JPS61165000A - 流体荷役装置 - Google Patents

流体荷役装置

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JPS61165000A
JPS61165000A JP27658984A JP27658984A JPS61165000A JP S61165000 A JPS61165000 A JP S61165000A JP 27658984 A JP27658984 A JP 27658984A JP 27658984 A JP27658984 A JP 27658984A JP S61165000 A JPS61165000 A JP S61165000A
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cylinder
valve
arm
inboard
pressure oil
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高橋 忠也
青木 正満
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Niigata Engineering Co Ltd
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  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えばシーバースに接岸した石油タンカーか
ら石油を陸上の貯厳タンクに背止げしたり、あるいは貯
蔵タンクから石油タンカーに荷積みする際に使用される
流体荷役装置に関する。
従来、この種の流体荷役装置としては、立上り管に、油
圧駆動のインボードシリンダによって上下にかつ水平シ
リンダによって左右にそれぞれ回動せしめられるインボ
ードアームを取付け、このインボードアームの先端に、
油圧駆動のアウトボードシリンダによって上下に回動せ
しめられるアクトボードアームを取付けた構造のものが
使用されている。そして、流体の荷役を行う際には、ア
クトボードアームを荷役管等を介して石油タンカー上の
被荷役管に接続して荷役作業が始められるが、上記各シ
リンダには、各シリンダから吐出される圧油を各シリン
ダに循環させて各シリンダを自由作動状態とする圧油循
環管路がそれぞれ設けられており、これによって、荷役
時に石油タンカーが揺動しもしくは吃水を変化しても各
アームが追従して荷役作業が進められるよ5になってい
る。
ところで、荷役作業中に石油タンカーが強風あるいは波
浪の影響を受けてシーバースから流体荷役装置の安全な
可動範囲を超えて離れるような事態が生じた場合、また
火災等の突発事故が発生した場合、シーバース上の流体
荷役装置と石油タンカーとを分離する必要がある。そこ
で、通常、アウトボードアームとその先端に取付けられ
る荷役管との間に、一対のボール弁の間に切離しカプラ
ーが設けられて成る油圧駆動の緊急切離し装置を介在さ
せ、緊急事態にはリミットスイッチ等からの信号により
上記一対のボール弁が閉じると同時に切離しカプラーが
切離されて、石油タンカーと流体荷役装置が分離され、
これにより最悪の事態が回避できるよう罠なっている。
ところが、上記切離しカプラーが切離された後には、流
体荷役装置は、石油タンカー上に残された荷役管と緊急
切離し装置の一方のボール弁の重量分だけアウトボード
アームの先端が通常状態よりも軽くなり、アーム中にあ
る液体型量分だけ重くなっているが、重量の増減量を相
殺すると減量分が大きい。したがって、切離し後は各ア
ームのバランスが大きく崩れてしまい、アームが速い速
度で起立するなど危険な状態が生じるといった問題があ
った。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、切離しカ
プラーの切離し時には、各アームが安全な休止位置で自
動的に停止して保持される流体荷役装置を提供すること
を目的とする0 上記目的を達成するために、本発明は、インボードシリ
ンダの圧油循環管路に、渾量制御弁とインボードアーム
の姿勢に応じて切換えられて該→鉢圧油循環管路を開閉
する切換手段とを付設し、また、アウトボードシリンダ
の圧油循環管路に、ノ(イロット圧により切換えられて
該圧油循環管路を開閉する開閉弁を付設すると共に、上
記開閉弁と緊急切離し装置とをパイロット管路により相
互に連絡したもので、緊急切離し装置の切離しカプラー
が切離されると、上記開閉弁にパイロット圧がかかつて
開閉弁が閉鎖状態に切換えられて圧油循環管路が遮断さ
れ、これによりアクトボードシリンダが固定状態になっ
てアウトボードアームが停止し、また、インボードアー
ムがゆつ(りと安全な速度で略鉛直な姿勢位置まで回動
し、該位置になったところで切換手段が作動して圧油循
環管路が遮断され、これによりインボードシリンダが固
定されてインボードアームも停止するようにしたもので
ある。
以下、本発明の一実施例す図面を参照して説明する。
先ず一筑2文及び第3図に基づいて流体荷役装置の全体
構造を説明すると、図中1は立上り管支持体2に支持さ
れてシーバース等に立設された立上り管である。この立
上り管1の上端にはインボードアーム3が中空水平回動
継手4を介して左右に、中空垂直回動継手5を介して上
下にそれぞれ回動自在に取付けられ、このインボードア
ーム3は、上記立上り管支持体2の上端に連結体6を介
して左右及び上下に回動自在に取付けられたインボード
アーム支持体7に支持されている。そして、上記連結体
6には、ロッド8aの一端が上記立上り管支持体2の上
端部に連結された油圧駆動の水平シリンダ8が取付けら
れ、この水平シリンダ8によ□り連結体6を介してイン
ボードアーム3が左右に回動せしめられるようになって
いる。また、上記インボードアーム支持体7の根端部に
は、ロッド9&の一端がリンク10を介して上記連結体
6に連結された油圧駆動のインボードシリンダ9が取付
けられており、このインボードシリンダ9によりインボ
ードアーム支持体7を介してインボードアーム3が上下
に回動せしめられるようになつている。
さらに、上記インボードアーム3の先端にはアウトボー
ドアーム11が中空垂直回動継手12を介して上下に回
動自在に取付けられている。また、上記インボードアー
ム支持体70根端部には、主ウェイト13を備えた内方
平衡腕14が、インボードアーム3とは反対方向に延長
せしめられて設けられ、これには、副ウェイト15を備
えた外方平衡腕16と共に第1シーブ17が回動自在に
取付げられる一方、インボードアーム支持体7の先端部
には、伝動索18を介して上記第1シープ17に連絡さ
れた第27−プ19が回動自在に取付ゆられ、この第2
シープ19に上記アウトボードアーム11を支持するア
ウトボードアーム支持体20が固設されている。そして
、上記内方平衡腕14には、ロッド21aの一端がリン
ク22を介して上記第17−プ17に連結された油圧駆
動のアクトボードシリンダ21が取付けられており、こ
のアウトボードシリンダ21を伸縮すると、第1シープ
17が回転し、伝動索18、第2シープ19を介してア
ウトボードアーム支持体20が動き、アウトボードアー
ム11が上下に回動せしめられるようになっている。
また、上記アウトボードアーム11の先端には接続管2
3が中空垂直回動継手24を介して回動自在に取付けら
れ、この接続管23には、切離しカプラー25を挾んで
上下に一対のボール弁26(ダブルボール弁)が設けら
れて成る油圧駆動の緊急切離し装置27が連結されてい
る。そして、この緊急切離し装置27の下方のボール弁
26には、石油タンカー側の被荷役管に7ランジ結合さ
れる荷役管28が連結されている。
次に、上記流体荷役装置の油圧回路について第1図を参
照して説明すると、図中30.31はそれぞれ定容量形
の第1.第2油圧ポンプである。
上記第1油圧ポンプ30の吐出管32には、停電等の緊
急時における油圧源となるアキュムレータ33が設けら
れ、またこの吐出管32はアキュムレータ33より下流
位置において2本の分岐管34.35に分岐されて、4
ボ一ト2位置電磁切換弁から成る第1.第2切換弁36
,37の各第1ポー)36a、37aにそれぞれ接続さ
れている。また、第1切換弁36の第2ポー)36bは
逆上弁付可変絞り弁38を介して管路39によって上記
緊急切離し装置27のダブルボール弁駆動シリンダ40
の第1ボー)40aに連絡され、第3ポート36Cは逆
止弁付可変絞り弁41と、2ポ一ト位置切換弁42によ
りパイロット操作される逆止弁43とを介して管路44
によって上記ダブルボール弁駆動シリンダ40の第2ポ
ー)40bK連絡されると共に、第4ボー)36LLは
戻り管路45によって油タンク46に連絡されている。
さらk。
上記第2切換弁37の第2ポー)371)は、上記ダブ
ルボール弁駆動シリンダ40によって連通位置47&と
逆止弁位置47bに切換作動される従動切換弁47を介
して管路48によって上記緊急切離し装置27のカプラ
ー駆動シリンダ49の第1ボート49aに連絡され、第
3ボート37aは管路501cよって上記カプラー駆動
シリンダ49の第2ボート49bに連絡されると共に、
第4ボー)37(lは上記戻り管路45に連絡されてい
る。
一方、上記第2油圧ポンプ31の吐出管51は、3本の
分岐管52,53.54に分岐され、クローズドセンタ
4ボート3位置電磁切換弁55,56゜57.4ボ一ト
2位置パイロット切換弁58.59゜60、及び複数の
逆止弁付可変絞り弁61,62゜63から成るインボー
ドアーム旋回用操作ユニット64、アウトボードアーム
上下用操作ユニット65、インボードアーム上下用操作
ユニット66にそれぞれ接続されている。そして、上記
各操作ユニット64,65.66は各戻り管路67.6
8゜69によって上記油タンク46に連絡されると共に
、各管路70,71.72によって4ポ一ト2位置切換
弁から成る第1.第2.第3セレクタ弁73.74,7
5の各第1ボート73a、74a。
75&に連絡され、かつ、各管路76、77.78によ
って上記第1.第2.第3セレクタ弁73゜74.75
の各第4ボート73(L、744,75dk連絡されて
いる。また、上記第1.第2.第3セレクタ弁73,7
4.75は、各第1ボート73 a、  74 a、 
 75 aと各第4ポート73d。
74d、75dが閉鎖され、各第2ボート73b。
74 b、  75 bと各a!3ボート73a、74
c。
75aが相互に連通ずる循環位置Aと、各第1ボート7
3 a、  74 a、  75 mが各第2ボート7
3−74b、75bに、各第3ボート73c、74a。
75aが各第4ボート73d、74(L、75dKそれ
ぞれ接続される連通位置Bの2位置を有するもので、そ
の切換えは、4ボ一ト2位置電磁切換弁から成る1!3
切換弁79によるパイロット操作もしくは手動によりな
されるようになっている。
さらに、上記第1.第2.第3セレクタ弁73゜74.
75の各第2ボート73b、74b、75bは、各管路
80,81,82によって上記水平シリンダ8、アクト
ボードシリンダ21.インボードシリンダ9の各第1ボ
ート8b、21b、9bに、また、第1.第2.第3セ
レクタ弁73,74゜75の各第3ボー) 73 a、
  74 a、  75 cは各管路83,84,85
によって水平シリンダ8、アウトボードシリンダ21、
インボードシリンダ9の各第2ボート8 o、  21
 a、  9 aにそれぞれ連絡され、管路80,83
が第1圧油循環管烙怖を、管路81,84が第2圧油循
環管路87を、管路82,85が第3圧油循環管路88
をそれぞれ構成している。そして、第1.第2.第3セ
レクタ弁73,74.75が各循環位置人に切換えられ
ている状態において、水平シリンダ8、アウトボードシ
リンダ21、インボードシリンダ9から吐出される各圧
油は上記第1.第2.第3圧油循環管路86.87.8
8をそれぞれ循環して各シリンダ8,21.9に戻って
くるようになっている。
また、上記第1.第2.第3圧油循環管路8へ87.8
8の各管路80,81,82には、パイロット操作式の
2ボート切換弁から成る第1.第2、第3開閉弁89,
90.91がそれぞれ設げられ、この第1.第2.第3
開閉弁89,90゜91には、上記緊急切離し装置27
の作動系の上記管路48に接続された第1パイロツト管
路92と、上記管路50に接続された第2パイロツト管
°      路93とカー それぞれ接続されており、緊急切離し装置27の作動に
連係して第1.第2.第3開閉弁89,90゜9】の開
閉切換えが行われるようになつ℃いる。
さらに、上記第3圧油循環管路88を構成する一方の管
路82には、補助圧油循環管路94が並列に付設され、
この補助圧油循環管路94に、インボードアーム、3・
が略鉛直な姿勢になった時に所定位置に固設されたドグ
に当接して閉鎖状態に切換わるリミツト弁(切換手段)
95と、インボードシリンダ9から第3セレクタ弁75
への圧油の流れを阻止する逆上弁を備えた第1流量制御
弁96とが、インボードシリンダ9側から順に設けられ
ている。
また、上記第1圧油循環管路86には、管路80゜83
を相互に連通させる1)組のバイパス管97゜98が設
げられ、この各バイパス管97.98には、圧油の圧力
が例えば50Bar  G以上になったときに圧油を管
路83から管路8oへ流すリリーフ弁99と管路80か
ら管路83へ流すリリーフ弁100がそれぞれ取付けら
れている。またさらに、上記第2.第5圧油循環管路8
7.88には、第1圧油循環管路86の場合と同様に、
各1組のバイパス管101,102及びバイパス管10
3.104がそれぞれ設げられ、それぞれに例えば14
0B&r  Gと高い圧に設定された高圧リリーフ弁1
05,106及び高圧リリーフ弁107.108が取付
けられている他、さらに各1組のバイパス管路109,
110及びバイパス管路111,112がそれぞれ設げ
られている。
そして、これらには、例えば22BarGと低い圧に設
定された低圧リリーフ弁113,114及び低圧リリー
フ弁115,116が、またこれらリリーフ弁113.
・・・、116の出口側に位置して逆止弁117.・・
・、120がそれぞれ設けられ、かつ、上記緊急切離し
装置27の作動系の管路■。
50にパイロット管路121,122が接続されている
パイロット操作式の4ボ一ト2位置切換弁123.12
4が備えられている。
図中125はインボードシリンダ9から第3セレクタ弁
75への圧油の流れを阻止する逆止弁を備えた第2流量
制御弁で、前記第1流量制御弁96・よりも許容流量が
犬なるように調整されており、インボードアーム3が危
険な速度で起立するのを防ぐためのものであり、また、
126は4ボ一ト2位置電磁切換弁から成る第4切換弁
で、装置の復旧時に作動させるものである。
次に、上記構成の流体荷役装置の作用について説明する
先ず、格納状態にある流体荷役装置を使用して、例えば
石油タンカーの石油を陸上の貯蔵タンクに受荷する場合
には、第1rg?iにおいて第3切換弁79を切換えて
、パイロット圧により第1.第2.第3セレクタ弁73
,74,75を各連通位置BIC切換える。そして、第
2油圧ポンプ31から各操作二二ツ)64,65.66
を経て送られてきた圧油を各シリンダ8,21,9の各
第1ボー)8%21b、9bもしくは各第2ボー)8c
、21o。
9Cにそれぞれ供給することKよって各シリンダ8.2
1,9の各ロッド8&、21a、9aを伸縮作動させ、
これによってインボードアーム3を上下及び左右に、ア
ウトボードアーム11を上下にそれぞれ適宜に回動させ
、緊急切離し装#27の先端に取付けられている荷役管
28を石油タンカー上の被荷役管に7ランジ接合すると
共に、立上り管lの基端側に接続された受入れ管を貯蔵
タンクの受入れ管に接続して荷役作業を行う。
ここで、第1t’Uにおいて、アウトボードシリンダ2
1のピストン21(1が上昇するときはアクトボードア
ーム11は上方に回動し、ピストン21dが下降すると
きはアウトボードアーム11は下方に回動する。同様に
インボードシリンダ9のピストン9dの上昇に伴ってイ
ンボードアーム3は起立する方向に回動し、ピストン9
dの下降に伴って前方に倒れる方向に回動する。
また、石油の!役時には第1.第2切換弁36゜37は
、諺1図の如く、それぞれ各第1ボート36a、37a
が各第3ポート36c、37cに、各第2ボート36b
、37bが各第4ボート36437cLに連通せしめら
れており、第1油圧ポンプ30から吐出された圧油は、
第1切換弁36、逆止弁付可変絞り弁41を通り、切換
弁42によりパイロット圧がかけられて逆流可能状態と
なっている逆上弁43を逆流してダブルボール弁駆動シ
リンダ40の第2ボート40bに流入し、該シリンダ4
0のピストン40cを図中上方に押し上げ、緊急切離し
装置27の双方のボール弁26.26を開放し、また、
第2切換弁37を経てカプラー駆動シリンダ49の第2
ボート49bに流入して該シリンダ49のピストン49
0を図中下方に押し下げ、切離しカプラー25を結合状
態に保っている。
さらに、上記荷役管28と石油タンカー上の被荷役管と
の連結を行う時点において、第3切換弁79を再び切換
えて第1.第2.第3セレクタ弁73.74.75を各
循環位置Aに戻し、圧油が第1.第2.第3圧油循環管
路86.87.88を自由に循環できるようにしておく
。すると、荷役管28を石油タンカー上の被荷役管に連
結した後に石油タンカーが揺れ動いても、各シリンダ8
゜21.9は自由作動状態となっているため、インボー
ドアーム3、アウトボードアーム11は石油タンカーの
動きに追従して自在に回動する。
一方、石油タンカーの動きが強風あるいは波浪等の影響
で大きくなって安全圏から外れると、この動きがリミッ
トスイッチ等により検知されて各ソレノイドが励磁され
、第1.第2切換弁36゜37が、各第1ボート36a
、37aが各第2ボート361)、37bに、各第3ポ
ート36a。
37oが各第4ボート36a、37aにそれぞれ連通さ
れた状態に切換わる。すると、第1油圧ポンプ30から
吐出される圧油は、第1切換弁36、逆止弁付可変絞り
弁38を経てダブルボール弁枢動シリンダ40の第1ボ
ー)40mに流入し、該シリンダ40のピストン40a
を図中下方に押し下げて緊急切離し装置27の双方のボ
ール弁26゜26を閉鎖すると同時に、ピストン40c
で従動切換弁47を押圧して、逆止弁位置47bから連
通位置47&に切換える。これにより、圧油は、第2切
換弁37からこの従動切換弁47を通ってカプラー駆動
シリンダ49の第1ボー)49aに流入し、該シリンダ
49のピストン49aを図中上方に押し上げて切離しカ
プラー25を切離し、石油タンカーと流体荷役装置が分
離される。したがって、石油タンカーの過大な動きによ
って流体荷役装置が破壊されることはなく、しかも、切
離しカプラー25が分離する際、双方のボール弁26゜
26が閉鎖されるから石油が外部に漏れることはない。
また、上記切離しカプラー25の切離しの際にカプラー
駆動シリンダ49のピストン490が図中上端に至った
ところで、管路48内の圧が管路50内の圧より高まり
、第1パイロツト管路92からの圧が第2パイロツト管
路93からの圧より高くなって、第1.第2.第3開閉
弁89,90゜91が閉鎖位置にそれぞれ切換わる6′
4すると、第1、第2圧油循環管路86.87が遮断さ
れて水平シリンダ8とアウトボードシリンダ21がそれ
ぞれ固定され、インボードアーム3の左右の回動とアウ
トボードアーム11の上下の回動が阻まれる。一方、第
3開閉弁91の閉鎖によって第3圧油循環管路91の一
方の管路82は遮断されるが、該管路82には補助圧油
循環管路94が付設されているため、圧油はこの補助圧
油循環管路94を経て循環する。したがって、インボー
ドシリンダ9は自由作動状態のままで、インボードアー
ム3は、前述のよ5にその先端側が軽くなるから急激に
休止位置に向けて起立していこうとする。しかし、この
とき、インボードシリンダ9のピストン9dは図中上方
に動き、圧油は第1ポー)9bから補助圧油循環管路9
4を経て管路85から第2ポー)9aK流入するが、補
助圧油循環管路94には第1流量制御井96が設けられ
ていて流量が制限されるため、ピストン9dの動きは充
分に遅く、インボードアーム3はゆっくりとした安全な
速度で起立していく。そして、インボードアーム3が略
鉛直な姿勢になると、所定位置に設けられたドグにリミ
ツト弁95が当接して閉鎖状態に切換わり、補助圧油循
環管路94も遮断してインボードシリンダ9を固定し、
インボードアーム3を停止させる。
このように、上記流体荷役装置にあっては、緊急切離し
装置27の切離し作動によって第1.第2、第3開閉弁
89,90.91が閉鎖状態に即座に切換えられ、これ
によって、水平シリンダ8とアウトボードシリンダ21
が固定されてインボードアーム3の水平回動とアウトボ
ードアーム11の垂直回動が阻まれると共に、インボー
ドシリンダ9は、インボードアーム3が休止位置になる
までゆっくりと作動する。そして、インボードアーム3
が所定の休止姿勢になったところでリミツト弁95が切
換わってインボードシリンダ9が固定され、インボード
7−ム3の垂直回動も阻まれる。
したがって、緊急切離し時に各アーム3,11の平衡が
崩れても危険な状態は回避でき、安全である。しかも、
各アーム3,110停止は、油圧のみもしくは油圧と機
械的手段を組合わせて行われるものであるから、電気系
統の故障が発生した場合などくおいても有効に機能し、
信頼性は極めて高い。
次に、緊急切離しによって停止された各アーム3.11
を復旧し、荷役作業を再開する場合について述べる。こ
の場合には、先ず、第4切換弁126を切換えて第1.
第2.第3開閉弁89゜90.91を連通状態に切換え
、各シリンダ8゜21.9の固定を解(。次いで、第3
切換弁79を切換えて第1.第2.第3セレクタ弁73
,74゜75を各連通位置Bに切換え、各操作ユニット
64゜65.66を介して各シリンダ8,21.9を伸
縮作動させ、各アーム3,11を適宜に回動して切離し
カプラー25の切離し部を相互に組合せる。
そして、第1.第2切換弁36.37を切換えてカプラ
ー駆動シリンダ49によって切離しカプラー25を接合
状態にすると共に、ダブルボール弁駆動シリンダ40に
よって双方のボール弁26゜26を閉鎖し、また、切離
しカプラー25の組合せ時点で第3切換弁79を再び切
換えて第1.第2、第3セレクタ弁73,74.75を
各循環位置Aにすればよい。
ところで、上記流体荷役装置では、石油タンカーと接続
状態にあるときに第1.第2.第3セレフタ弁73,7
4.75が故障して各循環位置人に切換わらなかった場
合、石油タンカーの揺動によって各シリンダ8. 21
. 9が動き、各圧油循環管路86.87,88に異常
な圧が発生するが、水平シリンダ8に対しては、圧が例
えば50 BarGを超えるとIJ IJ−フ弁99,
100が働いて圧油はバイパス管路97,98のいずれ
かを通って循環するために−”水平シリンダ8が損傷す
るおそれはない。また、アウトボードシリンダ21及び
インボードシリンダ9に対しては、圧が例えば22Ba
rGを超えると、低圧リリーフ弁113,114及び低
圧リリーフ弁115,116がそれぞれ働いて圧油はバ
イパス管路109,110のいずれか、及びバイパス管
路111,112のいずれかを、それぞれ通って循環す
るため、各シリンダ21゜9の損傷のおそれはない。ま
たさらに、緊急切離しがなされると、アウトボードアー
ム11とインボードアーム3の平衡は大きく崩れるが、
その場合は切離しカプラー25の分離に伴ってパイロッ
ト圧によって各切換弁123,124が閉鎖状態に切換
えられる。そして、圧が例えば140BarGを超える
と、高圧リリーフ弁105,106及び高圧リリーフ弁
107,108がそれぞれ働いて圧油はバイパス管路1
01,102のいずれか、及びバイパス管路103,1
04のいずれかを通って循環するため、各シリンダ21
,9の損傷が未然に防止される。
以上説明したように、本発明の流体荷役装置は、インボ
ードシリンダの圧油循環管路に切換手段を、また、アウ
トボードシリンダの圧油循環管路にパイロット操作式の
開閉弁をそれぞれ設け、緊急切離し時には、切離しカプ
ラーの分離に伴って上記開閉弁が閉鎖されてアウトボー
ドシリンダが固定され、また、インボードアームが所要
の姿勢になったところで切換手段により圧油循環管路が
遮断されてインボードシリンダが固定されるようにし、
これにより、アウトボードアームを緊急切離しと同時に
停止させる一方、インボードアームを略鉛直な休止位置
までゆっくりと安全な速度で移動させ上目動停止させる
ようにしたものであるから、緊急切離し時においても各
アームを衝撃な(所要状態に停止させることができ、極
めて作動が安全であり、荷役装置の破損を起すおそれが
ない。しかも、各アームの停止は、油圧のみKより、も
しくは油圧と機械的手段を組合わせて行われるものであ
るから、信頼性は高い0
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の流体荷役装置の一実施例を示すもので、
第1図は油圧回路図、第2図は正面図、第3図は側面図
である。 l・・・・・・立上り管、3・・・・・・インボードア
ーム、9・・・・・・インボードシリンダ、11・・・
・・・アウトボードアーム、21・・・・・・アウトボ
ードシリンダ、27・・・・・・緊急切離し装置、87
・・・・・・第2圧油循環管路、88・・・・・・第3
圧油循環管路、90・・・・・・第2開閉弁、92・・
・・・・第1パイロット管路、93・・・・・・第2パ
イロツト管路、94・・・・・・補助圧油循環管路、9
5・・・・・・リミツト弁(切換手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 立上り管に、油圧駆動のインボードシリンダによつて上
    下に回動せしめられるインボードアームが設けられ、か
    つ、このインボードアームには、油圧駆動のアウトボー
    ドシリンダによつて上下に回動せしめられ、荷役時に被
    荷役管に接続されるアウトボードアームが取付けられる
    と共に、上記アウトボードアームには、緊急時にアウト
    ボードアームを上記被荷役管から切離す油圧駆動の緊急
    切離し装置が備えられ、また、上記インボードシリンダ
    とアウトボードシリンダには、荷役状態においてこの各
    シリンダから吐出される圧油を各シリンダに循環させて
    各シリンダを自由作動状態とする圧油循環管路がそれぞ
    れ設けられた流体荷役装置において、上記インボードシ
    リンダの圧油循環管路には、流量制御弁とインボードア
    ームの姿勢に応じて切換えられて該圧油循環管路を開閉
    する切換手段とが付設され、また、上記アウトボードシ
    リンダの圧油循環管路には、パイロツト圧により切換え
    られて該圧油循環管路を開閉する開閉弁が付設されると
    共に、上記開閉弁と上記緊急切離し装置とは、緊急切離
    し装置の切離し作動に応じてパイロツト圧を上記開閉弁
    にかけて開閉弁を閉鎖状態とするパイロツト管路により
    相互に連絡されて成ることを特徴とする流体荷役装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014111477A (ja) * 2008-05-22 2014-06-19 Fmc Technologies Sa 流体船積みおよび/または荷揚げシステム用の制御装置
JP2014237442A (ja) * 2008-02-08 2014-12-18 エフエムセ テクノロジーズ ソシエテ アノニム 流体船積みおよび/または荷降ろしシステム用の直接制御、特に比例制御および/または直線的制御式装置

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JP2014237442A (ja) * 2008-02-08 2014-12-18 エフエムセ テクノロジーズ ソシエテ アノニム 流体船積みおよび/または荷降ろしシステム用の直接制御、特に比例制御および/または直線的制御式装置
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