JPS6115314A - 鋼板の与歪装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は鋼板、特に方向性電磁鋼板の表面に微小な線状
の変形領域（以下微小歪と称す）を与えることによって
、低鉄損電磁鋼板を製造することが出来る鋼板用与歪装
置に関する。

（従来の技術） 従来、電磁鋼板（以下単に鋼板と呼称する）の鉄損を下
げるための一つの方法として、鋼板表面に微小歪を入れ
る方法が知られている。例えばＦｌ）硬質の球状回転子
に荷重をかけて鋼板」二に押しつけ、球状回転子を転動
させながら鋼板表面に線引する方式（特開昭５６　３’
６３４１号公報）（２）先端に回転押圧輪を有する進退
軸を横列に配置した与歪ブロックを、鋼板表面に押しつ
けて線引する方式（特開昭５５−９２２２７号公報）等
が知られている。

しかしながら、これらの方式は、いずれも複肩ｆな機構
を有し、寿命の点で問題があり、また作業」二、鋼板を
一旦′停止して行う必要があり、効率が悪いという欠点
を有していた。

（発明の目的） 本発明は」一連の問題点を解決するためになされた与歪
装置であって、鋼板の微小歪を極めて簡易な機構で、し
かも鋼板を一旦停止することなく効率的に連続歪を与え
ることをＬ］的とするものである。

（発明の構成） 本発明は、周面に螺旋状の突起部を形成した与歪ロール
と押えロールを相対したものである。

以下、図面に示す実施例に基いて本発明を説明する。

第１図は本発明の与歪ロールの側面図で、第２図は第１
図のχ−ｘ１部断面図である。与歪ロール３は、棒状体
ｌと、棒状体１の表面に螺旋状の突起物２を形成して構
成される。

前記螺旋状の突起部２はねじれの巻方向は左右いずれで
もよく、又、左右方向の合成としてもよい。ねじれのピ
ッチは必要に応じ、１〜２０　ｍｍ程度で構成される。

ねじれの山の形は鋼板表面に疵をつけない形であれば任
意形状でよい。又ねじれの角度は５〜８５０の範囲であ
れば任意でよい。

棒状体の材質は、鉄、アルミニウム、硬質のプラスチッ
クが用いられる。

次に与歪ロール３の使用例を述べる。

第３図は本発明の側面図１．第４図は第１図のＹ−Ｙｒ
力方向ら見た平面図であり、図が示すように、押えロー
ル４上に与歪ロールを対設し、該押えロール又及び与歪
ロール３間に張設された鋼板５を通板させ、与歪ロール
３に適宜圧下を加えると、鋼板５の表面には、第４図に
示すような連続的な線状の微小歪が与えられる。なおこ
の際、押えロール４または与歪ロール３は、アイドラま
たは駆動方式のいずれでもよい。

本発明は上記構成により、鋼板を相対した与歪ロールと
押えロールの間に通板せしめることにより、鋼板表面に
均一に微小歪を与えることができる作用を有する。

以上のように、本発明によれば極めて節易な機構で効率
的な線状の微小歪が得られ、また使用」二において複雑
な装置等を全く必要とせず、与歪ロール３自体も、予備
品としてあらかじめ製作しておくことが可能で、しかも
与歪ロール３の収伺、収はずピが極めて簡単に行え、設
置場所に制限がない等、実用上、多くの優れた効果を有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は与歪ロールの側面図、第２図は第１図のｘ−ｘ
’部の断面図、第３図は本発明の側面図、第４図は第３
図のｙ　　Ｙ＃矢視図である。 １：棒状体　　　　２：螺旋状の突起部３：与歪ロール
　　４＝押えロール ５：鋼板 第１図　　　　第２図 ど 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鋼板の表面に定間隔の微小な線状の変形領域を連続して
   与えるようにした与歪装置において、周面上螺旋状の突
   起部を形成した与歪ロールに押えロールを相対して設け
   ると共に、上記両ロールの何れか一方又は両者を接近押
   圧自在に構成せしめ、被処理鋼板を両ロール間に通板せ
   しめるようにしたことを特徴とする鋼板の与歪装置。