JPS61157035A - インピ−ダンス整合方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインピーダンス整合方式に係り、特に各種イン
ピーダンスをもった伝送路に対しそのインタフェース部
のインピーダンス・マッチング用ィ 〔従来の技術〕 伝送路のインピーダンスは、国により異なり、また国に
よっては地方によりインピーダンスが・異なる（例えば
米国）。

したがって伝送路のインピーダンスに応じて専用のトラ
ンスを使用し、伝送路のインピーダンス・マッチングを
はかっていた。

しかしこのように専用のトランスを使用する場合には、
パネルの種類を伝送路のインピーダンスの種類の分だけ
用意する必要があるという欠点がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前記の如く、専用のトランスを用意する代りに、第３図
に示す如く、１次側に切換タップ付きのトランス１）を
使用して伝送路１２と終端抵抗１３を接続することが行
われている。なお第３図において、１４は装置である。

この場合、装置側をインピーダンスの異なる伝送路１２
に接続する場合、トランス１）０１次側のタップをタッ
プ・スイッチＩ５により切換えて使用することになる。

ところでこのタップ・スイッチ１５をマニアルで切換え
る場合には、もしこのような装置が多数個使用されるシ
ステムをインピーダンスの異なる地点に移動する場合、
すべてのタップ・スイッチ１５をマニアルで切換えるこ
とが必要になり、人件費の高い国でこのようなことをす
れば、それだけで高い費用を必要とするのみならず、マ
ニアル操作によるミスが存在することもある。

したがってタップ・スイッチ１５を電子スイッチとして
遠隔地点から集中的に切換制御することが必要であるが
、次の理由により高価なものとなる。

すなわち、タップ・スイッチ１５は１次側に接続されて
いるので、これには長い伝送路１２とそのまま接続され
ることになる。ところで伝送路２は長いために、サージ
が侵入し易く、通常の電子スイッチでは高圧のサージの
侵入により破損されるので、これに耐え得るものとする
ためには、高価なものを使用せざるを得ないという問題
点がある。

〔問題点を解決するための手段〕

前記の如き問題点を改善するために本発明のインピーダ
ンス整合方式では、伝送路と装置とのインタフェースに
インピーダンス・マッチング用のトランスを用いたイン
ピーダンス整合方式において、インピーダンス・マッチ
ング用のトランスの２次側に複数のインピーダンスの終
端抵抗と切換スイッチを接続したことを特徴とする。

〔作用〕

これにより伝送路にサージが侵入しても２次側までサー
ジは侵入しないため、切換スイッチをローコストのもの
で構成することができる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図により説明する。

第１図において１はインピーダンス・マッチング用のト
ランス、２は音声用の伝送路であって第３図の伝送路１
２に対応するもの、３は切換スイッチ、４は伝送路２に
接続される装置、例えば電話機の如き装置である。

切換スイッチ３はインピーダンスの異なる終端抵抗Ｒｔ
、Ｒ２、Ｒ３の１つを選択的に接続するものであり、例
えばトランジスタの如き半導体で構成される電子スイッ
チである。したがってこの切換スイッチ３を適宜手段で
制御し、終端抵抗Ｒ１、Ｒ２、Ｒ３を伝送路のインピー
ダンスに応じて選択的に接続することによりインタフェ
ースのインピーダンス・マッチングがはかれる。

すなわち、トランス１が理想的なトランスの場合、巻線
比をｎとし２次側のインピーダンスをＺｌとすればその
１次側よりみたインピーダンスＺＯは Ｚｏ＝−Ｚｌ ｙ＋２ となる。したがってＺｓを適当に切換えること、すなわ
ちＲ１，Ｒ２、Ｒ３の値を適宜選択することにより各種
のインピーダンスの伝送路に対応することがわかる。

このようにして、第１図においては、音声用の伝送路２
に対しトランス１が接続され、このトランス１の２次側
にインピーダンス可変可能な終端抵抗Ｒｓ、Ｒ２、Ｒ３
を設けである。それ故、インピーダンスの異なる音声伝
送路に対しては、切換スイッチ３により終端抵抗を選択
することにより伝送路２と装置４間のインピーダンス・
マッチングがとれる。

本発明の第２実施例を第２図により説明する。

第２図では、電子スイッチ３′を切換制御部５で制御す
るとともに、該切換制御部５を、例えばセンターに設け
た遠隔制御部６により制御する。

これにより装置４の接続される伝送路２のインピーダン
スに応じて遠隔制御部６から接続すべき終端抵抗選択信
号を切換制御部５に送出する。切換制御部５ではこの選
択信号に応じて電子スイッチ３−′を制御し、例えば終
端抵抗Ｒ１を選択接続する場合にはこの終端抵抗Ｒ１と
接続されたトランジスタの如き半導体スイッチング素子
をオンに制御することになる。このようにして遠隔制御
部６より伝送路２のインピーダンスに応じて電子スイッ
チ３′を制御することができる。

なお前記説明では音声用の伝送路の例について説明した
が本発明は勿論これのみに限定されるものではない。

〔発明の効果〕

本発明ではインピーダンス・マッチング用の２次側に切
換手段を設けて伝送路に応じたインピーダンス・マッチ
ングすることができるので、切換手段が１次側に侵入し
たサージ等により破損されることがほとんどないため、
安全にマツチングを行うことができ、しかも簡単な電子
回路で構成することができる。

また切換手段を遠隔制御することにより、センターより
集中的に、正確に制御することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例構成図、第２図は本発明の他
の実施例、第３図は従来例である。 図中、１はトランス、２は伝送路、３は切換スイッチ、
４は装置、５は切換制御部、６は遠隔制御部を示す。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）伝送路と装置とのインタフェースにインピーダン
   ス・マッチング用のトランスを用いたインピーダンス整
   合方式において、インピーダンス・マッチング用のトラ
   ンスの２次側に複数のインピーダンスの終端抵抗と切換
   スイッチを接続したことを特徴とするインピーダンス整
   合方式。
2. （２）前記切換スイッチを電子スイッチで構成したこと
   を特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載のインピー
   ダンス整合方式。
3. （３）前記切換スイッチを半導体スイッチで構成し、こ
   れを遠隔制御によりオン・オフ制御するように構成した
   ことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載のイン
   ピーダンス整合方式。