JPS6116205A - 地熱タ−ビン用ロ−タ - Google Patents

地熱タ−ビン用ロ−タ

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JPS6116205A
JPS6116205A JP13732184A JP13732184A JPS6116205A JP S6116205 A JPS6116205 A JP S6116205A JP 13732184 A JP13732184 A JP 13732184A JP 13732184 A JP13732184 A JP 13732184A JP S6116205 A JPS6116205 A JP S6116205A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
coating layer
corrosion
steam
geothermal
Prior art date
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Pending
Application number
JP13732184A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Yoshioka
洋明 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP13732184A priority Critical patent/JPS6116205A/ja
Publication of JPS6116205A publication Critical patent/JPS6116205A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/28Selecting particular materials; Particular measures relating thereto; Measures against erosion or corrosion
    • F01D5/288Protective coatings for blades

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は地熱タービン用ロータの改良に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
地熱タービン設備は、地熱井から得られる高温の蒸気及
び熱水を利用して蒸気タービンを駆動するもので、天然
に産するエネルギを有効に利用するという観点から、近
年その開発がすすめられている。
しかしながら、地熱蒸気および熱水には極めて高い腐食
性を有する成分が含有されており、そnに使用されるタ
ービン部材は苛酷な条件下におかれているということが
できる。たとえば、火力発電所におけるボイラ流入前の
給水の水質は、一般に、pH9,3〜9.5、溶存酸素
7ppbPJ、下、鉄分10ppb以下に保たれて運転
さtでいるが、こn(二対し地熱蒸気にあっては、井戸
によって差はあるものの、15〜30%程度の硫化水素
ガスおよび炭酸ガスから組成されたガス成分を含有して
いる。また、蒸気と共に得られる熱水はPH3〜10で
、さらに塩素イオン100〜4000ppm 、硫酸イ
オン10−1010000ppナトリウムイオン・カリ
ウムイオン100〜4000ppm程度を含有している
。地熱発電所ではこれらの有害成分をタービン流入前に
取除くことが困難で、そのため蒸気に直接接触するロー
タ、ケーシング、ノズル、ダイヤプラム等の腐食は急速
に進行し、タービンの寿命は火力発電所に比し著しく短
くなってしまっている。
腐食する箇所のうち、特にその腐食がタービンの性能に
大きな影響を与える部分は、蒸気通路部および軸封部に
あって蒸気?シールするロータのホイールつけ根部およ
びラビリンス部である。これらの部位は蒸気が滞留し易
いせいもあって、腐食により減肉され、その結果蒸気の
シール効果が低下してタービン効率は著しく低下するに
至る。
第3図は地熱蒸気タービンの軸封部の構成を示すもので
、ロータlの表面には数条の溝からなるラビリンス部2
m、2b、2幼−形成され、このラビリンス部2a、2
b、2cに微小な間隙をおいて係合するようラビリンス
パツキン3 a 、 、3b、3cがケーシング4に支
承して周設されている。かかる構成において、ケーシン
グ4に設けられたグランドシール室5にはシール蒸気が
供給されており、該シール蒸気は圧右・に分流し一部は
ロータlのラビリンス部2a’a−くぐり抜けてケーシ
ング4内に流入し、残りのシール蒸気はラビリンス2b
を経てグランドベント室6(二型る。他方このグランド
ベント室6にはラビリンス2Cおよびバランスウェイ)
7Y経て大気が流入しており、この大気は上記シール蒸
気と共に図示しない空気抽出器によってグランドベント
室6から排出され、タービンの軸封が行われるようにな
っている。
このように、ロータ端部に設けられたラビリンス部にお
いては、蒸気中に含有された腐食成分と大気中の酸素の
相乗作用C:より、極めて腐食が進行しやすい環境とな
っている。また実際に腐食が生じてラビリンス部が減肉
されると、ラビリンス部 パツキンと間隙が増大してラビリンス効果が低下する。
このとき、蒸気の大気中への波間を防止するには空気抽
出器による吸装置を増加しなけnばならなくなる等の問
題が生する。
〔発明の目的〕
本発明は、地熱蒸気中に含有された腐食成分に対して安
定した耐食性を示す地熱タービン用ロータを提供するこ
とを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、表面に腐食抑制作用を有する材料からなる被
覆層を形成してなる地熱タービン用ロータである。
上記被覆層の材料としては、たとえば純度の高いZn 
、人lなど、一般にインヒビター効果を有するとされる
材料が適当である。なお、この材料はZn 、 AIの
両者を合金としたものであっても差支えない。また被覆
層を形成するには溶射によるのが望ましい。というのも
、上記Z、1n 、人lは低融点の材料であって溶射に
適しているうえ、溶射によれば比較的厚くしかも十分な
接着強度を有する被弾層を得ることができるからである
なお、被覆層を形成する部位は任意に選定することがで
きるが、少なくともロータに設けられたホイールのつけ
根部分を含めることが望ましい。
さら5二、ロータ端部のラビリンス部にも被61M’&
形成しておくと、耐食P14−向上させるうえでより有
効である。
本発明の以上のような構成は、次に示す実験(二よりそ
の妥当性が確認されている。すなわち、発明者らは第1
表に示す組成を有する地熱タービン用ロータ材からなる
基材に、第2表C二示す組成を有する溶射材をプラズマ
浴射して試験片を作成し、この試験片を地熱蒸気環境下
で約6ケ月間暴露してその変化を調べた。用いた試験片
lOは第4図に示すように基材11に溶射被覆層12を
設けた構成となっており、その作成は、基材をトリクロ
にて脱脂後被膜を形成する部位以外の部分1ニマスキン
グを施したうえアルミナ粉末でプラス)Y行い、このあ
とプラズマ溶射機を用いて厚さ70〜80μm/回の溶
射を7〜8回繰返し最終厚さが0.5 gとなるように
行った。こうして作成した試験片を暴露した地熱蒸気環
境は、地熱蒸気(全ガス量:0.03〜0.15%、H
is :0.008〜0.17%、 Co2:0.02
〜0.13%、不活性ガス:0.0002〜0.02%
)を復水したもので、pH5,2,CI’5.9ppm
、80116.51)pm 、 HIS80ppmのも
のである。この暴露試験y8/6ケ月継続した結果を第
3表に示した。
第1表 シス下嗜トせ 第2表 第3表に伺しに材料番号は第2表の溶射材組成に対応す
るものである。まに基材露出部とは溶射による被覆層が
形成されていない部位を指す。同表の材料番号3.4.
5より明らかなように、ZnおよびそのA1合金材を溶
射したタービンロータ材は耐硫化腐食性が著しく向上し
ており、ま7;(Ni −Cr 、 Cr1O,、At
!o、  等の他の溶射けで被覆したものと比較すると
、Znの犠性陽極としての機能と腐食抑制効果により試
験片10の基材露出部における減肉現象も見られず極め
て良好な結果が得られている。
すなわち、地熱蒸気環境下におけるZnおよびその合金
材による被覆層の有効性が確認されたつ第3表 〔発明の実施例〕 以下、本発明の詳細な説明する。なお、以下の図面1二
おいて第3図と同一の部分を示す場合には同一の符号を
付し、その説明を省略する。
第1図は地熱蒸気タービンの軸封部の構成を示すもので
、第3図に示すもののラビリンス部2m。
2b、2c CZnからなる被覆層201.20b、2
0Cを形成したものである。
また第2図は他の実施例を示すもので、多数の羽根21
ヲ有するホイール22が形成さtたロータ詔は、ケーシ
ング24に支持さn多数のノズル翼25を有する円環状
のノズルダイヤプラム2δを貫いてケーシング24内に
軸支されている。また上記ノズルダイヤプラム26の内
周側には蒸気lシールするフィン27が植設されており
、これに対向するロータ2のホイールつけ根部付近には
Znからなる被覆層四が設けられている。
上記被覆層20a、20b、20cおよび28を設けた
部位は、いずれもドレンの滞溜・通過により二ロージョ
ン・コロ−ジョンを生じ易い部位であるが、 Znから
なる被覆層を溶射して形成することによりこれらの不都
合を直接的に防止できるばかりでなく、Znが有する腐
食抑制効果により被覆を施していない部分の腐食も有効
に防止することができる。
ロータに上記の如く被覆層を形成するには、まず該当部
分をトリクレンなどにより脱脂した後ショツトブラスト
またはサンドプラストラ行なって表面の酸化スケールを
除去すると共に、溶射材と母材の接着性を良好にするた
め前処理を行う。その後に溶射を施工することになるが
、溶射法は、線材を用いたメタライジング、粉末を用い
たサーモスプレィあるいはプラズマ溶射が適しており、
いずれの方法でも同等の効果が期待できる。
なお、被覆層を形成するにあたっては、まずAIを溶射
し、その後Znを溶射して二層で構成しておくと、腐食
の抑制にさらに効果的である。
〔発明の効果〕
以上のとおり、本発明は地熱タービン用ロータの表面に
腐食抑制作用を有する材料からなる被覆層を形成するも
のであるから、本発明によれば、地熱蒸気l二よる硫化
腐食を有効l二長期間防止することができ、タービンの
性能維持と耐久性の向上を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそnぞれ本発明の実施例を示すも
ので、第1図は地熱タービン用ロータの軸端部の構成を
示す図、第2図は地熱タービンのケーシング内部の構成
を示す図であり、また第3図は従来の地熱タービンの構
成を示す図、第4図は本発明の検証に用いた試験片を示
す斜視図である。 l・・・ロータ       2・・・ラビリンス部1
2 、20 、28・・・被覆層   21・・・ホイ
ール代理人 弁理士 則 近 憲 佑 (ほか1名) 第1図 第2図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面に腐食抑制作用を有する材料からなる被覆層
    を形成してなる地熱タービン用ロータ。
  2. (2)被覆層は主としてロータ端部のラビリンス部に形
    成されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の地熱タービン用ロータ。
  3. (3)被覆層は主としてホィールつけ根部に形成されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の地熱
    タービン用ロータ。
  4. (4)被覆層は付随的不純物を含むZnを溶射して形成
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
    第3項記載の地熱タービン用ロータ。
  5. (5)被覆層は付随的不純物を含むZn−Al合金を溶
    射して形成されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項乃至第3項記載の地熱タービン用ロータ。
  6. (6)被覆層は二層からなり、下層に付随的不純物を含
    むAl、上層に付随的不純物を含む Znをそれぞれ溶射して形成されているこ とを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項記載の
    地熱タービン用ロータ。
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