JPS6022948B2 - 失禁治療用電気刺戟装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は体内に安全に固定されるように拡張自在な可鏡
村から成る挿入体にパルス発生器によって供電される電
極を設け、尿道、腹勝機館またはこれらに直腸機能を加
えた諸機能を制御すべく燈または虹門に当該挿入体を挿
着して用いる電気的刺戟装置に係わる。

脇脱機能の障害は看護人にとっても当人にとっても大き
な問題である。

尿失禁が頻繁なため衣類や寝具などの取替えに看護人は
多くの時間を奪われる。この問題を解決すべく種々の試
みがなされており、尿を技術的手段で回収する試みもそ
の一つであるが、男性患者にはかなり有効でも女性につ
いては難点がある。

骨盤の筋肉に電極を植え、この電極を体内に導入した受
信機に接続し、体外の送信機から前詑受信機に電極的に
パルスを供給することによって骨盤を電気的に刺戟する
試みもなされている。この方法は外科手術を必要とし「
比較的複雑であり、経費が嵩む。適当な形状の睦挿入体
または虹門挿入体に配置した電極による電気的刺戟によ
って尿道閉塞を達成する方法もある。

挿入体は通常硬質プラスチックから成り、円形の断面を
備え「電極はこの円周に沿った金属環から成る。挿入体
の挿入端には丸味を持たせてあるから、挿入体を体内に
正確に配置し固定するのが難しい。このような硬質の挿
入体を体内に挿着する場合、不菓感を判なうだけでなく
、挿入体が滑落する危険もある。また「円周沿いに設け
られた電極では骨盤城全体に比較的散満な刺戟しか得ら
れない。本発明の目的は挿着するために外科手術を必要
とせず、挿入・取外しが容易で不快感を判なわずトしか
も滑り落ちる危険がなく安全に保持される上記の刺戟装
置を提供することにある。

この刺戟装置では試験の結果患者にとって最適と判断さ
れた位置に電極を維持し、例えば尿道や腰勝にむかつて
刺戟を送り、この場合、例えば子宮頚部に係合すること
によって挿入体を体内に正確に配置し固定される。この
目的を本発明では挿入体の使用位置から見て内端にほぼ
平坦またはやや湾曲した端壁を設けると共に互いに間隔
を隔てて２組の電極を配置し、それぞれの絹の電極をパ
ルス発生器と電気的に接続すると共にほぼ同一平面に配
列して並列接続した複数の電極板で構成し、どちらの絹
の電極板も同一方向に向けると共に挿入体の円周の一部
だけに亘つて配列して方向刺戟効果を得ることによって
達成する。

挿入体は未挿入の状態では極めて少量の空気しか含まず
、そのまま極めて容易に挿入することができ、いったん
挿入されると膨脹して安全に保持されるように構成すれ
ばよい。

あるいは、未挿入の状態で多量の空気を含み、この空気
を放逐してから体内に挿入し「挿入後ほぼ最初の容積を
回復するように構成してもよい。挿入体は可榛材で形成
されているからら挿入場所に応じた形状を与えれば挿入
が便利であるだけでなく、安全に保持されることにもな
る。取り出す際には再び空気を放逐すれば簡単に抜き取
ることができる。本発明の装置は女性に於ける失禁の治
療を第１の目的とする。

ストレスによる失禁、即ち、例えば咳込んだり、くしや
みをしたり「力んだりしたりする場合のように急激に腹
圧が増大した時に尿が漏れるという症状に悩む女性やい
わゆる衝撃性失禁に悩む女性が対象であり、その他の失
禁患者群も本発明装置で治療することができる。本発明
装置はまた男性患者にも使用でき、その場合、挿入体は
虹門に挿入される。本発明装置は電極で作動させるよう
に意図されているから、エネルギー消費が低くなければ
ならない。

そこで間欧刺戟テストを実施した結果、約８乃至１２砂
の刺戟時間の後、約１５乃至２町砂の休止時間を挟むの
が適当と判明した。パルス発生器が作動する限りこの動
作が繰返される。間歌刺戟でも尿道閉塞及び腰脱弛緩効
果は連続刺戟と同じであり、疲労効果が小さい点で有利
である。

刺戟時間及び休止時間を比較的広い範囲、例えば２乃至
１８の砂の範囲でそれぞれ上記時間とは異なる時間に設
定できることは云うまでもない。最適の刺戟時間は個々
の患者に応じて設定すればよい。間歌刺戟による苦痛を
防止するため、各刺戟時間の最初の約１乃至２秒の間に
パルル振幅が魂定最大振幅まで漸次増大するようにする
電気装置を構成した。

刺戟周波数は約５乃至６０日２である。ストレス性失禁
患者には効果的な尿道閉塞を達成するのに約１５乃至６
岬２の周波数が適当であり、衝撃性失禁患者には効果的
な厩腕弛緩を達成するのに約５乃至２９もの周波数が適
当である。テストの結果は極めて良好であった。ある程
度の期間治療を施した後、刺戟装置を使用しなくてもよ
いまでに回復した患者もあった。以下添付図面の実施例
につて本発明をさらに詳述する。

本発明装贋は例えばシリコン‘ラバーのように組織にな
じむ可榛材から成る膨脹自在な挿入体１０を含み、この
挿入体１０‘こは可携管１１が接続している。挿入体を
体内から取り出す際に管１１が挿入体１０から外れるの
を防止するには、第２図のように管１１を挿入体１川こ
、その下端壁だけでなく上端壁でも固定するように配慮
すればよい。管１１内に裂損のおそれのない材料から成
るねじ素子を配置してもよい。このねじ素子は挿入体１
０の上端壁にも取り付ける。管１１内に２線式ケーブル
を収納し、前記ケーブルの２本の線１２及び１３を挿入
体１川こ固定してある電極群１４及び１５にそれぞれ接
続する。

第３図から明らかなように、それぞれの電極群は互いに
並列接続した複数の、例えば３本の金属細片で構成すれ
ばよい。電極群１４及び１５は挿入体１０の同一側に挿
入体１０の円周の半分以下の範囲に亘つて配列されてい
る。正しく挿入すれば例えば尿道に向けて刺戟が得られ
る。明確な方向性を有する刺戟効果が欲しいか比較的散
満な方向性を有する刺戟効果が欲しいかによって電極群
の範囲を適宜変えればよい。

電極群の広がりは約８００乃至２４００の扇形に相当す
る。線１２及び１３の自由端に双極プラグ１６を設け、
第１図に示すように人体に着用させた小箱１７内に配置
したバッテリ作動パルス発生器に前記プラグを介して線
１２及び１３を接続する。管１１の自由端に手動逆止め
弁１８を設け、該弁を介して挿入体１０へ空気を送入し
たり、挿入体１０内から空気を抜き取ったりすることが
できる。送気・脱気装置１９は第２図に示す。第２図及
び第３図に図示した挿入体１０の実施例では電極１４及
び１５を設けてある側の壁が他よりも厚い。

挿入体１０から空気を抜くと薄い壁部分が内方へ湾曲す
る一方、電極を設けてある厚し、壁部分がそのまま膨ら
みを維持するから．、挿入体１０の容積が著しく縮小し
、挿入が容易になる。また、壁が厚いから電極１４及び
１５を有効に支持できる。既に述べたように、挿入体１
０は脱気した状態で挿脱され、膨脹させた状態で体内に
保持される。

第２及び３図の実施例では、挿入体１０の電極を設けて
ない様に一つまたは複数の膨らみ２０を形成してある。

この膨らみがなければ、使用時に挿入体１０が脱落する
危険が少し‘ま残るからである。前記膨らみ２０は例え
ばシリコン・ラバ−のような挿入体竃０の残部と同じ材
料で形成するのが好ましい。挿入体１０１ま使用位置で
見てその内端にほぼ平坦な端壁を具備する。従って、例
えば子宮頚部と接触させて挿入体１０を体内に正確に配
置・固定することができる。このことは例えば尿道に向
けるれた刺戟を得るのに極めて重要である。端整を凹面
または凸面状にやや湾曲させてもよい。第４図の実施例
では挿入体１虹の電極１４及び９５を設けてない下方部
分の壁が上方部分よりも薄くなっているから、膨脹させ
る際に破線で示すように挿入体青Ｑの下方部分で強い膨
らみが得られる。

これによって挿入多の脱落が防止され。挿入体亀虹上方
部分は電極１４及び１６を設けてない側は挿入体亀０の
下方部分よりは厚いが電極１＆及び竃６を設けてある側
より‘ま薄い壁厚を具える。第５図の実施例では電極群
貴４及び亀５のそれぞれが互いは並列接続され、２列に
配列された電極板から成る。

互いに並列接続させ、３列またはそれ以上の列に配列し
てもよいことは云うまでもない。尿道圧を増大させるの
に電極群１４及び事５間の間隔が極めて重要である。最
適距離は患者にとって異なるから、個々の場合に応じて
綿密に試験しなければならない。第６図に示すのは電極
配置の最適条件を決定する試験装置でありｔ参照番号１
乃至７は電極群であり〜適宜に組合わせることができる
。第７図のａ乃至ｅ図は種々の電極組合わせを同一患者
に試みて得た尿道圧の変動を示す図であり、電極組合わ
せ１十５で最適の刺戟効果が得られ、その他の組合わせ
では殆ど刺戟効果は得られなかった。電気刺戟を与えな
い時の尿道圧変動を示す第７図のｆと比較すれば明らか
である。上記の試験結果は尿道筋及び骨盤（第８図）に
至る神経が導出性の方向に刺戟されるという事実に起因
する。

しかもこれらの神経は導入（ａＲｅｒｅｎｔ）方向に脊
髄へパルスを送り、脊髄に於いて神経が反射して尿道及
び腰脳を作動させる。

この反射の仕組みが失禁の治療に重要な役割を果す。神
経に対する最適の刺戟を得るには電極の配置が極めて重
要である。電極配置は最適の刺戟が得られるように例え
ば第６図に示すように試験装置によって試験すればよい
。パルス発生器は好ましくはスペース及び電力の節約に
適したいわゆるＣＭＯＳタイプの集積回路を採用したい
くつかの電子素子から成る。

電源としては例えば１０乃至１５Ｖの水銀電池を使用す
ればよい。パルス発生器の機能を第９図のブロックダイ
ヤグラムに従って以下に説明する。尚、第９図では第Ｉ
Ｑ図の回路がブロック２１乃至２６に分かれている。第
９図のパルス発生器は例えば正または負のパルスから成
る単相パルス列Ａの形で電気信号を発生する発振器２１
に相当する第１ブロックと、パルス列Ａのパルス幅をパ
ルス列Ｂのように制御するパルス形成器２２に相当する
第２ブロックと、パルス列Ｃのようになるようパルス列
Ｂの振幅を次第に増大させる波形変換器２３に相当する
第３ブロックと、単相パルス形Ｃを２相パルス形Ｄに変
換する２相発生器２４に相当する第４フロックと、パル
ス列Ｄを増幅し、増幅されたパルス列Ｅを供給する電力
増幅器２５に相当する第５ブロックと、パルス列○及び
パルス列間隔Ｆの長さを制御するインターバル発生器２
６‘こ相当する第６ブロックとから成る。以上に述べた
ブロック２翼乃至２６のほかに、電源電圧を表示するブ
ロック及び電力消費の激しい素子への供給電圧を低下さ
せるブロックをも設ける。刺戟装置を実用に供する際に
は低エネルギー消費が必須条件であり、最大刺戟効果を
得るのに連続刺戟が必要でないと云う事実に鑑み「前記
インターバル発生器２６を設けた。

該インターバル発生器２６は二つのノア。ゲート２１及
び２８から成り、この両ノア。ゲートは〜同じく二つの
ノアＱゲート２９及び３０を具備してパルス列Ｇによっ
て制御される発振器２１が例えば８乃至１２砂間だけ作
動し、これに例えば１５乃至２硯酸のインターバルが続
くように周波数及びパルス幅を選定された好ましくは矩
形波の前記パルス列Ｇを連続的に供給する。パルス発生
器が供寵される限り、この過程が連続的に反復される。
発振器２１は周波数を電位差計４９によって好ましくは
５乃至２００比の範囲内で変動させることのできる矩形
波パルス列Ａの形で電気信号を供給し、このパルス列Ａ
はパルス形成器２２へ送られる。パルス形成器２２は二
つのノア・ゲート３１及び３２を具備Ｚし、電位差計３
４を介してパルス列Ｂのパルス幅を０．１乃至８ｈｓの
範囲で決定する。インターバル発生器２６は抵抗３５及
びコンデンサ３６により鏡歯状歯形の第２電気信号日を
供給する。信号日は波形変換器２３を制御するための信
号である。トランジスタ３７及び二つの抵抗３８，３９
を具備し、パルス列Ｂのパルス振幅を電位差計４０によ
って決定される任意の最大振幅に達するまで０レベルか
ら徐々に増大させる。刺戟電圧は０乃至ＩＷである。例
えば勝脱弛緩を達成するには周波数を約１批も、パルス
幅を約２ｈｓに設定し、尿道閉塞を達成するには周波数
を約５皿Ｚ、パルス幅を約ｌｍｓに設定するのが好適で
ある。但しこれらの値は個々の患者によって異なり、従
って個々の患者について試験しなければならない。周波
数及びパルス幅以上に最適振幅は個々の患者に依存し、
例えば患者の年令に依存する。パルス発生器の使用に際
して刺戟信号のＤの幅幅を徐々に増大させねばならない
のは、さもないと患者が間歌的に現われる刺戟信号Ｄを
不快と感ずる場合があり得るからである。実用上の試験
によれば、同一磁性の、即ちト単相パルスから成る電気
信号は正の電極に非導電層を形成するから、電極には２
相信号を供給しなけ机よならない。

そこで本発明では２相発生器２４を波形変換器２３に接
続することにより正負振幅が交互に与えられるようにし
た。この２相発生器２４は演算増幅器４８、４個の抵抗
４２，亀３，４４，４５及びトランジスタ亀６から成る
。ここで得られたパルス列Ｄは電位差計４０１こよって
増幅度を議定することのできる電力増幅器２６もこ於い
て増幅され、少くとも２本の線１２及び亀３を介して電
極１及び１５へ供給される。例えばバッテリーが切れた
時などに組織が損傷しないように２相発生器２４と電力
増幅器２５との間にコンデンサ４７及び４８を挿入する
。既に述べたように、パルス発生器でバッテリ交換の時
期を患者が認識できるように（図示しないが）バッテリ
電圧をチェック。

表示するためのブロックをも含む。バツテリの正電圧が
例えば７．５Ｖ以上なら、患者が装置をスイッチオンす
るごとに約２秒間に亘つて発光ダイオードが点灯され、
２秒後自動的に消える。バッテリ交換が必要な状態なら
発光ダイオードは点灯しない。本発明が上述の実施例に
制限されるものではなく、特許請求の範囲内で改変が可
能であることは云うまでもない。

例えば種々の実施例の構成要件を組合わせることも可能
である。尿失禁に関連して実施例を説明したがト糞便失
禁に関しても同機な効果を期待できる。本発明の電気刺
戟綾贋の挿入体は体内外への挿入や取外しの際は内部の
空気を放出し「小さくなった状態で行なうようになって
いるので「 この作業にあたって患者に不快感を与える
ことなく、体内に挿入された後は空気を圧送して膨張さ
せることができるので確実に正確な位置で保持できる。

またパルス波形も患者に不快な刺戟を与えないように設
定でき、個体差に応じてパルス幅、パルス列の長さ、パ
ルス列間のインターバル時間を調整できるので、好まし
い電気刺戟を与えることができ、確実な治療効果を期待
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は人体内に挿着された状態で本発明の刺戟装置を
示す説明図であり、第２図は本発明刺戟装置の実施例を
これに接続された可裸管乃ぴその自由端に設けた吸気及
び送気装置と共に示す縦断面図であり、第３図は第２図
のｍ−ｍ線に於ける断面図であり「第亀図は本発明刺戟
装置の他の実施例を示す断面図であり、第５図は本発明
刺戟装置の第３実施例を示す簡略図であり、第６図は個
々の患者に応じた最適な電極位置を決定するための試験
装置を示す簡略図であり、第７ａ乃至７６図は種々の電
極対から刺戟を受ける患者に於け０る尿道圧の変動を示
す図であり、第７図のｆさま刺戟を受けない尿道圧の変
動を示す図であり「第６図は骨盤付近の簡略化した断面
図でありト第９図はパルス発生器のブロックダイヤグラ
ムであり、第ｉｏ図はパルス発生器と併用される回路の
実施例を示す回路図である。 貴び…挿入体も 翼４９ 貫６…電極「 ２Ｑ・・・膨
らみ「 空蓬…波形変換器「 ２亀…２相発生器、２６
…インターバル発生器、３７州トランジスタ「 ３葱，
３鰻…抵抗「 母貴州演算増幅器〜 亀２８ 亀３？
鶴亀？ 亀５…抵抗、４６…トランジスタ。 第１図第２図 弟ｇ図 第４図 第５図 第６図 第？図 第９図 第８図 第１０図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 体内に安全に固定されるように膨張自在な可撓材か
   らなる挿入体でバルス発生器によつて供電される電極を
   設け、膀胱機能またはこれらに直腸機能を加えた諸機能
   を制御すべく当該挿入体を膣または肛門に挿着して用い
   る電気的刺戟装置であつて、 挿入体１０の使用位置か
   ら見て内端にほぼ平坦またはやや弯曲した端壁を設ける
   と共に互いに間隔を隔てて２組の電極１４，１５を配置
   し、それぞれの組の電極を、パルス発生器と電気的に接
   続すると共にほぼ同一の平面に配列して並列接続した複
   数の電極板で構成し、どちらの組の電極板も同一方向に
   向けると共に挿入体の円周の一部あけに亘つて配列する
   ことにより方向性刺戟効果を得るようにしたことを特徴
   とする電気的刺戟装置。 ２ それぞれの組の電極板を挿入体１０の前記端壁から
   ほぼ等距離に配列したことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項に記載の電気的刺戟装置。 ３ 前記平面が挿入体１０の長手方向軸心に対して４５
   °乃至９０°の角度を形成することを特徴とする特許請
   求の範囲第１項に記載の電気的刺戟装置。 ４ それぞれの組の電極板が両端半径が互いに約８０°
   乃至２４０°の角度を形成する扇形に相当する半径方向
   広がりを有することを特徴とする特許請求の範囲第１項
   乃至第３項のいずれか１項に記載の電気的刺戟装置。 ５ 挿入体１０の電極１４，１５を設けてある方の壁が
   厚いことを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第４項
   のいずれかに記載の電気的刺戟装置、。 ６ 挿入体１０の電極１４，１５を設けてない側に好ま
   しくは挿入体と一体に１個または複数個の膨らみ２０を
   設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第５
   項のいずれか１項に記載の電気的刺戟装置。 ７ 挿入体１０の電極１４，１５よりも下方の壁部分が
   電極を設けてある上方の壁部分よりも薄いことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項乃至第６項のいずれか１項に
   記載の電気的刺戟装置。 ８ それぞれの組１４，１５の電極を２列または多重列
   に配列したことを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至
   第７項のいずれかに記載の電気的刺戟装置。 ９ パルス発生器が間歇刺戟を提供することを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項乃至第８項のいずれか１項に記
   載の電気的刺戟装置。 １０ パルス発生器や、任意の最大振幅まで振幅が次第
   に増大するパルス列を発生する波形変換器２３と、正負
   パルスが交代に現われる２組パルス列を発生する２組発
   生器２４と、パルス列の長さ及びパルス列出現の間隔を
   制御するインターバル発生器２６とから成ることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項乃至第９項のいずれか１項
   に記載の電気的刺戟装置。 １１ 波形変換器２３が鋸歯状波パルスと矩形波パルス
   とから成る二つの電気信号を受信してこれを変換し、各
   刺戟パルス時間に亘つて調定最大振幅まで次第に振幅が
   増大するパルス列の形で出力信号を供給することを特徴
   とする特許請求の範囲第１０項に記載の電気的刺戟装置
   。 １２ 前記波形変換器２３が第１抵抗３９を介してトラ
   ンジスタ３７のコレクタに接続する第１入力と、第２抵
   抗３８を介して前記トランジスタのベースに接続する第
   ２入力とを含み、前記トランジスタのコレクタに接続す
   る第３抵抗を介して出力信号を供給することを特徴とす
   る特許請求の範囲第１０項または第１１項に記載の電気
   的刺戟装置。 １３ 前記２相発生器２４がほぼ矩形波形の二つの単相
   信号を受信し、これを変換して２相出力信号を供給する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１０項乃至第１２項
   のいずれか１項に記載の電気的刺戟装置。 １４ ２相発生器２４が、演算増幅器４１の正入力及び
   負入力にそれぞれ接続する第１抵抗４２及び第２抵抗４
   ３に接続する第１入力と、前記演算増幅器４１の正入力
   にコレクタが接続しているトランジスタ４６のベースに
   第３抵抗４５を介して接続する第２入力と、演算増幅器
   ４１の負入力とその出力との間に接続されて回路の増幅
   度を決定する第４抵抗４とを含むことを特徴とする特許
   請求の範囲第１０項乃至第１３項のいずれか１項に記載
   の電気的刺戟装置。 、１５ 発生するパルスの周波数が５乃至２００Ｈｚで
   あることを特徴とする特許請求の範囲第１０項乃至第１
   ４項のいずれか１項に記載の電気的刺戟装置。 １６ 発生するパルスの幅が０．１乃至５ｍｓであるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１０項乃至第１５項の
   いずれか１項に記載の電気的刺戟装置。 １７ パルス列の長さがパルス列出現のインターバルの
   約半分であることを特徴とする特許請求の範囲第１０項
   乃至第１６項のいずれか１項に記載の電気的刺戟装置。