JPS6115020B2 - - Google Patents

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JPS6115020B2
JPS6115020B2 JP53089295A JP8929578A JPS6115020B2 JP S6115020 B2 JPS6115020 B2 JP S6115020B2 JP 53089295 A JP53089295 A JP 53089295A JP 8929578 A JP8929578 A JP 8929578A JP S6115020 B2 JPS6115020 B2 JP S6115020B2
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Japan
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air
detector
yarn
multiplier
speed
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JP53089295A
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Burooku Piitaa
Euoto Yan Doiyaa Antonii
Marinusu Erenbaasu Korunerisu
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Oerlikon Barmag AG
Original Assignee
Barmag Barmer Maschinenfabrik AG
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Publication date
Application filed by Barmag Barmer Maschinenfabrik AG filed Critical Barmag Barmer Maschinenfabrik AG
Publication of JPS5438942A publication Critical patent/JPS5438942A/ja
Publication of JPS6115020B2 publication Critical patent/JPS6115020B2/ja
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    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
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    • B65H54/36Yarn-guide advancing or raising mechanisms, e.g. cop-building arrangements
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    • B65H59/384Adjusting or controlling tension in filamentary material, e.g. for preventing snarling; Applications of tension indicators by regulating speed of driving mechanism of unwinding, paying-out, forwarding, winding, or depositing devices, e.g. automatically in response to variations in tension using electronic means
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Winding Filamentary Materials (AREA)
  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は紡績糸パツケージに対して間隔を置い
て運動しかつ紡績糸を巻取る管の軸方向で紡績糸
に綾振り運動を発生する綾振り装置を有し、紡績
糸パツケージ周囲の面に接近して設けられてその
紡績糸パツケージの周囲の面と綾振り装置との間
の間隔を空気的に検出する空気検出器を有し、空
気検出器は主空気流を供給する圧縮空気源に接続
されたおすノズルと少くとも主空気流の部分を受
入れるめすノズルとを有し、また空気検出器に結
合された移動装置を有し、その移動装置を空気検
出器によつて制御しかつそれによつて綾振り装置
を、紡績糸パツケージの大きさが増加するにつれ
てその大きさの増加に関するめすノズルの空気圧
の関数で変化させるようにして紡績糸を管に巻取
つて紡績糸パツケージを形成する紡績糸の巻取装
置に関する。 前述の形式の装置はオランダ国特許出願第
7305826号公報によつて公知である。斯様な公知
の巻取装置において、紡績糸はらせん形の溝を有
する綾振りロールで駆動される糸案内部材によつ
て綾振り運動を行うようにされる。糸案内部材と
綾振りロールとを有する綾振り機構を空気検出器
によつて制御される移動装置によつて紡績糸パツ
ケージの半径方向で移動することができる。空気
検出器は綾振り機構に取付けられており、かつ紡
績糸パツケージの周囲の面の付近に少くとも1つ
の開口を有し、その開口から、検出器に接続され
た圧縮空気源によつて供給される空気流が供給さ
れる。検出器からの空気流は紡績糸パツケージに
当たり、かつこの空気の部分は移動装置に接続さ
れた検出器の空気流入開口に反発する。紡績糸パ
ツケージと綾振り機構との間の所定の最小間隔
で、検出器に反発する空気の圧力は、移動装置を
作動しかつ紡績糸パツケージと綾振り機構との間
の間隔を増加するような値に達する。 斯様な公知の巻取装置は流出する空気の部分だ
けしか検出器に反発しない欠点を有する。それ故
検出を行うようにするために必要な空気の消費量
は比較的大きい。 更に検出器に反発する空気の部分の量は紡績糸
パツケージの周速度に依存して変化する。この周
速度が増加すると反発する空気の量は減少するの
で、他の条件が同じ場合紡績糸パツケージと綾振
り機構との間で比較的小さな間隔が保持されるよ
うになる。 また前述の公知の巻取装置は、紡績糸パツケー
ジと綾振り機構との間の間隔が僅かに変化しただ
けで、検出器に反発する空気の圧力は大きく変化
するので不利である。その結果移動装置の制御に
変動を生ずるようになる。 本発明の装置によれば斯様な欠点は回避され
る。本発明の装置は、紡績糸パツケージの周囲の
面と共働して狭い空隙の境界を形成する部材を有
し、その部材は紡績糸パツケージの軸方向に延在
するようにして、空隙を通過しかつ実際に紡績糸
パツケージに関して接線方向に流れる空気流を発
生し、空気検出器は空隙内にまたは空隙に接近し
て端部を有しかつ紡績糸パツケージの回転によつ
て生ずる少くとも接線方向の空気流の部分を案内
するために用いられる空気チヤネルを有し、その
空気チヤネル内でおすノズルとめすノズルとを、
空気チヤネルに流入した接線方向の空気流が主空
気流に対して交差するような方向に設けたことを
特徴としている。 接線方向の空気流を、空隙を通過する強制空気
流を発生する送風機または他の空気流源によつて
発生することができる。 簡単かつ適正な方法によれば、紡績糸パツケー
ジの回転の際その周囲の面に生ずる接線方向の空
気流を用いる。その場合検出器は紡績糸パツケー
ジの回転に髄伴する空気流を受取り、かつその空
気流を用いておすノズルからめすノズルに流れる
主空気流を制御する。主空気流は空隙内の接線方
向の空気流の強さに依存して妨害される程度が大
きくもなり、小さくもなる。 本発明による巻取装置は前述の公知の装置と比
べて、空気消費量が少なく、移動装置の制御作用
を調整しなくても広範囲の紡績糸の速度で使用で
き、かつ空隙の幅の変動にあまり敏感に応動しな
いために移動装置を安定な位置に保持できるので
有利である。 紡績糸パツケージと共働して狭い空隙の境界を
形成する部材を、例えば平坦なまたは湾曲した板
体で構成し、斯様な板体を、移動装置によつて紡
績糸パツケージの周囲の面から僅かな間隔を置い
て保持することができる。巻取装置が溝を有する
ロールとそのロールによつて駆動される糸案内部
材とを設けた綾振り装置を有する場合、紡績糸パ
ツケージと共働して狭い空隙の境界を形成する部
材を、溝を有するロールによつて構成することが
できるので有利である。 本発明の装置の有利な実施例において、空気検
出器の空気チヤネルは紡績糸パツケージの軸方向
の少くともかなりの部分に亘つて延在している。 また斯様な構造は公知の装置に比べて、接線方
向の空気流が紡績糸パツケージの不規則な面によ
つて影響を受けず、かつその空気流は紡績パツケ
ージの軸方向の長さに亘つて延在する空隙の幅の
平均値だけに依存して変化するので有利である。 本発明の装置のもう1つの有利な実施例におい
て、空気チヤネルを延長された管によつて形成
し、その管の1つの端部を空隙の付近で周囲の空
気に対して開放されるようにして設け、おすノズ
ルとめすノズルとを管の端部から離れた個所で管
に取付け、その場合主空気流は空気チヤネルの長
手方向に対して横方向に流れかつ管の端部とおす
ノズルおよびめすノズルとの間の空気チヤネルで
空気ばねを形成するようにしている。 斯様な実施例において、時間に対する圧力の変
化は検出器の空気チヤネルのばね作用によつて平
均化される。これによつて移動装置を滑らかに制
御できるようになる。 本発明の装置の有利な実施例において、移動装
置は空気検出器と共働する論理制御装置を有し、
論理制御装置はめすノズルの圧力が調節可能な第
1の圧力閾値を上回つた際綾振り装置の部材を紡
績糸パツケージに関して移動するようにし、また
めすノズルの圧力が第1の圧力閾値より小さな調
節可能な第2の圧力閾値を下回る値に低下した場
合には論理制御装置は紡績糸パツケージに関する
綾振り装置の部材の移動を停止するようにしてい
る。 斯様な構造はオランダ国特許出願第7305826号
公報に記載の公知の装置に比べて、次の観点から
有利である。前述の公知の装置において空気式増
幅器は検出器と綾振り機構用の移動装置との間に
設けられている。増幅器は検出器に反発して到達
する空気の所定の第1の圧力に応動しかつ綾振り
機構と紡績糸パツケージとの間の間隔を増加する
ために移動装置に圧縮空気を供給する。第1の圧
力より小さな所定の第2の圧力で増幅器は移動装
置への圧縮空気の供給を遮断し、その結果綾振り
機構の移動は停止する。 空気式増幅器のヒステリシスによつて生ずる第
1と第2の圧力間の圧力差は非常に大きいので補
正動作はかなり長く継続し、綾振り機構は紡績糸
パツケージに対して所望されるより大きな間隔を
有するようになる。この欠点は検出器および増幅
器間にあるリレーの弁と、増幅器の出力側および
リレーの弁間の空気ばねとから成る特別の装置を
設けたことによつて生ずる。検出器の圧力信号が
増幅器の応動値(第1の圧力)を上回ることによ
つて、増幅器は空気ばねへの圧縮空気供給装置を
開放しかつ圧縮空気は空気ばねに供給されるよう
になる。 そこで空気ばねは約1秒後に充填されてリレー
の弁を閉鎖することによつて、空気式増幅器へ供
給される検出器の信号は遮断され、またこれと同
様に空気ばねおよび移動装置への圧縮空気の供給
も阻止される。そこで綾振り機構の移動は停止さ
れかつ空気ばねの圧力は再び低下する。最後にリ
レーの弁は再び開放することによつて検出器の圧
力信号は再び増幅器に供給されるようになる。前
述の1秒間継続する時間に綾振り機構が紡績糸パ
ツケージから十分に離れないと、前述の過程が繰
返される。 そこで綾振り機構は更に第2の1秒間の期間に
紡績糸パツケージから離れるようになる。この過
程は綾振り機構が紡績糸パツケージに対して十分
な間隔を有するようになるまで繰返される。勿論
調整を行う期間の持続時間(この場合1秒間)
を、この期間に生ずる移動が前述の特別の装置を
有しない状態の場合より小さくなるように選択す
る。このようにして空気式増幅器のヒステリシス
が綾振り機構の調節に与える影響を回避する。 検出器の圧力信号が増幅器の応動値を上回る際
はいつでも、綾振り機構の位置は、その移動が特
別の装置を設けない場合より小さくなる程度に補
正される。 斯様な公知の装置は、前述の補正期間中には検
出器の信号が綾振り機構の移動に影響を与えない
ので不利である。補正動作の期間に綾振り機構と
紡績糸パツケージとの間の間隔を連続的に所望の
間隔と比較する制御回路を設ければ問題はない
が、公知の装置は所定の大きさの補正を行いかつ
それぞれの補正後に次の補正が必要であるか否か
を検知する。 然るに前述の本発明の装置の有利な実施例にお
いては検出器の信号は連続的に綾振り機構の移動
に影響を与えることができ、検出器の信号で表わ
される圧力が第2の圧力閾値を下回つた場合は直
ちに、紡績糸パツケージに対する綾振り装置の移
動は停止する。 また本発明の装置において、応動値(第1の圧
力閾値)と第2の圧力閾値とを調節可能であるの
で、空隙の幅を補正するためにこの2つの閾値を
最適値にセツトすることができる。 めすノズルの圧力が低下して第2の圧力閾値を
下回つた場合、綾振り部材の移動方向を逆転する
ことができる。然るに類似の構造を有する本発明
の装置において、論理制御装置は綾振り装置を紡
績糸パツケージに対して移動し、めすノズルの圧
力が低下して第2の圧力閾値を下回るのを停止す
る。 この場合綾振り部材の“移行”または“移動”
の問題は、常に紡績糸パツケージに対する綾振り
部材の運動を意味することを付言しておく。この
相対的な運動は綾振り部材だけの移動であつても
よく、また紡績糸パツケージだけの移動であつて
もよい。綾振り機構だけを移動する場合、綾振り
部材を移動装置に結合し、かつ紡績糸パツケージ
だけを移動する場合は紡績糸パツケージを移動装
置に結合するようにする。 本発明の装置の有利な実施例において、論理制
御装置はめすノズルに接続された2つの空気式閾
値スイツチを有する。 本発明において紡績糸パツケージは巻取りの際
接触されないので、紡績糸パツケージの周速度を
所定の値に保持するために、通常用いられる円周
駆動装置は使用できない。そこで紡績糸パツケー
ジを軸によつて駆動し、かつ駆動軸の速度を、紡
績糸パツケージの大きさが増加してもその周速度
は変化しないように制御する必要がある。 紡績糸が巻取られる以前に、ゴデツトのような
速度付与装置を通過する場合は、糸の張力の測定
に基づき速度制御を行うことができる。その場合
速度付与部材と紡績糸パツケージとの間の紡績糸
の張力を一定にするように速度を制御する。 然るに巻取以前に速度付与部材を用いることが
所望されない場合、紡績糸の速度はパツケージの
巻取装置だけによつて検出される。また紡績糸に
接触しないで速度を制御することが所望される場
合は、紡績糸の張力の代りに紡績糸の速度の測定
に基づき速度制御を行うことができる。然るにこ
の方法は、紡績糸が速度測定装置から離れて移動
することが要求される場合に問題がある。 斯様な状態は合繊紡績糸を高速度で紡績する場
合に生ずる。毎分2000〜3000mの巻取速度におい
て、紡績糸を巻取る以前に紡績糸ができるだけ他
の部材と接触しないように注意を払うことが所望
される。また本発明による綾振り部材を紡績糸パ
ツケージから所定の間隔を置いて保持する装置
は、所望のようにできるだけ紡績糸が他の部材と
接触しないような構造を有する。 本発明によれば紡績糸がパツケージに到達する
以前に速度付与装置または速度測定装置と接触す
ることなく、所定の速度で紡績糸を巻取る問題が
解決される。このために本発明による紡績糸を所
定の速度で紡績糸パツケージに巻取るために速度
を変化できる駆動モータから成る駆動装置を有す
る紡績糸の巻取装置において、駆動装置は、 (a) 相互に所定の間隔Lだけ離して設けられかつ
紡績糸の運動に関連するそれぞれの電気信号x
(t)とy(t)を発生する2つの検出器を有
し、 (b) Vgを所望の紡績糸の速度とした場合 τ=L/V で定義される遅延時間の設定値τに対して検出器
で生ずる信号の相互相関関数に相応する電気信号
を発生する相関器を有し、 (c) 相互相関関数が最大値に達したか否かを定め
る検出装置を有し、更に (d) 検出装置に接続されかつ前記相互相関関数が
最大値に達するまで駆動モータの速度を補正す
るために用いられる補正装置を有する。 ここで一般に相互相関関数は、本発明の範囲で
2つの信号x(t)とy(t)間の遅延時間の関
数として、それらの信号x(t)とy(t)間ま
たはそれらの信号から導出される信号間の対応関
係を表わすのに適正な関数のことである。 例えば検出器として、紡績糸によつて反射され
た光を電気信号に変換する光電検出器を用いるこ
とができる。然るに検出器を静電検出器で構成
し、その静電検出器でそれぞれ紡績糸に存在する
静電荷の影響によつて生ずる電気信号x(t)と
y(t)を発生するようにすると有利である。 紡績糸の速度Vgを無接触形式で測定するため
に静電検出器を用いることは、ドイツ特許出願第
1912510号公報によつてそれ自体公知である。そ
の場合相互に所定の間隔Lを有しかつ紡績糸の付
近に接触しないで設けられる2つの測定電極が用
いてある。 紡績糸に存在する静電荷によつて、電極に電圧
が誘起される。遅延時間τ=L/Vは別としても、 時間の関数としての電圧の変化は紡績糸の速度に
かなり良好に合致する。このためVg=L/τの関係 から紡績糸の速度を求めるようにする。 また板状材料に沿つて配置された2つの検出器
によつて、2つの検出器信号の相互相関関数の最
大値を測定して板状材料の速度を検出する装置は
公知である(Tijdschrit voor Chemie &
Instrument,1970,P413〜419参照)。相互相関
関数の最大値が遅延時間τで生ずる場合、板状材
料の速度VはV=L/τによつて計算される。ここで Lは板状材料に沿つて設けられた2つの検出器の
間の間隔である。 然るに前述の装置は板状材料の速度の検出のた
めに用いられる。公知の装置において、紡績糸の
速度を制御する問題は記載されていない。 それぞれ(t)と(t)をx(t)とy
(t)との平均値とした場合、相互相関関数を で表わすと、φXYの最大値を検出するためにこの
相互相関関数を異つたτの値に対して計算するこ
とが必要になる。然るにこの過程は本発明の場合
のように、紡績糸の速度が所望の値に対してずれ
を有することに基づき巻取速度を瞬時に補正する
際にはかなりの時間を要する。 このために本発明の装置において、相互相関関
数が最大値に達したか否かを検出する装置に微分
装置を設け、その微分装置で2つの検出器の信号
のうちの1つの信号を時間に関して微分すること
によつて微分された検出器信号y(t)を発生
し、かつ信号x(t)およびy(t)を相関器に
供給するようにすると有利である。 そこで相互相関関数は次のように表わされる: φXY(τ)=maxに対して関数のφXY(τ)=0で
あるので、φXY(τ)の最大値を検出するために
はたんに関数φXY(τ)の零点通過を検出すれば
よいことになる。 本発明の実施例において速度制御を更に簡単に
するために本発明の装置は、 (a) 信号x(t)およびy(t)が供給されかつ
それぞれ基準値に関する信号x(t)およびy
(t)の極性を指示する出力信号sign x(t)
およびsign y(t)を供給する極性検出器を
有し、 (b) 入力側に信号sign x(t)が供給されるシ
フトレジスタを有し、 (c) シフトレジスタに接続されたシフトパルス発
生器を有し、そのシフトパルス発生器によつて
調節可能な周波数Sを有するシフトパルスを
シフトレジスタに供給し、シフトレジスタはそ
のn番目の素子に出力信号sign x(t−n/) を供給するようにし、 (d) 出力信号sign x(t−n/)に信号sign y (t)を乗算する乗算器を有し、更に (e) 乗算器の出力側に接続されかつ駆動モータの
速度を調節する補正装置の部分を構成する積分
器を有する。 この場合公知の極性相関の原理は気体および液
体の速度の測定に用いられている。この原理によ
ればガウス曲線にしたがつて分布した振幅を有す
る信号x(t)とy(t)との相互相関関数は、
sign x(t)とsign y(t)との相互相関関数
の場合と同じτの値で零点を通過しかつ極限値を
有する。その場合相互相関関数を、非常に簡単な
デイジタル装置即ち遅延時間τを有するシフトレ
ジスタを用いて発生することができる
(Messtechnik71971,P152〜157参照)。 本発明による前述の装置を変形した第1の実施
例において、駆動モータの速度を調整する自動制
御器を有し、自動制御器は紡績糸の速度の測定値
の入力側と紡績糸の速度の所望の値を設定する入
力側とを有し、シフトパルス発生器を所定の制御
電圧に依存して変化するパルス繰返し周波数を有
するパルス発生器として構成し、乗算器の出力側
に接続された積分器の出力側をパルス発生器の制
御入力側に接続して制御電圧を供給するように
し、更に積分器の出力側を自動制御器の測定値入
力側に接続している。本発明による前述の装置を
変形したもう1つの実施例においては、駆動モー
タの速度を調整する自動制御器を有し、乗算器の
出力側に接続された積分器を自動制御器の部分と
して構成し、かつシフトパルス発生器を、S
n・V/Lの周波数のシフトパルスをシフトレジスタに 供給するパルス発生器として構成している。 アナログ形の検出器信号を微分する必要がない
本発明による装置の非常に有利な実施例におい
て、相関器は、 (a) 信号x(t)およびy(t)が供給されかつ
それぞれ基準値に関する信号x(t)およびy
(t)の極性を指示する出力信号sign x(t)
およびsign y(t)を供給する極性検出器を
有し、 (b) 入力側に信号x(t)が供給されるNビツト
シフトレジスタを有し、 (c) シフトレジスタに接続されたシフトパルス発
生器を有し、前記シフトパルス発生器は調節可
能な周波数Sのシフトパルスをシフトレジス
タに供給し、シフトレジスタのi番目の素子で
出力信号sign x(t−i/)を発生するように し、 (d) シフトレジスタの(n−2)番目の素子の出
力側と信号y(t)に対する極性検出器の出力
側とに接続された第1の乗算器を有し、n≦N
の場合第1の乗算器によつて信号sign x(t
−n−2/)とy(t)との論理乗算を行うよう にし、 (e) シフトレジスタのn番目の素子の出力側と信
号y(t)に対する極性検出器の出力側とに接
続された第2の乗算器を有し、前記第2の乗算
器によつて信号sign x(t−n/)とy(t) との論理乗算を行うようにし、 (f) クロツクパルス発生器を有し、 (g) クロツクパルス発生器に接続された差動形電
子加算器を有し、その加算器の減算入力側を第
1の乗算器の制御に基づき作動しかつ加算入力
側を第2の乗算器の制御に基づき作動し、それ
ぞれ加算器に加わるクロツクパルスによつてそ
の加算器でカウントダウンおよびカウントアツ
プするようにし、更に (h) 加算器の数値をシフトパルス発生器に供給さ
れるアナログ信号に変換するデイジタル−アナ
ログ変換器を有する。 極性検出器は、2つの論理レベル“1”また
は“0”のうちの1つのレベルの出力電圧を送
出する比較器によつて構成されている、即ち1
つのレベルは比較器の入力電圧が基準値を上回
る場合に生じかつ他方のレベルは入力電圧が基
準値を下回る場合に生ずるようにすることが推
奨される。 XとYを乗算器の入力側に加わる信号とした
場合、乗算器として関数・+X・Yを有す
る論理回路を用いることができる。もう1つの
実施例において乗算器を、関数X・+・Y
を有する論理回路によつて構成する。この場合
XとYは乗算器の入力側に加わる信号である。 次に本発明を図示の実施例につき説明する。 先ず第1図において紡績糸パツケージに対する
綾振り装置の位置を原理的に示す。略示された融
成紡績装置1から、繊維束2として形成される複
数の紡績繊維が取出される。本発明はマルチフイ
ラメント糸を巻取ると同時にモノフイラメント糸
を巻取るためにも利用できることは注意すべきで
ある。ここで紡績糸として示す繊維束2は、綾振
り装置を通過する。ここで綾振り装置とは、紡績
糸と紡績管に巻付けるために紡績糸の送り方向に
対して横方向の運動を発生する装置のことであ
る。このために綾振り装置の構造は多種に亘る。
例えば綾振り装置は棒によつて往復運動をする形
式の糸案内部材であつてもよい。また綾振り装置
に糸案内部材を設け、糸案内部材をロールに設け
られたらせん形の溝に部分的に支持し、ロールの
回転によつて糸案内部材に横方向の運動を与える
ようにしてもよい。また糸案内部材と駆動装置と
を前述のように組合わせる他に、綾振り装置に設
けられた溝を有するロールを駆動し、それによつ
て紡績糸に、管への巻取り以前に横方向の運動を
与えるようにすることも考えられる。斯様な構成
の場合紡績糸は先ず横方向に移動する糸案内部材
を通過してから、溝を有するロール内の溝を通過
する。糸案内部材の送りを溝を有するロールの回
転に良好に適合させることによつて、横方向に運
動する紡績糸の部分の長さをできるだけ一定にす
ることができる。その結果綾振りの際張力が突然
に変化することはなくなる。前述の構成の綾振り
装置を有する巻取装置は、例えばオランダ国特許
出願第6917046号公報、同第7110991号公報、およ
び同第7115530号公報によつて公知である。第1
図の構成において、綾振り装置はらせん形の溝を
有する綾振りロール4によつて駆動されて往復運
動をする糸案内部材3と、(第1図には示されて
ない)駆動モータによつて回転される溝を有する
ロール5とを有する。駆動軸8に取付けられた管
7に巻取られる紡績糸パツケージ6は、溝を有す
るロールから幾分離れて設けられている。駆動軸
8は駆動モータ9によつて回転される。紡績糸パ
ツケージ6と綾振り装置、この場合溝を有するロ
ール5とは、紡績糸パツケージの軸方向に延在す
る狭い空隙10の境界を形成している。空気管1
1を有する空気検出器は紡績糸パツケージの周囲
の面に接近して設けられている。空気管11の左
側の端部12は空隙10に接近して設けられてい
る。空気管11の他方の端部13でその両側面に
2つの空気孔が設けられている。第1図において
それらの空気孔のうちの1つを14で示す。それ
ぞれの空気孔は管路によつて空気制御装置15に
接続されている。即ち空気孔14は管路16によ
つて空気制御装置15に接続されている。 第2図に示すように、主空気流は1つの管路を
通して空気管11に供給され、空気管11を通し
て空気管の長手方向を横切る方向に流れ、別の空
気管を介して制御装置に戻される。第1図におい
て矢印17で示した紡績糸パツケージの回転方向
によつて、矢印18で示す接線方向の空気流が生
ずる。接線方向の空気流18が空気管11に流れ
る量は空隙10の幅に依存して変化する。 その結果主空気流が妨害される程度に差が生
じ、かつそれに応じて制御装置に戻される空気の
圧力も変化する。即ちこの圧力は空隙10の大き
さの尺度であるので、空隙10の大きさを制御す
るための基準量として用いることができる。この
ために空気制御装置15は移動機構19に接続さ
れており、移動機構19は、紡績糸パツケージの
直径が増加するに従つて、溝を有するロール5を
紡績糸パツケージから遠去かる方向に移動する。
移動機構19と溝を有するロール5との間の所要
の結合は、第1図に破線20で示してある。また
それぞれ破線21と22で示したように、空気検
出器11と糸案内部材3を有する綾振りロール4
とも移動機構19に結合されている。移動機構1
9が作動されると、溝を有するロール5と空気検
出器11と糸案内部材3を有する綾振りロール4
とは、それぞれ別個に移動すると同時に一体とな
つても移動する。制御装置15による移動機構1
9の制御は線路23を介して行われる。この場合
空気的、流体的、または電気的に制御することが
できる。 第2図と第3図は、第1図に示した綾振り装置
3−4−5と空気検出器11との位置を詳しく示
す。第1図の場合と同じ部品は同じ番号で示す。
紡績糸2は紡績糸パツケージ6への径路で、(第
2図に示されてない)糸案内部材3と溝を有する
ロールの周囲の面に設けられたらせん形の溝24
とを通して供給される。前述の紡績糸がパツケー
ジに巻取られる径路は第2図に25で示す。溝を
有するロール5の軸の端部は橋絡片28の支持板
26,27で支持されている。この軸の左側の端
部は29として図示されている。溝を有するロー
ルは、橋絡片28に取付けられた固定子31を有
するモータ30によつて駆動される。また橋絡片
28は(第2図には示されてない)糸案内部材3
を有する綾振りロール4を支持している。 橋絡片28はピストン棒20によつて橋絡片2
8に結合されたピストンを有する空気シリンダの
影響に基づき上方に移動することができる。橋絡
片28は案内ピン32と33によつて案内され
る。紡績糸パツケージ6と溝を有するロール5と
の間の空隙10の付近に、空気検出器として作動
される空気管11の端部12が設けてある。この
端部12は、空隙の幅の局所的な変化の影響をで
きるだけ良好に検出するために、紡績糸パツケー
ジ6の長さのかなりの部分に亘つて延在してい
る。空気管11の右側の端部13におすノズル1
4とめすノズル34が取付けられている。これら
の2つのノズルはそれぞれ可撓性の管16と35
を介して、台42に取付けられた1組のユニツト
36〜41から成る空気制御装置15に接続され
ている。空気制御装置15は圧縮空気管路43,
44を介して、(図示されてない)圧縮空気源に
接続されている。この圧縮空気源を、ユニツト4
1と空気管路23とを介して空気シリンダ19に
接続するようにする。 もう1つの圧縮空気管路45はユニツト36に
圧縮空気を供給する。空気11内に集められた接
線方向の空気流18は、端部13でおすノズル1
4とめすノズル34との間の主空気流46と合流
する。接線方向の空気流18が綾振り装置を取付
けた橋絡片28の位置を制御する方法を第3図に
示す。圧縮空気流は空気管路45とユニツト36
と管路16とを介して、空気検出器11のおすノ
ズル14に供給される。おすノズル14から射出
された空気は、そのおすノズルとは反対側の検出
器11の位置に設けられためすノズル34の方向
に流れる。おすノズルの入口は管路47、ユニツ
ト37、管路48、および管路35を介してめす
ノズル34の出口に接続されている。また管路3
5は、第1の空気閾値スイツチ38に接続され、
かつ管路49を介して第2の空気閾値スイツチ3
9に接続されている。閾値スイツチ38は管路5
0、反転素子40および管路51を介して制御弁
41に接続されている。閾値スイツチ39は管路
52を介して制御弁41に接続されている。反転
素子40に関する閾値スイツチ38,39は、第
3図に詳しく示されてない圧縮空気源に接続され
ている。 ここで紡績糸パツケージ6は、空隙10が最小
値、例えば1mmに達する程度まで増大したと仮定
すると、接線方向の空気流は相応して最小値に達
するようになる。そこでおすノズル14とめすノ
ズル34との間の主空気流46は殆んど妨害され
なくなるので、めすノズルの空気圧は最大値に達
する。この圧力の最大値P1を“1”と仮定する。
そこで閾値スイツチ38の出力側において、即ち
管路50内において、“0”で示される圧力の最
小値が生ずる。この圧力は反転素子40によつて
管路51内で“1”に相応する最大値に反転され
る。その結果制御弁41は第3図に示した位置を
有するようになり、圧縮空気管路44は管路23
を介して接続される。この管路23を介して圧縮
空気は空気シリンダ19に流れ込むことによつ
て、ピストン20が綾振り装置の橋絡片を上方に
移動するので、空隙10の幅は増加する。また管
路35の空気圧、即ち管路49の空気圧は値
“1”を有するので、第2の閾値スイツチ39の
後段の管路52の空気圧は“0”である。 綾振り装置の移動によつて空隙10の幅が増加
することによつて、接線方向の空気流18の強さ
も増加する。その結果めすノズル34の空気圧お
よびそれに応じた管路35と49の圧力は減少
し、実際に“0”に相応する閾値P2,P2,P1に達
する。 そこで第2の閾値スイツチ39は管路52の圧
力を値“1”に切換える。また管路51の圧力は
再び値“0”に低下するので、制御弁41は、管
路52の圧力の影響に基づき、圧縮空気管路44
の管路23への接続を阻止する位置に切換えられ
る。 そこで綾振り装置の紡績糸パツケージから遠去
かる方向の運動は停止する。また綾振り装置が紡
績糸パツケージから遠去かる方向の補正運動に付
加して、綾振り装置に、紡績糸パツケージに向か
つて移動するような補正運動を起こさせて、空隙
10の幅を制御することができる。 前述のように閾値スイツチ38と39は入力信
号の論理を反転する。即ちそれらの閾値スイツチ
は、入力信号が“1”の場合出力信号“0”を発
生し、かつ入力信号が“0”の場合出力信号
“1”を発生する。それ故原理的に閾値スイツチ
38と反転素子40との組を、論理反転を行わな
い閾値スイツチで置換えることができる。然るに
前述の構成素子の組合わせによつて安定な位置を
定めることができる。素子38,39に対して、
Drelobaと云う商標名で市販されている空気式閾
値スイツチを用いることができる。その場合(そ
れぞれP1およびP2の)閾値を調節可能である。 主空気流の流れを流入開口12に対して幾分間
隔を置いて配置することによつて、接線方向の空
気流の変動は空気管の緩衝作用によつて調整され
る。 またここで本発明は前述のおすノズルとめすノ
ズルとを用いることだけに限定されるものではな
い。斯様な装置は、接線方向の空気流に対して横
方向に流れかつその空気流によつて影響を受ける
主空気流を発生するようにする装置として理解す
べきである。接線方向の空気流に関する限り、そ
の空気流に紡績糸パツケージの回転によつて導入
される空気を用いることが絶対に必要であるわけ
ではない。別の装置によつて空隙内に接線方向の
空気流を発生することもできる。例えば送風機に
よつて空隙内で強制的な空気流を発生することも
できる。前述の制御装置を用いると、3000〜5000
m/mmの紡績糸の速度で空隙を数mmの小さな幅に
保持するることができる。 次に第4〜7図につき駆動モータ9の速度制御
を行う装置を説明する。 第4図において1は、複数の繊維を紡績糸2に
紡績する小形紡績装置を示す。ゴデツトのような
速度付与装置を通過せずに、紡績糸はモータ9に
よつて回転されるパツケージ6に巻付けられる。 紡績糸2の径路に接近して相互間隔Lを有する
2つの静電検出器53,54が設けてある。2つ
の検出器はそれぞれ電極55および56と信号増
幅器57および58とから構成されている。 紡績糸に静電荷があると電極55,56に交流
電圧が誘起され、その交流電圧は増幅器57,5
8で増幅される。これらの増幅された電圧x
(t),y(t)はそれぞれ線路59および60を
介して相関器61に加わる。それによつて相関器
61は相関関数φXYに近似した信号を発生す
る、その場合 である。この信号は線路62を介して、φXY
(τ)が最大値を有するτの値を追跡する極限値
検出回路63に供給される。 関数の最大値を検出する装置はそれ自体公知で
ある。本発明において回路63は補正装置64と
線路65および66とを介して相関器61で遅延
時間τの値をセツトする。セツトされる遅延時間
τを表わす信号はまた線路67を介して電子計算
機68に供給される。電子計算機68は商Vg
L/τに相応する信号を、線路69に供給する。ここ で、Lは検出器53と54との間の間隔、τはセ
ツトされる遅延時間、そしてVgは計算された紡
績糸の速度である。 電子計算機38の信号は自動制御器70に供給
され、自動制御器70は巻取モータ9の速度を、
紡績糸の巻取装置Vgが所望の値Vに保持される
ように調整する。この値は線路71で略示するよ
うに自動制御器でセツトされる。制御器70の巻
取モータ9への接続を72で示し、紡績糸パツケ
ージ用の駆動軸を破線8で示す。 制御装置のもう1つの実施例を第5図に示す。
この実施例の相関器61において矢印73で示し
たように、式τ=L/Vにしたがつて所望の紡績糸の 速度Vに相応して遅延時間τの固定値がセツトさ
れる。この実施例において極限値検出回路63は
線路74を介して自動制御器70に接続されてい
る。制御器70は相関関数φXY(τ)が最大値
に達するような速度に駆動モータをセツトするた
めに用いられる。ここでは第4図の装置で説明し
たような、実際の紡績糸のVgを検出しかつそれ
を所望の速度Vと比較する問題はい。第4図の場
合とはまつたく異る第5図に示した実施例におい
て、極限値検出装置はいわば駆動モータ9の速度
を変化することによつて相関関数φXY(τ)を
最大にするように構成されている。 第4図に示した速度制御の原理に基づく装置の
構成を第6図につき詳しく説明する。 静電検出器53,54からの信号はここでも相
関器61に供給されるが、検出器54からの信号
y(t)は先ずRC−回路75〜76によつて微
分される。相関器61は比較器77,78の形式
の2つの極性検出器を有し、その比較器77,7
8に信号x(t)とy(t)が供給される。比較
器は、基準電圧0がセツトされ、入力信号がプラ
スの場合プラス(“1”)の方形波電圧を発生し、
かつ入力信号がマイナスの場合零信号(“0”)を
発生する。このように比較器の出力信号はそれぞ
れの入力信号の極性を指示する。それらの出力信
号はsign x(t)およびsign y(t)で指示さ
れる。 TTL論理回路を用いる場合のように、比較器
の出力信号をプラスの値と零との間にする必要が
ない。また信号がプラスとマイナスの値間で変化
する回路を設けることもできる。例えば比較器の
出力信号を、入力信号がプラスの場合プラスに
し、かつ入力信号がマイナスの場合マイナスにす
ることができる。また比較器を、零以外の値を有
する基準電圧にセツトすることも考えられる。そ
の場合検出器53と54との間隔によつて決まる
遅延時間は別にして、2つの比較器の入力信号は
その波形と信号がかなり類似しているものと仮定
する。相関器において比較器77と78との出力
信号はそれぞれ線路79と80とを介してシフト
レジスタ81と乗算器82とに供給される。シフ
トレジスタ81は信号sign x(t)の乗算器8
2への供給を時間τだけ遅延するのに用いられ
る。この目的でシフトレジスタの素子は図示の線
路83を介してシフトパルス発生器84に接続さ
れている。シフトパルス発生器84は電圧を、入
力電圧を、入力電圧の大きさに比例するパルス繰
返し周波数を有するパルス列に変換するように構
成されている。 シフトレジスタ81はn個の素子から構成され
ておりかつシフトパルス発生器84で生ずるシフ
トパルスの繰返し周波数はsであると仮定す
る。そこで比較器77の出力信号はτ=n/の遅 延時間の後シフトレジスタ81の出力側に転送さ
れる。この出力信号sign x(t−n/)は線路8 5を介して乗算器82に供給される。 乗算器82は線路86を介して出力信号zを供
給する論理回路であり、出力信号zは次の表にし
たがつて入力信号X,Yに依存して変化して変化
する。
【表】 即ち乗算器82は線路85,80に転送される
2つの入力信号の極性が等しい場合だけ、出力信
号“1”を供給する。それ故論理回路は次の作用
を有する。 ・+X・Y ここでXとYは乗算器の入力側の信号を表わ
す。シフトレジスタの遅延時間n/が値L/V
接近 すればする程、乗算器82の出力信号の値が
“1”である時間は長くなる。 n/の値をできるだけL/Vの値に接近するた
め に、シフトパルス発生器84はV・n/Lに接近した 周波数を有するパルスを発生すべきである。この
目的のためにシフトパルス発生器84の入力側は
線路88と87、積分器89、および線路86を
介して乗算器82の出力側に接続されている。パ
ルスが乗算器82の入力側に同時に加わらない
と、乗算器82は出力信号“0”を発生し、この
出力信号は積分器89で偏差として作用し、積分
されて出力側87に供給される。そこでシフトパ
ルス発生器84の周波数n/の値がL/Vの値に
接近 するように変化する。 最終的にはn/=L/Vにおいて積分器89が
電圧 Uをシフトパルス発生器に供給するような状態に
なる。電圧Uはsに比例するので、Uは紡績糸
の速度Vgの尺度でもある。即ちU=c・sであ
るので、Vg=L・U/c・nである。 駆動モータの速度を所望の紡績糸の速度Vに相
応する値にするために、出力電圧Uは線路87と
69を介して自動制御器70に供給される。この
自動制御器の設定値は所望の紡績糸の速度Vであ
る。第6図においてこの設定値の供給を矢印71
で示す。 PI−形の制御器70は同期3相モータとして構
成された駆動モータ9の作動のために線路72を
介してインバータ90に接続されている。モータ
9はインバータ90によつて線路91を介して作
動される。インバータは制御器70によつて供給
された直流電圧の大きさに依存して変化する周波
数を有する3相の電流を供給する。それ故駆動モ
ータ9の速度は線路72から供給される入力電圧
によつて制御される。インバータはそれ自体公知
の形式で構成されておりかつ直流電圧を所定の周
波数の3相の信号に変換する変換器と電力増幅器
とを有する。 積分器89の電圧Uによつて示されるように紡
績糸の速度Vgが所望の値Vに等しいと、インバ
ータ90の入力電圧は一定のままであるので、3
相電流の周波数もモータ9の速度も一定である。
然るにVgがVに対してずれると、PI−制御器7
0は、インバータの入力電圧を変化し、再び紡績
糸の速度Vgが所望の値Vにセツトされるように
する。このようにして紡績糸が紡績糸パツケージ
に達する以前に速度Vを付与するゴデツトを通過
せずに、紡績領域で紡績糸の速度を所望の値Vに
保持することができる。 パツケージ6に巻取られる紡績糸の張力を減少
するために、溝を有するロール5は張力減少ロー
ルとして作用する。これは溝を有するロール5の
周速度が紡績糸の速度より大きく、その結果紡績
糸が溝を有するロールを通過した後の紡績糸の張
力はその通過以前の速度より小さいことを意味す
る。勿論溝を有するロールが紡績糸パツケージか
ら離れて回転する場合だけ前述のように紡績糸の
張力を減少することができ、紡績糸パツケージに
接触して回転するロールを用いることによつては
張力を減少できない。また巻取り張力が小さ過ぎ
るためにそれを増加すべき場合にも前述の方法を
準用することができる。これを、張力増加ロール
即ち紡績糸の送り速度より小さな周速度を有する
ロールを用いて行う。張力減少ロールの場合にも
張力増加ロールの場合にも、240゜またはそれ以
上の巻取り角度を用いることが推奨される。 第5図の速度制御装置の原理に基づくもう1つ
の実施例を第7図に示す。 この実施例は、シフトパルス発生器84がシフ
トレジスタ81に固定された周波数のシフトパル
スを供給する点が第6図の実施例と異なる。この
周波数は次の式によつて求められる、 s=n・V/L ここでnはシフトレジスタ81の素子数、Lは静
電検出器53,54間の間隔、およびVは所望の
紡績糸の速度である。紡績糸が静電検出器53と
54間の間隔を通過するのに要する時間はL/Vで ある。信号sign x(t)がシフトレジスタのn
個の素子を通過するのに要する時間はn/=L/V
で ある。これらの2つの時間が異ると、第6図の実
施例の場合のように乗算器は、信号sign x(t
−n/)とsign y(t)とが一致しないことを検 出する。 その結果生ずる誤差信号は、第6図の装置の場
合とは異なり、直接に乗算器82から線路86を
介してPI−制御器70に供給される。制御器70
はインバータ90によつて供給される3相電流の
周波数を、乗算器82からの誤差信号が除去され
るまで変化する。誤差信号が除去された際、時間
L/Vとn/とは等しく、かつn/=L/V
であるので、紡 績糸の速度Vgは所望の値Vに調整される。 第7図の実施例において所望の値は、紡績糸が
2つの静電検出器53,54間の間隔Lを通過す
るのに要する時間である。この所望の値はシフト
パルス発生器84の周波数をs=n・V/Lにセツト することによつて固定される。 第6図の装置と第7図の装置との両方に用いら
れた乗算器82に対して、 Z=・+X・Y で表わされる関数の代りに、この逆関数 Z=X・+・Y で表わされる関数を用いることができる。 この関数は排他的ORとして知られている。
【表】 排他的ORとして作動される乗算器を用いた速
度制御装置は、Z=“0”の代りにZ=“1”を誤
差信号として用いる点が第6図および第7図で説
明した装置とは異る。 速度制御装置のもう1つの実施例を第8図に示
す。第8図の装置は検出器54からの信号y
(t)が微分されない点が前述の装置とは異る。
ここでn素子のシフトレジスタ81に関して最後
から2番目のビツト92は線路93を介して第1
の乗算器94に接続されている。乗算器94のも
う1つの入力側は線路95と80を介して比較器
78の出力側に接続されている。第6図と第7図
に示した装置の場合のように、シフトレジスタの
最後の素子96と比較器78とは乗算器82に接
続されている。 乗算器82,94の出力側はそれぞれ線路86
と97とを介して電子加算器98に接続されてい
る。また線路99を介して電子加算器98に、ク
ロツクパルス発生器100からの一定の周波数を
有するパルスが供給される。加算器98は線路1
01を介してデイジタル−アナログ変換器102
に信号を供給し、デイジタル−アナログ変換器1
02はアナログ出力信号を、線路103,104
を介して増幅器105に供給する。増幅器105
は増幅されたアナログ信号を、線路106を介し
てシフトパルス発生器84に供給する。シフトパ
ルス発生器84はシフトパルスを、線路83を介
してシフトレジスタ81に供給する。デイジタル
−アナログ変換器102は線路107を介して自
動制御器70に接続されている。 第8図に示した装置は次のように動作する:こ
こで相関器61は紡績糸の速度Vgにセツトされ
ると仮定する。そこでデイジタル−アナログ変換
器102は速度Vgに相応する信号を自動制御器
70に供給する。この信号の値が設定値71によ
つてセツトされた値Vに等しい場合、駆動モータ
9の速度は平常に値に保持される。後で説明する
ように紡績糸が検出器53と54間の間隔Lを通
過するのに要する時間はn−1/である。そこでシ フトレジスタの最初からn−1個の素子によつて
生ずる遅延時間はL/Vに等しい。またシフトレジ スタの最初からn−2個の素子による遅延時間は
n−2/であり、かつすべてのn個の素子に対する 遅延時間はn/である。それ故線路93に供給さ れる信号はsign x(t−n−2/)であり、線路
8 5に供給される信号はsign x(t−n−1/)で
あ る。素子92と96の間では信号はsign x(t
−n−1/)である。n−1/=L/Vおよ
びy(t)=x (t−L/V)である。n−1/=L/Vおよ
びy(t)=x (t−L/V)と仮定したので、信号sign x(t− n−1/)は信号sign y(t−L/V)に合致
する。そ の場合線路93に送出される信号は信号sign x
(t−n−1/)に対して進行しており、線路85
に 送出される信号はそれと同じ程度、信号sign x
(t−n−1/)に対して遅延している(第9図参 照)。 排他的OR回路で構成された2つの乗算器94
と82は第9図に示すようにそれぞれ信号Z1とZ2
を供給する。加算器98は、線路86に送出され
るパルスZ2によつて加算器の数値が増加しかつ線
路97に送出されるZ1によつて加算器の数値が減
少するように作動される。それぞれのパルスZ1
それと等しい持続時間のパルスZ2が後続する第9
図に示した状態において、加算器98の数値は変
化しないままである。パルスZ1の持続時間で加算
器の数値を増加するクロツクパルス発生器100
から供給されるクロツクパルスの数は、後続のパ
ルスZ2の持続時間で加算器の数値を減少するクロ
ツクパルスの数に等しい。デイジタル−アナログ
変換器102は加算器98の数値をそれに比例す
るアナログ信号に変換する。このアナログ信号は
増幅器105で増幅されてから、シフトパルス発
生器84の周波数sを加算器の数値に相応する
値にセツトする。 紡績糸パツケージの大きさが増加するにしたが
つてパツケージの周速度ひいては紡績糸の速度は
徐々に増加する。乗算器に供給される信号x(t
−n−2/)とy(t)との間の時間差は減少する が、乗算器82の入力信号x(t−n/)とy (t)との間の時間差は増加する。その結果パル
スZ1の幅は小さくなるがパルスZ2の幅は増加す
る。そこで単位時間につき加算器98に供給され
かつ加算器の数値を増加するクロツクパルスの数
は、加算器の数値を減少するパルスの数より大き
い。そこで実際の加算器の数値は増加するので、
線路107に供給される速度信号の値も増加す
る。自動制御器70はこの偏差に応動し、インバ
ータ90の周波数を減少する。その結果紡績糸の
速度は所望の値に調整される。第8図の装置は、
アナログ形の微分装置を用いる必要がないので有
利であり、かつクロツクパルス発生器100の周
波数を正確に定めることによつてかなり正確に測
定および制御することができるようになる。 シフトレジスタの(n−1)番目の素子92の
出力側の線路80とに接続された入力側を有する
第3の乗算器を用いることによつて、平衡状態
L/V=n−1/に達した際それを光学的および
/また は音響的に記録できるようになる。その場合実際
に第3の乗算器の出力信号は、論理関数がX・
+・Yであるかまたは・+X・Yであるか
に依存して常に“0”または“1”のレベルを有
する。 前述の説明はたんに1つの紡績糸パツケージを
巻取る場合につき記載されているが、本発明の装
置はこれに限定されない。また本発明を、複数の
紡績糸パツケージを巻取る装置に利用することが
できる。このような場合複数の巻取位置に対して
共通の相関器を用い、その相関器をそれぞれの巻
取装置に対して設けられた紡績糸の速度検出器に
後置接続するようにする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による巻取装置の略線図、第2
図は第1図の巻取装置を詳細に示す斜視図、第3
図は本発明による巻取装置に用いられる空気制御
装置の原理を示すブロツク図、第4図は本発明に
よる巻取装置の速度制御装置を示すブロツク図、
第5図は第4図の速度制御装置を変形した実施例
を示すブロツク図、第6図と第7図はそれぞれ第
4図と第5図とに示した速度制御装置をデイジタ
ル形に構成した実施例を示すブロツク図、第8図
は第6図と第7図とに示した速度制御装置を変形
した実施例を示すブロツク図、第9図は第8図の
実施例において生ずる信号を示す線図である。 1……融成紡績装置、2……紡績糸、3……糸
案内部材、4……綾振りロール、5……溝を有す
るロール、6……紡績糸パツケージ、7……管、
9,30……駆動モータ、11……空気管、15
……空気制御装置、19……移動機構、24……
溝、26,27……支持板、28……橋絡片、3
2,33……案内ピン、38,39……閾値スイ
ツチ、41……制御弁、53,54……静電検出
器、55,56……電極、61……相関器、63
……極限値検出回路、64……補正装置、68…
…電子計算機、70……自動制御器、77,78
……比較器、81……シフトレジスタ、84……
シフトパルス発生器、90……インバータ、98
……電子加算器、100……クロツクパルス発生
器、102……デイジタル−アナログ変換器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 紡績糸パツケージに対して間隔を置いて運動
    しかつ紡績糸を巻取る管の軸方向で紡績糸に綾振
    り運動を発生する綾振り装置を有し、紡績糸パツ
    ケージの周囲の面に接近して設けられて前記紡績
    糸パツケージの周囲の面と綾振り装置との間の間
    隔を空気的に検出する空気検出器を有し、前記空
    気検出器に主空気流を供給する圧縮空気源に接続
    されたおすノズルと少くとも前記主空気流の部分
    を受入れるめすノズルとを設け、また前記空気検
    出器に結合された移動装置を有し、前記移動装置
    を前記空気検出器によつて制御しかつそれによつ
    て綾振り装置を、紡績糸パツケージの大きさが増
    加するにつれてその大きさの増加に関するめすノ
    ズルの空気圧の関数で変位させるようにして、紡
    績糸を管に巻取つて紡績糸パツケージを形成する
    紡績糸の巻取装置において、前記紡績糸パツケー
    ジの周囲の面と共働して狭い空隙の境界を形成す
    る部材を設け、前記部材は紡績糸パツケージの軸
    方向に延在するようにして、前記空隙を通過しか
    つ前記紡績糸パツケージに関して実質的に接線方
    向に流れる空気流を発生し、前記空気検出器は前
    記空隙内にまたは前記空隙に接近して端部を有し
    かつ少くとも接線方向の空気流の部分を案内する
    ために用いられる空気チヤネルを有し、前記空気
    チヤネル内でおすノズルとめすノズルとを、空気
    チヤネルに流入した接線方向の空気流が主空気流
    に対して交差するような方向に設けたことを特徴
    とする紡績糸の巻取装置。 2 紡績糸パツケージと共働して狭い空隙の境界
    を形成する部材を、溝を有するロールで形成し
    た、溝を有するロールと前記ロールによつて駆動
    される糸案内部材とから成る綾振り装置を有する
    特許請求の範囲第1項記載の装置。 3 空気検出器の空気チヤネルは紡績糸パツケー
    ジの軸方向の少くともかなりの部分に亘つて延在
    する特許請求の範囲第1項記載の装置。 4 空気チヤネルを延長された管によつて形成
    し、前記管の1つの端部を、空隙の付近で周囲の
    空気に対して開放されるようにして設け、おすノ
    ズルとめすノズルとを前記端部から離れた個所で
    管に取付け、その場合主空気流は前記空気チヤネ
    ルの長手方向を横切る方向に流れかつ前記端部と
    おすノズルおよびめすノズルとの間の空気チヤネ
    ルで空気ばねを形成するようにした特許請求の範
    囲第1項記載の装置。 5 移動装置は空気検出器と共働する論理制御装
    置を有し、前記論理制御装置は、めすノズルの圧
    力が調節可能な第1の圧力閾値を上回つた際綾振
    り装置の部材を紡績糸パツケージに関して移動す
    るようにし、まためすノズルの圧力が第1の圧力
    閾値より小さな調節可能な第2の圧力閾値を下回
    る値に低下した場合には前記論理制御装置は紡績
    糸パツケージに関する綾振り装置の部材の移動を
    停止するようにした特許請求の範囲第1項記載の
    装置。 6 論理制御装置はめすノズルの圧力が第2の圧
    力閾値を下回る値に低下した場合紡績糸パツケー
    ジに関する綾振り装置の移動を停止するようにし
    た特許請求の範囲第5項記載の装置。 7 論理制御装置はめすノズルに接続された2つ
    の空気式閾値スイツチを有する特許請求の範囲第
    5項記載の装置。 8 紡績糸を所定の速度で紡績糸パツケージに巻
    取るために速度を変化できる駆動モータから成る
    駆動装置を有する紡績糸の巻取装置において、前
    記駆動装置は、 (a) 相互に所定の間隔Lだけ離して設けられかつ
    紡績糸の運動に関連するそれぞれの電気信号x
    (t)とy(t)を発生する2つの検出器を有
    し、 (b) Vgを所望の紡績糸の速度とした場合 τ=L/V で定義される遅延時間の設定値τに対して検出器
    で生ずる信号の相互相関関数に相応する電気信号
    を発生する相関器を有し、 (c) 相互相関関数が最大値に達したか否かを定め
    る検出装置を有し、更に (d) 前記検出装置に接続されかつ前記相互相関関
    数が最大値に達するまで駆動モータの速度を補
    正するために用いられる補正装置を有する特許
    請求の範囲第1項記載の装置。 9 検出器を静電検出器で構成し、前記静電検出
    器でそれぞれ紡績糸に存在する静電荷の影響によ
    つて生ずる電気信号x(t)およびy(t)を発
    生するようにした特許請求の範囲第8項記載の装
    置。 10 相互相関関数が最大値に達したか否かを検
    出する装置は微分装置を有し、前記微分装置で2
    つの検出器の信号のうち1つの信号を時間に関し
    て微分することによつて微分された検出器信号y
    (t)を発生し、かつ信号x(t)およびy
    (t)を相関器に供給するようにした特許請求の
    範囲第8項記載の装置。 11 (a) 信号x(t)およびy(t)が供給さ
    れかつそれぞれ基準値に関する信号x(t)お
    よびy(t)の極性を指示する出力信号sign
    x(t)およびsign y(t)を供給する極性
    検出器を有し、 (b) 入力側に信号sign x(t)が供給されるシ
    フトレジスタを有し、 (c) シフトレジスタに接続されたシフトパルス発
    生器を有し、前記シフトパルス発生器によつて
    調節可能な周波数Sを有するシフトパルスを
    シフトレジスタに供給し、前記シフトレジスタ
    はそのn番目の素子に出力信号sign x(t−
    n/)を供給するようにし、 (d) 出力信号sign x(t−n/)に信号sign y (t)を論理的に乗算する乗算器を有し、更に (e) 前記乗算器の出力側に接続されかつ駆動モー
    タの速度を調節する補正装置の部分を構成する
    積分器を有する特許請求の範囲第10項記載の
    装置。 12 駆動モータの速度を調整する自動制御器を
    有し、前記自動制御器は紡績糸の速度の測定値の
    入力側と紡績糸の速度の所望の値を設定する入力
    側とを有し、シフトパルス発生器を所定の制御電
    圧に依存して変化するパルス繰返し周波数を有す
    るパルス発生器として構成し、乗算器の出力側に
    接続された積分器の出力側を前記パルス発生器の
    制御入力側に接続して制御電圧を供給するように
    し、更に前記積分器の出力側を前記自動制御器の
    測定値入力側に接続した特許請求の範囲第11項
    記載の装置。 13 駆動モータの速度を調整する自動制御器を
    有し、乗算器の出力側に接続された積分器を自動
    制御器の部分として構成し、かつシフトパルス発
    生器を、s=n・V/Lの周波数のシフトパルスをシ フトレジスタに供給するパルス発生器として構成
    した特許請求の範囲第11項記載の装置。 14 相関器は、 (a) 信号x(t)およびy(t)が供給されかつ
    それぞれ基準値に関する信号x(t)およびy
    (t)の極性を指示する出力信号sign x(t)
    およびsign y(t)を供給する極性検出器を
    有し、 (b) 入力側に信号x(t)が供給されるNビツト
    シフトレジスタを有し、 (c) シフトレジスタに接続されたシフトパルス発
    生器を有し、前記シフトパルス発生器は調節可
    能な周波数sのシフトパルスを前記シフトレ
    ジスタに供給し、前記シフトレジスタのi番目
    の素子で出力信号sign x(t−i/)を発生す るようにし、 (d) シフトレジスタの(n−2)番目の素子の出
    力側と信号y(t)に対する極性検出器の出力
    側とに接続された第1の乗算器を有し、n≦N
    の場合前記第1の乗算器によつて信号sign x
    (t−n−2/)とy(t)との論理乗算を行うよ うにし、 (e) シフトレジスタのn番目の素子の出力側と信
    号y(t)に対する極性検出器の出力側とに接
    続された第2の乗算器を有し、前記第2の乗算
    器によつて信号sign x(t−n/)とy(t) との論理乗算を行うようにし、 (f) クロツクパルス発生器を有し、 (g) クロツクパルス発生器に接続された差動形電
    子加算器を有し、前記加算器の減算入力側を第
    1の乗算器の制御に基づき作動しかつ加算入力
    側を第2の乗算器の制御に基づき作動し、それ
    ぞれ前記加算器に加わるクロツクパルスによつ
    てその加算器でカウントダウンおよびカウント
    アツプするようにし、更に (h) 前記加算器の数値をシフトパルス発生器に供
    給されるアナログ信号に変換するデイジタル−
    アナログ変換器を有する特許請求の範囲第8項
    記載の装置。 15 極性検出器は2つの論理レベル“1”また
    は“0”のうちの1つのレベルの出力電圧を送出
    する比較器によつて構成されている、即ち前記の
    1つのレベルは比較器の入力電圧が基準値を上回
    る場合に生じかつ前記の他方のレベルは入力電圧
    が基準値を下回る場合に生ずるようにした、特許
    請求の範囲第10項記載の装置。 16 XおよびYを乗算器の入力側に供給される
    信号としたた場合乗算器を、関数・+X・Y
    を有する論理回路によつて構成した特許請求の範
    囲第10項記載の装置。 17 XおよびYを乗算器の入力側に供給される
    信号とした場合乗算器を、関数X・+・Yを
    有する論理回路によつて構成した特許請求の範囲
    第10項記載の装置。
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