JPS6113930Y2 - - Google Patents

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JPS6113930Y2
JPS6113930Y2 JP14216780U JP14216780U JPS6113930Y2 JP S6113930 Y2 JPS6113930 Y2 JP S6113930Y2 JP 14216780 U JP14216780 U JP 14216780U JP 14216780 U JP14216780 U JP 14216780U JP S6113930 Y2 JPS6113930 Y2 JP S6113930Y2
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chamber
sample
valve
piston
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JP14216780U
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JPS5763226U (ja
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  • Measuring Arrangements Characterized By The Use Of Fluids (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は気体置換法により物体の体積を測定
する装置にあつて、一定圧力での体積変化を読み
とることにより物体の体積を測定する体積測定装
置の改良に関する。
上述の装置の原型はKengが示したもの(第1
図第2図a、第2図b参照)であるが、この
Kengの体積測定装置にあつては、試料室1内と
容積可変室2内を共に真空排気弁11をへて真空
排気し、次に両室1,2内にヘリウムガスを導入
弁10から導入し、大気開放弁9で大気に通じて
1気圧充満させたのち、両室1,2内の圧力が設
定圧になるように圧力計3を読みながらピストン
4を押し込む動作を試料室1が空の場合と試料5
が入つた状態で行なう。そして1気圧をP1、設定
圧をP2、試料室1が空の場合のピストン4の押込
量をve、試料室1に試料5が入つた状態でのピ
ストン4の押込量をvf,veとvfとの差をvn
すると試料の真体積vsは vs=P/P−Pn なる式より求められる。なお上式のP2/(P2
P1)は既知試料で求めておくものである。
しかし、上述のKengの体積測定装置にあつて
はその感度vn/vsはP1と設定圧P2の差によつて
決まるものであり、感度vn/vsを向上させるた
めには設定圧P2を大きくしその差を大きくしてや
らなければならない。このことはピストン4の押
込量を大きくしなければならず容積可変室2の可
変範囲を大きくしてやらなければならないので装
置が大型化するという欠点がある。しかも圧力差
を大きくするということは体積変化を大きくする
ことであり、このことによる温度変化の影響を考
慮しなければならないという欠点があつた。
そこでこの考案の体積測定装置は上述した欠点
を解決することのできる気体置換式体積測定装置
の提供を目的とする。
以下この考案の気体置換式体積測定装置を第3
図、第4図に示す一実施例にもとずいて詳述す
る。101は箱体102とこの箱体102と密に
螺合自在な蓋体103とからなる容積一定の試料
室を示し内部に試料104を収納自在に構成され
ている。
105は容積可変室を示し、容積を変化させる
ためのピストン106とピストン106をゼロ位
置Xに停止させるように調整するとともに容積変
化を微調整するための小ピストン107が設置さ
れている。
そして上述の試料室101と容積可変室105
は連結弁108により連通自在に連結されてい
る。
この連結弁108より試料室101側は大気開
放弁109を介して大気に開放自在であるととも
に、導入弁110を介してヘリウムガスなどの吸
着性の少ない任意の気体を気体導入自在に形成さ
れており、容積可変室105側は真空排気弁11
1を介して内部気体を真空に排気自在に形成され
るとともに内部圧力測定用の圧力計112が設置
されている。
なおこの圧力計112に設定圧調整機能をもた
せこれによつてピストン106をゼロ位置Xに停
止させるように調整するとともに容積可変を微調
整するようにしてもよい。この場合小ピストン1
07は不要になる。
上述のように構成された体積測定装置を用いて
試料104の体積の測定を行なう場合、試料室1
01内に試料104を収納し、連結弁108と真
空排気弁111とを開放、大気開放弁109と気
体導入弁110を閉鎖にして、試料室101側と
容積可変室105側内気体を真空排気する。次に
連結弁108と真空排気弁111を閉鎖、気体導
入弁110を開放して試料室101側にだけ、ヘ
リウムガスを充満したのち、気体導入弁110を
閉鎖、大気開放弁109を開放して試料室101
側圧力を大気圧P1になるようにする。そして大気
開放弁109を閉鎖、連結弁108を開放して試
料室101側と容積可変室105側を連通させ
る。このとき試料室101側内のヘリウムガスは
容積可変室105側内に自由膨張していき圧力は
低下する。次にゼロ位置Xにあるピストン106
を設定圧P2になるまで押し込み容積可変室105
の容積を減少させその減少量すなわちピストン押
し込み量vnを測定する。
なお、試料室101内に試料104を収納しな
い状態で、ピストン106がゼロ位置Xに停止す
るときに内圧が設定圧P2となるように、小ピスト
ン107により調整を行なつておく。
以上の操作で試料室101側の容積をV1、ピ
ストン106がゼロ位置にあるときの容積可変室
105側の容積をV2、試料104の真体積をvs
とすれば、試料の真体積vsは vs=V/Vn なる式より求まる。なおV1/V2はあらかじめ既
知試料により求めておくものである。
以上一実施例で述べたように、この考案の体積
測定装置にあつては、前述したKengの装置では
P2>P1であるのでつねに感度vn/vsは1より小
さくなるのに対し、V1<V2としてやれば感度v
n/vsは1より大きくなり、ピストンの押し込み
量vnは試料の真体積vsに対し拡大され、測定精
度を容易に向上させることができる。
しかもKengの装置は空の状態での基準点はピ
ストンの押込み量が最大となる位置にしなければ
ならず、容積可変室の可変範囲を大きくしなけれ
ばならないのに対し、この考案の体積測定装置に
あつては、上述したことよりもわかるようにその
可変範囲は小さくてもよく、装置を小型化するこ
とができるとともに、ピストンの気密性を考慮す
れば、構造上非常に有利で低コストで製作でき
る。
さらにKengの装置では圧縮熱による影響が大
きく、この影響をなくすために放熱などの手段を
考慮しなければならないのに対し、この考案の気
体置換式体積測定装置にあつては、初段の膨張は
自由膨張であり熱の出入りはなく、後段の圧縮に
しても比較的小さくてよく、熱による影響に対し
ても少なくてすむので、その測定精度は高いもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面において第1図は従来の体積測定装置の概
略構成図、第2図a,bはその動作原理説明図で
あり、第3図はこの考案の気体置換式体積測定装
置の一実施例を示す概略構成図、第4図a,bは
その動作原理説明図である。 101……試料室、104……試料、105…
…容積可変室、108……連結弁、109……大
気開放弁、110……気体導入弁、111……真
空排気弁、112……圧力計。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁機構を介して大気に開放自在でかつ適宜の気
    体を導入自在な容積一定の試料室と、真空弁を介
    して排気自在であるとともに圧力計が設置された
    容積可変の室とを接続弁を介して連通自在に連結
    して構成したことを特徴とする気体置換式体積測
    定装置。
JP14216780U 1980-10-02 1980-10-02 Expired JPS6113930Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14216780U JPS6113930Y2 (ja) 1980-10-02 1980-10-02

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14216780U JPS6113930Y2 (ja) 1980-10-02 1980-10-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5763226U JPS5763226U (ja) 1982-04-15
JPS6113930Y2 true JPS6113930Y2 (ja) 1986-04-30

Family

ID=29501975

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14216780U Expired JPS6113930Y2 (ja) 1980-10-02 1980-10-02

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JP (1) JPS6113930Y2 (ja)

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JPS5763226U (ja) 1982-04-15

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