JPH0228991B2 - Kukibukurotorenzokukatsukochosetsusoryonokasaihinankigu - Google Patents
KukibukurotorenzokukatsukochosetsusoryonokasaihinankiguInfo
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- JPH0228991B2 JPH0228991B2 JP27807584A JP27807584A JPH0228991B2 JP H0228991 B2 JPH0228991 B2 JP H0228991B2 JP 27807584 A JP27807584 A JP 27807584A JP 27807584 A JP27807584 A JP 27807584A JP H0228991 B2 JPH0228991 B2 JP H0228991B2
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Landscapes
- Emergency Lowering Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、火災避難機具に関し、特に、空気袋
と連続滑降調節層を利用して、高層建築物の火災
に際して、高層建築物の屋上又は各階から安全且
つ確実に避難者を避難誘導させることのできる空
気袋と連続滑降調節層利用の火災避難機具に関す
るものである。
と連続滑降調節層を利用して、高層建築物の火災
に際して、高層建築物の屋上又は各階から安全且
つ確実に避難者を避難誘導させることのできる空
気袋と連続滑降調節層利用の火災避難機具に関す
るものである。
従来、建築物の火災に際して、避難者を屋上又
は各階から地上に避難させる火災避難機具として
は、ロープ、梯子、救助袋、すべり台、網、つる
べ式、天幕、シユータ、スローダン等が知られて
いる これらは、いずれも建築物が未だ充分に高層化
されていない時に考案されたものである。
は各階から地上に避難させる火災避難機具として
は、ロープ、梯子、救助袋、すべり台、網、つる
べ式、天幕、シユータ、スローダン等が知られて
いる これらは、いずれも建築物が未だ充分に高層化
されていない時に考案されたものである。
従つて、現在のように50階、100階等の超高層
建築物においては、建築物の火災に際して、上記
の従来の火災避難機具では避難者を屋上又は各階
から地上に安全、迅速且つ確実に避難させること
ができない。つまり、その近代超高層建築物火災
の防護、救出の任に当たつているのが従来の幼
稚、原始的避難機具のままであるから、その性
能、規模、安全確実性の貧弱さに於いて、又、高
さ、能力、危検性の克服不能などの点に於いて、
旧能依然、100年昔と全く同じく、余りに幼稚、
余りに原始的であり、全然、進歩、発展、改良さ
れておらず、少しも近代化、合理化、能率化され
ていない言わば、現代文明の国家的、国民的、一
大欠陥、一大盲点、一大アンバランス、片手落ち
になつている。
建築物においては、建築物の火災に際して、上記
の従来の火災避難機具では避難者を屋上又は各階
から地上に安全、迅速且つ確実に避難させること
ができない。つまり、その近代超高層建築物火災
の防護、救出の任に当たつているのが従来の幼
稚、原始的避難機具のままであるから、その性
能、規模、安全確実性の貧弱さに於いて、又、高
さ、能力、危検性の克服不能などの点に於いて、
旧能依然、100年昔と全く同じく、余りに幼稚、
余りに原始的であり、全然、進歩、発展、改良さ
れておらず、少しも近代化、合理化、能率化され
ていない言わば、現代文明の国家的、国民的、一
大欠陥、一大盲点、一大アンバランス、片手落ち
になつている。
例えば、50階、100階等の高いビルからロープ
や梯子等を使つて降りることは、その高さから来
る恐怖心と降りるのに時間がかかり過ぎて、多く
の避難者を素早く火災現場から退避させるには不
可能に近い。また、天幕等の上に50階、100階等
の高いビルから飛び降りることは、上述と同様に
その高さから来る恐怖心があると共に、落下速度
が大きくなりその衝撃を天幕等によつて充分に吸
収するのは難しく、しかも、天幕等の上に確実に
飛び下りることも困難である。さらにまた、すべ
り台等を使用する場合においては、高い位置から
滑り降りるので、その滑り速度が大きくなり危険
となるから、これを小さくする必要がある。滑り
中の速度を小さくするにはすべり台の傾斜を緩や
かにしなければならないが、すべり台の傾斜を緩
やかにするためには長い傾斜台が必要であり、ま
たこの長い傾斜台を設置できる場所が必要とな
る。しかし、超高層ビルが建てられている場所の
周囲にそのような空き地を確保するのは困難であ
ると共に、高いビルからそのような長い傾斜台を
延設することは技術的及び費用の点からも不可能
に近いという等の問題点を有している。
や梯子等を使つて降りることは、その高さから来
る恐怖心と降りるのに時間がかかり過ぎて、多く
の避難者を素早く火災現場から退避させるには不
可能に近い。また、天幕等の上に50階、100階等
の高いビルから飛び降りることは、上述と同様に
その高さから来る恐怖心があると共に、落下速度
が大きくなりその衝撃を天幕等によつて充分に吸
収するのは難しく、しかも、天幕等の上に確実に
飛び下りることも困難である。さらにまた、すべ
り台等を使用する場合においては、高い位置から
滑り降りるので、その滑り速度が大きくなり危険
となるから、これを小さくする必要がある。滑り
中の速度を小さくするにはすべり台の傾斜を緩や
かにしなければならないが、すべり台の傾斜を緩
やかにするためには長い傾斜台が必要であり、ま
たこの長い傾斜台を設置できる場所が必要とな
る。しかし、超高層ビルが建てられている場所の
周囲にそのような空き地を確保するのは困難であ
ると共に、高いビルからそのような長い傾斜台を
延設することは技術的及び費用の点からも不可能
に近いという等の問題点を有している。
本発明は、以上のような実情に鑑み、その問題
点を一掃すべく創案されたものであつて、その目
的とするところは、高層建築物の火災に際し、高
層建築物の屋上又は各階から、避難者が不安、恐
怖心をもつことなく極めて安全、確実且つ迅速
に、しかも連続的に多くの避難者を滑降脱出避難
させることのできる空気袋と連続滑降調節層利用
の火災避難機具を提供するにある。
点を一掃すべく創案されたものであつて、その目
的とするところは、高層建築物の火災に際し、高
層建築物の屋上又は各階から、避難者が不安、恐
怖心をもつことなく極めて安全、確実且つ迅速
に、しかも連続的に多くの避難者を滑降脱出避難
させることのできる空気袋と連続滑降調節層利用
の火災避難機具を提供するにある。
以上の目的を達成するために本発明は、柔軟性
材料で筒体を形成し、該筒体内に筒体の軸芯方向
に避難滑降通路を開通し、該避難滑降通路の横断
面を該通路内を滑降する避難者の平面透視の輪郭
に類似する形状で且つ避難者の平面透視の輪郭に
おける胸厚方向に対する避難滑降通路の縦断面を
上端から下端に向けて逐次縮小する形状に膨縮可
能な空気袋で上記避難滑降通路を囲繞し、この避
難滑降通路を囲繞する膨縮可能な空気袋を上記筒
体内壁に装着すると共に、高層建築物の外壁面に
沿つて地上から所定階又は屋上まで届く高さに、
各筒体の避難滑降通路同士を上下方向に連通しな
がら各筒体を複数個上下方向に積層し、最下段の
筒体に脱出口を設けた構成よりなるものである。
材料で筒体を形成し、該筒体内に筒体の軸芯方向
に避難滑降通路を開通し、該避難滑降通路の横断
面を該通路内を滑降する避難者の平面透視の輪郭
に類似する形状で且つ避難者の平面透視の輪郭に
おける胸厚方向に対する避難滑降通路の縦断面を
上端から下端に向けて逐次縮小する形状に膨縮可
能な空気袋で上記避難滑降通路を囲繞し、この避
難滑降通路を囲繞する膨縮可能な空気袋を上記筒
体内壁に装着すると共に、高層建築物の外壁面に
沿つて地上から所定階又は屋上まで届く高さに、
各筒体の避難滑降通路同士を上下方向に連通しな
がら各筒体を複数個上下方向に積層し、最下段の
筒体に脱出口を設けた構成よりなるものである。
ここで、筒体の断面形状は円形以外に、楕円
形、多角形、角形等の中空形状も含むものであ
り、また、避難滑降通路の横断面とは避難滑降通
路を筒体の軸芯方向に対して直角に切断したとき
に表れる断面であり、避難滑降通路の縦断面とは
避難滑降通路を筒体の軸芯方向に切断したときに
表れる断面である。
形、多角形、角形等の中空形状も含むものであ
り、また、避難滑降通路の横断面とは避難滑降通
路を筒体の軸芯方向に対して直角に切断したとき
に表れる断面であり、避難滑降通路の縦断面とは
避難滑降通路を筒体の軸芯方向に切断したときに
表れる断面である。
以上のような構成を有する本発明は、次のよう
に作用する。
に作用する。
すなわち、高層建築物の火災に際し、先ず、屋
上又は所定階にコンパクトに収納して保管設置さ
れている本発明に係る空気袋と連続滑降調節層利
用の火災避難機具を地上まで降ろして、高層建築
物の外壁面に沿つて地上から屋上又は所定階ま
で、届く高さに垂直に積層された筒体を立設す
る。そして、避難者はこの積層された筒体の最上
段の入口から避難滑降通路内に入る。避難者は自
分の体重の重みで避難滑降通路を滑降するが、避
難滑降通路の横断面は避難者の平面透視の輪郭に
類似する形状に空気袋で囲繞されているので、避
難者は身体の周囲を空気袋で抱き支えられなが
ら、避難滑降通路内を安全に滑降する。一般に滑
降中には重力の影響で加速度が生じ、下方に行く
に従い滑降速度が増加して、危険な状況を生じさ
せるが、このとき、避難者の平面透視の輪郭にお
ける胸厚方向に対する避難滑降通路の縦断面は、
上端から下端に向けて逐次縮小する形状に空気袋
で囲繞されているので、避難者は避難滑降通路を
滑降するにつれて空気袋による身体を抱き支える
力が強化される。各筒体内の避難滑降通路は上端
から下端に向けて空気袋による身体を抱き支える
力が強化されるような断面形状に構成されている
ため、最上段の筒体内の避難滑降通路から最下段
の筒体内の避難滑降通路まで滑降速度の増加を防
止するように作用する。
上又は所定階にコンパクトに収納して保管設置さ
れている本発明に係る空気袋と連続滑降調節層利
用の火災避難機具を地上まで降ろして、高層建築
物の外壁面に沿つて地上から屋上又は所定階ま
で、届く高さに垂直に積層された筒体を立設す
る。そして、避難者はこの積層された筒体の最上
段の入口から避難滑降通路内に入る。避難者は自
分の体重の重みで避難滑降通路を滑降するが、避
難滑降通路の横断面は避難者の平面透視の輪郭に
類似する形状に空気袋で囲繞されているので、避
難者は身体の周囲を空気袋で抱き支えられなが
ら、避難滑降通路内を安全に滑降する。一般に滑
降中には重力の影響で加速度が生じ、下方に行く
に従い滑降速度が増加して、危険な状況を生じさ
せるが、このとき、避難者の平面透視の輪郭にお
ける胸厚方向に対する避難滑降通路の縦断面は、
上端から下端に向けて逐次縮小する形状に空気袋
で囲繞されているので、避難者は避難滑降通路を
滑降するにつれて空気袋による身体を抱き支える
力が強化される。各筒体内の避難滑降通路は上端
から下端に向けて空気袋による身体を抱き支える
力が強化されるような断面形状に構成されている
ため、最上段の筒体内の避難滑降通路から最下段
の筒体内の避難滑降通路まで滑降速度の増加を防
止するように作用する。
なお、筒体内の避難滑降通路に避難者に滑降方
向に亘つて滑降減速用の弾性制動板を配設して連
続滑降調節層を構成したものにあつては、避難者
が滑降中にこの弾性制動板を足裏で踏むことによ
り、さらに滑降速度を減速させることができるの
で、弾性制動板を踏んだり踏まなかたり、叉、そ
の踏み方を、浅く、深く、弱く、強く、変化させ
たりすることによつて、滑降中の避難者は自分の
避難速度を自分の意志により、自分の思うがま
ま、緩急自在に調節できるようにする。更に必要
に応じて、滑降中の避難者は、その連続滑降調節
層中央の調節溝により奥の方の、溝をあけていな
い平面部分まで奥深く両足先を踏み込んで、力さ
え入れれば、力さえ加えれば、いつでも、どこで
も、思うまま、自由自在に、自分の滑降を完全に
停止することもできる構造、性能に作りつけるこ
とによつて、最も恐ろしい落下加速度の発生を、
自分の両足先の力で、合理的に、完全に防止でき
るので、従つて、すべての避難者の避難滑降作業
は、いつも、例外なく、100%安全確実になる。
また、把持部材を避難滑降通路内に設けたものに
あつては、把持部材を把持しながら滑降すること
により、滑降中の身体のバランスを保つのを助け
るように作用する。
向に亘つて滑降減速用の弾性制動板を配設して連
続滑降調節層を構成したものにあつては、避難者
が滑降中にこの弾性制動板を足裏で踏むことによ
り、さらに滑降速度を減速させることができるの
で、弾性制動板を踏んだり踏まなかたり、叉、そ
の踏み方を、浅く、深く、弱く、強く、変化させ
たりすることによつて、滑降中の避難者は自分の
避難速度を自分の意志により、自分の思うがま
ま、緩急自在に調節できるようにする。更に必要
に応じて、滑降中の避難者は、その連続滑降調節
層中央の調節溝により奥の方の、溝をあけていな
い平面部分まで奥深く両足先を踏み込んで、力さ
え入れれば、力さえ加えれば、いつでも、どこで
も、思うまま、自由自在に、自分の滑降を完全に
停止することもできる構造、性能に作りつけるこ
とによつて、最も恐ろしい落下加速度の発生を、
自分の両足先の力で、合理的に、完全に防止でき
るので、従つて、すべての避難者の避難滑降作業
は、いつも、例外なく、100%安全確実になる。
また、把持部材を避難滑降通路内に設けたものに
あつては、把持部材を把持しながら滑降すること
により、滑降中の身体のバランスを保つのを助け
るように作用する。
以下、図面に記載の実施例に基づいて本発明を
より具体的に説明する。
より具体的に説明する。
ここで、第1図は本発明に係る空気袋と連続滑
降調節層利用の火災避難機具を高層建築物の外壁
面に沿つて立設した状態の縦断面図、第2図は筒
体の横断面図、第3図は第2図のA−A縦断面
図、第4図は避難滑降通路に弾性制動板を配設し
たときの筒体の横断面図、第5図は第4図A−A
断面図、第6図は避難滑降通路に他の実施例の弾
性制動板を配設したときの筒体の横断面図であ
る。
降調節層利用の火災避難機具を高層建築物の外壁
面に沿つて立設した状態の縦断面図、第2図は筒
体の横断面図、第3図は第2図のA−A縦断面
図、第4図は避難滑降通路に弾性制動板を配設し
たときの筒体の横断面図、第5図は第4図A−A
断面図、第6図は避難滑降通路に他の実施例の弾
性制動板を配設したときの筒体の横断面図であ
る。
実施例 1
図において、10は高層建築物11の外壁面に
沿つて屋上から地上まで略垂直に立設された避難
通路で、該避難通路10はこれを構成する筒体1
2を上下方向に略垂直に所定個数積層して立設さ
れている。各筒体12は1〜2mの高さを有して
おり、高層建築物11の高さに応じて筒体12の
積層個数を変えることにより、任意の高層建築物
11の高さに対応させることができる。避難通路
10を構成する各筒体12,12…は、断面円形
状で、その外面は膨縮自在な柔軟性材料からなる
帆布で覆われている。筒体12の内部には筒体1
2の軸芯方向即ち上下積層方向に、避難滑降通路
13が開通している。この避難滑降通路13は最
上段の筒体12から最下段の筒体12まで連通し
ており、この連通している避難滑降通路13内を
避難者が最上段の筒体12の入口から入り、その
中を滑降して最下段の筒体12の出口から脱出す
るのである。避難滑降通路13はその横断面即ち
上下方向に略垂直に立設している筒体12を水平
に切断した面は、避難者の平面透視の輪郭つまり
避難者が立つている姿勢を真上から眺めたときに
見える避難者の外形に類似する形状に作られてい
る。また、避難者の平面透視の輪郭における胸厚
方向つまり第2図A−A矢視方向における避難滑
降通路13の縦断面は、筒体12の上端から下端
に向けて上記の胸厚方向の厚みが徐々に小さくな
つている。このように、避難滑降通路13の横断
面の大きさは筒体12の上端から下端に向けて
徐々に小さくなつているが、これは、避難者が立
つた姿勢でこの中を滑降し易いように、且つ滑降
中の身体を周囲から略均一に抱き支えることを可
能にして、滑降中に生じる加速度の発生を防止す
るためである。そして、この避難滑降通路13の
周囲は緩衝機能を有する空気袋14で囲繞されて
いる。
沿つて屋上から地上まで略垂直に立設された避難
通路で、該避難通路10はこれを構成する筒体1
2を上下方向に略垂直に所定個数積層して立設さ
れている。各筒体12は1〜2mの高さを有して
おり、高層建築物11の高さに応じて筒体12の
積層個数を変えることにより、任意の高層建築物
11の高さに対応させることができる。避難通路
10を構成する各筒体12,12…は、断面円形
状で、その外面は膨縮自在な柔軟性材料からなる
帆布で覆われている。筒体12の内部には筒体1
2の軸芯方向即ち上下積層方向に、避難滑降通路
13が開通している。この避難滑降通路13は最
上段の筒体12から最下段の筒体12まで連通し
ており、この連通している避難滑降通路13内を
避難者が最上段の筒体12の入口から入り、その
中を滑降して最下段の筒体12の出口から脱出す
るのである。避難滑降通路13はその横断面即ち
上下方向に略垂直に立設している筒体12を水平
に切断した面は、避難者の平面透視の輪郭つまり
避難者が立つている姿勢を真上から眺めたときに
見える避難者の外形に類似する形状に作られてい
る。また、避難者の平面透視の輪郭における胸厚
方向つまり第2図A−A矢視方向における避難滑
降通路13の縦断面は、筒体12の上端から下端
に向けて上記の胸厚方向の厚みが徐々に小さくな
つている。このように、避難滑降通路13の横断
面の大きさは筒体12の上端から下端に向けて
徐々に小さくなつているが、これは、避難者が立
つた姿勢でこの中を滑降し易いように、且つ滑降
中の身体を周囲から略均一に抱き支えることを可
能にして、滑降中に生じる加速度の発生を防止す
るためである。そして、この避難滑降通路13の
周囲は緩衝機能を有する空気袋14で囲繞されて
いる。
空気袋14は避難滑降通路13を囲繞した状態
で上記筒体12の内壁に一体的に装着されてい
る。この空気袋14は、避難滑降通路13内を滑
降する避難者の正面側つまり胸や腹と接する側に
位置する前部空気袋14aと、避難滑降通路13
内を滑降する避難者の背面側つまり背中と接する
側に位置する後部空気袋14bとに、筒体12の
略中央から二分割されている。各空気袋14の袋
は膨縮自在な柔軟性と密封性とを兼ね備えたシー
トから作られており、しかも避難滑降通路13の
内壁面になる側の袋の表面は摩擦抵抗が小さく且
つ滑らかに仕上げられている。避難者のどのよう
な体型にも避難滑降通路13が順応できるよう
に、避難者の身体の大小に応じて後部空気袋14
bが自動的に膨縮できるように、後部空気袋14
bは弾性復元機能を発揮させる構造になつてい
る。即ち、後部空気袋14b内には複数個のバネ
15が設けられ、これらバネ15は避難滑降通路
13の内壁面を形成する側の後部空気袋14bの
袋面を避難滑降通路13側に常時付勢するように
設置されており、また、後部空気袋14bには複
数の小さい空気出入口16が設けられている。空
気出入口16は避難滑降通路13の内壁面を構成
する側に2列に上方から下方に亘つて略等間隔に
設けられており、空気がこの空気出入口16から
出たり入つたりして、上記バネ15と共に後部空
気袋14bを膨縮自在にするものである。
で上記筒体12の内壁に一体的に装着されてい
る。この空気袋14は、避難滑降通路13内を滑
降する避難者の正面側つまり胸や腹と接する側に
位置する前部空気袋14aと、避難滑降通路13
内を滑降する避難者の背面側つまり背中と接する
側に位置する後部空気袋14bとに、筒体12の
略中央から二分割されている。各空気袋14の袋
は膨縮自在な柔軟性と密封性とを兼ね備えたシー
トから作られており、しかも避難滑降通路13の
内壁面になる側の袋の表面は摩擦抵抗が小さく且
つ滑らかに仕上げられている。避難者のどのよう
な体型にも避難滑降通路13が順応できるよう
に、避難者の身体の大小に応じて後部空気袋14
bが自動的に膨縮できるように、後部空気袋14
bは弾性復元機能を発揮させる構造になつてい
る。即ち、後部空気袋14b内には複数個のバネ
15が設けられ、これらバネ15は避難滑降通路
13の内壁面を形成する側の後部空気袋14bの
袋面を避難滑降通路13側に常時付勢するように
設置されており、また、後部空気袋14bには複
数の小さい空気出入口16が設けられている。空
気出入口16は避難滑降通路13の内壁面を構成
する側に2列に上方から下方に亘つて略等間隔に
設けられており、空気がこの空気出入口16から
出たり入つたりして、上記バネ15と共に後部空
気袋14bを膨縮自在にするものである。
17は最下段の筒体12に設けられた脱出口
で、脱出口17は避難滑降通路13の下端側の内
壁側面を開口して形成されている。また避難滑降
通路13の最下端部には、この通路13内を滑降
した避難者が着地の際に脚などをケガしないよう
に、緩衝機能を有するクツシヨン体18が設置さ
れている。クツシヨン体18は例えば発泡ウレタ
ンでつくられている。
で、脱出口17は避難滑降通路13の下端側の内
壁側面を開口して形成されている。また避難滑降
通路13の最下端部には、この通路13内を滑降
した避難者が着地の際に脚などをケガしないよう
に、緩衝機能を有するクツシヨン体18が設置さ
れている。クツシヨン体18は例えば発泡ウレタ
ンでつくられている。
19は避難滑降通路13内に最上段の筒体12
から最下段の筒体12まで吊設されている把持部
材としての例えば索条で、この索条19は避難滑
降通路13内を滑降する避難者の両手が位置する
個所に各々計2個に吊設されている。索条19に
は多数の避難者がこれをつかんでも簡単に切れな
い引張強度を有する例えばワイヤロープ、ポリエ
ステル系ロープ等が使用されている。また索条1
9を軽く掌で握つて滑降しても掌に摩擦熱が生じ
ないように、索条19の表面は摩擦抵抗を小さく
する例えば柔らかい材料で被覆されている。避難
者は各索条19を各々左右の掌で軽くつかむこと
により滑降中の身体のバランスを取ることがで
き、円滑且つ安全な滑降動作を維持することが可
能となる。
から最下段の筒体12まで吊設されている把持部
材としての例えば索条で、この索条19は避難滑
降通路13内を滑降する避難者の両手が位置する
個所に各々計2個に吊設されている。索条19に
は多数の避難者がこれをつかんでも簡単に切れな
い引張強度を有する例えばワイヤロープ、ポリエ
ステル系ロープ等が使用されている。また索条1
9を軽く掌で握つて滑降しても掌に摩擦熱が生じ
ないように、索条19の表面は摩擦抵抗を小さく
する例えば柔らかい材料で被覆されている。避難
者は各索条19を各々左右の掌で軽くつかむこと
により滑降中の身体のバランスを取ることがで
き、円滑且つ安全な滑降動作を維持することが可
能となる。
ところで、上記実施例の避難通路10は通常高
層建築物11の屋上に設けられた収納保管場所2
0にコンパクトに収納保管されている。収納保管
場所20は高層建築物11の外壁側面から前方に
突出させて設けられており、収納保管場所20の
床面21は一端を回動軸22として下方に開くよ
うに構成されている。通常は床面21が閉じてい
て、この閉じた床面21の上に空気袋14内の空
気を完全に抜いてコンパクトに収縮している各筒
体12が収縮状態で積層されている。
層建築物11の屋上に設けられた収納保管場所2
0にコンパクトに収納保管されている。収納保管
場所20は高層建築物11の外壁側面から前方に
突出させて設けられており、収納保管場所20の
床面21は一端を回動軸22として下方に開くよ
うに構成されている。通常は床面21が閉じてい
て、この閉じた床面21の上に空気袋14内の空
気を完全に抜いてコンパクトに収縮している各筒
体12が収縮状態で積層されている。
このように、通常時には避難通路10をコンパ
クトに収縮して保管できるので、高層建築物の美
観、外観を損なうこともなく、しかも保管のため
の貴重な土地の一部を常時無駄に占拠することも
ない。
クトに収縮して保管できるので、高層建築物の美
観、外観を損なうこともなく、しかも保管のため
の貴重な土地の一部を常時無駄に占拠することも
ない。
火災時には、床面21を下方に開けば、収縮状
態で積層されている各筒体12は自重により下方
に自動的に落下する。このとき、圧縮空気を充填
したボンベ(図示せず)から各筒体12の空気袋
14内に空気が瞬時に送り込まれる構造にしてお
くことにより、各筒体12は膨張しながら下方に
落下していき、最下段の筒体12が地上に着地し
たときには、屋上から地上まで避難通路10が構
築されることになる。この間の時間は僅かであ
り、短時間のうちに避難通路10を構築すること
ができるので、緊急を要する火災時には最適であ
る。
態で積層されている各筒体12は自重により下方
に自動的に落下する。このとき、圧縮空気を充填
したボンベ(図示せず)から各筒体12の空気袋
14内に空気が瞬時に送り込まれる構造にしてお
くことにより、各筒体12は膨張しながら下方に
落下していき、最下段の筒体12が地上に着地し
たときには、屋上から地上まで避難通路10が構
築されることになる。この間の時間は僅かであ
り、短時間のうちに避難通路10を構築すること
ができるので、緊急を要する火災時には最適であ
る。
そして、避難者達は最上段の筒体12の入口か
ら避難滑降通路13内に滑り込み、またこのと
き、左右2個の索条19を各々軽くつかんで身体
のバランスを取りながら、避難滑降通路13内を
滑降していく。各筒体12の避難滑降通路13は
上述の如く、緩衝機能に発揮する空気袋14によ
り囲繞され、しかもその縦断面は下方に向かつて
逐次縮小しているので、避難滑降通路13内を滑
降中の避難者は下方に滑降するに従い空気袋14
の緩衝機能を充分に受けて、滑降中に生じる滑降
加速度の発生を受けることなく、避難者は安全に
避難滑降通路13内を滑降することができる。こ
れと相俟つて、避難滑降通路13内を滑降中は、
その周囲を緩衝機能を有する空気袋14で囲繞さ
れて外部と遮断されているので、高さからくる恐
怖、不安等を滑降中の避難者に感じさせることも
ない。
ら避難滑降通路13内に滑り込み、またこのと
き、左右2個の索条19を各々軽くつかんで身体
のバランスを取りながら、避難滑降通路13内を
滑降していく。各筒体12の避難滑降通路13は
上述の如く、緩衝機能に発揮する空気袋14によ
り囲繞され、しかもその縦断面は下方に向かつて
逐次縮小しているので、避難滑降通路13内を滑
降中の避難者は下方に滑降するに従い空気袋14
の緩衝機能を充分に受けて、滑降中に生じる滑降
加速度の発生を受けることなく、避難者は安全に
避難滑降通路13内を滑降することができる。こ
れと相俟つて、避難滑降通路13内を滑降中は、
その周囲を緩衝機能を有する空気袋14で囲繞さ
れて外部と遮断されているので、高さからくる恐
怖、不安等を滑降中の避難者に感じさせることも
ない。
なお、上記実施例では収納保管場所20が屋上
に設置された場合について説明したが、所定階に
収納保管場所20を設置してもよい。
に設置された場合について説明したが、所定階に
収納保管場所20を設置してもよい。
実施例 2
各筒体12の避難滑降通路13内壁側面には、
筒体12の軸芯方向つまり避難滑降通路13の滑
降方向に、所定間隔例えば10〜20cmの間隔に滑降
減速用の弾性制動板23が水平に配設され、連続
滑降調節層24を構成している。連続滑降調節層
24は前部空気袋14a側の内壁側面に形成さ
れ、その形成箇所は避難滑降通路13内を滑降す
る避難者の両足先の前方に位置し、またその形成
箇所の前部空気袋14aは避難滑降通路13の滑
降方向に亘つて内側に凹状に没入して調節溝25
を形成している。凹状の調節溝25の断面は馬蹄
形又は靴形の形状をしている。弾性制動板23
は、下方に撓み開いて滑降中の避難者の足裏を適
当な弾力で支え、且つ元の状態に弾性復帰する機
能を備えているものである。このような機能を発
揮させるためには、弾性制動板23は次のような
構成になつている。
筒体12の軸芯方向つまり避難滑降通路13の滑
降方向に、所定間隔例えば10〜20cmの間隔に滑降
減速用の弾性制動板23が水平に配設され、連続
滑降調節層24を構成している。連続滑降調節層
24は前部空気袋14a側の内壁側面に形成さ
れ、その形成箇所は避難滑降通路13内を滑降す
る避難者の両足先の前方に位置し、またその形成
箇所の前部空気袋14aは避難滑降通路13の滑
降方向に亘つて内側に凹状に没入して調節溝25
を形成している。凹状の調節溝25の断面は馬蹄
形又は靴形の形状をしている。弾性制動板23
は、下方に撓み開いて滑降中の避難者の足裏を適
当な弾力で支え、且つ元の状態に弾性復帰する機
能を備えているものである。このような機能を発
揮させるためには、弾性制動板23は次のような
構成になつている。
第4図に示す弾性制動板23は、調節溝25の
断面形状と同形の薄い弾性舌片26を調節溝25
に上述の如く水平に10〜20cm間隔で取付けてい
る。各弾性舌片26は避難滑降通路13に臨む基
端側の中央が調節溝25方向に向けて略半分の長
さに亘つて切断され、その切断終端27には円形
の孔が設けられて拡開している。この場合、切断
終端27は拡開していればよく、その形状は上記
の円形に限定されず例えば楕円でもよい。またこ
の弾性舌片26はその中央部位が下方に皿形状に
窪んでいる。切断終端27が拡開し、また中央部
位が下方に皿形状に窪んでいると、弾性舌片26
は安定して撓み開き易くなる。
断面形状と同形の薄い弾性舌片26を調節溝25
に上述の如く水平に10〜20cm間隔で取付けてい
る。各弾性舌片26は避難滑降通路13に臨む基
端側の中央が調節溝25方向に向けて略半分の長
さに亘つて切断され、その切断終端27には円形
の孔が設けられて拡開している。この場合、切断
終端27は拡開していればよく、その形状は上記
の円形に限定されず例えば楕円でもよい。またこ
の弾性舌片26はその中央部位が下方に皿形状に
窪んでいる。切断終端27が拡開し、また中央部
位が下方に皿形状に窪んでいると、弾性舌片26
は安定して撓み開き易くなる。
上記のような構成を有する弾性制動板23は、
滑降中の避難者の足裏が弾性舌片26上に乗る
と、避難者の自重により弾性舌片26はその中央
の切断箇所から適当な弾力を発揮しながら下方に
向けて左右に撓み開いて、滑降中の避難者の足裏
を適当な弾力で支える。そして、避難者の滑降後
はその弾性により元の状態に自動的に復帰する。
滑降中の避難者の足裏が弾性舌片26上に乗る
と、避難者の自重により弾性舌片26はその中央
の切断箇所から適当な弾力を発揮しながら下方に
向けて左右に撓み開いて、滑降中の避難者の足裏
を適当な弾力で支える。そして、避難者の滑降後
はその弾性により元の状態に自動的に復帰する。
第6図に示す弾性制動板23は、調節溝25の
断面形状と同形の薄い弾性舌片28を調節溝25
に水平に10〜20cm間隔で取付けている。各弾性舌
片28は避難滑降通路13に臨む基端側の両側端
が調節溝25方向に向けて略半分の長さに亘つて
切断されており、弾性舌片28の基端側の前半部
はフリーの状態になつている。
断面形状と同形の薄い弾性舌片28を調節溝25
に水平に10〜20cm間隔で取付けている。各弾性舌
片28は避難滑降通路13に臨む基端側の両側端
が調節溝25方向に向けて略半分の長さに亘つて
切断されており、弾性舌片28の基端側の前半部
はフリーの状態になつている。
上記のような構成を有する弾性制動板23は、
滑降中の避難者の足裏が弾性舌片28上に乗る
と、避難者の自重により弾性舌片28の基端側の
前半部は適当な弾力を発揮しながら下方に向けて
撓み開いて、滑降中の避難者の足裏を適当な弾力
で支える。そして、避難者の滑降後はその弾性に
より元の状態に自動的に復帰する。
滑降中の避難者の足裏が弾性舌片28上に乗る
と、避難者の自重により弾性舌片28の基端側の
前半部は適当な弾力を発揮しながら下方に向けて
撓み開いて、滑降中の避難者の足裏を適当な弾力
で支える。そして、避難者の滑降後はその弾性に
より元の状態に自動的に復帰する。
以上の記載より明らかなように、本発明に係る
空気袋と連続滑降調節層利用の火災避難機具によ
れば、以下の効果を奏することができる。
空気袋と連続滑降調節層利用の火災避難機具によ
れば、以下の効果を奏することができる。
(1) どんな超高層建築物火災の場合でも、全ての
避難者が100%安全確実に、しかも、次々に連
続的に、能率的にいつでも、どこでも、安心し
て避難、滑降、脱出できる高度の安全確実性と
高能率性の万能性の三大特徴を具備する近代
的、能率的、安全第一の避難機具である。
避難者が100%安全確実に、しかも、次々に連
続的に、能率的にいつでも、どこでも、安心し
て避難、滑降、脱出できる高度の安全確実性と
高能率性の万能性の三大特徴を具備する近代
的、能率的、安全第一の避難機具である。
(2) 全ての避難者に、全然、危険、恐怖、不安を
感じさせない構造、性能を具備している上に、
更に、この避難機具による避難滑降作業が、極
めて簡単、容易であるから、事前の訓練、教
育、監督、指導の必要がない。
感じさせない構造、性能を具備している上に、
更に、この避難機具による避難滑降作業が、極
めて簡単、容易であるから、事前の訓練、教
育、監督、指導の必要がない。
(3) この火災避難機具を構成する材料が、極めて
ありふれた、安価な、通常材料であり、且つ、
その製作、設置、移動、撤去等も簡単、容易、
且つ、極めて手軽に、安価に行うことができ、
経済的でもある。
ありふれた、安価な、通常材料であり、且つ、
その製作、設置、移動、撤去等も簡単、容易、
且つ、極めて手軽に、安価に行うことができ、
経済的でもある。
(4) 取り外し、移動、短縮式に作製するので、そ
の設置のために、その建築物の美観、外観が損
なわれることがない。又、貴重な土地の一部を
常時無駄に占拠する不経済性もない。
の設置のために、その建築物の美観、外観が損
なわれることがない。又、貴重な土地の一部を
常時無駄に占拠する不経済性もない。
(5) この火災避難機具を構成する各部品とも、安
価で、丈夫で、耐久性があるので、破損、消耗
が少なく、多年、長時間の使用が可能である。
価で、丈夫で、耐久性があるので、破損、消耗
が少なく、多年、長時間の使用が可能である。
(6) 特に、大建築物の場合には、この避難機具を
10基、20基、数多く常置、設備しておけば、同
時に10避難者、20避難者とまとめて、集団的
に、能率的に、迅速に、全員無事に避難、脱出
することができる。
10基、20基、数多く常置、設備しておけば、同
時に10避難者、20避難者とまとめて、集団的
に、能率的に、迅速に、全員無事に避難、脱出
することができる。
(7) 建築物の美観が損なわれない場所を選んで、
これを建築物の一部に常設、常備、固定してお
けば、いざ火災と言うときには、即刻、最大の
利用価値を発揮することができる。
これを建築物の一部に常設、常備、固定してお
けば、いざ火災と言うときには、即刻、最大の
利用価値を発揮することができる。
(8) 建築物内の一部に、建築物の上から下まで一
貫して垂直にこれを常設、常備しておく場合に
は、上の部屋から下の部屋まで直接、最短距離
を最小時間で移動でき、時間と労力の節約、ス
ピードアツプの便利さと高能率が得られる。
貫して垂直にこれを常設、常備しておく場合に
は、上の部屋から下の部屋まで直接、最短距離
を最小時間で移動でき、時間と労力の節約、ス
ピードアツプの便利さと高能率が得られる。
図面は本発明に係る空気袋と連続滑降調節層利
用の火災避難機具の実施例を示すものであつて、
第1図は本発明に係る空気袋と連続滑降調節層利
用の火災避難機具を高層建築物の外壁面に沿つて
立設した状態の縦断面図、第2図は筒体の横断面
図、第3図は第2図のA−A縦断面図、第4図は
避難滑降通路に弾性制動板を配設したときの筒体
の横断面図、第5図は第4図のA−A断面図、第
6図は避難滑降通路に他の実施例の弾性制動板を
配設したときの筒体の横断面図である。 〔符号の説明〕、10:避難通路、11:高層
建築物、12:筒体、13:避難滑降通路、1
4:空気袋、14a:前部空気袋、14b:後部
空気袋、15:バネ、16:空気出入口、17:
脱出口、18:クツシヨン体、19:索条、2
0:収納保管場所、21:床面、22:回動軸、
23:弾性制動板、24:連続滑降調節層、2
5:調節溝、26:弾性舌片、27:切断終端、
28:弾性舌片。
用の火災避難機具の実施例を示すものであつて、
第1図は本発明に係る空気袋と連続滑降調節層利
用の火災避難機具を高層建築物の外壁面に沿つて
立設した状態の縦断面図、第2図は筒体の横断面
図、第3図は第2図のA−A縦断面図、第4図は
避難滑降通路に弾性制動板を配設したときの筒体
の横断面図、第5図は第4図のA−A断面図、第
6図は避難滑降通路に他の実施例の弾性制動板を
配設したときの筒体の横断面図である。 〔符号の説明〕、10:避難通路、11:高層
建築物、12:筒体、13:避難滑降通路、1
4:空気袋、14a:前部空気袋、14b:後部
空気袋、15:バネ、16:空気出入口、17:
脱出口、18:クツシヨン体、19:索条、2
0:収納保管場所、21:床面、22:回動軸、
23:弾性制動板、24:連続滑降調節層、2
5:調節溝、26:弾性舌片、27:切断終端、
28:弾性舌片。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 柔軟性材料で筒体を形成し、該筒体内に筒体
の軸芯方向に避難滑降通路を開通し、該避難滑降
通路の横断面を該通路内を滑降する避難者の平面
透視の輪郭に類似する形状で且つ避難者の平面透
視の輪郭における胸厚方向に対する避難滑降通路
の縦断面を上端から下端に向けて逐次縮小する形
状に膨縮可能な空気袋で上記避難滑降通路を囲繞
し、この避難滑降通路を囲繞する膨縮可能な空気
袋を上記筒体内壁に装着すると共に、高層建築物
の外壁面に沿つて地上から所定階又は屋上まで届
く高さに、各筒体の避難滑降通路同士を上下方向
に連通しながら各筒体を複数個上下方向に積層
し、最下段の筒体に脱出口を設けたことを特徴と
する空気袋と連続滑降調節層利用の火災避難機
具。 2 避難滑降通路を囲繞する空気袋を、避難滑降
通路内を滑降する避難者の正面側に位置する前部
空気袋と、避難者の背面側に位置する後部空気袋
とに二分割し、後部空気袋を弾性復元機能を有す
る部材で構成すると共に後部空気袋に複数の空気
出入口を形成した特許請求の範囲第1項記載の空
気袋と連続滑降調節層利用の火災避難機具。 3 避難滑降通路内を滑降する避難者の両足先の
前方側の通路内壁面を滑降方向に亘つて内側に凹
状に没入させて調節溝を形成し、該調節溝に下方
に撓み開いて避難者の足裏を適当な弾力で支え且
つ元の位置に弾性復帰する滑降減速用の弾性制動
板を所定間隔をおいて層状に複数配設した特許請
求の範囲第1項記載の空気袋と連続滑降調節層利
用の火災避難機具。 4 滑降減速用の弾性制動板は、調節溝の内壁に
装着され且つその中央が切断された弾性舌片から
なる特許請求の範囲第3項記載の空気袋と連続滑
降調節層利用の火災避難機具。 5 弾性舌片の中央に形成された切断終端を拡開
した特許請求の範囲第4項記載の空気袋と連続滑
降調節層利用の火災避難機具。 6 滑降減速用の弾性制動板は、その中央部位が
窪んでいる特許請求の範囲第3項又は第4項記載
の空気袋と連続滑降調節層利用の火災避難機具。 7 滑降減速用の弾性制動板は、調節溝の内壁に
装着され且つその両端側が調節溝の内壁から切断
された弾性舌片からなる特許請求の範囲第3項記
載の空気袋と連続滑降調節層利用の火災避難機
具。 8 複数個積層された筒体の避難滑降通路内に、
該通路の連通方向に把持部材を挿通した特許請求
の範囲第1項記載の空気袋と連続滑降調節層利用
の火災避難機具。 9 把持部材を避難滑降通路内を滑降する避難者
の両手位置に各々挿通した特許請求の範囲第8項
記載の空気袋と連続滑降調節層利用の火災避難機
具。 10 把持部材の表面を摩擦抵抗の小さい材料で
被覆した特許請求の範囲第8項又は第9項記載の
空気袋と連続滑降調節層利用の火災避難機具。 11 把持部材は索条からなる特許請求の範囲第
8項、第9項又は第10項記載の空気袋と連続滑
降調節層利用の火災避難機具。 12 最下段の筒体の避難滑降通路内にクツシヨ
ン体を備えた特許請求の範囲第1項記載の空気袋
と連続滑降調節層利用の火災避難機具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27807584A JPH0228991B2 (ja) | 1984-12-31 | 1984-12-31 | Kukibukurotorenzokukatsukochosetsusoryonokasaihinankigu |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27807584A JPH0228991B2 (ja) | 1984-12-31 | 1984-12-31 | Kukibukurotorenzokukatsukochosetsusoryonokasaihinankigu |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61159973A JPS61159973A (ja) | 1986-07-19 |
JPH0228991B2 true JPH0228991B2 (ja) | 1990-06-27 |
Family
ID=17592295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27807584A Expired - Lifetime JPH0228991B2 (ja) | 1984-12-31 | 1984-12-31 | Kukibukurotorenzokukatsukochosetsusoryonokasaihinankigu |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0228991B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100444911C (zh) | 2002-04-18 | 2008-12-24 | 沃纳·黑弗莱格 | 从建筑物中撤离人员的装置 |
KR101224074B1 (ko) * | 2011-01-27 | 2013-01-21 | 이은수 | 하강식 비상탈출 구조대 |
-
1984
- 1984-12-31 JP JP27807584A patent/JPH0228991B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61159973A (ja) | 1986-07-19 |
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