JPS61148204A - 親水性のジエン系変性ポリマーの製造法 - Google Patents

親水性のジエン系変性ポリマーの製造法

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JPS61148204A
JPS61148204A JP27048184A JP27048184A JPS61148204A JP S61148204 A JPS61148204 A JP S61148204A JP 27048184 A JP27048184 A JP 27048184A JP 27048184 A JP27048184 A JP 27048184A JP S61148204 A JPS61148204 A JP S61148204A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高分子量の結晶性1.2−ポリブタジエンを
、その不飽和二重結合に対する高分子反応により変性し
て、実質ゲル分を有しない、ポリマー構造中に不飽和二
重結合を有する新規な親水性ポリマーを製造する方法に
関するもので、この本発明に係る親水性ポリマーは接着
剤、塗料を含むその他の種々の分野において利用される
〔従来の技術及び発明がIW決しようとする問題点〕従
来より、水溶性高分子には種々のものが知られている。
例えば、天然系高分子としては、アルギン酸(アルギン
酸ソーダ)、カルボキシメチルセルロース(CMC) 
、メチルセルロースCMC=セルロースのメチルエーテ
ル化物(25〜32%)〕などの糖類、多糖類、及びそ
の化学変性物が挙げられ、さらには微生物による水溶性
多糖類としてプルラン、デキストラン、ザンタンガムな
ども挙げることができる。合成高分子としては、ポリビ
ニルアルコール(ポバール)、ポリエチレンオキシド、
ポリアクリル酸ソーダ、ポリアクリルアミドなどを挙げ
ることができる。
これらの水溶性高分子はそのポリマー構造中に不飽和結
合を全く有していない。
」−配水溶性高分子4Jその各々の性状の特徴を活かし
ながら水溶性高分子利料分野で様々な使われ方がなされ
ている。
例えば、接着剤、塗料、繊組加工剤、糊付、和紙・1反
紙・抄造用粘剤、乳化剤、凝集剤、液体の摩16i抵抗
減少剤、増粘剤、アスファルト乳化剤、農薬のに着剤、
顔料分11に剤、ラテックス増粘剤、土壌改良剤、捺染
糊などの産業分野の他にも、アイスクリーム添加剤、食
品油]−8医薬・化粧品、ビール泡持続安定剤、グイエ
ソトフース、医薬錠剤、11n漿増量剤などの生体関連
分野にも多量に使用されている。
これらの水溶性高分子利料分野における水溶性高分子の
使用量は、1・−タル数十万トン/年(日本)に達して
おり、まずます特殊な特徴ある水溶性高分子が求められ
ている。
一方、不飽和二重結合を有するジエン系ポリマーの親水
性化も電着塗料などをめざして試みられている。
本来、ポリブタジェンに代表さイ′しるジエン系ポリマ
ーは、水、アルコール類など極性の高い溶媒には不ン容
のものであるが、これらのポリマーを水、アルコールな
どに溶解させることができれば数多くの用途分野に使用
することができる。
そこで、ジエン系ポリマーを水溶性にするために、種々
の方法が多数報告されており、それらは次の通り大別さ
れる。
(1)ポリブタジェンのマレイン化、或いはそのマレイ
ン化物をさらに反応させて親水性を高める方法(2)ブ
タジェンと他のビニルモノマーとの共重合、或いはブタ
ジェンモノマーの反応でブタジェン誘導体を合成してそ
の特殊なモノマーを重合することにより親水性を付与す
る方法 (3)ポリブタジェンをエポキシ化し、次いでオキシ 
    !ラン環をカルボン酸、第2アミンまたはジア
ミンにより開環させてポリマーを親水性にする方法(4
+ +−記(1)〜(3)の方法以外の化学的な変性(
スルホン酸基のイ<1加など)によるポリマーを親水性
にする方法 しかしながら、上述の公知の方法によって得られるポリ
マーは、文献中には、水溶性、或いは水希釈可能と記述
されていても、実際は水可溶とは概念の異なるラテック
ス状であったり、多量のセロソルブ灯1などの水と相溶
性のある有機溶剤の共存下で水希釈可能なものであった
りするものが大部分であり、真に水溶性であるものは少
ない。
また、上述の公知の方法において、化学変性の対象とさ
れるヘースボリブタジエンとしては、分子量が10.0
00未満の低分子量(液状)のポリブタジェンが大部分
であり、分子量が10,000以上の高分子量のポリマ
ーは殆ど使用されておらず、高分子量の結晶性1,2−
ポリブタジエンは全く使用されていない。
高分子量のポリブタジェンは、低分子量のポリブタジェ
ンと比べはるかに大量に生産され、数多くの分野に利用
されており、また利用面での特徴も多い。
しかし、高分子量の結晶性1.2−ポリブタジエンは、
メチルアルコール、工千ルアルコールなどの低級アルコ
ール類に不溶で、通常、ベンゼン、トルエン、キシレン
などの芳香族炭化水素溶剤或いはクロロボルム、四塩化
炭素、クロルベンゼンなどのハロゲン系溶剤には比校的
よく溶解するが、これらの溶剤は何れも毒性が強い。そ
のため、結晶性1.2−ポリブタジエンは、ポリマー溶
液として塗布、コーティング、塗装するなどの使用にお
いてはその用途が大きく限定されている。
従って、本発明の目的は、高分子量の結晶性1゜2−ポ
リブタジエンの親水性を有する新規な変性ポリマーを提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、鋭意研究した結果、高分子量の結晶性1
,2−ポリブタジエンの不飽和二重結合を特定の割合で
エポキシ化し、次いで第2アミンの存在下に加熱してエ
ポキシ環を特定の割合で開環することによって、前記目
的を達成する親水性のジエン8変1η−ポリマーが得ら
れ、しかもその際、反応中にポリマーがゲル化すること
なく反応がスムースに進行し、そのため得られる上記変
性ポリマーは実質ケル分を有していないことを知見し、
本発明に到達した。
本発明は、上記知見に基つきなされたもので、不飽和二
重結合の75%以−にが1.2−結合、融点が60〜1
70℃で月、つ還元粘度(ηsp/c)(200mB/
 100m1ia度のテトラリン溶液、100℃)が0
.2以−にの結晶性1,2−ポリブタジエン(以下単に
1.2−−ポリブタジエンとい・う場合も結晶性1,2
−ポリブタジエンを示す)を、その不飽和二重結合の5
〜45%をエポキシ化し、次いでこのエポキシ化ポリブ
タジェンを第2アミンの存在下に加熱しエポキシ環をエ
ポキシ化する前の1.2−−ポリブタジエンの不飽和二
重結合を基準として5〜45%開環さ−Vることを特徴
とする親水性ポリマーの製造法を提供するものである。
本発明の製造法によって得られる新規な変性ポリマーは
、親水性で且つポリマー構造中に不飽和二重結合を有す
る高分子量のポリマーであり、水溶性高分子の従来公知
の用途分野に限らず、不飽和二重結合を有する特徴(感
光性、ゴム的性質の付与、熱架橋による硬化など)を生
かして使用することができ、また従来公知のシス−1,
4−ポリブタジエンと比べ若干その性質が異なるため〔
例えば、シス−1,4−ポリブタジエンと比べ反応率(
変性の程度)が若干低くても同一の親水性を示す。また
塗膜にした時、性質が良好であるなど〕、シス−1,4
−ポリブタジエンの変性ポリマーとは異なる性状の水溶
性接着剤、水溶性塗料、吸水性材料、再湿性接着剤、電
着塗料などを提供することができる。
以下に本発明の親水性ポリマーの製造法についで、その
実施態様に基づき詳述する。
本発明において親水性化の対象として使用する結晶性1
.2−ポリブタジエンは、1,2−結合含有率が75%
辺」二、融点が60〜170℃でFL(つ還元粘度(η
Sp/c )  (200mg/ 100m14度のテ
トラリン溶液、100℃)が0.2以−ヒのもので、好
ましくは還元粘度が0.5〜3.0のシンジオタクチッ
ク−1,2−ポリブタジエン、より好ましくはさらに平
均分子量が50.000以上のものである。融点が上記
範囲より高い結晶性1゜2−ポリブタジエンは、エポキ
シ化する時にエポキシ化の反応条件下で反応溶媒に溶解
し難いため、事実上使用不能である。
」−記の結晶性1.2−ポリブタジエンは、例えば特公
昭4.7−19893号、特公昭56−18005号、
特公昭54−5436号、特公昭56−18128号、
特公昭56−18129号、特公昭56−18130号
、特公昭53−39917号の各公報に記載の方法など
によって製造することができる。
而して、本発明は、上記1,2−ポリブタジエンを、1
.2−ポリブタジエンの部分エポキシ化(第1段反応)
及びエポキシ化ポリブタジェンのエポキシ環の開所(第
2段反応)の二段階の反応を行うことにより変性して親
水性化するものである。
先ず、第1段反応の1.2−ポリブタジエンの部分エポ
キシ化について説明する。
この第1段反応において重要なことは、上記1゜2−ポ
リブタジエンの部分エポキシ化によってエポキシ化され
る1、2−ポリブタジエンの不飽和二重結合の割合(エ
ポキシ化率)を全不飽和二重結合に対し5〜45%、好
ましくは10〜40%にすることである。
上記エポキシ化率の上限を超えてエポキシ化された1、
2−ポリブタジエンはゲル化したり、次の第2段反応の
エポキシ環の開環反応段階において溶媒不溶となったり
する。
また、上記エポキシ化率の下限より低くエポキシ化され
た1、2−ポリブタジエンは次の第2段反応のエポキシ
環の開環を行っても親水性にならなかったり、或いは親
水性が不充分なものになる。
本発明においては、■、2−ポリブタジエンをエポキシ
化する方法は特に限定されるものではなく、クロルヒド
リン法、直接酸化法、過酸化水素法、アルキルヒドロペ
ルオキシド法、過酸法などの、不飽和二重結合を有する
化合物をエポキシ化する方法として従来公知の何れの方
法も用い得る。
上記過酸法(in 5itu−過酸法)による1、2−
ポリブタジエンのエポキシ化についてさらに説明すると
、このエポキシ化は、1.2−ポリブタジエンの不活性
有機溶媒溶液に、有機酸及び過酸化水素を添加して行う
もので、反応式で示すと次の迫りである。
RCO2H+H202iRCO3H+H20Fl、IR
CO3H+   −C−C− 一一一一−ヤ − C−C−+   RCO2H(2)
バ 即ち、有機酸が過酸化水素と反応して過酸となり、これ
が1,2−ポリブタジエンの不飽和二重結合に作用して
1.2−ポリブタジエンをエポキシ化する。上記反応式
(2)で生じた有機酸は上記反応式(1)及び(2)と
同様の反応を繰り返すと考えられる。
上記有機酸としては蟻酸、安息香酸、酢酸などを使用す
ることができ、特にエポキシ化反応速度の速いことから
蟻酸を使用することが好ましい。
また、上記不活性有機溶媒としては、1,2−ポリブタ
ジエンを溶解し、且つ水にfflf溶性で過酸化水素(
或いは過酸)に対して不活性なもの、例えば、ベンゼン
、+ールエン、キシレン、シクロヘキザンのような炭化
水素;クロロボルム、四塩化jfA素、クロルヘンセン
のようなハロケン化炭化水素などを単独でまたは二種以
」−混合して使用することができる。
また、1,2−ポリブタジエンの不活性有tMl’/8
媒溶液は、1.2−ポリブタジエンを不活性有機溶媒に
添加し、通常0〜80℃、好ましくは20〜60℃で1
分間〜1時間攪拌混合して該ポリブタジェンを不活性有
機溶媒に溶解させる方法、或     1いは1,2−
ポリブタジエン重合溶液に水、塩酸などの重合停止剤を
添加して重合停止し、水洗などにより脱灰処理する方法
などによって得られる。
」1記の1.2−ポリブタジエンの不活性有機溶媒溶液
の1,2−ポリブタジエンの濃度、これに添加する有機
酸及び過酸化水素の量、及びそれらの添加方法などのエ
ポキシ化の反応条件は、使用する有機酸の種類や目標と
するエポキシ化率などによって異なるので限定されない
が、例えば、有機酸として蟻酸を使用する過酸法による
場合には、通常、次のような反応条件が採用される。
1、2−−ポリブタジエンの不活性有機溶媒溶液の1,
2−ポリブタジエンの濃度は、約1〜30重量%、蟻酸
の添加量は1,2−ポリブタジエン100g当たり0.
 1〜2モルが好ましく、過酸化水素の添加量ば1,2
−ポリブクジエン100g当たり0.2〜4モルが好ま
しい。これらの、蟻酸及び過酸化水素の添加量は目標と
するエポキシ化率によって変えられる。
また、過酸化水素は20〜60重量%の過酸化水素水と
して1,2−ポリブタジエンの不活性有機溶媒/8液に
添加するのが好ましい。
1、2−ポリブタジエンの不活性有機溶媒溶液に蟻酸及
び過酸化水素を添加する方法には特に制服はないが、1
,2−ポリブタジエンの不活性有機溶媒溶液に蟻酸を添
加し、混合して得られた溶液に、該溶液を0〜80℃に
保ちながら上記範囲内の濃度の過酸化水素水を徐々に添
加する方法が好ましい。
上記の1,2−ポリブタジエンの不活性有機溶媒溶液に
上記所定量内の、蟻酸及び過酸化水素を添加した後、こ
の混合液を0〜80℃、好ましくは20〜60℃で、好
ましくは10分間〜10時間攪拌混合して、1,2−ポ
リブタジエンをエポキシ化する。
エポキシ化の反応温度が上記下限より低いと、■,2−
下2−タジェンはエポキシ化しMjf <、また、上記
上限より高いと、過酸化水素や過酸が分解しやすく危険
である。
尚、第1段反応のエポキシ化反応系中、或いは後述の第
2段反応のエポキシ環の開環反応系中には、ポリブタジ
ェンの安定のために少量の安定剤、例えば2.6−−−
シーターシヤルーブチルーP−クレソール(BIIT)
などを添加することができ、ごのような安定剤の添加は
好ましい方法である。
次に、第2段反応の、エポキシ化ポリブタジェンのエポ
キシ環の開環反応について説明する。
この第2段反応のエポキシ環の開環反応は、前記第1段
反応によりその不飽和二重結合の5〜45モル%かエポ
キシ化された1、2−ポリブタジエン(エポキシ化ポリ
フタツエン)を第2アミンの存在下に加熱し、反応させ
てエポキシ環を開環さ−Uるもので、前記第1段反応に
続いてこの第2段反応を経ることにより目的とする親水
性ポリマーが得られる。尚、本発明でいう親水性とは、
ポリマーが少な(ともメチルアルコール、エチルアルコ
ールなどの低級アルコール類又C′Aブチルセロソルフ
などのセロソルブ類に溶解することを意味する。
第2段反応は、第1段反応後、その反応生成液からエポ
キシ化ポリブタジェンを分離し、これを第2アミン又は
第2アミンを含む反応溶媒に溶解させるか、或いは反応
生成液からエポキシ化ポリブタジェンを分離せず乙こそ
のまま第1段反応に引き続いてその反応生成液中に直接
第2アミンを添加することにより実施できる。
第1段反応の反応生成液からのエポキシ化ポリブタジェ
ンの分離は、従来公知の分離方法、例えは、−に記反応
生成液を、比較的低温で水洗した後、多量の、メチルア
ルコールのようなエポキシ化ポリブタジェンの難溶性有
機溶媒中に投入して、ゴム状のエポキシ化ポリブタジェ
ンを析出させて分離する方法や、上記反応生成液を水洗
した後、水茎気蒸溜することにより反応生成液中の不活
性有機溶媒、蟻酸(有機酸)などの低沸点物を蒸発除去
してエポキシ化ポリブタジェンを析出させて分離する方
法などにより行うことができる。
尚、第2段反応は後述の如く比軸的高温(40〜180
℃)で行われ、過酸化水素や蟻酸が多量に残存すると、
場合により反応中、ポリマーがゲ      1ル化す
ることがあるので、エポキシ化ポリブタジェンを分離し
ないで第2段反応に移行させる場合にも、−に記反応生
成液を比較的低温で水洗して過酸化水素や蟻酸の大部分
を除去することが好ましい。
第2段反応で使用する第2アミンとしては、炭素数10
以下のものが好ましい。かかる炭素数10以下の第2ア
ミンの例としては、ジメチルアミン、ジエチルアミン、
ジ−n−プロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン、シー
n−ペンチルアミンなどの脂肪族第2アミン、モルホリ
ン、2.6−ジメチルモルポリン、ピペリジン、1−メ
チルピペラジン、ピロリジンなどの環式脂肪族第2アミ
ン、N−メチルアニリン、N−エチルアニリンなどの混
合第2アミンの他、N−メチルヘンシルアミン、N−メ
チルシクロヘキシルアミン、ジアリルアミンなどを挙げ
ることができる。
」二記第2アミンの中でも、エポキシ環との反応におけ
る立体障害の小さいもの、例えば直鎖状脂肪族第2アミ
ン、環式脂肪族第2アミンが好ましい。これらの第2ア
ミンを使用するとポリマーが反応中或いは後処理中ゲル
化し難い。また、直鎖状脂肪族第2アミン及び環式脂肪
族第2アミンは、エポキシ環との反応が速く、且つ親水
性のより優れた生成ポリマーが得られるので特に好まし
い。
上記第2アミンの好ましい使用量は、エポキシ化ポリブ
タジェン100g当たり200g〜10Kgである。
第2段反応で使用し得る反応溶媒は、エポキシ化ポリブ
タジェン及び生成ポリマーの何れもよく熔解する溶媒で
、且つその何れとも、さらに第2アミンとも反応しない
溶媒であり、その例としては、ジメチルホルムアマイド
、ジメチルアセトアマイド、ヘキサメチルホスホルアマ
イド、ジメチルスルホキサイド、N−メチルピロリドン
、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどが挙げられる。
また、第2段反応は、−上記反応溶媒を使用せず、前記
の第2アミンに反応溶媒の役目を兼用させて実施するこ
ともでき、このほうがプロセスが単純になって好ましい
ことが多い。
また、水を補助溶媒として使用することもできる。
エポキシ化ポリブタジェンの反応溶媒1′8液のエポキ
シ化ポリブタジェンの濃度は、1〜50ffift%と
するのが好ましい。
また、第2段反応においては、反応速度を上げるために
反応触媒的にフェノール類、酸類、水、アルコール灯1
などの添加剤(以下、触媒という)を用いることが特に
好ましい。
上記フェノール類としては例えばフェノール、クレゾー
ルなどが挙りられ、上記酸類としては例えばp−トルエ
ンスルボン酸、ザリチル酸、蟻酸、安息香酸、乳酸、シ
ュウ酸、酢酸、n−酪酸などが挙げられ、及び−に記ア
ルコール類としては例えばメチルアルコール、エチルア
ルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール、シ
クロヘキシルアルコールなどが挙げられる。
これらの触媒の好ましい添加量は、エポキシ化ポリブタ
ジェン100g当たり0.05〜5モルである。
これらの触媒のうちプロトンを与えやすいような物質が
反応加速効果が著しい。また、フェノ−ルの添加効果も
優れている。
これらの触媒の能力は、その酸強度に比例するのではな
いかと考えられ、また反応加速効果は触媒の添加量に比
例しているものと考えられる。
第2段反応の反応条件は、通常、反応温度が40〜18
0℃1反応時間が1〜30時間である。
上記触媒を用いると反応温度を下げることかでき、その
結果として高分子量ポリブタジェンの高温ゲル化を防(
ことができる。また、この触媒の添加は親水性のより優
れた生成ポリマーを得る−1−でも重要である。
尚、上記触媒は、それ自体でエポキシ化ポリブタジェン
のエポキシドを親電子的に開環することが懸念されるが
、アミンリッチな反応系では触媒による親電子的な開環
は実質」二無視し得る。
上記第2段反応によりエポキシ化ポリブタジェンのエポ
キシ環をすべて反応(開環)させる必要はなく、エポキ
シ環をエポキシ化する前の1. 2     1.′−
ポリブタジエンの不飽和二重結合を基準として5〜45
%、好ましくは10〜40%開環させればよい。即ち、
例えば、5%しかエポキシ化されていない場合には、全
部開環させる必要があるが、45%がエポキシ化されて
いる場合には、全部開環さセでもよいし、エポキシ化す
る前の1,2−ポリブタジエンの不飽和二重結合を基準
として5%開環させてもよい。
第2段反応終了後の生成ポリマー中のエポキシ環の残存
量はI H−N M Rで概算できる。即ち、生成ポリ
マーを重−クロロホルム(CDC13)に溶解してIH
−NMRを測定し、第2段反応前後のエポキシメチンプ
ロトン及びエポキシメチレンの減少量から算出できる。
第2段反応終了後、生成した変性ポリマー(本発明に係
る親水性ポリマー)の反応液からの回収及び精製は次の
ようにして行うことができる。
例えば、第2段反応終了後、多量のn−ヘキサン中へ反
応液を投入するか、さらに投入後、少量残存する第2ア
ミンを除去するために水洗を絹の合わせるか、または反
応液の液温を室温イ」近まで低下させ、n−ヘキサンな
どの貧溶剤を反応液中に添加することによって、変性ポ
リマーを析出沈澱させる。この時、反応液中の変性ポリ
マーの濃度が希薄すぎる場合は、上記貧溶剤を添加して
も白濁するだけで変性ポリマーが析出しない場合がある
。この場合は、反応液を減圧下に濃縮して第2アミンな
どの溶剤の一部を除去後、l二記貧溶剤を添加すること
で変性ポリマーを析出できる。
次いで、析出沈澱した変性ポリマーは真空乾燥などの方
法により溶剤の含まない塊状に回収することができる。
上述の如くして得られる本発明に係る変性ポリマーは、
ポリマーの反応率及び使用する第2アミンの種類などに
より親水性の程度に差異はあるが、少なくともメチルア
ルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール
などの低級アルコール類又はブチルセロソルブなどのセ
ロソルブ類の何れかには室温或いは加温時に溶解し、こ
れらのアルコール類又はセロソルブ類に溶解させると、
その後これを水で希釈しても希釈倍率が高くない限りB
J析出ずろことの少ない、親水性ポリマーである。
しかし、上記の本発明に係る親水1jトポυマーは、ヘ
ンゼン、トルエン、キシレン、n−へキサン(一般試薬
は+1−’\キ」トンを主体とする脂肪族CG炭化水素
の1Jf1合物か多い)、n−ヘプタノ、石油エーテル
(ミネラルスピリット)、ナフサ、シクロへキリ゛ンな
どの芳香族、脂肪族、脂環式の各炭化水素化合物には熔
)M!シゲIEい。即ち、水素結合性の弱い溶剤には溶
If Lゲ11い。
以下に本発明の実施例を比較例と共に挙げ、本発明をさ
らに具体的に説明する。
尚、実施例及び比較例において使用した1、2−ポリブ
タシエンのミクロ構造ば赤外吸収スペクトル(IR)或
いは核磁気共鳴スペクトル(NMR)で測定し算出した
。また、結晶性1.2−ポリブタジエンの融点番才自記
差動熱量針(D S C)による吸熱曲線のピーク温度
によって示した。
また、エポキシ化ポリブタジェンのエポキシ化率(反応
前の1,2−ポリブタジエンの全不飽和二重結合のうち
エポキシ構造に変換されている割合:%)は、エポキシ
化ポリブタジェンをクロロポルムに溶解し、NMRで測
定し算出するか、或いは塩酸−ジオキサン法によるエポ
キシの定量で算出した。
また、エポキシ環の開環反応によって得られた変性ポリ
マーの構造は、このポリマーを市り1コロホルム(CD
C13)に溶解し、 l T(−N M Rでより定す
ることにより調べた。
また、ポリマーの溶解性は、溶媒的5mlを入れた試験
管中にポリマー約0.1gを投入して一夜放置(約12
時間)してキ11定したものである。
実施例1 工水土之止 攪拌機、温度計、滴下ロート及びコンデンサーを備えた
21容量の4つロフラスコに、クロロホルム10100
Oを入れ、次いで、これに1.2−結合含有率が86%
、融点が139℃で且つ還元粘度(ηsp/c )  
(20C)mg/ 100m1ii度のテ1〜ラワン溶
液、100℃)力月、19の高分子量の結晶性シンジオ
タクチック−1,2−ポリブタジエン(宇f+IS興産
製) 80 g  (1,48モル モノマーユニット
)を加え、45℃で3時間攪拌混合して/8)蝉させた
。この溶l夜に蟻酸48[!(’1.04モル)を加え
て混合した。次いで、得られた溶液に、液l:Aを45
℃に保ちながら30重量%の過酸化水素水85g (過
酸化水素0.75モル含有)を30分間で滴下した。得
られた混合液を45℃で8時間攪拌混合して結晶性1.
2−ポリブタジエンをエポキシ化した。
反応終了後、反応生成液を水洗し、水洗した反応生成液
を3Iのメチルアルコール中に投入した。
生成した沈殿物をテトラヒドロフラン(THF)に再/
8f@L、これを再びメチルアルコール中に投入した。
生成した沈殿物を濾集し、次いで減圧下室温(18℃)
で2日間乾燥して白色固体状の部分エポキシ化ポリブタ
ジェンを得た。このエポキシ化ポリブタジェンのエポキ
シ化率は37%であった。
活」番り区環ぶり1環M、息 エポキシ化反応終了後、攪拌機、l詰度肝、滴下ロート
及びコンデンサーを備えた300m1容量の4つロフラ
スコに、上記のエポキシ化で得られたエポキシ化ポリブ
タジェン6gをとり、これにモルポリン100m1を加
えてエポキシ化ポリブタジェンを溶解させた後、攪拌下
120℃に昇温し、次いで触媒として乳酸3.33 g
 (0,037モル)を添加し5時間反応させた。
次いで、反応液を室温まで冷却した後、n−ヘキサン5
00m1中に投入してエポキシ環の開環した変性ポリマ
ーを析出沈澱させた。これをTHFに再溶解し、n−ヘ
キサン沈毅と沈澱ポリマーの水洗とを繰り返して変性ポ
リマーを精製し、減圧下室温で2日間以上乾燥して本発
明に係る親水性ポリマー(本発明品1)を得た。
本発明品1をl H−N M Rで測定したところ、エ
ポキシ環の約85%以−ヒ、即ちエポキシ化する前の結
晶性1,2−ポリブタジエンの不飽和二重結合を基準と
して約31%以上が開環していた。
実施例2 エポキシ化反応時に、容量が14のフラスコを使用し、
月つクロロポルム500m1、結晶性シンジオタクチッ
ク−1,2−ポリブタジエン30g(0,555モル 
モノマーユニソ日、蟻酸0.25モル及び30市量%の
過酸化水素水0.25モルを使用した以外は実施例1と
同様に実施してエポキシ化率29%のエポキシ化ポリブ
タジェンを得た。
このエポキシ化ポリブタジェンを用いて実施例1と同様
ムこエポキシ環の開環反応を行って本発明に係る親水性
ポリ−7−(本発明品2)をiMた。
本発明品2をI H−N M Rで測定したところ、エ
ポキシ環の約25%以上ヒ、即ちエポキシ化する前の結
晶性1,2−ポリブタジエンの不飽和二重結合を基準と
して約25%以上が開環していた。
比較例1   ″ エポキシ環の開環反応時間を0.3時間とした以外は実
施例2と同様に実施して開環ポリマー(比軸品1)を得
た。
比較品1をIH−NMRで測定したところ、エポキシ環
の約10%、即ちエポキシ化する前の結晶性1.2−ポ
リブクジエンの不飽和二重結合を基準として約3%が開
環していた。
実施例3 結晶性1.2−ポリブタジエンとして1,2−結合金有
率が92%、融点が80℃の高分子量の低結晶性1.2
−ポリブタジエン(日本合成ゴム@製)を使用した以外
は実施例2と同様に実施してエポキシ化率24%のエポ
キシ化ポリブタジェンを得た。
このエポキシ化ポリブタジェンを用いて実施例2と同様
にエポキシ環の開環反応を行って本発明に係る親水性ポ
リマー(本発明品3)を得た。
本発明品3をI H−N M Rで測定したところ、エ
ポキシ環の約85%以」二、即ぢエポキシ化する前の結
晶性1.2−ポリブタジエンの不飽和二重結合を基準と
して約23%以上ヒが開環していた。      1実
施例4 結晶性1,2−ポリブタジエンとして1,2−結合金有
率が81%、融点が114℃で且つ還元粘度が1.1の
高分子量の結晶性1,2−ポリブタジエン(宇部興産型
)を使用した以外は実施例2と同様に実施してエポキシ
化率41%のエポキシ化ポリブタジェンを得た。
このエポキシ化ポリブタジェンを用いて実施例2と同様
にエポキシ環の開環反応を行って本発明に係る親水性ポ
リマー(本発明品4)を得た。
本発明品4をI 1(−N M Rで測定したところ、
エポキシ環の約85%以上、即ちエポキシ化する前の結
晶性1,2−ポリブタジエンの不飽和二重結合を基準と
して約35%以上が開環していた。
実施例5 結晶性1.2−ポリブタジエンとして1,2−結合金有
率が87%、融点が153℃で且つ還元粘度力月、2の
高分子量の結晶性1.2−ポリブタジエン(宇部興産型
)を使用した以外は実施例2と同様に実施してエポキシ
化率27%のエポキシ化ポリブタジェンを得た。
このエポキシ化ポリブタジェンを用いて実施例2と同様
にエポキシ環の開環反応を行って本発明に係る親水性ポ
リマー(本発明品5)を(Mた。
本発明品5をIH−NMRで測定したところ、エポキシ
環の約85%以上、即ちエポキシ化する前の結晶性1,
2−ポリブタジエンの不飽和二重結合を基準として約2
3%以上が開環していた。
比較例2 結晶性1.2−ポリブタジエンとして高融点(202℃
)の結晶性1.2−ポリブタジエンを使用した以外は実
施例2と同様にエポキシ化を実施したが、上記ポリブタ
ジェンが溶媒に溶解しなかった。そこで、熔解温度を5
0℃に上げて実施したが、膨潤が大きく部分的に溶解が
観察される程度であり、完全溶解はしておらず、エポキ
シ化反応の如き溶液反応には適さないと判断した。
比較例3 エポキシ化反応時に、結晶性シンジオタクチック−1,
2−ポリブタジエン25g(0,462モル 七ツマー
ユニット)、蟻酸0.1モル及ヒ30重量%の過酸化水
素水0.05モルを使用した以外ば実施例2と同様に実
施してエポキシ化率約2.8%のエポキシ化ポリブタジ
ェンを得た。
このエポキシ化ポリブタジェンを用いて実施例2と同様
にエポキシ環の開環反応を行って開環ポリマー(比較量
3)を得た。
実施例6 実施例2で使用した蟻酸及び過酸化水素からできる過蟻
酸の代わりに、エポキシ化剤として市販のm−クロル過
安息香酸(アルドリソヒ社製、純度:約80%)を0.
3モル使用し、■一つ結晶性シンジオタクチック−1,
2−ポリブタジエン25g(0,462モル モノマー
ユニット)ヲ使用してエポキシ化した以外は実施例2と
同様に実施してエポキシ化率28%のエポキシ化ポリブ
タジェンを得た。
このエポキシ化ポリブタジェンを用いて実施例2と同様
にエポキシ環の開環反応を行って本発明に係る親水性ポ
リマー(本発明品6)を得た。
本発明品6をl H−N M Rで測定したところ、エ
ポキシ環の約90%、即ちエポキシ化する前の結晶性1
.2−ポリブタジエンの不飽和二重結合を基準として約
25%が開環していた。
実施例7 エポキシ環の開環反応時に、実施例1で使用したモルボ
リンの代わりにピペリジン100m1を使用し、且つ還
流温度約106℃で8時間反応を行った以外は実施例1
と同様に実施して本発明に係る親水性ポリマー(本発明
品7)を得た。
本発明品7をI T−T −N M Rで測定したとこ
ろ、エポキシ環の約80%、即ぢエポキシ化する前の結
晶性1,2−ポリブタジエンの不飽和二重結合を基準と
して約30%が開環していた。
実施例8 エポキシ環の開環反応時に、実施例1で使用したモルボ
リンの代わりにジ−n−ブチルアミン60m1及び反応
溶媒として1.4−ジオキサン40m1を使用し、且つ
8時間反応を行った以外は実施例1と同様に実施して本
発明に係る親水性ポリマー(本発明品8)を得た。
本発明品8をl T(−N M Rで測定したところ、
エポキシ環の約60%、即ちエポキシ化する前の結晶性
1.2−ポリブタジエンの不飽和二重結合を基準として
約22%が開環していた。
実施例9 エポキシ環の開環反応時に、実施例1で使用した乳酸の
代わりに触媒としてフェノール3.48 g(0,03
7モル)を使用した以外は実施例1と同様に実施して本
発明に係る親水性ポリマー(本発明品9)を得た。
本発明品9をIH−NMRで測定したところ、エポキシ
環の約85%以上、即ちエポキシ化する前の結晶性1,
2−ポリブタジエンの不飽和二重結合を基準として約3
1%以上が開環していた。
実施例10 エポキシ環の開環反応時に、触媒として乳酸1゜74g
(0,019モル)を使用し、且つ8時間反応を行った
以外は実施例1と同様に実施して本発明に係る親水性ポ
リマー(本発明品10)を得た。
本発明品10をIH−NMRで測定したところ、エポキ
シ環の約85%以上、即ちエポキシ化する前の結晶性1
.2−ポリブタジエンの不飽和二重結合を基準として約
31%以上が開環していた。
実施例11 エポキシ環の開環反応を105 ’cで8時間行った以
外は実施例1と同様に実施して本発明に係る親水性ポリ
マー(本発明品11)を得た。
本発明品11をlH−NMRで測定したところ、エポキ
シ環の約60%、即ちエポキシ化する前の結晶性1,2
−ポリブタジエンの不飽和二重結合を基準として約22
%が開環していた。
上記の実施例1〜11で得られた本発明品、比較例1及
び3で得られた比較量、並びに実施例1゜3.4及び5
でそれぞれ使用したペースポリマー(結晶性1,2−ポ
リブタジエン) (対照品1゜2.3及び4)について
の種々の溶媒に対する溶解性試験の結果を表−1にまと
めて示す。
表−1 註〕判定:○完全溶解、△膨潤又は部分溶解。
×不溶、△×膨潤又は部分/8解と不溶との中間、−未
測定 *1・・メチルアルコール、)?2・・エチルアルコー
ル、*3・・ブチルセロソルブ。
*4・・アセトン、*5・・n−ヘキサノ。
*6・・ヘンゼン、*7・・キシレン 〔発明の効果〕 本発明の親水性ポリマーの製造法によれば、高分子量の
結晶性1.2−ポリブタジエンの親水性を有する新規な
変性ポリマーが得られ、しかもその際、反応中にポリマ
ーがゲル化することなく反応がスムースに進行するため
、得られる」1記変性ポリマーは実質ゲル分を有してい
ない。
また、本発明の製造法によって得られる変性ポリマーは
、親水性で、従来、結晶性1.2−ポリブタジエンの沈
澱剤と考えられていたようなメチルアルコール、エチル
アルコール、イソプロピル     1アルコール 変性前の結晶性1.2−ポリブタジエンとは性質を全く
異にするものであり、結晶性1,2−ポリブタノエンの
溶剤として通常用いられている芳香族炭化水素溶剤やハ
ロゲン系溶剤と比べ毒性の低い−に記のアルコール 溶液として塗布7コーテイング、塗装するなどの使用に
おいて用途が限定されることがなく、水溶性接着剤、水
溶性塗料、吸水性材料、再湿性接着剤、電着塗料、繊組
、紙への応用(帯電防止、吸水,吸湿加工、抄造用粘材
他)などの分野に供することができ、また従来公知のシ
ス−1.4−ポリブタジエンの変性ポリマーと比べ若干
その性質が異なるため、シス−1,4−ポリブタジエン
の変性ポリマーとは異なる性状の水溶性接着剤などを提
供でき、しかも従来公知の水溶性高分子にはない特殊な
特徴(感光性、ゴム的性質の付与、熱架橋による硬化性
など)を生かして使用することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)不飽和二重結合の75%以上が1,2−結合、融
    点が60〜170℃で且つ還元粘度(ηsp/c)(2
    00mg/100ml濃度のテトラリン溶液、100℃
    )が0.2以上の結晶性1,2−ポリブタジエンを、そ
    の不飽和二重結合の5〜45%をエポキシ化し、次いで
    このエポキシ化ポリブタジエンを第2アミンの存在下に
    加熱しエポキシ環をエポキシ化する前の1,2−ポリブ
    タジエンの不飽和二重結合を基準として5〜45%開環
    させることを特徴とする親水性ポリマーの製造法。
  2. (2)第2アミンが炭素数10以下の第2アミンである
    特許請求の範囲第(1)項記載の親水性ポリマーの製造
    法。
  3. (3)第2アミンが直鎖状脂肪族第2アミン又は環式脂
    肪族第2アミンである特許請求の範囲第(2)項記載の
    親水性ポリマーの製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103665227A (zh) * 2013-11-28 2014-03-26 沈阳化工大学 一种环氧化1,2-聚丁二烯的制备方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5487791A (en) * 1977-12-26 1979-07-12 Dainichi Seika Kogyo Kk Preparation of hydrophilic polymer
JPS5598202A (en) * 1979-01-23 1980-07-26 Ube Ind Ltd Production of novel thermal melt binder
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