JPS6114889Y2 - - Google Patents

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JPS6114889Y2
JPS6114889Y2 JP6563581U JP6563581U JPS6114889Y2 JP S6114889 Y2 JPS6114889 Y2 JP S6114889Y2 JP 6563581 U JP6563581 U JP 6563581U JP 6563581 U JP6563581 U JP 6563581U JP S6114889 Y2 JPS6114889 Y2 JP S6114889Y2
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JP
Japan
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lifter
gear
spring
vehicle body
vehicle
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JP6563581U
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JPS57177803U (ja
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【考案の詳細な説明】 本考案は車両の車高調整装置に関する。
従来の車高調整装置は懸架装置に設けられる懸
架用のコイルばねと並列または直列に、油圧また
は空気圧のような流圧体による車高調整用の流体
ばねを設置し、この流体ばねへの圧力流体の加除
をして、流体ばねの伸縮を行い、車高の調整をし
ている。そのため、流体圧による流体ばねのため
に車両全体のばね定数が変化することとなつて、
車体懸架上好ましくない。その上、車両の走行
時、常に流体ポンプを駆動しておかなければなら
ないので、燃費の無駄をもたらし、しかも流体ポ
ンプから車高調整装置に至る流体用の配管が必要
になるので、製造上のコストアツプの原因ともな
つていた。
従つて、本考案の目的は、ばね定数を一定に保
つことができるものであり、しかも燃費の向上を
図り、安価に設置できる車高調整装置を提供する
ことにある。
本考案の車高調整装置は、ばねの上端を係止す
るリフタを車体に対して、ばねの軸線方向に可動
にかつ軸線回りに不動に係合させ、このリフタの
外周に設けたねじを歯車の内周に設けたねじに螺
合し、前記歯車を電動機で回転することによつ
て、車高調整をすることを特徴とする。
以下添付の図面を参照して本考案の実施例につ
いて説明する。
本考案の車高調整装置10は、第1図に示すよ
うに、車軸支持部材12と、その一部を想像線で
示す車体14との間にコイル状のばね16を設置
した車両の懸架装置において、車軸支持部材12
と車体14との間の間隔を変えて、車高を調整す
る。
車高調整装置10は、ばね16の上端部に係合
する昇降手段18を含む。この昇降手段18は、
第2図および第3図に示すように、リフタ20
と、このリフタ20に係合するウオーム歯車の形
態の歯車22と、この歯車22にかみ合うウオー
ムの形態の歯車24とを有する。
リフタ20は、第2図および第3図に示すよう
に、ばね16の上端をインシユレータ26を介し
て係止し、後述する歯車22との係合の結果、ば
ね16によつて上方向へ向く力が付加された状態
に保持される。リフタ20は内筒部分27と外筒
部分28との間に、環状の凹み30を有し、この
凹み30内に前記インシユレータ26が嵌合され
ている。リフタ20の内筒部分27の内周面には
セレーシヨン32が設けられており、このセレー
シヨン32は、車体14に固着された基板34か
ら突設された筒状部分35に設けられたセレーシ
ヨン36に滑動可能に係合している。各セレーシ
ヨン32,36は前記ばね16の軸線Cに平行に
伸びている。この結果、リフタ20はばね16の
軸線C方向には可動とされているが、軸線Cの回
りには不動とされている。
リフタ20の外筒部分28の外周面にはねじ3
8が設けられている。他方、前記歯車22の筒状
部分23の内周面には、リフタ20の外周面のね
じ38に螺合するねじ40が設けられており、こ
の歯車のねじ40がリフタのねじ38に螺合さ
れ、歯車22はリフタ20に対して回転可能に保
持されている。歯車22の筒状部分23の外周に
はウオーム歯車を形成した歯部分21が設けられ
ており、歯車24とかみ合つている。歯車22の
筒状部分23のばね16の軸線方向にわたる長さ
は、車高調整すべき間隔に応じて例えば、60mm程
度とされる。
歯車22の上端と基板34との間にはスラスト
軸受42が介在されている。歯車22には、前記
リフタ20を介して前記ばね16による上方向へ
の力が常に作用するので、スラスト軸受42がな
いと、歯車22の上端と基板34とが直接接触し
て摩擦が増大し、歯車22の円滑な回転が妨げら
れることから、スラスト軸受42を設けることが
好ましい。歯車22は上端がスラスト軸受42に
当接され、しかもばね16による上方向への力を
常に受けているので、下方向への移動も起こらな
い。すなわち、歯車22はばね16の軸線方向へ
は実質的に不動に、車体14に係合されている。
この結果、リフタ20のばねの軸線方向への移動
が確保される。
歯車24はケーシング44に回転可能に支持さ
れたウオームであり、この歯車はユニバーサルジ
ヨイント46,シヤフト48を介して、ボツクス
50内にそれぞれ収容された歯車列52,直流電
動機54に連なつている。ボツクス50は車体1
4に固定されている。
本例では、車軸支持部材12は第1図に示すよ
うに、リジツトアクスルハウジングの形態である
ので、このリジツトアクスルハウジングの両側部
を同時的に同一高さだけ、車体に対して調整する
必要がある。従つて、ボツクス50から車体の幅
方向の両側方向へ、シヤフト48が突出され、各
シヤフトは、リジツトアクスルハウジングの両側
部に配置されたばね16の上端部に設けられた昇
降手段18に連なつている。この場合、例えば、
車体の幅方向の両側部に設けられる昇降手段18
の歯車22と歯車24とを同一に形成するときに
は、一方側の昇降手段18の歯車22およびリフ
タ20のねじの向きと、他方側の昇降手段18の
歯車22およびリフタ20のねじの向きとを逆に
する。
前記ケーシング44は内部に油を収容して、歯
車22,24およびねじ38,40のかみ合いを
円滑にさせる。従つて、ケーシング44と前記基
板34との間にオイルシール56が、前記リフタ
20の外周面との間にオイルシール56とダスト
シール58がそれぞれ配置されている。また、リ
フタ20の内周面に固着された円筒60の内周面
と基板34から突出された筒状部分35との間に
オイルシール56とダストシール58がそれぞれ
配置されている。このケーシング44はねじ62
によつて基板34に堅固に取り付けられている。
本考案の車高調整装置10は、例えば第1図に
示すように、上下のリンク64,66によつて支
持された車軸支持部材であるリジツトアクスルハ
ウジングと車体との間に設置されて使用に供され
る。いま例えば、車両の後部に荷重が加えられ
て、車高が下がつたときには、電動機54を作動
して歯車24を回転し、この歯車24によつて歯
車22を回転する。このときの歯車22の回転方
向は、リフタ20が車体から遠のくような動きを
リフタ20に与えるように選ばれる。リフタ20
は、そのセレーシヨン32が基板34に設けたセ
レーシヨン36に係合しているので、回転が阻止
され、結局下方向に移動することとなる。その結
果、車体14と車軸支持部材12との間の間隔が
大きくなり、車高は上昇する。前記とは逆に、車
高を下降するには、電動機に逆の回転をさせる。
この場合、車高センサを別途に設けて、自動的に
電動機54を回転させることもでき、あるいは人
為的に電動機を回転させるようにしてもよい。
前記例では、歯車22としてウオーム歯車を、
歯車24としてウオームをそれぞれ使用した。こ
れに代え、かさ歯車の使用もできる。また、車軸
支持部材はリジツトアクスルハウジングである
が、これに代え、例えばトレーリングアームのよ
うな独立懸架用の揺動アームとすることもでき
る。この場合、各揺動アームごとに個別に電動機
を設け、独立的に車高調整することもできる。リ
フタと基板の筒状部分との回り止めは、スプライ
ン、キーとキー溝などであつてもよい。
本考案によれば、電動機によつて歯車を回転さ
せてリフタを上下し、車高の調整を行うものであ
るから、車高の調整を行う都度、電動機を作動さ
せればよく、常時流体ボンプを作動していた従来
の車高調整装置に比べて省エネルギを図ることが
できる。従つて、燃費の向上が期待できる。ま
た、圧力流体用の配管に変え、電気用のキヤブタ
イヤなどを取り付けるのみで良いので、配管の手
間が大幅に省け、コストの低減も可能である。し
かも、歯車によつてリフタを上下するものであつ
て、構造的に簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の車高調整装置を設置した車両
の懸架装置の斜視図、第2図は本考案の車高調整
装置の縦断面図で、半分のみを示し、第3図は第
2図の3−3線断面図である。 10:車高調整装置、12:車軸支持部材、1
4:車体、16:ばね、18:昇降手段、20:
リフタ、22,24:歯車、32,36:セレー
シヨン、38,40:ねじ、44:ケーシング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車軸支持部材と車体との間にコイル状のばねを
    装着した車両の前記車軸支持部材と車体との間の
    間隔を変えて車高を調整する装置であつて、前記
    ばねの上端を係止しかつ外周面にねじを有するリ
    フタと、該リフタの前記ねじに螺合するねじを内
    周面に有しかつ該ねじを前記リフタのねじに螺合
    させてリフタに回転可能に装着される歯車であつ
    て前記ばねの軸線方向に不動に前記車体に係合さ
    れた歯車と、該歯車にかみ合う歯車に連結されか
    つ前記車体に固定された電動機とを含み、前記リ
    フタは前記ばねの軸線方向に可動にかつ該ばねの
    軸線回りに不動に前記車体に係合された、車高調
    整装置。
JP6563581U 1981-05-08 1981-05-08 Expired JPS6114889Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6563581U JPS6114889Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6563581U JPS6114889Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57177803U JPS57177803U (ja) 1982-11-10
JPS6114889Y2 true JPS6114889Y2 (ja) 1986-05-09

Family

ID=29861671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6563581U Expired JPS6114889Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08

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JP (1) JPS6114889Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005105491A1 (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Isuzu Motors Limited 車高調整装置及び車高調整方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005105491A1 (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Isuzu Motors Limited 車高調整装置及び車高調整方法

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Publication number Publication date
JPS57177803U (ja) 1982-11-10

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