JPS6115821A - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
- Publication number
- JPS6115821A JPS6115821A JP13442584A JP13442584A JPS6115821A JP S6115821 A JPS6115821 A JP S6115821A JP 13442584 A JP13442584 A JP 13442584A JP 13442584 A JP13442584 A JP 13442584A JP S6115821 A JPS6115821 A JP S6115821A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum hydroxide
- alumina
- modified aluminum
- titanium dioxide
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/19—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
- A61K8/29—Titanium; Compounds thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/19—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
- A61K8/26—Aluminium; Compounds thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q11/00—Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K2800/00—Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
- A61K2800/40—Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
- A61K2800/41—Particular ingredients further characterized by their size
- A61K2800/412—Microsized, i.e. having sizes between 0.1 and 100 microns
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Birds (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、歯牙に対する適度な研磨性及び優れた清掃効
果を有すると共に、歯面に対する光沢付与効果が高い歯
磨、プロフイラキスペースト等の口腔用組成物に関する
。
果を有すると共に、歯面に対する光沢付与効果が高い歯
磨、プロフイラキスペースト等の口腔用組成物に関する
。
従来技術及びその問題点
一般に、歯磨やメロフイラキスペースト等の口腔用組成
物としては、スティン、プラーク、食べかす等の歯に付
着、沈着したものを物理的作用により効率よく除去する
能力が高く、清掃能が優れていると共に、歯面を損傷す
ることがないマイルドな研磨性、琢磨性を有し、かつ歯
に対し優れた光沢を付与し、歯面を平滑にしてプラーク
、歯石の沈着を防止し得るものが望まれる。
物としては、スティン、プラーク、食べかす等の歯に付
着、沈着したものを物理的作用により効率よく除去する
能力が高く、清掃能が優れていると共に、歯面を損傷す
ることがないマイルドな研磨性、琢磨性を有し、かつ歯
に対し優れた光沢を付与し、歯面を平滑にしてプラーク
、歯石の沈着を防止し得るものが望まれる。
この場合、スティン、プラーク、食べかす等の物理的除
去の効率は、研磨剤の研磨力を高くすることによって高
めることができ、特に従来は研磨力を高めることで歯面
の清掃効果を向上させることが行なわれていたが、研磨
力を高めることと、歯面の損傷を防止し、また歯面に光
沢を付与することとは一般に相反し、研磨力を高めれば
高める程、歯面を削り、傷つけ易くなり、楔状欠損を引
き起す場合も生じさせ、また、研磨力が高すぎ、歯面を
損傷させる程、歯面の光沢を低下させる。
去の効率は、研磨剤の研磨力を高くすることによって高
めることができ、特に従来は研磨力を高めることで歯面
の清掃効果を向上させることが行なわれていたが、研磨
力を高めることと、歯面の損傷を防止し、また歯面に光
沢を付与することとは一般に相反し、研磨力を高めれば
高める程、歯面を削り、傷つけ易くなり、楔状欠損を引
き起す場合も生じさせ、また、研磨力が高すぎ、歯面を
損傷させる程、歯面の光沢を低下させる。
特に、メロフイラキスペーストにおいては、強固に沈着
したスティン、プラーク、歯石等を除去することが主要
な目的であるため、研磨力を充分に太きくする点に注意
が払われ、歯面損傷への配慮が殆んどなされていないの
が現状である。歯磨の場合には、それでも歯面を傷つけ
ない配慮がなされているものの、歯面の光沢を向上させ
るものは非常に少ない。このため、従来より歯面を損傷
させることがないと共に、歯面に光沢を付与し、しかも
適度の研磨力を有して清掃効果に優れた研磨剤が求めら
れていた。
したスティン、プラーク、歯石等を除去することが主要
な目的であるため、研磨力を充分に太きくする点に注意
が払われ、歯面損傷への配慮が殆んどなされていないの
が現状である。歯磨の場合には、それでも歯面を傷つけ
ない配慮がなされているものの、歯面の光沢を向上させ
るものは非常に少ない。このため、従来より歯面を損傷
させることがないと共に、歯面に光沢を付与し、しかも
適度の研磨力を有して清掃効果に優れた研磨剤が求めら
れていた。
なお従来、α−アルミナや二酸化チタンが歯面に光沢を
付与する効果があることは知られているが、研磨力の高
い研磨剤と組合せて用いると、研磨力の高い研磨剤によ
って歯面が損傷され、その光沢付与効果が十分発揮され
ない場合があり、また研磨力の低い研磨剤との組合せで
は清掃性に問題が生じる。
付与する効果があることは知られているが、研磨力の高
い研磨剤と組合せて用いると、研磨力の高い研磨剤によ
って歯面が損傷され、その光沢付与効果が十分発揮され
ない場合があり、また研磨力の低い研磨剤との組合せで
は清掃性に問題が生じる。
発明の特徴
本発明者らは、歯面に対する光沢付与効果が高く、シか
も清掃力が高い上、研磨力が適度な口腔用組成物につき
鋭意研究を行なった結果、水酸化アルミニウムを酸又は
その塩で処理することによって得られる改質水酸化アル
ミニウム、なかでも回転衝撃粉砕機を用いて製造した水
酸化アルミニウムを酸又はその塩で処理することによっ
て得られる改質水酸化アルミニウムと、α−アルミナ及
び/又は二酸化チタンとを併用した場合、歯牙に対する
適度な研磨性及び優れた清掃効果を有すると共に、歯面
に対する光沢付与効果に優れた口腔用組成物が得られる
ことを知見した。
も清掃力が高い上、研磨力が適度な口腔用組成物につき
鋭意研究を行なった結果、水酸化アルミニウムを酸又は
その塩で処理することによって得られる改質水酸化アル
ミニウム、なかでも回転衝撃粉砕機を用いて製造した水
酸化アルミニウムを酸又はその塩で処理することによっ
て得られる改質水酸化アルミニウムと、α−アルミナ及
び/又は二酸化チタンとを併用した場合、歯牙に対する
適度な研磨性及び優れた清掃効果を有すると共に、歯面
に対する光沢付与効果に優れた口腔用組成物が得られる
ことを知見した。
即ち、本発明者らは、上述した改質水酸化アルミニウム
、なかでも回転衝撃粉砕機による改質水酸化アルミニウ
ムが優れた低研磨・高清掃性を有し、この改質水酸化ア
ルミニウムとα−アルミナ及び/又は二酸化チタンとを
併用することにより。
、なかでも回転衝撃粉砕機による改質水酸化アルミニウ
ムが優れた低研磨・高清掃性を有し、この改質水酸化ア
ルミニウムとα−アルミナ及び/又は二酸化チタンとを
併用することにより。
これらの相乗作用によって低研磨性、高清掃効果、高光
沢付与効果という特性に極めて優れた口腔用組成物が得
られることを知見し本発明をなすに至ったものである。
沢付与効果という特性に極めて優れた口腔用組成物が得
られることを知見し本発明をなすに至ったものである。
以下1本発明につき更に詳しく説明する。
発明の構成
本発明に係る口腔用組成物は、水酸化アルミニウムを酸
又はその塩で処理することによって得られる改質水酸化
アルミニウムとα−アルミナ及び/又は二酸化チタンと
を配合してなるものである。
又はその塩で処理することによって得られる改質水酸化
アルミニウムとα−アルミナ及び/又は二酸化チタンと
を配合してなるものである。
本発明に用いる改質水酸化アルミニウムは、水酸化アル
ミニウムを酸又はその塩で処理することにより得られる
もので、この場合、改質に用いられる水酸化アルミニウ
ムとしては特に制限はなく。
ミニウムを酸又はその塩で処理することにより得られる
もので、この場合、改質に用いられる水酸化アルミニウ
ムとしては特に制限はなく。
通常の方法で得られる市販品を用いることができる。な
お、使用する水酸化アルミニウムの平均粒度は処理性の
点で1〜30μ、特に3〜20μとすることが好ましい
。この場合、水酸化アルミニウムは、ボールミル、ジェ
ットミル、或いは回転衝撃粉砕機等を用いて所望の形状
、粒度に粉砕したものが好適に用いられ、これにより得
られる改質水酸化アルミニウムの研磨力を種々に調整す
ることができる。この場合、本発明においては、回転衝
撃粉砕機を用いて粉砕した水酸化アルミニウムを酸又は
その塩で処理することによって得られる改質水酸化アル
ミニウムを用いることが特に好ましく、このものは振動
ボールミルやジェットミルを用いて粉砕した水酸化アル
ミニウムを酸又はその塩で処理することによって得られ
る改質水酸化アルミニウムに比べ、研磨力が同程度の場
合には平均粒径が大きく、従って研磨力が同程度の場合
には清掃力が高いため、この回転衝撃粉砕機による改質
水酸化アルミニウムを用いることにより低研磨高清掃性
に特に優れた口腔用組成物を得ることができる。
お、使用する水酸化アルミニウムの平均粒度は処理性の
点で1〜30μ、特に3〜20μとすることが好ましい
。この場合、水酸化アルミニウムは、ボールミル、ジェ
ットミル、或いは回転衝撃粉砕機等を用いて所望の形状
、粒度に粉砕したものが好適に用いられ、これにより得
られる改質水酸化アルミニウムの研磨力を種々に調整す
ることができる。この場合、本発明においては、回転衝
撃粉砕機を用いて粉砕した水酸化アルミニウムを酸又は
その塩で処理することによって得られる改質水酸化アル
ミニウムを用いることが特に好ましく、このものは振動
ボールミルやジェットミルを用いて粉砕した水酸化アル
ミニウムを酸又はその塩で処理することによって得られ
る改質水酸化アルミニウムに比べ、研磨力が同程度の場
合には平均粒径が大きく、従って研磨力が同程度の場合
には清掃力が高いため、この回転衝撃粉砕機による改質
水酸化アルミニウムを用いることにより低研磨高清掃性
に特に優れた口腔用組成物を得ることができる。
また、前記水酸化アルミニウムの改質に用いる酸や塩と
しては、無機酸、有機酸及びそれらの塩を使用すること
ができる。無機酸及びその塩としてはリン酸、硫酸、塩
酸及びそれらの塩等が例示され、有機酸及びその塩とし
ては酢酸、シュウ酸、酒石酸、コハク酸及びそれらの塩
等が例示されるが、これらのなかではリン酸及びその塩
が好ましく用いられ、このような改質水酸化アルミニウ
ムはその10%(重量%、以下同じ)水スラリーのpH
が通常5〜8程度であり、改質していない水酸化アルミ
ニウムの10%水スラリーのpHが通常9前後であるの
と比べてかな9低いので、組成物が高pHに調製される
ことがなく、従って香料成分、特にエステル系の香料成
分の分解、劣化を抑制でき、このため種々の香料成分を
用いて自由に調香し得るものである。
しては、無機酸、有機酸及びそれらの塩を使用すること
ができる。無機酸及びその塩としてはリン酸、硫酸、塩
酸及びそれらの塩等が例示され、有機酸及びその塩とし
ては酢酸、シュウ酸、酒石酸、コハク酸及びそれらの塩
等が例示されるが、これらのなかではリン酸及びその塩
が好ましく用いられ、このような改質水酸化アルミニウ
ムはその10%(重量%、以下同じ)水スラリーのpH
が通常5〜8程度であり、改質していない水酸化アルミ
ニウムの10%水スラリーのpHが通常9前後であるの
と比べてかな9低いので、組成物が高pHに調製される
ことがなく、従って香料成分、特にエステル系の香料成
分の分解、劣化を抑制でき、このため種々の香料成分を
用いて自由に調香し得るものである。
ここで、リン酸及びその塩としては、オルトリン酸(H
1lPO4)−ビロリン酸(H4PtOy)−メタリン
酸(HPO4) sミリン酸(Hs Ps O+。)、
四リン酸(HaP40+s ) 、ポリメタリン酸(H
PO,)n)などの縮合リン酸及びこれらのアルカリ金
属塩などが挙げられ。
1lPO4)−ビロリン酸(H4PtOy)−メタリン
酸(HPO4) sミリン酸(Hs Ps O+。)、
四リン酸(HaP40+s ) 、ポリメタリン酸(H
PO,)n)などの縮合リン酸及びこれらのアルカリ金
属塩などが挙げられ。
これらの1種又は2種以上を組合せて用いることができ
る。なお、アルカリ金属塩としてはリン酸水素−アルカ
リ金属塩(MH,PQ4)、 IJン酸水素ニアルカ
リ金属塩(Mt HP 04 ) s リン酸三アル
カリ金属塩(M3P 04 )などが挙げられる。
る。なお、アルカリ金属塩としてはリン酸水素−アルカ
リ金属塩(MH,PQ4)、 IJン酸水素ニアルカ
リ金属塩(Mt HP 04 ) s リン酸三アル
カリ金属塩(M3P 04 )などが挙げられる。
水酸化アルミニウムを酸又はその塩で処理する方法は特
に制限されないが1例えば水酸化アルミニウムを酸又は
その塩の水溶液に懸濁し、中和処理を行なうことによっ
て改質を行なわせる方法が好適に採用し得る。この場合
、水酸化アルミニウムは酸又はその塩の水溶液の10〜
90重量%スラリー、特に30〜70重量%スラリーと
することが好ましく、酸の濃度は添加する水酸化アルミ
ニウムの濃度によっても変化するが、 0.05モル/
E〜5モル/lとすることが好ましい。また1反応は1
0〜50℃、特に20〜30℃において2〜50時間、
特に2〜30時間行なうことが好ましく、反応中攪拌を
行なうことが好ましい。
に制限されないが1例えば水酸化アルミニウムを酸又は
その塩の水溶液に懸濁し、中和処理を行なうことによっ
て改質を行なわせる方法が好適に採用し得る。この場合
、水酸化アルミニウムは酸又はその塩の水溶液の10〜
90重量%スラリー、特に30〜70重量%スラリーと
することが好ましく、酸の濃度は添加する水酸化アルミ
ニウムの濃度によっても変化するが、 0.05モル/
E〜5モル/lとすることが好ましい。また1反応は1
0〜50℃、特に20〜30℃において2〜50時間、
特に2〜30時間行なうことが好ましく、反応中攪拌を
行なうことが好ましい。
上記操作終了後は、濾過してスラリーから除去した水酸
化アルミニウムを水等で洗浄し、乾燥することによって
改質水酸化アルミニウムを得るものである。
化アルミニウムを水等で洗浄し、乾燥することによって
改質水酸化アルミニウムを得るものである。
なお、上述した改質操作において、前記酸又は塩の1種
又は2種以上を同時に用いて1回もしくは繰り返して改
質操作を行なうこともできるが、互に異なる2種以上の
酸又は塩を用いてそれぞれ改質操作を繰り返すこともで
きる。例えば、水酸化アルミニウムを最初に硫酸、塩酸
等で処理し、次にリン酸で処理するなどのこともできる
。
又は2種以上を同時に用いて1回もしくは繰り返して改
質操作を行なうこともできるが、互に異なる2種以上の
酸又は塩を用いてそれぞれ改質操作を繰り返すこともで
きる。例えば、水酸化アルミニウムを最初に硫酸、塩酸
等で処理し、次にリン酸で処理するなどのこともできる
。
上述した改質水酸化アルミニウムのうちでは、とりわけ
リン酸又はその塩、特にオル) IJン酸又はそのアル
カリ金属塩で処理することによって得られたものが好適
である。このリン酸又はその塩で改質されたものは粒子
表面にリン酸アルミニウム含有層が形成されているもの
であるが、この種の改質水酸化アルミニウムを使用する
場合5表面のリン酸アルミニウム含有層が全てリン酸ア
ルミニウムで形成されているものを用いても良く、水酸
化アルミニウムとリン酸アルミニウムとが共存し・てい
るものを用いても良いが%E SCA (Electr
onSpectroscopy for Chemic
al Analysis )により表面分析を行なった
場合にリン酸アルミニウム含有層中のリン原子が0.1
〜lO%の存在を示すものを用いることが好ましい。な
お、上記改質水酸化アルミニウムとしては、リン酸アル
ミニウム含有層の厚さが10〜1000人のものが好ま
しく、また改質水酸化アルミニウム中のP、01分が0
.O1〜0.5%であるものが好ましい。
リン酸又はその塩、特にオル) IJン酸又はそのアル
カリ金属塩で処理することによって得られたものが好適
である。このリン酸又はその塩で改質されたものは粒子
表面にリン酸アルミニウム含有層が形成されているもの
であるが、この種の改質水酸化アルミニウムを使用する
場合5表面のリン酸アルミニウム含有層が全てリン酸ア
ルミニウムで形成されているものを用いても良く、水酸
化アルミニウムとリン酸アルミニウムとが共存し・てい
るものを用いても良いが%E SCA (Electr
onSpectroscopy for Chemic
al Analysis )により表面分析を行なった
場合にリン酸アルミニウム含有層中のリン原子が0.1
〜lO%の存在を示すものを用いることが好ましい。な
お、上記改質水酸化アルミニウムとしては、リン酸アル
ミニウム含有層の厚さが10〜1000人のものが好ま
しく、また改質水酸化アルミニウム中のP、01分が0
.O1〜0.5%であるものが好ましい。
本発明においては、上記改質水酸化アルミニウムを練歯
磨等の口腔用組成物に配合するものである。この場合改
質水酸化アルミニウムとしては。
磨等の口腔用組成物に配合するものである。この場合改
質水酸化アルミニウムとしては。
これを水に10重量%の割合で懸濁したスラリーのpH
が4〜8であり、銅板研磨値が1〜10呼であるものを
用いることが好ましい。なお、銅板研磨値は、改質水酸
化アルミニウムを50%配合した通常の処方の練歯磨を
作成し、とれt−5ofとり、40fの60!Xグリセ
リンに分散させて傾斜型研磨試験機(pePsoden
t type) f:、用いて2万ストロ一ク行なった
場合の研磨性である〔「最近化粧品科学」(薬事日報社
:昭和55年4月IO日)第184頁参照〕。
が4〜8であり、銅板研磨値が1〜10呼であるものを
用いることが好ましい。なお、銅板研磨値は、改質水酸
化アルミニウムを50%配合した通常の処方の練歯磨を
作成し、とれt−5ofとり、40fの60!Xグリセ
リンに分散させて傾斜型研磨試験機(pePsoden
t type) f:、用いて2万ストロ一ク行なった
場合の研磨性である〔「最近化粧品科学」(薬事日報社
:昭和55年4月IO日)第184頁参照〕。
また、改質水酸化アルミニウムとしては、これを研磨剤
に用いる場合、平均粒径が1〜30μ。
に用いる場合、平均粒径が1〜30μ。
特に7〜25μとすることが好ましく、平均粒径が30
μより大きいとザラツキ感が生じる場合があり、1μよ
り小さいと研磨性に劣る場合がある。
μより大きいとザラツキ感が生じる場合があり、1μよ
り小さいと研磨性に劣る場合がある。
しかし、琢磨剤として用いる場合はより細かな粒径のも
のも使用し得る。
のも使用し得る。
更に1本発明においては、α−アルミナ及び/又は二酸
化チタンを口腔用組成物に配合するものである。
化チタンを口腔用組成物に配合するものである。
この場合、本発明に用いるα−アルミナとしては、α化
率15〜85%、望ましくは20〜80%のアルミナ無
水物(htlon ) +用いることが特に好ましくこ
の種のアルミナ無水物を用いることにより、歯面にいっ
そう優れた光沢を付与することができる。なお、α化率
15〜85%のアルきす無水物とは、α−AjtO,、
γ−AI40m +無定形A/ff1O。
率15〜85%、望ましくは20〜80%のアルミナ無
水物(htlon ) +用いることが特に好ましくこ
の種のアルミナ無水物を用いることにより、歯面にいっ
そう優れた光沢を付与することができる。なお、α化率
15〜85%のアルきす無水物とは、α−AjtO,、
γ−AI40m +無定形A/ff1O。
などが適当な割合に組み合わさったもので、X線回折的
にそのアルミナ無水物のα−M、0.のピークをα化率
100%のアルミナ無水物(α−A/、0@)のピーク
と比較した場合、そのピークがα化率100Xのアルミ
ナ無水物(α−Aj、o、 )の15〜85%にあるも
のを指称する。具体的には、α化率100%のα−M2
0.との間で(012)面及び(116)面での回折X
線強度比を求め、その平均値が15〜85%にあるもの
を指称する。ここで、α化率15〜85%のアルミナ無
水物はその1種を単独で用いても2種以上を混合して用
いてもよtn、tた、α化率15〜85Nのアルミナ無
水物を他のアルミナ無水物もしくは水和物と併用するよ
うにしてもよい。なお、上記α化率15〜85%のアル
ミナ無水物は、バイヤー法によって製造することができ
、バイヤー法による製造プロセスにおいて、焼成温度を
適宜コントロールすることにより、所望のα化率を有す
るアルミナ無水物を得ることができる。
にそのアルミナ無水物のα−M、0.のピークをα化率
100%のアルミナ無水物(α−A/、0@)のピーク
と比較した場合、そのピークがα化率100Xのアルミ
ナ無水物(α−Aj、o、 )の15〜85%にあるも
のを指称する。具体的には、α化率100%のα−M2
0.との間で(012)面及び(116)面での回折X
線強度比を求め、その平均値が15〜85%にあるもの
を指称する。ここで、α化率15〜85%のアルミナ無
水物はその1種を単独で用いても2種以上を混合して用
いてもよtn、tた、α化率15〜85Nのアルミナ無
水物を他のアルミナ無水物もしくは水和物と併用するよ
うにしてもよい。なお、上記α化率15〜85%のアル
ミナ無水物は、バイヤー法によって製造することができ
、バイヤー法による製造プロセスにおいて、焼成温度を
適宜コントロールすることにより、所望のα化率を有す
るアルミナ無水物を得ることができる。
更に、本発明に用いるα−アルミナの平均粒径は必ずし
も制限はないが、10μ以下、望ましくは5μ以下、特
に0.1〜3μであることが好ましく、粒径が大きすぎ
ると光沢付与効果が低下する場合が生じる。特に、α化
率が60〜85%のアルミナ無水物を用いる場合には、
平均粒径5μ以下であることが光沢付与及び研磨力の点
から最も好適である。
も制限はないが、10μ以下、望ましくは5μ以下、特
に0.1〜3μであることが好ましく、粒径が大きすぎ
ると光沢付与効果が低下する場合が生じる。特に、α化
率が60〜85%のアルミナ無水物を用いる場合には、
平均粒径5μ以下であることが光沢付与及び研磨力の点
から最も好適である。
また、本発明に用いる二酸化チタンとしては。
ルチル型の結晶構造を有するものを70%以上含有する
ものを用いることが特に好ましく、この種の二酸化チタ
ンを用いることにより、歯面にいっそう優れた光沢を付
与することができる。
ものを用いることが特に好ましく、この種の二酸化チタ
ンを用いることにより、歯面にいっそう優れた光沢を付
与することができる。
なお、本発明に用いる二酸化チタンは、表面処理が施さ
れていないものであること%また純度が98.5%以上
であることが光沢向上効果の点で好ましい。
れていないものであること%また純度が98.5%以上
であることが光沢向上効果の点で好ましい。
更に、本発明に用いる二酸化チタンの平均粒径は必ずし
も制限はないが、0.1〜0.8μ、特に0.1〜0.
5μであることが好ましく、粒径が大きすぎると光沢付
与効果が低下する場合が生じる。
も制限はないが、0.1〜0.8μ、特に0.1〜0.
5μであることが好ましく、粒径が大きすぎると光沢付
与効果が低下する場合が生じる。
なお、本発明においては、上記改質水酸化アルミニウム
、α−アルミナ、二酸化チタンの配合量に制限はなりが
、改質水酸化アルミニウム及びα−アルミナを併用する
場合は改質水酸化アルミニウム100重量部に対してα
−アルミナ0.1〜100重量部、特に0.2〜50重
量部を用いることが好ましく、改質水酸化アルミニウム
及び二酸化チタンを併用する場合は改質水酸化アルミニ
ウム100重量部に対して二酸化チタン0.1〜100
重量部。
、α−アルミナ、二酸化チタンの配合量に制限はなりが
、改質水酸化アルミニウム及びα−アルミナを併用する
場合は改質水酸化アルミニウム100重量部に対してα
−アルミナ0.1〜100重量部、特に0.2〜50重
量部を用いることが好ましく、改質水酸化アルミニウム
及び二酸化チタンを併用する場合は改質水酸化アルミニ
ウム100重量部に対して二酸化チタン0.1〜100
重量部。
特に1〜70重量部を用いることが好ましい。なお、改
質水酸化アルミニウムとα−アルミナ及び/又は二酸化
チタンとの合計配合量は通常組成物全体の5〜95%、
特に練歯磨の場合は5〜50%とすることが好ましい。
質水酸化アルミニウムとα−アルミナ及び/又は二酸化
チタンとの合計配合量は通常組成物全体の5〜95%、
特に練歯磨の場合は5〜50%とすることが好ましい。
この場合5本発明においては、研磨剤、光沢剤を上記改
質水酸化アルミニウムとα−アルミオ及び/又は二酸化
チタンとからのみ構成することもできるが、他の研磨剤
と併用してもよい。ここで、他の研磨剤としては、例え
ばリン酸水素カルシウム・2水和物、リン酸水素カルシ
ウム争無水和物、炭俵カルシウム、ピロリン酸カルシウ
ム、不溶性メタリン酸ナトリウム、沈降性シリカ、アル
ミノシリケート、酸化アルミニウム、微結晶セルロース
、レジン、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム
等が挙げられる。また、従来の水酸化アルミニウムも改
質水酸化アルミニウムの特性を著しく損なわない範囲で
配合できる。なお、改質水酸化アルミニウムを他の研磨
剤と併用する場合、その割合は制限されず、改質水酸化
アルミニウムを主研磨剤として用いてもよく、他の研磨
剤を主研磨剤として用いてもよく、これらは口腔用組成
物の使用目的等に応じて決められるが、本発明改質水酸
化アルミニウム管研磨剤中20〜100%。
質水酸化アルミニウムとα−アルミオ及び/又は二酸化
チタンとからのみ構成することもできるが、他の研磨剤
と併用してもよい。ここで、他の研磨剤としては、例え
ばリン酸水素カルシウム・2水和物、リン酸水素カルシ
ウム争無水和物、炭俵カルシウム、ピロリン酸カルシウ
ム、不溶性メタリン酸ナトリウム、沈降性シリカ、アル
ミノシリケート、酸化アルミニウム、微結晶セルロース
、レジン、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム
等が挙げられる。また、従来の水酸化アルミニウムも改
質水酸化アルミニウムの特性を著しく損なわない範囲で
配合できる。なお、改質水酸化アルミニウムを他の研磨
剤と併用する場合、その割合は制限されず、改質水酸化
アルミニウムを主研磨剤として用いてもよく、他の研磨
剤を主研磨剤として用いてもよく、これらは口腔用組成
物の使用目的等に応じて決められるが、本発明改質水酸
化アルミニウム管研磨剤中20〜100%。
ム、デキストラナーゼ、溶菌酵素、ムタナーゼ、クロル
ヘキシジン又はその塩、ソルビン酸、アレキシソン、ヒ
ノキチオール、セチルピリジニウムクロライド、アルキ
ルダリシン、アルキルジアミノエチルグリシン塩、アラ
ントイン、ε−ア</カプロン酸、トラネキサム酸、ア
ズレン、ビタミンE1モノフルオロリン酸ナトリウム、
フッ化ナトリウム、フッ化第1錫、水溶性第1もしくは
第2リン酸塩、第四級アンモニウム化合物、塩化ナトリ
ウム等の有効成分を配合でき、本発明口腔用組成物はこ
れら有効成分、特にフッ素含有化合物。
ヘキシジン又はその塩、ソルビン酸、アレキシソン、ヒ
ノキチオール、セチルピリジニウムクロライド、アルキ
ルダリシン、アルキルジアミノエチルグリシン塩、アラ
ントイン、ε−ア</カプロン酸、トラネキサム酸、ア
ズレン、ビタミンE1モノフルオロリン酸ナトリウム、
フッ化ナトリウム、フッ化第1錫、水溶性第1もしくは
第2リン酸塩、第四級アンモニウム化合物、塩化ナトリ
ウム等の有効成分を配合でき、本発明口腔用組成物はこ
れら有効成分、特にフッ素含有化合物。
クロルヘキシジン類、デキストラナーゼ、トラネキサム
酸、イプシロンアミノカプロン酸、アラントインクロル
ヒドロキシアルミニウム、塩化ナトに他の成分を配合す
ることができる。例えば、カルボキシメチルセルロース
、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸塩、カラゲ
ナン、アラビアガム、ポリビニルアルコール等の粘結剤
、ポリエチレングリコール。ソルビトール、グリセリン
、プロピレングリコール等の粘稠剤、ラウリル硫繊ナト
リウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素
添加ココナツツ脂肪酸モノダリセリドモノ硫酸ナトリウ
ム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−ラウロイルザ
ルコシン酸ナトリウム。
酸、イプシロンアミノカプロン酸、アラントインクロル
ヒドロキシアルミニウム、塩化ナトに他の成分を配合す
ることができる。例えば、カルボキシメチルセルロース
、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸塩、カラゲ
ナン、アラビアガム、ポリビニルアルコール等の粘結剤
、ポリエチレングリコール。ソルビトール、グリセリン
、プロピレングリコール等の粘稠剤、ラウリル硫繊ナト
リウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素
添加ココナツツ脂肪酸モノダリセリドモノ硫酸ナトリウ
ム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−ラウロイルザ
ルコシン酸ナトリウム。
N−アシルグルタミン酸塩、ラウロイルジェタノールア
マイド、ショ糖脂肪酸エステル等の発泡剤。
マイド、ショ糖脂肪酸エステル等の発泡剤。
サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリ
ジルソヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン
、p−メトキシンナミツクアルデヒド、ソーマチンなど
の甘味剤、防腐剤、香料成分などを配合し得る。この場
合1本発明の口腔用組成物は、上述した改質水酸化アル
ミニウム會配合したことにより、pHを低くできるため
、香料が保存中に分解、劣化することが良好に抑制でき
る。
ジルソヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン
、p−メトキシンナミツクアルデヒド、ソーマチンなど
の甘味剤、防腐剤、香料成分などを配合し得る。この場
合1本発明の口腔用組成物は、上述した改質水酸化アル
ミニウム會配合したことにより、pHを低くできるため
、香料が保存中に分解、劣化することが良好に抑制でき
る。
従って、本発明口腔用組成物中にはメントール、カルデ
ン、ペパーミント油、スペアミント油、アネトール、エ
ステル系香料アクセント分、ラクトン系香料アクセント
分、アルデヒド系香料アクセント分、フェノール系香料
アクセント分、その他MONTCLA I R、N、
J、 (U、 S、 A、 )により発行された5TE
FFEN ARC!TANDERによる” Perfu
meand Flavor Chemicals”に記
載された香料成分、更にオレンジ油、レモン油、クロー
ブ油、カシア油、フェンネル油、カルダモン油、シンナ
モン油、コリアンダー油、ユーカリ油、キャラウェイ油
、セージ油、タイム油などの精油といった種々の香料成
分を有効に配合することができる。
ン、ペパーミント油、スペアミント油、アネトール、エ
ステル系香料アクセント分、ラクトン系香料アクセント
分、アルデヒド系香料アクセント分、フェノール系香料
アクセント分、その他MONTCLA I R、N、
J、 (U、 S、 A、 )により発行された5TE
FFEN ARC!TANDERによる” Perfu
meand Flavor Chemicals”に記
載された香料成分、更にオレンジ油、レモン油、クロー
ブ油、カシア油、フェンネル油、カルダモン油、シンナ
モン油、コリアンダー油、ユーカリ油、キャラウェイ油
、セージ油、タイム油などの精油といった種々の香料成
分を有効に配合することができる。
本発明口腔用組成物は、上述した成分を用いて常法によ
り製造することができるが、練歯磨を製造する場合はそ
のpH’i5〜8とすることが好ましい。この場合、本
発明の改質水酸化アルミニウムはpHが低いので、組成
物のpHを5〜8の範囲に容易に調整し得、かつこのp
H範囲に長期間に亘9安定に保持される。
り製造することができるが、練歯磨を製造する場合はそ
のpH’i5〜8とすることが好ましい。この場合、本
発明の改質水酸化アルミニウムはpHが低いので、組成
物のpHを5〜8の範囲に容易に調整し得、かつこのp
H範囲に長期間に亘9安定に保持される。
また、本発明口腔用組成物は、プラスチック容器、アル
ミニウムの片面又は両面をプラスチックでラミネートし
たラミネート容器、アルミニウム等の金属容器に充填す
ることができるが5本発明口腔用組成物はアルにラムの
腐蝕を抑制できるため、アルミニウムチューブなどを支
障なく用いることかできるものである。なお、本発明組
成物において、モノフルオロリン酸アルカリ金属塩や塩
化マグネシウムの配合はアルミニウムの腐蝕を更に顕著
に抑制し得る。
ミニウムの片面又は両面をプラスチックでラミネートし
たラミネート容器、アルミニウム等の金属容器に充填す
ることができるが5本発明口腔用組成物はアルにラムの
腐蝕を抑制できるため、アルミニウムチューブなどを支
障なく用いることかできるものである。なお、本発明組
成物において、モノフルオロリン酸アルカリ金属塩や塩
化マグネシウムの配合はアルミニウムの腐蝕を更に顕著
に抑制し得る。
発明の詳細
な説明したように、本発明に係る口腔用組成物は、水酸
化アルミニウムを酸又はその塩で処理することによって
得られる改質水酸化アルミニウムとα−アルミナ及び/
又は二酸化チタンとを配合してなることにより、歯牙に
対する適度な研磨性及び優れた清掃効果を有すると共に
、歯面に対する光沢付与効果が高いものである。
化アルミニウムを酸又はその塩で処理することによって
得られる改質水酸化アルミニウムとα−アルミナ及び/
又は二酸化チタンとを配合してなることにより、歯牙に
対する適度な研磨性及び優れた清掃効果を有すると共に
、歯面に対する光沢付与効果が高いものである。
次に1本発明に用いる改質水酸化アルミニウムの製造例
を示す。
を示す。
〔製造例1〕
高白色水酸化アルミニウムを回転衝撃型粉砕機を用いて
粉砕したもの(平均粒径6μ〈光透過法〉)に水(純水
又は工業用水、以下同じ)を加えて攪拌し、50%スラ
リー11製する。次いで、これに正リン酸水溶液(濃度
2 mat/l )を加え、室温で2〜4時間攪拌して
中和処理した後、スラリー”frP遇する。その後、残
渣に水を加えて50%スラリーを調製し、これを攪拌し
1次いで濾過するという洗浄操作を2回繰り返し、最後
に残渣を乾燥して改質水酸化アルミニウムを得た。
粉砕したもの(平均粒径6μ〈光透過法〉)に水(純水
又は工業用水、以下同じ)を加えて攪拌し、50%スラ
リー11製する。次いで、これに正リン酸水溶液(濃度
2 mat/l )を加え、室温で2〜4時間攪拌して
中和処理した後、スラリー”frP遇する。その後、残
渣に水を加えて50%スラリーを調製し、これを攪拌し
1次いで濾過するという洗浄操作を2回繰り返し、最後
に残渣を乾燥して改質水酸化アルミニウムを得た。
この水酸化アルミニウムは1表面がリン酸アルミニウム
で被覆されているものであった。
で被覆されているものであった。
次に、上記製造例により得られた改質水酸化アルミニウ
ムの粒子表面−1E8CA及びFT−IR(Fourl
er Transformation Infrare
d )により分析したQ■ESCAによる分析結果 結果は第1,2表の通りである。なお、第1表は構成イ
オンの定量分析結果、第2表はリンの状態分析を行なっ
た結果であり、比較のため市販(未改質)水酸化アルミ
ニウム、これにリン酸アルミニウムを混合したもの、及
びリン酸アルミニウムの分析結果を併記する。
ムの粒子表面−1E8CA及びFT−IR(Fourl
er Transformation Infrare
d )により分析したQ■ESCAによる分析結果 結果は第1,2表の通りである。なお、第1表は構成イ
オンの定量分析結果、第2表はリンの状態分析を行なっ
た結果であり、比較のため市販(未改質)水酸化アルミ
ニウム、これにリン酸アルミニウムを混合したもの、及
びリン酸アルミニウムの分析結果を併記する。
第1表の結果より、改質水酸化アルミニウムにはリンイ
オンが存在していることが認められる。
オンが存在していることが認められる。
更に、エツチングによりPとNaが減少することがら表
面にリンが化学結合していると判断される。
面にリンが化学結合していると判断される。
また、第2表の結果より、リンのピークエネルギー値の
ファクターが改質水酸化アルミニウムとリン酸アルミニ
ウムとでは良く一致しており、表面形成物質はリン酸ア
ルミニウムであることが認められる。
ファクターが改質水酸化アルミニウムとリン酸アルミニ
ウムとでは良く一致しており、表面形成物質はリン酸ア
ルミニウムであることが認められる。
■FT−IRによる分析結果
FT−IRにより改質水酸化アルミニウムを分析したと
ころ、リン酸アルミニウムの存在が確認された。
ころ、リン酸アルミニウムの存在が確認された。
〔製造例2〕
製造例1と同様にして改質水酸化アルミニウムを得た。
ただし、中和処理において2〜4時間攪拌する際、その
後期においてリン酸水溶液を加えた。
後期においてリン酸水溶液を加えた。
この改質水酸化アルミニウムは1表面に水酸化アルミニ
ウムとリン酸アルミニウムとが共存しているものであっ
た。
ウムとリン酸アルミニウムとが共存しているものであっ
た。
次に、実験例を示す。
上記製造例1,2で得た改質水酸化アルミニウムを研磨
剤として下記組成の練歯磨を調製し、これら練歯磨の調
製直後及び所定期間保存後のpHを測定した。
剤として下記組成の練歯磨を調製し、これら練歯磨の調
製直後及び所定期間保存後のpHを測定した。
また、比較のため、改質を行なっていない水酸化アルミ
ニウム(市販水酸化アルミニウム)を用いて同様の実験
を行なった。
ニウム(市販水酸化アルミニウム)を用いて同様の実験
を行なった。
結果を第3表に示す。
練歯磨組成
研磨剤 46%60%ソル
ビット 26%カルざキシメチル
セルロースナトリウム 0.8%カラギーナン
0.3%ラウリル硫酸ナトリウ
ム 1.8%ゲル化性シリカ
3.0%プロピレンダリコール
2.5%サッカリンナトリウム 0.1
8%ブチルパラベン 0.002
Nエチルパラベン 0.005%塩
酸クロルりキシソン o、ooi%香料
i、o% 精製水 残 金 計 100
.OX第3表の結果より、改質水酸化アルミニウムを研
磨剤として用いた練歯磨は、改質していない水酸化アル
ミニウムを用いた練歯磨に比べてpHが低く、かつ長期
間に亘り低pHヲ維持しているものであることが認めら
れた。
ビット 26%カルざキシメチル
セルロースナトリウム 0.8%カラギーナン
0.3%ラウリル硫酸ナトリウ
ム 1.8%ゲル化性シリカ
3.0%プロピレンダリコール
2.5%サッカリンナトリウム 0.1
8%ブチルパラベン 0.002
Nエチルパラベン 0.005%塩
酸クロルりキシソン o、ooi%香料
i、o% 精製水 残 金 計 100
.OX第3表の結果より、改質水酸化アルミニウムを研
磨剤として用いた練歯磨は、改質していない水酸化アル
ミニウムを用いた練歯磨に比べてpHが低く、かつ長期
間に亘り低pHヲ維持しているものであることが認めら
れた。
以下実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明す
る。
る。
〔実施例1〜6.比較例1〜4〕
第4表に示す組成の実施例1〜6、比較例1〜4の練歯
磨をそれぞれ常法により調製し、これら練歯磨の光沢向
上度及び研磨力を下記方法により調べた。結果を第4表
に示す。
磨をそれぞれ常法により調製し、これら練歯磨の光沢向
上度及び研磨力を下記方法により調べた。結果を第4表
に示す。
光沢向上度測定法
5×5鶴の大きさにカットした生歯を樹脂に包埋し、平
歯エナメル表面を回転研磨機で平滑にし。
歯エナメル表面を回転研磨機で平滑にし。
次いでIVkL1200のエメリー紙研磨、リン酸水素
カルシウム・無水和物による研磨、パフ研磨により光沢
計(日本電色工業社GLO88METERVG−10)
の光沢度で80.0±2.0にエナメル表面を処置した
。
カルシウム・無水和物による研磨、パフ研磨により光沢
計(日本電色工業社GLO88METERVG−10)
の光沢度で80.0±2.0にエナメル表面を処置した
。
次に、試料の練歯磨10 f’lk4 ONソルビット
溶液30m1!に懸濁してなるサスペンションヲ上記生
歯をセットした研磨容器に注入し、水平型研磨試験機に
よp荷重200t、 7000ストロ一ク/40分の条
件でブラッシングし、光沢計により光沢度の増減を測定
し、初期光沢度からの差を光沢向上度とした。
溶液30m1!に懸濁してなるサスペンションヲ上記生
歯をセットした研磨容器に注入し、水平型研磨試験機に
よp荷重200t、 7000ストロ一ク/40分の条
件でブラッシングし、光沢計により光沢度の増減を測定
し、初期光沢度からの差を光沢向上度とした。
この場合、目視で充分に光沢ありと認められるレベルは
光沢向上度+20以上、光沢あシと認められるレベルは
+15以上でおる。
光沢向上度+20以上、光沢あシと認められるレベルは
+15以上でおる。
なお、ブラッシングのブラシとしては、毛束数44個1
毛の太さ8ミル(約0,2wL毛の長さ12mのナイロ
ン(62)材質で、材質の硬さが家庭品品質表示法でM
のものを使用した。
毛の太さ8ミル(約0,2wL毛の長さ12mのナイロ
ン(62)材質で、材質の硬さが家庭品品質表示法でM
のものを使用した。
研磨力測定法
試料の練歯磨45 ff60%グリセリン35tに懸濁
してなるサスペンションを用い、荷重200tにおいて
JIS H−3361(ビッカース硬度120)の銅板
を水平型研磨試験機により2時間で2万回ブラッシング
(ブラッシングのブラシとしては光沢向上度試験と同じ
ものを使用した)シ、銅板摩料量を測定した。
してなるサスペンションを用い、荷重200tにおいて
JIS H−3361(ビッカース硬度120)の銅板
を水平型研磨試験機により2時間で2万回ブラッシング
(ブラッシングのブラシとしては光沢向上度試験と同じ
ものを使用した)シ、銅板摩料量を測定した。
第4表の結果より、改質水酸化アルミニウムとα−アル
ミナ又は二酸化チタンとを併用した実施例の練歯磨は、
改質していない市販水酸化アルミニウムとα−アルミナ
又は二酸化チタンとを併用した比較例の練歯磨に比べ、
研磨力が同程度の場合には光沢向上度が高く1本発明口
腔用組成物が光沢付与効果に優れていることが認められ
た。
ミナ又は二酸化チタンとを併用した実施例の練歯磨は、
改質していない市販水酸化アルミニウムとα−アルミナ
又は二酸化チタンとを併用した比較例の練歯磨に比べ、
研磨力が同程度の場合には光沢向上度が高く1本発明口
腔用組成物が光沢付与効果に優れていることが認められ
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、水酸化アルミニウムを酸又はその塩で処理すること
によつて得られる改質水酸化アルミニウムとα−アルミ
ナ及び/又は二酸化チタンとを配合してなることを特徴
とする口腔用組成物。 2、改質水酸化アルミニウムとして、水酸化アルミニウ
ムをリン酸又はその塩で処理することによつて得られる
粒子表面にリン酸アルミニウム含有層が形成されたもの
を用いた特許請求の範囲第1項記載の口腔用組成物。 3、改質水酸化アルミニウム中のP_2O_5分が0.
01〜0.5重量%である特許請求の範囲第2項記載の
口腔用組成物。 4、改質水酸化アルミニウムとして、リン酸アルミニウ
ム含有層中のリン原子が0.1〜10重量%の存在を示
すものを用いた特許請求の範囲第2項又は第3項記載の
口腔用組成物。 5、改質水酸化アルミニウムとして、リン酸アルミニウ
ム含有層の厚さが10〜1000Åのものを用いた特許
請求の範囲第2項乃至第4項いずれか記載の口腔用組成
物。 6、改質水酸化アルミニウムの平均粒子径が1〜30μ
である特許請求の範囲第1項乃至第5項いずれか記載の
口腔用組成物。 7、α−アルミナが、α化率が15〜85%のアルミナ
無水物である特許請求の範囲第1項乃至第6項いずれか
記載の口腔用組成物。 8、アルミナ無水物の平均粒径が10μ以下である特許
請求の範囲第7項記載の口腔用組成物。 9、二酸化チタンが、ルチル型の結晶構造を有するもの
が70重量%以上含まれるものである特許請求の範囲第
1項乃至第6項いずれか記載の口腔用組成物。 10、二酸化チタンが、0.1〜0.8μの平均粒子径
を有し、表面処理が施されていない純度 98.5%以上のものである特許請求の範囲第9項記載
の口腔用組成物。 11、組成物のpHが5〜8である特許請求の範囲第1
項乃至第10項いずれか記載の口腔用組成物。 12、エステル系香料を配合した特許請求の範囲第1項
乃至第11項いずれか記載の口腔用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13442584A JPS6115821A (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13442584A JPS6115821A (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 口腔用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6115821A true JPS6115821A (ja) | 1986-01-23 |
JPH0534330B2 JPH0534330B2 (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=15128078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13442584A Granted JPS6115821A (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6115821A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS613322A (ja) * | 1984-06-14 | 1986-01-09 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気デイスク装置 |
-
1984
- 1984-06-29 JP JP13442584A patent/JPS6115821A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS613322A (ja) * | 1984-06-14 | 1986-01-09 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気デイスク装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0534330B2 (ja) | 1993-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4159280A (en) | Therapeutic dentifrices in unlined container and methods | |
US4244707A (en) | Abrasive composition for use in toothpaste | |
JPH0713008B2 (ja) | 炭酸カルシウム研摩剤、その製法及びその利用物 | |
JPH10511684A (ja) | シリカ研磨組成物 | |
US4174387A (en) | Reduction of abrasiveness in dentifrices | |
CN110997071B (zh) | 促进牙齿再矿化的方法 | |
US4280822A (en) | Method for production of abrasive composition for use in toothpaste | |
US4340584A (en) | Therapeutic dentifrices in unlined container and methods | |
US3978205A (en) | Dentifrice including luster imparting agent | |
JPH0545566B2 (ja) | ||
CA1095421A (en) | Reduction of abrasiveness of dentifrices containing a siliceous and calcined alumina abrasive system | |
JP3416890B2 (ja) | 練り歯磨きに使用できる研磨性シリカ | |
US6896876B1 (en) | High cleaning silica gel dental abrasive, dentifrices prepared therefrom, and a method for preparing the dental abrasive | |
JPS632530B2 (ja) | ||
CA1170187A (en) | Synthetic zeolite-containing dentifrice | |
JPS6115821A (ja) | 口腔用組成物 | |
JPH0655662B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
US3981988A (en) | Dentifrice including a lustre imparting agent | |
JPH0481565B2 (ja) | ||
JPS632411B2 (ja) | ||
JPS5857312A (ja) | 口腔用組成物 | |
JPS63212462A (ja) | 研磨基材 | |
JPS632410B2 (ja) | ||
WO2022083996A1 (en) | An oral care composition for whitening benefits | |
JPS6234722B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |