JPS61160339A

JPS61160339A - 車両のシ−トベルト装置

Info

Publication number: JPS61160339A
Application number: JP60001851A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Tabata; 宏田畠
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1985-01-09
Filing date: 1985-01-09
Publication date: 1986-07-21
Anticipated expiration: 2010-08-23
Also published as: JPH0777863B2; US4647071A; EP0188061A2; DE3575399D1; EP0188061A3; EP0188061B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】Ａ０発明の目的（１）　　産業上の利用分野本発明は車両の衝突時等、車体の急減速度を検出して緊
急ロック式リトラクタをロックするようにしたシートベ
ルト装置の改良に関するものである。

（２）　　従来の技術緊急ロック式リトラクタを備え、車両の衝突時等車体に
過大な減速度が作用したとき、これを検知し壬前記リト
ラクタをロック状態となしウェビングの引出しを止めて
乗員を安定に拘束するようにしたものはよく知られてい
る。（図書「自動車工学全書１６、自動車の安全」出海
堂発行参照）す）　発明が解決しようとす暮問題点ところが前記ウェビングは一最に合成繊維等の織布によ
り構成されるので、これに過大な引張力が作用すると多
少の伸びを生じこれがシートベルト作動時に乗員の前方
移シ量を制限するための正規の伸び量を超えることがあ
る。このようなことは乗員の保護装置として好ましくな
いという問題がある。

そこで本発明は、車両の衝突時等ウェビングの伸びを補
償するように該ウェビングの伸び分をリトラクタ側に自
動的に引き込むようにして前記問題点を解決できるよう
にした車両のシートベルト装置を提供することを目的と
するものである。

Ｂ６発明の構成＋１）　　問題点を解決するための手段本発明によれば
、前記目的達成のため車体の適所に固着される機枠と、
この機枠に支持されるリトラクタと、このリトラクタに
巻回されるウェビングとを備え、車体の急減速度を検知
して前記リトラクタをロックし、前記ウェビングの引出
を止めるようにした、車両のシートベルト装置において
、前記機枠には、車体の急減速度を検知して前記ウェビ
ングを所定長さ前記リトラクタ側に引き込むためのウェ
ビング引込機構を設ける。

（２）作　用前記構成によれば、車体に過大な減速度が働くと、ウェ
ビングを自動的に所定長さリトラクタ側に引き込み、該
ウェビングの伸び分を補償して乗員の安全を一段と高め
る。

（３）実施例以下、図面により本発明の一実施例について説明する。

車両の車体の適所には機枠Ｆが固設され、この機枠Ｆは
左右側板１．１′とそれらを一体に連結□するクロス部
材２とよりなり、このクロス部材２上に断面り字状の西
ツタプレート３が固着される。

機枠Ｆの下部には、緊急ロック式リトラクタが設けられ
る。このリトラクタＲは従来公知の構造を備えるもので
、機枠Ｆに回転自在に支承される巻取ドラム４と、この
巻取ドラム４を巻込方向に付勢する、リターンばね内蔵
の巻込器５とより構成される。リトラクタＲの巻取ドラ
ム４には、ウェビング６の下端が巻回されており、この
ウェビング６は機枠Ｆを上方にのび通常のように車体の
壁面に引出可能に沿設される。

前記機枠Ｆの上部には、本発明ウェビング引込機構が設
けられる。以下この機構りの構成を詳細に説明する。機
枠Ｆの上部には支軸７が回転自在に支承され、この支軸
７の中間部には、板状のガイドアーム８が固着される。

このガイドアーム８は前記ウェビング６の幅よりも若干
幅広に形成され、その自由端は前記ウェビング６の面に
摺接できるように円弧面に形成される。また前記支軸７
の一端（第１図左端）にはストッパアーム９が固着され
、このストッパアーム９の先端には、第３図に示すよう
に後述する２段ストッパ２２と係合し得る段部９ａが形
成される。さらに前記支軸７の他端には、前記機枠Ｆの
側板ｌ′が支持されるぜんまいばね１０が連結されてお
り、このぜんまいばねｌＯのばね力で前記ガイドアーム
８およびストッパアーム９は一体となって支軸７回りに
第２図時計方向（第２．３図矢印ａ方向）に回動するよ
うに付勢される。

前記ガイドアーム８に近接してクランク状をなすロック
アーム１１が配設される。そのロックアーム１１は、ガ
イドアーム８の両側に配置されλ、互いに平行な一対の
腕体１１ａ、ｌｌａと、これらの腕体１１ａ、１１ａの
先部を一体に連結する連結軸１１ｂとよりなり、連結軸
１１ｂの外周にローレット１２が刻設されている。

前記一対の腕体１１ａ、ｌｌａの基部は扇形状に形成さ
れていて、該基部には、それぞれ長孔１３．１３と円弧
溝１４．１４とが形成され、前記長孔１３．１３には前
記支軸７の両端が摺動可能に嵌入され、また前記円弧溝
１４．１４内に機枠Ｆに突設した２本の案内ビンＩｓ、
１６．１５゜１６がそれぞれ摺動自在に係合される。そ
して前記クランク状ロックアーム１１は、前記支軸７お
よび左右２本宛の案内ビン１５．１６．１５．１６によ
り浮動状に揺動可能に支持されており、その自由状態で
は、第２図に示す状態を保っており、前記連結軸１１ｂ
の側面はウェビング６を挟んで前記ガイドアーム８に対
面している。前記一対の腕体１１ａ、１１ａの下方で、
機枠Ｆにはストッパビン１７．１７が突設されロックア
ーム１１が第２図時計方向に回動したとき、一対の腕体
１１ａ、１１ａが前記ストッパピン１７．１７と衝合し
てロックアーム１１の回動角が規制されるようになって
いる。

第１．３〜５図に示すように、前記ストッパアーム９の
下方において、前記機枠Ｆの側板１の外面にはＧセンサ
Ｓが設けられる。このＧセンサは、側板ｌに固着の２本
のガイドピン１８．１８と、これに摺動可能に支持され
るウェイト１９とよりなり、該ウェイトド９は、車両の
進行方向（第１゜４．５図矢印Ａ方向）に所定ストロー
クで移動できるようになっている。

車両の衝突時の如き車体に急減速度が作用したとき、ウ
ェイ）１９は車両の進行方向（矢印Ａ方向）に前記ガイ
ドピン１８．１Ｂに沿って移動する。前記ウェイト１９
は第５図に示すように横断面口字状になして、車両の進
行方向に開放する凹溝１９ａが形成されている。この凹
溝１９ａには、板ばね２０の中間部が嵌合されている。

前記板ばね２０は横断面円弧状をなして前記機枠Ｆの外
面と若干傾斜して横方向にのびており、第４図に示すよ
うにその一端は、機枠Ｆに設けた係止段部２１に係止さ
れ、またその他端は後述する２段ストッパ２２の凹部２
３に係止されている。

前記２段ストッパ２２は、ゴム合成樹脂等の弾性材によ
り形成され、前記ストッパアーム９および板ばね２０の
一端に近接して機枠Ｆの側板１に配設され、該側板１に
固着した２つの保持部材２４．２５によって第３図に示
すように所定の形態を保つように保持される。

この２段スト７パ２２は、略Ｔ字状をなしており機枠Ｆ
の横方向にのびる第１ストツパ２２１と、この第１スト
ツパ部２２．の途中から縦方向にのびる第２ストッパ部
２２□とよりなり、自己の弾性力により前記第１ス）７
パ部２２．の先端は、前記ストッパアーム９自由端の段
部９ａに弾発係合され、また前記第２ス）７パ部２２□
の途中に形成した凹部２３は前記板ばね２０の一端に弾
発係合される。

次に本発明の実施例の作用を主に第６．７図を参照して
説明すると、車両が通常の走行状態にあるときは、ウェ
ビング６はリトラクタＲから自由に引き出され、乗員に
装着される。而してこの通常走行状態では第１〜５図に
実線で示すようにガイドアーム８およびストッパアーム
９は何れもぜんまいばねｌＯの弾発力で第２．３図時計
方向（第２図矢印ａ方向）に回動するように付設される
ことにより、ストッパアーム９の自由端は、２段ストツ
、パ２２の第１ストッパ部２２１先端に係合されており
、ウェビング６はリトラクタＲからの引出、引込が自由
に行われる。

いま車両が衝突事故等に遭遇して車体に過大な減速度が
働くと、緊急ロック式リトラクタＲは通常のようにロッ
ク状態となりウェビングの引出しが止められる。

而して車体の急減速度を検知することにより、前記ウェ
ビング引込機構りは以下の通り作用する。

車体の急減速度を検知して、前記ＧセンサＳのウェイト
１９は、その慣性によって車両の前進方　。

向（第４．５図矢印Ａ方向）に移動するので、ウ　゛エ
イト１９に係止される板ばね２０の中央部よりも第４図
鎖線に示すように同方向に移動する。これにより２段ス
トッパ２２は、拘束が解かれ自己の弾性によって第６図
に示すようにその略自由状態になるまで保持部材２４．
２５から離れて屈折し、その第１ストッパ部２２１の先
端はストッパアーム９の先端から外れる。これでストッ
パアーム９は、２段ストッパ２２による拘束力が解かれ
るので、ストッパアーム９とガイドアーム８はぜんまい
ばね１０の弾発力で第６図、第７図（Ａ）に示すように
時計方向に回動し、ガイドアーム８の自由端はウェビン
グ６に摺接し、このウェビング６は、ガイドアーム８と
ロックアーム１１の連結軸１１ｂによって挟まれる。

ぜんまいばね１０の弾発力はさらにガイドアーム８とロ
ック１１との時計方向の付勢力を継続するので、第７図
（Ｂ）に示すようにウェビング６は連結軸１１ｂに漸次
巻き込まれてガイドアーム８とロックアーム１１に挟ま
れ、ずれることなくリトラクタＲ側へ引き込まれる。そ
して第７図（Ｃ）に示すようにロックアーム１１はスト
ッパビン１７に当接するに至る。

また前述のように車体に急減速度が作用した直後には乗
員が前方に移動するので、その際第７図（Ｄ）に示すよ
うにウェビング６にかかる引出方向（第７図（Ｄ）矢印
を方向）の張力によってロックアーム１１は下方（第７
図矢印ｄ方向）に移動しつつ若干反時計方向に回動して
クロス部材２上の断面り字状ロックプレート３に係合し
、ウェビング６を引き込み位置にしっかりと係止する。

そしてウェビング６にかかる張力が大きくなれば、ウェ
ビング６はロックアーム１１とガイドアーム８によって
益々挟みつけられ連結軸１１ｂに巻きつけられ、ウェビ
ング６が滑って引出されることはない。

Ｃ８発明の効果以上の実施例により明らかなように、本発明によれば、
車体に固着される機枠には、車体の急減速度を検知して
ウェビングを所定長さリトラクタ側に引き込むためのウ
ェビング引込機構を設けたので、車体の急減速度に伴う
リトラクタのロック作動時に、ウェビングの伸び分をリ
トラクタ側に自動的に引き込むことができ、シートベル
ト装置の作動を一層確実にして乗員の安全を一段と高め
ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は本発明
装置の一部破断正面図、第２図は、第１図■−■線断面
図、第３図は、第１図■線矢視側面図、第４図は第３図
ＩＶ−ＩＶ線拡大横断面図、第５図は、第３図Ｖ−Ｖ線
断面図、第６図はウェビング引き込み時の状態を示す第
３図と同じ側面図（一部省略）、第７図（Ａ）〜（Ｄ）
は本発明装置の作用図である。Ｆ・・・機枠、Ｒ−・・リトラクタ、６・・・ウエビング第７図（Ａ）　　　　　　ＣＢ）　　　　　　　（Ｃ）第６ｒ
！Ｊ手続補正書（自発）昭和　６０年　９　月−４日

Claims

【特許請求の範囲】

車体の適所に固着される機枠と、この機枠に支持される
リトラクタと、このリトラクタに巻回されるウエビング
とを備え、車体の急減速度を検知して前記リトラクタを
ロックし、前記ウエビングの引出を止めるようにした、
車両のシートベルト装置において、前記機枠には、車体
の急減速度を検知して前記ウエビングを所定長さ前記リ
トラクタ側に引き込むためのウエビング引込機構を設け
たことを特徴とする、車両のシートベルト装置。