JPS6114494B2 - - Google Patents
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- JPS6114494B2 JPS6114494B2 JP50086136A JP8613675A JPS6114494B2 JP S6114494 B2 JPS6114494 B2 JP S6114494B2 JP 50086136 A JP50086136 A JP 50086136A JP 8613675 A JP8613675 A JP 8613675A JP S6114494 B2 JPS6114494 B2 JP S6114494B2
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- material layer
- substrate
- pattern
- electrode
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電気化学的あるいは電子工学的にその
光吸収特性を可逆的に変化させ、かつ記憶性を有
するEC材料を利用して種々のパターンを表示す
る表示装置に関する。EC表示装置にはいくつか
の型のものが知られているが、その一つに第1図
に示すような電解液型と呼ばれるものがある。
光吸収特性を可逆的に変化させ、かつ記憶性を有
するEC材料を利用して種々のパターンを表示す
る表示装置に関する。EC表示装置にはいくつか
の型のものが知られているが、その一つに第1図
に示すような電解液型と呼ばれるものがある。
第1図は電解液型EC表示装置の基本構造を示
しており、電極1およびEC材料層2を有する基
板3と、対向電極4を有する対向基板5とがスペ
ーサー6を介して平行に配置されており、その間
に電解液7が封入されている。スイツチ8により
直流電圧を両電極間に印加すると、電極1が陰極
のときEC材料層は発色し、電極1が陽極のとき
消色する。この装置によつて数字を表示する場合
には、電極1は第2図に示すようにパターン化さ
れたパターン電極9となつており、パターン電極
9はパターン部91とリード部92から成つてい
る。電極9のパターン部91は第2図に示すよう
に略ぼ8の字型に配置されており、その表面に
EC材料層2が設けられている。第3図はパター
ン状に設けられたEC材料層2の配置を示す。
しており、電極1およびEC材料層2を有する基
板3と、対向電極4を有する対向基板5とがスペ
ーサー6を介して平行に配置されており、その間
に電解液7が封入されている。スイツチ8により
直流電圧を両電極間に印加すると、電極1が陰極
のときEC材料層は発色し、電極1が陽極のとき
消色する。この装置によつて数字を表示する場合
には、電極1は第2図に示すようにパターン化さ
れたパターン電極9となつており、パターン電極
9はパターン部91とリード部92から成つてい
る。電極9のパターン部91は第2図に示すよう
に略ぼ8の字型に配置されており、その表面に
EC材料層2が設けられている。第3図はパター
ン状に設けられたEC材料層2の配置を示す。
この構造においてEC材料層2として例えば三
酸化タングステンの蒸着膜を用いれば、EC材料
層2は濃紺色に発色し、消色状態では透明とな
る。基板3を透明基板とし、電極1を透明電極
(例えば酸化スズ薄膜)とすれば、発色状態のパ
ターンを基板3側から観察することができる。一
方、対向基板5と対向電極4とを透明体とし、さ
らに電解液7も透明とすれば、発色パターンを対
向基板5側から観察することができる。
酸化タングステンの蒸着膜を用いれば、EC材料
層2は濃紺色に発色し、消色状態では透明とな
る。基板3を透明基板とし、電極1を透明電極
(例えば酸化スズ薄膜)とすれば、発色状態のパ
ターンを基板3側から観察することができる。一
方、対向基板5と対向電極4とを透明体とし、さ
らに電解液7も透明とすれば、発色パターンを対
向基板5側から観察することができる。
ところでこのような構造の電解液型EC表示装
置を長期間にわたつて繰り返し駆動すると、電解
液に直接しているパターン電極9のリード部92
およびEC材料層2が電食により劣化する傾向が
認められるが、特にEC材料層2のエツヂ部21
(第3図)では電流密度が高くなるので電食が激
しく、EC材料層はエツヂ部から電解液中に溶出
する。これがEC表示装置の寿命を決定する最大
の要因となつている。そこでこれを抑制するため
第4図に示すように、電極1とEC材料層のエツ
ヂ部21とをSiO2などの絶縁体膜10で保護す
ることが提案されている(米国特許第3836229
号)。しかしながらこのような構造においても、
EC材料層の露出部の端部に新らたにエツヂ効果
を生ずるので装置の寿命はそれほど延長しない。
置を長期間にわたつて繰り返し駆動すると、電解
液に直接しているパターン電極9のリード部92
およびEC材料層2が電食により劣化する傾向が
認められるが、特にEC材料層2のエツヂ部21
(第3図)では電流密度が高くなるので電食が激
しく、EC材料層はエツヂ部から電解液中に溶出
する。これがEC表示装置の寿命を決定する最大
の要因となつている。そこでこれを抑制するため
第4図に示すように、電極1とEC材料層のエツ
ヂ部21とをSiO2などの絶縁体膜10で保護す
ることが提案されている(米国特許第3836229
号)。しかしながらこのような構造においても、
EC材料層の露出部の端部に新らたにエツヂ効果
を生ずるので装置の寿命はそれほど延長しない。
そこで本発明の目的は、EC材料層のエツヂ部
における電食に基づく劣化を防止し、EC表示装
置の寿命を延長することである。
における電食に基づく劣化を防止し、EC表示装
置の寿命を延長することである。
上記目的のため本発明においてはパターン電極
を有する基板表面に、パターン部に凹部を残して
絶縁体厚膜を印刷し、この凹部にEC材料を蒸着
してEC材料層を設けることによりエツヂ部の面
積を拡大して電食を防止した。
を有する基板表面に、パターン部に凹部を残して
絶縁体厚膜を印刷し、この凹部にEC材料を蒸着
してEC材料層を設けることによりエツヂ部の面
積を拡大して電食を防止した。
以下実施例に基づき説明する。
第5図a〜dは本発明のEC表示装置における
要部断面構造をその製造工程順に示すものであ
り、断面は第2図における鎖線A−A′に対応す
る。第5図aにおいて、透明ガラスから成る基板
3の表面には酸化スズ薄膜から成るパターン電極
9が設けられており、この基板3の長面に同図b
に示すように電極のパターン部91を残して厚さ
約30ミクロンの低融点ガラス厚膜11をスクリー
ン印刷し、これを焼成するとパターン部91に凹
部が形成される。次いで同図cに示すようにEC
材料層2として三酸化タングステンの厚さ約0.5
ミクロンの薄膜を蒸着し、鎖線B−B′より上の部
分を研摩除去すると、同図dに示すような断面構
造を有するEC材料層2が形成される。絶縁体厚
膜11としては有機材料を用いることも可能であ
り、EC材料層の不要部を除去する手段としては
フオトエツチング法を用いても良い。また、メタ
ルマスクを用いてEC材料を凹部にのみ蒸着する
ことも可能である。
要部断面構造をその製造工程順に示すものであ
り、断面は第2図における鎖線A−A′に対応す
る。第5図aにおいて、透明ガラスから成る基板
3の表面には酸化スズ薄膜から成るパターン電極
9が設けられており、この基板3の長面に同図b
に示すように電極のパターン部91を残して厚さ
約30ミクロンの低融点ガラス厚膜11をスクリー
ン印刷し、これを焼成するとパターン部91に凹
部が形成される。次いで同図cに示すようにEC
材料層2として三酸化タングステンの厚さ約0.5
ミクロンの薄膜を蒸着し、鎖線B−B′より上の部
分を研摩除去すると、同図dに示すような断面構
造を有するEC材料層2が形成される。絶縁体厚
膜11としては有機材料を用いることも可能であ
り、EC材料層の不要部を除去する手段としては
フオトエツチング法を用いても良い。また、メタ
ルマスクを用いてEC材料を凹部にのみ蒸着する
ことも可能である。
本発明のEC表示装置においてはEC材料層2の
エツヂ部21が第5図dに示すように凹部の壁に
そつて伸びているので、この部分の面積は拡大さ
れており、電流密度は低く保たれ電食が抑制され
る。また、EC材料層2の厚さがエツヂ部21で
は実質的に厚くなつているので、電食によりこの
部分が溶出して表示に支障をまねくまでに時間が
かかる。これらの効果によつて表示装置の寿命が
数倍に延長されることが長期にわたる駆動試験の
結果判明した。さらに、エツヂ部に奥行があるた
めこの部分の発色濃度は高く観察され、表示の見
易さが著しく改善されることが認められた。
エツヂ部21が第5図dに示すように凹部の壁に
そつて伸びているので、この部分の面積は拡大さ
れており、電流密度は低く保たれ電食が抑制され
る。また、EC材料層2の厚さがエツヂ部21で
は実質的に厚くなつているので、電食によりこの
部分が溶出して表示に支障をまねくまでに時間が
かかる。これらの効果によつて表示装置の寿命が
数倍に延長されることが長期にわたる駆動試験の
結果判明した。さらに、エツヂ部に奥行があるた
めこの部分の発色濃度は高く観察され、表示の見
易さが著しく改善されることが認められた。
以上は主として基板を通してパターンを観察す
る前面反射型の電解液型EC表示装置を例として
説明したものであるが、対向基板を通して観察す
る対向面反射型あるいは背後に光源を備えた透過
型装置においても、またさらに電解液を用いない
完全固体型EC表示装置においても本発明が同様
に有効であることは明らかである。
る前面反射型の電解液型EC表示装置を例として
説明したものであるが、対向基板を通して観察す
る対向面反射型あるいは背後に光源を備えた透過
型装置においても、またさらに電解液を用いない
完全固体型EC表示装置においても本発明が同様
に有効であることは明らかである。
第1図ないし第4図は従来技術を説明するため
の図であり、第1図は電解液型EC表示装置の基
本構造を、第2図はパターン電極の平面配置を、
第3図はEC材料層の平面配置を、さらに第4図
は改良されたEC材料層の断面構造をそれぞれ示
す図、第5図は本発明のEC表示装置の要部断面
構造をその製造工程順に示す図である。 9……パターン電極、3……基板、2……EC
材料層、91……パターン部。11……絶縁体厚
膜、21……エツヂ部。
の図であり、第1図は電解液型EC表示装置の基
本構造を、第2図はパターン電極の平面配置を、
第3図はEC材料層の平面配置を、さらに第4図
は改良されたEC材料層の断面構造をそれぞれ示
す図、第5図は本発明のEC表示装置の要部断面
構造をその製造工程順に示す図である。 9……パターン電極、3……基板、2……EC
材料層、91……パターン部。11……絶縁体厚
膜、21……エツヂ部。
Claims (1)
- 1 パターン電極を有する基板表面にパターン状
に設けられたEC材料層を選択的に発色させて
種々のパターンを表示する装置において、前記基
板表面にはパターン部に凹部を残して絶縁体厚膜
が印刷されており、この凹部の底面および壁面に
そつて前記EC材料層が被覆されることによりEC
材料層がコの字型の断面構造を有することを特徴
とするエレクトロミツク表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50086136A JPS5210747A (en) | 1975-07-16 | 1975-07-16 | Electro-chromic display unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50086136A JPS5210747A (en) | 1975-07-16 | 1975-07-16 | Electro-chromic display unit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5210747A JPS5210747A (en) | 1977-01-27 |
JPS6114494B2 true JPS6114494B2 (ja) | 1986-04-18 |
Family
ID=13878289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50086136A Granted JPS5210747A (en) | 1975-07-16 | 1975-07-16 | Electro-chromic display unit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5210747A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6030927B2 (ja) * | 1975-09-23 | 1985-07-19 | シチズン時計株式会社 | エレクトロクロミツク表示装置 |
JPS6033257B2 (ja) * | 1978-05-16 | 1985-08-01 | 株式会社東芝 | 表示セル |
US4505021A (en) * | 1981-10-22 | 1985-03-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Method for manufacturing an electrochromic display device |
JP2009053613A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-03-12 | Kuraray Co Ltd | エレクトロクロミック表示素子及びその製造方法 |
-
1975
- 1975-07-16 JP JP50086136A patent/JPS5210747A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5210747A (en) | 1977-01-27 |
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