉塞するのを防止するために装入された
ものなどが挙げられるが、特に固体遷移金属触媒を重合
域に装入するための希釈剤と′して用いる不活性炭用い
る塊状重合法、実質的に液状媒体の存在しない気相重合
法で行われ、不活性炭化水素化合物の使用量が使用され
るモノマー、或は得られるポリマーに比較して極めて少
ない場合に本発明の効果がある。
即ち、多量の不活性炭化水素化合物を使用するのであれ
ばおそらく重合の際に生ずると思われる重合阻害成分は
相対的に少ない計であり実質的に触媒性能に悪影響を与
えない量に蒸留操作で分離することが比較的容易である
からである。
本発明における回収される不活性炭化水素化合物は、エ
チレン、プロピレン等の未反応モノマーの回収分から高
沸分として回収さh−るもの或はポリプロピレンパウダ
ーの乾燥の際に回収される高沸分などが挙げられる。こ
れらの回収さり、た不活性炭化水素化合物を固体遷移金
属触媒の製造成は希釈剤として用いるためには極めて精
密に精留し、不活性炭化水素化合物を分離することが要
求される。それには段数の多い蒸留塔を用いて高い還流
比で低沸分及び高沸分を多量に除去する必要があり、回
収される精製不活性炭化水素化合物の収率が低く精製コ
ストも高くなる。
一方、本発明の方法では沸点が150℃以上の七 エステル、エーテル、オルソエステル又はグリコールエ
ーテル類などを高沸点物として除去する程度の段数の蒸
留塔で、塔側部に上記回収される不活性炭化水素化合物
を装入し、該塔側部上方に好ましくは、¥n製回収不活
性炭化水素化合物が得られる塔頂部より2〜5段程度下
方にアルキルアルミニウム化合物が装入される。アルキ
ルアルミニウム化合物の装入計としては塔頂部より得ら
れる精製回収不活性炭化水素化合物1に対して0.00
0001〜0.001、通常は0.0001程度で充分
である。
上記操作により塔頂より精製回収不活性炭化水素化合物
が得られ、塔底より前述の150℃以上のエステル、エ
ーテル、オルソエステル、アルコキシケイ素及びグリコ
ールエーテル類から選ばれる少くとも1種の化合物及び
プロピレンの重合の際に生じたオリゴマー類が塔底より
抜出される。
作用 本発明の方法によって重合阻害成分が有機アルミニウム
化合物と接触することで無害化或は高沸点物となるため
塔頂から抜き出されるfl′?製回収不回収不活性炭化
水素化合物中れないためと推定される。
実施例 以下に実施例を挙げ本発明をさらに説明する。
実施例1 (A)固体遷移金属触媒の製造 直径12朋の鋼球80個の入った内容積?(IClml
の粉砕用ポット2個を装備した撮動ミルを用意する。こ
のポット中に窒素雰囲気下で1コ当り塩化マグネシウム
50g、オルソ耐酸エチル5ml、1.2−ジクロロエ
タン6mlを加え40時間粉砕した。この操作を2回繰
り返すことvc、にって得た粉砕物から80gを用いて
24の丸底フラスコで四塩化チタンsoom6とともに
80℃で2時間攪拌接触した後静置し上澄液を除去した
。次いで0−へブタン1eを加え室温で15分間攪拌し
1こ後管1道シ上澄液を除去する洗浄操作を7回繰り返
し次いでさらにn−へブタンsoameをjO加して固
体遷移金属触媒スラリーとした。
(夏J)(i)触媒スラリーの調製=11−へブタン5
06に上記固体遷移金属触媒スラリーを固体外として5
0I!、ジエチルアルミニウムクロライド214m1.
  )ルイル酸メチル100+++g、加え触媒スラリ
−とじた。又別途、トリエチルアルミニウム1.55m
1をn−へブタン20gに希釈した。
(ii)重合:第1図に示す装置においてAは重合反応
機であり内容積5001でありAで重合して得たスラリ
ーはライン15及びポンプBを経てオートクレーブC(
内容積2001)に送られ、スラリーの1部はAIC循
環する。Cでは触媒の失活剤(ジエチレングリコールモ
ノイソプロビルエーテル)が加えられ、スラリーは16
より排出され加熱管りにより大部分の媒体(プロピレン
及びn−へブタンノはサイクロンGで分離されパウダー
はi(に送られさらに乾燥される。乾燥は90℃に加熱
したプロピレンを24J:り導入することで行われ、プ
ロピレン及びn−へブタン等はライン18、にり熱交換
器Fに送られ、0.1 kg/Crl−ゲージ、30℃
で冷却され液化した回収物はライン20、にりタンク1
に送られる。一方ライン17より取り出されたプロピレ
ンを主とする蒸気は熱交換器Eで0.1 kti/cI
Il−ゲージ、30℃に冷却され液化した回収物はライ
ン19よりタンクiに送られる。液化しないガスはそれ
ぞれライン21.22及び23を経てプロピレンの回収
系に送られる。
この装置を用いて以下の重合及びローへブタン回収操作
が行なわれる。
重合反応機人に触媒スラリー(固体触媒として3g/時
間)及びトリエチルアルミニウム(8+++//時間)
及びプロピレン(8部kg/時間)を装入し70℃で重
合した。この時ポンプ及びパルプのフラッシング用にn
−へブタンを547時間で装入した。一方重合スラリー
は八よりCに80kg/時間で送られ、Oではさらにト
リエチレングリコールモノメチルエーテルを100m1
7時間で送り触媒を失活した。Cからは失活したスラリ
ーが80Icg/時間で排出され、乾燥器Hよりパウダ
ーが約30ic9/時間で取り出され、一方タンクIに
は、9.611/時間で液が回収された。この回収され
た大部分がn−へブタンからなる液は、第1図に示すよ
うな上部にアルキルアルミニウムの装入ライン1、その
下方に回収不活性炭化水素導入ライン2、塔頂部に冷却
用熱交5及び精製回収不活性炭化水素抜き出しライン4
、塔底部に加熱用熱交6及び抜き出しライン3から構成
される笑殺10段、ライン1が上方より3段目、ライン
2が上方より8段目に設けられた蒸留塔を用いて連続的
に蒸留した。
この時ライン2よりの装入加熱ガス状で行い、1より装
入したトリエチルアルミニウムは装入n −ヘプタンに
対して0.OD 05 vow比、還流比0.3でライ
/2からのフィード量30m1/m1=n、ライン5J
:、りの抜き出しは塔底の温度が160℃となるように
して連続蒸留を行った(回収液1)。なお比較実験とし
てライン1からの) +1エチルアルミニウムを装入す
ることなく同じ条件で蒸留して4よりの留出物を得た(
回収液2)。蒸留収率はそれぞれ96%であった。
(a)上記回収液1及び2を用いて、(A)項と同様の
操作(ただし粉砕物107スケール)で固体遷移金属触
媒を製造した。
(D)重合反応−: (a)で得られた固体遷移金属触媒及び対比として(A
)で得られたものを使用して重合した。重合反応は内容
積5gのオートクレーブに固体遷移金属触媒30ダ、ト
ルイル酸メチル0.06ff/、ジエチルアルミニウム
クロライド0,12BrnJ!、トリエチルアルミニウ
ムo、osmj、希釈用n−へブタン(すt 5 Ng
を加え75℃で2時間重合した後未反応のプロピレンを
パージし60℃で減圧乾燥してパウダーを得た(20謂
昭で6時間)。
実施例2 固体遷移金属触媒として丸紅ソルヴエー社製高活性三塩
化チタンTGY−24(Ti0J?3として92チ、他
に高沸点エーテルを8チ含有している)を用い実施例1
(B)と同様の装置で重合した。
触媒スラリーとしては上記3塩化チタン100y、トル
エン10011ジエチルアルミニウムクロライド800
m1を混合し、プロピレンを500J装入して40℃で
1時間攪拌し三塩化チタン11当り5gのプロピレンを
重合した。次いでジエチレングリコールモノイソプロビ
ルエーテルを0、5 ml加えこれを触媒スラリーとし
1こ。この触媒スラリーを固体遷移金属触媒として01
/時間でトリエチルアルミニウムを装入しない他は実施
例1(B)(ii)と同様にして重合し、ポンプ及びパ
ルプのブラッシング用トルエンを用いて重合した。タン
ク1には12.111/時間で液が回収された。
回収された大部分がトルエンからなる液を実施例1(B
)(ii)と同様にして有機アルミニウム(ジエチルア
ルミニウムクロライド0.001vod比)を装入した
もの(回収液1)、及び装入しなかったもの(回収液2
)を得た蒸留収率はそれぞれ97チであった。
それぞれの回収トルエンに対し三塩化チタン触媒を1o
o、!7/#加え攪拌し20時間保った後、その触媒ス
ラリーを用いて重合した。三塩化チタン100’F、ジ
エチルアルミニウムクロライド0.8ml、希釈用トル
エン100m/!(y、zだしすべて先の重合に用いた
トルエンを使用)からなる触媒スラリーを装入し、プロ
ピレン1.5に9、水素3 Ng、70℃で6時間重合
し実施例1−(D)と同様にパウダーを得た。結果は表
に示す。
効果 実施例にも示すように本発明の方法を実施することによ
り触媒性能に悪影響を与えない不活性炭化水素化合物を
収率工く回収することができ工業的に価値のあるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施するに好適な蒸留塔の1例
である。 第2図は重合のフローシートであり、A;重合槽、B;
ポンプ、C;脱活槽、D、 E、 F ;熱交換器、G
;サイクロン、H;乾燥器、■;タンク、J、J’;パ
ルプ、11;脱活剤装入ライン、12;プロピレン装入
ライン、15.14;触媒装入ライン、15;スラリー
循環ライン、16;スラリー排出ライン、17.18;
回収蒸気ライン、19.20;回収液ライン、21.2
2.2ろ;未凝縮ガスライン、24;乾燥ガス装入ライ
ン、25;乾燥パウダー排出ライン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ハロゲン化チタンを含有する固体遷移金属触媒と有機ア
    ルミニウム化合物及び常圧で測定した沸点が150℃以
    上のエステル、エーテル、オルソエステル、アルコキシ
    ケイ素及びグリコールエーテル類から選ばれる少くとも
    1種の化合物からなる触媒系を用いてプロピレン自身を
    媒体とする重合法で少くとも触媒希釈剤として常圧で測
    定した沸点が60〜140℃の不活性炭化水素化合物を
    回収再使用する方法において、実質的に未反応のプロピ
    レンが除去された、主として不活性炭化水素化合物から
    なる回収留分を蒸留塔側部に導入し、該側部より上方よ
    り有機アルミニウム化合物を導入し、塔頂部より精製回
    収不活性炭化水素留分を得ることを特徴とする希釈剤の
    回収方法。
JP592085A 1985-01-18 1985-01-18 希釈剤の回収方法 Granted JPS61166802A (ja)

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JPH0551003B2 JPH0551003B2 (ja) 1993-07-30

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005530914A (ja) * 2002-06-24 2005-10-13 バセル ポリオレフィン イタリア エス.ピー.エー. α−オレフィンの重合のための液相法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005530914A (ja) * 2002-06-24 2005-10-13 バセル ポリオレフィン イタリア エス.ピー.エー. α−オレフィンの重合のための液相法

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