JPH09327719A - 溶接管の製造方法及び製造装置 - Google Patents

溶接管の製造方法及び製造装置

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JPH09327719A
JPH09327719A JP16830296A JP16830296A JPH09327719A JP H09327719 A JPH09327719 A JP H09327719A JP 16830296 A JP16830296 A JP 16830296A JP 16830296 A JP16830296 A JP 16830296A JP H09327719 A JPH09327719 A JP H09327719A
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die
metal strip
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metal
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JP16830296A
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Takefumi Nakako
武文 仲子
Takayuki Yoshida
剛之 吉田
Matsuichi Kamoda
松一 鴨田
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属帯をダイスを通して円筒形状に成形し、
その突き合わせ部を溶接する金属管の製造方法におい
て、低い引き抜き力で捻じれのない円筒形状に成形す
る。 【構成】 ダイス10の直前で水平などにより金属帯1
を水平に規制し、ダイス10直後で円筒形状に成形され
た金属帯の突き合わせ部に挿通するフィン31cを設け
たガイドロール31a、31bなどによって周方向に規
制することにより、絞り率5%未満での金属帯の成形時
の捻じれを防止する。 【効果】 低絞り率での成形で捻じれを生じないことに
より、低い引き抜き力での成形が可能となり、また、加
工硬化の少ない溶接鋼管の製造が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属帯をダイスを通し
て引き抜くことにより円筒形状に曲げ加工した後、突き
合わせ部を溶接して金属管を製造する方法及びそのため
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属帯を一個のダイスを通して円筒形状
に成形した後、金属帯の両端縁を次工程で溶接するに際
しては、溶接装置において、円筒形上に成形された金属
帯の両端縁部が溶接装置に設定された溶接位置を正確に
通過するように移送される必要がある。ところが、この
ように金属帯をダイスを通して引き抜く成形方法による
場合、曲げ加工に伴って円筒に曲がりを生じる傾向があ
り、また、引き抜きに伴う塑性変形がこれらの曲がりと
相俟つて捩じれとなって現われるため、引き抜き後の円
筒体が次工程の溶接装置で移送されるとき、これらの溶
接個所となる端縁部が溶接位置を安定して正確に通らな
い。このようなことから、従来は引き抜き加工による下
式(1)の絞り率Reを5%程度以上として、加工度を
大きくすることによって矯正作用を持たせていた。 Re=[W/{(D−t)×π}−1]×100%・・・ (1) しかしながら、この曲げ成形においては、ダイスによっ
て目的とする金属帯の幅方向の曲げ加工を行うと共に金
属帯を幅方向に絞る加工を行うため、この絞り率を大き
くすることは曲げ加工のみの場合と比べて引き抜きに要
する力が大きくなり、大掛かりな設備が必要となるばか
りでなく、更にダイスに対する加工時の面圧が高くなる
などしてダイスの寿命が短くなるなどの問題があった。
更に、絞り加工による付加的な塑性変形に起因して加工
硬化を生じるため、製品である溶接管の伸びなどの機械
的性質が劣化するという問題を生じていた。一方で、絞
り率を5%未満とすることは上記した円筒体の捻じれが
著しくなるため、次工程の溶接が実行できず、これらの
問題の解決は困難であった。この絞り率Reと引き抜き
力との関係に成形管における捻じれの発生をプロットす
ると図8に示すようになり、絞り率約5%程度以上で捻
じれが発生しなくなるが、同時に引き抜き力も増加する
ことが判る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解消すべく案出されたものであり、5%未満の低
絞り率における円筒成形管の捻じれを解消し、低絞り率
での成形を可能とすることにより、伸びなどの機械的性
質のすぐれた溶接管の製造を可能とすると共に、大掛か
りな設備を要することなくこれらの加工を可能として製
造コストを低減可能とすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するため、金属帯をダイスを通して引き抜くことによ
り断面円筒形状に成形した後、突き合わせ部を溶接して
金属管を製造する方法において、ダイス入側直近におい
ては金属帯を水平に規制するガイドを、ダイス出側直近
においては円筒状に成形された金属帯の両端縁の周方向
の位置を規制するガイドをそれぞれ単独もしくは組み合
わせて用いることにより、ダイスベアリング部の内径
D、金属帯の幅W、金属帯の厚さtより前記(1)式で
計算される絞り率Reが5%未満で金属帯を円筒形状に
成形するものである。
【0005】すなわち、ダイス入口直前において、ダイ
ス中に導入される金属帯を水平に規制してガイドするこ
とにより、該ダイス中で金属帯の幅方向に対称に曲げ成
形作用を安定して作用せしめるのであり、また、出口直
後において、円筒形状の金属帯を周方向に規制すること
により、捻じれに対する矯正作用をダイスから引き出さ
れる際に金属帯に及ぼすことにより効果的に捻じれを防
止して、捻じれを生じやすい低絞り率の円筒状成形加工
を可能にするものである。
【0006】
【実施の態様】以下、図面により本発明にかかる溶接管
の製造方法及び溶接管製造装置について詳細に説明す
る。第1図及び第2図は、本発明による金属帯の曲げ加
工状態を示す装置の断面図で、それぞれ側方及び上方か
ら見た図である。また、第3図及び第4図は、それぞ
れ、図1のA−A線及びB−B線に沿って切断したダイ
ス入側のガイドロール及びダイス出側のガイドロールを
示す。本発明の製造方法においては、ダイスを初めとす
る加工装置の負荷を小さくし、また製造された溶接管の
伸びなどの機械的性質を確保するため、絞り率を5%未
満、すなわち、金属帯の幅を(D−t)×πで計算され
るダイスベアリング部における設計周長の10.5倍未
満とし、また、有効な加工幅として、製造しようとする
製品溶接管の板厚中心における周長に成形後の溶接代及
びサイジングロールでの絞り代を加えた溶接前の円筒周
長を下限とする。このような幅を有する金属帯1を、ダ
イス10の入側に配置されたガイドロール21a、21
bで水平状態に規制しながら、その直後に配置されたダ
イス10により円筒状に成形した後、ダイス10の出側
直後に設けられたガイドロール31a、31bにより円
筒状に成形された金属帯1の突き合わせ部にフィンを嵌
入せしめて周方向に規制して突き合わせ部が上側を向く
ように保持し、引き続いて突き合わせ部を図6に示す次
工程の溶接装置5により溶接する。これら入側ガイド及
び出側ガイドは金属帯の捻じれの程度によりいずれか単
独で用いてもよい。
【0007】このように加工される金属帯に対し、図6
の加工工程に示すように、更に、必要に応じてダイス1
0の入側に配置された水平ガイドロールスタンド20よ
りも上流側において1組の成形ロール(エッジベンドロ
ール)2によって金属帯の両エッジをあらかじめ所定の
曲率に曲げ加工を行い、あるいは、溶接後にサイジング
ロール6により断面形状あるいは断面寸法の調整、矯正
ロール8による曲がり調整を行う。これらの加工工程に
対し、成形スタンド6、8の間またはこれらの後流に引
き抜き装置7が配置され、金属帯を所定の速度で連続的
に引き抜く。図1及び図3に示すように、ダイス10の
入側に配置された水平ガイドスタンド20は、1本ある
いは上下2本の水平かつ成形方向に直交して配置された
円筒形状のガイドロール21a、21bを備え、上側ガ
イドロール21a及び下側ガイドロール21bは共に圧
下スクリュー24a、24bによって上下方向のロール
位置調整が行われ、更にガイドロール21a、21bが
組み込まれたスタンド20全体が成形方向に平行に設け
られたガイド溝22a、22bに沿って移動することに
より、ダイス10に対してその位置を調整可能であり、
固定クランプ23a、23bによって適切な位置に固定
する。
【0008】また、ダイス10の出側に配置されたガイ
ドスタンド30は、図2及び図4に示すように、上下2
個の水平かつ成形方向に直交して配置されたガイドロー
ル31a、31bを備える。これらのロールには円筒形
状に成形された金属帯を外側から保持可能なようにロー
ル表面外周に円筒形状に対応する溝が設けられ、更に上
側ロール31aにおいては突き合わせ部を規制するため
のフィン31cが設けられている。
【0009】図7は図1のB−B線の沿った断面の拡大
図であって、出側ガイドロールの一例の詳細を示す。上
下のガイドロール共、成形管を保持する溝部を有してい
るが、上ロールの該溝部中央には、上記のフィン31c
が設けられていて、円筒状に成形された金属帯の突き合
わせ部の間に割り込み、その両端縁に接してその周方向
への捻じれを抑制する。ダイスの出側直後においてこの
ように周方向への捻じれを規制することにより、引き抜
き作用と相俟つて矯正作用を及ぼすことにより成形作用
の際の捻じれを抑制できるのであり、成形された金属帯
は安定して溶接位置に向け一定の方向に送り出すことが
できる。下ロール31bはガイドロールスタンド30に
対してその位置が固定され、上側ロール31aは下ロー
ル31bに対して圧下スクリュー34によって上下方向
に位置調整が可能で、更にガイドロール31a、31b
が組み込まれたスタンド30全体がガイドロールスタン
ド支持板32に上下方向に平行に設けられたガイド溝3
3a、33bに沿って水平面上の位置及び方向を保ちな
がら上下方向にのみ自由に移動可能である。なお、ダイ
スの入、出側のガイドについては前述のロール方式に限
らず、同様に金属帯を水平に規制し、また、突き合わせ
部を規制する機能を有するものであれば、例えば、シュ
ー方式などによってもよい。
【0010】このように、ダイス入側においては、金属
帯を水平に規制し、ダイス出側においては円筒状に形成
された金属帯の両端縁部の周方向位置を規制することに
より、(1)式で計算される絞り率5%未満の捻じれを
生ずる条件下で成形を行ってもダイス10での成形時に
発生する金属帯の捻じれを防止することが可能である。
ダイス入側ガイドロールは、ダイス入口直前において、
金属帯を水平に規制した状態でダイスにガイドすること
により、ダイス内での曲げ成形を金属帯の幅方向に左右
対称に安定して進行させ、捻じれを減少させるように作
用する。この作用はダイスに近接するほど効果があり、
このことはダイス後方に配置したガイドロールにおいて
も同様であるから、入側ガイドロール21a、21b及
び出側ガイドロール31a、31bの位置は、可能な限
りダイス10に近接して配置することがダイス10にお
ける金属帯の捻じれ作用を防止する上で有効である。特
に小径管の場合、相対的に間隔が大きくなることから、
これらのガイドロールの軸受けなどの強度の許すかぎり
小径とし、また、これらのガイドロールを保持するロー
ルスタンドの成形方向の幅を狭くし、これらのガイドロ
ールと同等程度として、ダイス10と干渉しない限り近
接して配置することが好ましい。金属帯の幅が、本発明
の上限である(1)式より計算される絞り率Re5%と
なる幅を越えると、引き抜き力が過大となり、製品とな
る溶接管の機械的性質が劣化するばかりでなく、引き抜
きに要する力が過大となって引き抜きによる加工が困難
になる。一方、金属帯の幅は、製品周長に成形後の溶接
代及びサイジングロールによる絞り代を加えた幅が製品
径を得る限度である。
【0011】成形ダイス10としては、図1及び2に示
すように、通常、最小径部であるベアリング部10と素
材となる金属帯1の幅よりも大径のダイス入口とを引き
抜き力が比較的小さくなるような角度(通常の潤滑条件
下では全角で20〜30°程度)を持つ円錐面あるいは
ラッパ状の曲面でつないだ形状をなす。ダイス10はダ
イスケース11、ダイスホルダー12によってその出側
の位置を固定されて取り付けられていることから、製造
しようとする溶接管1の径の大小に応じてベアリング部
からダイス入側までの長さが変わるが、入側ガイドロー
ルスタンド20をガイド溝22a、22bに沿って成形
方向に平行に移動してダイスとの間隔を調整可能とし、
その位置で固定することにより、異なる長さを有するダ
イス10に対してもガイドロール21a、21bをダイ
ス10の入口に適切な間隔に近接して配置することがで
きる。ガイドロール21a、21bの上下方向の位置調
整は、圧下スクリュー24a、24bによって上側ガイ
ドロール21a及び下側ガイドロール21bがそれぞれ
独立に行われるため、任意の厚さあるいはエッジ部が曲
げられた任意の高さを有する金属帯1を上下から有効に
保持することが可能で、更に、これによって金属帯がダ
イスに進入する上下方向の角度についても自由に設定す
ることが可能である。図5に、このようにして金属帯の
端部を予め曲げ成形した状態を示す。
【0012】通常、ダイス10の出側においては円筒状
に成形された金属帯が上下方向にそりを生ずるため、出
側ガイドロール31a、31b位置での金属帯の高さは
そりの程度及び引き抜き力などの成形条件によって変化
し一定とはならない。従って、これに対処するため、図
1、2及び4に示すように、出側ガイドロールスタンド
30では下ロール31bはガイドロールスタンド30に
対してその位置が固定され、上側ロール31aは圧下ス
クリュー34によってその下ロール31bに対して上下
方向に位置調整が可能とする。更にガイドロール31
a、31bが組み込まれたスタンド30全体が水平面上
の位置及び方向を保ちながら、溝33a、33bに沿っ
て上下方向にのみ円筒状に成形された金属帯の高さに応
じて自由に移動して調整可能とすることにより、円筒状
に成形された金属帯を上下ガイドロール31a、31b
によって有効に規制しながら、成形後の反りあるいは張
力等に起因する金属帯の高さの変動に対してガイドロー
ルスタンド30が追従するため、成形後の金属帯に無理
な変形を引き起こすことはない。
【0013】実施例1 幅23.9mm×厚さ0.8mmのSUS304冷延鋼
帯の下面に潤滑剤を塗布し、あらかじめ鋼帯の両端から
それぞれ板幅の1/6の領域を外側で7.5mmの半径
で曲げ加工した後、該金属帯を直径30mm×ロール胴
長50mmで、下ロールは塗布された潤滑剤を絞りとる
ことがないように周方向に沿って複数の溝が設けられた
水平ガイドロール21a、21bによって水平に規制し
て、水平ガイドロール21a、21bの中心から約20
mm後方の位置に入側端部が位置するように設置された
入口φ25mm、ダイス全角22度、ベアリング部φ
8.4mmの超硬合金(WC+Co)製でその表面にT
iN+TiCがコーティングされた成形ダイス10によ
り円筒状に成形した後、ダイスホルダー12後端より約
20mmの位置にその中心が位置するように配置された
直径30mmのガイドロール31a、31bにより突き
合わせ部が上側に位置するようにして規制して、図6に
示すシームガイドロール3、スクイズロール4及びTI
G溶接機により突き合わせ部を約4m/mimの速度で
溶接し、引き続いて無駆動のサイジングロール2段によ
って外形φ8mmに調整した後ゴムベルト式引き抜き装
置によって引き抜きながらドラムに巻き取ることにより
φ8mm×0.8mmtのステンレス溶接管を製造し
た。従来は、25.1mm以上の幅のステンレス鋼帯を
素材として用い、約3.6〜3.7kN以上の力で引き
抜いて成形を行っていたが、本発明により約1.4〜
1.5kNの引き抜き力で成形可能となり、製品の機械
的性質も改善された。
【0014】実施例2 幅40.8mm×厚さ1.0mmのSPCC冷延鋼帯
を、直径30×ロール胴長50mmで上下ロールの幅方
向中央部に冷却水を通すための周方向に添った溝が設け
られた水平ガイドロール21a、21bによって水平に
規制して、水平ガイドロール21a、21b中心から約
20mm後方の位置に入側端部が位置するように設置さ
れた入口φ45mm、ダイス全角22度、ベアリング部
φ14.0mmの超硬合金(WC+Co)製でその表面
にTiN+TiCがコーティングされた成形ダイス10
により金属帯1の上下面に冷却水をかけながら円筒状に
成形した後、ダイスホルダー12後端より約20mmの
位置にその中心が位置するように配置された図7に示す
形状のガイドロール31a、31bにより突き合わせ部
が上側に位置するようにして規制して、シームガイドロ
ール3、スクイズロール4及び高周波溶接機による突き
合わせ溶接並びに外面ビードの切削を約80m/mim
の速度で行い、引き続いてサイジングロール4段によっ
て合計約5%の直径絞りを加えながら引き抜くことによ
りφ12.7mm×1.0mmtの普通鋼溶接管を製造
した。従来法では、42.8mm以上の幅のSPCC鋼
帯を素材として用い、約4.4kNの力で引き抜いて成
形を行っていたが、本発明により約3.0kNの引き抜
き力で成形可能となり、製品の硬さも従来法に比べてH
v20程度低減された。なお、図7に示す出側ガイドロ
ールではロール交換なしでφ10〜16の範囲の円筒状
に成形された金属帯をガイドすることが可能である。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、低絞り率で金属帯の円筒形状の成形が可能であり、
引き抜き力の軽減及びダイス寿命の延長が可能となる。
また、製品溶接管の加工硬化が少ないため伸びなどの機
械的性質が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の成形方向に平行な平面で切断し
た垂直断面図
【図2】 本発明装置の水平断面図
【図3】 ダイス入側のガイドロールの構造を示す図1
のA−A断面図
【図4】 ダイス出側のガイドロールの構造を示す図1
のB−B断面図
【図5】 ダイス入側のガイドロールと両端部を予備曲
げ成形した金属帯
【図6】 本発明の装置を含む溶接管製造装置の全体図
【図7】 ダイス出側のガイドロール断面詳細図
【図8】 従来法における絞り率と引き抜き力との関係
【符号の説明】
1:金属帯 2:エッジベンドロール 3:シーム
ガイドロール 4:スクイズロール 5:溶接装置 6:サイジン
グロール 7:引き抜き装置 8:矯正ロール
10:ダイス 10a:ダイスベアリング部 11:ダイスケース 12:ダイスホルダー 2
0:入側ガイドロールスタンド 21a、21b:入
側ガイドロール 22a、22b:ガイド溝 23a、23b:クランプ 24a、24b:圧下ス
クリュー 25:ベアリング 30:出側ガイドロ
ールスタンド 31a、31b:出側ガイドロール
31c:フィン 32:ガイドロールスタンド支持
板 33a、33b:ガイド溝 34:圧下スクリ
ュー 35:ベアリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属帯をダイスを通して引き抜くことに
    より断面円筒形状に成形した後、突き合わせ部を溶接し
    て金属管を製造する方法において、ダイス入側直近にお
    いては金属帯を水平に規制するガイドを、ダイス出側直
    近においては円筒状に成形された金属帯の両端縁の周方
    向の位置を規制するガイドをそれぞれ単独もしくは組み
    合わせて用いることにより、ダイスベアリング部の内径
    D、金属帯の幅W、金属帯の厚さtより下記(1)式で
    計算される絞り率Reが5%未満で金属帯を円筒形状に
    成形することを特徴とする溶接管の製造方法。 Re=[W/{(D−t)×π}−1]×100%・・・ (1) ただし、πは円周率。
  2. 【請求項2】 金属帯をダイスを通して引き抜くことに
    より断面円筒形状に成形した後、突き合わせ部を溶接し
    て金属管を製造する溶接管製造装置において、ダイス入
    側直近においては金属帯を水平に規制するガイドを、ダ
    イス出側直近においては円筒状に成形された金属帯の両
    端縁の周方向の位置を規制するガイドをそれぞれ単独も
    しくは組み合わせて設けてなることを特徴とする溶接管
    製造装置。
  3. 【請求項3】 ダイス入側に設けた水平ガイドが成形方
    向に沿って位置調整可能とされていることを特徴とする
    請求項2記載の溶接管製造装置。
  4. 【請求項4】 ダイス出側に設けられた円筒状に成形さ
    れた金属帯の両端縁の周方向の位置を規制するガイドを
    上下方向にのみ調整可能としたことを特徴とする請求項
    2記載の溶接管製造装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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