JPS6115737B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6115737B2 JPS6115737B2 JP17851681A JP17851681A JPS6115737B2 JP S6115737 B2 JPS6115737 B2 JP S6115737B2 JP 17851681 A JP17851681 A JP 17851681A JP 17851681 A JP17851681 A JP 17851681A JP S6115737 B2 JPS6115737 B2 JP S6115737B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging
- electrostatic precipitator
- circuit
- dust
- saturable reactor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 239000012717 electrostatic precipitator Substances 0.000 claims description 19
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 9
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 26
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- 239000007789 gas Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000012716 precipitator Substances 0.000 description 2
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- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
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- Electrostatic Separation (AREA)
Description
本発明は電気集塵装置に係わり、更に詳わしく
は可飽和リアクトル電源回路を有する電気集塵装
置における逆電離現象の発生を可及的に防止し、
集塵性能の向上と消費電力の減少を可能にする電
気集塵装置に関するものである。 コロナ放電を行なわせるための放電極と、汚染
ガス中の粉塵を付着、集塵させるための集塵極と
を有する電気集塵装置においては、従来、集塵電
流を高く保持するために集塵室内で発生する火花
放電を検出し、その検出した火花放電の回数を単
位時間当り所定値内に維持するように集塵装置の
高圧電源の電圧を制御する火花放電の頻度による
電圧制御方式があつた。しかし、このような方式
の電気集塵装置により、例えば焼結ダストのよう
な電気的な体積固有抵抗率の大きな粉塵（1010〜
1013．cm）を含んだ汚染ガスを処理しようとす
る場合、集塵板に付着した粉塵は容易にその電荷
を失わず、従つて電気的鏡像力により強く集塵板
に付着し、通常の集塵板付着粉塵払落し方法では
十分に払落しができなかつた。 すなわち、集塵板に上記した様な電気的な体積
固有抵抗率の大きな粉塵が推積した状態で集塵を
継続しようとすると、推積層内で電気的絶縁破壊
を起こし、いわゆる逆電離現象が荷電後1.0〜
2.0secの時定数をもつて頻発するため、使用電力
に比較して集塵能力が著しく阻害されるという欠
点があつた。 ところで電気集塵装置の荷電電源としてサイリ
スタ回路を採用した場合には、その時定数が事実
上極めて速いために電源制御回路により荷電を間
欠的に行なうことにより逆電離現象を防止するこ
とができるが、その反面電流波形が悪いために交
流電流としての実効値は、平均値の1.3〜２倍に
もなり、同一の直流出力電流定格に対して高圧変
圧器および整流器の容量を大きく選ぶ必要があつ
た。また同じく荷電電源として可飽和リアクトル
回路を採用した場合には、その時定数が0.4〜
1.0sec程度であるため上記したサイリスタ回路の
場合の様に電源制御回路を用いて短時間に間欠的
な荷電を行なうことは不可能であり、仮に可飽和
リアクトル回路を採用しても集塵性能の劣化を招
くことは必定であつた。 本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、集塵性能に大きな影響をおよぼす逆電離現象
の発生を可及的に防止し、電気的な体積固有抵抗
率の大きな粉塵においても効果的な集塵を行ない
得る電気集塵装置を提供せんとするものである。 以下、本発明の一実施例を示す添付図面に基づ
いて説明する。 第１図は、本発明に係る電気集塵装置における
可飽和リアクトル励磁電圧の荷電特性図、第２図
は第１図に対応する励磁電流特性図、第３図は同
じく出力電圧特性図である。 すなわち、本発明に係る電気集塵装置は、所定
の荷電サイクルt0の範囲内において通常方向のフ
オーシング荷電をt1時間行い、しかる後逆電離時
定数の範囲内で瞬間的に可飽和リアクトル励磁回
路の荷電極性を反転させてt2時間の荷電を行な
い、次の通常荷電サイクルまでt3時間の荷電休止
を行なうようにしたものである（第１図参照）。
その結果、可飽和リアクトル励磁電流は第２図に
示す如くなると共に出力電圧も第３図に示す如く
なる。つまり電気的な体積固有抵抗率の大きな粉
塵が逆電離を生起する前に励磁電流が激減して逆
電離現象の発生を回避するものである。 なお、可飽和リアクトル励磁回路の荷電極性の
反転を行なわない場合には残留ヒステリシスによ
り第３図破線の如くになる。 第４図は本発明に係る電気集塵装置における荷
電回路の一実施例を示したもので、図中１はサイ
リスタ、２は電流検出装置、３はフオーシング回
路付位相制御回路、４は可飽和リアクトルであ
る。つまり、サイリスタ１は両側アームとして電
流検出装置２を設け、この電流検出装置２の信号
に基づいてフオーシング回路付位相制御回路を制
御して、フオーシング電圧を可飽和リアクトル４
に付加し、かつ荷電の制御を行なうものである。
すなわちフオーシング回路付位相制御回路３によ
り可飽和リアクトル４にかかる一次電圧を第１図
に示す如く制御することにより、荷電電源として
可飽和リアクトルを有する電気集塵装置において
も逆電離現象の発生を回避することが可能とな
る。 以上述べた如く、本発明によれば、可飽和リア
クトル電源回路を有する電気集塵装置において、
可飽和リアクトル励磁回路の通常荷電と荷電極性
の反転および荷電休止よりなる荷電サイクルを規
則的に繰返し行なわせる制御回路を具備し、前記
荷電サイクル中の荷電極性の反転を逆電離時定数
の範囲内で瞬間的に行なわせることにより集塵装
置にかかる出力電圧の印加と休止を短い周期で行
なわしめるような構成としたため、応答の遅い可
飽和リアクトル電源回路を有する電気集塵装置に
おいても電気的な体積固有抵抗率の大きな粉塵
（1010〜1013・cm）を含んだ汚染ガス等の集塵を
効果的に、しかもすくない消費電力で行なうこと
が出来、省エネルギ政策上極めて大なる効果を有
する発明である。 ちなみに、1012・cmの焼結ダストを含む100
℃の排ガスを、本発明電気集塵装置と従来の電気
集塵装置により集塵した場合の比較は下記表のと
おりである。
は可飽和リアクトル電源回路を有する電気集塵装
置における逆電離現象の発生を可及的に防止し、
集塵性能の向上と消費電力の減少を可能にする電
気集塵装置に関するものである。 コロナ放電を行なわせるための放電極と、汚染
ガス中の粉塵を付着、集塵させるための集塵極と
を有する電気集塵装置においては、従来、集塵電
流を高く保持するために集塵室内で発生する火花
放電を検出し、その検出した火花放電の回数を単
位時間当り所定値内に維持するように集塵装置の
高圧電源の電圧を制御する火花放電の頻度による
電圧制御方式があつた。しかし、このような方式
の電気集塵装置により、例えば焼結ダストのよう
な電気的な体積固有抵抗率の大きな粉塵（1010〜
1013．cm）を含んだ汚染ガスを処理しようとす
る場合、集塵板に付着した粉塵は容易にその電荷
を失わず、従つて電気的鏡像力により強く集塵板
に付着し、通常の集塵板付着粉塵払落し方法では
十分に払落しができなかつた。 すなわち、集塵板に上記した様な電気的な体積
固有抵抗率の大きな粉塵が推積した状態で集塵を
継続しようとすると、推積層内で電気的絶縁破壊
を起こし、いわゆる逆電離現象が荷電後1.0〜
2.0secの時定数をもつて頻発するため、使用電力
に比較して集塵能力が著しく阻害されるという欠
点があつた。 ところで電気集塵装置の荷電電源としてサイリ
スタ回路を採用した場合には、その時定数が事実
上極めて速いために電源制御回路により荷電を間
欠的に行なうことにより逆電離現象を防止するこ
とができるが、その反面電流波形が悪いために交
流電流としての実効値は、平均値の1.3〜２倍に
もなり、同一の直流出力電流定格に対して高圧変
圧器および整流器の容量を大きく選ぶ必要があつ
た。また同じく荷電電源として可飽和リアクトル
回路を採用した場合には、その時定数が0.4〜
1.0sec程度であるため上記したサイリスタ回路の
場合の様に電源制御回路を用いて短時間に間欠的
な荷電を行なうことは不可能であり、仮に可飽和
リアクトル回路を採用しても集塵性能の劣化を招
くことは必定であつた。 本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、集塵性能に大きな影響をおよぼす逆電離現象
の発生を可及的に防止し、電気的な体積固有抵抗
率の大きな粉塵においても効果的な集塵を行ない
得る電気集塵装置を提供せんとするものである。 以下、本発明の一実施例を示す添付図面に基づ
いて説明する。 第１図は、本発明に係る電気集塵装置における
可飽和リアクトル励磁電圧の荷電特性図、第２図
は第１図に対応する励磁電流特性図、第３図は同
じく出力電圧特性図である。 すなわち、本発明に係る電気集塵装置は、所定
の荷電サイクルt0の範囲内において通常方向のフ
オーシング荷電をt1時間行い、しかる後逆電離時
定数の範囲内で瞬間的に可飽和リアクトル励磁回
路の荷電極性を反転させてt2時間の荷電を行な
い、次の通常荷電サイクルまでt3時間の荷電休止
を行なうようにしたものである（第１図参照）。
その結果、可飽和リアクトル励磁電流は第２図に
示す如くなると共に出力電圧も第３図に示す如く
なる。つまり電気的な体積固有抵抗率の大きな粉
塵が逆電離を生起する前に励磁電流が激減して逆
電離現象の発生を回避するものである。 なお、可飽和リアクトル励磁回路の荷電極性の
反転を行なわない場合には残留ヒステリシスによ
り第３図破線の如くになる。 第４図は本発明に係る電気集塵装置における荷
電回路の一実施例を示したもので、図中１はサイ
リスタ、２は電流検出装置、３はフオーシング回
路付位相制御回路、４は可飽和リアクトルであ
る。つまり、サイリスタ１は両側アームとして電
流検出装置２を設け、この電流検出装置２の信号
に基づいてフオーシング回路付位相制御回路を制
御して、フオーシング電圧を可飽和リアクトル４
に付加し、かつ荷電の制御を行なうものである。
すなわちフオーシング回路付位相制御回路３によ
り可飽和リアクトル４にかかる一次電圧を第１図
に示す如く制御することにより、荷電電源として
可飽和リアクトルを有する電気集塵装置において
も逆電離現象の発生を回避することが可能とな
る。 以上述べた如く、本発明によれば、可飽和リア
クトル電源回路を有する電気集塵装置において、
可飽和リアクトル励磁回路の通常荷電と荷電極性
の反転および荷電休止よりなる荷電サイクルを規
則的に繰返し行なわせる制御回路を具備し、前記
荷電サイクル中の荷電極性の反転を逆電離時定数
の範囲内で瞬間的に行なわせることにより集塵装
置にかかる出力電圧の印加と休止を短い周期で行
なわしめるような構成としたため、応答の遅い可
飽和リアクトル電源回路を有する電気集塵装置に
おいても電気的な体積固有抵抗率の大きな粉塵
（1010〜1013・cm）を含んだ汚染ガス等の集塵を
効果的に、しかもすくない消費電力で行なうこと
が出来、省エネルギ政策上極めて大なる効果を有
する発明である。 ちなみに、1012・cmの焼結ダストを含む100
℃の排ガスを、本発明電気集塵装置と従来の電気
集塵装置により集塵した場合の比較は下記表のと
おりである。
【表】
なお、この場合、T0：１〜2sec、T1：0.2〜
0.4sec、T2：0.1〜0.2sec、T3：0.7〜1.4secとし
た。
0.4sec、T2：0.1〜0.2sec、T3：0.7〜1.4secとし
た。
第１図は本発明に係る電気集塵装置における可
飽和リアクトルの励磁電圧の荷電特性図、第２図
は第１図に対応する励磁電圧の荷電特性図、第３
図は同じく出力電圧特性図、第４図は本発明に係
る電気集塵装置における荷電回路の一実施例を示
す説明図である。 ３はフオーシング回路付位相制御回路、４は可
飽和リアクトル。
飽和リアクトルの励磁電圧の荷電特性図、第２図
は第１図に対応する励磁電圧の荷電特性図、第３
図は同じく出力電圧特性図、第４図は本発明に係
る電気集塵装置における荷電回路の一実施例を示
す説明図である。 ３はフオーシング回路付位相制御回路、４は可
飽和リアクトル。
Claims (1)
- １ 可飽和リアクトル電源回路を有する電気集塵
装置において、前記可飽和リアクトル励磁回路の
通常方向フオーシング荷電と、荷電極性の反転お
よび荷電休止よりなる荷電サイクルを規則的に繰
返して行なわせる制御回路と、前記荷電サイクル
中の荷電および荷電休止を逆電離時定数の範囲内
で瞬間的に行なわしめる制御回路を具備すること
を特徴とする電気集塵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17851681A JPS5879561A (ja) | 1981-11-06 | 1981-11-06 | 電気集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17851681A JPS5879561A (ja) | 1981-11-06 | 1981-11-06 | 電気集塵装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5879561A JPS5879561A (ja) | 1983-05-13 |
| JPS6115737B2 true JPS6115737B2 (ja) | 1986-04-25 |
Family
ID=16049832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17851681A Granted JPS5879561A (ja) | 1981-11-06 | 1981-11-06 | 電気集塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5879561A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004036715A1 (en) * | 2002-10-15 | 2004-04-29 | Dongah Tech Inc. | Electric power savings device used saturable reactor |
-
1981
- 1981-11-06 JP JP17851681A patent/JPS5879561A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5879561A (ja) | 1983-05-13 |
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