JPS61155227A - ホウ素含有率が低く屈折率の低いガラス繊維およびその製造法 - Google Patents

ホウ素含有率が低く屈折率の低いガラス繊維およびその製造法

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JPS61155227A
JPS61155227A JP28682085A JP28682085A JPS61155227A JP S61155227 A JPS61155227 A JP S61155227A JP 28682085 A JP28682085 A JP 28682085A JP 28682085 A JP28682085 A JP 28682085A JP S61155227 A JPS61155227 A JP S61155227A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C13/00Fibre or filament compositions

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、減少したホウ素含有率を有し、高ホウ素含有
率のガラス繊維形成用に匹敵する屈折率を有する発生期
の(nascent)ガラス繊維形成用に関する。
[従来の技術] 今日、産業」−用いられているガラス繊維には、「E−
ガラス」組成物または「621−ガラス」組成物を含む
大部分のガラス繊維について約4つまたは5つの主要な
ガラス組成物が含まれる。E−ガラスは一般に米国特許
第2,334,9[i1号に記載されており、典型的に
5j02が52〜56重量%、N2O3が12〜16重
量%、CaOが16〜19重量%、MgOが3〜6重量
%、B2O3が9〜11重量%のガラス組成を有する。
「621−ガラス」は典型的な「E−ガラス」調合物を
改変したものであり、通常CaOの含有率が「E−ガラ
ス」のそれよりも非常に高く、MgOが含有されていな
い。r [121−ガラス」は米国特許第2,571,
074号明細書に一層詳細に記載されており、一般的に
は5102が52〜56重量%、M2O3が12〜16
重量%、CaOが19〜25重量%、B2O3が8〜1
3重量%の組成を有する。「E−ガラス」および「62
1−ガラス」の以上の成分に加えて、少量の成分もまた
存在することができる。「621−ガラス」のばあいの
そのような成分は、典型的にP2 、Pe203、K2
O、Na2OおよびばあいによりBaOおよびMgOで
ある。
一般に、これらの少量の成分はそれぞれそのガラス中で
1重量%未満の量で存在している。
「E−ガラス」繊維形成用および「621−ガラス」繊
維形成用は、連続ガラス繊維の分野において無数の応用
が知られている。そのような応用例としては、たとえば
ガラス繊維強化プラスチツクパネルを製造するばあいの
ようなポリマー材料の強化があげられる。この製造ライ
ンにおいて、屋外で用いられるパネルはくすんでおらず
半透明で青味がかった色を有するのが好ましい。
ガラス繊維の製造におけ本最近の傾向は、ガラス繊維形
成用中、したがってガラス繊維の製造工程におけるホウ
素の毒を減少させることに向けられている。そのような
減少から実現される利益としては、環境的利益と経済的
利益の両方があげられる。ポリマー材料を強化するため
に用いられるガラス繊維中のホウ素を減少させること、
特にガラス繊維強化プラスチツクパネルの製造における
問題は、ホウ素含有率の低いガラス繊維から青味がかっ
た色の、くすんでいない、半透明なパネルをうろことが
困難であるということである。「E−ガラス」およびr
 821ガラス」の屈折率は約1.557である。ガラ
ス繊維のホウ素含有率を下げるとそのガラス繊維の屈折
率は1.[i25またはそれより高い値に上がる。
ガラス繊維強化プラスチツクパネルの応用においては、
該ガラス繊維の屈折率が高まるとガラス繊維強化パネル
は望ましくない透明な青銅色を呈する傾向が生じる。ま
たガラス繊維のホウ素含有率を減少させることは注意し
て行なわなければならない。というのはB2O3はフラ
クシング剤(f’luxing agent)であるか
らである。フラクシング剤を減少させると、軟化点、粘
度、繊維化しやすさなどのガラス繊維の種々の性質が有
害な影響を受ける。
[発明が解決しうよとする問題点] 本発明の目的は減少したホウ素含有率を有し、かつ高ホ
ウ素含有率のガラス繊維と同様の屈折率を有するガラス
繊維を提供することにある。
そのばあい、その屈折率は1.5495よりも大きく1
.57までの範囲の値である。
さらに、本発明の目的は半透明でくすんでおらず青味が
かった色を呈するガラス繊維強化プラスチツクパネルを
製造するときに用いられるポリマー材料の多くに非常に
調和する屈折率を有するガラス繊維を提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] 本発明のガラス繊維形成用は、主として5i02が55
〜56.5重量%、M2O3が14.5〜15.5重量
%、B203が 5〜5.8重量%、 R20(Rはア
ルカリ金属である)が1〜1.5重量%およびP2が0
.4〜0.5重量%の各成分からなる。ここで各成分の
割合はそのガラス繊維形成用に対するものである。さら
に、そのガラス繊維形成用は約0.6重量%のTiO2
、約0.3重量%のMgO,約0.3重量%のPe20
3などの少量の成分を有することができる。
屈折率を増加させることなく、減少したホウ素濃度を有
するガラス繊維を製造する方法には、ホウ素(B2O3
)と酸化カルシウム(c,to)との両方の量が減少さ
れ屈折性成分であるSiO2とAg2O3との両方の量
が増加されアルカリの量が増加されたガラス繊維を生じ
るガラス形成材料を調合すること、およびガラスの同じ
対数粘度に対して、典型的なり203含有率が一層高い
「E−ガラスおよび821−ガラス」の形成温度よりも
約4〜lO℃(40〜50下)高い温度でガラス繊維を
形成することが含まれる。
[作 用] ガラス繊維を製造するばあいに、温度と粘度との特定の
関係を維持することが重要である。
粘度はガラス繊維形成用の制御を維持することによって
調節される。繊維を引き出すための粘度は、一般に約1
00〜1000ポイズの範囲に制御される。またガラス
から繊維を形成する温度は、液相温度よりも少なくとも
約38℃(100下)高く維持されなければならない。
液相温度とは、平衡状態において該温度より高い温度で
はガラスが液体として存在し、該温度より低い温度では
ガラスが結晶状態に変化するような温度である。
「E−ガラス」組成物および「621−ガラス」組成物
において、シリカ以外のガラス形成物は酸化ホウ素であ
り、該酸化ホウ素はまたガラス繊維の製造におけるフラ
クシング剤でもあり、また低い屈折率をつるのをも助け
る。温度および粘度の適切な特性を維持し続けながらガ
ラス繊維中のホウ素含有率を減少させるばあいには、さ
らにフラクシング剤を添加するかまたは存在しているフ
ラクシング剤の量を増加させ謬必1がある。ガラス中に
いくらかの酸化ホウ素を存在させるのが望ましく、そう
することによってフラクシング剤を全く新しく提供する
必要性を減らすことができる。ガラスから酸化ホウ素を
完全に除去することは、屈折率以外の性質に悪い影響を
与える。「E−ガラス」および「62■−ガラス」に産
業上型まれる他の性質としては、化学的耐久性、耐アル
カリ性、電気抵抗、初期強度、液相温度および軟化点が
あげられる。それゆえ、約5〜約5.8重量%の量の酸
化ホウ素を有し、「E−ガラス」および「621−ガラ
ス」のような好適な性質を備えたホウ素含有率の低いガ
ラス繊維に対して適切な屈折率を達成することは、やっ
かいな仕事である。しかし、1種または複数種のフラク
シング剤に達しながらガラスの所望の性質をも維持する
ことには種々の要因についての適切な解釈が含まれる。
たとえば、「E−ガラス」組成物または「621−ガラ
ス」組成物中にすてに存在する酸化カルシウム(cab
)はフラクシング剤として働くことができるが、該酸化
カルシウムを増加させるとそれに付随してガラス繊維の
屈折率が大きくなる。
またガラス繊維で強化されたくすんでいない半透明のパ
ネルの製造においては、ガラスの屈折率が、パネルの製
造においてマトリックスとして用いられるポリマー樹脂
の屈折率と実質的に調和することが重要である。それぞ
れの屈折率が違いすぎると、えられたガラス繊維強化パ
ネルはくすんだものとなりうる。該パネル製造において
、樹脂の屈折率は加熱すると減少し、一方、ガラスの屈
折率は安定したままであり、加熱された樹脂の屈折率が
ガラスの屈折率と調和するときはガラス繊維強化パネル
は透明である。さらに加熱すると樹脂の屈折率はガラス
の屈折率未満に減少し、ガラス繊維はガラス繊維強化パ
ネル中で目につくようになろう。ガラス繊維強化パネル
を冷却すると、樹脂の屈折率がガラスの屈折率よりも高
いときは散乱する光はほとんど青色であるが、樹脂の屈
折率がガラスの屈折率よりも低いときは、散乱する光は
黄色が一層強くなる。ガラスの屈折率を、ガラス繊維強
化ポリマー、特に半透明なガラス繊維強化パネルを製造
するための7トリツクスポリマーの屈折率に厳密に調和
させるためには、ガラスの屈折率は1.5495 、好
ましくは1.553よりも大きく  1.557までの
範囲でなければならない。
本発明のガラス繊維形成用は、半透明なガラス繊維強化
プラスチツクパネルの製造に用いることのできるガラス
繊維を製造するために必要な性質をすべて提供する。
第1表のガラス繊維形成用をつるために、本発明のガラ
ス繊維形成用は当業者に知られたいかなるバッチ成分か
らも製造される。また、第1表のガラス繊維形成用中の
酸化物のような目的とする(targeted)酸化物
から、直接バッチ組成物またはマーブル(marble
s)のためのバッチ組成物をバックカルキュレートする (back calculating)ための当業者に
知られたいかなる計算法をも用いることができる。後者
の供給材料(すなわちマーブルのためのバ・ソチ組酸物
)は、ガラス繊維を製造するための間接溶融方法に有用
である。
第    1    表 一般に、本発明のガラス組成物を有するガラス繊維は、
当業者に知られたいずれの方法によっても製造すること
ができる。そのような方法の限定的でない例としては、
ブッシングを用いてガラスを機械的に細める方法があげ
られる。
この方法は、ブッシングのオリフィスを通して引いてゆ
く方法である。ガラス繊維は充分に冷却されたとき、1
本または2本以上のストランドにまとめられ集められる
ときにフィラメント量の摩耗から繊維を保護するために
、その表面に塗布された水性サイジング組成物を有する
もう1つの例としては、回転スピナー(rotarys
pinner)を用いる方法があげられる。この方法は
、ガラス繊維を形成するために、ガラスを導管を通して
回転スピナー中に導入し、孔を通して繊維としてガラス
繊維を噴出(eject)させるという方法である。そ
のばあい、噴出された繊維は回転スピナーの近くに位置
するバーナーから出される熱ガスでさらに細められる。
ガラス繊維はサイジング組成物を噴霧され、回転スピナ
ーの下を動くコンベア上でマットとして配置される。本
発明のガラス組成物でガラス繊維を形成するばあい、そ
の形成温度は一般に、log2.5〜log3.0の所
望の高温度時の粘度をうるために、E−ガラスまたは6
21−ガラスに要求される形成温度よりも高い。その高
い温度は、ガラス繊維形成用中の酸化ホウ素の減少量の
関数である。酸化ホウ素(B203)がガラス繊維形成
用の約5.2重量%であるときは、その温度は約4〜1
0℃(約40〜50下)高くなるが、一方、対応する温
度の増加はガラス繊維形成用中の酸化ホウ素の一層低い
量を要求するであろう。4〜10℃の温度の増加は、通
常log2.0〜log3.0の粘度に対する1414
〜1214℃の温度範囲にあたる。また酸化ホウ素が5
.2重量%より大きく5.8重量%までの量のガラス繊
維を製造するためには、より低い程度の温度増加が必要
となろう。
当業者に知られたいかなる水性サイジング組成物もガラ
ス繊維に塗布されうる。そのような水性サイジング組成
物としては、たとえば米国特許第4.110,094号
明細書に記載されたサイジング組成物があげられ、そう
した技術は本願に組み込まれる。屋外で用いるためのく
すんでいない、半透明のガラス繊維強化パネルを製造す
るばあい、4つの主要な非水性成分を有する水  ゛性
処理組成物を有する水性ガラス繊維サイジン=   1
5  − グ組酸物を用いるのが好ましい。非水性成分の1つは、
1種または2種以上の水溶性、水に分散性または水に乳
化性のビスフェノールA型ポリエステルのフィルム形成
ポリマーを単独で用いたもの、またはエポキシ含有ポリ
マーと混合したものである。そのばあい、そのポリマー
はマトリックスポリマーと相溶することができ、かつマ
トリックスポリマーに溶解することのできるフィルム形
成ポリマーである。もう1つの非水性成分は、1種また
は2種以上のアクリロキシまたはメタクリロキシ含有の
有機カップリング剤である。他の非水性成分は、1種ま
たは2種以上のカチオン性フィラメント潤滑剤である。
そのような潤滑剤としては、たとえば脂肪酸で部分的に
アミド化されたポリアルキレンアミンがあげられる。そ
のばあい、脂肪酸の少なくとも1種はペラルゴン酸であ
る。もう1つの非水性成分は、有効な帯電防止に寄与す
る量の1種または2種以上の有機チッ化カチオン性4級
アンモニウム塩の帯電防止剤である。その組酸物は無機
帯電防止剤および水素化された植物油を本質的に含んで
いない。その組成物中の水の量は、ガラス繊維を水性処
理組成物で処理するのを可能にする。さらに、水性組成
物はストランド硬化剤を有することができる。以上の非
水性成分のうち主要な量をなす成分はフィルム形成ポリ
マーであり、一方、有機カップリング剤および潤滑剤は
それぞれカップリングおよび潤滑化に有効な量で存在す
る。帯電防止剤の有効な帯電防止に有効な量は、水性処
理組成物の約0.05〜約0.4重量%の範囲である。
好適な好ましい水性サイジング組成物は第2表に示され
ている水性サイジング組成物である。
[以下余白] −19= サイジングされたガラスIlk ilBは、H−55ス
トランドまたはに一37ストランドのような当業者に知
られたいかなる構成の1本または2本以上のストランド
にまとめられてもよく、フォーミングパッケージまたは
ロービングパッケージに巻き取られるか、または湿潤(
wet)チョップストランドとしてチョップされる。チ
ョップされたガラス繊維ストランド、またはストランド
のパッケージのかたちのガラス繊維ストランドは、その
水分を減少させるために乾燥される。ガラス繊維は、通
常的110〜138°C(約230〜約280下)の温
度で乾燥される。乾燥されたガラス繊維はポリマー材料
を強化するために好適であり、連続的な長さのガラス繊
維ストランドは、強化ポリマー材料に用いるために乾燥
チョップガラス繊維としてチョップされうる。屋外で用
いるためのガラス繊維強化パネルを形成するばあい、ガ
ラス繊維のストランドはパネルを製造する工程中に乾燥
してチョップされる。
ホウ素含有率が約5.0〜約5.8重量%と低い一方で
、ガラス繊維の屈折率が1.5530よりも大きく約+
−、5570までの好ましい範囲にあるガラス繊維を製
造するばあいには、そのガラス繊維はつぎのようなバッ
チ組成物から製造されるのが好ましい。
(組成物)       (g) 砂             1131粘土     
   1099 石灰岩       1053 ホウ酸       301 はたる石      63.4 ぼう硝      11.3 ソーダ灰      56.8 このバッチ組成物からつぎの好ましいガラス繊維組成を
有するガラス繊維かえられる。
(組成物)      (重量%) S i 02       55 、8CaO21,0 M20314.8 B20s       5.2 Na20             1..4P2  
            0.5好ましいガラス繊維は
、マーブル溶融操作を用いることもできるが、直接溶融
操作を用いて、ガラス繊維形成ブッシングの小さなオリ
フィスから溶融したガラスを引き出して機械的に細める
ことによって形成される。約log2.0〜約log5
.0の高温度時の粘度に対応する温度、軟化点、液相温
度、密度(バルク(bulk)にしたときの)および屈
折率を含むガラスの物性を、621−ガラスと比較して
第3表に示した。
[以下余白] =  23 − これらのガラス繊維は、光学顕微鎖およびマツチングイ
ンデックスオイル(matching 1ndexop
s)を用いることによって屈折率を試験した。
屈折率は約1.558であった。これらのガラス繊維を
、第2表で特定した水性化学処理組成物でサイジングし
た。これらのガラス繊維は、直接の引きロービング(d
irect draw roving)として製造され
、水分を減少させるために前述した温度で乾燥させた。
ついで、乾燥されたガラス繊維は、くすんでいない、半
透明で青味がかった色のパネルを製造するために、アク
リルのパネルポリマーを用いたガラス繊維強化ポリマー
パネル製造ライン中でチョップされる。
[実施例] 本発明をつぎに実施例を用いてさらに詳しく説明するが
、本発明はもとより・これらに限られるものではない。
好ましい実施態様の方法を用いてガラス繊維として製造
した7つのガラス繊維形成用のデータを第4表に示した
。第4表に示された7つのガラス繊維の性質には、屈折
率、密度および粘性が含まれる。
[以下余白] 第5a〜第5c図は、ブッシングのオリフィスで機械的
に細めて形成したときの、それぞれ実施例1および実施
例2についてのバッチ組成物試料の組成、ガラス繊維の
組成およびそのガラス繊維の性質を示している。
好ましい実施態様のガラス繊維形成用で形成されたガラ
ス繊維の初期強度を、形成時より16時間前および16
時間後に1Nの硫酸中で試験した。
初期強度試験は、技術の分野で知られている通常の方法
で行なった。その試験結果は、本発明のガラスが621
−ガラスと同様の耐酸性を有するようであるということ
を示した。それゆえ、ガラス繊維形成用のアルカリ含有
量を大きくしても621−ガラス組成物のガラス繊維と
比較してガラス繊維の耐久性に影響を与えることはない
であろう。
好ましい実施態様のガラス繊維形成用の電気的性質を、
第6表に示すように、5.8重量%のB2O3を含有す
る621−ガラスのガラス繊維の電気的性質と比較した
。破壊電圧、誘電定数、体積抵抗率および表面抵抗率の
試験は、当業者に知られた標準的な手順にしたがって行
なった。
[以下余白コ 第6表より、本発明のガラス繊維の電気的性質は821
−ガラスのガラス繊維の電気的性質と類似していること
がわかる。第6表より、アルカリの含量が高くなっても
電気的性質に悪影響を与えるということはなく、本発明
のガラス繊維形成用と621−ガラスのガラス繊維形成
用とのあいだには大きな違いはないことが明らかである
621−ガラスを用いたガラス繊維強化パネルと本発明
の好ましい実施態様によるガラス繊維を用いたガラス繊
維強化パネルとをそれぞれ製造した。この両方のガラス
繊維をともに、米国特許第4,110.094号明細書
に記載された水性サイジング組成物と同じ水性サイジン
グ組成物でサイジングした。その水性組成物には4,4
°イソプロピリデンジフエノールビスフエノール−A型
エポキシ樹脂;無水マレイン酸の部分エステルと1個ま
たは2個以上のエステル化されていないカルボキシル基
を含有するとともに2個以上のエポキシを有するエポキ
シ樹脂との反応生成物;プロピレングリコール−エチレ
ンオキサイドの界面活性剤(F−1(1B界面活性剤)
;水素化されたとうもろこし油(プレ3 (Purec
o■)■ 油);ポリエチレングリコールの乳化剤(トリトン■(
Triton■) X−1t)C1,) 、オクチルフ
ェノキシポリエチレンオキシエタノール;ポリビニルピ
ロリドンのフィルム形成剤;エタクリロキシプロビルト
リメトキシシラン;酢酸;ガラス繊維潤滑剤としての脂
肪酸アミン塩(エメリー(Elllery)[f717
) ;および固形分含量が約6.5±0.2重量%の範
囲となるのに充分な量の水が含まれていた。これらのパ
ネルは、ユナイテッド・ステート・スチール・ケミカル
・コーポレーション(U、5Jteel Chemic
al Corporation)から入手可能なポリエ
ステルパネル樹脂を用い、パネルロービング(pane
l roving)の乾燥チョップガラス繊維ストラン
ドを用いて形成した。パネルは、技術の分野で認められ
た手順により、621−ガラスおよび本発明の好ましい
実施態様のガラス繊維に対して同様に形成した。
第7表かられかるように、好ましい実施態様で特定され
るような本発明のガラス繊維は、パネル中において62
1−ガラス紙紐と少なくとも同じ機械的性質を有してい
た。また色のデータにおける一層高い曇り(cloud
iness)は、パネルから反射した光の量の増加によ
るものである。
[以下余白コ 叙」二のごとく、本発明はある特定の実施態様を参照し
て説明されているが、本発明はそれらにのみ限定される
ものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で種
々変更することができるものである。
特許出願人  ピーピージー・インダストリーズ・イン
コーホレーテッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 その組成が55〜56.5重量%のSiO_2、1
    4.5〜15.5重量%のAl_2O_3、20〜23
    重量%のCaO、5〜5.8重量%のB_2O_3、1
    〜1.4重量%のR_2O(Rはアルカリ金属である)
    および0.4〜0.6重量%のF_2の組成を有し、1
    414〜992℃の高温時の粘度がlog2.0〜lo
    g5.0であり、減少したホウ素含有率を有し、屈折率
    が1.5495より大きく1.557までの範囲である
    ガラス繊維。 2 0.6重量%までのTiO_2、0.3重量%まで
    のMgOおよび0.3重量%までのFe_2O_3より
    なる群から選ばれた1種または2種以上の化合物を含む
    特許請求の範囲第1項記載のガラス繊維。 3 屈折率が1.553〜1.557の範囲にある特許
    請求の範囲第1項記載のガラス繊維。 4 55.8重量%のシリカ、21重量%の酸化カルシ
    ウム、14.8重量%の酸化アルミニウム、5.2重量
    %の酸化ホウ素、1.4重量%の酸化ナトリウムおよび
    0.5重量%のフッ素の組成からなる特許請求の範囲第
    1項記載のガラス繊維。 5 (a)5〜5.8重量%の減少された量のB_2O
    _3、20〜23重量%の減少された量の酸化カルシウ
    ム、55〜56.5重量%のSiO_2および14.5
    〜15.5重量%のAl_2O_3を含む増加された量
    の屈折性の成分を有し、1〜1.5重量%の範囲の増加
    された量のR_2O(Rはアルカリ金属である)および
    0.4〜0.6重量%のフッ素を有するガラスの溶融し
    た流れからガラス繊維を製造するためにガラス繊維形成
    組成物を調合する工程、 (b)log2.0〜log3.0の粘度に対応する1
    414〜992℃の範囲の約4〜10℃高められた温度
    で、ガラス繊維製造手段に設けられた複数のオリフィス
    からガラス繊維を形成する工程、および (c)該ガラス繊維を細める工程 からなる、減少されたホウ素含有率を有し、屈折率が1
    .5495より大きく1.557までの範囲にあるガラ
    ス繊維の製造法。 6 ガラス繊維組成物が0.6重量%までのTiO_2
    、0.3重量%までのMgOおよび0.3重量%までの
    Fe_2O_3よりなる群から選ばれた1種または2種
    以上の化合物を含む特許請求の範囲第5項記載の製造法
    。 7 屈折率が1.553〜1.557の範囲にある特許
    請求の範囲第5項記載の製造法。 8 55.8重量%のシリカ、21重量%の酸化カルシ
    ウム、14.8重量%の酸化アルミニウム、5.2重量
    %の酸化ホウ素、1.4重量%の酸化ナトリウムおよび
    0.5重量%のフッ素が存在してなる特許請求の範囲第
    5項記載の製造法。 9 特許請求の範囲第5項記載の製造法によって製造さ
    れたガラス繊維製品。 10 ガラス繊維を水性化学処理組成物で処理し、該繊
    維を1本または2本以上のストランドにまとめることを
    含む特許請求の範囲第5項記載の製造法。 11 前記まとめられたストランドをチョップし、該チ
    ョップストランドを集めることを含む特許請求の範囲第
    5項記載の製造法。 12 前記ガラス繊維形成組成物が直接溶融用でかつガ
    ラス繊維形成用のバッチ組成物である特許請求の範囲第
    5項記載の製造法。 13 前記ガラス繊維組成物がガラス繊維を形成する間
    接溶融用のマーブルをつくるための組成物である特許請
    求の範囲第5項記載の製造法。 14 巻取り器上のストランドを、多層パッケージに集
    めることを含む特許請求の範囲第5項記載の製造法。 15 ガラス繊維ストランドのパッケージを高められた
    温度で乾燥することを含む特許請求の範囲第14項記載
    の製造法。
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