JPS61164823A - 繊維セラミツクハニカム構造体の製造法 - Google Patents
繊維セラミツクハニカム構造体の製造法Info
- Publication number
- JPS61164823A JPS61164823A JP688285A JP688285A JPS61164823A JP S61164823 A JPS61164823 A JP S61164823A JP 688285 A JP688285 A JP 688285A JP 688285 A JP688285 A JP 688285A JP S61164823 A JPS61164823 A JP S61164823A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic
- adhesive
- honeycomb structure
- fiber
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Silicon Compounds (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は触媒担体やフィルタ等に用いられる、耐熱性無
機繊維からなるハニカム構造体の製造法に関するもので
ある。
機繊維からなるハニカム構造体の製造法に関するもので
ある。
従来の技術
従来、ハニカム構造体の製造には、図に示すように、耐
熱性無機繊維やセラミック原料粉末等を用いて作成した
シートを２分し、一方を波形シート１（又は矩形等）に
付形し、その頂部である接合部３に有機質接着剤を塗布
して他の平板状のままの平板シート２と接着積層するこ
とで；・ニカム構造体となし、次いで、焼成することに
よって有機質接着剤を焼失させるとともに焼結させ、接
合部３を接合する方法が一般的に用いられていた。
熱性無機繊維やセラミック原料粉末等を用いて作成した
シートを２分し、一方を波形シート１（又は矩形等）に
付形し、その頂部である接合部３に有機質接着剤を塗布
して他の平板状のままの平板シート２と接着積層するこ
とで；・ニカム構造体となし、次いで、焼成することに
よって有機質接着剤を焼失させるとともに焼結させ、接
合部３を接合する方法が一般的に用いられていた。
発明が解決しようとする問題点
従来の方法の如く、焼成時のシートに含まれている原料
の焼結によって波形シート、平板シートの接合を行なわ
せようとする場合、接合部にはさまれて残る有機質接着
剤が焼失したあとは空隙として残るので、波形シート、
平板シートの密着性が悪くなり、その結果、焼結による
接合が充分に行なわｎない。従って強度が弱く、容易に
剥離するため、実用上問題であった。耐熱性無機繊維か
らなるシートにおいては、耐熱性無機繊維はシート面方
向に配向しており、この耐熱性魚礁繊維は互いに多くの
部分で絡み合い、接触し、有機質接着剤で接着されてお
９配向に関与しない繊維長の短かい耐熱性無機繊維はさ
らに配向した耐熱性無機繊維間を結びつけている。これ
が焼成によって互いに焼結結合して網状構造を形成し強
度を得ている。しかし、このようなシートに波形を付し
て平板シートと貼合せハニカム構造を作成するとき、有
機質接着剤のみを用いると上述と同様の大きな空隙が形
成されやすく、さらに、シート内にみられる上述した繊
維どうしの絡みいや繊維長の短い耐熱性無機繊維の奏す
る効果が接合部では得ら。
の焼結によって波形シート、平板シートの接合を行なわ
せようとする場合、接合部にはさまれて残る有機質接着
剤が焼失したあとは空隙として残るので、波形シート、
平板シートの密着性が悪くなり、その結果、焼結による
接合が充分に行なわｎない。従って強度が弱く、容易に
剥離するため、実用上問題であった。耐熱性無機繊維か
らなるシートにおいては、耐熱性無機繊維はシート面方
向に配向しており、この耐熱性魚礁繊維は互いに多くの
部分で絡み合い、接触し、有機質接着剤で接着されてお
９配向に関与しない繊維長の短かい耐熱性無機繊維はさ
らに配向した耐熱性無機繊維間を結びつけている。これ
が焼成によって互いに焼結結合して網状構造を形成し強
度を得ている。しかし、このようなシートに波形を付し
て平板シートと貼合せハニカム構造を作成するとき、有
機質接着剤のみを用いると上述と同様の大きな空隙が形
成されやすく、さらに、シート内にみられる上述した繊
維どうしの絡みいや繊維長の短い耐熱性無機繊維の奏す
る効果が接合部では得ら。
れず、特に剥離に対する強度の弱いハニカム構造・体、
となっていた。
となっていた。
本発明は、波形シート、平板シートの接合部が充分に焼
結結合せず、剥離し易いという欠点を解決するものであ
る。
結結合せず、剥離し易いという欠点を解決するものであ
る。
問題点を解決するための手段
有機質接着剤に、セラミック質を形成する耐熱性無機繊
維やセラミック原料粉末等を混入して用いることにより
、接合部にセラミック質成分による接着構造を形成する
。
維やセラミック原料粉末等を混入して用いることにより
、接合部にセラミック質成分による接着構造を形成する
。
作 用
焼成によりセラミック質となる接着成分を有機質接着剤
に混入して波形シート、平板シートを接着したのち焼成
すると、有機質接着剤は焼失するが、接着部分に残った
セラミック質接着成分は、両シートに焼結して両シート
を結合させる働きをする。その結果、両シートの接着部
分に大きな空隙を生じることなく均質な接合が行なわｎ
る。また、両シートの接合部分では耐熱性無機繊維の絡
み合いによる接合は生じ難いが、それぞｎ接触している
部分に沈積し焼結しているセラミック質接着成分による
接合が行なわれるため、剥離に抗する充分な強度を得る
ことができる。
に混入して波形シート、平板シートを接着したのち焼成
すると、有機質接着剤は焼失するが、接着部分に残った
セラミック質接着成分は、両シートに焼結して両シート
を結合させる働きをする。その結果、両シートの接着部
分に大きな空隙を生じることなく均質な接合が行なわｎ
る。また、両シートの接合部分では耐熱性無機繊維の絡
み合いによる接合は生じ難いが、それぞｎ接触している
部分に沈積し焼結しているセラミック質接着成分による
接合が行なわれるため、剥離に抗する充分な強度を得る
ことができる。
特にセラミック質接着成分はハニカム構造体の成分に近
似したものが望ましく、従ってシートに含まれる材料で
あるセラミック原料粉末、耐熱性無機繊維等を用いるこ
とが望ましい。
似したものが望ましく、従ってシートに含まれる材料で
あるセラミック原料粉末、耐熱性無機繊維等を用いるこ
とが望ましい。
実施例
実施例１
チョップされたアルミナシリケート繊維２０重量部と、
セラミ・ツク原料粉末としてカオリナイト。
セラミ・ツク原料粉末としてカオリナイト。
スポジュメン、非晶質酸化珪素粉末の２：２：１混合物
６重量部を１０００重量部の水に懸濁させ、有機質バイ
ンダを添加したのち凝集剤を加えて上記の物質を互いに
凝集させた。次にこれを水３０００重量部に稀釈して通
常の長網式抄紙機でシートを作成樹脂接着剤であっても
良い。１ｍ以下にチョップしたアルミノシリケート繊維
を１２重量部、前記セラミック原料粉末の混合物３重量
部を水５０重量部に懸濁させ、澱粉６重量部を含む澱粉
糊１００重量部を添加し、充分に混練してセラミック質
となる接着成分を含む有機質接着剤が得られた。上記の
シートを２分し、コルゲートマシンで、波形シートと平
板シートを上記有機質接着剤で接合して段ボール形状の
シートとなし、このシートの波形頂部にさらに上記有機
質接着剤を塗布して接合しつつ巻取ったり、あるいは適
当な寸法に切断したものを積層してハニカム構造に成形
した。
６重量部を１０００重量部の水に懸濁させ、有機質バイ
ンダを添加したのち凝集剤を加えて上記の物質を互いに
凝集させた。次にこれを水３０００重量部に稀釈して通
常の長網式抄紙機でシートを作成樹脂接着剤であっても
良い。１ｍ以下にチョップしたアルミノシリケート繊維
を１２重量部、前記セラミック原料粉末の混合物３重量
部を水５０重量部に懸濁させ、澱粉６重量部を含む澱粉
糊１００重量部を添加し、充分に混練してセラミック質
となる接着成分を含む有機質接着剤が得られた。上記の
シートを２分し、コルゲートマシンで、波形シートと平
板シートを上記有機質接着剤で接合して段ボール形状の
シートとなし、このシートの波形頂部にさらに上記有機
質接着剤を塗布して接合しつつ巻取ったり、あるいは適
当な寸法に切断したものを積層してハニカム構造に成形
した。
コルゲートマシンにおいて波形頂部への糊の塗布にはロ
ーラで転写する方法が最も良好であった。
ーラで転写する方法が最も良好であった。
しかし、混入したアルミノ７リケート繊維が１８以上の
長さを有すると、ローラ表面に固ま９となって付着しム
ラを生じるため、均一な塗布は困難となり、ハニカム構
造としたとき、接合部分に大きな空隙を生じる。このよ
うに、均一に有機質接着剤で接合されたノ・ニカム構造
体を１２６０℃で焼成すると、シートに含まれる有機質
は焼失し、アルミノシリケート繊維、セラミック原料粉
末はともに焼結してセラミック化して繊維セラミ・ソク
ノにカム構造体を得る。また、有機質接着剤を塗布した
部分でも同様に焼結が行なわれ、両シートの配向した繊
維に対してもセラミ・ツク質接着成分が焼結し、接合を
確実なものとしている。特に、接着剤中の短かい配向性
のないアルミノシリケート繊維が両シート中の配向した
繊維に焼結している状態が多く観察された。また、得ら
れた繊維セラミ・ツクハニカム構造体の、積層方向の引
張りによる破壊状態を観察したところ、従来の、有機質
接着剤のみで接着して得た繊維セラミックハニカム構造
体ではほとんどが接合部の剥離で破壊しているのに較べ
、本実施例のものでは、そのような接合部での集中的な
破壊は見られなかった。
長さを有すると、ローラ表面に固ま９となって付着しム
ラを生じるため、均一な塗布は困難となり、ハニカム構
造としたとき、接合部分に大きな空隙を生じる。このよ
うに、均一に有機質接着剤で接合されたノ・ニカム構造
体を１２６０℃で焼成すると、シートに含まれる有機質
は焼失し、アルミノシリケート繊維、セラミック原料粉
末はともに焼結してセラミック化して繊維セラミ・ソク
ノにカム構造体を得る。また、有機質接着剤を塗布した
部分でも同様に焼結が行なわれ、両シートの配向した繊
維に対してもセラミ・ツク質接着成分が焼結し、接合を
確実なものとしている。特に、接着剤中の短かい配向性
のないアルミノシリケート繊維が両シート中の配向した
繊維に焼結している状態が多く観察された。また、得ら
れた繊維セラミ・ツクハニカム構造体の、積層方向の引
張りによる破壊状態を観察したところ、従来の、有機質
接着剤のみで接着して得た繊維セラミックハニカム構造
体ではほとんどが接合部の剥離で破壊しているのに較べ
、本実施例のものでは、そのような接合部での集中的な
破壊は見られなかった。
実施例２
チジソプしたアルミノシリケート繊維２ｏ重量部とセリ
サイト、ペタライトの２：１混合物１０重量部を、水１
０００重量部に懸濁させ、以下実施例１と同様の操作で
シートを作成した。一方、有機質接着剤には実施例１と
同様の澱粉糊を用い、その２０重量部にセリサイト、ペ
タライトの等景況合物３重量部を混入し、充分に混練し
た。以下実施例１と同様にしてハニカム構造に成形し、
１２６０℃で焼成して繊維セラミックハニカム構造体を
得た。得られた繊維セラミックハニカム構造体の積層方
向の引張り破壊試験を行なった結果、実施例１と同様に
接合部での破壊は少なく、大部分がシートの部分で破壊
していることが観察された。本実施例の場合、有機質接
着剤に混入され焼成されて得られるセラミ・ツク質接着
成分が両シートの配向した繊維に焼結し接合を強固なも
のとしている。
サイト、ペタライトの２：１混合物１０重量部を、水１
０００重量部に懸濁させ、以下実施例１と同様の操作で
シートを作成した。一方、有機質接着剤には実施例１と
同様の澱粉糊を用い、その２０重量部にセリサイト、ペ
タライトの等景況合物３重量部を混入し、充分に混練し
た。以下実施例１と同様にしてハニカム構造に成形し、
１２６０℃で焼成して繊維セラミックハニカム構造体を
得た。得られた繊維セラミックハニカム構造体の積層方
向の引張り破壊試験を行なった結果、実施例１と同様に
接合部での破壊は少なく、大部分がシートの部分で破壊
していることが観察された。本実施例の場合、有機質接
着剤に混入され焼成されて得られるセラミ・ツク質接着
成分が両シートの配向した繊維に焼結し接合を強固なも
のとしている。
発明の効果
以上の如く、本発明によれば、セラミック繊維。
セラミック原料等から成るシートをコルゲートマシンを
用いてハニカム構造体に成形する際、波形シート頂部に
塗布される有機質接着剤にセラミック質接着成分となる
原料を混入して用いることで、焼成して得られる繊維セ
ラミックハニカム構造体の各接合部の強度が向上し、容
易に剥離等によって破壊されない繊維セラミックハニカ
ム構造体が得られる。即ち、有機質接着剤中に含まれる
短い耐熱性繊維やセラミック原料粉末が、接合部で両シ
ートの耐熱性無機繊維に焼結され、これらを互いに結合
し強度が得られる。
用いてハニカム構造体に成形する際、波形シート頂部に
塗布される有機質接着剤にセラミック質接着成分となる
原料を混入して用いることで、焼成して得られる繊維セ
ラミックハニカム構造体の各接合部の強度が向上し、容
易に剥離等によって破壊されない繊維セラミックハニカ
ム構造体が得られる。即ち、有機質接着剤中に含まれる
短い耐熱性繊維やセラミック原料粉末が、接合部で両シ
ートの耐熱性無機繊維に焼結され、これらを互いに結合
し強度が得られる。
図は本発明によって得られる繊維セラミツクツ・ニカム
構造体の一部を示す斜視図である。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか１名３＃
岩部
構造体の一部を示す斜視図である。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか１名３＃
岩部
Claims (3)
- （１）耐熱性無機繊維、セラミック原料粉末および有機
質接着剤からなる無機繊維シートの一方を波形等に付形
し、他方の平板状の無機繊維シートと交互に接着積層し
焼成して一体化する繊維セラミックハニカム構造体の製
造法において、上記各シートの接着が有機質接着剤とセ
ラミック質接着成分とを含む接着剤で行なわれているこ
とを特徴とする繊維セラミックハニカム構造体の製造法
。 - （２）セラミック質接着成分に耐熱性無機繊維を含むこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の繊維セラミ
ックハニカム構造体の製造法。 - （３）セラミック質接着成分に含まれる耐熱性無機繊維
の長さが１ｍｍ以下であることを特徴とする特許請求の
範囲第２項記載の繊維セラミックハニカム構造体の製造
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP688285A JPS61164823A (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | 繊維セラミツクハニカム構造体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP688285A JPS61164823A (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | 繊維セラミツクハニカム構造体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61164823A true JPS61164823A (ja) | 1986-07-25 |
| JPH0362144B2 JPH0362144B2 (ja) | 1991-09-25 |
Family
ID=11650602
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP688285A Granted JPS61164823A (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | 繊維セラミツクハニカム構造体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61164823A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02180772A (ja) * | 1988-08-29 | 1990-07-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 繊維セラミック多孔体及びそれを用いた排ガスフィルタ |
| JP2006218632A (ja) * | 2005-02-08 | 2006-08-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ハニカム構造体とその製造方法 |
| US8471170B2 (en) | 2007-07-10 | 2013-06-25 | Innovalight, Inc. | Methods and apparatus for the production of group IV nanoparticles in a flow-through plasma reactor |
| US8968438B2 (en) | 2007-07-10 | 2015-03-03 | Innovalight, Inc. | Methods and apparatus for the in situ collection of nucleated particles |
-
1985
- 1985-01-18 JP JP688285A patent/JPS61164823A/ja active Granted
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02180772A (ja) * | 1988-08-29 | 1990-07-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 繊維セラミック多孔体及びそれを用いた排ガスフィルタ |
| JP2006218632A (ja) * | 2005-02-08 | 2006-08-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ハニカム構造体とその製造方法 |
| US8471170B2 (en) | 2007-07-10 | 2013-06-25 | Innovalight, Inc. | Methods and apparatus for the production of group IV nanoparticles in a flow-through plasma reactor |
| US8968438B2 (en) | 2007-07-10 | 2015-03-03 | Innovalight, Inc. | Methods and apparatus for the in situ collection of nucleated particles |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0362144B2 (ja) | 1991-09-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |