JPS61146795A - 高透磁率Mn−Zn系単結晶フエライト - Google Patents
高透磁率Mn−Zn系単結晶フエライトInfo
- Publication number
- JPS61146795A JPS61146795A JP59269759A JP26975984A JPS61146795A JP S61146795 A JPS61146795 A JP S61146795A JP 59269759 A JP59269759 A JP 59269759A JP 26975984 A JP26975984 A JP 26975984A JP S61146795 A JPS61146795 A JP S61146795A
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- JP
- Japan
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- permeability
- ferrite
- composition
- crystal ferrite
- single crystal
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- Pending
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- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、メタルテープ等の高抗磁力テープ対応用VT
Rヘッド材料に適する高透磁率M n −Z n系単結
晶フェライトに関するものである。
Rヘッド材料に適する高透磁率M n −Z n系単結
晶フェライトに関するものである。
従来の技術
従来から、VTR映像記録再生用磁気ヘッド材料として
、Mn−Zn系単結晶フェライトが用いられてきた。そ
れは磁気ヘッドとして一般的に要求される特性、即ち透
磁率μが大きいこと、飽和磁束密度Bsが大きいこと、
抗磁力f(cが小さいこと、キュリ一温度Tcが高いこ
と、それに加え精密加工に耐え、耐摩耗性に優れている
こと、および、ヘッド化した時の摺動ノイズ領域が使用
帯域外にあることなどにおいてMn−Zn系単結晶フェ
ライトは満足すべき特性を備えていることによるもので
ある。
、Mn−Zn系単結晶フェライトが用いられてきた。そ
れは磁気ヘッドとして一般的に要求される特性、即ち透
磁率μが大きいこと、飽和磁束密度Bsが大きいこと、
抗磁力f(cが小さいこと、キュリ一温度Tcが高いこ
と、それに加え精密加工に耐え、耐摩耗性に優れている
こと、および、ヘッド化した時の摺動ノイズ領域が使用
帯域外にあることなどにおいてMn−Zn系単結晶フェ
ライトは満足すべき特性を備えていることによるもので
ある。
しかし、最近高記録密度用として、メタル系テープが注
目されるようになった。メタル系テープは、Haが12
00〜2000 (θ0)と大きいため、ヘッドとして
も飽和磁束密度の高い材料が必要となる。Mn−Zn系
単結晶フェライトの飽和磁束密度は、Fe2O3のモル
数にかなり依存し、従来使用されていたヘッド材料は、
F O20sが51〜56 moJ%で飽和磁束密度は
4500〜5000(Gauβ)であった。それに対し
、メタル系テープ対応として、Fe2O3が60〜64
mo1%、その他がMnOとZnOからなるMn−Zn
系単結晶フェライトが、最近試作されるようになり、そ
の特性定数等も詳細に研究されるようになったNa t
i ona ITech Rept vol 2B
/、 6 P、151982 )。飽和磁束密度は58
00〜6400 (Gauβ)である。従ってこの材料
を使用して、メタル系テープに記録を行うことにより極
めて効率の良い記録が可能となる。
目されるようになった。メタル系テープは、Haが12
00〜2000 (θ0)と大きいため、ヘッドとして
も飽和磁束密度の高い材料が必要となる。Mn−Zn系
単結晶フェライトの飽和磁束密度は、Fe2O3のモル
数にかなり依存し、従来使用されていたヘッド材料は、
F O20sが51〜56 moJ%で飽和磁束密度は
4500〜5000(Gauβ)であった。それに対し
、メタル系テープ対応として、Fe2O3が60〜64
mo1%、その他がMnOとZnOからなるMn−Zn
系単結晶フェライトが、最近試作されるようになり、そ
の特性定数等も詳細に研究されるようになったNa t
i ona ITech Rept vol 2B
/、 6 P、151982 )。飽和磁束密度は58
00〜6400 (Gauβ)である。従ってこの材料
を使用して、メタル系テープに記録を行うことにより極
めて効率の良い記録が可能となる。
発明が解決しようとする問題点
しかし、Fe2O3が60〜64 mo1!%の組成範
囲では極めて、透磁率の組成依存性が大きく、例えば−
次の結晶磁気異方性定数に1と二次の結晶磁気異方性定
数に2の関係かに1+に2/9=oを満足する組成で透
磁率が極めて大きくなることが知られている。室温付近
ではに1+に2/9=oの条件を満足する組成はFe2
O3が60mo1%付近である。
囲では極めて、透磁率の組成依存性が大きく、例えば−
次の結晶磁気異方性定数に1と二次の結晶磁気異方性定
数に2の関係かに1+に2/9=oを満足する組成で透
磁率が極めて大きくなることが知られている。室温付近
ではに1+に2/9=oの条件を満足する組成はFe2
O3が60mo1%付近である。
しかし、この組成範囲から少し離れた場合の透磁率の減
少傾向がかなり大きいということが問題となっていた。
少傾向がかなり大きいということが問題となっていた。
本発明は、上記問題を解決するものでM n −Z n
系単結晶フェライトにおいて、K1+に2/9=Oの条
件を満促するような組成範囲を広くすることにより広い
組成範囲で高透磁率を可能にならしめることを目的とす
る。
系単結晶フェライトにおいて、K1+に2/9=Oの条
件を満促するような組成範囲を広くすることにより広い
組成範囲で高透磁率を可能にならしめることを目的とす
る。
問題点を解決するだめの手段
本発明は上記目的を達成するもので、Fe2O3を60
〜64 mo1%含むMn−Zn系単結晶フェライトに
、さらに1 mo1%以下のCo Ot T i O2
tv206のいずれかを添加したことを特徴とする高透
磁率mn−Zn系単結晶フェライトを提供するものであ
る。
〜64 mo1%含むMn−Zn系単結晶フェライトに
、さらに1 mo1%以下のCo Ot T i O2
tv206のいずれかを添加したことを特徴とする高透
磁率mn−Zn系単結晶フェライトを提供するものであ
る。
作用
本発明は、上記構成によりP” 620sが60〜64
mo1%の組成のMn−Zn系単結晶フェライトにおい
て、無添加の場合における高透磁率組成、K1+に2/
9=0の条件を満足する組成以外の組成においても、C
ooを添加することによりに1+に2/9=0の条件を
満足ならしめたものであり、広い組成範囲に亘り高透磁
率を達成するようにしたものである。
mo1%の組成のMn−Zn系単結晶フェライトにおい
て、無添加の場合における高透磁率組成、K1+に2/
9=0の条件を満足する組成以外の組成においても、C
ooを添加することによりに1+に2/9=0の条件を
満足ならしめたものであり、広い組成範囲に亘り高透磁
率を達成するようにしたものである。
実施例
以下に本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第2図は、Fe2o3が64 mo1%、残りがMnO
とZnOからある組成におけるに1.に2の温度依存性
の測定結果であり、aはに1+に2/9=0となる温度
である。組成が変わるとaの点も左右に移動するがこの
組成においては、約180℃に位置している。この組成
に添加物としてCooを1 rno1%程度添加すると
、K1.に2の温度依存性は第1図のようKなる。即ち
に1 +に2/9 moとなる点aは、約30℃に位置
し、室温付近で極めて大きな透磁率を得ることができた
。CoL)無添加の場合に比べ、1mHz における透
磁率が3倍近く増大した。
とZnOからある組成におけるに1.に2の温度依存性
の測定結果であり、aはに1+に2/9=0となる温度
である。組成が変わるとaの点も左右に移動するがこの
組成においては、約180℃に位置している。この組成
に添加物としてCooを1 rno1%程度添加すると
、K1.に2の温度依存性は第1図のようKなる。即ち
に1 +に2/9 moとなる点aは、約30℃に位置
し、室温付近で極めて大きな透磁率を得ることができた
。CoL)無添加の場合に比べ、1mHz における透
磁率が3倍近く増大した。
第二の実施例として、K 1+ K 2/9 ==Oと
なる点が130’CにあるFe2O3が62moJ%、
残りがMnOと ZnOからなる組成の単結晶フェライ
トに添加物として、CoQを0.5 rno1%程度入
れた。第1の実施例同様、K1.に2の温度依存性が変
化しに1+に2/9=0となる点は、約25℃に移動し
、室温付近で極めて大きな透磁率を得ることができた。
なる点が130’CにあるFe2O3が62moJ%、
残りがMnOと ZnOからなる組成の単結晶フェライ
トに添加物として、CoQを0.5 rno1%程度入
れた。第1の実施例同様、K1.に2の温度依存性が変
化しに1+に2/9=0となる点は、約25℃に移動し
、室温付近で極めて大きな透磁率を得ることができた。
これに対し、F @ 203が65 mo 1%、残り
がMnOとZnOから成り、K1+に2/9=oとなる
点が215℃にある単結晶フェライトで、Cooを2.
8 mol %添加してに1+に2/9=0の点を室温
に移動して透磁率を測った結果、実用に供せるような大
きさを得ることはできなかった。従って、実用的に使用
できる組成範囲は、F e 203が60〜64 mo
1%で、添加するCooの量は1mo1%以下であると
考えられる。Fe2O3が60 mo1%を下まわる組
成ではに、は室温で正であり、−十に2/9 =Oは、
殆んどが室温以下にあるため、K1に対し正に寄与する
Cooを添加しても効果は得られない。
がMnOとZnOから成り、K1+に2/9=oとなる
点が215℃にある単結晶フェライトで、Cooを2.
8 mol %添加してに1+に2/9=0の点を室温
に移動して透磁率を測った結果、実用に供せるような大
きさを得ることはできなかった。従って、実用的に使用
できる組成範囲は、F e 203が60〜64 mo
1%で、添加するCooの量は1mo1%以下であると
考えられる。Fe2O3が60 mo1%を下まわる組
成ではに、は室温で正であり、−十に2/9 =Oは、
殆んどが室温以下にあるため、K1に対し正に寄与する
Cooを添加しても効果は得られない。
一方、上記実施例と同様の実験をTiO2,v205添
加についても行った結果、Cooと同様の効果が得られ
た。
加についても行った結果、Cooと同様の効果が得られ
た。
発明の効果
以上要するに本発明は、Fe2O3を60〜64mo1
%含むMn−Zn系単結晶フェライトに、1mo1%以
下のCo02Ti02.v2o6のいずれかを添加する
もので、かかる添加によりに1及びに2の温度依存性を
変化させ、それぞれの組成で室温付近のに1とに2の関
係かに1+に2/9=0となるように調整することが可
能となり、透磁率を極めて高くすることができ、その効
果は顕著である。
%含むMn−Zn系単結晶フェライトに、1mo1%以
下のCo02Ti02.v2o6のいずれかを添加する
もので、かかる添加によりに1及びに2の温度依存性を
変化させ、それぞれの組成で室温付近のに1とに2の関
係かに1+に2/9=0となるように調整することが可
能となり、透磁率を極めて高くすることができ、その効
果は顕著である。
第1図は本発明の一実施例におけるCoo添加の単結晶
フェライトのに1.に2の温度依存性の測定結果を示す
図、第2図はその比較例としての無添加の単結晶フェラ
イトのに1.に2の温度依存性の測定結果を示す図であ
る。 1・・・・・・−次の結晶磁気異方性定数に1の温度依
存性曲線、2・・・・・・二次の結晶磁気異方性定数に
2の温度依存性曲線、9・・・・・・K1+に2/9
=Oとなる点。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図
フェライトのに1.に2の温度依存性の測定結果を示す
図、第2図はその比較例としての無添加の単結晶フェラ
イトのに1.に2の温度依存性の測定結果を示す図であ
る。 1・・・・・・−次の結晶磁気異方性定数に1の温度依
存性曲線、2・・・・・・二次の結晶磁気異方性定数に
2の温度依存性曲線、9・・・・・・K1+に2/9
=Oとなる点。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図
Claims (1)
- 60〜64mol%のFe_2O_3を含み、さらに1
mol%以下のCoO、TiO_2、V_2O_5のい
ずれかを添加したことを特徴とする高透磁率Mn−Zn
系単結晶フェライト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59269759A JPS61146795A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 高透磁率Mn−Zn系単結晶フエライト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59269759A JPS61146795A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 高透磁率Mn−Zn系単結晶フエライト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61146795A true JPS61146795A (ja) | 1986-07-04 |
Family
ID=17476752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59269759A Pending JPS61146795A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 高透磁率Mn−Zn系単結晶フエライト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61146795A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63117997A (ja) * | 1986-11-04 | 1988-05-21 | Tokin Corp | 単結晶フエライト |
-
1984
- 1984-12-20 JP JP59269759A patent/JPS61146795A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63117997A (ja) * | 1986-11-04 | 1988-05-21 | Tokin Corp | 単結晶フエライト |
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