JPS61147847A - 高透磁率pdパ−マロイ - Google Patents
高透磁率pdパ−マロイInfo
- Publication number
- JPS61147847A JPS61147847A JP59265433A JP26543384A JPS61147847A JP S61147847 A JPS61147847 A JP S61147847A JP 59265433 A JP59265433 A JP 59265433A JP 26543384 A JP26543384 A JP 26543384A JP S61147847 A JPS61147847 A JP S61147847A
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- JP
- Japan
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- permalloy
- inclusions
- permeability
- magnetic
- average diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Soft Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
本発明は、各種鉄心、シールド材料として使われるFe
−Ni磁性合金の磁気特性の改良に関するものである。
−Ni磁性合金の磁気特性の改良に関するものである。
従来、各種鉄心、シールド材料としては、Niを約45
重量係含むFBパーマロイが良く使用されてきた。しか
し、このFBパーマロイハ直流透磁率は高く優れている
が2体積抵抗率が低いため交流透磁率が低い欠点がある
。一方、Niを35重量鳴以上404未満含むPDパー
マロイは、FBパーマロイと比べN1含有量が低いため
直流透磁率が低く直流磁場における使用にはむいていな
いが9体積抵抗率が高いため交流透磁率は優れており、
PDパーマロイは専ら交流磁場においてのみ使用されて
きた。このように、FBパーマロイとPDパーマロイに
は一長一短があり1両者の欠点を補ない合うような材料
が待ち望まれていた。この要望に対していくつかの実験
例があるが、いずれもFBパーマロイに添加物を加える
ことによって体積抵抗率を上げ、交流透磁率を向上させ
るというものであった。しかし、この方法では添加物に
より交流特性が向上するかわJ)K直流透磁率はある程
度犠牲にせざるを得なかった。
重量係含むFBパーマロイが良く使用されてきた。しか
し、このFBパーマロイハ直流透磁率は高く優れている
が2体積抵抗率が低いため交流透磁率が低い欠点がある
。一方、Niを35重量鳴以上404未満含むPDパー
マロイは、FBパーマロイと比べN1含有量が低いため
直流透磁率が低く直流磁場における使用にはむいていな
いが9体積抵抗率が高いため交流透磁率は優れており、
PDパーマロイは専ら交流磁場においてのみ使用されて
きた。このように、FBパーマロイとPDパーマロイに
は一長一短があり1両者の欠点を補ない合うような材料
が待ち望まれていた。この要望に対していくつかの実験
例があるが、いずれもFBパーマロイに添加物を加える
ことによって体積抵抗率を上げ、交流透磁率を向上させ
るというものであった。しかし、この方法では添加物に
より交流特性が向上するかわJ)K直流透磁率はある程
度犠牲にせざるを得なかった。
本発明は、上記の要望に応えるものであり。
PDパーマロイの直流透磁率を向上させた。直流と交流
の両方に適用できる透磁率の高い優れた合金を提供する
ものである。すなわち1本発明は微細な非金属介在物を
低減させることによって直流透磁率を向上させることを
特徴とするもので、PDパーマロイ磁性材料の断面にお
ける平均直径が1μm以下の非金属介在物数が1−当た
fiIX10’個以下であることを特徴とする高透磁率
PDパーマロイである。なお、介在物の平均直径とは介
在物のさしわたし寸法の平均値であシ、真円に換算した
直径を意味する。
の両方に適用できる透磁率の高い優れた合金を提供する
ものである。すなわち1本発明は微細な非金属介在物を
低減させることによって直流透磁率を向上させることを
特徴とするもので、PDパーマロイ磁性材料の断面にお
ける平均直径が1μm以下の非金属介在物数が1−当た
fiIX10’個以下であることを特徴とする高透磁率
PDパーマロイである。なお、介在物の平均直径とは介
在物のさしわたし寸法の平均値であシ、真円に換算した
直径を意味する。
本発明合金は、直流及び交流透磁率が高いのみならず、
FBパーマロイよシもN1含有量が低いために経済的に
有利であJ)、FBパーマロイに代る極めて広い範囲に
適用できる優れた合金である。
FBパーマロイよシもN1含有量が低いために経済的に
有利であJ)、FBパーマロイに代る極めて広い範囲に
適用できる優れた合金である。
ここで介在物の大きさ及び介在物数の限定理由を説明す
る。
る。
一般に使用される磁性材料はかなシの量の非金属介在物
を含んでおシ2通常、介在物は合金系に加えられる基本
成分及び脱酸剤等の金属の酸化物及び硫化物または炉材
に由来する金属の酸化物及び硫化物である。Fθ−N1
系の軟磁性材料ではA’l、03. MgO,Sin、
、 MnS、 MnO等の非金属介在物が装入物から派
生し、!たは精錬時に合金に入り込む。このような非金
属介在物の機械的性質に対する影響の研究は古くから行
われているが、磁性材料の軟磁性に対する影響について
の詳しい研究は少なく、未だ不明確な点が多かった。過
去の研究においても非金属介在物の存在は磁気特性を劣
化させることがいわれているが、その内容は定性的な本
のが多く、工業的に有用な磁性材料を製造するためには
介在物の数と大きさをどのようにコントロールすればよ
いかという具体的かつ定量的な議論は皆無であった。
を含んでおシ2通常、介在物は合金系に加えられる基本
成分及び脱酸剤等の金属の酸化物及び硫化物または炉材
に由来する金属の酸化物及び硫化物である。Fθ−N1
系の軟磁性材料ではA’l、03. MgO,Sin、
、 MnS、 MnO等の非金属介在物が装入物から派
生し、!たは精錬時に合金に入り込む。このような非金
属介在物の機械的性質に対する影響の研究は古くから行
われているが、磁性材料の軟磁性に対する影響について
の詳しい研究は少なく、未だ不明確な点が多かった。過
去の研究においても非金属介在物の存在は磁気特性を劣
化させることがいわれているが、その内容は定性的な本
のが多く、工業的に有用な磁性材料を製造するためには
介在物の数と大きさをどのようにコントロールすればよ
いかという具体的かつ定量的な議論は皆無であった。
そこで、PDパーマロイの直流透磁率の向上を目標に種
々の実験を行った結果、非金属介在物の透磁率に及ぼす
影響は介在物の大きさによって異なシ、透磁率を大きく
劣化させる介在物は平均直径が1μm以下”の微小介在
物であることが判明し、この微小介在物を断面における
介在物数で1−当た#)IX10’個以下にすることに
よシ透磁率を飛躍的に向上させることが出来た。平均直
径が1μm以下の介在物数が1−当た。91x1o’個
を越えると透磁率は向上せず。
々の実験を行った結果、非金属介在物の透磁率に及ぼす
影響は介在物の大きさによって異なシ、透磁率を大きく
劣化させる介在物は平均直径が1μm以下”の微小介在
物であることが判明し、この微小介在物を断面における
介在物数で1−当た#)IX10’個以下にすることに
よシ透磁率を飛躍的に向上させることが出来た。平均直
径が1μm以下の介在物数が1−当た。91x1o’個
を越えると透磁率は向上せず。
従来の1’Dパーマロイと同等もしくはそれ以下の特性
しか得られない。また、平均直径が1胸を越える介在物
は磁気特性には影響を及ぼさないため、 1611当
たシの介在物数を規定する必要はなく、平均直径が1μ
mを越える介在物が合金中に存在してもあるいは存在し
なくても、それらは全て本発明に含まれる。以上のよう
な理由によって、断面における大きさが1μm以下の非
金属介在物数を1++I当た。91x1o’個以下と限
定した。
しか得られない。また、平均直径が1胸を越える介在物
は磁気特性には影響を及ぼさないため、 1611当
たシの介在物数を規定する必要はなく、平均直径が1μ
mを越える介在物が合金中に存在してもあるいは存在し
なくても、それらは全て本発明に含まれる。以上のよう
な理由によって、断面における大きさが1μm以下の非
金属介在物数を1++I当た。91x1o’個以下と限
定した。
々お2本発明でいうPDパーマロイとはJ工SC!25
51で定められているPDで、N1の成分範囲は35〜
40憾であシ、残部は実質的にはFθであるが、耐食性
、耐摩耗性等の改良のためにOr、Mo、W、C!o、
Oa、Mn、Ou、V、Nb、Ta、Ti、A1.Si
nMg及び希土類元素等を総量で10係以下含有するの
が普通であシ、これらを含有しても、もちろん本発明に
含まれる。また、J工SではPDは1’DI種とPD2
種に分けられているが1本発明PDパーマロイはその両
方を含む。
51で定められているPDで、N1の成分範囲は35〜
40憾であシ、残部は実質的にはFθであるが、耐食性
、耐摩耗性等の改良のためにOr、Mo、W、C!o、
Oa、Mn、Ou、V、Nb、Ta、Ti、A1.Si
nMg及び希土類元素等を総量で10係以下含有するの
が普通であシ、これらを含有しても、もちろん本発明に
含まれる。また、J工SではPDは1’DI種とPD2
種に分けられているが1本発明PDパーマロイはその両
方を含む。
次に実施例について説明する。
介在物の影響のみを調べるために、化学成分は同一で介
在物数のみ異なる試料を得るよう。
在物数のみ異なる試料を得るよう。
溶解・鋳造法を工夫しインゴットを作製した。
次に熱処理と圧延を繰)返し板厚05■まで加工し、外
径45m、内径33■のリングに打ち抜き、水素中11
00℃で1時間焼鈍した後。
径45m、内径33■のリングに打ち抜き、水素中11
00℃で1時間焼鈍した後。
磁気特性を測定した。このとき、結晶粒度は全ての試料
とも粒度番号5.5であったので磁気特性に結晶粒度の
影響は表われていない。磁気特性を測定後、断面から介
在物数を数えたが、平均直径1μmを越えるものについ
ては光学顕微鏡で、同1μm以下のものについては走査
型電子顕微鏡(81M)で観察した。第1表に化学成分
。
とも粒度番号5.5であったので磁気特性に結晶粒度の
影響は表われていない。磁気特性を測定後、断面から介
在物数を数えたが、平均直径1μmを越えるものについ
ては光学顕微鏡で、同1μm以下のものについては走査
型電子顕微鏡(81M)で観察した。第1表に化学成分
。
磁気特性及び介在物数を示す。本発明合金における平均
直径1μm以下の介在物数は1×104個以下でありμ
maXは30,000以上と高(、FBパーマロイのレ
ベルに達している。これに対して比較合金における平均
直径は1μm以下の介在物数が1cd当たシlX10’
個を越えておp 、 pmi、xはFBレベルに及ばな
い。
直径1μm以下の介在物数は1×104個以下でありμ
maXは30,000以上と高(、FBパーマロイのレ
ベルに達している。これに対して比較合金における平均
直径は1μm以下の介在物数が1cd当たシlX10’
個を越えておp 、 pmi、xはFBレベルに及ばな
い。
また、この表から平均直径が1μmを越える介在物数は
磁気特性に影響を及ぼさないことがわかる。
磁気特性に影響を及ぼさないことがわかる。
以上述べたように2本発明合金によって各種鉄心、シー
ルド材料に好適な優れた高透磁率PDパーマロイを提供
することができる。
ルド材料に好適な優れた高透磁率PDパーマロイを提供
することができる。
Claims (1)
- PDパーマロイ磁性材料の断面における平均直径1μm
以下の非金属介在物数が1cm^2当たり1×10^4
個以下であることを特徴とする高透磁率PDパーマロイ
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59265433A JPS61147847A (ja) | 1984-12-18 | 1984-12-18 | 高透磁率pdパ−マロイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59265433A JPS61147847A (ja) | 1984-12-18 | 1984-12-18 | 高透磁率pdパ−マロイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61147847A true JPS61147847A (ja) | 1986-07-05 |
Family
ID=17417086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59265433A Pending JPS61147847A (ja) | 1984-12-18 | 1984-12-18 | 高透磁率pdパ−マロイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61147847A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7226515B2 (en) | 2000-09-29 | 2007-06-05 | Hippon Yakin Kogyo Co., Ltd. | Fe—Ni based permalloy and method of producing the same and cast slab |
-
1984
- 1984-12-18 JP JP59265433A patent/JPS61147847A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7226515B2 (en) | 2000-09-29 | 2007-06-05 | Hippon Yakin Kogyo Co., Ltd. | Fe—Ni based permalloy and method of producing the same and cast slab |
US7419634B2 (en) | 2000-09-29 | 2008-09-02 | Nippon Yakin Kogyo Co., Ltd. | Fe-Ni based permalloy and method of producing the same and cast slab |
US7435307B2 (en) | 2000-09-29 | 2008-10-14 | Nippon Yakin Kogyo Co., Ltd | Fe-Ni based permalloy and method of producing the same and cast slab |
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