JPS61138201A - 無反射コ−テイング膜を有する球レンズの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光通信の分野で発光素子のモジュール化の際
に用いられる球レンズの製造法に関するものである。

従来の技術 従来、発光素子のモジュール化の際に用いられる球レン
ズに、球レンズからのもどシ光低減を目的として無反射
コーティング膜を形成する場合には、第４図に示すよう
に、金属り／グ１に球レンズ２を圧入後、球レンズ両面
への無反射コーティングを行い、金属り／グ１に球レン
ズ２を圧入した状態で発光素子モジュールに組み込む方
法を用いていた。

発明が解決しようとする問題点 しかし、このような方法では、金属リングへの球レンズ
の圧入が技術的に困難であるばかりでなく、球レンズを
単体でモジュールに組み込む場合には、無反射コーティ
ング膜を形成することができないという問題があった。

そこで、本発明は、球レンズを金属リングに圧入するこ
となく、簡単な治具を用いて容易に球レンズに無反射コ
ーティングを行い、無反射コーティング膜を有する球レ
ンズを単体でモジュールに組み込むことを可能にするも
のである。

問題点を解決するための手段 本発明は、一部に金属をかぶせた球レンズの金属部分を
、対向する２面に丸いくぼみの列をもつ磁石の一方の面
の丸いくぼみに吸着し、これを重ね合わせて板状に固定
したものの両面に無反射コ−ティングを行う方法である
。

作　　用 この製造法により、球レンズに無反射コーティングを行
う場合には、金属リングに球レンズを圧入しなければな
らないという制約がなくなり、無反射コーティング膜を
有する球レンズを単体で用いることができて、発光素子
のモジュール化の際に設計・製作が容易に行なえるよう
になるものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第２図において、球レンズ２ａの一部に金属３をか
ぶせ、この金属部分３を、対向する２面に丸いくぼみ４
の列をもつ磁石５の一方の面の丸いくぼみ４に吸着した
ものを、第１図に示すように何層にも積み重ねて板状に
固定し、この両面に無反射コーティングを行った後、第
３図に示す無反射コーティング膜６を有する球レンズ２
ａ’　を取り出すというものである。

以上本実施例によれば、球レンズを金属リングに圧入す
ることもなく、簡単な治具により球レンズに無反射コー
ティングすることができる。しかも、磁石を積み重ねる
ことにより、球レンズは強固に固定されていることから
、無反射コーティングを行うときに球レンズがぐらつく
こともなく、容易に球レンズに無反射コーディング膜を
形成することができるものである。

なお、第２図に示したように、磁石１層のみの状態で無
反射コーティングを行ってもよいことはもちろんである
。

発明の効果 以上のように、本発明は、球レンズに無反射コーティン
グを行う場合には金属リングに圧入しなければならない
という制約を取り除くことができて、無反射コーティン
グ膜を有する球レンズを単体で用いられることから、発
光素子のモジュール化の際に設計・製作が容易に行なえ
るようになり、実用的に有用なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の製造工程における金属をか
ぶせた球レンズを吸着した磁石を何層にも積み重ねだと
きの縦断面図、第２図は同金属をかぶせた球レンズを磁
石に吸着させたときの斜視図、第３図は無反射コーティ
ング膜を形成した球レンズの斜視図、第４図は従来の金
属リングに球レンズを圧入したときの斜視図である。 ２ａ・・・・・・球レンズ、３・・・・・・金属、４・
・・・・・丸いくぼみ、５・・・・・・磁石。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一部に金属をかぶせた球レンズの金属部分を、対向する
   ２面に丸いくぼみの列をもつ磁石の一方の面の丸いくぼ
   みに吸着し、これを重ね合わせて板状に固定したものの
   両面に無反射コーティングを行うことを特徴とする無反
   射コーティング膜を有する球レンズの製造法。