JPS6114586Y2 - - Google Patents

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JPS6114586Y2
JPS6114586Y2 JP3511579U JP3511579U JPS6114586Y2 JP S6114586 Y2 JPS6114586 Y2 JP S6114586Y2 JP 3511579 U JP3511579 U JP 3511579U JP 3511579 U JP3511579 U JP 3511579U JP S6114586 Y2 JPS6114586 Y2 JP S6114586Y2
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JP
Japan
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louvers
front grill
bimetal
temperature
louver
Prior art date
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JP3511579U
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English (en)
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JPS55135622U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車のエンジンルームに設けられ
た冷却水用ラジエータの前部に設置された対向風
をエンジンルーム内に導入し該ラジエータを冷却
する様にしたフロントグリルに設けた複数枚のル
ーバが連係機構を介し感温作動装置により熱負荷
の少い場合は閉鎖することが出来る様にしたフロ
ントグリル構造に関するものであり、特に、平行
ルーバに連係体を連係させてリンク機構を形成す
る様にし、而して、平行作動ルーバを併設バイメ
タルに連結させ、該バイメタルの有する感温機械
作動を直接用いる様にした自動車のフロントグリ
ル構造に係るものである。
周知の様に自動車前面には所謂フロントグリル
が設けられており、該フロントグリルから走行時
の対向風をエンジンルーム内に導入し、エンジン
に前設したラジエータや該エンジンやキヤブレタ
を冷却する様にされている。
而して、一般には該フロントグリルはデザイン
上の各種態様はあつても概してオープンタイプで
あるが、冬季等の熱負荷の少い走行時に於ては過
冷却を防止し熱効率を向上させると共にフロント
グリル全閉による空気抵抗削減を介して燃費節約
を企るべく複数併設ルーバを熱負荷条件に応じて
開閉させる各種の技術が案出開発される様になつ
て来た。
さりながら、在来フロントグリルルーバ開閉制
御機構はほとんどエンジンルーム、或は、ラジエ
ータの気水温感知装置を設け、圧力弁作動装置に
接続させ、レバーを介して開閉作動させる様式の
ものであり、極めて構造が複雑である欠点があ
り、保守点検に於て著るしく煩瑣である難点があ
り、コスト高である不利点があつた。
これに対し、ワツクスピストン式のものもある
が、ワツクス充填が下可欠であり、機械変換シリ
ンダを要し上記機構と本質的差がないデメリツト
があつた。
この考案の目的は上記従来技術に基づく自動車
のフロントグリルルーバの問題点に鑑み、バイメ
タルの感温機能と機械的作動機能を併せ有する利
点を利用し、ルーバの連係機構に直接連結させる
極めて簡単な構成ながら合理的設計により確実に
ルーバ開閉作動を行なうことが出来る優れた自動
車のフロントグリル構造を提供せんとするもので
ある。
上述目的に沿うこの考案の構成は、自動車のエ
ンジンルームに配設されたラジエータ前方に設け
られたフロントグリルのフレームに複数のルーバ
をピン枢支して回動自在に横設すると共に、リン
クやギヤ等の連係体を介して上記各ルーバを平行
動作自在に連結し、更に、上記ルーバをフレーム
に併設されたコイル状のバイメタルに直結させ、
該バイメタルにエンジン近傍の温度を検知させ
て、検知温度に応じた開縮をさせ、このバイメタ
ルの開縮による機械応力を介して上記ルーバを熱
負荷状態に則応して自動開閉可能にし、簡単な構
造ながら、コンパクトで、確実な作動が行われ、
自動車の燃費を向上させるようにした技術的手段
を講じたものである。
次にこの考案の実施例を図面に基づいて説明す
れば以下の通りである。
第1〜4図に示す実施例に於て、1は自動車の
前部であり、ヘツドランプ2,2間であつて、バ
ンパ3に臨ませてフロントグリル4が設けられて
いる。
該フロントグリル4は矩形状フレーム5内に横
方向平行に併設された複数枚のルーバ6,6…が
その側端に外延したピン7,7…を上記フレーム
5の側壁5′,5′に穿設した支持孔8,8…に遊
支させて回動自在にされると共にその前方側面は
ピン9,9…を介してフレーム5の側壁5′,
5′内で連係体としてのリンク10,10に連係
されて一体平行裡に作動する様にされ一種の平行
作動機構を形成している。
而して、該ルーバ6の最下位のものゝ1側端に
植設したピン11は上記フレーム5の対応側壁
5′の前記支持孔8の最下端のものを中心とした
円弧状溝孔12に遊出し、更に、該側壁5′に設
けたブラケツト13に外側端を固定したコイル状
のバイメタル14の内端に基部を固設したレバー
15に係止されている。
尚、16はフレーム5の車体への取付ステーで
ある。
上記構成に於て、図示しないエンジンを稼動し
て自動車を走行させるとエンジンルーム内の温度
は上昇し、フロントグリル4からの対向風は図示
しないラジエータを冷却すると共に該エンジンル
ーム内に流入し冷却作用に与る。
而して、前記の如く、バイメタル14は外気
温、或は、エンジンルームの近傍に設置されてい
るためその温度を感知すると共に所定開縮作動に
より自動的に機械変換を行ないレバー15をその
基部を中心に旋回させ、その結果、溝孔12に対
しピン11を随伴旋回させ最下位ルーバ6を介し
リンク10と一体に全ルーバ6,6…を各々のピ
ン7,7…を中心に平行裡に所定に旋回させ、そ
れによつて第3図に示す如く該ルーバ6,6…は
フロントグリル4に於て全閉、全開を含めて所定
開度姿勢になり、対向風流入量を制御し、ラジエ
ータ及びエンジンルーム内の冷却の度合を自動制
御する。
従つて、外気温が高い場合、或は、高負荷運転
時に於てはエンジンルームの温度を感知してルー
バ6,6…は全開方向に開くことになり冷却風を
充分にとり入れ、冬季極寒時に於ては閉鎖状態と
なつて対向風流入を遮断し過冷却を防ぎ、気化器
アイシング等の発生を阻止する。
勿論、自動車1の停止状態に於てもラジエータ
フアンの吸風作動があるため、バイメタルの拡縮
作用は同じくフロントグリル4のルーバ6,6…
の開閉を行なつて吸風調節を行なう。
次に第5図に示す実施例は上記実施例のリンク
10に代えて各ピン7,7…に連係体としてのギ
ヤ16′,16′…を固設し、各ギヤ16′,1
6′…の間に同調ピニオン17,17…を係合さ
せると共に最下位のギヤ16′に前記同様バイメ
タル14の内端を固定する様にされた態様であ
り、実質的には同一作用を行なうものである。
又、第6図に示す実施例に於てはロアシラウド
3′に於ても同様機構を設けた態様であるが、実
施設計としてはフロントグリル4と連係させても
良いし、独立機構にしても良い。
更に、第7,8,9図に示す実施例はボンネツ
トフードの先端6′も上記実施例同様に連係体の
ピン9,9…、リンンク10,10を介してルー
バ6,6と共にバイメタル14によつて平行裡に
回動開閉する態様であり、該態様に於てルーバ
6,6…及びフード先端6′も基部をフレーム
5″にピン遊支され、そのうちの1つが該バイメ
タル14に連係され、該フレーム5″はステー1
6によりボデイーに取付けられる様にされてい
る。
当該態様は上記各実施例の作用効果に加えてフ
ード先端6′が下がる場合空気力学的効果は更に
大となり燃費向上に益するところ大である。
尚、この考案の実施例は上記各実施態様に限る
ものでないことは勿論であり、種々の設計態様が
可能である。
上記の様にこの考案によれば、自動車のフロン
トグリルの併設複数ルーバがピンを介してフレー
ムにピン枢支されると共に連係体を介して平行作
動機構となし、而してルーバが併設バイメタルに
連結される様にしたゝめに基本的に該バイメタル
の感温機能と機械的変位機能とが備わつている機
能を巧みに利用し、全く自動的にルーバの開閉を
調節することが出来、従つて、他の温度、位相変
位等の機械的変換装置が全く不要であり、単にバ
イメタルを連結するだけで良いので機構が極めて
簡単となり、狭隘なエンジンルームやフロントグ
リル廻りに於ける組付の容易性、メンテナンス不
要性等のメリツトと合せてその動特性の良さから
も優れた性能を有させることが出来る。
又、上記バイメタルをコイル状に形成し、フロ
ントグリルのフレームに併設させたことにより、
構造が簡単な上、小さい占有スペースながら、展
開長さを極めて長くとることが出来、その結果、
検知温度に対するバイメタルの変位長さも大き
く、ルーバに対する動作力も大きく、したがつ
て、ルーバは確実に開閉動作されるという優れた
効果が奏される。
この様にして、フロントグリルのルーバを感知
温度により自由開閉量調節することにより高負荷
時の対向風流入量増大、冷寒時の流入量抑制を企
りパーコレーシヨンやアイシングを防ぐ優れた効
果を奏させることが出来る。
又、エンジン熱効率も向上するため燃費削減に
も役立ち、冬季に於てはエンジン水温の立上りを
早め、ヒータ性能を向上させる等の副次的効果も
ある。
而して、熱負荷の少い場合にルーバを閉鎖する
ことにより空気抵抗が減少し上記燃費向上にも役
立つ。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すものであり、第
1図は1実施例の部分前方斜視説明図、第2図は
フロントグリルの部分切截斜視説明図、第3図は
第2図−断面説明図、第4図は第2図部分組
立説明図、第5図は他の実施例の部分斜視説明
図、第6図は更に他の実施例の部分斜視及び断面
説明図、第7,8,9図は別の実施例の説明図で
各外観断面斜視説明図である。 1……自動車、4……フロントグリル、6……
ルーバ、14……感温作動装置、5……フレー
ム、7……ピン、10,16′,17……連係
体、14……バイメタル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車のエンジンルームに配設されたラジエー
    タに前置するフロントグリルの複数併設ルーバが
    フレームに回動自在にピン枢支されると共に連係
    体を介して平行動作自在に感温作動装置に連結さ
    れたフロントグリル構造において、上記ルーバが
    フレームに対し併設されたコイル状バイメタルに
    直結されていることを特徴とする自動車のフロン
    トグリル構造。
JP3511579U 1979-03-20 1979-03-20 Expired JPS6114586Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3511579U JPS6114586Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3511579U JPS6114586Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55135622U JPS55135622U (ja) 1980-09-26
JPS6114586Y2 true JPS6114586Y2 (ja) 1986-05-07

Family

ID=28893767

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JP3511579U Expired JPS6114586Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20

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JP2013060845A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の冷却装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5938166B2 (ja) * 2011-03-29 2016-06-22 本田技研工業株式会社 エンジンの冷却装置
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