JPS61162945A - 尿矢禁に悩む男性の処置装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、尿失禁に悩む男性の治療装置に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

尿失禁は老年の男性に多い問題であり、これには種々の
原因がある。たとえば、神経症または精神障害などの機
能障害に基づくもの、或いはたとえば支持および懸垂系
の弱さによる括約筋不全症などの解剖学的障害に基づく
ものもあるが、前立腺の腺腫、すなわち前立線の病的肥
大の結果生ずるものもあり、したがって尿道が潰されて
膀胱の収縮を妨げる結果、排尿が不可能となりかつ腎臓
からの圧力のみが、蓄積されて尿を狭められた尿道を通
して滴下状に押し出す。

調節されない排尿は、当人にとって極めて不快な問題で
ある。何故なら、従来この問題に満足な解決を与えるよ
うな用具が利用できなかったからである。

ちびった尿を吸い取るため下着にナプキン状のおむつを
使用することが知られている。しかしながら、おむつは
ガスを防ぐことができず、かつ尿が分解して周囲の人に
気付かれるような悪臭を発生するのを防止するには極め
て頻繁に取り換える必要があり、苦痛をもたらす。

他の手段はコンドーム状の受入容器であるが、これは連
続して着用すると循環に悪影響を与えるという欠点を有
する。

さらにペニスに押し当てかつ接着ストリップにより下着
に固定するようにした高吸収材を側部に有する袋体を使
用することも知られている。

これら公知の解決策は全て、排尿と接続し続ける結果、
水分との永久接触から刺激が生じるという欠点を存する
。

しかしながら、これら公知の用具における決定的な欠点
は、これら用具が全て既に発生した排尿の結果を治癒す
るものであるという点にあり、実際には望ましくない排
尿を治癒する手段を講することが望まれる。

女性における尿失禁を治療するには、電流パルスを使用
して膀胱閉鎖筋組織を刺激することにより、望ましくな
い排尿を防止することが知られている。この種の手段は
、女性の性器の解剖学により容易となる。何故なら、膣
内キャリヤ或いは尿道排出口の領域近傍における患者の
外陰部に電極を配置しうるようなキャリヤを使用するこ
とにより、閉鎖筋組織の掻く近傍に電極を配置しうるか
らである（ドイツ特許出願第Ｐ３３１７１１８．１号）
。

男性の場合、尿道および閉鎖筋系はすぐには捕捉できな
いので、女性用の公知装置と同様な電気刺激による解決
策を与えることは従来不可能と考えられていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

したがって、本発明が解決しようとする問題点は、同様
に電流パルスを用いて刺激することによる尿失禁に悩む
男性の治療装置を提供するにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明によれば、この問題は、開孔部を備えてペニスを
その根部で包囲すると共に、電流源の一方の極に接続さ
れかつペニスに当接する少なくとも２個の電極を備えた
キャリヤよりなり、人体に指向するキャリヤの側には電
流源の他方の極に接続された複数の電極を設け、さらに
それ自体公知の方法で電圧源により操作されるパルス発
生器により電流源を形成したことを特徴とする男性にお
ける尿失禁症の治療装置により解決される。

本発明の成功は、電極の特殊配置に基づいている。ペニ
ス根部の領域で、ペニスを尿道と同心状に配置された一
方の極を有する電極により包囲すると共に、対向電極を
腹部に作用させて、閉鎖筋組織を流れる電流を発生させ
る。閉鎖筋組織はこの電極配置により刺激されて、調節
不能な排尿を回避しうろことが判明した。その結果、排
尿による衛生上の問題が完全に除去されると共に、既に
排尿した尿との接触による皮膚の刺激が生じない。

さらに本発明を発展させて、ペニスに当接させる電極を
、弾性変形しうる或いはばね力に抗して相対的に外方向
へ変位しうる２個の部材で構成する。

電極を作成するには多くの方法がある。好適具体例は、
開孔部内に互いに対向配置されかつその中心軸線に対称
配置されて突状湾曲表面を有する２個の部材よりなる電
極を設け、湾曲表面の少なくとも一方をばね力に抗して
半径方向外方へ移動するようキャリヤに装着する。

他の有利な具体例によれば、キャリヤの開孔部を形成す
る部分が２個の電極の一方を内臓しまたは形成して、こ
れをばね力に抗し半径方向外方へ移動するよう装着する
。

電極を有するキャリヤは電圧源およびパルス発生器とは
別のユニットを構成することもできるが、電圧源および
パルス発生器として作用する電池をキャリヤ内に配置し
てこのキャリヤが１個の組込ユニットを形成するのが便
利である。

好ましくは、設定用ノブをキャリヤに設けて、パルス発
生器のスイッチ開閉を行ない、パルスの振幅を調整する
と共にその周波数をも調整し、このようにして使用者の
要求に個々に対処することができる。

便利には、直径方向にキャリヤ上へ２個のストランプを
対向配置し、その一方を胃まで前方へ延在させると共に
、他方のストラップを背中に到る股を介し胃の周囲に装
着すべきヘルドまで後方へ延在させる。これは装置を別
途に支持する簡単な方法を与える。

さらに本発明の他の具体例において、後方に延在するス
トラップは、陰嚢と肛門との間の領域に突出電極をさら
に備える。

さらに、後方に延在するストラップは肛門の領域で環状
として作成され、かつ同様に環状部分に突出電極を備え
る。

さらにこの領域には、実際上膀胱閉鎖筋組織の機能に関
与する神経が存在するので、このようにして本発明によ
る装置の作用をさらに高めることができる。

この点に関し、股の領域にはストラップにひだを設けて
体型に適合させるのが便利である。腸からの出口領域に
おける開孔部は、腸内ガスの排出を妨げないようにする
のが好ましい。

〔具体例〕

以下、添付図面を参照して本発明を具体例につき詳細に
説明する。

第１図はキャリヤ１の平面図であり、このキャリヤは好
ましくは皮膚に無害なゴム材料よりなりかつ円形構造で
あって開孔部２を備え、ここに直径方向に対向配置した
２個の電極３を突出させる。

図示した具体例の場合、対向配置した表面は凸状である
。両電極３をスラストばね４で緊張させて、これら電極
３を相対的に移動させるようにする。

このようにして、装置をペニスに押し当てることができ
、半径方向の弾力性により問題とする特定の体型状態に
適合させることができる。勿論、２個の電極のうち一方
のみをばねに装着して他方の電極を固定すれば充分であ
る。キャリヤ１には外部で操作しうる機構を設け、それ
により２個の電極を離間し７た位置に保って装置の使用
を容易にすることができる。

しかしながら、開孔部２をより小さくして、開孔部を形
成するキャリヤ部分をばね力に抗し半径方向外方に移動
しうるよう配置することもできる。

この場合、キャリヤは開孔部を環状に包囲する必要はな
く、この開孔部をたとえば閉鎖キャリヤの底端部に配置
することもできる。

２個の電極３をパルス発生器６の一方の極に接続し、こ
のパルス発生器に電池８から電流を供給する。パルス発
生器６と電池８とは、したがって環状キャリヤｌ中に組
み込まれる。

人体に指向するキャリヤ１の側には複数の突出電極５を
設け、これらをキャリヤ１が装着された後に電極３と５
との間に電流が流れて膀胱閉鎖筋組織を刺激するように
男性の人体と接触させる。

さらに、キャリヤ１には３個のノブ７を設け、これらノ
ブ７を調整装置に接続し、これら調整装置によりパルス
発生器のスイッチ開閉を行なうことができ、さらにパル
スの振幅および周波数を調整することができる。

好ましくは、キャリヤ１の上端部にラグ９を設け、ここ
に胃まで前方に延在するストラップを挿入して底端部に
取り付け、このストラップ１０を股を通して背中に廻し
かくして装置をベルトにより人体に装着することができ
る。

第３図において（第１図と同一の部分については同し参
照符号で示す）、背中まで後方に延在するベルトｌＯを
陰嚢と肛門との間にまたがる領域に配置すると共にそこ
に電極１１を設けて、その一方の側をプラスに作用させ
かつ他方をマイナスに作用させて、この領域に存在する
神経を刺激しかつ膀胱閉鎖筋に作用させる。

肛門の領域においてストラップ１０は拡大してリング１
２を形成し、腸からの出口の周囲に開孔部１５を形成す
る。さらに、この環状領域１２に電極１４を設けて、肛
門の領域に位置する神経を刺激するよう作用させ、同様
に膀胱の閉鎖筋にも作用させる。

ここでも好ましくは、一方の側の電極１４をプラスに作
用させると共に、他方の側の電極をマイナスに作用させ
る。

体型に合せる際、ストラップｌＯおよび環状領域１２に
はひだ１３を設けて股の形状に合せるのが便利である。

環状領域１２に隣接して、ヘルド１０に延長部１６を設
は支持づルトに接続する。

〔発明の効果〕

本発明によれば、従来困難とされていた男性の尿失禁症
を電流パルスによる刺激で治療する装置が特殊な電極配
置によって得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、キャリヤの平面図。 第２図は、第１図に示したキャリヤの側面図。 第３図は、背中まで延在するストランプを備えたキャリ
ヤの平面図。 ｌ・・・・・・キャリヤ ２・・・・・・開孔部 ３・・・・・・電極 ４・・・・・・スラストばね ６・・・・・・パルス発生器

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、開孔部（２）を備えてペニスをその根部で包囲する
   と共に、電流源の一方の極に接続されかつペニスに当接
   する少なくとも２個の電極（３）を備えたキャリヤ（１
   ）よりなり、人体に指向するキャリヤ（１）の側には電
   流源の他方の極に接続された複数の電極（５）を設け、
   さらにそれ自体公知の方法で電圧源（８）により操作さ
   れるパルス発生器（６）により電流源を形成したことを
   特徴とする尿失禁症に悩む男性の処置装置。 ２、ペニスに当接させる電極（３）が、弾性変形しうる
   またはばね力に抗して相対的に外方に変位しうる２個の
   部材よりなることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の装置。 ３、電極（３）が、開孔部（２）内に相対配置されかつ
   中心軸線に関し対称配置された凸状湾曲表面を有する２
   個の部材よりなり、その少なくとも一方をキャリヤ（１
   ）に装着してばね（４）の力に抗して半径方向外方へ移
   動させることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の
   装置。 ４、キャリヤ（１）の開孔部（２）を画成する部分が２
   個の電極（３）の一方を内臓しまたは形成して、ばね力
   に抗して半径方向外方に移動するよう装着したことを特
   徴とする特許請求の範囲第２項記載の装置。 ５、電圧源（８）が、キャリヤ（１）内にパルス発生器
   （８）と共に配置された電池よりなることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項乃至第４項のいずれかに記載の装
   置。 ６、キャリヤ（１）に設定用ノブ（７）を配置して、パ
   ルス発生器（８）のスイッチ開閉を行ない、振幅を設定
   し、かつパルスの周波数を設定することを特徴とする特
   許請求の範囲第４項記載の装置。 ７、キャリヤ（１）が環状構造であることを特徴とする
   特許請求の範囲第６項記載の装置。 ８、キャリヤ（１）には互いに直径方向に対向する２個
   のストラップ（１０）を配置し、その一方を胃の方向へ
   前方に延在させると共に他方のストラップを背中に到る
   股を介して人体の周囲に装着すべきベルトまで後方向へ
   延在させたことを特徴とする特許請求の範囲第７項記載
   の装置。 ９、後方向に延在するストラップ（１０）が、陰嚢と肛
   門との間の領域に突出電極（１１）をさらに備えること
   を特徴とする特許請求の範囲第８項記載の装置。 １０、後方に延在するストラップ（１０）が肛門の領域
   に環状拡大部（１２）を備え、かつ突出電極（１４）を
   同様に環状拡大部に設けたことを特徴とする特許請求の
   範囲第９項記載の装置。