JPS61141557A

JPS61141557A - 印刷機の変速装置

Info

Publication number: JPS61141557A
Application number: JP59263794A
Authority: JP
Inventors: Satoshi Takahashi; 敏高橋
Original assignee: Tokyo Koku Keiki KK
Current assignee: Tokyo Koku Keiki KK
Priority date: 1984-12-14
Filing date: 1984-12-14
Publication date: 1986-06-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、印刷機の変速装置、さらに詳しく言えば、最
適印刷速度を速度表示部を見ながら調節でき、その調節
した印刷速度を記憶して、低速動作工程が終了したのち
前記記憶された印刷速度に直ちに復帰できる印刷機の変
速装置に関する。

（従来の技術）オフセット印刷機では、インク練り工程、給版工程９着
肉工程、転写工程、印刷工程、排版工程。

洗浄工程等の種々の工程により印刷が行われている。

前記各工程のうちで、印刷工程は約８０００ＲＰＨ程度
の比較的高速で行われるのに対して、給版工程等（以下
、低速動作工程という、）は約３０００ＲＰＨ程度の比
較的低速で行われる。これは、動作を安定化するためで
ある。このため、印刷機には変速装置が設けられている
。

第４図は印刷機の変速装置の従来例を示した図である。

軸３１は摘み３１ａまたはモータ７の出力軸に設けられ
たピニョンギ中７１と噛み合うギヤ３１ｃの回転で回転
する。軸３１が回転すると、ウオームギャ３１ｂが回転
し、ギヤ３２ａを回転させる。

ギヤ３２ａの回転によりレバー３２が回動し、レバー３
３を介して、載置台３４を支点３４ａを中心にして回動
させる。載置台３４にはメインモータ３５が設けられて
いる。メインモータ３５の出力軸にばばね押し式の無段
変速ブーＩＪ３６が設けられている。プーリ３６と図示
しない印刷胴に接続された駆動プーリ３７との間にはＶ
ベルト３８が掛けられている。載置台３４の回動により
、ブーＩＪ３６の軸が移動すれば、ばね３６ｂとＶベル
ト３８の張力のつり合う状態で駆動プーリ３７の速度が
設定される。

印刷工程と低速動作工程との速度の変更は、図示しない
動作シーケンス制御部からの制御信号に従って、制御用
モータ駆動回路６が制御用モータ７を回転させることに
より行う。このための制御信号は、次のようにして生成
される。モータ３５が、低速動作に入るという信号でス
タートし、載置台３４が下がれば低速になる。載置台３
４が使用最低速度に対応する位置まで下がったことをマ
イクロスインチ等で検出してストップするという信号を
作り、この信号によりリレーをオンオフさせることによ
り、前記制御信号が得られる。

なお、手動による操作の場合には、操作レバーに同期し
た信号により速度の変更を行っている。

さらに、印刷工程ではそれぞれの印刷物の特性により最
適印刷速度が異なるので、変速装置により設定される速
度を再調節する必要がある。従来、この調節は、前記摘
み３１ａにより手動で行っていた。

（発明が解決しようとする問題点）従来の印刷機の変速装置では、印刷工程での最適印刷速
度を前述の動作で設定しても、つぎの版の給版等の低速
動作工程のために低速に変更されると、ふたたび印刷工
程に戻ったときには、また印刷速度を設定しなければな
らなかった。同一種類の印刷物では°、各版によっては
最適速度は略一定であるから、その都度調節するのは煩
わしく、印刷能率が悪かった。

また、最適速度の調節は、前記摘み３１ａで行うのは使
い勝手が悪かった。このため、初心者には調節のための
目安となるものが要望されていた。

本発明の目的は、印、刷速度を速度表示部を見ながら調
節でき、その調節した印刷速度を記憶して、低速動作工
程が終了したのち前記記憶された印刷速度に自動的に復
帰できる、使い勝手のよく印刷能率のよい印刷機の変速
装置を提供することにある。

（問題を解決するための手段）前記問題を解決するために、本発明による印刷機の変速
装置は、駆動モータの回転を変速機構を介して印刷胴に
接続し、印刷工程とその他の低速動作工程の速度の変更
を行う印刷機の変速装置において、前記印刷工程での印
刷速度の上昇または下降を指示する信号を出力する速度
調節部と、前記印刷胴の回転速度を検出して出力する速
度検出部と、前記印刷胴の回転速度を表示するための速
度表示部と、前記速度調節部で速度を調節しているとき
に前記速度検出部で検出された速度を前記速度表示部に
表示し、その調節により得られた印刷速度を記憶し、前
記低速動作工程が終了して前記印刷工程に戻るときにそ
の記憶された印刷速度になるように前記変速機構を駆動
する変速制御部を設けて構成されている。

前記構成によれば本発明の目的は完全に達成できる。

（実施例）以下、図面等を参照して、実施例につき本発明の詳細な
説明する。

第１図は本発明による印刷機の変速装置の実施例を示し
た図、第２図、第３図は動作を説明するための流れ図で
ある。

速度調節部１は、上昇用スイッチ１１と下降用スイッチ
１２とから構成されている。上昇用スイッチ１１は速度
を上昇させたいときにオンするスイッチであり、下降用
スイッチ１２は速度を下降させたいときにオンするスイ
ッチである。上昇用スイッチ１１と下降用スイッチ１２
の出力は■１０・寺゛ンターフェース２３を介してマイ
クロコンピュータ２内のＣＰＵ２０に接続されている。

マイクロコンピュータ２は、ＣＰＵ２０．ＲＯＭ２１．
ＲＡＭ２２等から構成されている。ｃｐＵ２０は、後述
する第２図、第３図のプログラムに従って変速制御を司
る変速制御部を構成する。

ＣＰＵ２０の出力はＩ１０インターフェース２４を介し
て、表示装置４．およびモータ駆動回路６に接続されて
いる。

表示装置４は、印刷胴の回転速度を表示するための装置
である。

駆動回路６は、制御用モータ７を正逆回転駆動させるた
めの回路であり、制御用モータ駆動リレーＲＬ、と上昇
動作用リレーＲＬ２．電源６１とから構成されている。

制御用モータ７は、変速機構を駆動するためのモータで
ある。制御用モータ７の出力軸にはピニオンギヤ７１が
設けられており、軸３１のギヤ３１ｃと噛っている。変
速機構は第４図に示す従来装置と同じものを使用されて
いる。

つぎに、前記ＣＰＵ２０の動作を第２図、第３図を参照
して説明する。

まず、上昇用スイッチ１１がオンか否かを判断する（１
０１）。

上昇用スイッチ１１がオンのときには、制御用モータ駆
動リレーＲＬ１と上昇駆動リレーＲＬ２をオンする（１
０２．１０３）。このステップにより、制御モータ７は
正転して、メインモータ３５を上昇させて無段変速プー
リ３６の径を大きくして印刷速度を上昇させる。

第３図に示すプログラムに従って印刷速度を検出して（
１０４）、その検出値をＲＡＭ２２内に書き込む（１０
５）。さらに、ＣＰＵ２０は表示信号を出力して（１０
６）、そのときの印刷速度を表示装置４で表示する。

再び、上昇用スイッチ１１がオンか否かを判断する（１
０７）。上昇用スイッチ１１がオンであれば、前記ステ
ップ１０４〜１０６を繰り換えして、ＲＡＭ２２内の記
憶の更新および表示装置４の表示の変更を行う。

上昇用スイッチ１１がオフであれば、制御用モータ駆動
リレーＲＬ１と上昇駆動リレーＲＬ２をオフする（１０
８，１０９）。これにより変速動作は終了し、最終的な
検出速度がＲＡＭ２２内に記憶されることになる。

上昇用スイッチ１１がオンでないときには、下降用スイ
ッチ１２がオンか否かを判断する（１１０）。

下降用スイッチ１２がオンならば、制御用モータ駆動リ
レーＲＬ１をオンする（１１１）。

下降用スイッチ１２がオフならば、ステップを終了して
、上昇下降の動作を行わず、変速はしない。

ステップ１１１の動作後、上昇動作用リレーＲＬ、２は
オフなので、メインモータ３５は下降して無断変速ブー
１３６の径が小さくなり、速度は下降する。

下降中の速度も検出され（１１２）　、ＲＡＭ２２に書
き込まれ（１１３）　、表示装置４で表示される（１１
４）。

再び、下降用スイッチ１２がオンか否かを判断する（１
１５）。下降用スイッチ１２がオンであれば、前記ステ
ップ１１２〜１１４を繰り換えして、ＲＡＭ２２内の記
憶の更新および表示装置４の表示の変更を行う。下降用
スイッチ１２がオフであれば、制御用モータ駆動リレー
ＲＬ、をオフする（１１６）。これにより変速動作は終
了し、最終的な検出速度がＲＡＭ２２内に記憶されるこ
とになる。

なお、上昇動作時、下降動作時ともに、変速動作を終了
後に変速検出を行わせ、検出値をＲＡＭ２２内に書き込
むようにしてもよい。こうすれば、一定回転数で回転中
に速度検出をすることになるので、検出値はより正確に
なる。

ステップ１０４，１１２の速度検出プログラムを第３図
を参照して説明する。ループを回る回数記憶をセットす
る（２０１）。これは、プログラムによる固定回数であ
る。パルス検出記憶（ＰＣＯＵＮＴ）をＯにする（２０
２）。

パルス検出器５からのパルス検出をしたか否かの判断を
行う（２０３）。検出したときには、パルス検出記憶に
１を加算する（２０４）。検出しないときには、ステッ
プ２０４の動作と同時間のりイマを動作する（２０５）
　、これにより、ステップ２０４．２０５の何れを通っ
てもタイマ時間が等しくなるようにしている。

続いて、ループ回数から“１”だけ減算する（２０６）
。

つぎに、ループ回数記憶が０であるか否かを判断して（
２０７）、０ならばステップ２０８に進む。

Ｏでないときには、ステップ２０３〜２０７の動作を繰
り返す。この動作を繰り返す間に、印刷胴の回転に同期
した回転円板５１のスリットをフォトセンサ５２が検出
する回数と、同じ回数だけパルス検出記憶が加算される
。ループを抜けるのに要する時間を０．２５　ｓｅｃと
なるように予めループ回数記憶をセットすることにより
、ステップ２０８の動作を開始する時点では、０．２５
　ｓｅｃ間のフォトセンサ５２がスリットを検出する回
数がパルス検出記憶に記憶されることになる。

ステップ２０８ではパルス検出記憶の値を４倍する。こ
れにより、１　ｓｅｃ間のスリット検出回数が算出され
る。この値をＢＣＤ化して表示装置４で１０進表示を可
能にする（２０９）。

この場合、表示される表示数は、回転速度を１０Ｑｒｐ
ｈ単位で表した数である。なぜなら、１　ｓｅｃ間のス
リット検出回数をＸ回とすると、その時の速度はｘ／３
６ｒｐｓとなり、ｒｐｈ単位に直すと、３６００Ｘｘ／
３６−１００ｘとなり、Ｘの値を表示すれば１００ｒｐ
ｈ単位の回転速度の表示となるからである。

つぎに、本発明による印刷機の変速装置の全体の動作を
説明する。

印刷工程にあるときには、上昇用スイッチ１１または下
降用スイッチ１２を押せば、制御用モータ駆動回路６を
介して、印刷胴の増速または減速を行う。このとき、そ
の印刷胴の回転速度は、パルス発生器５からの信号によ
りＣＰＵ２０で演算され、表示装置４で表示される。し
たがって、操作者は表示装置４を見ながら、印刷状態を
考慮して最適印刷速度に調節することができる。

一方、この動作で最適に調節された印刷速度は、マイク
ロコンピュータ２内のＲＡＭ２２に記憶される。

１枚の版の印刷が終了すると、印刷胴の速度が低速に変
更される。排版、洗浄等の一連の低速動作工程が行われ
、つぎの版が給版される。こののち、再び高速の印刷速
度に戻ることになる。

このとき、ＣＰＵ２０はＲＡＭ２２内に記憶されている
最適印刷速度になるように制御用モータ駆動回路６に制
御信号を出力して、自動的に前回と同じ最適印刷速度で
印刷を開始する。

このための装置は、すでに提出した「印刷機の速度制御
装置」を用いれば実現できる（特願昭５９−１５０８４
０）。

（発明の効果）以上詳しく説明したように、本発明によれば、速度調節
時の印刷胴の回転速度が表示されるので、初心者でもそ
の表示を見ながら容易に印刷速度を調節できるようにな
り、使い勝手がよくなった。

また、調節した印刷速度を記憶して、低速動作工程が終
了したのちその記憶された印刷速度に自動的に復帰でき
るので、給版が行われる度に調節をし直す必要がなくな
り、印刷能率が著しく向上した。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による印刷機の変速装置の実施例を示し
た図、第２図、第３図は動作を説明するための流れ図で
ある。第４図は印刷機の速度制御装置の従来例を示した図であ
る。１・・・速度調節部１１・・・上昇用スイッチ　１２・・・下降用スイフチ
２・・・マイクロコンピュータ２０・・・ＣＰＵ　　　　　　２１・・・ＲＯＭ２２・
・・ＲＡＭ２３．２４・・・Ｉ１０インターフェース３・・・変速
機構　　　　　３１・・・軸３２．３３・・・レバー　
　３４・・・載置台３５・・・メインモータ　　３６・
・・無段変速プーリ３７・・・駆動プーリ　　　３８・
・・Ｖベルト４・・・表示装置５・・・パルス発生回路５１・・・回転円板　　　　５２・・・フォトセンサ６
・・・制御用モータ駆動回路ＲＬ、・・・駆動リレーＲＬ２・・・上昇動作用リレー　　６１・・・電源７・
・・制御用モータ　　　７１・・・ピニョンギャ特許出
願人　　東京航空計器株式会社代理人　弁理士　　井　ノ　ロ　　壽才２図才３藺

Claims

【特許請求の範囲】

駆動モータの回転を変速機構を介して印刷胴に接続し、
印刷工程とその他の低速動作工程の速度の変更を行う印
刷機の変速装置において、前記印刷工程での印刷速度の
上昇または下降を指示する信号を出力する速度調節部と
、前記印刷胴の回転速度を検出して出力する速度検出部
と、前記印刷胴の回転速度を表示するための速度表示部
と、前記速度調節部で速度を調節しているときに前記速
度検出部で検出された速度を前記速度表示部に表示し、
その調節により得られた印刷速度を記憶し、前記低速動
作工程が終了して前記印刷工程に戻るときにその記憶さ
れた印刷速度になるように前記変速機構を駆動する変速
制御部を設けて構成したことを特徴とする印刷機の変速
装置。