JPS61146813A - ポリオキシメチレン高強度高弾性率線条体の製造方法 - Google Patents

ポリオキシメチレン高強度高弾性率線条体の製造方法

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JPS61146813A
JPS61146813A JP26800384A JP26800384A JPS61146813A JP S61146813 A JPS61146813 A JP S61146813A JP 26800384 A JP26800384 A JP 26800384A JP 26800384 A JP26800384 A JP 26800384A JP S61146813 A JPS61146813 A JP S61146813A
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JP
Japan
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stretching
strength
polyoxymethylene
tension
stage
Prior art date
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Pending
Application number
JP26800384A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Shimura
和彦 志村
Junichi Terada
淳一 寺田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はポリオキシメチレン高強度高弾性率線条体の製
造方法に関し、さらに詳しくは高い引張強度、引掛強度
および引張弾性率を有するポリオキシメチレン延伸線条
体を製造する方法に関する。
(従来の技術) ポリオキシメチレンの未延伸体の超延伸によって得られ
る線条体は、高弾性率、高強力、低線膨張率を示す産業
資材に適した高分子材料である。
延伸によってこのような高度の物性を有する人物ポリオ
キしメチレン線条体を作製する試みは既に知られている
。「工業材料」、第32巻、第4号、92〜99ページ
には、外径3m、内径1flのチューブの誘電加熱延伸
を行った結果、引張弾性率は延伸倍率33倍で最高58
GPa、引張強度は延伸倍率10倍で1.0 G P 
a、26倍で1.70Paを示したことが記載されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、産業資材に適するポリオキシメチレン太
物線条体の製造方法を鋭意検討した結果、誘電的加熱手
段を用いる延伸であっても、延伸条件によって高強度、
高弾性率体にならないことがあること、また誘電的加熱
手段を用いず、一般的な加熱手段を用ることによっても
、また比較的低延伸倍率であっても、延伸条件によって
、高強度、高弾性率化することが可能であることを見出
した。
また、ロープ、ガツト、網など産業資材用途に使用する
場合、材料が屈曲状態での引張強度、すなわち引掛強度
が重要な特性になるが、この引掛強度を考慮すると、適
正な延伸倍率があることを見出した。
本発明の目的は、誘電的加熱手段によらず、一般的な加
熱手段によって、比較的低延伸倍率によって達成するこ
とができる、高い引張弾性率、引張強度、引掛強度を有
する人物のポリオキシメチレンを製造する方法を提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、太物のポリオキシメチレン未延伸体を延伸す
ることにより高強度、高弾性率線条体を製造する方法に
おいて、少な(とも最初のネッキングが完了するまでの
延伸時の張力T(kg)を、T≧λd−5s(kg) (λd:断面積から求めた未延伸体からの延伸倍率、S
s:延伸体の断面積(mm)>なる条件に保ち、7倍以
上20倍以下の延伸倍率で延伸することを特徴とする。
上式中のλdは次式によって算出される。
O W s      W s    L 6    ρ0
LS−ρS ただし、Wo:未延伸体の試料長LOでの重量(g)、 Ws:延伸体の試料長Lsでの重量 (g)、 Lo:未延伸体の試料長(cm )、 LS:延伸体の試料長(cm)、 ρ0:密度勾配管法で測定した未延伸 体の密度(g/cd)、 ρS:密度勾配管法で測定した延伸体 の密度(g/cj)。
なお、λdはほぼ速度比から求めた延伸倍率と等しくな
る。
次に図面を参照しながら、本発明の詳細な説明する。
第1図は、2段延伸の場合を例にとった加熱延伸装置の
説明図である。この装置は、未延伸体が巻かれているリ
ール1と、該未延伸体を一定速度で供給する繰出機3と
、張力検出器4と、例えば、熱風循環式の加熱器または
スチームで加熱するジャケットを外周に有した円筒加熱
器5と、第1段延伸のための引取機6と、第2段延伸の
ための引取機7と、巻取機9とからなる。なお、2は太
物の未延伸体、8は最終延伸体を示す。未延伸体として
は、例えば外径3fiφ以上のロッド、中空線条体また
は中空棒体等、厚み18以上のシート等が用いられる。
第1段の延伸においては、引取機6の速度を繰出機3の
速度より高くすることにより、速度比に対応した延伸倍
率で延伸が行われ、また第2段の延伸においては、引取
機7を第1段延伸の引取機6(兼第2段延伸の繰出機)
の速度より速くすることにより、速度比に対応した延伸
が行われる。
本発明者らは、人物のポリオキシメチレンの高強度、高
弾性率体を得るためには、加熱手段にかかわらず、最初
のネッキングが完了するまでの張力が極めて重要である
ことを把握し、本発明に至った。太物の未延伸体、例え
ば、外径6f1以上、内径1.7籠以上のチューブを延
伸する場合、ネック延伸状態が2回以上観測される場合
があるが、最初のネック延伸時の張力が弾性率、強度の
発現に著しく影響する。
最初のネッキングが第1段延伸で完了する場合は、第1
段の延伸において延伸線条体の張力T(kg)を、T≧
λd−3sを満足する一定値、好ましくはT≧1.25
・λd−3s、さらに好ましくはT≧1.50・λd−
5s(λdは前述の延伸倍率、Ssは延伸体の断面積を
意味する)を満足する一定値に保って延伸が行われる。
例えば、外径4.0籠、内径1. Otmの中空体を1
0倍1段で延伸する場合、張力は12kg以上、好まし
くは14.7に、、さらに好ましくは17.6 kg以
上の張力を保つて延伸する。
延伸時の張力を調整するには、延伸倍率と延伸温度を調
節すればよいが、目標とする延伸体の寸法が決まってい
て延伸倍率を大幅に変更することは実際にはできないこ
とが多いので、延伸温度の調節によって行う方が一般的
である。
なお断面形状の異なる未延伸体に対しては、式かられか
るように、断面積に比例させた値で延伸すればよい。
張力Tが本発明の範囲外であるλd−3s未満では高い
引張弾性率、引張強度を得ることは難しく、また延伸が
不安定で破断することが多い。なお、張力T≧λd−3
sで行うといっても、張力が高過ぎれば破断してしまう
ので、一定の限界があるのは当然である。前述の中空体
の場合は、約T>2.5−λd−8s、すなわち29k
g以上では破断し易くなる。
高い引張強度と引掛強度を得るためには、前述の張力条
件を満足させるとともに、延伸倍率は7倍以上20倍以
下を満足させる必要がある。延伸倍率7倍未満は、十分
高い張力下で延伸しても、高い強度体が得られない。延
伸倍率が20倍より大きい場合は、引掛強度が低下する
。より好ましい延伸倍率は10倍以上20倍以下である
第1段延伸の延倍倍率は通常7倍〜13倍程度である。
この延伸倍率で最初のネッキングが完了するように延伸
条件をとれば、第1段の張力を本発明の範囲とすればよ
く、後段の延伸は比較的低張力であっても、高強度、高
弾性率が得られる。
延伸倍率13倍より大で20倍以下の延伸は2〜3段延
伸で行うのが延伸安定性の点で好ましい。
延伸時とられる加熱手段は、固定されず、一般的に使わ
れている未延伸体外部から加熱する手段、例えば熱風曝
露式、熱板あるいは熱ロール接触式、赤外線照射式など
の方法の他に誘電的加熱手段も使用可能である。
本発明に用いるポリオキシメチレンは、ポリオキシメチ
レンのホモポリマーまたはコポリマーであり、こられに
は実質的にポリオキシメチレンの物理化学的挙動を阻害
しない範囲で種々の添加剤、例えば熱安定剤、耐候性改
良剤、帯電防止剤、潤滑剤、着色剤、可塑剤などを添加
することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、人物のポリオキシメチレン未延伸体を
一定値以上の張力をかけてネック延伸し、所定の倍率に
延伸することにより、高引張強度、高引掛強度、高弾性
率の延伸体を製造することができる。
以下、本発明の詳細な説明するが、実施例中の線条体の
物性の測定法は下記の通りである。
引張弾性率: 差動トランス式伸び検出器を併用したテンシロン型引張
試験機で測定し、伸度−荷重曲線から伸度0.3%まで
の範囲で初期弾性率を求めた(引張速度5mm/m1n
)。
試料の断面積は、試料の重量(Ws  g)と長さく2
5cm)、密度勾配管法で求めた密度(ρSg/cd)
から次式で算出した値を用いた。
引張強度: 引張弾性率の測定で使ったものと同じ試験機で引張破断
時の荷重を測定した(引張速度100fl/m1n)。
延伸体の断面積は上記と同じである。
引掛強度: サンプルを2線条に分け、第2図に示すようにそれぞれ
の線条10を引掛けた状態で引張試験を行い、破断時の
荷重をサンプルの断面積で割って求めた。断面積は上記
と同様にして求めた(引張速度100x/m i n)
(実施例) 実施例1 ポリオキシメチレン(旭化成工業(株)製、テナフク3
010)の外径4.011m、内径1.01富の中空線
条体(断面積11.78 mr+7)を第1図に示した
装置で、第1段延伸部での延伸温度を変えることにより
、第1段延伸部の延伸線条体の張力を変え、1段または
2段延伸を行った。延伸用加熱炉としては、第1段延伸
部に近赤外線加熱器と熱風循環加熱炉を連結した加熱炉
、第2段延伸部に熱風循環加熱炉とスチーム加熱ができ
るシャケ、トを外周に有した円筒形加熱炉を連結した加
熱炉を用いた。第1段延伸部でネック延伸が完了するよ
うに第1段延伸部でlON延伸した。張力は第1段延伸
部では近赤外線加熱炉の近赤外線照射強度と熱風循環炉
の熱風温度で調節し、第2段延伸部では熱風循環炉の熱
風温度とスチーム加熱炉のスチーム圧力で関節した。延
伸倍率15倍と20倍の場合は、第1段で10倍延伸後
、第2段を張力17.5±0.5 kgの一定値の下で
、各々1.5倍および2.0倍延伸した。
第3図に第1段延伸時の張力TおよびT/λd・Ssと
引張弾性率の関係を示す。図から、第1段延伸時の張力
TがT≧λd−5sでなければ引張弾性率が各々の延倍
倍率での最高弾性率の30〜50%を割ることになり不
適であることがわかる。
実施例2 実施例Iと同じ未延伸体と延伸装置を用いて、ポリオキ
シメチレンの延伸体を製造した。7倍、10倍延伸は1
段延伸で、それ以上の延伸倍率の延伸は2段延伸で行っ
た(ただし1段目は10倍延伸)。延伸時の張力として
は第1段を21±0゜6kg、第2段を14±0.5 
kgで行った。得られた延伸線条体の引掛強度と延伸倍
率の関係を第4図に示す。20倍を越すあたりから引掛
強度は急激に減少した。したがって引掛強度から、延伸
倍率は20倍以下にすべきことがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すポリオキシメチレン
延伸体の製造工程の説明図、第2図は、延伸線条体の引
掛強度測定時のサンプルのセット方法を示す図、第3図
は、外径4.0fl、内径1.0類のポリオキシメチレ
ン中空未延伸体を延伸した場合の、延伸時の張力Tおよ
びT/λd−3sに対し、最終延伸体の引張弾性率をプ
ロットした図、第4図は、上記未延伸体を延伸した場合
の延伸倍率と延伸線条体の引掛強度をプロットした図で
ある。 1・・・未延伸体用リール、2・・・未延伸体、3・・
・繰出機、4・−・張力検出器、5・・・加熱装置、6
・・・1段目引取機、7・・・2段目引取機、8・・・
最終延伸体、9・・・巻取機。 代理人 弁理士 川 北 武 長 第1図 1−−−−−一朱、tf中体用リール 2−−−−−一未延伸体 3−−−−−一緯211.機 7−一−−−−2段コ引取機 8−−−−−一ゑ終延市本 9−−−−−一企取機 0.5  1.0  1.5  2.0  2.5  
3.0第4図 延伸倍手

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 太物のポリオキシメチレン未延伸体を延伸することによ
    り高強度高弾性率線条体を製造する方法において、少な
    くとも最初のネッキングが完了するまでの延伸張力T(
    kg)を、 T≧λd・Ss(kg) (λd:断面積から求めた未延伸体からの延伸倍率、S
    s:延伸体の断面積(mm^2))なる条件に保ち、7
    倍以上20倍以下の延伸倍率で延伸することを特徴とす
    るポリオキシメチレン高強度高弾性率線条体の製造方法
JP26800384A 1984-12-19 1984-12-19 ポリオキシメチレン高強度高弾性率線条体の製造方法 Pending JPS61146813A (ja)

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