JPS61149406A - 高炉用粉体吹込み装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、高炉の羽口から主として粉体原料を羽口を通
じて炉内に吹込む技術に関し、特にランス先端部の構造
および支持手段に特色を有するものであって、高炉の操
業に当って有利に用いられる装置について提案する０ （従来の技術） 最近高炉操業に際し、炉内反応因子を適正に管理するこ
とあるいは燃料の一部代替による省エネルギーを図るこ
とを目的として、各種の粉体；例えば微粉炭やコークス
粉、鉄鉱石粉等を高温送風を搬送ガスとして羽口から炉
内に吹込むことが行われている。このような高炉用粉体
吹込みのための装置は、粉体吹込用のランスをブローパ
イプ内へ挿入し、該ランス先端部分をブローパイプ内に
突出させ、その開口中心が羽口軸心と一致する（センタ
リング］するようにして固定支持した形態を好適例とし
て採用したものである。このようにセンタリングと固定
支持の形態は、吹込む粉体が羽口内壁面に衝突してこれ
を摩耗させるからである。したがって従来装置の場合、
粉体の吹込み方向を変化させるようなことはできない構
成となっている。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、上記従来技術の欠点を克服することを目的と
するものであシ、まず第１に羽口内壁の摩耗を阻止する
ことである。そして第２には粉体吹込み方向が変えられ
ないという不便を克服することである。すなわち通常粉
体吹込ランスはブローパイプを経て羽口から熱風ととも
に炉内へ送り込まれるが、時としてその吹込み方向を炉
内レースウェイの状況に応じて変えることが望ましい。

さらには吹込み粉体の種類や吹込みの目的によって吹出
しの方向を炉内の上部に向けたい場合、逆に下方に向け
たい場合がある。

ところが従来の粉体吹込装置の場合、ランスは輸送配管
や冷却用空気配管と７ランジ接合されているために、回
転させることができず、吹出し方向が変えられないとい
う状況にあった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記の問題点を克服するために、所要の粉体を
、高温送風の搬送のもとにブローパイプから挿入したラ
ンスを介して羽口より炉内に吹込むようにした装置にお
いて、前記ランスの先端部を曲成し、該ランス本体を回
転可能に支持するとともに曲成先端部が羽口を経て直接
炉内を臨む位置に達するように挿入支持したことを特徴
とする高炉用粉体吹込み装置、を採用する〇 （作用〕 本発明の着想の基礎は、ブローパイプ内に挿入したラン
ス先端を屈曲させるとともにそのランスを回転させれば
、吹込む粉体の吐出方向を自由に選ぶことができ、これ
が高炉羽口先のレースウェイの状態に応じて最適位置に
吐出方向を定めることができるという知見にあるｏしか
もこのことを笑現するのにランス先端をなるべく奥に挿
し込んで直接炉内を臨むような位置におけば、従来見ら
れた羽口内壁の摩耗も自動的に回避できることが判った
のである。

（実施例〕 本発明は、粉体吹込ランスの先端を屈曲させるとともに
このランスの支持につき、粉体輸送元配管、との接続部
を、該ランスの軸心に対して先端吹出し方向が任意に設
定できるように回転可能な構造としたものである０ 第１図は本発明の好適実施態様を示し、図示の符号の１
は羽口、２はブルーパイプ、３は送風接続管、４は覗窓
、５は曲成先端部５ａを有する粉体吹込ランス、６はラ
ンス差込へガイド管、７はランス差込み口弁、８は冷却
エアー停止弁、９は粉体輸送停止弁、そして矢印１０は
上記接続部に用いる回転接続構造を示す。

第２図に示す上記回転接続構造１０は、ランス５後端と
輸送配管１１とを接続するために、ルーズ７ランジ１２
を設け、該粉体輸送配管１１の固定７ランジｌｌ＆とラ
ンス６の固定フランジ５ｂとを締付はボルト・ナラ）１
８を介して締付けて回転可能に接続し丸ものである。な
お、図示の１４はガスケットパツキンを示す。

上記構造を採用することにより、ランス本体を回転させ
れば、上記曲成先端部５ａの向きを自由に変えることが
でき、このことによって羽口１から高炉内レースウェイ
１５の任意の方向に向けて粉体を吹出させることができ
る。

第８図は、羽口の細心レベルの高炉水平断面、第４図は
、羽口の軸心を通る高炉縦断面を示す。

これらの図において、例えば第８図は吹込粉体１６を高
炉の右方向に吹出してレースウェイ形状のゆがみを直す
操業状態を示し、また第４図の場合は吹込粉体として鉄
鉱石粉をレースウェイ１５の下部に吹出して溶銑に直接
吹付けることにより溶銑成分調整反応を行った例である
。

その結果を第５図に従来の固定式直管ランスを使った場
合と比較して示すが、本発明ランスを使って上記のよう
な操業を行った例では〔Ｓ１〕レベルが下がっており、
鉄鉱石粉をレースウェイ下部に吹込んだ効果が現れてい
ることがわかる。

（発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、羽口内壁面の摩耗
が無くなる他、粉体の種類や吹込みの目的に応じて粉体
の炉内への吐出方向が変えられるので高炉の操業に役立
てることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、ブローパイプにランスをセットシた状態の本
発明装置の断面図、 第２図は、本発明で用いるランスの回転接続構造部分の
詳細断面図、 第８図は、羽ロレペルの高炉水平断面の図、第４図は、
羽口の細心を通る高炉縦断面の図、第５図は、溶銑（Ｓ
ｉ）と溶銑温度との関係を示すグラフである。 １・・・羽口　　　　　　　２・・・ブローパイプ３・
・・送風接続管　　　　４・・・覗窓５・・・粉体吹込
ランス　　６・・・ランス用ガイド管７・・・ランス差
し通口弁　８・・・冷却エアー停止弁９・・・粉体輸送
停止弁　　１０・・・回転接続構造１１・・・粉体輸送
配管　　１２・・・ルーズ７ランジ１３・・・ボルトナ
ツト１４・・・ガスケットパツキン１５・・・レースウ
ェイ　　　１６・・・粉体第１図 第２図 第４図 第５図 ５ａ３ｊＬＫ　（’Ｃ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、所要の粉体を、高温送風の搬送のもとにブローパイ
   プから挿入したランスを介して羽口より炉内に吹込むよ
   うにした装置において、前記ランスの先端部を曲成し、
   該ランス本体を回転可能に支持するとともに曲成先端部
   が羽口を経て直接炉内を臨む位置に達するように挿入支
   持したことを特徴とする高炉用粉体吹込み装置。