JPS61144251A

JPS61144251A - 連続鋳造設備のノズル交換方法および装置

Info

Publication number: JPS61144251A
Application number: JP26815184A
Authority: JP
Inventors: Eiji Inoue; 英二井上; Masaru Sato; 賢佐藤; Akira Murata; 村田　明; Shinji Shiraishi; 白石　伸司; Shoichi Hiwasa; 章一日和佐
Original assignee: Kawasaki Heavy Industries Ltd; Kawasaki Steel Corp
Current assignee: JFE Steel Corp; Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date: 1984-12-18
Filing date: 1984-12-18
Publication date: 1986-07-01
Also published as: JPS6350101B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、連続鋳造設備のタンディツシュの底部開口を
開閉するスライディングノズル装置に着脱して使用され
る浸漬ノズルの交換方法、およびその装置に関する。

（従来技術）連続鋳造設備に於けるタンディツシュカーに塔載された
タンディツシュは、鉄皮の内面に耐火物ライニングを施
して溶鋼を受容するように構成され、その底部に設けた
溶鋼を流出させる開口下面には水平に移動して該開口を
゛開閉し、且つモールドに対して溶鋼を供給する浸漬ノ
ズルが取付けられるように構成したスライディングノズ
ル装置が装備されることが多い。

浸漬ノズルは、鋳造中に溶鋼流が空気中に暴露して酸化
ザることを防止するためのものであり、タンディツシュ
カー上でタンディツシュと一緒に降下させることにより
その下端部をモールド内の溶鋼中に浸漬させて使用する
ところから傷み易く、度々交換を必要とする。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、鋳込厚さの変更が可能な設備に於いては、モ
ールドはその背面線を基準にして鋳片厚さに対応して組
替えられるが、この鋳込み厚さの変更に伴い、当然浸漬
ノズルのモールドに対する適合位置も変更が求められる
。

またタンディツシュは一応、タンディツシュカー上定位
置に塔載されてはい名が、高熱による変形もあり、これ
に伴うスライディングノズル装置の位置変化も生じてく
る。

従って、浸漬ノズルが取付けられるタンディツシュ底部
のスライディングノズル装置の位置は作業現場では必ず
しも恒定しておらず、このスライディングノズル装置に
対して浸漬ノズルを取付けるには、従来では一般にオペ
レータがスライディングノズル装置に対するノズル取付
けからモールドに適合させる位置決め迄の一連の作業を
人力で行っているのが現状である。

従って、この作業は高温環境下にあって極めて面倒なも
ので、作−業員の労力と熟練を要し、しかも長時間を要
するものであった。

（問題点を解決するための手段）本発明は、上記の一連の浸漬ノズルの交換作業の完全自
動化を図り、面倒な浸漬ノズルの交換に伴う前記諸問題
に合理的な解決を与えることを目的としてなされたもの
であって、本発明の要旨とするところは、連続鋳造設備
のタンディツシュ底部に設けたスライディングノズル装
置に対して浸漬ノズルを取付けるに際し、タンディツシ
ュカーに付設したノズル交換装置の浸漬ノズルを保持す
るハンド部が、スライディングノズル装置に対してノズ
ル取付時に動く、モールド厚さ方向、並びにモールド幅
方向への移動量を検出し、該検出データに基づきタンデ
ィツシュを移動させ、モールドに適合した位置への浸漬
ノズルの位置合わせを行うことを特徴とする連続鋳造設
備のノズル交換方法と、この方法を適切に実施するのに
、タンディツシュカーに、浸漬ノズルを保持するハンド
部を有するノズル交換装置を付設し、該ノズル交換装置
には、前記ハンド部がタンディツシュ底部のスライディ
ングノズル装置に対してノズル取付時に、モールド厚さ
方向、並びにモールド幅方向に動く移動量を検出するノ
ズル位置検出器を付設し、これ等ノズル位置検出器から
の出力に基づいて作動してタンディツシュをモールド厚
さ方向、並びに幅方向へ各調整移動させるタンディツシ
ュ移動装置をタンディツシュカー上に設けたことを特徴
とする連続鋳造設備のノズル交換装置にある。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の装置の平面図、第２図は同側面図であ
る。

図に於いて、１はタンディツシュ２を搭載するタンディ
ツシュカーで、このタンディツシュカーｌには、その横
移動用アクチェエータ３と、タンディツシュ横移動位置
検出器４、及びタンディツシュ縦方向微調用アクチュエ
ータ５とタンディツシュ縦移動位置検出器６を備える。

７はタンディツシュカー１より延設した台車、８はこの
台車７に設けたノズル交換装置で、これはタンディツシ
ュカー１の移動方向、つまりモールド幅方向に水平移動
自在に配装したキャリッジ９と、このキャリフジ９の横
移動用アクチュエータ１０と、キャリッジ９の動きから
ノズル位置を検出するノズル横移動位置検出器１１と、
前記キャリッジ９に突設したアーム１２に配装されてキ
ャリッジ９の移動方向に直行する縦方向、つまりモール
ド厚さ方向に移動自在にして浸漬ノズル１３を保持する
ハンド１４と、このハンド１４の動きからノズル位置を
検出するノズル縦移動位置検出器１５と、ハンド１４に
設けられ、タンディツシュ２底部に設けたスライディン
グノズル装置１６のガイド部１７に嵌脱する位置決め用
ガイドビン１８とよりなる。

然して、前記ハンド１４の先端には、一対のフォーク状
に形成された浸漬ノズル１３の受渡し用（７））ス）Ｌ
／ハンガー１９が形成され、これがタンディツシュ中心
線ＣＴの近傍に位置し、タンディツシュ底部のスライデ
ィングノズル装置１６に向けられていて、ノズル取付時
にハンド１４に設けたガイドビン１８がスライディング
ノズル装置１６のガイド部１７に嵌合する過程で自動的
にスライディングノズル装置１６に対する浸漬ノズル１
３の位置が合せられる。

第４図はこの芯ズレ調整部の要部断面図、第５図は芯ズ
レ調整説明図である。

然して、スライディングノズル装置１６のガイド部１７
とガイドピン１８の芯ズレ調整ｉｌｌは、タンディシュ
２の変形、タンディツシュ２をタンディシュカー１にセ
ットする際の位置ズレ、及びモールドへの厚さ変更に伴
うモールド中心線のズレに起因するモールド八とスライ
ディングノズル装置１６との芯ズレ量より大きいことは
言うまでもない。

尚、スライディングノズル装置１６の構成、並びに該ス
ライディングノズル装置１６に対してハンガー１４に保
持された浸漬ノズル１３を取付ける要領はともに従来周
知の技術（例えば、特願昭５８−１７５９０９号参照）
であり、その詳細は省略する。

（作　　用）上記構成において、次に本発明の作用を第３図と共に説
明する。

ノズル交換装置８のノズルハンガー１９には、タンディ
ツシュ２のスライディングノズル装置１６に取付けるべ
く、浸漬ノズル１３を保持した状態で、タンディツシュ
外方からキャリッジ横移動用アクチュエータＩＯの作動
によってハンド１４をスライディングノズル装置１６に
向けて移動させる。ハンド１４がスライディングノズル
装置１６に接近し、該ハンド１４のガイドピン１８がス
ライディングノズル装置１６のガイド部１７に嵌合する
過程で、キャリッジ９の動きがノズル横移動位置検出器
１１によって検出され、ノズル位置データＹ１を出力し
て演算器２０に入力すると共に、ハンド１４のモールド
厚さ方向の動きがノズル縦移動位置検出器１５によって
検出され、ノズル位置データＸ１を出力して演算器２０
に入力する。

演算器２０に対しては予め、オペレータによりモールド
厚、およびモールド幅より算出されたノズル正規位置デ
ータＸＯ，ＹＯが設定器２１を介して入力されており、
演算器２０では上記のデータＸ１．Ｙｌの入力があると
、ノズル縦方向移動量ｘ１−ＸＯ１およびノズル横方向
移動量Ｙｌ−ＹＯを演算し、これが演算器２０ａ　、　
２０ｂに入力される。

演算器２０ａは、この入力に基づきタンディツシュ２の
縦方向の移動量を指示し、増幅器２２を介してタンディ
ツシュ縦方向微調用アクチュエータ５が作動してタンデ
ィツシュ２の縦方向の動きが微調整される。

この動きはタンディツシュ縦移動位置検出器６に検出さ
れ、縦方向実移動量データＸ２を出力して前記演算器２
０ａにフィードバックする。

そして演算器２０ａにおいて再度、先のノズル縦方向移
動量ＸＩ　−ＸＯとの比較がなされ、Ｘｌ−ＸＯ＝Ｘ２
となるまでタンディツシュ縦方向微調用アクチュエータ
５の作動によるタンディツシュ２の縦方向の動きが微調
整される。

他方、演算器２０ｂからはタンディツシュ２の横方向の
移動量が指示され、増幅器２３を介してタンディツシュ
横移動用アクチュエータ３が作動してタンディツシュ２
の横方向の動きが調整される。

この動きはタンディツシュ横移動位置検出器４に検出さ
れて横方向実移動量データＹ２を出力して前記演算器２
０ｂにフィードバックし、該演算器２０ｂで再度、先の
ノズル横方向移動量ＹｉＹＯとの比較がなされ、Ｙｌ　
−ＹＯ＝　Ｙ２となるまでタンディツシュ横°移動用ア
クチュエータ３の作動によるタンディツシュ２の横方向
の動きが調整される。

斯くして、モールド厚、およびモールド幅に適合させた
ノズル正規位置へ、浸漬ノズル１３はタンディツシュ２
と共に微調移動させられてその位置合わせ調整を完了す
るのである。

尚、本発明は、前記実施例に限定されるものでなく、連
続鋳造設備の形式、スライディングノズル装置の構造等
に対応して各部に種々の変形を加えて実施し得ることは
云う迄もない。

（効　　果）以上説明したように本発明によれば、連続鋳造設備の設
定替え（例えばモールドの厚さ変更）やタンディツシュ
の変形等に対応して、タンディツシュ底部のスライディ
ングノズル装置に対する浸漬ノズルの運搬と取付け、お
よびモールドに適合させた位置へのノズルの位置合わせ
等の一連の作業が作業員の勘や経験に頼ることなく総て
機械的に自動的に行われ、浸漬ノズル交換時作業を円滑
かつ迅速に短時間で遂行し得るものであり、また作業は
、比較的簡単な構成の装置により遠隔操作化が可能とな
り、浸漬ノズル交換時の高熱環境下における主作業から
作業員を解放して所要人員を軽減出来、更に、タンディ
ツシュ′Ｒ１，調川アクチュエータの位置と、ノズル縦
方向の実測位置の比較により、タンディツシュの縦方向
の変形を計測することも可能で、タンディツシュの変形
管理等の自動化も可能とする等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置の平面図、第２図は同側面図、第
３図は作動説明図、第４図は芯ズレ調整部の要部断面図
、第５図は芯ズレ調整説明図である。ある。１・・・タンディツシュカー、２・・・タンディ・７シ
ユ、３・・・タンディツシュ横移動用アクチュエータ、
４・・・タンディツシュ横移動位置検出器、５・・・タ
ンディツシュ縦方向ＷＬｆｆｌ用アクチュエータ、６・
・・タンディツシュ縦移動位置検出器、７・・・台車、
８・・・ノズル交換装置、９・・・キャリッジ、１０・
・・キャリッジ横移動用アクチュエータ、１１・・・ノ
ズル横移動位置検出器、１２・・・アーム、１３・・・
浸漬ノズル、１４・・・ハンド、１５・・・ノズル縦移
動位置検出器、１６・・・スライディングノズル装置、
１７・・・ガイド部、１８・・・ガイドビン、１９・・
・ノズルハンガー、２０・・・演算器、Ａ・・・モール
ド。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）連続鋳造設備のタンディッシュ底部に設けたスラ
イディングノズル装置に、タンディッシュカーに付設し
たノズル交換装置を用いて浸漬ノズルを取付けるに際し
、浸漬ノズルを保持するハンド部のモールド厚さ方向、
並びにモールド幅方向の移動量を検出し、該検出データ
に基づきタンディッシュを移動させ、モールドに適合し
た位置への浸漬ノズルの位置合わせを行うことを特徴と
する連続鋳造設備のノズル交換方法。
（２）タンディッシュカーに、浸漬ノズルを保持するハ
ンド部を有するノズル交換装置を付設し、該ノズル交換
装置には、前記ハンド部がタンディッシュ底部のスライ
ディングノズル装置に対してノズル取付時に、モールド
厚さ方向、並びにモールド幅方向に動く移動量をそれぞ
れ検出するノズル位置検出器を付設し、タンディッシュ
カー上にこれ等ノズル位置検出器からの出力に基づいて
作動してタンディッシュをモールド厚さ方向、並びに幅
方向へ各調整移動させるタンディッシュ移動装置を設け
たことを特徴とする連続鋳造設備のノズル交換装置。