JPS61163172A - セラミツク射出成形体の脱脂方法 - Google Patents

セラミツク射出成形体の脱脂方法

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JPS61163172A
JPS61163172A JP60002480A JP248085A JPS61163172A JP S61163172 A JPS61163172 A JP S61163172A JP 60002480 A JP60002480 A JP 60002480A JP 248085 A JP248085 A JP 248085A JP S61163172 A JPS61163172 A JP S61163172A
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JP
Japan
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injection molded
molded body
heating
degreasing
sample
Prior art date
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Pending
Application number
JP60002480A
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English (en)
Inventor
慎二 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPS61163172A publication Critical patent/JPS61163172A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、例えばディーゼルエンジンの副室、ターボ
チャージャ用タービンホイール、ガスタービンエンジン
部品等をセラミック焼結体として製造する際に、焼結に
供するセラミック射出成形体から、その射出成形体の成
形前に配合された有様結合剤を加熱除去するセラミック
射出成形体の脱脂方法に関するものである。
従来の技術 従来から、セラミックスと有機結合剤とを混練して射出
成形し、焼結するセラミック焼結体の製造が広く行なわ
れている。
以上のセラミック焼結体の製造においては、セラミック
射出成形体を焼結する前に、焼結温度より低い温度にセ
ラミック射出成形体を加熱し、成形体から有機結合剤を
取り除く工程、すなわち脱脂工程が必要となる。
そのセラミック射出成形体からの脱脂については、成形
体に対し過度の加熱や急熱を行なった場合、単位時間あ
たりの有菌結合剤の分解ガス発生量が過剰となり、成形
体にひび割れやふくれ等が生じるという問題がある。そ
こで、従来、そのように成形体に対する過度の加熱や急
熱が起らないように、成形体を加熱する電気炉内の温度
を熱雷対で検出し、その検出値に基づき予め設定した昇
温プログラムに沿って電気炉内の温度を上昇させるよう
にされていた。
発明が解決しようとする問題点 しかし、以上の従来のセラミック射出成形体の脱脂方法
では次のような問題があった。
すなわち、セラミック射出成形体中の有微結合剤の加熱
による分解は、必ずしも温度変化に一様に依存するもの
ではなく、一定の温度変化での樹脂の分解ガス発生量が
常に一定であるとは限らない。したがって、前述したよ
うに電気炉内の温度検出値に基づいて電気炉内の温度制
御を行なっても、成形体中の有機結合剤の分解ガス発生
量が過剰になる場合があり、それに起因して成形体にひ
び割れ、ふくれが生じる場合があった。
この発明は以上の従来の事情に鑑みてなされたものであ
って、セラミック射出成形体からの分解ガスの発生量を
過剰にすることなくセラミック射出成形体からの有機結
合剤の除去を行なうことができるセラミック射出成形体
の脱脂方法を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 すなわちこの発明のセラミック射出成形体の脱脂方法は
、セラミック原料粉末と有機結合剤との混練物を射出成
形して得られた射出成形体を加熱して有機結合剤を除く
脱脂を行なうにあたり、射出成形体の加熱に伴なう単位
時間あたりの重量減少量を検出し、その検出値と予め設
定してある標準値とを対比し、その結果に基づき射出成
形体に対する加熱を制御することを特徴とするものであ
る。
発明の詳細な説明 以下にこの発明のセラミック射出成形体の脱脂方法を更
に具体的に説明する。
第1図および第2図には、この発明の方法の実施に供す
るセラミック射出成形体の脱脂装置の一例を示す。
電気炉1は、本体2とサンプル収納部3とよりなり、本
体2およびサンプル収納部3は同一の条件で昇温される
。サンプル収納部3内には、変位伝達棒4に連結された
サンプル台5が配置され、そのサンプル台5にサンプル
6が載置される。変位伝達棒4は差動トランス7に連係
し、その差動トランス7は変位計8に接続されている。
さらに、変位計8はインターフェース9を介してパーソ
ナルコンピュータ10に接続され、そのパーソナルコン
ピュータ1oが電気炉1の加熱1IIIIlを行なうS
 CRuJ Ill器11に接続されてコントローラ1
3が構成されている。
第2図に示すように上記パーソナルコンピュータ10に
は、脱脂の対象として電気炉本体2に収納される射出成
形体12の重!Wと、その射出成形体12に含まれる有
機結合剤の重量Xと、単位時間あたりに除去するべき有
様結合剤の重l減少量の標準値Aが予め入力される。
したがって、以上のような脱脂装置を用いて、この発明
では次のようにしてセラミック射出成形体からの脱脂が
行なわれる。
先ずこの発明では、射出成形体の加熱に伴なう単位時間
あたりの重量減少量を検出する。すなわち、上述の第1
図および第2図の脱脂装置を用いる場合では、電気炉本
体2に収納される射出成形体12と同時に作成された同
様の射出成形体をサンプル6としてサンプル収納部3内
のサンプル台5に載置する。その状態で、電気炉1内の
各射出成形体12およびサンプル6を加熱する。それに
よって、各射出成形体12およびサンプル6が含む有機
結合剤は分解しガス化して除去される。その際のサンプ
ル6の重量減少に伴なう変位伝達棒4の変位が差動トラ
ンス7、変位計8によって検知される。それによって検
出された変位電圧がインターフェース9に入力され、そ
の結果、サンプル6の重量減少量W〔が1秒毎にパーソ
ナルコンピュータ10に入力される。そのパーソナルコ
ンピュータ10では、wL−Wl、−1が算出されて、
サンプル6の脱脂過程における1秒毎の重量減少量Bが
算出される。
次にこの発明では、以上により検出された単位時間あた
りのサンプル6の重量減少量8と、予め設定してある標
準値Aとを対比する。
標準値Aは前述したようにパーソナルコンピュータ10
に予め入力されており、そのパーソナルコンピュータ1
oにてその標準値Aと実際のサンプル6の単位時間あた
りの重」減少fiBが対比される。
次にこの発明では、以上の結果に基づき射出成形体に対
する加熱を制御する。具体的にはパーソナルコンピュー
タ10内で算出された単位時間あたりのサンプル6の重
量減少1Bと、標準値Aとを対比した結果生じるンブル
6の実際の重量減少量と標準値との差がゼロになるよう
に、パーソナルコンピュータ1oから5CRi!1I1
1Il器11に指令が発せられる。すなわち、第2図に
示すようにA−Bである場合には、パーソナルコンピュ
ータ(cpu ) 10からSCR制御器11に電気炉
1内の加熱速度を変更しない旨の指令が発せられ、A〜
Bである場合にはパーソナルコンピュータ1゜からSC
R制御器11に電気炉1内の加熱速度を変更する指令が
発せられる。その指令に応じてSCRilJ m器11
によって電気炉1内の昇温速度が制御される。すなわち
、サンプル6の実際の重量減少量Bが標準値Aより大で
あるときは、電気炉1内の昇温速度を遅くするように制
御され、逆にサンプル6の実際の重量減少」が標準値よ
り小であるときは、電気炉1内の昇温速度を速くするよ
うに制御される。尚、第2図に示す場合では、サンプル
6の実際の重量減少量Bと標準値Aとを対比した結果、
A”vBである場合には、自動的に以上の過程が反復し
て行なわれるようにされている。
この発明では以上のようにして単位時間あたりの有機結
合剤の分解ガス発生量を過剰にすることなく、セラミッ
ク射出成形体の脱脂が行なわれる。
実施例 以下にこの発明の一実施例を記す。
実施例 窒化珪素粉末77.4wt%、焼結助剤としてイツトリ
ア粉末4,3wt%とスピネル粉末4.3wt%、およ
び熱可塑性の有機結合剤14wt%からなる均−混練物
をラジアルタービンホイールの形状に射出成形し、得ら
れた射出成形体を第1図および第2図に示す脱脂装置に
よって脱脂した。
射出成形体12は電気炉1の本体2に収納し、射出成形
体12の中から抽出したサンプル6をサンプル収納部3
内のサンプル台5に載置した。
一方、パーソナルコンピュータ10には射出成形体12
のサンプル6の総量1 (W−110111)と、その
内の有機結合剤の比率(X−0,14)と、1秒間当り
の有機結合剤の重1m少】として予め設定する標準値(
A−3X10″’Msec)とを予め入力した。
以上のようにセットした状態で、電気炉1による加熱を
開始し、電気炉1内の射出成形体12の脱脂を行なった
。その電気炉1内の昇温の過程で、サンプル6の有機結
合剤の減少重量Wjを随時変位伝達棒4、差動トランス
7、変位計8、インターフェース9を介してパーソナル
コンピュータ10に入力させ、第2図に示す過程で演算
処理させた。
その結果から、パーソナルコンピュータ10からの指令
に基づきSCR制御器11によって電気炉1の加熱制御
を行なった。
以上のようにして脱脂を行なった後の射出成形体12に
ついて、ふくれ、き裂の発生の有無を調べた。その結果
、良品率は97.6%で残りの不良品については翼の付
根表面に50〜100−の長さでクラックを生じていた
。しかし、不良品についてもふくれの発生はみられなか
った。
比較例 従来の方法、すなわち射出成形体を加熱する電気炉内の
温度を検出し、その検出値に基づき予め設定した昇温プ
ログラムに沿って電気炉内の温度を上昇させる方法で、
実施例の射出成形体と同一の射出成形体の脱脂を行なっ
た。その結果、良品率は18.2%たらずであった。有
機結合剤の分解量が多くなった時に、ひび割れ、ふくれ
等の欠陥が発生したものと考えられる。
発明の効果 以上のようにこの発明のセラミック射出成形体の脱脂方
法によれば、射出成形体の加熱に伴なう単位時間あたり
の重量減少量検出値と予め設定してある標準値とを対比
した結果に基づき射出成形体に対する加熱を制師するよ
うにしたので、脱脂過程で射出成形体中の有機結合剤の
単位時間あたりの加熱分解が過剰になるようなことはな
く、ひび割れ、ふくれ等の欠陥を生じさせることなくセ
ラミック射出成形体の脱脂を行なうことができる。
しかも、脱脂効率の低下がないため、比較的短時間に良
品率の高い脱脂を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のセラミック射出成形体の脱脂方法の
実施に供する脱脂装置の一例を示す概念図であり、第2
図は第1図の装置を用いてこの発明を実施する場合のフ
ローチャートである。 1・・・電気炉、 3・・・サンプル収納部、 4・・
・変位伝達棒、 7・・・差動トランス、 10・・・
パーソナルコンピュータ、 12・・・射出成形体。 出願人  トヨタ自動車株式会社 代理人  弁理士 豊 1)武 久 (ほか1名) 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. セラミック原料粉末と有機結合剤との混練物を射出成形
    して得られた射出成形体を加熱して有機結合剤を除く脱
    脂を行なうにあたり、射出成形体の加熱に伴なう単位時
    間あたりの重量減少量を検出し、その検出値と予め設定
    してある標準値とを対比し、その結果に基づき射出成形
    体に対する加熱を制御することを特徴とするセラミック
    射出成形体の脱脂方法。
JP60002480A 1985-01-10 1985-01-10 セラミツク射出成形体の脱脂方法 Pending JPS61163172A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5078929A (en) * 1989-12-26 1992-01-07 Matsushita Electric Works, Ltd. Process of debinding ceramic products
US5271877A (en) * 1989-10-23 1993-12-21 Matsushita Electric Works, Ltd. Debinding process for removing an organic binder from a powder compact

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60215577A (ja) * 1984-04-09 1985-10-28 株式会社日本製鋼所 セラミツクスグリ−ン成形体の脱脂方法

Patent Citations (1)

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