JPS61154513A

JPS61154513A - リクライニング装置

Info

Publication number: JPS61154513A
Application number: JP27875084A
Authority: JP
Inventors: 松嶋　稔郎; 大和田　晃
Original assignee: Shiroki Kinzoku Kogyo KK
Current assignee: Shiroki Corp
Priority date: 1984-12-27
Filing date: 1984-12-27
Publication date: 1986-07-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、操作ハンドルの回動をハンドル軸及び′ｉｔ
１星歯車機構を介してアッパアーム、の傾動に変換し、
リクライニング角の調整を行うリクライニング装置に関
し、更に詳しくは、操作ハンドル軸の操作ハンドル装着
側端部に六角頭部が形成され、操作ハンドルの非装着時
には、六角頭部を回動させることによりアッパアームの
傾動を行えるリクライニング装置に関する。

（従来の技術）この種のリクライニング装置として、第４図乃至第６図
に示すものを挙げることができる。これらの図において
、１はシートクッション側（シートクッションフレーム
）にビス等で固着されるロアアーム、２は同様にシー″
ドパツク側（シートバックフレーム）に固着されるアッ
パアームである。

該アッパアーム２の一方の側面には、インナギヤ２ａが
精密プレス加工等によりエンボス成形されてい・る。又
、アッパアーム２の上部のシートバックフレームへの取
付位置部分には、穴２ｅ、２ｆが前記シートバックフレ
ームへの取付穴として穿設されている。３はアッパアー
ム２に隣接して配設されたサブプレートで、アッパアー
ム２のインナギヤ２ａに対向する側面にはアウタギヤ３
ａが精密プレス加工等によりエンボス成形され、その下
部はリベット４によってロアアーム１に固着されている
。尚、前記インナギヤ２ａの歯数はアウタギヤ３ａの歯
数より少なくとも１歯以上多く選ばれている。

５は偏心部５ａ及びこれに連設された同心部５ｂ、５ｃ
等を有した回動シャフトで、偏心部５ａはアッパアーム
２の回転中心穴に回動可能に挿通され、同心部５ｂはロ
アアーム１のブツシュ６に回動可能に挿通され、又、同
心部５Ｃはサブプレート３の中心穴に回動可能に挿通さ
れている。更に、この回動シＶフト５の端部（同心部５
Ｃ側）には、スプロケット７が該回動シャフト５と一体
となって回動するように取り付けられている。上記構成
によってアッパアーム２のインナギｒ２ａとサブプレー
ト３のアウタギヤ３ａとが噛合し。

Ｍ星歯車機構が形成される。

８はロアアーム１と該ロアアーム１に固着されたカバー
ブラケット９とを用いて回動可能に支持されたハンドル
軸で、ロアアーム１とカバーブラケット９との間の部分
にスプロケット１０が一体的に形成されている。そして
、このハンドル軸８のカバープレート９から外方に突出
した部分には、操作ハンドル１１を取り付けるためのセ
レーション部８ａ及び六角頭部８ｂが設けられている。

１２はスプＯケット７．１０間に巻掛けられたチェーン
で、該チェーン１２の中間部分は、チェーンガイド（ス
プロケット）１３．１４で案内されている。

又、１５．１６はアッパアーム２に係止されたフック部
材で、その頭部１５ａ、１６ａはロアアームトサブプレ
ート３間の間隔を規制している。

このフック部材１６の胴部１６ｂはリクライニング角の
調整範囲を規制するストッパとしての機能をも有してい
る。即ち、フック部材１６の胴部１６ｂは、サブプレー
ト３の切欠部３ｅ内に位置し、切欠部３ｅの前端３「、
後端３９が該胴部１６ｂに当接する範囲内で、アッパア
ーム２の傾動を許容している。尚、１７は弾性部材（ゴ
ム、合成樹脂等）で形成されたリングで、ロアアーム１
とアッパアーム２との間に配設され第４図の横方向のガ
タを吸収するもの、１８は操作ハンドル１１の抜は止め
用の止め輪である。

このリクライニング装置において、操作ハンドル１１を
回動させると、ハンドル軸８及びこれと一体内に形成さ
れているスプロケット１０が回動し、チェーン１２及び
スプロケット７を介して回動シャフト５も回動する。従
って、遊星歯車機構によりアッパアーム２も一定の減速
比でもって傾動する。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、リクライニング装置をシートに組付ける際等
においては、作業性−ヒの理由からアッパアーム２の傾
斜角（リクライニング角に相当）を変える必要が生じる
。このような場合、従来はハンドル軸８の六角頭部８ｂ
にボルト締付用のインパクトレンチを差し込み、ハンド
ル軸８の回動を行っている（この時点では、操作ハンド
ル１１を装着していない）。

しかし、インパクトレンチの使用による場合、高トルク
をハンドル軸８に与え得るため、アッパアーム２側の動
きが規制されている状態にあるのに気付かず、インパク
トレンチでハンドル軸８を回動させようとすると、高ト
ルク（過大なトルク）がリクライニング［２の機構部（
例えばスプロケット）に作用し、機構部が破損する場合
があった。

一方、この高トルクに耐え得るように機構部を強化する
ことは、リクライニング装置のコストアツプを招くこと
になる。

本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的
は、上記機構部の破損を防止できるリクライニング装置
を提供することにある。

（問題点を解決づるための手段）上記問題点を解決する本発明は、操作ハンドルの回動を
ハンドル軸及びＮ星歯車機構を介してアッパアームの傾
動に変換し、リクライニング角の調整を行うリクライニ
ング装置であって、前記ハンドル軸の操作ハンドル装着
側端部に六角頭部が形成され、該六角頭部を回動させる
ことによっても前記アッパアームの傾動を行えるリクラ
イニング装置において、前記六角頭部を前記ハンドル軸
本体から分離し、該六角頭部内に該六角頭部から前記ハ
ンドル軸本体に伝達できるトルクを制限するトルクリミ
ッタ機構を設けたことを特徴とするものである。

（作用）本発明のリクライニング装置では、トルクリミッタ機構
により六角頭部からハンドル軸本体に伝達されるトルク
が一定値以下に制限されるため、機構部の破損を回避で
きる。

（実施例）以下、第１図及び第２図を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。尚、第１図及び第２図に示した部分以外の
構成は、第４図乃至第６図と同様である。本実施例では
、まず六角頭部８ｂをハンドル軸８本体から分離し、六
角頭部８ｂに凹部（ここではＲ通穴）８ｃを設け、ハン
ドル軸８本体側に凸部８（Ｉｅ設けている。凹部８Ｃの
形状は、中央に真円状の穴を穿設し、その両側に縦長の
略楕円状の穴を前記真円状の穴に重ねた状態で穿設した
形状のもので、真円と楕円との交わった位置に、一対の
矩形状の板ばね１９が嵌入配置されている。一方、前記
凸部８ｄは断面小判形をしており、第２図に示す如くそ
の円周外面は前記真円状の穴の内面に対向し、平外面は
板ばね１９の内側の面に対向している。又、板ばね１９
の外側には空隙があるため、外方への変形は可能になっ
ている。六角頭部８ｂのハンドル軸８本体への取付けは
、凸部８ｄを凹部８Ｃ内（板ばね１９の内１１１ｍ＞に
挿入し、凸部８ｄの突出部にＥリング２０にて抜は止め
を図ることにより行う。

このように構成すれば、六角頭部８ｂからハンドル軸８
本体への伝達トルクを一定の値に制限するトルクリミッ
タ機構が形成されることになり、機構部の破損を防止で
きる。即ち、アッパアーム２の回動ができない状態にお
いて、インパクトレンチを用いて六角頭部８ｂに過度の
トルクを与えると、板ばね１９が外方に変形され、六角
頭部８ｂが空転し、ハンドル軸８本体には一定の値以下
のトルクしか伝達されない。従って、過度のトルクが機
構部に伝達されず、その保護が図れる。

尚、トルクリミッタ機構としては、上記実施例に限らず
、種々の変形が考えられる。例えば第３図に示すように
構成することもできる。第３図（イ）は六角頭部８ｂの
真円状の穴（凹部８ｃ＞に軸方向の縦溝を３つ設け、こ
こに三角形に折り曲げられた板ばね１９を嵌入したもの
、第３図　−（ロ）は矩形の４枚の板ばね１９を軸方向
に延在する凸条を有する凹部８Ｃに嵌入したもので、凸
部８ｄ側の外周面には、それぞれ３個、４周の平面部分
が形成され、これら平面部分が板ばね１９の内側の面に
対向している。

又、上記説明では、操作ハンドル１１から回動シャフト
５への回動の伝達をチェーン伝ｖＪ装置を介して行った
が、回動シャフト５にトルクリミッタ機構を設け、これ
に直接操作ハンドル１１を取り付け、回動シャフト５を
ハンドル軸として用いるようにしてもよい。更に、六角
頭部８ｂに凸部８ｄを設け、ハンドル軸８本体に凹部８
Ｃを設けてもよい。

（発明の効県）以上説明したように、本発明によれば、トルクリミッタ
機構によりハンドル軸に伝達されるトルクがｌ１ｔｌｌ
限されるため、機構部の破損を防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の要部を示す部分斜視図、第
２図は第１図の実施例の要部を示す正面図、第３図は本
発明の他の実施例の要部を示す正面図、第４図乃至第６
図は従来例の説明図で、第４図は第５図のＡＡ拡大断面
図、第５図は要部構成図、第６図は第５図のＢＢ拡大断
面図である。１・・・ロアアーム　　　２・・・アッパアーム３・・
・サブプレート　　４・・・リベット５・・・回動シャ
フト　　５ａ・・・隔心部５ｂ、５ｃ・・・同心部　７
．１０・・・スプロケット８・・・ハンドル軸　　　８
ａ・・・セレーション部８ｂ・・・六角頭部　　　８Ｃ
・・・凹部８ｄ・・・凸部　　　　　９・・・ｈバーブ
ラケット１１・・・操作ハンドル　１２・・・チェーン
１５．１６・・・フック部材１７・・・リング　　　　１８・・・止め輪１９・・・
板ばね　　　　２０・・・Ｅリング特許出願人　　白木
金属工業株式会社代　　理　　人　　弁理士　　井　　島　　藤　　治外
１名帛２図篇３図（イ）（ロ）帛４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）操作ハンドルの回動をハンドル軸及び遊星歯車機
構を介してアッパアームの傾動に変換し、リクライニン
グ角の調整を行うリクライニング装置であって、前記ハ
ンドル軸の操作ハンドル装着側端部に六角頭部が形成さ
れ、該六角頭部を回動させることによっても前記アッパ
アームの傾動を行えるリクライニング装置において、前
記六角頭部を前記ハンドル軸本体から分離し、該六角頭
部内に該六角頭部から前記ハンドル軸本体に伝達できる
トルクを制限するトルクリミッタ機構を設けたことを特
徴とするリクライニング装置。
（２）前記リミッタ機構として、前記ハンドル軸本体の
端部と前記六角頭部の内の一方に凸部を設け他方に凹部
を設けると共に、前記凹部内に外方に変形可能に板ばね
を配設し、更に前記凸部を前記凹部内の前記板ばねの内
側に挿入し、前記凸部の前記凹部に対する相対的回動は
、前記板ばねが前記凸部の外面に押され外方へ変形する
ことによって可能になるように構成したものを用いるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のリクライニ
ング装置。