JPS61157865A - 送り機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は精密機器の移動台を精密に移動させるための送
り機構に関する。

従来一般的に知られているこの種の送り機構として、親
ねじのまわりに親ねじのピッチと同じへリコイドのねし
山付ローラを３個噛み合せたものや親ねしに雌ねじを噛
み合せたもの等があるが、いずれも満足すべきものでは
なかった。即ち前者にあっては構造が複雑になり、又後
者にあっては送り速度が遅い欠点がある。

本発明はこれらの欠点を解消し、構造簡単でしかも精度
よく移動台を送ることのできる送り機構を提供すること
を主な目的とするものである。

特に本発明は、親ねじと噛み合うローラを■溝付ローラ
とし、これが親ねじに線接触で噛み合う結果、親ねしに
加えられる圧力が小さくなり、しかも振動等に対して耐
久力がある送り機構を提供する。本発明によれば、この
送り機構は、基本的には、支持ボックスの支持ブロック
に、互に１２０°間隔をへだてて固定され３対のスピン
ドルにＶ溝付ローラを回転自在に装着し、これらＶ溝付
ローラを回転親ねじのまわりでこれに噛み合せ、前記支
持ブロックに移動台を連結して成ることを特徴とする。

介添付図面を参照して本発明の送り機構の一例を詳細に
説明する。

支持ボックスは端板１３と、これと間隔をへたてた固定
ブロック１および可動ブロック１０からなる支持ブロッ
クと、端板１３と支持ブロック１とを連結するためこれ
らにボルト１６および座金１７によって固定された上板
および底板１５．１５と、一端が端板１３にポルト１６
および座金１７によって固定され、他端が移動台１９に
固定された側板１４．１４とからなる。支持ブロックに
は互に１２０°の間隔で３対のスピンドル３が固定され
、より具体的には、２対のスピンドル３が座金２を介し
て固定支持ブロック１に、一対のスピンドル３が同じく
座金２を介して可動支持ブロック１０に固定されている
。スピンドル３には両側にボール４を配してＶ溝付ロー
ラ５が回転自在に設けられ、そしてスピンドルにセット
ねじ８で固定されたリング７によってスピンドル上のカ
ラー６間に保持されている。固定支持ブロック１と可動
支持ブロックＩＯは互に嵌り合っていて、一端が固定支
持ブロック１に固定され、そして可動支持ブロック１０
の横孔１８内に位置する調節ポルト１２のまわりに配設
したばね１１によって可動支持ブロックは固定支持ブロ
ック１に対して付勢される。支持ブロックを貫通するピ
ンチの小さい回転親ねじ９は精密機器のベースで支持さ
れ、動力源により回転駆動されるようになっている。

■溝付ローラ５は回転親ねじ９のまわりに１２０゜の角
度で配置され、そしてこの回転親ねしに線接触で噛み合
うことになる。ローラ５の■溝は親ねしのリード角と同
じ角度傾むけられた複数の平行溝からなっている。

回転親ねじ９を回転させるとき、■溝付ローラ５は回転
しながら回転親ねじ９の回転方向に応じて右又は左へ移
動し、従って支持ボックスに連結された移動台の送りを
行なうことができる。

本発明によれば、調節ボルト１２を廻わしてばね１１の
強さを調節することによって■溝付ローラ５と回転親ね
じとの噛み合いつまり接触圧を調節することができる。

ローラの■溝は上述したように親ねしのリード角と同じ
角度傾むけられた複数の平行溝からなっているから、■
溝付ローラは親ねじと斜めに線接触で噛み合い、従って
振動等に対し耐久力がある上、小さい圧力で接触すれば
足り、しかもＶ溝付ローラがコロ運動を行なうために送
り速度が飛躍的に向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による送り機構の要部を示す縦断面図、 第２図はその端面図、 第３図は分解斜視図である。 ３・・・スピンドル、５・・・Ｖ溝付ローラ、Ｌ、１０
・・・支持ブロック、９・・・親ねし。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 支持ブロックに互に１２０°間隔をへだてて固定された
   ３対のスピンドルにＶ溝付ローラを回転自在に装着し、
   これらＶ溝付ローラを回転親ねじのまわりでこれに噛み
   合せて成ることを特徴とする送り機構。