JPS6114527B2 - - Google Patents

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JPS6114527B2
JPS6114527B2 JP6975177A JP6975177A JPS6114527B2 JP S6114527 B2 JPS6114527 B2 JP S6114527B2 JP 6975177 A JP6975177 A JP 6975177A JP 6975177 A JP6975177 A JP 6975177A JP S6114527 B2 JPS6114527 B2 JP S6114527B2
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JP
Japan
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circuit
resistance
potential
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low
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JP6975177A
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English (en)
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JPS544527A (en
Inventor
Masataka Hirasawa
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP6975177A priority Critical patent/JPS544527A/ja
Publication of JPS544527A publication Critical patent/JPS544527A/ja
Publication of JPS6114527B2 publication Critical patent/JPS6114527B2/ja
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  • Electronic Switches (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ダイナミツク型(動的或は走査型)
液晶駆動回路等のように3つ以上の電圧レベルを
必要とする場合に、そのうちの最高電位と最低電
位間の電位レベルを得る電圧分割回路に関するも
のである。
近年、電卓に代表されるように各種デイジタル
電子機器においては、電子回路をP、N両チヤン
ネル型IG−FET(絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスター、通称MOS−FET、以后FETと略す)
で形成した云ゆる相補型回路構成を主体として集
積化し、更に、表示装置として液晶(Liquid
Crystal以后LCと略す)を用いることにより、低
消費電力化及びセツトの小形化を計ろうとする要
求が強い。
ところで、この省電力化に優れたLCは、その
化学的特性から交流電圧を印加し、積算された電
圧成分を零とすることが寿命をながくする上で要
求されている。また、他の表示装置(例えば
LED、ニクシー管、螢光表示管等)のように、
複数のLCセグメントの一方の電極を共通にし
(例えば表示桁毎に)、セグメントの他方の電極を
前記一方の電極が共通化されたゼグメント群の異
なつたもの同士で共通化し、その一方の電極が共
通化された各セグメント群を時分割で選択走査す
るダイナミツク駆動方式においては、LCが他の
表示素子と比較して応答速度が極めて遅いため、
通常3つ以上の電圧レベルをもつた駆動信号が必
要とされている。従つて、これらの多電圧レベル
を集積回路外からLCの駆動回路に供給するので
は、個別部品点数を減少させてセツトの小形化更
に特性の向上を計ろうとするのに不利である外
に、この回路による電力消費が大で、LCの低電
力特性を十分に活せないものであつた。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであつ
て、特に完全に集積化しうると共にLCの省電力
特性を活かすのに適した電圧分割回路を与えるも
のである。
以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。なお、以下の説明に当つては低レベル(−
Eoレベル)を成立(論理“1”)、高レベル(接
地レベル)を非成立(論理“0”)とする負論理
を用いる。第1図aはLCのダイナミツク駆動法
のうち1/3デユーテイ(Duty)、1/3プリバイアス
(prebias)方式でのLC表示部の結線例で、ここ
では表示桁が電卓等における1桁8セグメント
(“日”の字形配置の7セグメントと小数点の1セ
グメント)で構成される場合を示した。第1図b
に示される様にLCは等価的に容量にて示され、
リーク抵抗が極めて大きいため低消費電力特性に
優れたものとなつているのである。1セグメント
当りの容量CLC及びリーク抵抗RLCは、夫々セグ
メントの大きさ、材質、厚さ等に依存するが、通
常CLCが10〜100pF程度、RLCは数百MΩ以上で
ある。第2図は、第1図のLCを駆動するための
信号波形図、第3図は本発明の一実施例の回路を
用いた電卓等の概略的構成図である。
第3図において10は電力供給源であり、電力
受端である高電位電源端11と低電位電源端15
に接続されるが、ここで端子11を接地O〔V〕
とし、端子15に与えられる低電位を−Eo
〔V〕とする。20は接地レベルと−Eoレベル間
で動作する論理部であり、この論理部は、LC表
示用の基本タイミング発生回路、BCDコードに
あるデータ信号を各LCセグメント駆動のための
信号に変換するデコーダー回路、電卓等の計算部
または時計における計時回路等からなり、前記各
回路は基本的にFETの相補形回路によつて構成
されている。30は本発明による一つの電圧分割
回路であり、この回路30は一般に端子11,1
5間に配置されLCの表示サイクルに対応して開
閉する少なくとも1つのスイツチング手段36を
含むn個の低抵抗素子の直列回路による低出力抵
抗の分割電位を与える第1の電圧分割回路31、
端子11,15間に配置されるn個の高抵抗素子
の直列回路による高出力抵抗の分割電位を与える
第2の電圧分割回路32、前記スイツチング手段
36がONしている間に第1の電圧分割回路31
の低出力抵抗の分割電位を第2の電圧分割回路3
2の高出力抵抗の分割電位端に伝達するための低
抵抗の少なくとも1つ以上の伝達系路を有して構
成される。即ち、第3図実施例では、低出力抵抗
である第1の電圧分割回路31は、低抵抗素子と
しての低抵抗R11,R12,R13,R14とスイツチング
手段36を端子11,15間に直列接続され、抵
抗R11とR12の接続点12″にR12とR13の接続点1
3″に、更にR13とR14の接続点14″に、スイツチ
ン手段36を構成するNチヤンFET N1がONし
たとき−Eoを等分した電位−1/4Eo、−2/4Eo、−
3/4Eoを与える。この場合、R11≒R12≒R13≒′
R14+N1のON抵抗′の関係があることは云うまで
もない。高出力抵抗である第2の電圧分割回路3
2は、お互に等しい高抵抗素子として高抵抗
R21,R22,R23とR24をこの順に端子11,15間
に接続し、抵抗R21とR22の接続点12′は第1の
分割電位出力端12、R22とR23の接続点13′は
第2の分割電位出力端13、R23とR24の接続点1
4′は第3の分割電位出力端14に夫々接続され
構成される。従つて端子12,13,14には高
抵抗による分割電位−1/4Eo、−2/4Eo、−3/4Eo
が常時得られる。37,38,39は、そのON
抵抗が低抵抗のR11.R12,R13,′R14+N1のON抵
抗′より低抵抗である伝達手段であり、伝達手段
37は、端子12″−12′間に接続され、低出力
抵抗である−1/4Eoの分割電圧を12′端を介し
て第1の分割電位出力端12に与えるもの、伝達
手段38は端子13″−13′間に接続され、低出
力抵抗である−2/4Eoの分割電位を13′端を介
して第2の分割電位出力端13に与えるもの、伝
達手段39は端子14″−14′間に接続され、低
出力抵抗である−3/4Eoの分割電圧を14′端を
介して第3の分割電位出力端14に与えるもので
ある。これらの伝達手段は、スイツチOFF時の
リーク電流を最小にしうる点でFETを用いて構
成するのが望ましい。本例では、第3図をN型半
導体を基体として集積化した場合に、特に低電圧
動作に適した構成法を示したものである。第4図
aはこのことを説明するためのインバータ回路
図、同図bはその集積回路断面図で、21はN型
基板、22はこの基板21に形成されたP−well
領域、Sはソース、Dはドレイン、Gはゲート、
23はPチヤネル型トランジスタ、24はNチヤ
ネル型トランジスタ、25は絶縁膜である。即ち
第4図に示すインバーターの構造断面図から明ら
かなように、N型半導体を基板(Substrate)電
極として構成されるPチヤンネルFETは全て基
板電位が基本と同一となるため、動作時(ON
時)にソース電極が基板電極と異なる場合に生ず
るバツクゲートバイアス効果(闘値電圧Vthがエ
ンハンスメント特性を助長する方向即ち電流を流
しにくい方向に変調される効果)に配慮したもの
である。ここで伝達手段37を構成するトランジ
スタN6とP4では、N6はP4のBack Gate Bias効果
の対索のために設けられる。伝達手段38を構成
するトランジスタN5とP5のうち、N5はP5のBack
Gate Bias効果の対策のために設けられ、一方P5
はN5がON時にはソース、ゲート間電圧が1/2EoV
であるためN5のON抵抗を十分に低減することが
難しい場合、ある過渡領域においてそれを補う役
目をする。伝達手段39はN4のみにより十分に
動作時のON抵抗を低減可能であるため、単にN4
のみの構成で示した。前記各伝達手段に用いられ
るN−FETN6,N5,N4のサブストレート電極
は、電流遮断手段36即ちトランジスタN1
OFFの場合12″,13″,14″端が接地電位と
なるため更にまた前記バツクゲートバイアス効果
を除去する上で夫々12′,13′,14′に接続
されることが望ましい。ここで各伝達手段は、電
流遮断手段がONしている時に同時にONすれば良
いものであるが、本例のように両手段ともに同一
パルスあるいはその補元のパルスを用いて同時に
ON、OFFするよう制御するのが簡単である。従
つて以下の説明ではスイツチング手段としての電
流遮断手段と伝達手段を同時に制御するものとす
る。従つて第3図実施例においては、前記各手段
は、後述する液晶の1表示サイクルの開始時に一
定期間成立するクロツクパルスφLによつて制御
される。即ち、チヤネルトランジスタP4,P5のゲ
ート入力として前記φLが与えられ、一方Nチヤ
ネルトランジスタN4,N5,N6のゲート入力とし
ては、φLの補元のパルスLが回路20からイン
バーター21の出力として与えられる。
また、40は第1図に示されるLC表示部50
を駆動する信号H1,H2,H3、更にα〜α
β〜βとγ〜γを発生するLC駆動回路
であつて、この回路40は、論理部20からの信
号h1,h2,h3或はそしてW等を
入力とし、接地電位と−Eo電位、更に電圧分割
回路30から導出される分割電位で構成される回
路群、例えば、第5図に示す如き低電圧動作の
LC駆動回路に適した位相反転器41等を用いて
セグメント駆動信号α〜α,β〜β,γ
〜γを出力する回路(ここではαを得る回
路のみ示す)とか、第6図に示す如き低電圧動作
で多値レベルを出力するに適した回路42等を用
いて走査駆動信号H1,H2,H3を出力する回路
(ここではH1を得る回路のみ示す)を有するもの
である。
上記の如く示される本発明の電圧分割回路の作
用及び効果は、LCの動的駆動を詳細にすること
により明確になるため次にLCの動的駆動につい
て説明する。第2図は第1図のLC表示パネルを
駆動する駆動波形等を示すものである。φLは前
述の如くLCの1表示サイクルの開始時に一回あ
る一定期間発生するパルスで、表示の最小時間幅
を定める。このφLの周期はLCの材質、特性ある
いは駆動電圧により異なるが通常2.4msecと考え
るのが一般的である。そして、φLのパルス幅は
回路20内の回路構成法あるいは後述の理由によ
り回路30に要求される特性にて定まるものであ
るが、25μsecとする。h1,h2,h3はφLの3進波
形で、φLの1周期を1パルス幅として順次位相
を異にしたもので、走査駆動信号H1,H2,H3
走査すべきタイミングを指定する。例えば、h1
成立のときH1を走査(選択)レベル(OVまたは
−EoV)とし、h1が非成立時にはH1を非選択レベ
ル(−1/2EoV)とする。WはH1,H2,H3がh1
h2,h3により走査(選択)のタイミングになつた
時、選択レベルの極性を指定すると共に、セグメ
ント駆動信号の極性を指定するものであり、本例
では、h1の分周波形で示した。(他の方法として
WをφLの分周波形としh1,h2,h3をWの3進波
形としてもよい)即ち、Wが成立時にはH1
H2,H3の選択レベルは接地OVであり、Wが非成
立時にはH1,H2,H3の選択レベルは−EoVであ
る。そして各セグメント駆動信号は対応する表示
サイクル間にWが成立時には“−”レベル即ち−
3/4EoVで表示レベル、“+”レベル即ち−1/4
EoVで不表示レベル、Wが非成立時には“−”レ
ベル即ち−3/4Eoレベルで不表示レベル、“+”
レベル即ち−1/4EoVで表示レベルとして各セグ
メントを駆動する。第2図のα1-1,α1-2,α1-3
はセグメント駆動信号αとH1,H2,H3により
第1図の1桁目で一番右のセグメント(H1−α
間のセグメントSE1)が不表示状態右から4
番、7番目のセグメントSE4,SE7が表示状態
となる場合の夫々のセグメントに印加される電圧
をコモン端子を基準に示したものである。即ち、
印加電圧が1表示サイクルのタイミングに3/4Eo
(V)で交番されるセグメントが表示状態とな
り、同じく1/4Eo(V)で交番されるセグメント
が不表示状態となる。
しかして、LC駆動波形に要求される条件は、
LCが1セグメント当りのリーク抵抗RLCが通常
100MΩ以上で数pF〜100pF程度の容量性である
ことから、第1に、各レベルの出力抵抗はRLC
よるリーク電流を充分に補い得るものであれば良
い。即ち、走査駆動パルスH1,H2,H3に関して
はRLC≒300KΩとすると10MΩに対して充分に
小さな400KΩ程度までは大きくし得るものであ
り、セグメント駆動信号α〜α,β〜β
,γ〜γの各出力抵抗は更に高い抵抗でも
よい。第2の条件は、LCが容量性であることに
より各駆動信号はスイツチング時にLC容量を良
好にスイツチし得ることである。即ち、CLC
30pFとすると第1図でH1,H2,H3は約1000pF
もの容量を駆動する必要があるため、充分に低抵
抗の出力抵抗であることを要する。例えば、
H1,H2,H3の−1/2Eoレベルでの出力抵抗が前
記400KΩで他のレベルに対する出力抵抗より極
めて大きいものとすると、H1,H2,H3の動作波
形のうち−1/2Eoレベルのスイツチは、第2図に
おいて点線で示されるように特性の悪いなまつた
波形となつてしまう。この点線で示される波形の
時定数は400KΩ×1000pF≒400μsecで示され、
この遅延波形のためにセグメント印加電圧α
1-1,α1-2,α1-3の状態もやはり点線で示される
ことになり、本来は不表示状態であるセグメント
(第1図のSE1)は“表示もれ”即ち完全な表示状
態でない“弱い表示状態”となつて極めて不具合
なものとなる。なお、夫々のLC駆動信号の出力
抵抗は電位供給源の内部抵抗と駆動回路自身の有
する出力抵抗の和で示されるが、駆動回路の出力
抵抗は該回路を構成する素子例えばFETの寸法
により増減可能であることにより電位供給源の内
部抵抗より容易に小さくできる。そして、全ての
LC端子は駆動回路を介して電位供給源に共通に
接続されるのであるから、前記条件を満すために
は電位供給源はやはりLC駆動信号のスイツチン
グ時には少なくとも小さな内部抵抗で各々の駆動
回路と電位を供給する必要がある。従つて本発明
に従う電位分割回路が、通常大きな抵抗を用いて
分割電位を得、そして各表示サイクルの開始時即
ち駆動信号のスイツチ時には小さな抵抗による分
割電位を得ているのであるから、この種の要求に
極めて好都合なことは容易に理解される。即ち、
第3図においてR21=R22=R23=R24=400KΩ、
R11=R12=R13=R14+(N1のON抵抗)=40KΩと
すると電位分割回路30(の出力抵抗)は第7図
の等価回路で示され、各表示サイクルの開始時に
はクロツクパルスφLLによりスイツチSW−
1,SW−2,SW−3が閉成されるものであ
る。従つて、第3図の回路30では第2図の
H1,H2,H3の点線波形の時定数は、単に高抵抗
のみの分割により−1/2Eo(V)を得た場合の約
1/10に改善され、“表示モレ”等に極めて好都合
である。
前記の定数で第3図の回路30の消費電力は−
Eo=−3.0ボルトとすると、約3.3μAの平均電流
となり、約10μWである。一方、電卓において論
理部20の消費電流は一般に数10μA〜百数10μ
Aであるから、LCをダイナミツク駆動する場合
でも本発明の電圧分割回路より多電圧レベルを与
えれば省エネルギー化に有効である。
電流遮断手段36の位置は、第3図実施例に限
らず、低抵抗からなる電流経路の任意の位置に配
置しうることは云うまでもない。そして、スイツ
チング手段36を構成する方法は、単にクロツク
Lをゲート入力とするNチヤネルトランジスタ
N1のみにより構成するばかりでなく更にφLをゲ
ート入力とするPチヤネルトランジスタを並列接
続するのが望ましいとか、あるいはまた単にφL
をゲート入力とするPチヤネルトランジスタのみ
によつて十分な特性が得られる場合がある。
第8図は、スイツチング手段36を11−1
2″端間に配置した場合の第3図実施例と同一機
能を有する変形例である。即ち、スイツチング手
段36をクロツクφLをゲート入力とするPチヤ
ネルトランジスタP1にて構成し、11−12″端
間で抵抗R11と直列配置したものである。この場
合、φLが非成立即ちP1が−OFFのときには、伝
達手段37,38,39は夫々OFFであつて、
12″,13″,14″端電位は−Eoボルトとなる
ため、伝達手段37,38,39を構成するNチ
ヤネルトランジスタN6,N5,N4の基板電極は
夫々12″,13″,14″端に接続されることに
なる。そして、低抵抗による電圧分割回路の条件
は、(R11+P1のON抵抗)≒R12≒R13≒R14とな
る。又、トランジスタP1のソースと基板電極とは
接地電位で共通であり、P1はバツクゲートバイア
ス状態になることはないから、この場合スイツチ
ング手段36はP1のみで構成して十分な特性が得
られる。
第9図は本発明のもう一つの実施例を示すもの
である。第3図、第8図の実施例においてはスイ
ツチング手段を夫々1つ用いていたが本例は、2
つのスイツチング手段36−1,36−2を用い
た場合である。即ち、クロツクφLをゲート入力
とするPチヤネルトランジスタP1からなるスイツ
チング手段36−1を11,12″端間で抵抗R11
と直列配置とすると共に、Lをゲート入力とす
るNチヤネルトランジスタN1からなるスイツチ
ング手段36−2を15−14″端間で抵抗R14
直列配置したものである。そして、φLが非成立
でスイツチング手段36−1,36−2が共に
OFFのとき12″,13″,14″端は低抵抗
R11,R12,R13,R14を介して11端あるいは15
端に通ずる電流経路はないから、第3図あるいは
第8図での伝達手段37,38,39のうち1つ
の伝達手段を省き残りの2つの伝達手段で同じ機
能を果すことができる。第3図、第8図実施例の
伝達手段38は、他の伝達手段37,39よりも
ON抵抗を小さくするのに伝達手段38を構成す
るP5,N5をP4,あるいはN4よりもより大きな寸
法とすることが要求されるので、第9図は端子1
2′−12″間に伝達手段37を端子14′−1
4″間に伝達手段39を配置し、端子13′は直接
13″と接続したものである。ここでトランジス
タN4の基板電極はN4がOFF時14″より14′の
方が低電位となるため(14′端は−3/4Eoボル
ト、14″端は−1/2Eoボルト)14′端に接続さ
れ、N6の基板電極は、N6がOFFのとき12′端よ
り12″端の方が低電位となるため(12′端は−
1/4Eoボルト、12″端は−1/2Eoボルト)12″
端に接続される。そして第9図での使用する低抵
抗R11,R12,R13,R14の条件は、(R11+R1のON
抵抗)≒R12≒R13≒(R14+N1のON抵抗)とな
る。
スイツチング手段は、上記の如くFETを用い
て構成しうる外に他のスイツチング素子にても可
能である。そこで第10図は、スイツチング手段
をダイオードに構成した一実施例である。即ち、
第9図において端子36−1,36−2を図示の
如くダイオードD1,D4に置き換え、低抵抗によ
る分割回路31の低電位供給端にφLを、抵抗直
列回路31の高電位供給端にLを与えたもので
ある。ここでLの供給手段(図示せず)の論理
“0”レベル〔OVレベル)の出力抵抗とφLの供
給手段(図示せず)の論理“1”レベル(−Eo
レベル)の出力抵抗は抵抗直列回路31を構成す
る低抵抗(R11,R12,R13,R14より)小さいのが
望ましい。そして、12″−13″端間の低抵抗素
子と13″−14″端間の低抵抗素を単に低抵抗
(R12とR13)のみで構成するのでなく、図示の如く
それぞれ低抵抗R12,R13とダイオードD2,D3
直列回路とするのが良好な分割電位を得るのに好
都合である。
一般に本発明の実施例での低抵抗素子は第10
図の実施例から明らかなように、単に抵抗のみで
構成するのでなく抵抗とスイツチング手段の直列
回路と考えてよい。この場合、使用する複数の低
抵抗素子の特性は、少なくとも低出力インピーダ
ンスの分割電位を与えるときに供給電位をほゞ等
分するようになつていればよい。従つて第10図
におけるD1とD4は単に電流遮断手段であるほか
に低抵抗素子を構成するものである。
上記説明からも明らかなように、高出力抵抗の
電圧分割回路32の各高抵抗素子は、単に抵抗の
みでなく、これとダイオード等のスイツチング手
段との直列回路としてもよい。即ち第11図は高
抵抗に対してON抵抗が極めて小さいFETで構成
されたスイツチング手段を直列接続して、前実施
例よりも低電力化をはかつた電圧分割回路32の
変形例である。ここで制御信号φBは回路20よ
り与えられるが、その周期はクロツクφLよりも
短かく、更にφBの周期は液晶の全セグメント容
量とその容量に寄生するリーク抵抗により定まる
時定数に対して極めて短かい。従つてφB
“1”レベルで分割回路32内の各スイツチング
手段41〜44がONとなつた時の高抵抗による
分割電位は、φBが“0”レベルとなつて各スイ
ツチング手段41〜44がOFFとなつても、分
割電位は液晶の容量に保持され、再びφB
“1”レベルとなつた時にリフレツシユされる。
このため消費電力はφBが“1”レベルの時にの
み費されるもので、低消費電力化が可能となる。
第12図は本発明の更に他の実施例を示したも
のである。即ち−EoVを、電圧分割回路30に直
接供給せず、制御信号Tをゲート入力とするNチ
ヤネルトランジスタNoからなるスイツチング手
段を介して与えるようにしたもので、Tが“0”
レベルの時のみ端子12,13,14に分割電位
を得、Tが“1”レベルの場合はN0はOFFとな
つて電位供給が遮断され、端子11,12,1
3,14は共にOVとなる。そして端子11と1
2間に配置された信号Wをゲート入力とするPチ
ヤネルトランジスタP10、端子14と−Eo電位供
給端に接続されたWをゲート入力とするNチヤネ
ルトランジスタN10は、クロツクφLに同期してW
がセツトしている間はN10はOFF、P10はONで、
端子12は接地電位となり、端子12と−Eo電
位供給端間で分割電位を与え、一方、φLに同期
してWがリセツトしている間はP10はOFF、N10
はONで、端子14は−Eo電位となり、端子1
1,14間で分割電位を与える。P30はNoがOFF
の時ONとなつて回路30の各電極を接地レベル
に固定するものである。
なお上記実施例では、N型半導体を基体とする
集積回路構造を仮定して説明したが、P型半導体
を基体と集積回路構造であつても、−EoVを+
EoVとし、各スイツチング素子のチヤネル型を逆
にすることにより、+EoVを論理“1”とする正
論理で同様に実施できる。また実施例では、直列
接続低抵抗数をn個、直列接続高抵抗数をn個、
これら直列回路、及び該直列回路の分割電圧出力
端相互間をつなぐ伝達系路に介挿するスイツチン
グ手段をn個用いる場合の一例としてn=4の場
合を説明したが、n=2以上として同様に実施で
きる。また実施例では上記の如くn=4としてス
イツチング手段36,37,38,39を第3
図、第8図、第9図の如く結線した場合を説明し
たが、例えば第9図において端子12′,12″間
を直接接続すると共にスイツチング手段37を端
子12″と抵抗R12間に介挿してもよく、また端子
14′,14″間を直接接続すると共にスイツチン
グ手段39を端子14″と抵抗R13間に介挿しても
よい。即ち上記n個のスイツチング手段は、その
うちのn−m(n>m≧1)個のスイツチング手
段を前記低抵抗直列回路へ、残りのm個を前記各
抵抗直列回路の分割電圧出力端をつなぐ伝達系路
に介挿してもよい。
以上説明した如く本発明によれば、電圧分割回
路を他の回路と共に集積化可能であるから集積回
路化に適し、また低抵抗直列回路と高抵抗直列回
路を交互に切換使用可能であるから省電力化に適
した電圧分割回路が提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を説明するためのもので、
第1図aはLC表示部の結線図、第1図bはその
一部等価回路図、第2図は第1図aの動作を示す
タイムチヤート、第3図は本発明の一実施例を示
す回路図、第4図aはインバータ回路図、同図b
はその集積回路構造図、第5図、第6図はLC駆
動回路図、第7図は第3図の一部等価回路図、第
8図ないし第12図は本発明の他の実施例の回路
図である。 11,15……電源端子、12,12′,1
2″〜14,14′,14″……出力端、30……
電圧分割回路、36〜39……スイツチング手
段、R11〜R14……低抵抗、R21〜R24……高抵抗。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1、第2の電位供給端間に、n個の低抵抗
    の直列回路及びn個の高抵抗の直列回路をそれぞ
    れ設け、前記各抵抗直列回路において互に対応す
    る抵抗直列接続端間を接続する系路を設け、n−
    m(n>m≧1)個のスイツチング手段を前低抵
    抗直列回路の所望個所に直列介挿し、m個のスイ
    ツチング手段を前記系路に選択介挿し、前記各ス
    イツチング手段を同時にオフさせたとき低抵抗直
    列回路を介して第1、第2の電位供給端間に流れ
    る電流を遮断し、かつ高抵抗とこの抵抗に並列配
    置となる低抵抗との閉ループ内に前記スイツチン
    グ手段を少くとも1つ有することにより前記閉ル
    ープを開放し、高抵抗直列接続端を出力としたこ
    とを特徴とする電圧分割回路。
JP6975177A 1977-06-13 1977-06-13 Voltage divider circuit Granted JPS544527A (en)

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