JPS61142613A - 樹脂被覆電線の溶融樹脂押出し方法 - Google Patents

樹脂被覆電線の溶融樹脂押出し方法

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JPS61142613A
JPS61142613A JP59264871A JP26487184A JPS61142613A JP S61142613 A JPS61142613 A JP S61142613A JP 59264871 A JP59264871 A JP 59264871A JP 26487184 A JP26487184 A JP 26487184A JP S61142613 A JPS61142613 A JP S61142613A
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JP
Japan
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molten resin
resin
flow
core wire
crosshead
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JP59264871A
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祐一 林
亨 柏岡
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Dainichi Nippon Cables Ltd
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Dainichi Nippon Cables Ltd
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  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、押出し機本体からクロスヘッド内に押出した
溶融樹脂を、クロスヘッド内に挿通された芯線の周囲に
被覆する樹脂被覆電線の溶融樹脂押出し方法に係り、特
に通信ケーブルの絶縁素線の製造工程において、芯線上
に薄肉の絶縁層を形成するのに好適な樹脂押出し方法の
改良に関するものである。
(従来技術) 一般に通信ケーブルは多数の細い絶縁素線をより合せて
形成されるが、通信ケーブル用の絶縁素線としては直径
が0.4.0.5.0.65.0゜9Mの銅製の導体で
ある芯線の表面に薄肉の樹脂絶縁層を被覆したものが使
用される。
この絶縁層は極めて薄肉であり、中でも直径0゜411
IIの芯線を使用した場合が最も薄く、因みにポリエチ
レン樹脂の非発泡充実層を絶縁層とした場合には、絶縁
層の厚さは130μmであり、発泡層の絶縁層とした場
合には更に薄く、僅が90μmである。
絶縁素線をより合せて通信ケーブルとした際に薄肉の絶
縁層には、複数の絶縁素線間の静電容量を均一に維持す
る等の電気的特性保持の必要性がある。このため絶縁層
をできるだけ芯線の全周にわたって均一な厚さで被覆す
ること、所謂偏肉していないことが要求される。
実際の絶縁索線の製造に際しては、絶R層の最大肉厚を
a、最小肉厚をbとした場合に、その比a/bの値を1
.10以下にすることが要求される。したがって前述の
直径0.4JImの芯線をポリエチレンの充実絶縁層で
最小肉厚すを125μmとした場合には、偏差a−bの
値を12.5μm以下に押えることが要求条件になる。
同様に発泡絶縁層で最小肉厚すを85μmとした場合に
は、偏差a−bの値は8.5μm以下に押えることが要
求条件になる。
更に斯かる絶縁素線はクロスヘッド内を進行する芯線の
周囲に溶融樹脂を押出して製造するのが一般的であるが
、この芯線の進行速度は数千m/min、と極めて高速
であり、前記要求条件を満足することは困難である。し
かもこの要求条件は年々厳しくなる傾向にある。
第4図は従来から絶縁素線の製造工程で最も一般的に使
用されているクロスヘッドの縦断面図である。第4図に
おいて、押出し機本体(図示せず)から押出された溶融
樹脂はクロスヘッド本体10の入口部に形成された流入
孔12に流入し、ニップル体14の外周面に向かって押
出され、矢印Rで示す芯線Aの進行方向に沿って溶融樹
脂はニップル体14を包むように広がりながら進行し、
遂にはニップル体14の外周面を全周にわたって包み込
んで環状流となり、しかる後にニップル体14の先端部
とダイス16の間に形成されるテーバ状通路18を経て
芯11Aの周囲に押出され、溶融樹脂が芯線Aの外周面
に被覆されて絶縁素線が製造される。なおダイス16は
1対のダイスホルダ20a120bに保持された状態で
ボルト22a。
22bによりニップル体14に対する位置が調整され、
ニップル体14の矢印R方向の位置はねじ棒24a、2
4bで調整される。
第4図に示すクロスヘッドを絶縁素線の製造に使用した
場合には次のような不具合がある。すなわち溶融樹脂が
クロスヘッドの流入孔12に流入してから環状流になる
までの溶融樹脂の各部分の流路長さが、例えば図中の上
部を直進する溶融樹脂の流れと下側に回り込みながら進
む溶融樹脂の流れを比較すれば明らかなように、夫々に
異なるために環状流は全周にわたって均一な状態にはな
り得ない。
したがってこのようなりロスヘッドを使用して前述の要
求条件を満足する絶縁素線を製造するためには、ボルト
22a〜ねじ棒24bを微妙に調整する作業が必要にな
り、調整作業に極めて熟練を要するとともに、調整作業
中に多足の溶融樹脂および芯線を無駄にせざるを得なか
った。
以上の事情を考慮して近年、所謂分流方式と呼称される
絶縁素線の製造方法が開発されている。
この分流方式とは、押出し機本体からクロスヘッド内に
押出した溶融樹脂の流れを、クロスヘッド内を進行する
芯線Aを中心として対称的な位置関係にある複数の等量
の流れに一旦分割した後に、分割流を再び合流させて環
状流とし、しかる後に芯線Aの周囲に押出して被覆する
ようにした製造方法である。
第5図、第6図を参照して斯かる先行技術の代表例(特
公昭54−10984号)を説明する。
第5図はクロスヘッドのI&I断面図であり、第6図は
第5図から溶融樹脂の流通通路部分を取出して示す斜視
図である。なおjl′T6図において、第5図と同一符
号を付した部分は同一あるいは相当部分を示す。
まず押出し機本体(図示せず)のスクリュー30からク
ロスヘッド内に押出された溶融樹脂は、クロスヘッド本
体32の入口部分に形成された流入孔34から第1スリ
ーブ36の外周に形成された第1横溝38に流入し、矢
印Rで示す芯mAの進行方向に向かって曲げられ、更に
半環状溝4゜に流入して円周方向の2方向に流れる分割
流に分割される。各分割流は半環状溝40を通って第1
横溝38から円周方向に90”間隔を隔てた位置で、夫
々第2ti!溝42に流入する。第21溝42内を通っ
て溶融樹脂は逆矢印R方向に流れて所定の距離だけ進行
し、第2°横溝42の終端部で連通孔44に流入する。
連通孔44において溶融樹脂の流れは芯線Aの中心に向
かう方向に流通方向を変える。
次に各分割流は第2スリーブ50のテーバ状外周面に形
成された4本の第3横溝48に通路46を通って流入し
、夫々等情の4本の分割流に分割される。各分割流は芯
線Aを中心として円周方向に90°間隔を隔てて芯線A
の中心に向かって緩やかに傾斜しながら矢印R方向に沿
って進行し、第3横溝48の終端部で扇状に広げられて
、しかる後に第1テーバ通路52に流入し、遂に第1テ
ーパ通路52で4本の分割流が合流して環状流となる。
第1テーパ通路52は第1スリーブ36のテーバ状内周
面54と第2スリーブ50のテーバ状外周面56の間で
形成されている。
この環状流はダイス58のテーバ状内周面60とニップ
ル体62のテーバ状外周面の間で形成される第2テーバ
通路64に流入し、矢印R方向に進行しながら縮径され
た後に芯線Aの外周面に押出され、ダイス58の被覆部
66で更に縮径されて芯線Aに被覆され、芯線Aととも
にクロスヘッドから排出される。
なお図中で68は第1スリーブ36、第2スリー150
およびニップル体62をクロスヘッド本体32に固定す
るためのナツトである。
以上のようなりロスヘッドを絶縁素線の製造に使用した
場合は、第6図に示すようにスクリュー30から押出さ
れた溶融樹脂は、芯線Aを中心として対称的な位置関係
を有する4本の第3横溝48を流れる等量の分割流に分
割された後に、第1テーパ通路52で合流して環状流と
なるため、芯線Aの外周面に押出される溶融樹脂層は全
周にわたって偏肉しにく(なり、第4図に示す場合と比
較して均一な厚さの被覆層を形成できる。
また第4図の場合のようにボルト22a〜ねじ棒24b
の調整作業が不要になるので、所謂無調心クロスヘッド
としての利点もある。
しかしながら斯かる先行技術では、年々厳しくなる前述
のような被覆層の厚さに関する要求条件を満足させよう
とすると次の問題がある。すなわち4本の第3横溝48
を流れる各分割流は第3横溝48の断面積を等しく設定
すれば、正確に等量の分割流に分割される筈であるが、
温度、粘度、圧力等の溶融樹脂の性状や第3横溝48の
寸法精度、仕上げ程度のばらつき等により溶融樹脂の流
れに微妙な変化が発生し、各分割流を一均一かつ等量な
流れにすることには限度がある。したがって前述のよう
な厳しい要求条件を満足させるためには、クロスヘッド
の製作に際して溶融樹脂が流れる各通路部分の寸法精度
、仕上げ程度を極めて高精度に揃えなければならず、ク
ロスヘッド製作に多大のコストを要するという問題があ
る。
本件発明者らは以上のような問題を解決するために、種
々の実験を繰返した結果、溶融樹脂の流れの途中に絞り
部を設け、溶融樹脂の流れに流路抵抗を与えると、絞り
部の下流側では溶融樹脂の流れが均一化するとともに、
流量も一定になるという特性を見出した。
本件発明者らは上記特性に基づいて所謂分流方式の樹脂
押出し方法を改良することを1指して本発明を案出する
に至った。
(発明の目的) 本発明は以上のような溶融樹脂の流れに関する特性を利
用して芯線の全周にわたって均一な厚さの被覆層を形成
することができ、しかも安価にクロスヘッドを製作する
ことができる樹脂被覆電線の溶融樹脂押出し方法を提供
することを目的としている。
(発明の構成) 本発明は、押出し機本体からクロスヘッド内に押出した
溶融樹脂の流れを、クロスヘッド内に挿通された樹脂液
V!電線用の芯線を中心として対称的な位置関係を有す
る複数の流れに一ロ分割し、この分割流の途中で所定距
離の絞り部を通過させた後に、該分割流を芯線を中心と
して合流さ仕て環状流とし、この環状流を環状のままで
芯線の周”囲に押出して樹脂を被覆することを特徴とす
る樹脂被覆電線の溶融樹脂押出し方法である。
(実施例) 第1°図は本発明による溶融樹脂押出し方法を通信ケー
ブル用の絶縁素線の製造に適用した場合に、絶縁素線の
製造に使用するクロスヘッドを示す縦断面図である。第
2図は第1図のI[−II断面図であり、第3図は第1
図の溶融樹脂の通路部分を取出して示す斜視図である。
なお第3図において、第1図と同一符号を付した部分は
同一あるいは相当部分を示す。
第1図において、100はクロスヘッド本体であり、図
中の上方に位置する押出し機本体く図示せず)に固定さ
れている。クロスヘッド本体100にはテーパ孔102
と円筒孔104からなる流入孔106が形成されており
、流入孔106を通って前記押出し機本体から押出され
た例えばポリエチレン等の溶融樹脂を下方に流通させる
ようになっている。クロスヘッド本体100の中央部に
は貫通孔108が形成されており、貫通孔108の中心
線方向は流入孔106の中心線方向と直交し、かつ矢印
Rで示す絶縁素線用の芯線Aの進行方向と一致している
貫通孔108の内面には円筒孔104の下端部が開口し
ており、また略円筒状の第1スリーブ110が嵌合して
いる。第1スリーブ110は図中の左端部に設けられた
フランジ112、中央部の大径部114および右端部の
小径部116からなり、7ランジ112をクロスヘッド
本体100の左端面に係合させて大径部114を貫通孔
108に密着状態で嵌合し、大径部114の右端部に形
成されたねじ部118に螺合したナツト120でクロス
ヘッド本体100に固定されている。
第1スリーブ110の内面形状は左端から右端に向かっ
てねじ部126、段部128、嵌合部130、テーパ面
132、段部134、ダイス嵌合部136が順次に連続
している。段部128には第2スリーブ138の7ラン
ジ140が係合し、嵌合部130には第2スリーブ13
8の大径部142が密着状態で嵌合し、段部134には
テーパ孔143を有するダイス144の左端面が係合し
、ダイス嵌合部136にはダイス144の外周面が密着
状態で嵌合している。
更に第2スリーブ138の貫通孔146には第3スリー
ブ148が嵌合している。第3スリーブ148の7ラン
ジ150は7ランジ140の端面に係合しており、第3
スリーブ148の大径部152は貫通孔146に密着状
態で嵌合し、第3スリーブ148のテーバ部156は貫
通孔146から突出して第2スリーブ138のテーバ部
158に連続している。第3スリーブ148の中心部に
は芯線Aを挿通させる貫通孔160が形成されている。
第3スリーブ148の7ランジ150はねじ部126に
螺合するナツト162で押圧されており、第2スリーブ
138と第3スリーブ148が第1スリーブ110に固
定されている。
第2スリーブ138の大径部142の左方に連続して環
状溝164が形成されており、環状溝164と嵌合部1
30の間に環状通路165が形成されている。環状?l
jl 64の左方に連続してテーパ面166、円筒面1
68が形成されており、円筒状をなす円筒面168は第
1スリーブ110の嵌合部130の間には、第1a図に
示すように所定の微小間隙を隔てた第2絞り部169が
設けられている。第2絞り部169は例えば10M程度
の長さL2にわたって樹脂の通路断面積を例えば40〜
50み程度に絞るように設定されている。
テーバ部158はテーバ部156と連続し、テーバ部1
56およびテーバ部158は、第1スリーブ110、ダ
イス144にわたって連続したテーパ面132およびテ
ーパ孔143内に所定の間隙を隔てて同心に位置決めさ
れ、テーバ状通路159を形成している。
なおダイス144は第1スリーブ110の右端部に形成
されたねじ部170に螺合するキャップ172で第1ス
リーブ110に固定されている。
このように第1スリーブ110が固定された状態で大径
部114の外周面の前記円筒孔104に対面した位置に
断面が略コ字状の半環状溝122が形成されている。半
環状溝122は第2図に示すように第1スリーブ110
の半円周にわたって形成され、流入孔106を流下する
溶融樹脂の流れを両方向に分割し、これら再分割流を芯
線Aを中心として対称的な位置すなわち円周方向に18
0°間隔を隔てた位置に案内するように形成されている
第3図に示すように半環状溝122の両端部は連通孔1
24に連通している。連通孔124は芯MAの進行方向
と直交し、かつ芯線Aの中心に向かって第1スリーブ1
10内に穿孔されている。
したがってクロスヘッド本体100の流入孔106を通
る溶融樹脂の流通中心線と半環状溝122の溶融樹脂流
通中心線が互いに直交するような位置関係で流入孔10
6と連通孔124が配置されている。
連通孔124は夫々2本の扇状通路174に連続してお
り、扇状通路174は矢印R方向に進むにつれて扇形に
広がるように形成されている。扇状通路174内の連通
孔124との接続部近傍には第3a図に示すように第1
絞り部177が形成されている。具体的には扇状通路1
74の入口部の断面積(図中のC−C断面)を連通孔1
24の断面積(図中のb−b断面)より例えば40〜5
0 e程度に小さくするように設定されている。
扇状通路174は第3図に示すように芯線Aに自かつて
緩やかな傾斜角で集合しながら矢印R方向に伸びており
、扇状通路174の終端部は環状通路165、第2絞り
部169、テーバ状通路159に順次に連続している。
テーバ状通路159はダイス144の被覆部141(第
1図)に連続している。
次に作用すなわち溶融樹脂の押出し方法を説明する。第
3図に示すように流入孔106の円筒孔104を流下し
た溶融樹脂は第1スリーブ110の半環状溝122に流
入して2本の分割流に分割される。半環状溝122の両
端部から連通孔124に流入した溶融樹脂は芯線Aの中
心に向かって流れ、扇状通路174に流入する。溶融樹
脂は扇状通路174を流れる途中で第1絞り部177に
おいて絞られる。
この時、溶融樹脂は第1絞り部177による流路抵抗の
増加分だけ流通が妨げられ、第1絞り部177の上流側
で圧力が上昇し、この圧力上昇によって第1絞り部17
7の下流側における溶融樹脂の流れが整流されるととも
に、第1絞り部177の下流側の扇状通路174を流れ
る溶融樹脂の流量が均一化する。
溶融樹脂が扇状通路174の終端部から環状通路165
に流入すると扇状通路174を通っていた2本の分割流
は環状流に合流した後、第2絞り部169で絞られる。
この時、溶融樹脂は円筒状に全周にわたって連続した第
2絞り部169による流路抵抗の増加分だけ流通が妨げ
られ、環状通路165の圧力が上昇し、この圧力上昇に
よってテーバ状通路159における溶融樹脂の流れが全
周にわたって整流されるとともに、テーバ状通路159
を流れる溶融樹脂の流量が均一化する。
第2絞り部169を通過した後の溶融樹脂の流れはテー
バ状通路159を経て大径部114の被覆部141に流
入し、被覆部141において芯線Aの外周面に均一な所
定の厚さで被覆される。
(発明の効果) 以上説明したように本発明による樹脂被覆電線の溶融樹
脂押出し方法は、押出し機本体からクロスヘッド内に押
出した溶融樹脂の流れを、クロスヘッド内に挿通された
樹脂被覆電線用の芯線を中心として対称的な位置関係を
有する複数の流れに一旦分割し、この分割流の途中で所
定距離の絞り部を通過させた後に、該分割流を芯線を中
心として合流させて環状流とし、この環状流を環状のま
まで芯線の周囲に押出して樹脂を被覆するようにしたの
で、次の効果を奏することができる。
すなわち連通孔124から扇状通路174に流入した溶
融樹脂は、扇状通路174の連通孔124近傍で第1絞
り部177を通過する時に絞られて第1絞り部177の
上流側における溶融樹脂の圧力が上昇し、この圧力上昇
によって溶融樹脂は第1絞り部177で整流されるとと
もに、計量されながら下流側に押出されるので、2木の
扇状通路174における第1絞り部177の下流側を流
れる両方の溶融樹脂の分割流を整流された均一で、かつ
等量の流れにすることができる。
このため扇状通路174から環状通路165に流入する
溶融樹脂の流れは均一で等量となり、被覆部141で被
覆される樹脂層の厚さを芯IAの全周にわたって均一に
することができる。
したがって第5図、第6図に示す先行技術の場合と比較
して、溶融樹脂の通路をさほど高精度に形成しなくても
、芯11Aの外周面に被覆される被覆層の厚さを全周に
わたって均一な厚さで形成することができ、クロスヘッ
ドの製造に要するコストを大幅に低減することができる
(別の実施例) (1) 本発明は実施例のように第1絞り部177と第
2絞り部169の両者を備えた場合に限定されず、少な
くとも第1絞り部177が備えられていれば第2絞り部
169は必ずしも必要ではなく、第2絞り部169が備
えられていない場合にも適用される。
(2) 環状通路165で環状流に合流するまでの溶融
樹脂の通路形状はは第3図に示すような実施例に限定さ
れず、例えば連通孔124の方向、形状は適宜に変形さ
せてもよく、要は押出し機から押出された溶融樹脂の流
れが幾つかの通路を通って複数の分割流となり、各分割
流が芯線Aを中心として対称的な位置関係を保持しなが
ら合流する構成であればよい。また扇状通路174は2
本、に限らず、4本等の複数でもよい。
(3) 本発明は実施例のように通信ケーブル用の絶縁
素線を製造する場合のみに限定されず、厚内の被覆層を
形成することもでき、また芯線Aは中実銅製の導体に限
らず、既に樹脂層を被覆した細い電線でもよく、パイプ
状のものでもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に使用するクロスヘッドの縦断面
図、第1a図は第2絞り部を示す拡大縦断面図、第2図
は第1図のト]断面図、第3図は第1図の溶融樹脂の通
路部分を示す斜視図、第3a図は第1絞り部を示す第3
図のa−a断面図、第4図は従来例を示す縦断面図、第
5図は別の従来例を示すmllli面図、第6図は第4
図の溶融樹脂の通路部分を示ず斜視図である。100・
・・クロスヘッド本体、106・・・流入孔、110・
・・第1スリーブ、122・・・半環状溝、124・・
・連通孔、138・・・第2スリーブ、144−・・ダ
イス、148・・・第3スリーブ、164・・・環状溝
、164・・・環状溝、168・・・円筒面、169・
・・m2絞り部、174・・・扇状通路、177・・・
第1絞り部、A・・・芯線特許出願人 大日日本電線株
式会社 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 押出し機本体からクロスヘッド内に押出した溶融樹脂の
    流れを、クロスヘッド内に挿通された樹脂被覆電線用の
    芯線を中心として対称的な位置関係を有する複数の流れ
    に一旦分割し、この分割流の途中で所定距離の絞り部を
    通過させた後に、該分割流を芯線を中心として合流させ
    て環状流とし、この環状流を環状のままで芯線の周囲に
    押出して樹脂を被覆することを特徴とする樹脂被覆電線
    の溶融樹脂押出し方法。
JP59264871A 1984-12-14 1984-12-14 樹脂被覆電線の溶融樹脂押出し方法 Pending JPS61142613A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013105315A1 (ja) * 2012-01-13 2013-07-18 住友電装株式会社 フラットケーブル押出金型及びフラットケーブルの製造方法

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WO2013105315A1 (ja) * 2012-01-13 2013-07-18 住友電装株式会社 フラットケーブル押出金型及びフラットケーブルの製造方法

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