JPH0250981A - 耐NaCl腐食部品,ガスタービンブレード及びガスタービンノズル - Google Patents

耐NaCl腐食部品,ガスタービンブレード及びガスタービンノズル

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JPH0250981A
JPH0250981A JP19989888A JP19989888A JPH0250981A JP H0250981 A JPH0250981 A JP H0250981A JP 19989888 A JP19989888 A JP 19989888A JP 19989888 A JP19989888 A JP 19989888A JP H0250981 A JPH0250981 A JP H0250981A
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JP
Japan
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gas turbine
less
ceramic
coating layer
corrosion
Prior art date
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JP19989888A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Yamada
常雄 山田
Noriyuki Onaka
大中 紀之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐N a CQ腐食性がすぐれた部品に係り、
特に、ガスタービンブレード及びガスタービンノズルに
関する。
〔従来の技術〕
従来のガスタービンブレードまたはノズルはNi基また
はCo基超超耐熱合金構成されている。このプレー1〜
またはノズルの外表面は、燃料中のS。
CQ、V、Na、Pbおよび吸入空気中のNaCl(海
塩粒子)などの腐食性の燃焼ガス雰囲気にさらされて腐
食される。このため、AQ又はCrの被覆を施している
。ここに使用しうる被覆法の一例が特開昭58−827
65号、同55−115963号公報に示されている。
他方、近年のガスタービンの燃焼ガス温度の上昇に伴い
、プレー1く、あるいは、ノズルは、内部に冷却のため
の通路を設けることが行われており、この冷却孔の内部
通路をNaClを含む圧縮空気が流れる。このため新た
にNaClによる腐食が問題となってきた。
〔発明が解決しようとする課題〕
産業用ガスタービンブレードやノズルの冷却孔(内部通
路)の内面に耐NaCl腐食被覆を施すことは、まだ、
行なわれていない。航空機のジェットエンジンではNa
Cl対策として、Al被覆を施している。しかし、この
Aρ被被覆産業用タービンブレードまたはノズルに適用
しても十分な効果がないことがわかった。
本発明の目的は、AQ被被覆りも耐NaCl腐食性にす
ぐれた被覆層をもつ部品を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、高温でNaClに対して耐食性を示すCo
またはNjの被覆層をタービンブレード冷却孔内部通路
の表面に設けることにより達成される。更に、好ましく
は、CoまたはNi層と母材合金との間にセラミックス
などのバリア層(Cr拡散阻止層)を配置し、母材から
被覆層へのCrの移行を防止することにより達成される
第一の発明は、Ni、Co、Fe基超耐熱合金のNaC
l腐食を受ける面にCoおよび/またはN1の被覆層を
設けたことにある。これによりAQ被被覆比べて耐Na
Cl腐食性を著しく向上できる。第二の発明は、基材と
Co / N i被覆層との間にバリア層(Cr拡散阻
止層)を設けたことにある。バリア層がないと、長時間
使用中に基材中のCrが被覆層に拡散して、クロム酸ソ
ーダを生成して、基材の耐食性が悪くなる。バリア層を
設けることによりこれを防ぐことができる。バリア層は
N1AQまたはセラミックスが望ましい。
第三の発明は、バリア層を基材側からNlAl層、セラ
ミックス層との二層構造としたことにある。これにより
Cr拡散阻止層としての効果が増し、耐NaCl腐食性
を著しく向上できる。
〔作用〕
Co及びN1被覆層はNaCl腐食に対して極めて高い
抵抗力をもつことを究明した。しかし、長期間使用して
いる間に超耐熱合金中のCrが被覆層中に拡散してくる
と、そのCrがNaClと反応して、揮発性のクロム酸
ソーダ等を生成し、材料が次第に劣化するおそれがある
。従って、母材と被覆層CoまたはNiとの間にバリア
層(Cr拡散阻止層)を設け、母材から被覆層へのCr
の移行を防止することが好ましい。バリア層はNiAl
1またはセラミックスが望ましいことがわかった。
〔実施例〕
10X13X5nnの大きさの純Cr、Ni。
Coを#400のサンドペーパーで研磨後1ヘリクレン
、アセトンで洗浄して腐食試験に供した。腐食試験方法
は次のとおりである。管状炉内、左右に石英管を置き、
その中央部にアルミナボートに乗せた試験片を置く。2
5nnφの鋼製のパイプを石英管の一端から装入し、パ
イプの口を試験片に近づける。一方、炉外の同じパイプ
内で、流量6Q/min、圧力5kg/cutの圧縮空
気を用いて噴霧化した1、8%N a CQ、  溶液
の霧を、このパイプを通じ試験片上へ送る。噴霧条件は
、噴霧1分に休止9分の1サイクル10分で、750℃
で100時間の腐食試験を実施した。第1図に示すよう
に、CrはN a CQによる腐食がはげしく、空気の
みの場合の四十倍の腐食量を示す。一方、NiはNaC
lの影響を受けない。Coは、逆に、NaCl下で腐食
が抑制される。このため、Co及びNiはNaCl腐食
に対して耐食性を示すことがわかる。
これをブレード内部通路(第2図)に応用するときは、
最初、内部通路4をバリア材としてAQ。
で被覆し、表面にN i A Q J’l 1を形成す
る。これを高温で大気酸化し、表面にアルミナ(A(1
203)層2をつくり、この上からCoの被覆をする。
これによりN i A Q層1内に少量分散するクロム
・リッチ相からのCrの拡散に対し、アルミナ層2がバ
リアとして働き、表面のCo層3はCrを含まない高耐
食被覆層として有効に働く。ブレードの外面5はAQ被
被覆する。第3図にノズルへの応用例を示す。
〔発明の効果〕
本発明によれば、タービン翼の内部通路のようなNaC
l腐食を受ける部分にAQ被被覆りも一層高耐食の被覆
層を設けた耐N a CQ腐食部品を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はCr、Ni、Coの腐食量に及ぼすNaClの
影響を示した本発明の・実施例の説明図、第2図はガス
タービンブレード及び被覆層の斜視図、第3図はガスタ
ービンノズル及び被覆層の斜視図である。 ■・・・N1AQ層、2・・セラミックス層(A Q 
203)、3・・・Co被覆層、4・冷却孔内部通路、
5・・・部材の外表面。 第1図 I− G。 (α) 第 図 第 図 <8>

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、Ni,Co,Feの少くとも一つを合計で50重量
    %以上含み、Cr,Mo,W,Tiの少なくとも一つを
    含む合金部材よりなるガスタービン部品のNaCl腐食
    を受ける面に、Coおよび/またはNiの被覆層を設け
    たことを特徴とする耐NaCl腐食部品。 2、Ni,Co,Feの少なくとも一つを合計で50重
    量%以上含み、Cr,Mo,W,Tiの少なくとも一つ
    を含む超耐熱合金よりなるガスタービンブレードにおい
    て、 前記ガスタービンブレードのNa_2SO_4とNaC
    lで腐食される外表面にAl、又は、Crの被覆層をも
    ち、NaCl腐食を受ける冷却孔の内部通路表面にCo
    および/またはNiの被覆層を設けたことを特徴とする
    ガスタービンブレード。 3、Ni,Co,Feの少なくとも一つを合計で50重
    量%以上含み、Cr,Mo,W,Tiの少なくとも一つ
    を含む超耐熱合金よりなるガスタービンノズルにおいて
    、 前記ガスタービンノズルのNa_2SO_4とNaCl
    で腐食される外表面にAlまたはCrの被覆層を設け、
    NaCl腐食を受ける冷却孔内部通路表面にCoおよび
    /またはNiの被覆層を設けたことを特徴とするガスタ
    ービンノズル。 4、特許請求の範囲第2項において、 前記超耐熱合金がCr5.7〜30w/o、Mo18w
    /o以下、W20w/o以下及びTi5w/o以下を含
    むNi基超耐熱合金またはCr19〜29w/o、Mo
    6w/o以下、W15w/o以下及びTi0.75w/
    o以下を含むCo基超耐熱合金またはCr12.5〜2
    3w/o、Mo6.2w/o以下、W5w/o以下およ
    びTi3w/o以下を含むFe基超耐熱合金のいずれか
    一つよりなることを特徴とするガスタービンブレード。 5、特許請求の範囲第3項において、 前記超耐熱合金がCr5.7〜30w/o、Mo18w
    /o以下、W20w/o以下及びTi5w/o以下を含
    むNi基超耐熱合金またはCr19〜29w/o、Mo
    6w/o以下、W15w/o以下およびTi0.75w
    /o以下を含むCo基超耐熱合金またはCr12.5〜
    23w/o、Mo6.2w/o以下、W5w/o以下お
    よびTi3w/o以下を含むFe基超耐熱合金のいずれ
    か一つよりなることを特徴とするガスタービンノズル。 6、特許請求の範囲第1項において、 前記合金部材と前記被覆層との間にセラミックスよりな
    るバリア層を設けたことを特徴とする耐NaCl腐食部
    品。 7、特許請求の範囲第2項において、 前記ガスタービンブレードの内部通路表面と前記被覆層
    との間にセラミックスよりなるバリア層を設けたことを
    特徴とするガスタービンブレード。 8、特許請求の範囲第3項において、 前記ガスタービンノズルの内部通路表面と前記被覆層と
    の間にセラミックスよりなるバリア層を設けたことを特
    徴とするガスタービンノズル。 9、特許請求の範囲第1項において、 前記合金部材と前記被覆層との間にNiとAl、又はC
    oとAl、又はFeとAlの金属間化合物のいずれか一
    つよりなるバリア層を設けたことを特徴とする耐NaC
    l腐食部品。 10、特許請求の範囲第2項において、 前記ガスタービンブレード内部の通路表面と前記被覆層
    との間にNiとAl、又はCoとAl、又はFeとAl
    の金属間化合物のいずれか一つよりなるバリア層を設け
    たことを特徴とするガスタービンブレード。 11、特許請求の範囲第3項において、前記ガスタービ
    ンノズルの内部通路表面と前記被覆層との間にNiとA
    l、又は、CoとAl、又は、FeとAlの金属間化合
    物のいずれか一つよりなるバリア層を設けたことを特徴
    とするガスタービンノズル。 12、特許請求の範囲第1項において、 前記合金部材と前記被覆層との間に、基材側から、Ni
    とAl、又はCoとAl、又はFeとAlの金属間化合
    物のいずれか一つの層及びセラミックス層との二層構造
    よりなるバリア層を設けたことを特徴とする耐NaCl
    腐食部品。 13、特許請求の範囲第2項において、 前記ガスタービンブレードの内部通路表面と前記被覆層
    との間に、基材側から、NiとAl、又はCoとAl、
    又は、FeとAlの金属間化合物のいずれか一つの層及
    びセラミックス層との二層構造よりなるバリア層を設け
    たことを特徴とするガスタービンブレード。14、特許
    請求の範囲第3項において、 前記ガスタービンノズル内部通路表面と前記被覆層との
    間に、基材側から、NiとAl、又はCoとAl、又は
    FeとAlの金属間化合物のいずれか一つの層及びセラ
    ミックス層との二層構造よりなるバリア層を設けたこと
    を特徴とするガスタービンノズル。 15、特許請求の範囲第6項において、 前記セラミックスが酸化物であることを特徴とする耐N
    aCl腐食部品。 16、特許請求の範囲第7項において、 前記セラミックスが酸化物であることを特徴とするガス
    タービンブレード。 17、特許請求の範囲第8項において、 前記セラミックスが酸化物であることを特徴とするガス
    タービンノズル。 18、特許請求の範囲第12項において、 前記セラミックスが酸化物であることを特徴とする耐N
    aCl腐食部品。 19、特許請求の範囲第13項において、 前記セラミックスが酸化物であることを特徴とするガス
    タービンブレード。 20、特許請求の範囲第14項において、 前記セラミックスが酸化物であることを特徴とするガス
    タービンノズル。 21、特許請求の範囲第6項において、 前記セラミックスが窒化物であることを特徴とする耐N
    aCl腐食部品。 22、特許請求の範囲第7項において、 前記セラミックスが窒化物であることを特徴とするガス
    タービンブレード。 23、特許請求の範囲第8項において、 前記セラミックスが窒化物であることを特徴とするガス
    タービンノズル。 24、特許請求の範囲第12項において、 前記セラミックスが窒化物であることを特徴とする耐N
    aCl腐食部品。 25、特許請求の範囲第13項において、 前記セラミックスが窒化物であることを特徴とするガス
    タービンブレード。 26、特許請求の範囲第14項において、 前記セラミックスが窒化物であることを特徴とするガス
    タービンノズル。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5320556A (en) * 1992-02-21 1994-06-14 Yazaki Corporation Electrical connector with fitting confirmation mechanism
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EP0861918A1 (en) * 1994-01-26 1998-09-02 United Technologies Corporation Improved pack coating process for particles containing small passageways
US6017236A (en) * 1997-06-04 2000-01-25 Yazaki Corporation Mechanism for detecting an unlocked state of connectors

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