JPS61165378A - ベンゾチアゼピン誘導体の製造法 - Google Patents

ベンゾチアゼピン誘導体の製造法

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JPS61165378A
JPS61165378A JP650485A JP650485A JPS61165378A JP S61165378 A JPS61165378 A JP S61165378A JP 650485 A JP650485 A JP 650485A JP 650485 A JP650485 A JP 650485A JP S61165378 A JPS61165378 A JP S61165378A
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JP
Japan
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reaction
compound
formula
dimethylaminoethyl
yield
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JP650485A
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English (en)
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Harushige Fujita
藤田 治重
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FUTAMI KIMIO
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FUTAMI KIMIO
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  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 51      !F 本発明は、ベンゾチアゼピン誘導体の製造法に関する。
及j!]1社 本発明は、式 %式% で表わされる2−(4−メトキシフェニル)−3−アセ
トキシ−5−(2−ジメチルアミンエチル)−2,3−
ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オ
ン及びその酸付加塩であるベンゾチアゼピン誘導体を、
簡便な反応操作で収率良く得られる新規な製造法を提供
するものである。
式CI)の化合物及びその酸付加塩は、ベンゾチアゼピ
ン誘導体の中でも特に重要な医薬品であり、抗抑うつ剤
、精神神経安定剤、冠状血管拡張剤等として臨床に供さ
れている。
本発明によれば、式(I)の化合物は、式H ■ ■ で表わされるN−(2−ジメチルアミノエチル)−N−
(o−メルカプトフェニル)−p−メトキシ−α−アセ
トキシケイ皮酸アミド及びその酸付加塩であるケイ皮酸
アミド誘導体を閉環反応に付することにより製造される
閉環反応の条件としては、特に限定されず、この種の反
応の通常の条件と同様で良い。例えば、次の様な反応条
件により行なわれる。
(1)適当な溶媒中、通常1〜10時間程度、通常50
〜150℃程度の温度に加熱することにより反応を行な
う。反応は、特に限定されないが、窒素、二酸化炭素、
アルゴン等の不活性雰囲気中で行なうのが好ましい。溶
媒としては、例えばクロロホルム、ジクロルエタン、1
.1゜1−トリクロルエタン、1.1.2−)−ジクロ
ルエタン、テトラクロルエタン等のハロゲン化炭化水素
、エタノール、プロパツール、ブタノール等のアルコー
ル、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
等を挙げることができ、これらの少なくとも1種を用い
る。
(2)適当な溶媒中、例えばNa OCH3、KOCH
3、Na OC2H5、KOC2H5等のアルカリ金属
アルコキシド、トリエチルアミン、ピリジン、コリジン
、N−メチルモルホリン等の第三@アミン、ベンジルト
リメチルアンモニウムハイドロオキサイド、テトラブチ
ルアンモニウムハイドロオキサイド等の第四級アルキル
アンモニウムハイドロオキサイド、ピペリジン、ジエチ
ルアミン、モルホリン等の塩基性触媒の存在下、通常1
〜30時間程度、通常−20〜60℃程度の温度下に反
応を行なう。
反応は前思不活性雰囲気中で行なうのが好ましい。溶媒
としては、例えばメタノール、エタノール、ブタノール
等のアルコール、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、
テトラヒトOフラン、エチレングリコールジメチルエー
テル、エチレングリコールジエチルエーテル等を挙げる
ことができ、これらの少なくとも1種を用いる。また、
触媒の使用量は、特に限定されないが、式CI[)の化
合物を閉環させる場合は式CI[)の化合物に対して通
常0.05倍モル以上程度、特に好ましくはO31〜1
.5倍モル程度であり、式CI)の化合物の酸付加塩を
閉環させる場合は該酸付加塩に対して通常1倍モル以上
、特に好ましくは、1〜3倍モル程度である。
(3)適当な溶媒中、例えば三フッ化ホウ素メタノール
錯塩、三フッ化ホウ素エーテル錯塩、三フッ化ホウ素酢
酸錯塩、酢酸、p−トルエンスルホン酸等の酸性触媒の
存在下、通常1〜30時間程度、通常−20〜60℃程
度の温度下に反応を行なう。反応は前記不活性雰囲気中
で行なうのが好ましい。溶媒としては、例えばメタノー
ル、エタノール、ブタノール等のアルコール、クロロホ
ルム、ジクロルエタン、1,1゜1−トリクロルエタン
、1.1.2−トリクロルエタン、テトラクロルエタン
等のハロゲン化の炭化水素等を挙げることができ、これ
らの少なくとも1種を用いる。また、触媒の使用量は、
特に限定されないが式(n)の化合物又はその酸付加塩
に対して通常060005倍モル以上程度、特に好まし
くは0.001〜1.5倍モル程度である。
かくして得られる目的化合物(I)は、慣用の分離精製
手段、例えば再結晶、各種クロマトグラフィー等により
容易に単離できる。
本発明においては、上記で得られる目的化合物(I)を
、常法によって、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩等の酸付加塩
にすることもできる。
本発明の製造法において出発物質として用いる式(IF
)の化合物は、新規化合物であり、例えば下記反応工程
式Aに従って製造される。
〈反応工程式A〉 CM 。
X           (IV) (III) 脱水縮合反応又は 〔上記一般式(III)中、Xは水酸基又はハロゲン原
子を示す。〕 即ち、一般式(DI)で表わされる化合物と式(IV)
で表わされる2−N−(2−ジメチルアミノエチル)ア
ミノチオフェノールとを、脱水縮合反応又は脱ハロゲン
化水素反応に付することにより式(II)の化合物が得
られる。
上記脱水縮合反応の反応条件としては、特に限定されず
、この種の反応の通常の条件と同様で良い。具体的には
、Xが水酸基の化合物(DIa )に対して化合物(I
V)を通常0.5〜2倍モル程度の割合で用い、非プロ
トン性溶媒中で反応させれば良い。非プロトン性溶媒と
しては、例えば塩化メチレン、ジオキサン、アセトニト
リル、1,1゜2−トリクロルエタン、クロロホルム、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等を挙げ
ることができ、これらの少なくとも1種を用いる。
反応は、通常、縮合剤の存在下に行なうのが好ましい。
縮合剤としては、例えばN、N’ −ジシクロヘキシル
カルボジイミド ール ノプロピル)カルボジイミド、これらの塩酸塩等を挙げ
ることができる。縮合剤の使用量は、化合物(II[a
 )に対して通常0.5倍モル以上程度、特に好ましく
は1〜4倍モル程度とするのが良い。
反応は前記不活性雰囲気中で行なうのが好ましい。
反応温度は、特に限定されないが、通常−20〜50℃
程度とするのが適当である。本反応は、通常1〜24時
間程時間路了し、化合物(n)が生成する。
また上記脱ハロゲン化水素反応の反応条件としては、特
に限定されず、この種の反応の通常の条件と同様で良い
。具体的には、Xが弗素、塩素、臭素、沃素等のハロゲ
ン原子である化合物(nIb )に対して化合物(rV
)を通常0.5〜2倍モル程度の割合で用い、前記非プ
ロトン性溶媒中で反応させれば良い。反応は、無触媒下
でも触媒存在下でも進行する。無触媒下で反応させた場
合には、生成物が塩°酸塩等のハロゲン化水素付加塩と
して得られる。触媒を用いる場合には、通常例えばピリ
ジン、コリジン、トリエチルアミン等の塩基性触媒の存
在下に行なうのが好ましい。触媒を使用する場合の使用
量は、化合物(IIIb )に対して通常0.5倍モル
以上程度、特に好ましくは1〜2倍モル程度とするのが
良い。反応は、前記不活性雰囲気中で行なうのが好まし
い。反応温度は、特に限定されないが、通常−30〜5
0℃程度とするのが適当である。本反応は、通常10分
〜24時間程度で終了し、化合物(It)が生成する。
上記で得られる化合物(I)は、必要に応じて、常法に
よって、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩等の酸付加塩にするこ
ともできる。
上記反応工程式Aにおける化合物(IV)は公知の化合
物であるが、化合物(III)は新規化合物である。化
合物(I[[)は、例えば下記反応工程式日に従って製
造できる。
〈反応工程式B〉 (上記一般式(I[b )中、X′はハロゲン原子を示
す。〕 即ち、式(V)で表わされる公知化合物であるp−メト
キシフェニルピルビン酸をアセチル化して化合物(1)
の内Xが水酸基である化合物(I[[a )を得る。次
いで、これをハロゲン化して化合物(II)の内Xがハ
ロゲン原子である化合物(lIb )を得る。
上記アセチル化反応は、アセチル化剤として、例えば無
水酢酸、塩化アセチル等を用い、アセチル化剤をそのま
ま溶媒としても用いるか又は前記非プロトン性溶媒中で
、行なわれる。アセチル化剤の使用量は、化合物(V)
に対して通常0.5倍モル以上、好ましくは等倍モル以
上とするのが良い。反応は、無触媒下でも進行するが、
反応の際、例えばp−トルエンスルホン酸等の触媒を、
化合物(V)に対して0.1〜10%程度使用するのが
好ましい。反応温度は、特に限定されないが、通常O〜
200℃程度とすれば良い。反応時間は、通常30分〜
24時間程度である。
また、上記ハロゲン化反応は、ハロゲン化剤として、例
えばオキサリルクロライド、チオニルクロライド、オキ
シ塩化燐、オキサリルブロマイド等を用い、ハロゲン化
剤をそのまま溶媒としても用いるか又は前記非プロトン
性溶媒中で、行なわれる。ハロゲン化剤の使用量は、化
合物(I[a )に対して通常0.2倍モル程度以上、
好ましくは0.5倍モル以上とするのが良い。反応温度
は、特に限定されないが、通常O〜200℃程度とすれ
ば良い。反応時間は、通常10分〜12時間程度である
かくして、化合物(III)が得られ、これを前記反応
工程式Aの原料とする。
本発明法によれば、目的の化合物(I)及びその酸付加
塩を簡単な操作で収率良く得ることができるため工業上
有利である。
11WN&ffスIL 以下、参考例及び実施例を挙げて、本発明を更に具体的
に説明する。
参考例1 p−メトキシ−α−アセトキシケイ皮酸の合成p−メト
キシフェニルピルビン酸2gを無水酢酸5m12に懸濁
し、p−トルエンスルホン酸0. 19を加え、撹拌下
2時間還流した。反応終了後、冷Wし析出する結晶を枦
取し、酢酸エチル洗浄後乾燥した。収量2g (収率8
2.2%) 、1.1)。
180〜181℃、黄色結晶。
IR(c■1): 1765 (−C−C−0−Co−)、1710 (−
COOH)。
元素分析値: C+ 28t 20sとして、計算値(
%)C:61.01、H:5.12、実験値(%)C:
61.11、H:5.15゜参考例2 p−メトキシ−α−アセトキシケイ皮酸クロライドの合
成 p−メトキシ−α−アセトキシケイ皮m3aをオキサリ
ルクロライド10−に加え、撹拌下40分間還流した。
反応終了後、反応液を減圧にて濃縮した。更に、残存す
るオキサリルクロライドを除去するために塩化メチレン
を加え、再度、減圧で濃縮した。残渣にn−ヘキサンを
加えて結晶化させ、結晶を枦取した。収量2.60  
(収率80%)、醜、1)、124〜127℃(分解)
、赤色針状結晶。
I R(CI” ) : 1810 (−GOCI2 )。
元素分析値:Cl2H盲+C(10□として、計算値(
%)C:56.59、H:4.35、実験値(%)C:
56.70、H:4,40゜参考例3 N−(2−ジメチルアミノエチル) −N−(o −メ
ルカプトフェニル)−p−メトキシ−α−アセトキシケ
イ皮酸アミド及びその塩酸塩の合成p−メトキシ−α−
アセトキシケイ皮W1.2gとN、N’ −ジシクロへ
キシルカルボジイミド1.10とをクロロホルム35−
に溶解し、窒素気流中室温下で撹拌した。3時間後、こ
れにクロロホルム20m12に溶解した2−N−(2−
ジメチルアミノエチル)アミノチオフェノール1.0g
を窒素気流中撹拌下に室温で加えた。更に、12時間撹
拌し、反応終了後、析出した沈澱を枦去しクロロホルム
で洗った。反応液を冷水で洗浄後、芒硝により乾燥し、
減圧で濃縮してN−(2−ジメチルアミノエチル ェニル)−〇ーメトキシーαーアセトキシケイ皮酸アミ
ドを得た。収量1.9a(収率90.4%)、淡黄色粘
稠性油状物。
IR(c−一1): 1 760 (−〇ーCー0−Co−)、1 635 
(C−C−Co−N−C−C)。
NMR(DMSO  ds.  δ) :1、90 (
3H.、s 、−COC旦ニー)、2、22 (6H.
s 、−N (C比エユ」−)、2、85〜3.50 
 (5H,s  。
−CLLCLLNく及び−SH)、 3、79 (3H.S 、−OCLL)、6 、  6
 5 〜 8 。  10(9H.l。
芳香族性H及び−〇H−C<)。
これをエタノールに溶解させ、塩酸・エタノールを加え
放置して塩酸塩を析出させた。これを枦取、乾燥した。
収量1.913(収率78%)、吸湿性の黄褐色固体。
I R (cr’ ) : 2600〜2300 (NH” ’)、1755、1 
670 (C−0)。
NMR (CH3 0H−d − 、6):2、00 
(3H,S 、−COC比L)、2、93 (6H,s
 、−N (C比LLL)、3、18〜3.83 (4
H,麿。
−CLLCLLNく)、 3、79 (3H.s 、  −〇〇当山−、6、48
〜7.75  (9H.  11 。
芳香族性H及び−Cヨー C〈)。
参考例4 N−(2−ジメチルアミノエチル’)−N−(0−メル
カプトフェニル)−p−メトキシ−α−7セトキシケイ
皮酸アミド・塩酸塩の合成 p−メトキシ−α−7セトキシケイ皮駿クロライド2g
を1.1.2−トリクロルエタン20四に溶解した。こ
れを窒素ガス気流下で1.1.2−トリクロルエタン4
0−に溶解した2−N=(2−ジメチルアミノエチル)
アミノチオフェノール1.55g中に撹拌下、−10’
C以下に保って加えた。更に一10℃以下に保ちながら
3時間撹拌した。その後、室温下で12時間撹拌した。
反応終了後、反応液中に析出した結晶を枦取し、エーテ
ル洗浄後、イソプロピルアルコール・エーテルから再結
晶した。収量3a  (収率87%)、吸湿性の黄褐色
固体。
このもののIR及びNMRのデーターは、参考例3で得
たものと一致した。
実施例1 2−(4−メトキシフェニル)−3−アセトキシ−5−
<2−ジメチルアミンエチル)−2,3−ジヒドロ−1
,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン及びその塩
酸塩の合成 N−(2−ジメチルアミノエチル) −N−(0−メル
カプトフェニル セトキシケイ皮酸アミド1.9gにトルエン25−を加
え、窒素気流中、撹拌下6時間還流した。
その後、反応液を減圧下に濃縮した。この粗生成物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム・メ
タノール混液にて溶出)により精製した。得られた結晶
をイソプロビルエーテルから再結晶した。収量1.6a
(収率84.2%)、−、0.136〜137℃、白色
結晶。
I R (Cl−’ ) : 1740、1 2 1 5 (COCH3 )、1 6
78 (−Co−N<)、 1250、1 030 (C−8)。
NMR  (DMSO−d  @ 、  δ) :1。
90 (3H.s 、−000土L)、2、30 (6
H,s 、−N (C旦エユ」−) 、2、30〜3.
00  (4H,m  。
− c LLc旦」−一)、 3、83 (3H,S 、−OCLL)、5、00  
(1H.d  、J−6Hz  。
−S−CH<)、 5、  20  (1H.d  、J−6Hz  。
>CH−OCOCH3 )、 6、 70〜7.86  (8H,  ■ 。
芳香族性H)。
これをアセトンに溶解させ、塩酸・エタノールを加え放
置して塩酸塩を析出させた。これを枦取し、乾燥した。
収量1.6+1(収率77、6%)、■.p。189〜
191℃、白色結晶。
I R (am” ) : 1740、1 21 3 (COCH3)、1 680
 (−Co−N<)、 1250、1028 (C−8)。
NMR  (DMSO−d  s  、  δ) :1
、89  (3H,s  、−COCH3 )  、2
、70 〜3.05  (6t71,broad  。
− N  ( C !iLLL)、 3。10〜3.63  (2H,m  。
−CLLN〈)、 3、8 2 (3H.S 、−QCLL)、4、 10
〜4.  75  (2H.  l 。
−CH」−一)、 4、99  (1H.d  、J−7Hz  。
−S−CH<)  、 5。 15(1H,d.J−7Hz。
>CH−OCOCH3 )  、 6、 70〜7.82  (8H.  ■ 。
芳香族性H)。
実施例2 2−(4−メトキシフェニル)−3−7セトキシー5−
 (2−ジメチルアミノエチル)−2.3−ジヒドロ−
1,5−ベンゾチアゼピン−4 (5H)−オン及びそ
の塩酸塩の合成 N−(2−ジメチルアミノエチル)−N−(。
−メルカプトフェニル セトキシケイ皮酸アミド・塩酸塩4.5gをメタノール
80−にWJli!シた。これに窒素ガス気流中氷冷下
撹拌しながら1%ナトリウムメトキシドのメタノール溶
液50Qを徐々に滴下した。更に、水冷下で2時間撹拌
した。その後、室温下で16時間撹拌した。反応終了後
、2%酢酸・メタノール溶液で中和し、減圧濃縮した。
残漬をベンゼンで抽出して不溶物を分離後、、減圧で濃
縮して2−(4−メトキシフェニル)−3−アセトキシ
−5−(2−ジメチルアミノエチル)−2.3−ジヒド
ロ−1.5−ベンゾチアゼピン−4 (5H)−オンを
得た。収量3.8g (収率84.4%)。
このもののIR及びNMRのデーターは実施例1で得た
ものと一致した。
これをエーテルに溶解し、乾燥塩化水素ガスを加えて塩
酸塩を析出させた。この結晶をエタノールから再結晶し
た。収量3.5a  (収率77、5%) 、 −、L
l 9 0〜191℃、白色結晶。
このもののIR及びNMRのデーターは実施例1で得た
ものと一致した。
実施例3 2−(4−メトキシフェニル)−3−7セトキシー5−
 (2−ジメチルアミノエチル)−2,3−ジヒドロ−
1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オンの合成 実施例2において、N−(2−ジメチルアミノエチル)
−N−(0−メルカプトフェニル)−p−メトキシ−α
−アセトキシケイ皮酸アミドをその塩酸塩の代わりに用
い、1%ナトリウムメトキシドのメタノール溶液の使用
量を250とした以外は、実施例2と同様にして、目的
物を得た。収量4g (収率88.8%)。
このもののIR及びNMRのデーターは実施例1で得た
ものと一致した。
実施例4 2−(4−メトキシフェニル)−3−アセトキシ−5−
(2−ジメチルアミノエチル)−2,3−ジヒドロ−1
,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オンの合成 N−(2−ジメチルアミノエチル) −N−(0−メル
カプトフェニル)−11−メトキシ−α−7セトキシケ
イ皮酸アミド4.5gをメタノール80m1に溶解した
。これに窒素ガス気流中、水冷下撹拌しながら三フッ化
ホウ素メタノール錯塩0.5−をメタノール30舗に溶
解した溶液を徐々に滴下した。更に、水冷下で2時間撹
拌した。
その後、空部下で16時間撹拌した。反応終了後、1%
ナトリウムメトキサイドのメタノール溶液で中和し、減
圧濃縮した。残渣をベンゼンで抽出して不溶物を分離後
、減圧で濃縮して2−(4−メトキシフェニル)−3−
アセトキシ−5−(2−ジメチルアミノエチル)−2,
3−ジヒドロ−1゜5−ベンゾチアゼピン−4(5H)
−オンを得た。
収量3.8+I+(収率84.4%)。
このもののIR及びNMRのデーターは実施例1で得た
ものと一致した。
実施例5 2−(4−メトキシフェニル)−3−アセトキシ−5−
(2−ジメチルアミノエチル)−2,3−ジヒドロ−1
,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オンの合成 実施例4において、N−(2−ジメチルアミノエチル)
−N−(0−メルカプトフェニル)−〇−メトキシーα
−アセトキシケイ皮酸アミドに代えてその塩酸塩を用い
た以外は、実施例4と同様にして、目的物を得た。収量
3.40  (収率83%)。
このもののIR及びNMHのデーターは実施例1で得た
ものと一致した。
(以 上)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるN−(2−ジメチルアミノエチル)−N−
    (o−メルカプトフェニル)−p−メトキシ−α−アセ
    トキシケイ皮酸アミド及びその酸付加塩であるケイ皮酸
    アミド誘導体を閉環反応に付して、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる2−(4−メトキシフェニル)−3−アセ
    トキシ−5−(2−ジメチルアミノエチル)−2,3−
    ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オ
    ンを得、更に必要に応じて酸付加塩とすることを特徴と
    するベンゾチアゼピン誘導体の製造法。
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