JPS61165202A - 条鋼の精密圧延方法 - Google Patents
条鋼の精密圧延方法Info
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- JPS61165202A JPS61165202A JP476285A JP476285A JPS61165202A JP S61165202 A JPS61165202 A JP S61165202A JP 476285 A JP476285 A JP 476285A JP 476285 A JP476285 A JP 476285A JP S61165202 A JPS61165202 A JP S61165202A
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- Japan
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- bar
- rolling
- steel bar
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/16—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling wire rods, bars, merchant bars, rounds wire or material of like small cross-section
- B21B1/18—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling wire rods, bars, merchant bars, rounds wire or material of like small cross-section in a continuous process
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は条鋼圧延に関し、より詳しくは、はぼ円形断面
形状を有する条鋼を円形断面に仕上圧延する仕上圧延方
法に関する。
形状を有する条鋼を円形断面に仕上圧延する仕上圧延方
法に関する。
[従来の技術とその問題点1
条鋼圧延において、例えば自動車用条鋼の場合、その製
品寸法精度がAl5I規格で標準製品径上1%以内と規
定されているが、近時ユーザからこの値以上の厳しい寸
法精度が要求されるようになって柊でいる。
品寸法精度がAl5I規格で標準製品径上1%以内と規
定されているが、近時ユーザからこの値以上の厳しい寸
法精度が要求されるようになって柊でいる。
ところで、従来、条鋼の仕上圧延は、一般に2パスの仕
上圧延設備で行われている。例えば、はぼ円形断面形状
を有する条鋼な円形断面に仕上圧延する場合、第1パス
で条鋼をオーバル(楕円形)断面形状に圧延した後、第
2パスで上記オーバル断面形状の条鋼を第1パスの圧下
方向と直角な方向に圧延して円形断面の最終製品を得る
ようにしている。 ところで、条鋼圧延は3*元変形で
あるので、上述の如く、各バスで圧延された条鋼lこは
幅広がり(圧下方向と直交する方向の寸法増加)が生じ
るが、この幅広がり量が各パスにおける圧下量の変動に
伴って変動し、それによって製品の幅寸法が不安定にな
るという問題がある。
上圧延設備で行われている。例えば、はぼ円形断面形状
を有する条鋼な円形断面に仕上圧延する場合、第1パス
で条鋼をオーバル(楕円形)断面形状に圧延した後、第
2パスで上記オーバル断面形状の条鋼を第1パスの圧下
方向と直角な方向に圧延して円形断面の最終製品を得る
ようにしている。 ところで、条鋼圧延は3*元変形で
あるので、上述の如く、各バスで圧延された条鋼lこは
幅広がり(圧下方向と直交する方向の寸法増加)が生じ
るが、この幅広がり量が各パスにおける圧下量の変動に
伴って変動し、それによって製品の幅寸法が不安定にな
るという問題がある。
すなわち、仕上圧延前(第1パス人側゛)の条鋼は、粗
圧延列、中間圧延列におけるスタンド間張力の変動、ス
キッドマークによる材料の変形抵抗の変化等によって長
手方向で寸法誤差(通常標準寸法に対し3%程度)を有
するので、この寸法誤差によって第1パスの圧下量が条
鋼長手方向で変動して第1パスにおける条鋼の幅広がり
量、つまり第1パス出側の条鋼幅寸法が不安定になり、
その結果、第2パスにおける圧下量も変動して製品幅寸
法が不安定になる。その際、従来の2パス仕上圧延にお
いては、下記の如く各パスの圧下量が大きいので幅広が
り量も大きくなり(通常圧下量の15〜40%程度)、
それにより、圧下量の変動に伴う幅広がり量の変動も
天外くなって、前述のような厳しい寸法上の制約に対処
できない。
圧延列、中間圧延列におけるスタンド間張力の変動、ス
キッドマークによる材料の変形抵抗の変化等によって長
手方向で寸法誤差(通常標準寸法に対し3%程度)を有
するので、この寸法誤差によって第1パスの圧下量が条
鋼長手方向で変動して第1パスにおける条鋼の幅広がり
量、つまり第1パス出側の条鋼幅寸法が不安定になり、
その結果、第2パスにおける圧下量も変動して製品幅寸
法が不安定になる。その際、従来の2パス仕上圧延にお
いては、下記の如く各パスの圧下量が大きいので幅広が
り量も大きくなり(通常圧下量の15〜40%程度)、
それにより、圧下量の変動に伴う幅広がり量の変動も
天外くなって、前述のような厳しい寸法上の制約に対処
できない。
すなわち、従来の2パス圧延においては、通常、条鋼を
第1パスのロールからストリッパで分離した後、ローラ
ガイドによって挟圧保持して第2パスへ案内するように
しているが、このローラガイド内での条鋼の回転を防止
するためには、第1パス出側における条鋼のアスペクト
比(長径/短径)をかなり大きくする必要があり(1,
5〜1.6程度)、それにより、必然的に第1パス及び
第2パスにおける圧下量が増大し、製品幅寸法に悪影響
を及ぼす要因となる。
第1パスのロールからストリッパで分離した後、ローラ
ガイドによって挟圧保持して第2パスへ案内するように
しているが、このローラガイド内での条鋼の回転を防止
するためには、第1パス出側における条鋼のアスペクト
比(長径/短径)をかなり大きくする必要があり(1,
5〜1.6程度)、それにより、必然的に第1パス及び
第2パスにおける圧下量が増大し、製品幅寸法に悪影響
を及ぼす要因となる。
又、カリバー(孔型)圧延においては、第5図に示す如
く、ロールR,R間にロール隙Gが設けられるので、幅
広がりによるカリバーに、Kからロール隙Gへの条鋼の
噛出しを防止する必要」二、最II)仕上スタンドのロ
ールR,Rのカリバーに、 Kのロール隙G近傍には、
断面円形の基準プロフィールPより外方へ膨出する膨出
部Sが形成されるが、従来の2パス圧延では幅広がり量
の変動が大トいため、上記膨出部Sを天外<(ロール隙
Gの中心線でと、カリバーに、にの中心○及び膨出部S
の基部Aを通る直線夕゛ となす角αを大きく)口なけ
ればならず、その結果、カリバーに、にと条鋼との接触
面積が減少して(膨出部Sは条鋼側部が膨出部Sに接触
しない程度の大きさに形成される)製品の形状が悪化す
るという問題がある。
く、ロールR,R間にロール隙Gが設けられるので、幅
広がりによるカリバーに、Kからロール隙Gへの条鋼の
噛出しを防止する必要」二、最II)仕上スタンドのロ
ールR,Rのカリバーに、 Kのロール隙G近傍には、
断面円形の基準プロフィールPより外方へ膨出する膨出
部Sが形成されるが、従来の2パス圧延では幅広がり量
の変動が大トいため、上記膨出部Sを天外<(ロール隙
Gの中心線でと、カリバーに、にの中心○及び膨出部S
の基部Aを通る直線夕゛ となす角αを大きく)口なけ
ればならず、その結果、カリバーに、にと条鋼との接触
面積が減少して(膨出部Sは条鋼側部が膨出部Sに接触
しない程度の大きさに形成される)製品の形状が悪化す
るという問題がある。
このような悪条件のもとで、少しでも製品の寸法精度及
び形状を向」ニさせるため、従来、条鋼長手方向で温度
を一定に保持したり、スタンド間張力を一定に保つ等の
制御が行われているが、かかる制御はい)熟練度の高い
作業者を要し、(ii)作業に危険を伴い、(iii)
頻繁なサンプルチェックを行うため生産性が低下し、(
iv)必ずしも充分な製品寸法精度が得られない等、種
々問題が多かった。
び形状を向」ニさせるため、従来、条鋼長手方向で温度
を一定に保持したり、スタンド間張力を一定に保つ等の
制御が行われているが、かかる制御はい)熟練度の高い
作業者を要し、(ii)作業に危険を伴い、(iii)
頻繁なサンプルチェックを行うため生産性が低下し、(
iv)必ずしも充分な製品寸法精度が得られない等、種
々問題が多かった。
なお、従来、仕上圧延列を3パスで構成し、第1パスと
第2パスで条鋼を夫々軽圧下で同方向に圧延した後、第
3バスで上記条鋼を第1、第2パスの圧下方向と直角な
方向に最終仕上圧延するようにしたものが提案されてい
るが(特開昭53−85760号公報参照)、かかる方
法では第1゜第2パスの夫々の圧下量は小さくても同一
方向に繰返し圧延することにより第1.第2パス全体で
の圧下量はかなり大きくなり、それによって条鋼の幅広
がり量の変動も大きくなるので、2パス圧延と同様充分
な製品幅寸法精度を得ることはでとない。
第2パスで条鋼を夫々軽圧下で同方向に圧延した後、第
3バスで上記条鋼を第1、第2パスの圧下方向と直角な
方向に最終仕上圧延するようにしたものが提案されてい
るが(特開昭53−85760号公報参照)、かかる方
法では第1゜第2パスの夫々の圧下量は小さくても同一
方向に繰返し圧延することにより第1.第2パス全体で
の圧下量はかなり大きくなり、それによって条鋼の幅広
がり量の変動も大きくなるので、2パス圧延と同様充分
な製品幅寸法精度を得ることはでとない。
[問題点を解決するための手段1
本発明では上述の問題を解決するため、仕上げ圧延すべ
き円形断面形状の条鋼を3パスの圧延により円形断面形
状に圧延するに当り、第1パスでは入側条鋼をその断面
における最小寸法より僅かに小さいカリバー溝間寸法を
有するロールでオーバル断面形状に軽圧下で圧延し、全
長にわたり条鋼の断面一方向の寸法を一定にする。
き円形断面形状の条鋼を3パスの圧延により円形断面形
状に圧延するに当り、第1パスでは入側条鋼をその断面
における最小寸法より僅かに小さいカリバー溝間寸法を
有するロールでオーバル断面形状に軽圧下で圧延し、全
長にわたり条鋼の断面一方向の寸法を一定にする。
第2パスでは第1パスで圧延された条鋼な第1パスの圧
下方向と直交する方向に、且つ第2パス出側の条鋼が1
.05〜1.2のアスペクト比を有するオーバル断面形
状となるように軽圧下で圧延し、全長にわたり条鋼の断
面他方向の寸法を一定にする。
下方向と直交する方向に、且つ第2パス出側の条鋼が1
.05〜1.2のアスペクト比を有するオーバル断面形
状となるように軽圧下で圧延し、全長にわたり条鋼の断
面他方向の寸法を一定にする。
第3パスでは第2パスで圧延された条鋼を第1パスの圧
下方向に軽圧下で最終仕上圧延するようにしたものであ
る。
下方向に軽圧下で最終仕上圧延するようにしたものであ
る。
なお、カリバー溝間寸法とは、最終仕上ロールを示す第
5図を借用して説明すると、カリバーK。
5図を借用して説明すると、カリバーK。
Kの中心○を通り、ロール隙Gの中心線でと直交する直
線f2″がカリバーに、にのプロフィールPと交わる2
点B、C間の距離してある。
線f2″がカリバーに、にのプロフィールPと交わる2
点B、C間の距離してある。
[作用1
上述の第1パスは入側条鋼の断面一方向(例えば高さ方
向)の寸法変動を除去するためのパスであって、経験的
に知られる入側条鋼の最大寸法誤差より僅かに大トい圧
下を加えるに留め、それにより、第1パス出側における
条鋼の圧下方向の寸法を揃えるとともに、第1パス出側
の条鋼の幅広がり量の変動を最小限にする。
向)の寸法変動を除去するためのパスであって、経験的
に知られる入側条鋼の最大寸法誤差より僅かに大トい圧
下を加えるに留め、それにより、第1パス出側における
条鋼の圧下方向の寸法を揃えるとともに、第1パス出側
の条鋼の幅広がり量の変動を最小限にする。
第2パスは、第1パスで断面の一方向の寸法が厳密に規
定きれた条鋼の上記一方向と直交する断面方向(例えば
幅方向)の寸法を全長にわたって揃えるためのパスであ
る。この際、上述の如く、第1パス出側の条鋼幅方向(
第2パスの圧下方向)の寸法変動は小さいので、第2パ
スにおける圧下量の変動は小さく、且つ第2パスの圧下
量自体が小さい(第2パス出側の条鋼アスペクト比が1
゜05〜1.2)ので、第2パス出側の条鋼幅寸法は安
定した値を取る。
定きれた条鋼の上記一方向と直交する断面方向(例えば
幅方向)の寸法を全長にわたって揃えるためのパスであ
る。この際、上述の如く、第1パス出側の条鋼幅方向(
第2パスの圧下方向)の寸法変動は小さいので、第2パ
スにおける圧下量の変動は小さく、且つ第2パスの圧下
量自体が小さい(第2パス出側の条鋼アスペクト比が1
゜05〜1.2)ので、第2パス出側の条鋼幅寸法は安
定した値を取る。
第3パスは、第1パスと第2パスで断面における互いに
直交する2方向の寸法を規定された条鋼を円形断面に最
終仕上圧延するパスである。この際、上述の如く、第2
パス出側の条鋼幅方向(第3パスの圧下方向)の寸法変
動は小さいので、第3パスにおける圧下量の変動は小さ
く、しかも第3パスの圧下量自体が小さいので、最終製
品の幅寸法は極めて安定した値を取る。
直交する2方向の寸法を規定された条鋼を円形断面に最
終仕上圧延するパスである。この際、上述の如く、第2
パス出側の条鋼幅方向(第3パスの圧下方向)の寸法変
動は小さいので、第3パスにおける圧下量の変動は小さ
く、しかも第3パスの圧下量自体が小さいので、最終製
品の幅寸法は極めて安定した値を取る。
[発明の効果]
以上、説明したように、本発明では、条鋼を3パスで、
夫々前パスと直交する方向に軽圧下で圧延するようにし
たので、各パスの出側における条鋼の幅寸法は安定した
値となり、しかも前パスにおける幅寸法の安定が順次、
次パスに反映されて好循環を生じるので、最終製品の幅
寸法精度は極めで高くなる。
夫々前パスと直交する方向に軽圧下で圧延するようにし
たので、各パスの出側における条鋼の幅寸法は安定した
値となり、しかも前パスにおける幅寸法の安定が順次、
次パスに反映されて好循環を生じるので、最終製品の幅
寸法精度は極めで高くなる。
=7−
又、軽圧下の圧延であることと、圧下刃が小さくロール
径を小さくできることから幅寸法変動が小さくなること
に伴い、最終パス(第3パス)のロールRの膨出部Sを
小さく(第5図中の角度αを小さく)できるので、最終
パスのロールR,Rと圧延される条鋼との接触面積が増
し、それによって製品形状を向上させることができる。
径を小さくできることから幅寸法変動が小さくなること
に伴い、最終パス(第3パス)のロールRの膨出部Sを
小さく(第5図中の角度αを小さく)できるので、最終
パスのロールR,Rと圧延される条鋼との接触面積が増
し、それによって製品形状を向上させることができる。
[実施例]
以下、実施例を説明する。
第2図及び第3図には、本発明法を採用した条鋼の仕上
圧延設備1が示されており、この仕上圧延設備1はベッ
ド9上に載置されるとともに、仕上圧延すべき円形断面
の条鋼を3パスで円形断面に圧延しうるように、3組の
ロール2a、 3a、 4aを比較的コンパクトなロ
ールスタンドユニット5内に、第10−ル2aと第30
−ル4aは水平に、第20−ル3aは垂直に、且つ夫々
回転可能に収容して構成されている。
圧延設備1が示されており、この仕上圧延設備1はベッ
ド9上に載置されるとともに、仕上圧延すべき円形断面
の条鋼を3パスで円形断面に圧延しうるように、3組の
ロール2a、 3a、 4aを比較的コンパクトなロ
ールスタンドユニット5内に、第10−ル2aと第30
−ル4aは水平に、第20−ル3aは垂直に、且つ夫々
回転可能に収容して構成されている。
上記第10−ル2aと第30−ル4aは、夫々ロールス
タンドユニット5内のビニオンスタンド6.7により支
承される各1対の水平なスピンドル2,4上に固定され
、該スピンドル2.4は分配減速機8を介して駆動電動
機10に接続されて、駆動電動filoによって第1.
第30−ル2a。
タンドユニット5内のビニオンスタンド6.7により支
承される各1対の水平なスピンドル2,4上に固定され
、該スピンドル2.4は分配減速機8を介して駆動電動
機10に接続されて、駆動電動filoによって第1.
第30−ル2a。
4aが回転駆動されるようになっている。
又、第20−ル3aは、基部が垂直ロール用減速機11
内に収容される垂直なスピンドル3上に固定され、スピ
ンドル3は垂直ロール用減速機11及び分配減速機8を
介して駆動電動1ioに接続されて、駆動電動機10に
よって第20−ル3aが回転駆動される。
内に収容される垂直なスピンドル3上に固定され、スピ
ンドル3は垂直ロール用減速機11及び分配減速機8を
介して駆動電動1ioに接続されて、駆動電動機10に
よって第20−ル3aが回転駆動される。
そして、本実施例では各ロール2a、 3a、 4aを
一体のロールスタンドユニット5内に収容して、第1.
第20−ル2a、3a間の間隔及び第2.第30−ル3
a、4a開の間隔を極めて小さく設定することにより(
夫々ロール径の1〜2倍程度)、各ロール2a、3a、
4aの条鋼保持力のみでロール間における条鋼の捩れを
防止しうるようにしている。その結果、後述の如く、第
1.第2パス出側における条鋼のアスペクト比を充分に
小さく設定し、条鋼を軽圧下して製品の寸法変動を少な
くすることができるのである。
一体のロールスタンドユニット5内に収容して、第1.
第20−ル2a、3a間の間隔及び第2.第30−ル3
a、4a開の間隔を極めて小さく設定することにより(
夫々ロール径の1〜2倍程度)、各ロール2a、3a、
4aの条鋼保持力のみでロール間における条鋼の捩れを
防止しうるようにしている。その結果、後述の如く、第
1.第2パス出側における条鋼のアスペクト比を充分に
小さく設定し、条鋼を軽圧下して製品の寸法変動を少な
くすることができるのである。
第1.第20−ル2a、3a間及び第2.第30−ル3
a、 4anllこは、夫々条鋼の進行方向に幅ガイド
12.13が設けられ、該幅ガイド12゜13によって
条鋼の進行方向と直交する方向の動とが規制されるよう
になっている。第1.第20−ル2a、3a間の幅ガイ
ド12を第4図に例示する如く、各幅ガイド12は上流
側のロールから条鋼を分離するストリッパ部12a、・
・・を有する。
a、 4anllこは、夫々条鋼の進行方向に幅ガイド
12.13が設けられ、該幅ガイド12゜13によって
条鋼の進行方向と直交する方向の動とが規制されるよう
になっている。第1.第20−ル2a、3a間の幅ガイ
ド12を第4図に例示する如く、各幅ガイド12は上流
側のロールから条鋼を分離するストリッパ部12a、・
・・を有する。
なお、ロールスタンドユニット5の条鋼の進行方向」二
部端5aには、仕上圧延すべき条鋼な第10−ル2aに
案内する入口ガイド14が、進行方行下流端5bには、
最終製品をロールスタンドユニット5から搬出する出口
がイド15が設けられている。 ′ 第1図(a)〜(d)において、第10−ル2aは円形
断面の入側条鋼17a(断面積: A。)の天地方向寸
法の変動を吸入するためのロールで、入側条鋼17aの
天地方向寸法の最小値より僅かに小さいカリバー溝間寸
法を有するオーバル断面形状のカリバー18を備え、こ
の第10−ル2aで条鋼17aを軽圧下で圧延すること
により、第10−ル2a出側の条鋼17b(断面積:A
1)の天地方向寸法H1を規定する。
部端5aには、仕上圧延すべき条鋼な第10−ル2aに
案内する入口ガイド14が、進行方行下流端5bには、
最終製品をロールスタンドユニット5から搬出する出口
がイド15が設けられている。 ′ 第1図(a)〜(d)において、第10−ル2aは円形
断面の入側条鋼17a(断面積: A。)の天地方向寸
法の変動を吸入するためのロールで、入側条鋼17aの
天地方向寸法の最小値より僅かに小さいカリバー溝間寸
法を有するオーバル断面形状のカリバー18を備え、こ
の第10−ル2aで条鋼17aを軽圧下で圧延すること
により、第10−ル2a出側の条鋼17b(断面積:A
1)の天地方向寸法H1を規定する。
第20−ル3aは、その短径方向が第10−ル2aのカ
リバー18の長径方向と一致するオーバル断面形状のカ
リバー19を有し、この第20−ル3aで条鋼171)
を軽圧下で圧延することにより、第20−ル3a出側の
条鋼17C(断面積:A2)の圧下方向寸法H2が規定
される。この第20−ル3a出側の条鋼17cのアスペ
クト比B2/H2は1.05〜1.2の範囲に設定され
る。
リバー18の長径方向と一致するオーバル断面形状のカ
リバー19を有し、この第20−ル3aで条鋼171)
を軽圧下で圧延することにより、第20−ル3a出側の
条鋼17C(断面積:A2)の圧下方向寸法H2が規定
される。この第20−ル3a出側の条鋼17cのアスペ
クト比B2/H2は1.05〜1.2の範囲に設定され
る。
第30−ル4aはロール隙の近傍に第5図に示すような
膨出部(第1図(d’)には不図示)を有する概ね円形
のカリバー20 を備え、第30−ル4aで条鋼17c
を軽圧下で圧延することにより、円形断面の最終製品1
7d(断面積:A3)の寸法形状が規定される。
膨出部(第1図(d’)には不図示)を有する概ね円形
のカリバー20 を備え、第30−ル4aで条鋼17c
を軽圧下で圧延することにより、円形断面の最終製品1
7d(断面積:A3)の寸法形状が規定される。
上記したような仕上圧延設備1により、本発明法に基づ
いて圧延すれば、最終製品17dの寸法誤差を±0.5
%以内に安定して収めることができた。なお、第2パス
における減面量(A1.−A2)と、第3パスにおける
減面量(A2−A3)との比は、最終パスの圧下量をで
とるだけ小さくするという観点から6:4程度に設定す
ることが好ましい。
いて圧延すれば、最終製品17dの寸法誤差を±0.5
%以内に安定して収めることができた。なお、第2パス
における減面量(A1.−A2)と、第3パスにおける
減面量(A2−A3)との比は、最終パスの圧下量をで
とるだけ小さくするという観点から6:4程度に設定す
ることが好ましい。
ここで、従来の2パス圧延と、本発明による3パス圧延
の各種特徴を比較した結果を次頁の表に示す。
の各種特徴を比較した結果を次頁の表に示す。
以下余白
表
なお、上記の実施例では、第1.第30−ル2a、4a
を水平に、第20−ル3aを垂直に配向したが、各ロー
ル2a〜4aの内外はそれに限定されルモのではなく、
各パスのロールが前パスのロールと直交する方向に配向
されていれば充分である。
を水平に、第20−ル3aを垂直に配向したが、各ロー
ル2a〜4aの内外はそれに限定されルモのではなく、
各パスのロールが前パスのロールと直交する方向に配向
されていれば充分である。
第1図(a)〜(d)は仕上圧延前及び第1〜第30−
ルで夫々圧延されすこ後の条鋼を示す断面図、第2図は
本発明に係る仕上圧延設備の一部破断乎面図、 第3図は第2図のIII矢視正面図、 第4図は第2図のIL−IV線に沿う部分拡大断面図、 第5図は最終仕上ロールの拡大断面図である。 17a〜17d:条鋼。
ルで夫々圧延されすこ後の条鋼を示す断面図、第2図は
本発明に係る仕上圧延設備の一部破断乎面図、 第3図は第2図のIII矢視正面図、 第4図は第2図のIL−IV線に沿う部分拡大断面図、 第5図は最終仕上ロールの拡大断面図である。 17a〜17d:条鋼。
Claims (1)
- (1)仕上げ圧延すべきほぼ円形断面形状の条鋼を3パ
スの圧延により寸法精度の良い円形断面形状に圧延する
条鋼圧延方法であって、 第1パスにおいて前記条鋼をその断面における最小寸法
より僅かに小さいカリバー溝間寸法を有するロールでオ
ーバル断面形状に軽圧下で圧延し、第2パスにおいて第
1パスで圧延された条鋼を第1パスの圧下方向と直交す
る方向に、且つ第2パス出側の条鋼が1.05〜1.2
のアスペクト比を有するオーバル断面形状となるように
軽圧下で圧延し、 第3パスにおいて第2パスで圧延された条鋼を第1パス
の圧下方向に軽圧下で最終仕上圧延して寸法精度の良い
円形断面形状の最終製品を得るようにしたことを特徴と
する条鋼の精密圧延方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP476285A JPS61165202A (ja) | 1985-01-14 | 1985-01-14 | 条鋼の精密圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP476285A JPS61165202A (ja) | 1985-01-14 | 1985-01-14 | 条鋼の精密圧延方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61165202A true JPS61165202A (ja) | 1986-07-25 |
JPH0361521B2 JPH0361521B2 (ja) | 1991-09-20 |
Family
ID=11592891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP476285A Granted JPS61165202A (ja) | 1985-01-14 | 1985-01-14 | 条鋼の精密圧延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61165202A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6340601A (ja) * | 1986-08-05 | 1988-02-22 | Kobe Steel Ltd | 条鋼圧延機 |
JPH01210102A (ja) * | 1988-02-16 | 1989-08-23 | Daido Steel Co Ltd | 条鋼の保持案内具無し圧延方法 |
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EP1010476A2 (de) * | 1998-12-14 | 2000-06-21 | SMS Demag AG | Walzgerüstanordnung zum Walzen von Draht |
KR20010061653A (ko) * | 1999-12-28 | 2001-07-07 | 이구택 | 공형을 가지는 고탄소강 선재압연롤 |
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-
1985
- 1985-01-14 JP JP476285A patent/JPS61165202A/ja active Granted
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JPH0743254U (ja) * | 1993-09-28 | 1995-08-18 | 昆盈企業股▲分▼有限公司 | トラックボール含有シェル連結用クランプ |
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EP1010476A3 (de) * | 1998-12-14 | 2003-09-03 | SMS Demag AG | Walzgerüstanordnung zum Walzen von Draht |
KR20010061653A (ko) * | 1999-12-28 | 2001-07-07 | 이구택 | 공형을 가지는 고탄소강 선재압연롤 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0361521B2 (ja) | 1991-09-20 |
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