JPS61146881A - 防滑性床敷体およびその製造方法 - Google Patents

防滑性床敷体およびその製造方法

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JPS61146881A
JPS61146881A JP26823084A JP26823084A JPS61146881A JP S61146881 A JPS61146881 A JP S61146881A JP 26823084 A JP26823084 A JP 26823084A JP 26823084 A JP26823084 A JP 26823084A JP S61146881 A JPS61146881 A JP S61146881A
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granules
vinyl chloride
chloride resin
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竹沢 慎
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秋葉 裕一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、滑りにくい床敷体、特に水で濡れた上を歩行
しても、滑って転倒することのない防滑性床敷体および
その製造方法、に関するものである。
(従来の技術) 現在、合成樹脂製床敷体は、学校、病院、会議場、ホテ
ル、官公庁舎、図書館、一般商業ビル、百貨店、各種店
舗、中高層住宅および一般住宅、更には、バスや電車、
列車などの車両の床面の装飾や仕上げ等に広く用いられ
ている。
合成樹脂製床敷体は、その形状および外観から下記の如
く分類される。
1、タイル状床敷体 1.1表面が平滑なもの 1.2表面に凹凸絞模様を付したもの 2゜長尺シート状床敷体 2.1表面が平滑なもの 2.2表面に凹凸絞模様を付したもの 2.3裏面または中間層に発泡層を有するもの 1のタイプのタイル状床敷体は、20cmX20C層、
または30c層X30cm、あるいは45cmX 45
c−など所定の寸法、形状にカットされた床敷体であり
、1.1のタイプは一般に硬く、摩耗しにくいが、滑り
易く歩行感が悪い、1.2のタイプは。
その表面にコイン状の凸部を多数設けたものや花柄や抽
象柄を付したものなどがある。2のタイプの長尺シート
状床敷体は、巾が120cmや180cmなど一般に広
幅で長手方向が20mや50mなどの長さを持ったシー
ト状のものであり、2.1のタイプは一般に軟く、弾力
性があって優れた歩行感を有するが、摩耗性はタイルよ
りも劣る。2.2のタイプは、前記タイルの1.2タイ
プと同様にコイン柄や花柄、抽象柄をエンポッシング方
法により、シート表面に付したものであり、2゜3のタ
イプはクッションフロア−という用語に代表されるよう
に、裏面もしくは中間層に発泡層を設けて歩行時または
居住時のクッション性の高めたタイプである。
1.2および2゜2に分類されている「表面に凹凸絞模
様を付した」タイプの床敷体は、装飾効果の付与と同時
に、「滑りにくさ」を付与した床敷体で、主として各種
建物の通路部分、調理場、学校の昇降口付近の廊下およ
び水飲場廻り、スロープ、プールサイドおよび車両等の
通路、出入口付近に用いられている。
しかしながら、これら従来の防滑性床敷体は。
乾燥時の「滑りにくさ」は充分発揮されるが、最も重要
視されている「水濡れ時の滑りにくさ」の点で十分とは
言えず、より一層優れた防滑性床敷体の開発が求められ
ていた。
防滑性床敷体に関する最近の発明として、特開昭57−
143058号、特開昭59−8869号および特開昭
59−122604号公報などに記載の発明がある。特
開昭57−143058号[ノンスキッドプラスチック
床張り製品およびその製造方法」の発明は、床敷体の基
材上に小円形状の滑り止め部を設けたもので、該滑り止
め要素部は、その深部には小径の無機質粒子を埋没充填
し、その上部に丸味を帯びた大径の石英粒子を。
頭部が露出するように埋込み、全体を耐摩耗性樹脂層で
被覆するものである。特開昭59−8869号「ノンス
リップ性床材」の発明は、PvCマトリックス層内に、
PvCマトリックス組成物の加工温度より高い軟化点と
耐摩耗性が大きい合成樹脂粒状体を分散させ、且つPv
Cマトリックスの表面に該粒状体の一部が露出させるも
のである。また、特開昭59−122804号「ノンス
リップ床材」の発明は1発泡層上に接着剤を介して粒状
体を固着し、その上から合成樹脂被覆層を該粒状体の一
部が被覆層より露出するように施したものである。
これら3件の発明は、いずれも「均質な合成樹脂マトリ
ックス中に異質の粒状体を分散させ、その一部をマトリ
ックス表面に露出させる」技術に基づくもので、粒状体
がマトリックスよりも硬度が高く、摩耗しにくい性質を
持っている点に特徴を有する。
しかしながらこれらの発明は、いずれも「マトリックス
に対し異質の粒状体を分散させ、その一部がマトリック
ス表面に露出している」ことから、異質の粒状体が摩耗
したり、マトリックスから脱落、消失した場合、その防
滑性を失うに至る。#に後者2件の発明ではその欠点が
大きく。
短時日で粒状体の摩耗や脱落が生じる。前者の場合、モ
ース硬度7以上の石英粒子を用いている点摩耗による防
滑効果の消失は見られないが、基材上に塗布された小円
形状の滑り止め部のマトリックスが、基材上からそっく
り剥落したり、この滑り止め部に小亀裂が生じ、その部
分に水や、床面のクリーナーやワックス類が侵入し、防
滑効果を発揮せしめている石英粒子が脱落してくるとい
う欠点を有している。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明はかかる背景に鑑みなされたもので、上記の欠点
のない、しかも乾燥時は勿論の事、水に濡れた時も優れ
た防滑効果を有する防滑性床敷体およびその製造方法を
提供するものである。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、裏打材および該裏打材の少なくと
も一方の表面に設けた凹凸絞模様を有する表面層からな
る防滑性床敷体において、上記の表面層が、2,500
以上の平均重合度を有する塩化ビニル樹脂、可塑剤およ
び充填剤とからなる軟質増化ビニル樹脂粒状体を上記裏
打材上に展延載置し、加熱融着せしめてなることを特徴
とする上記の防滑性床敷体およびその製造方法である。
本発明を更に詳細に説明すると、本発明において使用し
、本発明を主として特徴づける塩化ビニル樹脂とは、そ
の平均重合度が2,500以上である高重合度の高弾性
塩化ビニル樹脂である6本発明者は、防滑性床敷体の基
材について永年鋭意研究の結果、合成樹脂製床敷体の滑
性(滑り易さ)は、床敷体の表面の平滑性のみによるも
のでなく、その基材そのものの性質にも多く起因してお
り、特に水で濡れた場合の滑性は、床敷体の表面の平滑
性よりもむしろ、基材の材質に多く依存していることを
第一に知見したものである。
本発明者の詳細な研究のよれば、従来の合成樹脂製床敷
体の表面基材としては、多くの場合、塩化ビニル樹脂が
主として使用されており、このような基材の選択の理由
は、塩化ビニル樹脂の強度、コストおよび加工容易性で
あり、そのため、これらの加工容易性の点から、従来使
用されている塩化ビニル樹脂は、その平均重合度が1,
000〜2.000の塩化ビニル樹脂であり、これらの
平均重合度の塩化ビニル樹脂を用いた床敷体は、その表
面が平滑である場合は滑り易いため、従来はその表面に
防滑性と美粧効果を付与するためのに、前述の如き種々
の凹凸絞模様が付与されている。
しかしながら、これらの従来の防滑性床敷体であっても
、その表面が水で濡れている場合には、付与された凹凸
絞模様にも係わらず、非常に滑り易いものであり、この
水濡れ時の防滑性という点は解決することができなかっ
た。
本発明者はこれらの防滑性について種々研究の結果、そ
の平均重合度が2,500以上の高弾性塩化ビニル樹脂
を使用することによって、特に水濡れ時の防滑性が著し
く向上することを知見したものである。
本発明者の更に詳しい研究によれば、塩化ビニル樹脂製
床敷体の水濡れ時の防滑性は、表面基材として使用する
塩化ビニル樹脂の圧縮永久歪によっても著しく変化する
ことを知見した。
すなわち、従来防滑性床敷体の表面基材として使用され
ている平均重合度がt、ooo〜2,000の塩化ビニ
ル樹脂(これらの塩化ビニル樹脂は、軟質であることが
必要であるため各種の量の可塑剤が添加されている)の
圧縮永久歪は、すべてその可塑剤の量に無関係に60%
以上(後記の第1表、第1図および第2図を参照)であ
り、このようなものはすべてその表面にいずれの凹凸絞
模様を付与しても水濡れ時には優れた防滑性は得られな
いものであった。
これに対して、本発明者の研究によれば、その平均重合
度が2,500以上の高弾性塩化ビニル樹脂は、可塑剤
の添加量に従って圧縮永久歪が変化し、可塑剤の添加量
の増加とともにその圧縮永久歪が低下し、可塑剤の添加
量が40 PHR以上になると、好ましくは60PHR
以上になると、それらの圧縮永久企及55%以下に急激
に低下しく後記の第1表、第1図および第2図を参照)
、その圧縮永久歪の低下とともに、特に水濡れ時の防滑
性が著しく向上する(後記の第3図を参照)ことを知見
したものである。
従って、本発明においては、平均重合度が2゜500以
上の高弾性塩化ビニル樹脂を使用するに際しては、その
可塑剤含有量が40 PHR以上、好ましくは50 P
I(R以上、最も好ましくは60〜100 PHR以上
の軟質塩化ビニル樹脂を使用することによって優れた防
滑性を達成することができる。
なお、可塑剤の添加量が100 PHRを超えると、塩
゛化ビニル樹脂が過度に柔かくなり、またホコリ等が付
着し易くなるので好ましくない(なお、以上の可塑剤の
添加量は、すべてDOP (ジオクチルフタレート)換
算である。)。また、使用する可塑剤の種類は、特に限
定されず、従来塩化ビニル樹脂用として公知の可塑剤は
、本発明においていずれも任意に使用することができる
また1本発明において使用する軟質塩化ビニル樹脂コン
パウンドは、従来技術と同様に各種の充填剤を包含する
が、本発明においてはこれらの充填剤を、従来技術と同
様に、コストの低減、耐摩耗性の向上、寸法安定性の向
上環の目的で使用するとともに、本発明の防滑性床敷体
の製造において種々の作用効果を示すことを見い出した
すなわち、充填剤の添加量が大である程、上記の如き目
的には良好であり、また粒状体の製造工程におけるカッ
ト性、すなわち粒状体の製造が容易になるが、逆に、使
用する塩化ビニル樹脂の物性が低下し、防滑性も同様に
低下する。一方、充填剤の添加量を少なくすれば上記の
逆になるとともに、特に本発明においては、その製造時
に粒状体の形成が困難になる。すなわち、従来使用され
ている如く、その平均重合度が1,000〜2゜000
の塩化ビニル樹脂では、弾性が低いためそれ程問題のな
らなかった押出し成形物のカット特性が、本発明におい
てはいちじるしく悪化し、常態では、粒状体の切断面が
直角でなく、斜めになり、またヒゲ付の粒状体となって
しまうため1例えば、低温カットの如き特別の手段が必
要となる。これらの理由は、本発明で使用する塩化ビニ
ル樹脂が高い弾性を有するためである。
従って、本発明においては充填剤の添加量および添加す
る充填剤の性質についても注意を払い、少ない充填剤の
添加量で優れたカット特性を達成することが好ましく、
このようにすれば、使用する塩化ビニル樹脂の高弾性を
保持し、且つ圧縮永久歪を好ましい範囲に保持しつつ、
すなわち、水濡れ時の優れた防滑性を失うことなく、粒
状体の製造を容易に行うことができる。
本発明者の詳細な研究によれば、上記の充填剤としては
、例えば炭酸カルシウム、タルク、りし−等従来公知の
無機質充填剤はいずれも使用することができるが、これ
ら従来の無機質充填剤の中で、特定の吸油特性(すなわ
ち、Igの充填剤がどの位の容量の可塑剤を吸収し得る
かという性質)、すなわち40cc/g以上、最も好ま
しくは60cc/g以上の吸油量の充填剤を使用するの
が好ましく、このような吸油量の充填剤を20〜40 
PHRの範囲で使用することによって、上記の如き望ま
しい特性を保持したままで粒状体の製造が容易となって
、本発明の防滑性床敷体が経済的に提供され、しかも強
度、耐摩耗性、耐汚染性その他の優れた性質を有すると
ともに、防滑性、特に水濡れ時の防滑性に優れた防滑性
床敷体が提供できる。
本発明において使用する塩化ビニル樹脂コンパウンドは
、上記の可塑剤および充填剤の外にも、従来公知の各種
の添加材、例えば安定剤、顔料、滑剤等を必要に応じて
任意に包含させることができる。
本発明において使用する床敷体の裏打材としては、従来
合成樹脂床敷体に使用されているような裏打材はいずれ
も使用でき、例えば軟質塩化ビニル樹脂の如き熱可塑性
の合成樹脂シート、あるいは天然または合成m維からな
る各種の織布あるいは不織布等の如く、本発明で使用す
る軟質塩化ビニル樹脂からなる粒状体が融着可能な材料
であればいずれも使用できる。
次に、上記の如き材料から本発明の防滑性床敷体を製造
する方法を説明し、且つ更に具体的に本発明の防滑性床
敷体の構成を説明する。
本発明の防滑性床敷体の製造方法は一般的には、下記の
工程。
すなわち、2,500以上の平均重合度を有する塩化ビ
ニル樹脂、可塑剤および充填剤からなる塩化ビニル樹脂
コンパウンドを溶融成形して粒状体を得る第一工程、 上記粒状体を裏打材上に所定の厚さに展延載置する第二
工程。
上記の構成体を加熱して、粒状体同士および粒状体と裏
打材とを加熱融着させる第三工程、展延した上記構成体
を押圧ロールで所定の厚さに押圧する第四工程、および 上記の構成体を、エンボス装置にてその表面に凹凸絞模
様を付与する第五工程 からなることを特徴とする。
上記の第一工程を更に具体的に説明すると、第一工程に
よって製造される粒状体は、コンパウンドの必要成分を
、例えばトライブレンドにより粉末配合物としく好まし
くは工程の簡略化、管理上の理由から、他の加工部門で
これらのトライブレンド物を予め押出機によりペレット
化し)、これらのコンパウンドを通常の押出機により、
約2.5〜3.5■の径の紐状物に押出す、押出された
紐状物の断面形状は、特に限定されないが、一般的には
略円型であるのが好ましい、このように押出された紐状
物は、一旦冷却し、カッターにより切断し、長さが約2
5〜J、Oamの粒状体とすることによって本発明で使
用する粒状体が得られる。一旦冷却するのは紐状物の切
断性を良くするのが目的であって、この目的が達成され
る限り、別の方法で切断してもよいのは当然である。
本発明者は、このような粒状体の製造について詳細に研
究したところ、上記の如き寸法の粒状体は、従来公知の
方法で使用されている粒状体の寸法と同様であるが、こ
のような寸法の粒状体では、次の工程における粒状体の
裏打材上への展延載置が均一に行われず、優れた製品が
得られないものであり、またそのために寸法を小さくす
れば展延載置工程は容易であるが、最終製品の粒状体に
よる各種模様が細かくなりすぎて大柄な模様の製品が提
供できないという問題があった。
本発明ではこのような従来技術の問題も同時に解決する
ことができる。すなわち、上記の如く紐状物を任意の断
面寸法、好ましくは2.0−J、5 amφの直径に押
出した後、これを冷却する前に一定の倍率、好ましくは
1.5倍以上で、断面寸法が好ましくは1.5〜2.5
1になるように延伸処理した後冷却し、次いで同様に切
断処理することによって上記よりも径の小である粒状体
を作成することにより1次工程での粒状体の裏打材上べ
の均−な展延蔵置を可能にし1次いで第三工程における
加熱融着処理によって、上記の小径の粒状体が元の押出
時の径に近い状態に復元し、且つ構造が緻密になるため
、第二工程を容易にするとともに、同時に粒状体の大き
さによる柄も大柄にすることができ、高品位の製品が得
られることを知見したものである。
従って、本発明の製造方法の第一工程は、前述の如〈従
来と同様な方法でもよいが、上記の如く押出後に延伸処
理し、その後切断して粒状体を調製することが後の工程
上特に有利であり、より優れた品質の床敷体を与える。
以下このような好ましい態様に基づいて本発明を更に詳
しく説明する。
本発明の第一工程の塩化ビニル樹脂コンパウンドの押出
しは、通常の押出機により行って良いが、押出した紐状
物の寸法は、最終製品である防滑性床敷体の厚さ、外観
及び防滑性に密接な関係を有するので、十分に管理され
なければならない、この管理は、延伸により粒状体の断
面寸法が決定されるが、この断面寸法は後の第三工程に
おける断面形状の復元率を決定するので、この復元率と
の関係で延伸倍率が決定されねばならず、更にこの延伸
倍率によって押出しにおける紐状物の断面形状、寸法即
ち押出ダイの孔径が決定されるべきであり、防滑性床敷
体の総厚が、2.0〜2.5層層の場合には、裏打材の
厚さを1.0mmとすれば、粒状体により構成される層
の厚さは1゜0〜1.5mmとなるため、過大な断面形
状の粒状体は使用できない、前記厚さの場合は1粒状体
寸法の断面寸法が1.2〜1.5■で、カット寸法も同
程度か、あるい□は断面直径をDとするとき、065〜
1.5Dの範囲であることが要求される。したがって、
延伸倍率を1.5倍以上にするとき、細紐物の断面寸法
は、1.5〜2.5mmになるように管理しなければな
らない。
このように延伸し、冷却された細紐物は次いで所定の寸
法にカットされる。このカットは押出機−延伸機−冷却
装置の延長上で、即ち、ひとつの連続したライン内で行
うことを原則をするが、冷却後、ボビンなどに巻取り、
それを他のカット専用機にかけてカットしても良い。
このような細紐物のカットは、本発明の製造方法におい
て極めて重要な要因である0通常この種の粒状体を得る
方法としては、「所定厚さのシートを押出しておき、そ
れを粉砕機にかけて粉砕し、それを篩分けして、所定粒
径の粒状体を得る」方法があるが、平均重合度が2,5
00以上の高弾性塩化ビニル樹脂を用い、それに可塑剤
を好ましくは60 PHR以上加えてた軟質且つ高弾性
系配合物の場合、この軟質且つ高弾性という性質が災い
して、常態で簡単には粉砕することが困難となる。勿論
、充填剤量を増して、所謂「さくい」状態にしれば、粉
砕は不可能ではないが、充填剤量の増大によって圧縮永
久歪特性、即ち、水濡れ防滑性が損われ、本発明の目的
を達成することができなくなる。また、軟質且つ高弾性
のシートを、液体窒素やドライアイス−アルコールの冷
浴中に浸漬して冷却、脆化させた状態で粉砕機にかけれ
ば、どの様な軟質且つ高弾性率のシートであっても、粉
砕は可能であるが、大量生産及びコストの点から、現実
的手段とは言えない、従って、本発明者らが種々検討し
た結果、「細紐物を延伸し、収縮性を保存する細紐体に
した後、これを所定長さにカットする」方法が最も適し
た方法であることが判明した。このカットは押出機から
押出された直後で行う、所謂「ホットカット」も考えら
れるが、前記の粉砕機における障害と同様、軟質、高弾
性であることが災いて、直角なカットが行われず、傾斜
した断面の粒状体になったり、カットヒゲを有する粒子
になったりして。
展延作業上、重大な支障を来たすことがあるので、採用
できない、カット長さは粒状体の再加熱による直径方向
の復元と、床敷体としての有効厚さ及び粒状体のひとつ
が模様を構成する点から考慮されなければならないが、
前述のよりに細紐体の直径をDとするとき、0.5〜1
.5Dの範囲が適している。0.50よりも短いカット
は。
カット効率及び展延載置時の空隙率を増大させて好まし
くなく、1.50よりも長いカットは、粒状体が円筒状
になり展延時の厚さのコントロール及び模様構成上好ま
しくない、従って、床敷体の有効厚さとの関係で、0.
5〜1.5Dの範囲、好ましくは0.8〜1.2Dの範
囲で任意に選定されるべきであろう。
第二工程における粒状体の裏打材上への展延載置に先だ
って1粒状体と裏打材との密着又は融着をより確実にす
るために、接着剤を使用しても良いが、裏打材が軟質塩
化ビニル樹脂及び粒状体と同質の場合は、接着剤は不要
である。展延は、ドクター刃やロールバーなどを有する
所謂、固定刃方式で行われる。これは裏打材と固定刃と
の間隔を常に一定に保持し、裏打材と固定刃の間隙に粒
状体を送り込むことにより、裏打材上に所定厚さの粒状
体層を展延載置することにより実施される。。
展延する厚さ、即ち裏打材と固定刃とのクリアランス(
間隙)は、最終製品厚さによって管理されるべきである
が、裏打材厚さが1.0腸麿で、最終製品厚さく裏打材
層を含む厚さ)が、2 、5m層の場合、1.5+s腸
で、カット長さが1.8m層(1,2D)の粒状体では
、このクリアランスは5.51が適しているが、最終製
品厚さが3.0■では、クリアランスは6.0厘層とな
る0粒状体が2.5m層で、カット長さが2.5〜3.
0諺鳳(ID−1,20)である場合、最終製品厚さが
3.01履のものは得がたく、クリアランス6.5■で
最終製品厚さが4,0層層となる。最終製品厚 。
さが2.0履層の場合は、裏打材として0.8諺鳳のも
のを用い、粒状体は1.2tsで、カット長さが1゜5
以下のものとし、クリアランスを5.Os腸で展延すれ
ばよい。
この様にして粒状体が展延載置された裏打材は1次いで
ネットコンベアーが巻回している加熱炉に導入される。
加熱炉の温度は、裏打材の種類及び粒状体の配合によっ
て若干具ってくるが、概ね200〜220℃で2〜3分
間加熱される。この加熱により粒状体同士及び粒状体と
裏打材とが相互に融着する。このような第三工程での加
熱は極めて重要な作用効果をもたらす、即ち粒状体は、
紐状物に延伸を加えて加工された細紐体をカットして得
られたものであるが、この第三工程での加熱により直径
方向に復元し膨張するので、元の粒状体の寸法、即ち細
紐体の直径よりも大きな直径となり、粒子形状が大きく
なると同時に、粒状体相互の融着が極めて容易に行われ
、緻密化構造となる。直径方向の粒径は1粒状体の境界
の増大を意味し、大径粒状体では展延できない粒状体で
も、膨張前の小径の粒状体であれば、展延可能となり、
展延後加熱することにより粒子径を増大せしめ、あたか
も大径の粒子を展延したかの如き外観が得られることは
、数種類の着色粒子を混合して使用する場合は、その装
飾効果上極めて有利となる。
本発明の第四工程は、第三工程で粒状体同士及び粒状体
と裏打材とを相互に融着せしめた後、これらが加熱溶融
している間に、平滑な押圧金属ロールとバックアップゴ
ムロールからなる押圧装置間に導入して、所定の厚さに
押圧圧縮するもので、この場合、抑圧ロールとバックア
ップゴムロール間のクリアランス(間隙)によって厚さ
が管理される。前述の如く厚さl−0mmの裏打材上に
5.5層層のクリアランスで、1.5鳳■×1.8mm
Lの粒状体を展延した物の場合、押圧装置でのクリアラ
ンスは3.0+mとする。この押圧により粒状体層は圧
縮され、粒状体と粒状体との間の間隙が潰されて消失し
、約90%緻密構造で、表面がほぼ平滑なシート状体か
えられる。
第四工程で得られたシート状体は、粒状体圧縮層中に若
干の空隙を残しているが、粒状体が圧潰され、粒状体境
界を明確に残存している極めて美麗な外観を持ったもの
となる。
次いで第五工程において、このシート状体を再び加熱し
て軟化溶融せしめ、エンボッシング装置に導入して、シ
ート表面に凹凸紋模様を紋付けする。この場合の加熱は
、シート層全体の加熱ではなく、むしろ、赤外線ヒータ
ーにより、主にシートの表面部分が加熱され、軟化溶融
するように加熱せしめる方法が良い、過度の加熱は粒状
体の粒子間境界を消滅させ、床敷体として使用する場合
の水濡れ防滑性を損う結果となるからである。
従って、エンポッシング装置での加熱紋押しの管理要求
は、充分な紋付けができ、しかも粒子境界が明確に残存
している様な加熱条件下での紋押しということになる。
従って、過度の抑圧が加わらぬ様にエンポッシング金属
ロールとバックアップゴムロールとの間隙が所定の間隙
、換言すれば所定の厚さになるように管理されねばなら
ない、前述の3.0mmのシート状体の場合、エンポッ
シング装置の間隙は、2.5■とし、加熱エンポッシシ
ングにより得られた最終製品は、厚さ2.5mmの表面
に美麗な凹凸紋模様を有する乾燥時及び水濡れ時にも極
めて滑りにくい床敷体となる。
上記の本発明の方法により得られた床敷体は、表面に押
圧した凹凸紋模様によって、乾燥時及び水濡れ時におけ
る防滑性が確実に得られるのは、−見、極めて当然の事
の如く見られるが、通常の重合度、すなわち1,000
〜2,000の重合度の塩化ビニル樹脂を用いたものは
、乾燥時の防滑性は優れているが、水濡れ時の防滑性は
、本発明の方法により得られた床敷体に較べ、著しく劣
ることは驚くべき事実である0本発明の方法により得ら
れた床敷体は、表面に付した凹凸紋模様が摩耗した状態
でも、その防滑性が保持されることも驚くべき点である
。凹凸紋模様が摩耗し、平らになった表面でも何故防滑
性が発揮されるかは、理論的には必ずしも明確ではない
が、床敷体の表面層が軟質且つ高弾性系の粒状体で構成
されていること、粒状体の個々の粒子境界が判然をして
維持されていることが、摩耗した平らな面でも、滑りに
対する抵抗性を発揮しているものと思われる。これは動
物界において蛇や魚の鱗が、その順目方向には滑らかな
滑りを持っているが、逆目方向では滑りに対する強い抵
抗性を発揮するのに似た現象といえよう。
この様にして得られた本発明の床敷体は、その使用目的
によって、前記の如くタイル状でも、また長尺シート状
でもよく、学校、病院、官公庁舎をはじめ、一般家庭の
厨房やトイレ、更には風呂場の脱衣場、風呂場の床面に
まで安全且つ容易に使用される。
次に本発明の具体的態様を実施例により詳述する。なお
1文中部とあるのは重量基準である。
実施例1 (1)配合A 高重合度堪化ビニル樹脂(p =3,000)  10
0部DOP               70部充填
剤(軽質炭酸カルシウム) 本1  30部pb系安定
剤(粉末)          2部Cb−Ba系複合
安定剤(液状)   1.5部白色顔料       
         適量木1 白石工業類「赤玉」、吸
油量 42 cc/gB−E−T比表面積 4.8rn
’/g上記配合物を、100℃に加熱されている高速撹
拌機に投入して20分間撹拌後、冷却用撹拌機に移し、
冷却し、流動性のトライブレンド粉を得た。
(2)押出及びカット 上記(1)により得られたトライブレンド粉をスクリュ
f!40mm  L/D 20 : 1 (7)押出機
に供給し、3層騰φの小孔を5債を有するダイスから押
出し、得られた断面円形の白色の紐状物を2゜5倍に延
伸し、水中に浸漬して冷却し、ボビン上に巻取った。得
られた細紐体は約1.30〜1゜40mmφの直径を有
していた。
この細紐体は、後記第2表の配合Aa−1,Aa−2に
示す性質を持っていた。
次いで、この細紐体をカッターにかけて、長さ1.5m
mの粒状体を得た。同様にして(1)及び(2)の方法
によりピンク色に着色された粒状体を作った・ (3)展延および圧縮 裏基布として麻布層を有し、総厚が0.8■lの軟質塩
化ビニル樹脂製裏打材上に、ロールバー装置により、ク
リアランス5.0■で、上記(2)で得た白とピンクの
粒状体のl=1混合物を展延載置し、直ちに210℃に
加熱されている加熱炉に導入し、3分間加熱する。加熱
炉から出た直後予め2.5+msのクリアランスに調節
された押圧装置に通し、粒状体層を圧縮し、総厚2.6
mmのシ−ト状体を得た。このシート状体は表面がやや
ザラついているが、全体として平滑な表面を有したもの
であったΦ (4)エンポッシング 次いでこのシート状体を、赤外線加熱装置を有するエン
ポッシング装置にかけ、エンポッシング金属ロールとバ
ックアップゴムロールflJfカ2.Olに調節されて
いる間に導入し、シート表面にダイヤ型の凹凸紋模様を
有する厚さが2.0層−の本発明の防滑性床敷体を得た
(5)性能 この床敷体は、後記第3表に示す如く、すぐれた防滑性
を示した。
実施例2 (1)配合B 高重合度項七ビニル樹脂(p=3,000)  100
部DOP               80部充填剤
(実施例1と同じもの)     20部Pb系安定剤
(粉末)          2部Cb−Ba系複合安
定剤(液状)   1.5部オレンジ顔料      
        適量上記配合物を実施例1と同じ方法
でトライブレンド物として、押出機に供給した。同じダ
イスで紐状物を押出し、2.0倍の延伸を加えて、1゜
9〜2.21φのオレンジ着色の細紐体を得た。
この細紐体は、後記筒2衷配合Bc−1,Bc−2に示
す性質を持っている。
次いで、この細紐体を長さ2.5腸lにカー/ トし1
粒状体を得た。同様の方法で茶色に着色した粒状体を得
た。
(2)展延および圧縮 実施例1と同種で総厚が1.0層鳳の裏打材上にクリア
ランス5.5腸lで、オレンジ着色粒状体と茶色着色粒
状体のl:l混合物を展延載置し、210℃の加熱炉で
加熱後、クリアランス3.0■の押圧装置に通して圧縮
し、厚さ3.1〜3.21層のシート状体を得た。
(3)エンポッシング 次いで該シート状体を実施例■で用いたエンポッシング
装置に通し、シート表面に凹凸紋模様を付した。但し、
この場合、エンポッシング金属ロールとバックアップゴ
ムロールとの間隙は2゜5層層とした。得られた本発明
の床敷体は、オレンジ色と茶色が均一に混合および配合
された極めて美麗な防滑性床敷体であった。
(4)性能 この床敷体は、後記第3表に示す如く優れた防滑性を示
した。
比較例1 配合C 塩化ビニル樹脂(p=t、ooo)too部DOP  
             50部充填剤(実施例1と
同じもの)     30部Pb系安定剤(粉末)  
        2部Cb−Ba系安定剤(液状)  
   1.5部白色顔料              
  適量配合Cによる配合物を実施例1と同様の方法で
押出→延伸→カットして粒状体とし、実施例1と同様に
して厚さ2.0mmの床敷体を得た。その性能は、後記
第3表に示す通りで、実施例1及び2にくらべ、水濡れ
防滑性が著しく劣っていた。
(作用・効果) 本発明の防滑性床敷体は、従来の技術では如何にしても
達成し得なかった優れた防滑性、特に水濡れ時の優れた
防滑性を有するものであり、このような顕著な効果は、
床敷体の表面層の基材として、特定の重合度の高重合度
の塩化ビニル樹脂を用いたことを主たる理由として達成
されたものである。
また、本発明の製造方法は、次の如き特徴を有する。即
ち、本発明の方法の第1の特徴は、軟質且つ高弾性系の
塩化ビニル樹脂製粒状体を、所定の寸法、形状にカット
し得る点である。この第1の特徴を得るための手段とし
て、平均平均重合度が2500以上の塩化ビニル樹脂を
用い、可塑剤はDOP相当量で6O−100PHR1充
填剤トシてI)OF吸油量が40 cc/g以上のもの
を20〜40 PHR用いた点である。
この量的範囲の配合により得られた粒状体は、カット寸
法が正確で、傾斜カットやカットヒゲなどのない粒状体
になる。
本発明の方法の第2の特徴は、いったん押出した紐状物
を、熱時に1.5倍以上の延伸を加えて冷却し、細紐体
にカットし、粒状体としているので、この粒状体を展延
載置した層は、再加熱下で、その粒状体が直径方向に膨
張するをもって、粒子同士及び粒子と裏打材相互間の融
着が容易で、より緻密な構造の展延層が得られる点であ
る。
本発明の方法の第3の特徴は、圧縮永久歪の低い軟質且
つ高弾性系粒状体を用いたので、加熱圧縮及び凹凸紋模
様のエンポッシング時に、粒子間の境界が保持できるの
で、凹凸紋模様が摩耗し、表面が平らになった場合でも
優れた水濡れ防滑性を保持する点にある。
未発明の方法の第4の特徴は、展延蔵置した粒状体の再
加熱時に粒子の直径方向の膨張により。
粒径が大きくなるので、外観装飾性の高い床敷体が得ら
れる点にある。
また、本発明の方法により得られた防滑性床敷体は、こ
れまでの防滑性床敷体の如く、マトリックスとは全く異
質の粒子を使用しておらず、全層が同質の粒状体よりな
っているので、施工時や、使用中に、これら異質の防滑
性粒子が脱落することがないので、粒状体層が存在する
間は、常にすぐれた防滑性能を保持する。
更に本発明の方法により得られた防滑性床敷体の付随的
特徴としては、使用した材料のリサイクルが可能である
という点にある。mち、従来の防滑性床敷体は、前述の
如くマトリックスとは全く異質の多くの高硬度の無機質
粒子を防滑性付与材としてマトリックス中に分散させた
り、植付けたりしているので、製造工程で発生した不良
品や短尺品のリサイクルが全く不可能で、経済的に極め
て不利であったが1本発明の方法による防滑性床敷体は
、かかる異質な防滑性付与材は用いておらず、全層が熱
可塑性塩化ビニル樹脂で構成されているをもって、これ
らの不良品や短尺品は、基布から剥離して粉砕にかけ、
粗粒子状に粉砕して再使用することができる。このこと
は、実際の生産上、工業的に極めて重要な利点である。
第1表 可  塑  剤  量(PHR) 1.100 686567 70 2.000 826160 81 4.000 575251 52 備 考;表中の数値は、圧縮永久歪(%)を表わし、そ
の測定法JISK6301に従い70℃×22時間で行
った。
(以下余白) 負艷?」家二 傘 h−1本3  30  12.5  58.3   1
.38  2.07  50a−2本3  30  1
2.5  58.3   1.29  1.97  5
3b−i本4  30  12.5  58.3   
1.38  2.09  51b−2本4  30  
12.5  58.3   1−34  1.99  
49纏餡1Ω胞lσ!1 cm1本6100  62   38    1.93
  2.43  26cm2本6100  63   
37    1.95  2.43  25d−1本7
100  69   31    2.16  2.5
6  19d−2本7100  70   30   
 2.16  2.58  19備考: 本1200℃×3分加熱 木2 平均重合度(P) = 3,000   可塑剤
 DOP  70PHR充填剤(軽質炭斂カルシウム:
吸油量 52cc/g) 30PI(R延伸倍率 2.
5倍 木3 ピンク着色品 木4 クリーム着色品               
            j*5 平均重合度(P) 
= 3,000   可塑剤 DOP  80PHR充
填剤(軽質炭酸カルシウム:吸油量 52cc/g) 
30PHR延伸倍率 1.8倍 木6 オレンジ着色品 本7 茶着色品 脂さ≦F瀧に二 支」L九1   @     @     @    
 ○U   @     @     @     @
ル」【」Lユ  OX     o    Δ備考; 木l 測定法昭和59年10月  日本建築学会大会学
術講演会で発表された小野英哲氏ら凍工尤による「すべ
り試験法」に準拠。
木2 評価 ○ 滑らない   0 滑りにくぃ   
Δ滑りゃすい× 滑る
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、塩化ビニル樹脂の重合度と可塑
剤添加量と圧縮永久歪との関係を示し、嶋3図は、圧縮
永久歪と水濡れ防滑性との関係を示す。 特許出願人 口ンシール工業株式会社 第1図 可塑剤(DOPI添加I  PHR 第2図 平均重合区

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)裏打材および該裏打材の少なくとも一方の表面に
    設けた凹凸絞模様を有する表面層からなる防滑性床敷体
    において、上記の表面層が、2,500以上の平均重合
    度を有する塩化ビニル樹脂、可塑剤および充填剤とから
    なる軟質塩化ビニル樹脂粒状体を上記裏打材上に展延載
    置し、加熱融着せしめてなることを特徴とする上記の防
    滑性床敷体。
  2. (2)軟質塩化ビニル樹脂粒状体が、55%以下の圧縮
    永久歪を有する特許請求の範囲第(1)項に記載の防滑
    性床敷体。
  3. (3)可塑剤が、DOP換算で60〜100PHRの量
    で存在する特許請求の範囲第(1)項に記載の防滑性床
    敷体。
  4. (4)充填剤が、DOP吸油量40cc/g以上の無機
    質粉末充填剤である特許請求の範囲第(1)項に記載の
    防滑性床敷体。
  5. (5)充填剤が、20〜40PHRの量で存在する特許
    請求の範囲第(1)項に記載の防滑性床敷体。
  6. (6)2,500以上の平均重合度を有する塩化ビニル
    樹脂、可塑剤および充填剤からなる塩化ビニル樹脂コン
    パウンドを溶融成形して粒状体を得る第一工程、上記粒
    状体を裏打材上に所定の厚さに展延載置する第二工程、
    上記の構成体を加熱して、粒状体同士および粒状体と裏
    打材とを加熱融着させる第三工程、上記構成体を押圧ロ
    ールで所定の厚さに押圧する第四工程、および上記の構
    成体を、エンボス装置にてその表面に凹凸絞模様を付与
    する第五工程からなることを特徴とする防滑性床敷体の
    製造方法。
  7. (7)軟質塩化ビニル樹脂粒状体が、55%以下の圧縮
    永久歪を有する特許請求の範囲第(6)項に記載の防滑
    性床敷体の製造方法。
  8. (8)可塑剤が、DOP換算で60〜100PHRの量
    で存在する特許請求の範囲第(6)項に記載の防滑性床
    敷体の製造方法。
  9. (9)充填剤が、DOP吸油量40cc/g以上の無機
    質粉末充填剤である特許請求の範囲第(6)項に記載の
    防滑性床敷体の製造方法。
  10. (10)充填剤が、20〜40PHRの量で存在する特
    許請求の範囲第(6)項に記載の防滑性床敷体の製造方
    法。
  11. (11)第一工程における粒状体を、軟質塩化ビニル樹
    脂コンパウンドを押出機にて任意の断面形状の紐状物に
    押出し、これを延伸処理して細紐体とした後、冷却し、
    所定の長さに切断して形成する特許請求の範囲第(6)
    項に記載の防滑性床敷体の製造方法。
  12. (12)延伸倍率が1.5以上であり、細紐体の断面寸
    法が1.5〜2.5mmφの直径を有する特許請求の範
    囲第(11)項に記載の防滑性床敷体の製造方法。
  13. (13)粒状体の寸法が、直径をDとすると、その長さ
    が0.5〜1.5Dである特許請求の範囲第(11)項
    に記載の防滑性床敷体の製造方法。
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