JPS61154667A - 超音波温熱治療装置 - Google Patents

超音波温熱治療装置

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JPS61154667A
JPS61154667A JP59276115A JP27611584A JPS61154667A JP S61154667 A JPS61154667 A JP S61154667A JP 59276115 A JP59276115 A JP 59276115A JP 27611584 A JP27611584 A JP 27611584A JP S61154667 A JPS61154667 A JP S61154667A
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JP
Japan
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ultrasonic
ultrasound
living body
temperature distribution
heating
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JP59276115A
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English (en)
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聡 相田
一郎 小倉
石田 昭憲
信行 岩間
伊藤 阿耶雄
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、超音波による局所加温によって腫瘍を治療
する超音波温熱治療装置に間する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
近年、悪性新生物、いわゆる癌の治療技術の一つとして
温熱療法(ハイパサーミア)が注目されている。温熱療
法とは、tie細胞が正常細胞と比較して致死温度が低
いことを利用して加温により治療を行なうもので、非観
血的な方法であるため切除不可能な病巣の治療に極めて
有効と考えられている。温熱治療法における加温方法は
全身加温。
四段や腹部といったような比較的広い範囲を対象とする
局部加温、さらに体内の極く限られた部位のみを対象と
する局所加温の3つに分類されるが、それらの中で特に
深部腫瘍を選択的に加温する局所加温に今後の技術的進
歩が期待されている。
局所加温のエネルギー源としては、超音波が注目されて
いる。超音波を利用した温熱治療装置においては、従来
、加温用超音波プローブとして超音波を集束して生体内
に照射できるものが用いられ、その焦点と腫瘍部位との
位置合せは治療以前にX線CTや超音波映像装置により
得られた生体内の腫瘍に関する3次元画像データを基に
して行なわれている。
しかしながら、この従来の超音波温熱治療装置では加温
用超音波プローブと生体との位置合せは可能であるが、
超音波の焦点とIII瘍部位との実質的な位置合せを行
なうことは難しく、位置ずれが生じてもそれを感知する
手段がないため正確な局所加温を行なうことは困難であ
った。また、仮に加温用超音波プローブの幾何学的焦点
と腫瘍部位との位置合せが正確にできたとしても、超音
波ビームの照射された部分だけが温度上昇するとは限ら
ず、血流分布や熱伝導率の不均一があればビームの集束
点以外に高温部(いわゆるホットスポット)が生じてし
まう可能性があった。
〔発明の目的〕
この発明の目的は、生体内の加温部位を確認しつつ、限
定された腫瘍部位のみを選択的に加温することの可能な
超音波温熱治療装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
この発明は上記目的を達成するため、生体内の温度分布
を測定し、その温度分布データと予め設定された温度分
布データとの温度差データに基いて、加温用超音波プロ
ーブから生体内に照射される超音波の照射状[(具体的
にはその超音波の強度やビームパターン)をIII ’
Illするようにしたことを特徴とする。
〔発明の効果〕
この発明によれば、生体内の温度分布が適正となるよう
に加温用超音波プローブからの超音波の照射状態を制御
できるため、治療したい腫瘍部位を集中的に加温して効
率よく治療することができる。従って、正確で効果的な
温熱治療を実施することが可能となり、また治療効果の
判定も容易となる。
〔発明の実施例〕
この発明の一実施例に係る超音波温熱治療装置の構成を
第1図に示す、生体1の体表に接して設けられたウォー
ターバス2内に、加温用超音波プO−プ3と画像用超音
波プローブ4が設けられている。ウォーターバス2は超
音波プローブ3.4と生体1の音響インピーダンスとの
マツチングと、生体1の表面の温度上昇を抑えるための
ものである。
加温用超音波プローブ3は例えば第2図に示すように7
ニユラー7レイ超音波振動子を用いて構成され、画像用
超音波プローブ4の周囲に複数個(図の例では6個)同
一円周上に位置するように配設されている。アニユラ−
アレイ振動子からなる加温用超音波プローブ3は、各振
動子の駆動信号に位相差を与えることにより任意の焦点
距離を設定可能であり、またプローブ位置制wJ装置5
によって超音波の放射方向をそれぞれ独立に変えられる
ようになっている。
加温用超音波プローブ3は駆動回路6によって駆動され
る。この駆動回路6は例えば第3図に示すように構成さ
れ、連続波発生器31からの連続波信号と、バースト波
発生器32からのバースト信号とを、図示しないタイミ
ング発生器からのタイミングパルスにより切換わるスイ
ッチ33を介して、加温用超音波プローブ3に交互に供
給する。
こうして加温用層音波プローブ3から放射される連続波
およびバースト波の超音波のうち、連続波が生体1内の
ti1i部位の加温に用いられる。一方、バースト波の
超音波の放射は後述するように、加温用超音波プローブ
3から放射される超音波のビームパターンを検出する目
的で行なわれる。
画像用超音波プローブ4は例えばりニアアレイ超音波振
動子によって構成され、プローブ位置制御装置5によっ
て例えば第5図に示すように一端を中心として機械的に
回転されつつ、送信回路7から供給される信号によって
駆動され、生体1内の画像情報を得るための超音波の送
受を行なう。
即ち、画像用超音波プローブ4から生体1内に放射され
た超音波の生体1内からの反射波は、再び同じ超音波プ
ローブ4により受信され、受信回路8において適宜増幅
および検波されることによって、断層像(Bモード像)
情報として取出される。
この受信回路8の出力信号は、ビームパターン検出回路
9および温度分布検出回路10に入力される。
ビームパターン検出回路9は加温用超音波プローブ3か
ら生体1内に照射される超音波のビームパターン、つま
り超音波ビームの形状および集束位置を検出するための
回路であり、たとえば加温用超音波プローブ3から放射
される超音波の几調波成分を、加温用超音波プローブ3
からのバースト波の超音波の放射に同期して、画像用超
音波プローブ′3の出力から検出する高調波検出回路に
よって構成される。
一股に超音波は媒質(例えば生体内組Iりを伝搬する際
、その音圧が大きくなるほど波形に歪を生ずることが知
られている。これは媒質中の音速が音圧の大きさに依存
するためであり、微小音圧畳幅を持った音波の音速をG
o 、粒子速度を■とすれば、有限音圧振幅を持りた音
波の音速CはC=Co+βVで与えられる。即ち、v>
QではC>Coとなり、またV〈○ではC<Caである
従って、超音波プローブから放射される超音波は媒質中
を伝搬すると歪を起こし、高調波成分を生ずる。超音波
温熱治療において加温部位は強力な超音波が照射される
ため、このような非線形現象が生じ易い状態にある。
ビームパターン検出回路9はこのような原理を利用した
ものであり、具体的には次のような動作によってその検
出を行なう。第3図に示した駆動回路6に供給されるタ
イミングパルスは、ビームパターン検出回路9にも供給
される。第4図はタイミングパルスと、加温用超音波プ
ローブ3に供給される駆動信号、およびビームパターン
検出回路9の動作状態の関係を示すタイムチャートであ
る。第4図において(a)はタイミングパルスの波形で
あり、立上がり時点で被制御回路を動作させる。(b)
は加温用超音波プローブ3への駆動信号であり、tlの
期間にバースト波43、tlの期間に連続波44となる
。(C)はビームパターン検出回路9の動作状態であり
、図に示すように間欠的にオン、オフを行なう。
まず、1個目のタイミングパルス41が発生されると、
このパルスの立上がりでビームパターン検出回路9がオ
ンとなる。そして、時間Δtの後にバースト波の駆動信
@43がスイッチ33を介して加温用超音波プローブ3
に供給され、バースト波の超音波が放射される。加温用
超音波プローブ3は予め生体1内の腫瘍部位近傍に超音
波を集束させるように、その位置状態がブロー1位置制
御[I![5によって設定されているので、このバース
ト波の超音波が生体内のfifgA部位に照射されるこ
とによって、前述のように高調波が発生する。
従って、この高調波を画像用超音波プローブ4で受信し
た後、受信回路7を通してビームパターン検出回路9で
検出することにより、その高調波成分の振幅分布からビ
ームパターンを検出することができる。
次に、21目のタイミングパルス42の立上がりでビー
ムパターン検出回路9がオフとなると共に、連続波の駆
動信号44がスイッチ33を介して加温用超音波プロー
ブ3に供給され、III瘍部位の加温に寄与する連続波
の超音波が放射される。
以下、タイミングパルス41.42が発生される毎に同
様の動作が繰返される。ビームパターンの検出のために
バースト波の超音波を使用する理由は、連続波の超音波
の照射時には高調波も連続的に画像用超音波プローブ4
に入射するため、高調波の検出を行なってもビームパタ
ーンの位置決定は回能だからである。
温度分布検出回路1oは、例えば生体1内の超音波の音
速変化を測定し、その音速変化から温度分布を測定する
。即ち、生体内では超音波、の音速Cが温度によって変
化することが知られている。
もし、音速Cの温度係数dC/dtが一定で組織により
あまり変化しなければ、音速Cの変化分ΔCを測定する
ことにより、温度変化分ΔTを求めることかできる。第
6図は生体内の各組織での超音波音速の温度依存性を実
測したデータであり、各組織ともdc/dtはほぼ等し
いことがわかる。
従って、音速Cを測定することで温度変化分6丁が求ま
ることがわかる。この原理を利用して、この発明のよう
に温熱治療を行なう場合の温度分布測定が可能である。
これは具体的には、加温前に生体内の音速分布を求めて
おき、加温後に再び音速分布を求めて、その差ΔCを求
め、既知の温度係数dC/dtからΔTを算出すればよ
い。
第7図はこのような原理に基く温度分布測定回路10の
構成例を示すものである。画像用超音波プローブ4は送
信回路7から供給される電気的駆動パルスにより、駆動
され、音速測定用送信領域4Cから生体1内に超音波パ
ルスを送信する。この超音波パルスは生体1内で反射さ
れるが、そのうち第7図に示すA点、8点で反射された
超音波が画像用超音波プローブ4の音速測定用受信領域
4a、4bでそれぞれ受信されて電気信号に変換され、
反射波信号となる。これらの反射波信号は受信回路8内
の増幅器でそれぞれ増幅された後、第1.第2のエツジ
検出回路61.62に供給され、そのフロントエツジが
検出される。第1.第2のエツジ検出回路61.62か
ら得られる検出パルスはカウンタ63のセット入力S、
リセット人力Rにそれぞれ供給される。カウンタ63は
第1のエツジ検出回路61からの検出パルスのタイミン
グで、コントロール回路64によって制御されている高
周波発振器65からのクロックパルスのカウントを開始
し、第2のエツジ検出回路62からの検出パルスのタイ
ミングでクロックパルスのカウントを停止する。カウン
タ63のカウント値は温度分布データ発生回路66に入
力される。
ここで、カウンタ63のカウント値をN、高周波発振器
65の発振周波数をfxとすれば、送信領域4Cから送
信された超音波が生体1内の異なる2点A、Bで反射さ
れた後、受信領域4a。
4bでそれぞれ受信されるまでの時間の差ΔtはΔt 
= N / f x   ・・・(1)で求めることが
できる。温度分布データ発生回路66はこの(1)式で
表わされる演算を行ない、さらにこの時間差Δtから生
体14の関心領域内の超音波音速Cを計測して、それに
対応する温度を測定する。
第8図を参照してこの超音波音速の原理をざらに詳細に
説明する。第8図に示すように3つの超音波トランスデ
ユーサa、b、cをその中心軸(送信または受信超音波
ビームの中心軸)が同一平面上に位置するように生体1
上に配置する。なお、これらの超音波トランスデユーサ
は画像用層音波プローブ4としてリニアアレイ振動子を
用いる場合は、連続した複数個の振動子から構成される
。但し、受信用超音波トランスデユーサa、 bの中心
軸は平行とする。一方、送信用超音波トランスデユーサ
Cの中心軸は受信用超音波トランスデユーサa、bの中
心軸とは角度θ0で交叉するものとする。このときの各
超音波トランスデユーサa−Cの中心軸の2つの交点を
A、B、受信用超音波トランスデユーサa、bの位置を
E、F、またA点から線分FBへの垂線と線分FBとの
交点をDとし、領1m!ADBD’ を超音波音速を計
測すべき関心領域とする(但し、AD//BD’ )。
また、AE間およびDF間での平均音速をCI。
C2、関心領域内での音速をCaとすれば、送信用超音
波トランスデユーサCから送信された超音波が関心領域
内のA点、B点で反射した後、受信用超音波トランスデ
ユーサa、bで受信されるまでに要する時間t、、t2
は、 となる。但し、toは送信された超音波がA点に到達す
るまでの時間、また(Ax −AE=OFである。
tlとt2との時間差Δt12は、 Δt、 2−t2−tl ここで、受信用超音波トランスデユーサa、b間の距離
ΔXが小ざい場合には、超音波の各伝搬経路AE、FD
の音響特性はあまり差異がないと仮定することができる
ため、CI ”Fe2となり、(4)式は Δt−−(AB+BD)       ・・・(5)C
となる。ざらに、 ΔX−BDtanθ0−ABsin
θ口として(5)式を変形すると、となる、すなわち、
受信用超音波トランスデユーサa、b間の距離ΔX、送
信用超音波トランスデユーサCの中心軸と受信用超音波
トランスデユーサa、bの中心軸のなす角(交叉角)6
口および伝搬時間差Δtより、関心領域内での超音波音
速Caを求めることができる。なお、実際にはΔX。
角度θlは既知であるから、前述したように時間差Δt
を計測するのみで超音波音速Caを求めることが可能で
ある。
以下、関心領域を種々移動させて同様に音速測定を行な
うことにより、生体1内の温度分布を求めることができ
る。即ち、コントロール回路64により送信回路7を制
御して送信領域4Cからの超音波の偏向角度を、例えば
送信領j4!4cにおける複数の振動子の駆動タイミン
グを遅延手段により順次ずらせることによって変化させ
るとともに、受信回路8 ヲ!II lit L r受
信1j[4a、4bを移1bさせることにより、種々の
領域の音速測定を行ない、温度分布データ発生回路66
においてそれらの音速データを一旦保持し、所定の2つ
の音速データ間の差から温度分布データを得る。
こうして温度分布検出回路10で得られた温度分布デー
タは、画像処理回路11に供給される。
画像処理回路11はプO−ブ位置制御装置5から与えら
れる各超音波プローブ3,4の位置情報と、受信回路8
からの断層像情報と、ビームパターン検出回路9および
温度分布検出回路10からの信号に基いて、生体1内の
3次元画像情報を構成すると共に、3次元的な温度分布
を求める処理を行なう。こうして画像処理回路11で得
られた3次元画像および3次元均温度分布は、CRTデ
ィスプレイ12で適宜表示される。
vM像処理回路10における3次元画像処理の手順の一
例を、第8図に示すフローチャートを参照して説明する
。生体1内の!1m部位付近の3次元画像情報を得るに
は、まず画像用超音波プローブ4の回転角度θ(第5図
参照)をある角度に設定し、その角度における断層像情
報を得る。断層像情報を得ることは超音波診断装置で周
知であり、例えばこの実施例のように画像用超音波プロ
ーブ4にアレイ振動子を用いた場合は、各振動子を複数
個ずつ駆動してリニア電子走査(またはセクタ電子走査
)を行ない、生体1内からの反射波を受信回路8を介し
て3次元画像処理回路1oに供給すればよい。以下、画
像用超音波プローブ4を一定微小角度ずつ回転させ、そ
の各回転角度毎の断層像情報を同様にして得る。
画像用超音波プローブ4をms部位をカバーする角度ま
で回転させた所要枚数の断層像情報が得られたならば、
次に生体1内のある深さdを設定し、その深さにおける
各断層像情報中のデータを集めて、生体1内を深さdの
ところで輪切りにした画像(輪切りII)の情報を得る
。そして、深さdの設定を腫瘍部位の最深部をカバーす
る深さd■aXまで変えて、その各深さに対応する輪切
り像の情報を生成したならば、これらを合成して3次元
画像情報として構成し、CRTディスプレイ12上で表
示する。具体的には各輪切り像を、その各深さに対応し
たCRTディスプレイ12上の位置に適当に傾けて表示
すればよい。
画像処理回路11はさらに、上述したように温度分布検
出回路10で得られた温度分布データをビームパターン
検出回路9で検出されたビームパターンと対応づけする
ことにより、3次元的な温度分布を求める。この3次元
的温度分布は、CRTディスプレイ12上で3次元画像
情報に重ねて、例えば低温の部分は低輝度、高温の部分
は高輝度の輝点として表示される。
画像処理回路11で得られた3次元的温度分布のデータ
は温度分布比較回路13にも供給され、キーボード14
を通して入力される予め設定された目標とすべき3次元
的温度分布データと比較される。温度分布比較回路13
は両温度分布データの差を演算して温度差データを生成
し、その温度差が最小となるようにプローブ位置制御装
置5おび駆動回路6を制御する。即ち、具体的には例え
ば生体1内の腫瘍部位近傍において設定された温度分布
より実際の温度分布の方が平均的に高い場合は低くなる
ように、駆動回路6から加温用超音波プローブ63に供
給される超音波の強度を減少させ、逆の場合は超音波強
度を増加させる。また、設定された温度分布に対し実際
の温度分布が位置的にずれているような場合は、プロー
ブ制御lIl装置5を通して加温用超音波プローブ3の
超音波照射角度や焦点位置を制御することにより、ビー
ムパターンを適正にする。
このようなII II]を行なうことにより、加温用ブ
ロー73から生体1内に照射される超音波の照射状態を
腫瘍部位に適合させることができる。
以上のようにして、この発明によれば腫瘍部位のみを選
択的に極めて効率的に加温することができ、治療効果の
飛躍的向上を図ることが可能である。
この発明は上記の実施例に限定されるものではなく、例
えば実施例では生体内の温度分布を音速変化から求めた
が、他の温度依存性を持つパラメータの計測によって求
めてもかまわない。また、実施例ではビームパターンの
検出を生体内からの反射波の高調波を検出するにより行
なったが、反射波の強度に対応する情報であれば、他の
手段によってもビームパターンの検出が可能である。例
えば加温用超音波プローブの固有焦点距離と超音波放射
中心軸方向に基く幾何学的手法によるビームパターンの
検出方法も、散乱9反射の少ない部位では有効である。
また、実施例では3次元画像情報を得るのに断層像情報
を利用したが、これに限定されるものではない。さらに
、加温用超音波プローブとしてアニユラ−アレイ振動子
を用い、電子集束により超音波を集束させるようにした
が、焦点距離を可変にする集束法であれば他の集束法で
もよい。その他、この発明は要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図この発明の一実施例に係る超音波温熱治療装置の
構成図、第2図は加温用超音波プローブの具体例を示す
図、第3図は加温用超音波プローブのための駆動回路の
詳細な構成を示す図、第4図は同実施例の動作を説明す
るためのタイムチャート、第5図は画像用超音波プロー
ブの回転走査の様子を示す図、第6図は生体内の各組織
における音速の温度依存性を示す図、第7図は温度分布
検出回路の詳細な構成を示す図、第8図は音速測定に基
く温度分布検出の原理を説明するための図、第9図は3
次元画像構成のための画像処理の手順を説明するための
フローチャートである。 1・・・生体、2・・・ウォーターバス、3・・・加温
用超音波プローブ、4・・・画像用超音波プローブ、5
・・・プローブ位置制御装置、6・・・加温用超音波プ
ローブ駆動回路、7・・・送信回路、8・・・受信回路
、9・・・ビームパターン検出回路、10・・・温度分
布検出回路、11・・・画像処理回路、12・・・CR
Tディスプレイ、13・・・温度分布比較回路、14・
・・設定温度分布データ入力用のキーボード。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 36   3B    40   42   44シ、
17f(’C) 第8図 第9

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生体内の所望部位に超音波を照射してその部位を
    加温する加温用超音波プローブと、生体内の温度分布を
    測定する手段と、この手段により得られた温度分布のデ
    ータと予め設定された温度分布データとの温度差データ
    を得る手段と、この手段により得られた温度差データに
    基いて前記加温用超音波プローブから生体内に照射され
    る超音波の照射状態を制御する手段とを備えたことを特
    徴とする超音波温熱治療装置。
  2. (2)前記加温用超音波プローブは、複数の焦点距離可
    変の超音波プローブからなるものであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の超音波温熱治療装置。
  3. (3)前記温度分布測定手段は、生体内での超音波の音
    速変化を測定し、その音速変化から温度分布を測定する
    ものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の超音波温熱治療装置。
  4. (4)前記音速変化は、加温用超音波プローブと異なる
    超音波プローブから生体内に放射された超音波が生体内
    の異なる2点で反射された後その超音波プローブでそれ
    ぞれ受信されるまでの時間の差を測定することにより測
    定されることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の
    超音波温熱治療装置。
  5. (5)前記温度分布測定手段は、前記加温用超音波プロ
    ーブから生体内に照射される超音波のビームパターンと
    生体内の3次元画像情報とを参照することにより、3次
    元的な温度分布を測定するものであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項または第3項記載の超音波温熱治
    療装置。
  6. (6)前記ビームパターンは、前記加温用超音波から生
    体内に照射される超音波の反射波の高調波成分を検出す
    ることによって検出されることを特徴とする特許請求の
    範囲第5項記載の超音波温熱治療装置。
  7. (7)前記加温用超音波プローブから生体内に照射され
    る超音波の照射状態を制御する手段は、該超音波の強度
    およびビームパターンの少なくとも一方を制御するもの
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の超
    音波温熱治療装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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