JPS61163841A - セラミツクライニング製品の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、セラミックライニング製品の製造法に関し、
特に内部空間に腐食性、摩耗性もしくは化学反応性の流
体が流動する製品の、該流体の接する内面にセラミック
ライニングを施こす方法に関する。

（従来の技術） 内部空間に腐食性、摩耗性もしくは化学反応性の流体が
流動する製品、伺えば灰、砂などの空気輸送や水スラリ
ー輸送に供されるパイプは従来像クロームを含有した遠
心鋳造法による鋳鉄管又は鋳鋼管などの耐摩耗性のるる
材質が使用されて米たが、材質硬度を上げて耐摩耗性を
得ている関係止せと物のように非常に脆い製品で６９、
又コストも高い。新素材のひとつと゛して脚光をあびて
いるセラミックの耐摩耗性は上記両者の５倍以上もあっ
て、これを利用したパイプの出現が強く望まれているが
現在までのところ、セラミックの上手な適用法が見出さ
れなかったので、非常に高いコストとなシ実用に供され
ていない。

しかしながら直管に比べて摩耗の激しいベンド管では鋼
管製ベンドの内面にタイル状のセラミックをライニング
した物が見受けられるようになった。けれどもこの内張
ライニング法では内張り方法なるが故に作業性が愚＜、
シたがつて工数も増し、コストが高いという欠点を有し
ている。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、内部空間に腐食性、摩耗性もしくは化学反応
性の流体が流動する製品、例えばパイプの内表面に、作
業性よくセラミックライニングを施工しうる方法を提供
しようとするものである。

（問題点を解決するための手段） すなわち本発明は、内部空間形成に資するモールドを使
用して、セラミックライニング製品を製造することを特
徴とするものであって、本発明は腐食性、摩耗性もしく
は化学反応性の著しい流体を内部空間に介在させるセラ
ミックライニング製品を製造するに際し、内部空間形成
に資するモールドの外表面にセラミックタイルを貼９付
け、更にモールドと反対側のセラミックタイルの外表面
にタイル支持材を被着固定させることを特徴とするセラ
ミックライニング製品の製造法を要旨とするものである
。

本発明は直管、ベント管、Ｔ型管、Ｙ型管などの＃１か
、作業性の問題で通常の内面セラミックライニングが不
可能な製品の製造に対し有利に適用することができる。

以下、本発明をセラミックライニング管の良法に適用し
た場合について第１図、第２図に従って詳述する。第１
図は本発明方法によって得られた七ラミックライニング
ＦＲＰ　（ファイバラインフォーストプラスチック）管
の構造断面図、第２図は第１図のＡ−Ａ巌矢視図である
。

図において１はモールドとなる薄肉の塩化ビニル管（以
下、ＰＶＣ管と略記する）、２はセラミック製のタイル
、３は接着剤、４はＦＲＰ製のタイル支持材であゃ、５
はセラミックタイル２間を充填するモルタルである。

ＰＶＣ管１は、目的とするセラミックライニングｙＲＰ
Ｗ’ｉｒ：製造する上での原盤となるモールドであシ、
この上にセラミックタイル２が接着剤３によって貼シ付
けられ、セラミックタイル２間にはモルタル５が充填さ
れる。その後セラミンクタイル２の上に更にタイル支持
材４のシート状ＦＲＰが接着剤３によって強固に被覆接
着され、かくして本発明の目的とするセラミックライニ
ングＦＲＰ管が製造される。

セラミックタイル２をモールド１に接着する際に使用す
る接着剤及びセラミンクタイル２の上にタイル支持材４
を接着する際に使用する接着剤は、一般的にオルトフタ
ル酸ポリエステル系樹脂（耐薬品性）、イソフタル酸ポ
リエステル系樹脂（耐酸性）、ビフェニル系樹脂（耐ア
ルカリ、耐酸性）、ビニルエステル系樹脂（耐溶剤性）
、エポキシ樹脂（耐薬品性、強度大）が、セラミックラ
イニング製品に要求される性質によって任意に選択して
使用される。

また、これらの接着剤はセラミックタイル間目地のモル
タルの代に使用してもよい。

またタイル支持材としてＦＲＰを使用する場合には、一
般的にＦＲＰの樹脂と同質の接着剤を使用するのが好ま
しい。

このようにして得られたセラミックライニングＦＲＰ管
は内面にモールドとして使用したＰＶＣよシなる層が存
在するが、セラミックライニングＦＲＰ管の使用目的に
応じ、２７０層はそのま＼残こしておいてもよく、又適
宜手段によって除去してもよい。モールドとしてのｐｖ
ｃＭｔ−残こす場合、セラミックライニングＦＲＰ管の
使用中摩耗などによりその一部又は全部が無くなってし
まうが、これに最初からの　、予定であり配管の基本設
計にはこの点十分考慮すべきである。なおモールドを除
去する場合には、ＰＶＣ管に代って中実のｐｖｃ欅状物
をモールドとすることもできる。

このようにして製造されたセラミックライニングＦＲＰ
管は、タイル状のセラミックを使用するととくより、タ
イル間の接着剤とじゆう軟でしかも強度のあるＦＲＰと
のコンビネーションにより、管が撓んでも、又万一運搬
・据付時に落したシしても、従来の金属パイプのように
破損をすることが無い。又耐薬品性にも優れているので
、スラッジを含有する腐食性流体の輸送管等にも厄用が
できることも大きな特徴であるＯ 以上、本発明の一実施態様として、特殊なセラミックラ
イニングＦＲＰ管の製法について述べたが、最終のＦＲ
Ｐの被覆は、シート状のＦ’　ＲＰ　’ｉ何回も積層被
櫨してもよいことは云うまでもない。

又、本発明はセラミックライニングＦＲＰ管ばかりでな
く、他の製品にも適用できる。例えばモールド上に貼シ
付けられたセラミックタイル上に、ＦＲＰの代シに、セ
ラミックペーストを積層しその上に更にタイル支持材と
してグラス轍維１布を積層させてもよく、又はセラミッ
クタイル上にモルタルを積層し更にタイル支持材として
金属製ネットヲ積層することもできる。

またモールドとしてのＰｖＣはその一例であって、目的
とする製品の形状を保つものであればどのようなものも
使用でき、例えば発泡スチロールなども使用することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施態様を説明するため
の図で、第１図はセラミックライニングＦＲＰ管の構造
＠面図、第２図Ｆｉ！１図のＡ−Ａ巌矢視図である。 復代理人　　内　１）　　明 復代理人　　萩　原　亮　−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 腐食性、摩耗性もしくは化学反応性の著しい流体を内部
   空間に介在させるセラミックライニング製品を製造する
   に際し、内部空間形成に資するモールドの外表面にセラ
   ミックタイルを貼り付け、更にモールドと反対側のセラ
   ミックタイルの外表面にタイル支持材を被着固定させる
   ことを特徴とするセラミックライニング製品の製造法。