JPS61158040A - 光学式デイスク再生装置の傷対策回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野１ この発明は例えばＣＤ（コンパクトディスク）、ＶＤ（
ビデオディスク）等の光学式ディスクを再生する光学式
ディスク再生装置に係り、特にディスク上の傷部分の再
生時にトラックジャンプが生じないようにトラッキング
サーボゲインを制御する傷対策回路を集積回路化できる
ように改良したちのにに関する。

［発明の技術的背景１ 従来より、光学式ディスク再生装置にあっては、ＣＤ方
式のもの（ＣＤ再生装置と称する）を例にとってみると
、ディスクに記録された情報信号を明確に読み出すため
に、光学式ピックアップから照射される比較ビームがデ
ィスクのピット列からずれることなく、つまりトラッキ
ングエラーを生じることなく正確にピット列上をトレー
スするように、トラッキングエラー制御（トラッキング
エーボンが施されている。ところが、このトラッキング
サーボゲインを通常再生状態にしたままではディスクの
開部分を再生したときに上記光ビームのトラックジャン
プが起こる恐れがある。このため、ＣＤ再生装置では傷
対策回路を設け、ディスクの開部分再生時のトラッキン
グサーボゲインを制御してトラックジャンプを起こし難
くしている。

例えば３ビ一ム方式の光学式ピックアップを用いたＣＤ
再生装置では、第３図に示すように傷対策回路を構成し
ている。すなわち、図中１１は前記ピット列の中央に照
射するメインビームのディスク反射光を受光して光電変
換する４分割ディテクタ、１２．１３はそれぞれ前記ピ
ット列の両側に位置するように照射する２つのサブビー
ムの反射光を受光して光電変換するサブディテクタであ
り、上記４分割ディテクタ１１の各受光領域Ａ−Ｄの出
力のうちＡとＣ，ＢとＤはそれぞれ電流加算された後、
第１及び第２の電流電圧（Ｉ−Ｖ）変換回路１４１　、
１４２によって電圧信号Ｖ１．Ｖ２に変換される。この
２つの電圧信号は第１の減算回路１５１によって減算さ
れ、周知のフォーカスエラー信号ＦＥとして取出される
。さらに、上記電圧信号Ｖｌ　、Ｖ２は抵抗Ｒ１〜Ｒ３
及びオペアンプＡ１よりなる加算回路１６によって電圧
加算され、ＲＦ倍信号して図示しないデータスライス回
路（ＥＦＭ復調回路）に供給される。一方、上記２つの
サブディテクタ１２．１３の各受光領ＭＥ、Ｆの出力は
それぞれ第３及び第４の電流電圧変換回路１２３゜１２
４によって電圧信号Ｖ３　、Ｖ４に変換された後筒２の
減算回路１５２によって減算され、周知のトラッキング
エラー信号ＴＥとして取出される。このトラッキングエ
ラー信号ＴＥは後述するゲイン制御回路１７、バッファ
回路１８及び図示しない位相補償回路を介して図示しな
いトラッキングアクチュエータコイルに供給されるよう
になされており、これによって対物レベルの移動制御が
施され、ここにトラッキングサーボの閉ループが構成さ
れる。

このようなＣＤ再生装置に対し、傷対策回路は例えば第
４図（ａ）に示すような上記ＲＦ倍信号ピーク検波回路
１９に供給して同図（ｂ）に示すようにピークレベルを
検波し、このピークレベル電圧を抵抗Ｒ４、Ｒ５及びオ
ペアンプＡ２よりなる反転増幅回路２０によって同図（
Ｃ）に示すように反転増幅し、この増幅電圧を制御電圧
Ｖｃとして上記ゲイン制御回路１１に供給するようにし
たものである。ここで、ゲイン制御回路１γはトラッキ
ングエラー信号ＴＥの伝送路に抵抗Ｒ６を直列に介在さ
せ、その出力端を抵抗Ｒ７〜Ｒ９及びスイッチ８１〜Ｓ
３よりなる複数の直列回路を介して接地し、上記制御０
１ｆ圧ＶｃをそれぞれダイオードＱｌ　、Ｑ２を介して
上記スイッチ８１〜Ｓ３の制御入力端に供給するように
して梯子段のアッテネータ回路構成としたものである。

尚、上記スイッチ８１〜Ｓ３にはスイッチングトランジ
スタが用いられている。すなわち、上記傷対策回路は、
ＲＦ倍信号ピークレベル変化、つまりドロップアＡ ウド置に応じてトラッキングサーボ系の冊ループ利得を
下げて、ディスクの傷によるトラックジャンプを防止す
るようにしたものである。

〔背景技術の問題点］ しかしながら、上記のような従来の光学式ディスク再生
装置の傷対策回路は、集積回路化する場合にゲイン制御
回路のスイッチとしてスイッチングトランジスタを用い
ているが、このトランジスタは飽和状態で使用すること
になるためサチェーション（飽和）対策が必要であり、
また動作抵抗の抵抗値を小さくするため形状を大きくし
なければならず、またエミッタからコレクタへと逆方向
の信号電流も流れるため逆方向のβ（エミッタ接地の増
幅率）も十分大きくしなければならない。

したがって、集積回路化には適していない。その他、Ｒ
Ｆ倍信号傷だけでなく撮動によってもドロツブアウトを
生じるため、撮動に対しても弱くなる。

［発明の目的］ この発明は上記のような事情を考慮してなされたもので
、集積回路化に適した回路構成とし、傷検出時にトラッ
キングサーボゲイン（閉ループ利得）を下げてトラック
ジャンプを確実に防止することのできる光学式ディスク
再生装置の傷対策回路を提供とすることを目的とする。

［発明の概要］ すなわち、この発明に係る光学式ディスク再生装置の傷
対策回路は、情報信号がピット列になって記録されたデ
ィスクに対し、対物レンズを介して前記ピット列の接線
と所定の角度を有する直線上に並べて第１乃至第３の光
ビームを照射しその反射光をそれぞれ第１乃至Ｍ３のデ
ィテクタで光電変換する光学式ピックアップを用いて前
記情報信号を読み出すもので、前記第１及び第３のディ
テクタの各出力を減算することにより前記ピット列に対
する前記第２の光ビームのずれに応じたトランキングエ
ラー信号を生成する生成手段と、前記トラッキングエラ
ー信号を全波整流してその平均電圧信号を生成する手段
と、一定電流を充電し所定周期で放電させることにより
鋸歯状波電圧信号を生成する手段と、前記平均電圧信号
及び前記鋸歯状波電圧信号をレベル比較してパルス幅変
調信号を生成する手段と、前記パルス幅変調信号に基づ
いて前記対物レンズを移動制御することにより前記第２
の光ビームが常に前記ピット列の中央に照射させる手段
とでなるトラッキングサーボの閏ループを有する光学式
ディスク再生装置において、前記第１及び第３のディテ
クタ出力を加算してディスク面の状態検出信号を生成す
る手段と、前記状態検出信号のレベル変化に応じて前記
鋸歯状波生成手段の一定電流を増減することにより前記
トラッキングサーボの閉ループ利得を制■する手段とを
具備したことをｖｆｙ！Ｉとするものである。

［発明の実施例コ 以下、第１図を参照してこの発明の一実施例を詳細に説
明する。但し第１図において第３図と同一部分には同一
符号を付して示し、ここでは異なる部分のみ述べる。

第１図はフォーカスサーボ回路及びトラッキングサーボ
回路の低電力化のためにフォーカスエラー信号ＦＥ及び
トラッキングエラー信号Ｔ−Ｅをパルス幅変調（ＰＷＭ
）Ｌ、各アクチュエータをＰＷＭ−ＢＴＬ（バランスド
・トランスフォーマレス）駆動するようにしたＣＤ再生
装置にこの発明を適用した場合の構成を示すもので、前
記減算回路１５２で検出されたトラッキングエラー信号
ＴＥは位相補償回路２１及び全波整流回路２２を介して
コンパレータ２３の非反転入力端（＋）に供給される。

一方、前記１−Ｖ変換回路１４３　、１４４の出力は加
算回路２４で加算され、サブビーム加算信号５ＥＡＤと
なってピーク検波回路２５に供給される。このピーク検
波回路２５はピーク検波用コンデンサｃ１及び放電用抵
抗Ｒ１０よりなる時定数回路を有しており、その時定数
は傷検出に最適な値に設定されている。このピーク検波
回路２５の出力Ｖｏは比較回路２６の一方の入力端（ト
ランジスタＱ１のベース）に供給される。

この比較回路２６は、他方の入力端（トランジスタＱ２
のベース）に基準電圧源ＥＯから出力される基準電圧Ｖ
Ｏが供給されるようになされており、上記ピーク検波出
力Ｖｐとこの基準電圧ｖＯとを比較してトランジスタＱ
４及び抵抗Ｒ１４よりなる鋸歯状波生成用の補助電流源
（１２）２７を制陣するものである。すなわち、この比
較回路２６はトランジスタＱ１　、Ｑ２で差動回路を構
成すると共に、上記補助電流源２７に対してダイオード
接続のトランジスタＱ３及び抵抗Ｒ１３でカレントミラ
ー回路を構成し、エミッタ抵抗Ｒ１１，Ｒ１２で入力差
動電圧に対するコレクタ電流変化幅を小さくして上記補
助電流源２７の制御範囲を広くさせ、電流源ＩＯで動作
電流を設定するようにしたものである。

そして、上記補助電流源２７の出力Ｉ２は鋸歯状波生成
用電流源■１、積分用コンデンサＣ２及びキャリア信号
ＳＣによってスイッチング別画される放電用スイッチＳ
４よりなる鋸歯状波生成回路２８に供給される。この鋸
歯状波生成回路２Ｂの出力は上記コンパレータ２３の反
転入力端（−）に供給される。このコンパレータ２３は
余波整流回路２２で全波整流されたトラッキングエラー
信号ＴＥと鋸歯状波生成回路２８の出力とをレベル比較
してＰＷＭ変調信号を生成し、このＰＷＭ変調信号を図
示しないＢＴＬ駆動回路に供給し前記トラッキングアク
チュエータを８７Ｌ駆動するものであり、ここにトラッ
キングサーボの閉ループが構成される。

上記のような構成において、以下第２図を参照してその
動作について説明する。

まず、上記基準電圧■Ｏを通常再生状態のサブビーム加
算信号５ＢＡＤのピーク値の約１／２に設定したとする
。通常状態ではＶｐ　＞ＶＯでトランジスタＱ２のコレ
クタには電流が流れず、その結果補助電流源２７にも電
流が流れない。ここで、ディスクの傷によってサブビー
ム加算信号５ＢＡＤにドロップアウトを生じてピーク検
波回路２５の出力■ｐが第２図（ａ）に示すように変化
したとすると、トランジスタＱ２のコレクタ電流が徐々
に流れ始め、上記補助電流源２７には同図（ｂ）に示す
ようにＶｐ−ＶＯで１２−１／２１０　、Ｖｌ）　＜Ｖ
ＯでＩ２−１０が流れるようになる。その結果、鋸歯状
波生成用合成電流１１１１＋Ｉ２はドロップアウト量に
応じて増減するので鋸歯状波の傾きも変化し、これによ
ってコンパレータ２３がら出力されるＰＷＭ信号のパル
ス幅も変化するようになる。

つまり、この傷対策回路は、ディスクの傷部分を再生し
ているときにはサブビーム加算信号８８ＡＤにドロップ
アウトが生じることを利用し、そのドロップアウト量に
応じて鋸歯状波の傾きを増加してＰＷＭ変調信号のパル
ス幅を狭くすることによって、トラッキングサーボの閉
ループ利得を減少させている。一方、振動発生時やアド
レスサーチ動作時にはサブビーム加算信号５ＢＡＤがほ
とんど変化しないので、トラッキングサーボの閉ループ
利得を変化させてしまうようなことはない。

したがって、上記のような傷対策回路を設けたＣＤ再生
装置は、サブビームの加算信号を傷検出信号として用い
、そのドロップアウト量に応じてＰＷＭ変調用の鋸歯状
波を生成するための電流■を変化させることにより、ト
ラッキングサーボの閉ループ利得を制御することができ
るので確実にトラックジャンプを防止することができ、
また振動に対しても強いものとなる。そして、上記傷検
出回路がＰＷＭ変調用鋸歯状波を生成する電流源の電流
を変化させてサーボゲインを制御しているため、サチレ
ーション（飽和）に入るスイッチングトランジスタを使
用する必要がなく、ＩＣ化に適している。また、従来の
抵抗アッテネータ形よりもほぼ直線的にゲイン制御を行
なうことができる。

［発明の効果］ 以上詳述したようにこの発明によれば、集積回路化に適
した回路構成とし、傷検出時にトラッキングサーボゲイ
ン（閉ループ利得）を下げることのできる光学式ディス
ク再生装置の傷対策回路を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る光学式ディスク再生装置の傷対
策回路の一実施例を示すブロック回路構成図、第２図は
上記実施例の動作を説明するための各回路部の出力波形
図、第３図は従来のＣＤ再生装置に用いられている傷対
策回路の構成を示すブロック回路図、第４図は従来の傷
対策回路の動作を説明するための各回路部の出力波形図
である。 １１・・・メインディテクタ、１２．１３・・・サブデ
ィテクタ、１４１〜１４４・・・■−■変換回路、１５
１　、１５２・・・減算回路、１６・・・加算回路、１
７・・・ゲイン制御回路、１８・・・バッフ？回路、１
９ビ一ク検波回路、２ｏ・・・反転増幅回路、２１・・
・位相補償回路、２２・・・全波整流回路、２３・・・
コンパレータ、２４川加算回路、２５・・・ピーク検波
回路、２６・・・比較回路、２７・・・鋸歯状波生成用
補助電流源、２８・・・鋸歯状波生成回路、ＦＥ・・・
フォーカスエラー信号、ＴＥ・・・トラッキングエラー
信号、５ＢＡＤ・・・サブビーム加算信号、Ｓｃ・・・
キャリア信号。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　情報信号がピット列になって記録されたディスクに対
   し、対物レンズを介して前記ピット列の接線と所定の角
   度を有する直線上に並べて第１乃至第３の光ビームを照
   射しその反射光をそれぞれ第１乃至第３のディテクタで
   光電変換する光学式ピックアップを用いて前記情報信号
   を読み出すもので、前記第１及び第３のディテクタの各
   出力を減算することにより前記ピット列に対する前記第
   ２の光ビームのずれに応じたトラッキングエラー信号を
   生成する生成手段と、前記トラッキングエラー信号を全
   波整流してその平均電圧信号を生成する手段と、一定電
   流を充電し所定周期で放電させることにより鋸歯状波電
   圧信号を生成する手段と、前記平均電圧信号及び前記鋸
   歯状波電圧信号をレベル比較してパルス幅変調信号を生
   成する手段と、前記パルス幅変調信号に基づいて前記対
   物レンズを移動制御することにより前記第２の光ビーム
   が常に前記ピット列の中央に照射させる手段とでなるト
   ラッキングサーボの閉ループを有する光学式ディスク再
   生装置において、前記第１及び第３のディテクタ出力を
   加算してディスク面の状態検出信号を生成する手段と、
   前記状態検出信号のレベル変化に応じて前記鋸歯状波生
   成手段の一定電流を増減することにより前記トラッキン
   グサーボの閉ループ利得を制御する手段とを具備したこ
   とを特徴とする光学式ディスク再生装置の傷対策回路。