JPS61159211A - 圧延機のロ−ルベンダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は板用圧延機に係ム特Ｋ、ロールにインクリーズ
ベンディング力およびデイクリーズペンディングカを与
えるロールベンダに関する。

〔発明の背景〕

一般に、板圧延様においては、特開昭５３−６６８４９
号に記載されているように、被圧延材からワークロール
に作用する反力によってワークロールが曲げられるだめ
、ワークロールが撓み、この結果、圧延後の板クラウン
や耳波および中伸び等の形状不良か生ずることが良く知
ら詐ている。それ故、このような形状不良の発生を防止
するために、ワークロールベンダや中間ロールペンタ、
バックアップロールベンダ等のロールベンダか装備され
ている。形状不良をなくするには、ワークロール、中間
ロールあるいはバックアップロール會上方向あるいは下
方向に必ｉＫ応じてベンディングすることが要求さｆる
。

と詐ヲ満たすために、従来は、１つのメタルチヨツクに
対してメタルチョックの上側と下側に各各シングルアク
ションのシリンダを対向して配置し、相対１１ｊｊする
シリンダへの供給圧力を変えることによシ、ロールへの
インクリーズベンディングまたはディフリーズペンディ
ングを与えるようにしている。しかし、この構造ではシ
リンダ、同配管、制御ユニット等がシリンダ数に見合っ
た数が必要となシ、設備費か高額なものとなる。一方、
設備全操業していく場合に定期的なメンテナンスは不可
欠であるが、この作業は構成部品数に比例するため同様
に高額となる。

次に、第２図を用いて従来採用さｔていた構造をよシ具
体的に説明する。ワークロール１　？：支持するワーク
ロールチョック４かそれぞｎ＜上下）のワークロール１
に取付けら扛ておシ、ワークロールチョック４にはそれ
ぞｊにワークロールチョック突起６が設けられている。

この突起６に対向してワークロールインクリーズベンデ
ィングシリンダ８、およびワークロールディフリーズペ
ンディングシリンダ９が配置されている。つまり、ワー
クロールＩＫインクリーズベンディングを与えたい場合
には、ワークロールインクリーズベンディングシリンダ
８に油圧を供給し、ディフリーズペンディングを与えた
い場合には、ワークロールディフリーズペンディングシ
リンダ９に油圧を供給する。

また、中間ロール３は中間ロールチョック５によって支
持されておシ、この中間ロールチョック５にはそれぞれ
中間ロールチョック突起７が設けられ、この突起７に対
して中間ロールインクリーズペンティングシリンダ１１
、中間ロールディフリーズペンディングシリンダ１０が
配置されている。圧延条件によって、中間ロール３にイ
ンクリーズベンディングを与えたい場合には、中間ロー
ルインクリーズベンディングシリンダ１１に油圧？供給
し、また、ディフリーズペンディングを与えたい場合に
は、中間ロールディフリーズペンディングシリンダ１０
に油圧を供給する。このように１それぞれのロールに取
付けられているメタルチョック１個に対しインクリーズ
ベンディング力あるいはデイクリーズベ／デイングカが
与えられるように対向してシリンダを配置していたので
少くとも各ロールに対し８本のシリンダを必要としてい
た。

一方、ダブルアクションのシリンダを組込んだ例として
、特開昭５７−２０９７０５号がある。こｆ′ＬＦｉ、
耐引張性および耐圧縮性を可能とした（インクリーズベ
ンディングおよびディフリーズペンディング）調節手段
（シリンダ）と案内片を連結する方法で、さらに案内片
とメタルチョック間で力の伝達を行う構造となっている
。このため、案内片には調節手段中心と水平案内数は有
限の寸法が必ず必要となシ、こｆｉかモーメントアーム
となって回転力を発生させることになる。っまシ、ペン
ディンフカ２Ｆ ると、ベンディングシリンダによりペンディング力Ｆｗ
／２’に加えることか必要となる。構造上、メタルチョ
ックの負荷部とベンディングシリンダとの間に距離ｔが
必要となシ、これが案内片に回転力を与える結果となる
。この回転力はメタルチョックとプロジェクトブロック
で受けＱ＆る反力とｍなるモーメントアームでバランス
してＦｗ　／２に相当するペンディング力が加えられる
。この場合、力ＱＫ摺動摩擦係数を乗じた値が摺動抵抗
となり、制御できない力として加わって制御精度を極度
に悪くすることになる。このことは製品精度’ＬＭくす
ることに直結することになる。このような案内片の存在
を排除する必要がある。

〔発明の目的〕

本発明はシリンダ本数を減らして構造の簡素化を図ると
ともに、ロールペンディング力を正確に伝達して精度よ
く圧延を行いつる圧延機のベンダを提供することを目的
とする。

〔発明の概要〕

上記目的を達成するために、本発明はメタルチョックに
断面Ｔ状の溝を設け、かつピストンロッドに突起を設け
、これらを押し、引き力を伝達可能に係合し、さらにロ
ール組替時には、ピストンロッドとシリンダ内に組込ん
だスブリ／グにより、溝と突起を接触させることなく自
動的に位置決めできるようにして、ロール組替えを可能
にしたものである。

すなわち、本発明は、多段ロールの上下に隣接するロー
ルチョック相互間に流体圧シリンダを配して各ロールに
インクリーズベンディング力およびティクリーズペンデ
ィング力を与えるようにした１ｍのロールベンダにおい
て、前記隣接するロールチョックの一方に、ロール軸方
向に延在して開口部に相対向する突起を有する断面略Ｔ
状の溝か設けられ、前記シリンダは他方のロールチョッ
クに前記一方のロールチョックとの対向方向に進退可能
であｐ、当該シリンダにはピストンの進退方向前後に第
１および第２の油圧室が設けられ、前！ｅピストンのロ
ッドの先端に前記溝に遊嵌して当記溝の突起部に係止可
能な先端突起が設けられ、かつ、前記ピストンの背部に
はロール交換時に前記先端突起が前記溝の内面に接触し
ない位置にピストンを位置させる付勢力が与えらｔ″し
たバネ部材が配されていることを特徴とするものである
。

〔発明の実施例〕

以下図面を参照して本発明の圧延機の実施例について説
明する。

第１図に６段圧延機のロールベンダの配置の一例を示す
。圧延材Ｗｅ圧延するためにワークロール１を圧延材Ｗ
の上下に配置し、圧延反力を受けるバックアップロール
２をワークロール１の外側に配置し、中間ロール３をワ
ークロール１とバックアップロール２の間に配置し、圧
延反力によるワークロール１の撓み量を減少するように
配慮されている。しかし、圧延条件によってはこれだけ
では充分でなく、ワークロール１にワークロールペンデ
ィングカＦｗｋ加え、また、中間ロール３には中間ロー
ルペンディングカＦＲ會加えることによって、被圧延材
Ｗの形状？所定の品質レベルに確保する方式が採用さｆ
している。ワークロールペンディングカＦｗ、中ｆｔＪ
１０−ルペンティンクカＦＲはいずれも油圧作動のシリ
ンダで加えるのが通例である。

第３図に本発明の一実施例を示す。ワークロール１、中
間ロール３、およびバックアップロール２かそれぞれ、
上ワークロールチョック１３、下ワークロールチョック
１４、上中間ロールチョック１５、下中間ロールチョッ
ク１６、上バンクアップロールチョック１９、下バンク
アップロールチョック２０により支持される構造で、ミ
ルハウジング１２の中に組込１ｆ１油圧ジヤツキ２１を
作動することにより、ワークロール１相互間の間隙を所
定の値に調節して、要求する板厚の圧延を行うようにな
っている。ワークロール１相互間に板を通して圧延する
場合、その圧延圧力によシワ−クロール等が曲ろうとす
る現象が起こることは従来の圧延機と同じである。この
曲り量を制御するために、それぞれのロールにペンディ
ング力を与えることも従来の圧延機と同じである。ただ
、シリンダおよびチョックの構造を合理的に設計するこ
とによシ、１個のシリンダで、インクリーズベンディン
グ力も、ティクリーズペンディング力も与え得るように
して、シリンダの数を減らすことを可能とした点に特徴
がある。つまり、上ワークロールチョックに＃−Ｉｔ、
ワークロールベンティングシリンダ１７が配置されてお
り、このシリンダ１７でワークロール１にインクリーズ
ベンディング力およびティクリーズペンディング力を与
え得るような構造である。また、中間ロール３には、上
中間ロールチョック１５が取付けられておシ、中間ロー
ルベンディングシリンダ１８によって、インクリーズベ
ンディング力およびティクリーズペンディング力を与え
得る構造である。

次に１個のシリンダでインクリーズベンディングおよび
ティクリーズペンディング力を与え得るための構造につ
いて説明する。第４図はロールにインクリーズベンディ
ング力を与えている状態を示す。つマシ、中間ロールベ
ンディングシリンダ１８の第１油圧室２４に油圧を供給
してピストン２５を押し上げ、ピストンロッド２６の先
端に設けたロールベンディングシリンダ突起２３によシ
中間ロールチョック１５を押し上げてロールにインクリ
ーズベンディング力を与えるものである。

ロールベンディングシリンダ突起２３は中間ロールチョ
ック１５にロールの軸方向に設けられた溝３５内に嵌仕
烙れている。

一万、第５図は、ロールにデイクリーズペンディングカ
全与えている状態を示す。つまり、中間ロールベンディ
ングシリンダ１８の第２油圧室２７に油圧を供給するこ
とにより、ピストン２５ケ押し下げてピストンロッド２
６の先端に設けた中間ロールベンディングシリンダ突起
２３會中間ロールチョック１５に設けた中間ロールチョ
・リフ突起２２に引掛けることによシ、中間ロールチョ
ック１５勿下方に動かす力を与え、中間ロール３にデイ
クリーズペンディングカ全与えるものである。

上述の説明では、中間ロールを代表例にして説明したか
、ワークロールに対しても全く同様のことである。各ロ
ールは一定の期間使用するとロール表面の損傷音生ずる
ので新しいロールと組替える必要がある。各ロール組替
える場合は、第６図に示すように、組替用に設けた車輪
（図示省略）や同様レール（図示省ｗ６）ｋ有効に活用
して行うのであるか、各種チョックと各種ベンディング
を与えるシリンダとの間に間隙？設け、各ロール組立品
全ロール軸方向に引出すことを可能にしなければならな
い。

第６図は、ロール組替時のシリンダとメタルチョックの
関係を示している。これは、ピストン２５をスプリング
３２によシ位置決めしたときに、中間ロールチョック１
５の中間ロールチョック突起２２と中間ロールベンディ
ングシリンダ１８のピストンロッド２６、中間ロールベ
ンディングシリンダ突起２３とのいずれとも間隙δ！、
δ２を作るようにしたものである。この具体的な構造を
第７図に説明する。

第７図において、スプリング３２は、ロッド３１とこの
両端に設けたストッパ３３、ストッパ２９とによジブロ
ック３（ｌ介して所定の長さに組立−“らｎている。し
かしながら、ピスト／ロッド２６が下方に動き、ブロッ
ク３０’に押し下げるとその分だけスプリング３２は撓
むことが可能である。つまシ、スプリング３２の最大長
さに伸長したときの寸法はロッド３１、ストッパ３３゜
２９およびブロック３０によシ制限されている。

スプリング２８は、図示状態からピスト・／ロッド２６
が上方に動いた場付、ピスト／ロッド２６とブロック３
０の間に間隙が生じて不安定状態となるのを防止するた
めに、常に所定の力でブロック３０を押しつけておくた
めのものである。

このように、インクリーズベンディング力を与えるため
には、第１油圧室２４に油圧會供給することによシ突起
２３が中間ロールチョック１５を押上げ（第４図）、デ
イクリーズペンディングカを与えるためには第２油圧室
２７に油圧を供給することによシ突起２３が溝３５の突
起２２に引掛シ、それに伴なって中間ロールチョック１
５を引下げる（第５図］ことかできる。そして、中間ロ
ール３の組替え時には各シリンダの油圧を抜いて下段側
の各ロール１，２．３’を下方に下げて各ロール間に間
隙を空ける必要があるが、その際に突起２３の周囲面が
溝２２に接触していると、中間ロール３をロールチョッ
ク１５とともに引出す場合に抵抗かかかるのでこれを避
けなければならな２．３全下方に下けたとき、シリンダ
１８のピストン２５、ピストンロッド２６、突起２３等
の自重とスプリング３２の付勢力とがバランスして第６
図、第７図に示すように突起２３に二つの間隙δ１．δ
２を作ることができるので上述の問題は解決されること
となる。

ワークロールチョックについて屯全く同様の考え方であ
る。つまり、各々のシリンダのピスト／ロッド先端に合
理的な形状の突起を設け、一方、このシリンダと係付す
るそれぞれのチョックにピスト／ロッドの先端の突起と
対応した形状を設けることによって、シリンダの押上げ
方向の力やシリンダの引下げ方向の力をチョックに伝達
することを可能にするとともに、ロール組替時にはチョ
ックとピスト／ロッドとの縁を完全に切ることを可能に
した形状のチョック、ベンディングシリンダを有した圧
延機を提供することかできる。

以上６段圧延機について説明したが、４段圧延機用の作
業ロールについても同様の構造が採用できる。１だ２段
圧延機の場合はベンダ用チョックを設け、このチョック
に６段圧延機の作業ロールと同様の構造を採用すること
かできる。

〔発明の効果〕

本発明によｎば、ロールにペンディング力を与えるシリ
ンダとメタルチョックは直接係合するため、メタルチョ
ックに回転力が作動することなくペンディング力を効果
よくロールに伝達し、ベンディング制御精度を良くする
とともに、ロール変換作業を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す概略図、第２図は従来の
圧延機のシリンダ配置を示す概略図、第３図は本発明の
シリンダ配置を示す実施例を示すメタルチョックまわり
の断面図、第４図はロールに上方向のペンディング力を
与えている動作図、第５図はロールに下方向のペンディ
ング力を与えている動作図、第６図はロール組替時のシ
リンダとメタルチョックの状態を示す図面、第７図はシ
リンダの詳細を示す一部断面図である。 １・・・ワークロール、２・・・バックアンプロール、
３・・・中間ロール、Ｗ・・・被圧延材、ＦＷ・・・ワ
ークロールペンディングカ、ＦＢ・・・中間ロールペン
ディングカ、４・・・ワークロールチョック、５・・・
中間ロールチ目ツク、６・・・ワークロールチョック突
起、７・・・中間ロールチョック突起、８・・・ワーク
ロールインクリーズベンディングシリンダ、９・・・ワ
ークロールディフリーズペンディングシリンダ、１０・
・・中間ロールディフリーズペンディングシリンダ、１
１・・・中ｆｋｌｌロールインクリーズベンディングシ
リンタ゛、１２・・・ミルハウジング、１３・・・上ワ
ークルールチョック、１４・・・下ワークロールチョッ
ク、１５・・・上中間ロールチョック、１６・・・下中
間ロールチョック、１７・・・ワークロールベンディン
グシリンダ、１８・・・中間ロールベンディングシリン
ダ、１９・・・上バツクアップロールチョック、２０・
・・下バツクアツプロールチョック、２１・・・油圧ジ
ヤツキ、２２・・・中間ロールチョック突起、２３・・
・中間ロールベンディングシリンダ突起、３４・・・プ
ロジェクトブロック、３５・・・Ｔ字状溝、δ１　、δ
鵞・・・間隙。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、多段ロールの上下に隣接するロールチョック相互間
   に流体圧シリンダを配して各ロールにインクリーズベン
   ディング力およびディスクリーズベンディング力を与え
   るようにした圧延機のロールベンダにおいて、前記隣接
   するロールチョックの一方に、ロール軸方向に延在して
   開口部に相対向する突起を有する断面略Ｔ状の溝が設け
   られ、前記シリンダは他方のロールチョックに前記一方
   のロールチョックとの対向方向に進退可能であり、当該
   シリンダにはピストンの進退方向前後に第１および第２
   の油圧室が設けられ、前記ピストンのロッドの先端に前
   記溝に遊嵌して当記溝の突起部に係止可能な先端突起が
   設けられ、かつ、前記ピストンの背部にはロール交換時
   に前記先端突起が前記溝の内面に接触しない位置にピス
   トンを位置させる付勢力が与えられたバネ部材が配され
   ていることを特徴とする圧延機のロールベンダ。