JPS61135933A - タ−ボ過給機の潤滑装置 - Google Patents

タ−ボ過給機の潤滑装置

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JPS61135933A
JPS61135933A JP25557584A JP25557584A JPS61135933A JP S61135933 A JPS61135933 A JP S61135933A JP 25557584 A JP25557584 A JP 25557584A JP 25557584 A JP25557584 A JP 25557584A JP S61135933 A JPS61135933 A JP S61135933A
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JP
Japan
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turbo
oil
turbine
turbine shaft
vibration
Prior art date
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Pending
Application number
JP25557584A
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English (en)
Inventor
Yukio Yamamoto
幸男 山本
Yasuaki Hasegawa
泰明 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はターボ過給機に関し、より詳しくは、ターボ過
給機に潤滑油を供給する潤滑装置の改良に関する。
(従来技術) 従来、ターボ過給機の潤滑装置は、実開昭58−163
641号公叩に見られるように、潤滑油をターボ過給機
に圧送するターボ用潤滑通路を有し、該ターボ用潤滑通
路から潤滑油を所定の油圧でターボ過給機に供給してタ
ーボ過給機の潤滑・冷却を図るようにされていた。そし
て、その油圧は潤滑油の流量を抑えてできる限り低圧と
し、熱劣化し易い潤滑油の経済性を図るようにされてい
た。
ところで、ターボ過給機における軸受、すなわち、ター
ビン軸の軸受は、一般に、フローティング軸受が使用さ
れている。このフローティング軸受は油圧を利用してタ
ービン軸の径方向の振動を効果的に吸収するものである
が、ある一定のターボ回転領域において、タービン軸の
振れ量が大きくなることが知られている。
このことから、タービンホイールあるいはコンプレッサ
ホイールとそのケーシングとの間に設けられている間隙
は、タービン軸の振動によって両者が接触することがな
いよう、その振れ量を加味して設定されており、この間
隙からの排気ガスの洩れによってターボ過給機の過給効
率及び応答性を低下させる一因となっていた。
加えて、タービン軸の振動は、特にターボ高回転領域に
おいて、タービン軸の振れ量が著しく大きくなると共に
ターボ回転数が下ってもタービン軸の振動が収まらず、
タービンホイールあるいはコンプレッサホイールがその
ケーシングと接触してターボ過給機を破損に至らしめる
という問題を有していた。
エンジンの高性能化した今日、この問題に対して何等か
の安全手段を講じる必要性が高まっている。
(発明の]]的) 本発明は」−述した実情を鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、タービン軸の振れhYの大きくな
るターボ回転領域においてタービン軸の軸振動を抑制す
ることによって前記問題点を解決するようにしたターボ
過給機の潤滑装置を提供することを目的にある。
(発明の構成) かかる目的を達成すべく、本発明にあっては、ターボ用
潤滑通路に、該ターボ用潤滑通路を流れる潤滑油の油圧
を高める油圧調整手段と、タービン軸の振れ量が大きく
なるターボ回転領域において、ターボ過給機への潤滑油
の油圧を高めるように前記油圧調整手段を制御する油圧
制御手段とを設け、ターボ過給機への潤滑油の油圧を高
めることによってタービン軸の振動を抑えるようにした
ものである。
(実施例) 第1図において、1はエンジン本体で、エンジン本体1
の排気通路2には排気タービン3が設けられている。排
気タービン3は、排気通路2の一部を構成するタービン
ケーシング4と、このタービンケーシング4内に回転自
在に配設されたタービンホイール5とからなり、タービ
ンケーシング4とタービンホイール5との間には両者の
接触を防止するため所定の間隙が設定されている。一方
、エンジン本体1の吸気通路6にはコンプレッサ7が設
けられている。コンプレッサ7は、吸気通路6の一部を
構成するコンプレッサケーシング8と、このコンプレッ
サケーシング8内に回転自在に配設されたコンプレッサ
ホイール9とからなり、コンプレッサホイール9と−に
記プレッサケーシンク8との間には、やはり両者の接触
を防止するために、所定の間隙が設定されている。かか
るコンプレッサ7と前述の排気タービン3とはタービン
軸10で連結されてターボ過給機11が構成され、ター
ボ過給機11は、排気ガスのエネルギを受け、これによ
って高速回転するタービンホイール5の回転力をタービ
ン軸10でコンプレッサホイール9に伝え、コンプレッ
サホイール9が高速回転することによって過給するよう
になっている。
尚、図示を省略したが、排気通路2には排気タービン3
をバイパスするバイパス通路が設けられており、該バイ
パス通路を開閉するウェスI・ゲートパルプの作動によ
って、過給圧が設定圧力を超えないようになっている。
この高速回転するタービン軸10の軸受には、フローテ
ィング軸受12が使用されており、このフローティング
軸受12への潤滑油の供給はターボ用潤滑通路13を経
由して行われる。ターボ用潤滑通路13は、ここでは、
エンジン用潤滑通路14から分岐されて設けられている
。すなわち、図示を省略したオイルポンプによってオイ
ルパン15から汲み上げられたエンジンオイルの一部が
、上記ターボ用潤滑通路13を通って過給機llに圧送
され、潤滑・冷却した後、戻し通路16を通ってオイル
パンに還流されるようになっている。
ところで、このターボ用潤滑通路13とオイルパン15
との間には、過給機11をバイパスするバイパス通路1
7が設けられ、このバイパス通路17に油量可変弁20
が設けられている。
油量可変弁20は、第2図に示すように、本体21内の
流路22に固定弁座23が設けられ、この固定弁座23
に対して可動弁体24が流入口25側から臨ませて配設
され、この可動弁体24は、本体21内に摺動可能に設
けられたプランジャ26と連結され、プランジャ26は
、圧縮バネ27によって上記可動弁体24を開弁する方
向にイ1勢されている。そして、プランジャ26の」三
方にはソレノイド28が配設され、ソレノイド28を励
磁することによって、」二記圧縮バネ27のバネ力に抗
してプランジャ26が引き寄せられ、これにより上記可
動弁体24が閉弁動することによって流路22を流れる
油量を絞るようになっている。この油量可変弁20の制
御、すなわち、ソレノイド28に対する通電制御は、コ
ントロールユニット30からの出力信号によって行なわ
れる。
第3図を参照しつつコントロールユニッ)30を説明す
ると、エンジン本体lの吸気通路6に設けられた過給圧
センサ18からの信号に基いて過給圧に応じた過給圧電
圧を発する過給圧検出回路31と、エンジン回転数セン
サ19からの信号に基いてエンジン回転数を演算するエ
ンジン回転数検出回路32と、このエンジン回転数検出
回路32からの信号を受けてエンジン高回転領域(例え
ば、3.OOOrpm以上)でエンジン回転数に対応す
る過給圧の設定電圧を発生する設定電圧発生回路33を
有し、この設定電圧発生回路32からの設定電圧と上記
過給圧検出回路31からの過給圧電圧とを比較回路34
で比較して、過給圧電圧が設定電圧より大きい場合には
、ターボ過給機11が過回転状態(この実施例では12
0.00Orpm以上)にあると判断して油量可変弁駆
動回路35から袖妬−可変弁20に対して閉弁作動信号
を出力するようになっている。
以上のように構成された潤滑装置において、ターボ過給
機11が正常に作動している場合には、油量可変弁20
は開弁しており、したがってターボ用潤滑通路13を通
ってターボ過給機11に圧送される潤滑油の一部はバイ
パス通路17を通ってオイ゛ルパン15に還流され、タ
ーボ過給機llへの潤滑油の供給量、すなわち、潤滑油
2の油圧は抑えられている。
ターボ過給機11が何らかの原因、例えばウェストゲー
トが故障して過回転状態になった場合には、過給圧セン
サ18がこれを検出し、油量可変駆動回路35から油量
可変弁20に閉弁作動信号が出力される。この閉弁作動
信号を受けて油量可変弁20は閉弁する。この油量可変
弁20の閉弁によりバイパス通路17は遮断され、した
がって、ターボ用潤滑通路13を流れる潤滑油はその全
量がターボ過給機11に流れ込み、ターボ過給機11へ
の潤滑油の供給量が増加、つまりターボ過給機11への
潤滑油の油圧が高められることとなる。
ところで、第4図は各ターボ回転数に対するタービン軸
の軸振れを測定した測定結果を示すもので、図中実線は
ターボ過給機に供給する潤滑油の油圧を1.5Kg/c
m2に設定し、タービン軸のコンプレッサホイール軸端
における振れ量を示すものである。
尚、この測定試験の条件は下記のとおりである。
く測定試験条件〉 ・潤滑油   井40 ・潤滑油温  85℃ ・ターボ過給機評定装置(リグテスタ)を使用 この測定結果から明らかなように、約28,000rp
mと約40.OOOrpmではタービン軸の振れ量が大
きくなっている。これは、タービンロータの固有振動か
ら生ずる共振現象に基づくものである。次に、約130
.00Orpm以−ヒの過回転領域で軸受系の振動特性
から生ずる大きなタービン軸10の軸振動が生じている
。この過回転領域に一度入ると、その回転数が低下して
も軸振動は収まらず、遂にはタービンホイール5あるい
はコンプレッサホイール9のブレードとケーシング4.
8とが接触してターボ過給機11の破損を招くこととな
る。
しかしながら、本実施例では、ターボ過給機11が過回
転領域に入り過給圧が設定値より高くなると油量可変弁
30が作動してバイパス通路17を遮断し、ターボ過給
機11への潤滑油の油圧が高められ、上述したエンジン
高回転域でのタービン軸10の大きな軸振れが防11−
される。すなわち、コントロールユニット30からの信
号によってターボ過給$311への潤滑油の油圧を高め
ることの作用効果を第4図に基いて説明する。
第4図における破線はターボ過給機に供給する潤滑油の
油圧を3kg/Cm2に設定し、前述したタービン軸の
軸振れ試験と同一条件で行った、タービン軸のコンプレ
ッサホイール軸端における振れ量を示すものである。
この測定結果と前述の油圧1.5kg/cm2における
測定結果(第4図中、実線)との比較から明らかなよう
に、全般的にタービン軸の振れ量は小さくなっている。
特に、ターボ過回転領域、例えば120.00Orpm
以上におけるタービン軸の軸振れは、その絶対値が著し
く減少していると共に安定限界が高回転側に移行してい
る。
したがって、木実流側によれば、何らかの原因でターボ
過回転領域に入ったとしても、ターボ過給機11への潤
滑油の油圧が高められることによってタービン軸の軸振
れが抑制され、かつ安定限界が高回転側に移行すること
から、ターボ過給fillの破損事故を防止しうること
となる。
以上、本発明の一実施例を説明したが、本発明はこれに
限定されることなく、吹下の変形例も包含するものであ
る。
(1)第4図中実線で示す1次危険速度、2次危険速度
のタービン軸の軸振れに対して、このターボ回転領域で
ターボ過給機11への潤滑油の油圧を高めるように設定
すれば、第4図中破線で示すようにタービン軸の軸振れ
の絶対値を小さくすることができる。このことから、タ
ービンホイール5あるいはコンプレッサホイール9とケ
ーシング4.8との間隙を小さく設定しうることから、
この間隙から洩れる排ガスを少なくし得るとともに、所
望する過給圧特性が得られることとなり、過給効率及び
応答性を向上させることができる。
(2)前述の実施例ではエンジン回転数からターボ回転
数を換算することによってターボ回転数を検出すること
としたが、直接ターボ過給機にり一ポ回転数を検出する
手段、例えば、排気タービンに変位計を設け、該変位計
とタービンホイールのブレード先端及び基部との間隔の
拡縮によってターボ回転をカウントシ、これによってタ
ーボ回転数を検出するものであってもよい。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ター
ビン軸の軸振れの大きくなるターボ回転曽域でターボ過
給機への潤滑油の油圧が高められ、これによってタービ
ン軸の軸振れが抑制されることから、タービンホイール
等とケーシングとの間隙を小さく設定しうろこととなり
、タービン効率及び応答性の向上を図ることができるこ
とに加えて、ターボ過回転に対するターボ過給機の信頼
性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の概略を示す全体概略図、第2図は油量
可変弁の構造を示す断面図、第3図はコントロールユニ
ットの回路を示す図、 第4図はタービン軸の軸振れ測定試験の結果を示す図で
ある。 lO:タービン軸 11:ターボ過給機 13:ターボ用潤滑通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ターボ過給機に潤滑油を圧送するターボ用潤滑通
    路に、 該ターボ用潤滑通路を流れる潤滑油の油圧を高める油圧
    調整手段と、 タービン軸の振れ量が大きくなるターボ回転領域におい
    て、ターボ過給機への潤滑油の油圧を高めるように前記
    油圧調整手段を制御する油圧制御手段と、 を設けたことを特徴とするターボ過給機の潤滑装置。
JP25557584A 1984-12-05 1984-12-05 タ−ボ過給機の潤滑装置 Pending JPS61135933A (ja)

Priority Applications (1)

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JP25557584A JPS61135933A (ja) 1984-12-05 1984-12-05 タ−ボ過給機の潤滑装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP25557584A JPS61135933A (ja) 1984-12-05 1984-12-05 タ−ボ過給機の潤滑装置

Publications (1)

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JPS61135933A true JPS61135933A (ja) 1986-06-23

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ID=17280618

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JP25557584A Pending JPS61135933A (ja) 1984-12-05 1984-12-05 タ−ボ過給機の潤滑装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110094225A1 (en) * 2009-10-28 2011-04-28 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Internal combustion engine
US20120067306A1 (en) * 2010-05-04 2012-03-22 Ford Global Technologies, Llc Internal combustion engine with liquid-cooled turbine
JP2017193977A (ja) * 2016-04-19 2017-10-26 スズキ株式会社 鞍乗型車両

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