JPS61165491A - シ−ルド掘進機の注泥装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はシールド掘進機に係り、特にシールド掘進機の
カッター室内等の土砂を加泥するためのシールド掘進機
の注記装置に関するものである。

［従来の技術］ シールド掘進機は、筒状のシールドフレームの前面にカ
ッタービットを回転自在に設け、そのカッタービットの
後方にカッター室を形成すると共にカッター室内の土砂
を排出するスクリューコンベアを接続したもので、カッ
タービットで地山を掘進すると共にその掘削土砂をカッ
タービットを通じてカッター室内に取り込み、掘進によ
りシールドフレーム後方に形成される掘孔にセグメント
を張設してトンネルを構築するものである。これを第６
図により説明する。第６図において、１はシールドフレ
ームで、その前面にカッタービット２が設けられ、その
カッタービット２を支承すると共にカッタービット２か
らの土砂を取り込むカッター室３を形成するカッターフ
レーム４が、ピット２と一体に連結して設けられる。

このカッターフレーム４は、シールドフレーム１に軸受
６を介して回転自動に設けられると共に、シールドフレ
ーム１内に設けたカッターモータ７によりカッターフレ
ーム４を介してカッタービット２が回転される。またシ
ールドフレーム１内にはカッター室３内に臨み、そのカ
ッター室３内の土砂を取り込むスクリューコンベア８が
設けられ、カッタービット２で掘削され、カッター室３
内に導入された土砂をスクリューコンベア８で排出する
ようになっている。

このシールド掘進機において、カッター室３内に取り込
まれた土砂の性状により、スクリューコンベア８での排
出が効率が悪くなり、特に砂質分が多い地山の場合には
土砂の流動性が悪くなる。

そのためシールドフレーム１にはカッター至３内に取り
込まれた土砂の流動性を高めるため、泥質分又は水を土
砂に注入する注記装置９が設けられ−ている。この注記
装置９は、土砂による注入口の目詰りを防止するように
なっており、第７図、第８図に示すようにシールドフレ
ーム１にカッター室３に開口する穿孔１０が形成され、
その穿孔１０内に移動自在にバルブ部材１１が設けられ
、この穿孔１０に開口する注入通路１３が設けられ、注
入通路１３に注入管１４が接続される。バルブ部材１１
はロッド１５を介してジヤツキ１６に接続され、ジヤツ
キ１６の駆動によりバルブ部材１１を移動し、開口１２
を開閉するようになっており、同時に穿孔１０の先端に
形成される注入口１０ａが土砂で目詰りしないようジヤ
ツキ１６によりバルブ部材１１を移動し、その注入口１
０ａに詰る土砂を排出している。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、ロッド１５の引込み動作で注記を行なう
ため、注入口１０ａが減圧され、カッター室３内の土砂
水を呼び込み易く、そのため注入通路１３の注記圧が低
いと、注入口１０ａから開口１２を通じて注入通路１３
内に土砂水が侵入し逆流目詰りを起す危険がある。

また目詰り防止のためのバルブ部材１１を穿孔１０内で
摺動させるが土砂による摩耗を起しやすい問題がある。

［発明の目的］ 本発明は上記事情を考慮してなされたもので、ツタ−室
に注記或いは注水するにおいて土砂による目詰りが生じ
ないシールド掘進機の注記装置を提供することを目的と
する。

［発明の概要］ 本発明は、上記の目的を達成するために、シールド掘進
機の切羽側に出没自在な加泥用注入管を設け、その注入
管の注入ノズルに逆止弁を設けたことを特徴とするもの
で、注入管のノズルに直接逆止弁を設けることにより、
注入管側がカッター室などの切羽側より負圧になっても
逆止弁がそのノズルを覆って土砂の侵入を防止すること
によりその目詰りを防止できるようにしたものである。

［実施例］ 以下本発明に係るシールド掘進機の注記装置の好適一実
施例を添付図面に基づいて説明する。

先ずシールド掘進機の全体の構成は第６図で説明したと
おりである。

第１図〜第５図において、１はシールドフレームでその
前面にカッターピット２と一体なカッターフレーム４が
シールドフレーム１に対して回転自在に設けられる。

このシールドフレーム１はその内周にカッター室３に面
して凹部１７を有する支持部１ａを有し、その凹部１７
に開口して通孔１８が支持部１ａに形成される。この通
孔１８には先端にノズル体１９を有する注入管２０が摺
動自在に設けられる。

注入管２０は通孔１８の後端でシール材２１によりシー
ルされ、かつ支持部１ａの後端からシールドフレーム１
内に延出されると共に中心側に折り曲げられ、図示して
いないが加泥用の泥や水などの供給装置に接続される。

また、注水管２０の折曲部２０ａにはプレート２２が設
けられ、このプレート２２に注入管２゜を通孔１８に対
して摺動する貫入ジヤツキ２３がシールドフレーム１に
取り付けられる。この貫入ジヤツキ２３の収縮時は注水
管２０の先端のノズル体１９が第１図、第２図に示した
位置となるよう、また伸長時は第３図に示すようにノズ
ル体１９が通孔１８から凹部１７に突出するよう構成さ
れる。ノズル体１９は第４図、第５図に示すように先端
に頭部２４を有し、その頭部２４の後方が縮径されたア
ール部２５を有し、そのアール部２５に注入管２０と連
なる注入通路２６が開口されて注入ノズル２７が形成さ
れる。

この注入ノズル２７には逆止弁２８が設けられる。この
逆止弁２８は図示のようにアール部２５と嵌合するゴム
製の筒体からなり、その筒体状の逆止弁２８で注入ノズ
ル２７を閉じるように設けられる。

次に本発明の詳細な説明する。

シールド掘進において、カッター室３に取り込まれた土
砂が流動性を有し、搬送に支障のない場合には貫入ジヤ
ツキ２３は第１図に示すように収縮状態にあり、その位
置では注入ノズル体１８は通孔１８内にあり、かつその
先端の頭部２４が通孔１８内に土砂が侵入しないよう閉
じている。

次にカッター室３内に取り込まれた土砂が砂分が多かっ
たり、水が少なかったりして流動性が悪い場合、貫入ジ
ヤツキ２３を伸長し、注入ノズル体１８を第３図に示す
ように凹部１７に突出させカッター室３内に臨ませ、同
時に注入管２０から泥水などを供給する。泥水は注入管
２０から注入通路２６を通り、注入ノズル２７から逆止
弁２７を開いてカッター室３に注入される。この場合、
注入管２０からの圧力がカッター室３側より低い場合に
は逆止弁２７が直ちに注入ノズル２７を閉じるため土砂
の逆流がなくなる。また注入ノズル体１８は固定であり
、カッター室３の土砂は回転しているが、ノズル体１８
はシールドフレーム１の凹部１７に突出しており、その
土砂の流れから隔離されるので逆止弁２８がゴム製であ
っても土砂流の影響がない。ざらに凹部１７を介してカ
ッター室３に注入ノズル２７が位置するので土砂との攪
拌効率が向上する。

尚、上述の実施例においては、シールドフレームにカッ
ター室を形成する例で説明したが、地山が軟弱の場合、
シールドフレームにブラインドシールを設けただけのシ
ールド掘進機に適用できる。

この場合、加泥用注入管は切羽側に臨んで設けるとよい
。

［発明の効果］ 以上詳述してきたことから明らかなように本発明によれ
ば次のごとき優れた効果を発揮する。

（１）　　シールド掘進機の切羽側に出没自在な加泥用
注入管を設け、その注入ノズルに逆止弁を設けたので、
カッター室内の土砂が逆流して注入ノズルが目詰りを起
すことがない。

（υ　注入時、注入ノズルを切羽側に位置させ、その地
山中に貫入した状態で加泥を行なうので、その加泥効率
がよく、また仮に目詰りを起しても高圧水で高圧洗浄が
できるのでその復帰も簡単に行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るシールド掘進機の注記装置の一実
施例を示す正面断面図、第２図は第１図のＩＦ−Ｉｆ線
矢視図、第３図は第１図において注入管を突出させた状
態を示す要部断面図、第４図は第３図のＩＶ　−ＩＶ線
断面図、第５図は第１図の注入ノズルの要部拡大断面図
、第６図はシールド掘進機の全体断面図、第７図は従来
のシールド掘進機の注記装置の正面断面図、第８図は第
７図の■−■轢断面図である。 図中、１はシールドフレーム、３はカッター室、２０は
注入管、２７は注入ノズル、２８は逆止弁である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シールド掘進機の切羽側に出没自在な加泥用注入管を設
   け、その注入管の注入ノズルに逆止弁を設けたことを特
   徴とするシールド掘進機の注泥装置。