JPS61159973A - 空気袋と連続滑降調節層利用の火災避難機具 - Google Patents

空気袋と連続滑降調節層利用の火災避難機具

Info

Publication number
JPS61159973A
JPS61159973A JP27807584A JP27807584A JPS61159973A JP S61159973 A JPS61159973 A JP S61159973A JP 27807584 A JP27807584 A JP 27807584A JP 27807584 A JP27807584 A JP 27807584A JP S61159973 A JPS61159973 A JP S61159973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evacuation
downhill
air bag
passage
fire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27807584A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0228991B2 (ja
Inventor
大津 和夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP27807584A priority Critical patent/JPH0228991B2/ja
Publication of JPS61159973A publication Critical patent/JPS61159973A/ja
Publication of JPH0228991B2 publication Critical patent/JPH0228991B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Lowering Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、火災避難機具に関し、特に、空気袋と連続滑
降調節層を利用して、高層建築物の火災に際して、高層
建築物の屋上又は各階から安全且つ確実に避難者を避難
誘導させることのできる空気袋と連続滑降調節層利用の
火災避難機具に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、建築物の火災に際して、避難者を屋上又は各階か
ら地上に避難させる火災避難機具としては、ロープ、梯
子、救助袋、すべり台、網、つるべ式、天幕、シニータ
、スローダン等が知られている。
これらは、いずれも建築物が未だ充分に高層化されてい
ない時に考案されたものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、現在のように50階、100階等の超高層建築
物においては、建築物の火災に際して、上記の従来の火
災避難機具では避難者を屋上又は各階から地上に安全、
迅速且つ確実にIii¥難させることができない、つま
り、その近代超高層建築物火災の防護、救出の任に当た
っているのが従来の幼稚、原始的681機具のままであ
るから、その性能、規模、安全確実性の貧弱さに於いて
、叉、高さ、能力、危険性の克服不能などの点に於いて
、旧態依然、100年昔と全く同じく、余りに幼稚、余
りに原始的であり、全熱、進歩、発展、改良されておら
ず、少しも近代化、合理化、能率化されていない言わば
、現代文明の国家的、国民的、−大欠陥、−大盲点、−
大アンバランス、片手落ちになっている。
例えば、50階、100階等の高いビルからロープや梯
子等を使って降りることは、その高さから来る恐怖心と
降りるのに時間がかかり過ぎて、多くの避難者を素早く
火災現場から退避させるには不可能に近い、また、天幕
等の上に50階、100階等の高いビルから飛び下りる
ことは、上述と同様にその高さから来る恐怖心があると
共に、落下速度が大きくなりその衝撃を天幕等によって
充分に吸収するのは難しく、しかも、天幕等の上に確実
に飛び下りることも困難である。さらにまた、すべり台
等を使用する場合においては、高い位置から滑り降りる
ので、その滑り速度が大きくなり危険となるから、これ
を小さくする必要がある。滑り中の速度を小さくするに
はすべり台の傾斜を緩やかにしなければならないが、す
べり台の傾斜を緩やかにするためには長い傾斜台が必要
であり、またこの長い傾斜台を設置できる場所が必要と
なる。しかし、超高層ビルが建てられている・場所の周
囲にそのような空き地を確保するのは困難であると共に
、高いビルからそのような長い傾斜台を延設することは
技術的及び費゛用の点からも不可能に近いという等の問
題点を存している。
本発明は、以上のような実情に鑑み、その問題点を一掃
すべく側基されたものであって、その目的とするところ
は、高層建築物の火災に際し、高層建築物の屋上又は各
階から、避難者が不安、恐怖心をもつことなく極めて安
全、確実且つ迅速に、しかも連続的に多くの避難者を滑
降脱出避難させることのできる空気袋と連続滑降調節層
利用の火災避tJ1機具を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的を達成するために本発明は、柔軟性材料で筒
体を形成し、該筒体内に筒体の軸芯方向に避難滑降通路
を開通し、該避難滑降通路の横断面を該通路内を滑降す
る避難者の平面透視の輪郭にll4i1する形状で且つ
避難者の平面透視の輪郭における胸厚方向に対する避難
滑降通路の縦断面を上端から下端に向けて逐次縮小する
形状に膨縮可能な空気袋で上記避難滑降通路を囲繞し、
この避難滑降通路を囲繞する膨縮可能な空気袋を上記筒
体内壁に装着すると共に、高層建築物の外壁面に沿って
地上から所定階又は屋上まで届く高さに、各筒体の避1
11a降通路同士を上下方向に連通しながら各筒体を複
数個上下方向に積層し、最下段の筒体に脱出口を設けた
構成よりなるものである。
ここで、筒体の断面形状は円形以外に、楕円形、多角形
、角形等の中空形状も含むものであり、また、避難滑降
通路の横断面とは避難滑降通路を筒体の軸芯方向に対し
て直角に切断したときに表れる断面であり、避難滑降通
路の縦断面とは避難滑降通路を筒体の軸芯方向に切断し
たときに表れる断面である。
〔作用〕
以上のような構成を有する本発明は、次のように作用す
る。
すなわち、高層建築物の火災に際し、先ず、屋上又は所
定階にコンパクトに収納して保管設置されている本発明
に係る空気袋と連続滑降調節層利用の火災避難機具を地
上まで降ろして、高層建築物の外壁面に沿って地上から
屋上又は所定階まで届く高さに垂直に積層された筒体を
立設する。そして、避難者はこの積層された筒体の最上
段の人口から避難滑降通路内に入る。避難者は自分の体
重の重みで避難滑降通路内を滑降するが、避難滑降通路
の横断面は避難者の平面透視の輸祁に類似する形状に空
気袋で囲繞されているので、避難者は身体の周囲を空気
袋で抱き支えられながら、避難滑降通路内を安全に滑降
する。一般に滑降中には重力の影響で加速度が生じ、下
方に行くに従い滑降速度が増加して、危険な状況を生じ
させるが、このとき、WM者の平面透視の輪郭における
胸厚方向に対する避難滑降通路の縦断面は、上端から下
端に向けて逐次縮小する形状に空気袋で囲繞されている
ので、避難者は避難滑降通路を滑降するにつれて空気袋
による身体を抱き支える力が強化される。各筒体内の避
難滑降通路は上端から下端に向けて空気袋による身体を
抱き支える力が強化されるような断面形状に構成されて
いるため、最上段の筒体内のa難滑降通路から最下段の
筒体内の避難滑降通路まで滑降速度の増加を防止するよ
うに作用する。
なお、筒体内の避難滑降通路に避難者の滑降方向に亘っ
て滑降減速用の弾性制動板を配設して連続滑降調節層を
構成したものにあっては、避難者が滑降中にこの弾性制
動板を足裏で踏むことにより、さらに滑降速度を減速さ
せることができるので、弾性制動板を踏んだり踏まなか
ったり、叉、その踏み方を、浅く、深く、弱く、強く、
変化させたりすることによって、滑降中の避難者は自分
の滑降速度を自分の意志により、自分の思うがまま、緩
急自在に調節できるようにする。更に必要に応じて、滑
降中の避難者は、その連続滑降調節層中央の調節溝によ
り奥の方の、溝をあけていない平面部分まで奥深く両足
先を踏み込んで、力さえ入れれば、力さえ加えれば、い
つでも、どこでも、思うまま、自由自在に、自分の滑降
を完全に停止することもできる構造、性能に作りつける
ことによって、最も恐ろしい落下加速度の発生を、自分
の両足先の力で、合理的に、完全に防止できるので、従
って、すべての避難者の避難滑降作業は、いつも、例外
なく、100%安全61実になる。
また、把持部材を避難滑降通路内に設けたものにあって
は、把持部材を把持しながら滑降することにより、滑降
中の身体のバランスを保つのを助けるように作用する。
〔実施例〕
以下、図面に記載の実施例に基づいて本発明をより具体
的に説明する。
ここで、第1図は本発明に係る空気袋と連続滑降調節層
利用の火災避難機具を高層建築物の外壁面に沿って立設
した状態の縦断面図、第2図は筒体の横断面図、第3図
は第2図のA−A縦断面図、第4図はlit滑降通路に
弾性制動板を配設したときの筒体の横断面図、第5図は
第4図のA−A断面図、第6図は避難滑降通路に他の実
施例の弾性制動板を配設したときの筒体の横断面図であ
る。
一実施例1− 図において、10は高層建築物11の外壁面に沿って屋
上から地上まで略垂直に立設された避難通路で、該避難
通路10はこれを構成する筒体12を上下方向に略垂直
に所定個数積層して立設されている。各筒体12は1〜
2mの高さを有しており、高層建築物11の高さに応じ
て筒体12の積層個数を変えることにより、任意の高層
建築物11の高さに対応させることができる。避難通路
lOを構成する各筒体12.12、・・・は、断面円形
状で、その外面は膨縮自在な柔軟性材料からなる帆布で
覆われている。筒体12の内部には筒体12の軸芯方向
即ち上下積層方向に、避難滑降通路13が開通している
。この避jif滑降通路13は最上段の筒体12から最
下段の筒体12まで連通しており、この連通している避
難滑降通路13内をaM者が最上段の筒体12の入口か
ら入り、その中を滑降して最下段の筒体12の出口から
脱出するのである。避難滑降通路13はその横断面即ち
上下方向に略垂直に立設している筒体12を水平に切断
した面は、避難者の平面透視の輪郭つまり避難者が立っ
ている姿勢を真上から眺めたときに見える避難者の外形
に類似する形状に作られている。また、避難者の平面透
視の輸祁における胸厚方向つまり第2図のA−A矢視方
向における避難滑降通路13の縦断面は、筒体12の上
端から下端に向けて上記の胸厚方向の厚みが徐々に小さ
くなっている。このように、避難滑降通路13の横断面
の大きさは筒体12の上端から下端に向けて徐々に小さ
くなっているが、これは、避難者が立った姿勢でこの中
食滑降し易いように、且つ滑降中の身体をその周囲から
略均−に抱き支えることを可能にして、滑降中に生じる
加速度の発生を防止するためである。そして、この避難
滑降通路13の周囲は緩衝機能を有する空気袋14で囲
繞されている。
空気袋14は避難滑降通路13を囲繞した状態で上記筒
体12の内壁に一体的に装着されている。
この空気袋14は、避難滑1lsA路13内を滑降する
避難者の正面側つまり胸や腹と接する側に位置する前部
空気袋14aと、避難滑降通路13内を滑降する避難者
の背面側つまり背中と接する側に位置する後部空気袋1
4bとに、筒体12の略中央から二分割されている。各
空気袋14の袋は膨縮自在な柔軟性と密封性とを兼ね備
えたシートから作られており、しかも避難滑降通路13
の内壁面になる側の袋の表面は摩擦抵抗が小さく且つ滑
らかに仕上げられている。避難者のどのような体型にも
避難滑降通路13が順応できるように、避難者の身体の
大小に応・じて後部空気袋14bが自動的に膨縮できる
ように、後部空気袋14bは弾性復元機能を発揮させる
構造になっている。即ち、後部空気袋14b内には複数
個のハネ15が設けられ、これらバネ15は避難滑降通
路13の内壁面を形成する側の後部空気袋14bの袋面
を避難滑降通路13側に常時付勢するように設置′され
ており、また、後部空気袋1・4bには複数の小さい空
気出入口16が設けられている。空気出入口16は避難
滑降通路゛13の内壁面を構成する側に2列に上方から
下方に亘って略等間隔に設けられており、空気がこの空
気出入口16から出たり入ったりして、上記バネ15と
共に後部空気袋14bを膨縮自在にするものである。
17は最下段の筒体12に設けられた脱出口で、脱出口
17は避難滑降通路13の下端側の内壁側面を開口して
形成されている。また避難滑降通路13の最下端部には
、この通路13内を/it降した避難者が着地の際に脚
などをケガしないように、緩衝機能を有するクッション
体18が設置されている。クッション体18は例えば発
泡ウレタンでつくられている。
19は避難滑降通路13内に最上段の筒体12から最下
段の筒体12まで吊設されている把持部材としての例え
ば索条で、この索条19は避難滑降通路13内を滑降す
る避難者の両手が位置する個所に各々計2個に吊設され
ている。索条19には多数の避難者がこれをつかんでも
簡単には切れない引張強度を存する例えばワイヤロープ
、ポリエステル系ロープ等が使用されている。また索条
19を軽く軍で握って滑降しても軍に摩擦熱が生じない
ように、索条19の表面は摩擦抵抗を小さくする例えば
柔らかい材料で被覆されている。避難者は各索条19を
各々左右の掌で軽くつかむことにより滑降中の身体のバ
ランスを取ることができ、円滑且つ安全な滑降動作を維
持することが可能となる。
ところで、上記実施例の避難通路lOは通常高層建築物
11の屋上に設けられた収納保管場所20にコンパクト
に収納保管されている。収納保管場所20は高層建築物
11の外壁側面から前方に突出させて設けられており、
収納保管場所20の床面21は一端を回動軸22として
下方に開くように構成されている1通常は床面21が閉
じていて、この閉じた床面21の上に空気袋14内の空
気を完全に抜いてコンパクトに収縮している各筒体12
が収縮状態で積層されている。
このように、通常時には避難通路10をコンパクトに収
縮して保管できるので、高層建築物の美観、外観をti
なうこともなく、しかも保管のための貴重な土地の一部
を常時無駄に占拠することもない。
火災時には、床面21を下方に開けば、収縮状態で積層
されている各筒体12は自重により下方に自動的に落下
する。このとき、圧縮空気を充填したボンベ(図示せず
)から各筒体12の空気袋14内に空気が瞬時に送り込
まれる構造にしておくことにより、各筒体12は膨張し
ながら下方に落下していき、最下段の筒体12が地上に
着地したときには、屋上から地上まで避難通路10が構
築されることになる。この間の時間は僅かであり、短時
間のうちに避難通路10を構築することができるので、
緊急を要する火災時には最適である。
そして、避難者達は最上段の筒体12の入口から避難滑
降通路13内に滑り込み、またこのとき、左右2個の索
条19を各々軽くつかんで身体のバランスを取りながら
、避難滑降通路13内を滑降していく、各筒体12の避
難滑降通路13は上述の如く、緩衝機能を発揮する空気
袋14により囲繞され、しかもその縦断面は下方に向か
って逐次縮小しているので、避難滑降通路13内を滑降
中の避難者は下方に滑降するに従い空気袋14の緩衝機
能を充分に受けて、滑降中に生じる滑降加速度の発生を
受けることなく、避難者は安全に避難滑降通路13内を
滑降することができる。これと相俟って、Wit滑降通
路13内を滑降中は、その周囲を緩衝機能を有する空気
袋14で囲繞されて外部と遮断されているので、高さか
らくる恐怖、不安等を滑降中の避難者に惑じさせること
もない。
なお、上記実施例では収納保管場所20が屋上に設置さ
れた場合について説明したが、所定階に収納保管場所2
0を設置してもよい。
一実施例2〜 各筒体12の避難滑降通路13の内壁側面には、筒体1
2の軸芯方向つまり避難滑降通路13の滑降方向に、所
定間隔例えば10〜20cm間隔に滑降減速用の弾性制
動板23が水平に配設され、連続滑降調節層24を構成
している。連続滑降調節層24は前部空気袋14a側の
内壁側面に形成され、その形成箇所は避難滑降通路13
内を滑降する避難者の両足先の前方に位置し、またその
形成箇所の前部空気袋14aは避難滑降通路13の滑降
方向に亘って内側に凹状に没入して調節溝25を形成し
でいる。凹状の調節溝25の断面は馬蹄形又は錐形の形
状をしている。弾性制動板23は、下方に撓み開いて滑
降中の避難者の足裏を適当な弾力で支え、且つ元の状態
に弾性復帰する機能を備えているものである。このよう
な機能を発揮させるために、弾性制動機23は次のよう
な構成になっている。
、 第4図に示す弾性制動板23は、調節溝25の断面
形状と同形の薄い弾性舌片・26を調節溝25に上述の
如く水平に10〜2Qcm間隔で取付けている。各弾性
舌片2,6は避難滑降通路13に臨む基端側の中央が調
節溝25方向に向けて略半分の長さに亘って切断され、
その切断終端27には円形の孔が設けられて拡開してい
る。この場合、切断終端27は拡開していればよく、そ
の形状は上記の円形に限定されず例えば楕円でもよい。
またこの弾性舌片26はその中央部位が下方に皿形状に
窪んでいる。切断終端′27が拡開し、また中央部位が
下方に皿形状に窪んでいると、弾性舌片26は安定して
撓み開き易くなる。
上記のような構成を有する弾性制動機23は、滑降中の
避難者の足裏が弾性舌片26上に乗ると、避難者の自重
により弾性舌片26はその中央の切断箇所から適当な弾
力を発揮しながら下方に向けて左右に撓み開いて、滑降
中の避難者の足裏を適当な弾力で支える。そして、避難
者の滑降後はその弾性により元の状態に自動的に復帰す
る。
第6図に示す弾性制動板23は、調節425の断面形状
と同形の薄い弾性舌片28を調節溝25に水平に10〜
20CIT1間隔で取付けている。各弾性舌片28は避
難滑降通路13に臨む基端側の両側端が調節溝25方向
に向けて略半分の長さに亘って切断されており、弾性舌
片28の基端側の前半部はフリーの状態になっている。
上記のような構成を有する弾性制動機23は、滑降中の
避難者の足裏が弾性舌片28上に乗ると、避難者の自重
により弾性舌片28の基端側の前半部は適当な弾力を発
揮しながら下方に向けて撓み開いて、滑降中の11!龍
者の足裏を適当な弾力で支える。そして、避難者の滑降
後はその弾性により元の状態に自動的に復帰する。
〔発明の効果〕
以上の記載より明らかなように、本発明に係る空気袋と
連続滑lI!調節層利用の火災避難機具によれば、以下
の効果を奏することができる。
(1)どんな超高層建築物火災の場合でも、全ての避難
者がlOO%安全値実に、しかも、次々に連続的に、能
率的にいつでも、どこでも、安心して避難、滑降、脱出
で、きる高度の安全確実性と高能率性と万能性の三大特
徴を具備する近代的、能率的、安全第一の避難機具であ
る。
(2)全ての避難者に、全熱、危険、恐怖、不安を感じ
させない構造、性能を具備している上に、更に、この避
難機具による避難滑降作業が、極めて簡単、容易である
から、事前の訓練、教育、監督、指導の必要がない。
(3)この火災避難機具を構成する材料が、極めてあり
ふれた、安価な、通常材料であり、且つ、その製作、設
置、移動、撤去等も簡単、容易、且つ、極めて手軽に、
安価に行うことができ、経済的でもある。
(4)取り外し、移動、短縮式に作製するので、その設
置のために、その建築物の美観、外観が慣なわれること
がない。叉、貴重な土地の一部を常時無駄に占拠する不
経済性もない。
(5)この火災man具を構成する各部品とも、安価で
、丈夫で、耐久性があるので、破tM、消耗が少な(、
多年、長期間の使用が可能である。
(6)特に、大建築物の場合には、この避難機具をlθ
基、20基、数多く常置、設備しておけば、同時に10
避難者、20避難者とまとめて、集団的に、能率的に、
迅速に、全員ツー車に避難、脱出することができる。
(7)建築物の美観が損なわれない場所を選んで、これ
を建築物の一部に常設、常備、固定しておけば、いざ火
災と言うときには、即刻、最大の利用価値を発揮するこ
とができる。
(8)建築物内の一部に、建築物の上から下まで一貫し
て垂直にこれを常設、常備しておく場合には、上の部屋
から下の部屋まで直接、最短距離を最小時間で移動でき
、時間と労力の節約、スピードアップの便利さと高能率
が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る空気袋と連続滑III調flfI層
利用の火災避難機具の実施例を示すものであって、第1
図は本発明に係る空気袋と連続滑降調節層利用の火災避
難機具を高層建築物の外壁面に沿って立設した状態の縦
断面図、第2図は筒体の横断面図、第3図は第2図のA
−A縦断面図、第4図は避難滑降通路に弾性制動板を配
設したときの筒体の横断面図、第5図は第4図のA−A
断面図、第6図は、避難滑降通路に他の実施例の弾性制
動板を配設したときの筒体の横断面図である。 〔符号の説明〕 10:避難通路    !1:高層建築物12j筒体 
     l−3:避難滑降通路14:空気袋    
 14a:前部空気袋14b:後部空気袋  15:バ
ネ 16:空気出入口   17:脱出口 18:クッション体  19:索条 20:収納保管場所  21:床面 22:回動軸     23:弾性制動機24:連続滑
降調節層 25:調節溝 26;弾性舌片    27:切断終端28二弾性舌片

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)柔軟性材料で筒体を形成し、該筒体内に筒体の軸
    芯方向に避難滑降通路を開通し、該避難滑降通路の横断
    面を該通路内を滑降する避難者の平面透視の輪郭に類似
    する形状で且つ避難者の平面透視の輪郭における胸厚方
    向に対する避難滑降通路の縦断面を上端から下端に向け
    て逐次縮小する形状に膨縮可能な空気袋で上記避難滑降
    通路を囲繞し、この避難滑降通路を囲繞する膨縮可能な
    空気袋を上記筒体内壁に装着すると共に、高層建築物の
    外壁面に沿って地上から所定階又は屋上まで届く高さに
    、各筒体の避難滑降通路同士を上下方向に連通しながら
    各筒体を複数個上下方向に積層し、最下段の筒体に脱出
    口を設けたことを特徴とする空気袋と連続滑降調節層利
    用の火災避難機具。
  2. (2)避難滑降通路を囲繞する空気袋を、避難滑降通路
    内を滑降する避難者の正面側に位置する前部空気袋と、
    避難者の背面側に位置する後部空気袋とに二分割し、後
    部空気袋を弾性復元機能を有する部材で構成すると共に
    後部空気袋に複数の空気出入口を形成した特許請求の範
    囲第1項記載の空気袋と連続滑降調節層利用の火災避難
    機具。
  3. (3)避難滑降通路内を滑降する避難者の両足先の前方
    側の通路内壁面を滑降方向に亘って内側に凹状に没入さ
    せて調節溝を形成し、該調節溝に下方に撓み開いて避難
    者の足裏を適当な弾力で支え且つ元の位置に弾性復帰す
    る滑降減速用の弾性制動板を所定間隔をおいて層状に複
    数配設した特許請求の範囲第1項記載の空気袋と連続滑
    降調節層利用の火災避難機具。
  4. (4)滑降減速用の弾性制動板は、調節溝の内壁に装着
    され且つその中央が切断された弾性舌片からなる特許請
    求の範囲第3項記載の空気袋と連続滑降調節層利用の火
    災避難機具。
  5. (5)弾性舌片の中央に形成された切断終端を拡開した
    特許請求の範囲第4項記載の空気袋と連続滑降調節層利
    用の火災避難機具。
  6. (6)滑降減速用の弾性制動板は、その中央部位が窪ん
    でいる特許請求の範囲第3項又は第4項記載の空気袋と
    連続滑降調節層利用の火災避難機具。
  7. (7)滑降減速用の弾性制動板は、調節溝の内壁に装着
    され且つその両側端が調節溝の内壁から切断された弾性
    舌片からなる特許請求の範囲第3項記載の空気袋と連続
    滑降調節層利用の火災避難機具。
  8. (8)複数個積層された筒体の避難滑降通路内に、該通
    路の連通方向に把持部材を挿通した特許請求の範囲第1
    項記載の空気袋と連続滑降調節層利用の火災避難機具。
  9. (9)把持部材を避難滑降通路内を滑降する避難者の両
    手位置に各々挿通した特許請求の範囲第8項記載の空気
    袋と連続滑降調節層利用の火災避難機具。
  10. (10)把持部材の表面を摩擦抵抗の小さい材料で被覆
    した特許請求の範囲第8項又は第9項記載の空気袋と連
    続滑降調節層利用の火災避難機具。
  11. (11)把持部材は索条からなる特許請求の範囲第8項
    、第9項又は第10項記載の空気袋と連続滑降調節層利
    用の火災避難機具。
  12. (12)最下段の筒体の避難滑降通路内にクッション体
    を備えた特許請求の範囲第1項記載の空気袋と連続滑降
    調節層利用の火災避難機具。
JP27807584A 1984-12-31 1984-12-31 Kukibukurotorenzokukatsukochosetsusoryonokasaihinankigu Expired - Lifetime JPH0228991B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27807584A JPH0228991B2 (ja) 1984-12-31 1984-12-31 Kukibukurotorenzokukatsukochosetsusoryonokasaihinankigu

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27807584A JPH0228991B2 (ja) 1984-12-31 1984-12-31 Kukibukurotorenzokukatsukochosetsusoryonokasaihinankigu

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61159973A true JPS61159973A (ja) 1986-07-19
JPH0228991B2 JPH0228991B2 (ja) 1990-06-27

Family

ID=17592295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27807584A Expired - Lifetime JPH0228991B2 (ja) 1984-12-31 1984-12-31 Kukibukurotorenzokukatsukochosetsusoryonokasaihinankigu

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0228991B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7556124B2 (en) 2002-04-18 2009-07-07 Haefliger Werner Device for evacuating people from a building
KR101224074B1 (ko) * 2011-01-27 2013-01-21 이은수 하강식 비상탈출 구조대

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7556124B2 (en) 2002-04-18 2009-07-07 Haefliger Werner Device for evacuating people from a building
KR100949408B1 (ko) * 2002-04-18 2010-03-24 베르너 회프리거 건물로부터 인명을 구조하기 위한 장치
KR101224074B1 (ko) * 2011-01-27 2013-01-21 이은수 하강식 비상탈출 구조대

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0228991B2 (ja) 1990-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3851730A (en) Inflatable safety cushion system for controlled deceleration from falls of great height
US20030196853A1 (en) Belay device for climbers
US4398621A (en) Fire escape
EP3030325B1 (en) Device for evacuating individuals
US20080314685A1 (en) Devices and Methods For Safely Evacuating an Individual During an Emergency From a Tall Structure
JP2014505560A (ja) 高層施設から救出する装置及び方法
US6817443B1 (en) High rise emergency escape apparatus
JPS61159973A (ja) 空気袋と連続滑降調節層利用の火災避難機具
US20030116380A1 (en) Wind chute escape system
WO2008127143A1 (fr) Dispositif permettant d'évacuer d'urgence un individu d'un objet situé en hauteur, mécanisme amortisseur de ce dispositif, structure d'appui d'un sac de ce dispositif et système de remplissage d'une chambre gonflable de ce dispositif
JP2005506890A (ja) 建物、ボーリングプラットフォーム、船舶等のような建築物から人を救出するための装置
CN211827661U (zh) 一种仿太空失重装置和仿太空失重系统
JP2006528511A (ja) 個人用降下装置
RU2346716C2 (ru) Способ эвакуации с многоэтажных сооружений и устройство для его осуществления
CN212187497U (zh) 折叠式高空逃生通道
WO2004054658A1 (en) Building evacuation system
CN109865211B (zh) 自由落体式高楼逃生装置
CN111375149A (zh) 折叠式高空逃生通道
US7900747B2 (en) Balloon landing pad
CN111111022A (zh) 一种逃生装置
CN111028607B (zh) 一种仿太空失重装置、防太空超重装置和防太空失重系统
KR100873784B1 (ko) 배낭형 완강기
CA1179656A (en) Fire escape
CN215195105U (zh) 一种高楼逃生装置
TWI790166B (zh) 高樓逃生裝置