JPS6116232Y2 - - Google Patents

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JPS6116232Y2
JPS6116232Y2 JP4245880U JP4245880U JPS6116232Y2 JP S6116232 Y2 JPS6116232 Y2 JP S6116232Y2 JP 4245880 U JP4245880 U JP 4245880U JP 4245880 U JP4245880 U JP 4245880U JP S6116232 Y2 JPS6116232 Y2 JP S6116232Y2
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hydraulic cylinder
tension adjustment
initial tension
buffer
piston
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JP4245880U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクローラ付車輛等における履帯張力調
整および緩衝装置に関する。
従来、公知のクローラ付車両における履帯張力
調整および緩衝装置06は、第1図側面図に示す
ように、アイドラ04の軸とトラツクフレーム0
2との間に介装され、スプロケツト03、ガイド
ローラ07、アイドラ04に掛廻された履帯05
の初期張力の調整及び異物噛込等の逃げを許容す
るために設けられている。
そして、その構造は、第2図縦断面図に示すよ
うに、バネ受012,013間に弾装されたバネ
011と、一端がフオークエンドとなつてアイド
ラ04の軸を枢着するとゝもに他端がバネ受01
2に固着されたアイドラ支持部材と、一端がバネ
受013に固着されたピストン018を摺動自在
に内挿するとゝもに他端がトラツクフレーム02
に固着された油圧シリンダ019とよりなつてお
り、履帯05の初期荷重は油圧シリンダ019に
穿設されたグリス給油孔021を通してシリンダ
020内にグリス又は作動油を圧入しアイドラ0
4を移動することにより履帯05の張り具合を調
整するようにしている。
またカバー017によりバネ011を保護して
いる。
しかしながら、このような履帯調整及び緩衝装
置では、トラツクフレームには各種機器及び多数
のガイドローラが付設される関係上スペース不足
となるので、その小型化が要求されておるとゝも
に湿地帯でも使用可能であるように密封型であつ
てメンテナンスフリーのものの開発が業界で要請
されている。
本考案はこのような事情に鑑みて提案されたも
ので、小型でかつ湿地帯でも使用可能な初期張力
調整の機能を有する履帯張力調整および緩衝装置
を提供することを目的とする。
そのため本考案は、アイドラ支持部材に押圧力
を賦与する比較的小断面の初期張力調整用油圧シ
リンダと、一端が該初期張力調整用油圧シリンダ
と一体的に摺動する比較的大断面のピストン又は
油圧シリンダよりなる緩衝用油圧シリンダと、前
記初期張力調整用油圧シリンダと該緩衝用油圧シ
リンダとの間に介挿された逆止弁と、前記緩衝用
油圧シリンダに接続した内部圧力表示可能なアキ
ユムレータとを具備したことを特徴とする。
本考案の実施例を図面について説明すれば第3
図はその第1実施例を示す系統図、第4図は第2
実施例を示す系統図、第5図は第3実施例を示す
系統図である。
まず、第3図において、2はトラツクフレー
ム、4はアイドラ、101は一端がフオークエン
ドとなつてアイドラ4の軸を枢支するとゝもに他
端が初期張力調整用ピストン102に同軸線上で
当接するアイドラ支持部材、103は初期張力調
整用ピストン102のアイドラ支持部材101に
対する当接端に形成された球面、104はダスト
シール、105は比較的小断面積A2の初期張力
調整用ピストン102の外周に刻設された環状溝
に嵌着されたシール、106は初期張力調整用ピ
ストン102を摺動自在に内挿する比較的小断面
積A2の初期張力圧力室107を具えた初期張力
調整用油圧シリンダ、111は比較的大断面積A
1の緩衝用圧力室110を有する緩衝用油圧シリ
ンダで、緩衝用油圧シリンダ111は初期張力調
整用油圧シリンダ106と一体的構造で作られた
両油圧シリンダの圧力室107及び110間の隔
壁109には両圧力室107及び110を逆止弁
117を介して連通する油孔が穿設されている。
108は初期張力圧力室107の連通する油路に
介挿された締切弁(使用時閉)、112は緩衝用
油圧シリンダ111の圧力室110に摺動自在に
内挿された比較的大断面積A1の緩衝用ピスト
ン、113は緩衝用ピストン112の外周に刻設
された環状溝に嵌着され油圧シリンダ111との
間の油密を保つためのシール、114は複数のス
トツパー固定用ボルト115により油圧シリンダ
111の右端に嵌着され中心に透孔を穿設してな
るストツパ、116は内端に緩衝用ピストン11
2を形成するとともに外端がストツパ114の中
心孔を貫いてトラツクフレーム2に固定されたガ
イドである。119は緩衝用油圧シリンダ111
の圧力室110に流路118を介して接続し、緩
衝用油圧シリンダ111の圧力室110及び初期
張力調整用油圧シリンダ106の圧力室107に
グリス(又は作動油)を送給する圧力Paのアキ
ユムレータ、121はバネ、120はガイド11
6内に摺動自在に内挿され、バネ121により賦
勢されたアキユムレータ用ピストン、122はア
キユムレータ用ピストン120の中央部から貫通
してでたグリス又は作動油供給パイプ、123は
グリス(又は作動油供給パイプ)122に連通
し、グリス(又は作動油)供給源(図示せず。)
に連通する油路に介挿した締切弁(使用時閉)、
124はパイプ122に取り付けた指針、125
は指針124の圧力ゲージであるアキユムレータ
119のグリス又は作動油は油圧シリンダ111
の圧力室110及び該圧力室110より逆止弁1
17を経て油圧シリンダ106の圧力室107に
送給される。Fはアイドラ4とスプロケツトとの
間に掛け廻された履帯の張力、lは緩衝用油圧シ
リンダ111のストローク、P1及びP2はそれ
ぞれ圧力室110及び107のグリスの圧力であ
る。
また初期張力調整用油圧シリンダ106の圧力
室107の断面積A2と、緩衝用油圧シリンダ1
11の圧力室110の断面積A1の比を、初期荷
重Fpと緩衝開始設定荷重Fsの比とし、アキユム
レータ119から同一の圧力を供給するようにす
る。
第6図において、A1/A2=Fs/Fp=2〜10
となる。
このような装置において、 (1) まず、初期設定状態においては、 Pa=P1=P2であり、またA1>A2であるか
ら、履帯の初期張力Fは、F=A2・P2とな
り、緩衝用ピストン112は圧力室110の右
端にあつてストツパ114に押付けられてい
る。
(2) 次に、履帯張力Fが増加して、これがP1・
A1以上になるとアイドラ4、アイドラ支持部
材101、油圧シリンダ106、111は一体
的に右動し、圧力室110のグリス又は作動油
は流路118を経てアキユムレータ119に入
る。所定のストロークlになると、ピストン1
12の移動は隔壁109に当り止まる。
この間常にP2>P1であり、初期張力圧力
室107のグリス(又は作動油)は逆止弁11
7の作用により移動しない。
(3) また、履帯張力Fが減少すれば、アキユムレ
ータ119内のグリス(又は作動油)は圧力室
110に戻る。
初期張力Fp設定時は、締切弁123を開と
し、グリス(又は作動油)を注入する。アキユ
ムレータ用ピストン120のストロークxと、
アキユムレータ119内の圧力は、第7図に示
す関係にある。ピストン120の動きと、パイ
プ122の動きは同一であるから、これに取付
けた指針124とゲージ125から、ピストン
120の位置が判り、第7図より圧力Paが判
るので、指針124の位置がゲージ125で適
正とされるまでグリス(又は作動油)を注入す
る事により、必要な初期張力Fpが得られる。
グリス(又は作動油)のもれが発生した場合、
アキユムレータ119より自動的に補給が行な
われPa=P1=P2となる。洩れ量が多く、
圧力Paが低下しグリス(又は作動油)の補給
が必要な場合は、指針124により判る。
(4) 履帯を取外す場合、締切弁108を開くこと
によりグリス(又は作動油)を排出し、アイド
ラ4を移動してこれを行う。
このような装置によれば、公知の履帯調整及び
緩衝装置に比べ、小型化され、湿地帯でも使用可
能な密封型、しかも初期張力の自動調整機能を発
揮する履帯張力賦与装置を得ることができる。
第4図に示す第2実施例は、圧力計130をア
キユムレータ119と締切弁123とを連通する
油路に接続し、ナツト131で緩衝用ピストン1
12と初期張力調整用シリンダーガイド132を
一体に締付けている。133は初期張力調整用油
圧シリンダー底板で、ストツパー114に当る事
により、最大ストロークlを設定している。そし
て流路134により、緩衝用圧力室110と初期
張力圧力室107が、逆止弁117を介し連結さ
れている。その他の構造は第1実施例と同様であ
る。
圧力計130により、アキユムレータ119の
圧力を適正な値に保持する。他は実質的に第1実
施例と同一の張力調整及び緩衝作用並びに効果を
奏する。
第5図に示す第3実施例は、アキユムレータに
ガス式アキユムレータ200を使用するものであ
る。201はブラダー、202はガス注入弁、2
03はアキユムレータ200と緩衝用圧力室11
0とを連通する緩衝用配管、204は初期張力調
整用ピストン102内に設けた初期張力調整室内
グリス(又は作動油)排出用配管、205は緩衝
用ピストンと一体に形成された初期張力調整用シ
リンダーガイド、206は空気孔である。その他
の構造は第1実施例と同様である。
そしてその作用、効果は第1,第2実施例と実
質的に同一の張力調整及び緩衝作用、並びに効果
を奏する。要するに本考案によれば、アイドラ支
持部材に押圧力を賦与する比較的小断面の初期張
力調整用油圧シリンダと、一端が該初期張力調整
用油圧シリンダと一体的に摺動する比較的大断面
のピストン又は油圧シリンダよりなる緩衝用油圧
シリンダと、前記初期張力調整用油圧シリンダと
該緩衝用油圧シリンダとの間に介挿された逆止弁
と、前記緩衝用油圧シリンダに接続したアキユム
レータとを具備したことにより、小型で湿地帯で
も使用可能な履帯張力賦与装置を得るから、本発
明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は公知のクローラ付車両を示す側面図、
第2図は第1図の履帯張力賦与装置06を示す拡
大縦断面図、第3図は本考案の履帯張力調整およ
び緩衝装置の第1実施例を示す系統図、第4図は
本考案の第2実施例を示す系統図、第5図は本考
案の第3実施例を示す系統図、第6図はストロー
クと荷重比との関係図、第7図はピストンストロ
ークと圧力(アキユムレータ内)との関係図であ
る。 2……トラツクフレーム、4……アイドラ、1
01……アイドラ支持部材、102……初期張力
調整用ピストン、103……球面、104……ダ
ストシール、105……シール、106……初期
張力調整用油圧シリンダ、107……初期張力圧
力室、108……締切弁、109……隔壁、11
0……緩衝用圧力室、111……緩衝用油圧シリ
ンダ、112……緩衝用ピストン、113……シ
ール、114……ストツパ、115……ボルト、
116……ガイド、117……逆止弁、118…
…油路、119……アキユムレータ、120……
アキユムレータ用ピストン、121……バネ、1
23……締切弁、124……指針、125……ゲ
ージ、130……圧力計、F……履帯張力、l…
…ストローク、Pa……アキユムレータの圧力、
P1……緩衝用油圧シリンダ111の圧力、P2
……初期張力調整用油圧シリンダ106の圧力。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アイドラ支持部材に押圧力を賦与する比較的小
    断面の初期張力調整用油圧シリンダと、一端が該
    初期張力調整用油圧シリンダと一体的に摺動する
    比較的大断面のピストン又は油圧シリンダよりな
    る緩衝用油圧シリンダと、前記初期張力調整用油
    圧シリンダと該緩衝用油圧シリンダとの間に介挿
    された逆止弁と、前記緩衝用油圧シリンダに接続
    した内部圧力表示可能なアキユムレータとを具備
    したことを特徴とする履帯張力調整および緩衝装
    置。
JP4245880U 1980-03-31 1980-03-31 Expired JPS6116232Y2 (ja)

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JP4245880U JPS6116232Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31

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JPS56143181U JPS56143181U (ja) 1981-10-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61129378A (ja) * 1984-11-29 1986-06-17 Hitachi Constr Mach Co Ltd 装軌式車両の履帯張り調整装置
JPS61155073A (ja) * 1984-12-27 1986-07-14 Hitachi Constr Mach Co Ltd 装軌式車両の履帯張り調整装置

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JPS56143181U (ja) 1981-10-28

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