JPS61146804A - 手袋用の自動転写熱処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、手袋、とくに軍手に、滑り止め、及び耐久
性向上の目的で合成樹脂を転写するための装置に関する
ものである。

（従来の技術と問題点） 第３図に示すように、軍部、又は軍部と甲部両面に、滑
り止め及び耐久性向上の目的で、合成樹脂片Ｂを付着し
た手袋Ａが用いられている。

従来、このような合成樹脂片を付着した手袋の製造は、
左右別別の型板に軍手を嵌め、液状友とかした合成樹脂
を、転写機によりこすりつけるように手袋に転写したの
ち、プロパンガスを熱源として乾燥させて、型板から抜
き取る一連の作業によって行われていた。

この一連の作業は、型板への手袋の装着、転写、乾燥、
型板から手袋の抜取等の各工程ごとに作業員を配置して
、はとんど手作業によって行われるため、橘めて非能率
的であった。しかも、乾燥工程でプロパンガスを熱源と
するため、温度調節の困難から製品むらが生じやすく、
又、乾燥に時間がかかっていた。

（問題点を解決するための手段） そこでこの発明は、エンドレスに間歇回転するコンベヤ
へ手袋を装着する型板を配設し、型板に装着した手袋に
合成樹脂を転写する転写機、遠赤外線ヒータを内蔵する
熱処理炉、熱処理炉から出た手袋を冷却する冷却ファン
、及び手袋を型板から抜き取る抜取機を、コンベヤの回
転方向に順次配設することにより、合成樹脂片を付着し
た手袋を能率的に製造するとともに、品質の均一化と向
上を図るものである。

以下、図示実施例に基づいて、この発明を詳説する。

（実施例の構成） １は型板送り用のチェンコンベヤで、図外モータにより
、水平面内を図中矢印方向へ間歇回転する。このコンペ
・ヤには、左右一対を一組とする手袋装着用の型板２が
、等間隔に多数組外向きに配設されている。３は基枠で
ある。

４は転写機で、コンベヤ１の右側に配置されており、転
写機に塩化ビニル液を収容するタンク５から、定量ポン
プ６を介して塩化ビニル液を供給される。液供給量は、
図外センサによって調節される。転写機４は公知のもの
であり、作動はエヤシリンダにより行われる。

７は熱処理炉で、コンベヤ１の左側に配置されており、
内部にはセラミックを用いた遠赤外線ヒータ８群を具備
している。９は熱風ファンで、熱処理炉７内の熱的雰囲
気を均一化するものである。

１０は冷却ファンで、熱処理炉７の出口側に配置されて
いる。

１１は公知の抜取機で、冷却ファン１０右側に配置され
、エヤシリンダにより駆動される。

なお、１２は熱処理炉７内の温度調節をする温度制御盤
、１３は、コンベヤ１の間歇回転、転写機４の作動、抜
取機１１の作動等を制御するコンピュータ内蔵の自動制
御盤である。又、１４は排気筒である。

（作用） コンベヤ１右端に位置する作業員により、コンベヤ停止
時に、型板２へ転写処理前の手袋Ａ′を装着する。型板
への手袋の装着は、現時点では自動化することが困難な
ため、人手によらざるを得ない。

コンベヤ１の回転により、手袋Ａ′を装着した型板２は
、転写機３に送られて停止し、転写機の作動により合成
樹脂液を転写される。

合成樹脂液を転写された手袋Ａ″は、コンベヤ１により
熱処理炉７内へ送られ、遠赤外線ヒータ８群により加熱
、乾燥されて熱処理炉から出る。

ここで、手袋に転写された合成樹脂液は、遠赤外線ヒー
タ８群による遠赤外線の放射と、熱風ファン９による熱
的雰囲気の均一化によって、急速かつ均一に熱処理炉内
で加熱、乾燥されて合成樹脂片として手袋に強く付着し
、剥がれることがない。

熱処理炉から出た手袋Ａは、冷却ファン１０で急冷され
て抜取［１１へ送られる。コンベヤ１の停止時、抜取機
１１が作動して手袋を抜き取る。

手袋を抜き取られた型板２は、再び作業員により転写処
理前の手袋Ａ′を装着される。

上記一連の作動は、手袋の型板への装着をのぞいて、コ
ンピュータによって自動制御される。

（効果） 型板への手袋装着工程をのぞき、他のすべての工程を自
動化しているたため、極めて能率的であるうえ、人件費
を節減できる。

実施例では、２２足分の型板を有する装置により、作業
員１名だけで、毎分３０ダースを処理することができる
。これに対し従来では、作業具４ないし５名を要して、
毎分２０ダースが限度ｌであった。

又、遠赤外線ヒータ群を具備し、かつ熱風ファンにより
、熱的雰囲気を均一化した熱処理炉で、加熱、乾燥を行
うので、熱処理に要する時間が短縮されるのみか、製品
の均一化、高品質化を実現できる。　しかも、転写機、
熱処理炉、抜取機などを型板送り用のコンベヤにそって
配設しであるため、場所をとらない。

【図面の簡単な説明】

第１図は一部欠截平面図、第２図は熱処理炉の縦断面図
である。 又、第３図は合成樹脂片を付着した手袋の正面図である
。 １・・・・コンベヤ ２′・・・・型板 ４・・・・転写機 ７・・・・熱処理炉 ８・・・・遠赤外線ヒータ ９・・・・熱風ファン １０・１・・冷却ファン １１・・・抜取機 １２・・・温度制御盤 １３・・・自動制御盤 Ａ・・・・合成樹脂片を付着した手袋 Ａ′・・・転写処理前の手袋 Ａ″・・・転写処理後の手袋 Ｂ・・・・合成樹脂片

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）エンドレスに間歇回転するコンベヤへ手袋を装着
   する型板を配設し、型板に装着した手袋に合成樹脂を転
   写する転写機、遠赤外線ヒータを内蔵する熱処理炉、熱
   処理炉から出た手袋を冷却する冷却ファン、及び手袋を
   型板から抜き取る抜取機を、コンベヤの回転方向に順次
   配設してなる手袋用の自動転写熱処理装置。